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はてなキーワード: 車両とは

2023-12-21

anond:20231221234055

あるなあ、過失割合が向こうの方が大きいのに車両単価が違うので

結局同じぐらいの負担金額になったことがある

自転車青切符は人が死ぬからやめたほうがいいよ

自転車の無茶な運転が多すぎる!←わかる

さっさと取り締まれ!←ちがくね?

あなた方が望んでいることは、交通事故による被害者が減ることですか?それともムカつく自転車乗りが罰金を払ってスカッとすることですか?

被害者が減ることを望んでいるなら、今の状況での青切符は反対してください。

自転車乗りに罰金を払わせたいなら止めませんが、「事故を減らすために!」とか正義のフリしないでください。胸糞悪い。

今の状況で青切符を導入すると、今より多くの人が死にます

まらない罰金を払うのが嫌になった自転車がこぞって車道を走るようになれば、車との事故が増えるのは当然。

しか歩行者vs自転車ではなく、自転車vs自動車バイクという事故になるので、事故の重大さは増えます

理由簡単

交通ルールを守ることと、安全に走ることが必ずしも一致していないから。

その多くは路上駐車が原因。

自動車などに比べて速度の遅い自転車は、車道の中心を走ることで容易に交通の妨げとなります

それを避けるには道路の脇を走ることが求められますが、それを駐車車両が容易に阻害します。

車にしてみれば、道路上を低速でフラフラと走る自転車ストレス以外の何物でもなく、そのストレス簡単に人の判断力を鈍らせます

これはあくま確率論の話であって、倫理道徳の話ではないです。

倫理的に考えれば、誰だって車道を走る自転車には優しくするのは当たり前だってことはわかってます

ただし、それはあくま自分に害をなさな存在からこそであって、何かしらの理由自転車から邪魔をされた場合に、感情に負けてその正義が逆転してしまうのが人間です。

あおり運転が悪いことだと皆がわかっていてもなくならないのと同じです。

例を挙げれば、信号の前方に路上駐車する車両が止まっていることがわかっている状況であれば、あくまで左右の安全確認した上で、信号無視してでも自転車が先行したほうが自転車も車も安全が守られるという状況はいくらでもあります

信号を待って自動車と同時に出発するほうが、お互いにとってストレスが高く、事故確率が高くなるのは馬鹿でもわかることです。

その方が危険だとわかっていても、ルール側を疑わずに守らない側を咎め理由とは何でしょうか。

歩行者犠牲になれと言っているわけではないです。

青切符という強制力を働かせる前に、自転車安全に走れるための交通ルールの整備と、自転車のみならず、歩行者自動車運転手側にも合わせて啓蒙活動をしてからしましょうという話です。

そうはいっても青切符施行されるでしょうから、とりあえず予言だけしておきます

青切符施行後、自転車被害者自動車交通事故死者数は、歩行者自転車交通事故死者数とは比較にならないほど増えます

増田で断言しても説得力がないことはわかってますが、そんなことも考えずに青切符導入を喜んだ人は、自分の苛立ちをぶつける腹いせで人が死ぬことくらいは覚えておいてください。

今の交通ルールと周知のままで自転車青切符だけを導入すれば、今より多くの人が死にます。これだけは言っておきます


追記

議論が進まないコメントして気持ちよくなってるやつ居るから先に釘を刺しておくよ。

他人のためのフリはしていません。

終始、「安全のため」に青切符に賛成している偽善者に腹を立てている内容です。

今の状況での青切符は「安全のため」にはなりません。むしろ被害者が増える可能性さえあり危険です。

終始そのことしか言っていません。

自転車乗りがムカつくから罰金を取れ」と言っている人には腹を立てていません。

そう思っているのに「安全のため」と偽善に振る舞って、青切符に賛成している人間に腹を立てています

理由を一切書けていなくありません。

「今の状況でルールを守ることと安全に走ることが一致していない」の一言に尽きます

嘘だと思うなら都内車道交通ルールに従った上で走ってみてください。

ルールを守ることに比例して安全だと感じられなければ証明終了です。

ルールを守ることで返って危険だと感じたなら、素直に負けを認めてください。

なぜそうなるのかは要因が多すぎるので一例にとどめましたが、多くは路上駐車、つまり車側の違反行為です。

それに加えて、自転車側の交通ルールが世の中に浸透してないという状況的事実

歩行者、同じ自転車乗り、自動車、それら全てが、ルールを守っている自転車に対する理解に不足しています

そのような状況で、=ルールが世の中に浸透してない状況で、青切符というペナルティけが実施されれば、ルール理解しないで罰金を払いたくないと思考停止した自転車車道に溢れます

そうなれば車道上のストレス要因が増えることは必至で、それが事故増加の原因になるだろうことは誰が考えてもわかることです。

繰り返しますが、「今の状況で」青切符を導入するということは、そういう状況を招くだけだという警鐘を鳴らしているに過ぎません。

・悪質な違反者は擁護しません

ルールをわかった上で明らかに交通を乱すような悪質な違反者については一切擁護しません。

そんな人間のために青切符導入の反対はしません。

特にモペット。あれは自転車ではなくてバイクです。

なのであのヘイトをぶつける相手自転車乗りではなくてバイク乗りであり、まだまだ取締りが足りてない警察です。

販売店を一斉検挙するくらいやらないとダメ

・その他コメントに対して

「こうしたらいいよね」の大半はそのとおりです。

交通ルールとはそういうものです。

だけど守っていない人が大多数なのも現実です。

理由は、「分かりづらいから」と、「教わってないから」

ここに常識を持ち込むと議論ループするのでやめてください。

もしそれが常識だとするなら、とっくにルールは浸透しています

クソみたいなUIソフトウェアを使えと言われても、だったら先にUI改善しろと思うのが普通です。

はっきり言って、今の道路標識は自転車にとってクソUIです。

解決

自転車向けの道路標識を完備してください。

その上で、自転車を乗り始める時期の年齢から教育と周知を徹底してください。

教習所に通って免許を受け取った人が乗る自動車バイクと違って、自転車に乗る人間交通ルールに対する知識は与えられた環境によって差異が大きすぎます

一番理解がないレベルに合わせて、視覚的に間違いが起こらないようなUI道路標識を完備してください。

その後であれば青切符導入は賛成です。

自転車に乗ったら頭が悪くなりません。

まともに議論もしようとしないでクソみたいなヘイトに星をつけるのやめたら?

2023-12-18

anond:20231218115851

車両持ち込むんだからそりゃタクシーより利幅デカくないと筋が通らんやろ

2023-12-16

イスラエル西側から離脱してBRICs側につくという未来

イスラエル中東国家から蛇蝎のように嫌われており、中東孤立状態にある。

かつてアメリカを中心とした西側陣営サウジアラビア西側へ引き込もうと様々な援助を行ったが、結局今年八月にサウジアラビアBRICs(中露陣営)への帰属を発表し、アメリカ中東におけるパワーゲームは見事に失敗した形となった。

その失敗によって苦境に立たされたのはどの国だろうか? イスラエルである

イスラエルを掲げる武装組織複数あり、BRICs陣営某国がそれら武装組織支援しているというニュース公然の秘密である。一機数十万~数百万のドローンによって数億円の戦車破壊される映像が今回のガザ動乱では世界に向けて発信された。Poor warとでも言うべきか、武装組織安価かつ強力な兵器武装することに成功しており、毎年数千億円の軍事援助をアメリカから受け続けるイスラエルとは言えど、その対応には苦慮している。海外ニュースソース(アルジャジーラ)によれば、ガザ地区に投入された機甲戦力の23%に及ぶ九十台近い戦闘車両が現時点で破壊されており、その苦戦の色は濃い。また、前線で指揮を執っていた機甲部隊司令官の一人であるシェルダグ・ジオール大佐戦死したとのニュース11月に入って舞い込んできた。繰り返す通り、イスラエル孤立しており、支援された武装勢力によるPoor war果たして今後二十年三十年耐え続けられるかというと疑問であるイスラエル孤立している。


さて、そんな中で、今年の九月に入って、イスラエルサウジアラビアとの国交を回復させる政治交渉を開始していた。

これは、一度は西側勢力から離脱したサウジアラビアを引き戻すという意味での交渉であると、世界中の人々が捉えていた。

しかし、本当にそうなのだろうか?

勿論、この交渉十月に入って行われたハマスによる奇襲攻撃によって立ち消えとなり、サウジアラビア公式にこの国交正常化交渉を凍結したのだが、この2023年に至るまでの経緯を考えれば、イスラエルが本当にサウジアラビアに対して『西側に引き戻す』という悠長な交渉を仕掛けようとするだろうか?

寧ろ、イスラエルの人々に必要なのは、明らかに中東BRICs陣営に対する恒久的な平和条約であり、和解であり、友好関係である。勿論、歴史的経緯を考えれば、そのような友好関係を取り結ぶことは難しいものの、しかBRICs勢力が伸長していく中で、表立って彼らを敵に回すことは避けたいはずだ。わざわざ敵対的な態度を中東BRICs陣営に対して取り続ける意味は無いはずだ。


いや、一つだけある。そのような行動を取り続ける理由が一つだけある。

それは、西側陣営に対するアピールである

私たちあなたがたの予想通り、想像通り、BRICsの人々と対立していますよ』というメッセージは、西側イスラエルに対する友好的な態度を引き寄せるはずだ。というか、正直なところイスラエルBRICs陣営に対して強硬的な態度を取り続ける理由は、それ以外に無いのである

想像してほしい、周囲の国々を数十年に渡って侵略し、殺戮し、強権を奮い続けてきた国家で生きるということを、その国の為政者であることを。想像して欲しい。それが、どれほど心胆を寒からしめる事実であることかを。四方八方の国々が自国憎悪している、その渦中の国家為政者であることを想像して欲しい。彼らが喉から手が出るほど欲するであろうものが何であるかは、火を見るよりも明らかだ。それは恒久的な平和条約だ。


そして、それは許されないことなのだ。

西側陣営の一国であるというアイデンティティが、彼らに年間数千億の軍事援助を提供し続ける某国が、そのような願いを許すはずがないのだ。

2023-12-13

十数年まえにヤフオク検索で初代いすゞピアッツァ資料として現役当時の雑誌ムックを探してたときマイク・ピアザばっかり引っかかってイラいたことを思い出した

…その頃、ネットで初代ピアッツァを何台かレストアしてる過程ホームページにしてる人がいて、形式名はJRですが旧国鉄の現鉄道会社車両のページではありません、みたいな説明トップにわざわざ明記してあったのも想い出

2023-12-12

anond:20231212151627

最近車両タイヤハウスにして出っ張りの上もガードで囲って荷物置きスペースになって、座席は無くなってるんやで🥺

2023-12-10

anond:20231210112504

NAロードスター20年維持し続けてたお客さんが降りる事になった」は、2023年12月1日Twitter投稿されたツイートです。このツイートでは、10年間面倒を見ていた車両が降りることになってしまたことについて、悲しい話だったと述べられています。

また、このツイートでは「SNSロードスターに乗ったハゲのおじさんが晒されてて車も運転手オープン!って笑われててさ…」というコメントも寄せられています

2023-12-04

タフすぎるだろ

福岡国際マラソン男性選手大会運営車両にはねられ、転倒して右ひじの骨が折れるけがをした。選手は転倒後に立ち上がってレースを続け、そのままゴールした。

尊敬するでっ!

2023-12-03

anond:20231203175643

車両代金は一括がいい

自賠責自動車保険とかガソリンとか整備(オイルなど)とか駐車場代とか高速代とかのランニングコストがかかるからそこにローン返済金あるとなかなか。

2023-12-02

弱者男性優先席や専用車両は割り当てられない

正規に始発駅から乗るか頑張って指定席を目指すことでしか座ることはできない

2023-11-26

1歳過ぎの息子が愛想が良いので道行く様々な人にかわいがってもらえる。あやしてくれたり手を振ってくれたり。

印象的だったのは、特急車両で隣り合って窓側に座っていたスーツイカツイおじさん。私達が後から通路側に乗ってきたのだが、腕を組んで目を閉じていた。抱っこしている息子が騒いで嫌な顔されないかヒヤヒヤしていた。

おじさんは目を細く開けて息子を一瞥すると、そっと、下がっていた窓のブラインドを少し上げて、また目を閉じた。

(あっ、息子に窓の外を見せてあげようと…)

おじさんかわいいなって思った。息子は寝た。

痴女なんていないと思う人が多いけど、高校生の頃通学の電車でいつも同じ車両に乗るオバサン(40代以降だと思う)に尻を股間にぐりぐり押し付けられたことがある

怖くなって翌朝から乗る車両変えた

2023-11-24

「前の車両が遅れています」「ダイヤの乱れで」anond:20231124110900

何故遅れを取り戻そうと後の電車スピードを上げないの?


前の電車に合わせて遅らせるの?

2023-11-22

途上国鉄道と、たばこ

6、7年前のこと。

当時、私は大学を1年休学し、アルバイト貯金を貯めては発展途上国に旅に出るという生活を送っていた。

いわゆるバックパッカーという奴で、当時はうだつの上がらない大学生を中心にとても流行っていた。

私はとある発展途上国にいた。というか、タイにいた。

国民からの支持も厚きプミポン国王陛下(大変偉大だった。名前の響きも良い)がまだご存命であらせられた頃の微笑みの国で、途上国と言っても過ごしやす場所だった。

主な活動拠点であった首都バンコクにはそこら中にコンビニがあるし、バンコクでなくても観光地ならそこら中にコンビニがあった。

距離の移動も楽で、自動車バイクトゥクトゥクなんかのタクシー車道を(適宜信号無視しながら)縦横無尽に行き交っていた。

足に自信があればレンタル自転車でも移動できたし、自信がなくてもレンタルエレファント騎乗することによってなんか自分がとても偉くなった気分にもなれた。

だが、長距離の移動は辛かった。

何十キロも移動する場合貧乏学生に与えられた選択肢乗合バス国有鉄道の2択になる。

私はこの1年後、南国フィジーで偶然出会った黒人雰囲気でビガップするまで乗合バスというもの食わず嫌いしていたのでタイで乗ったことはない。乗り込んだら最後ギャング鮨詰めになったファベーラっぽい場所に連れて行かれるような気がしていたからだ。

なので国有鉄道ばっかり乗っていた。

国有鉄道は大変安価で、バンコクから国中に放射状に線路が伸びていたっぽい。バンコクのなんか名前の長い駅からどこへでも行けるし、どこからでもバンコクに戻れた。

だだ、乗り心地は酷かった。

座面も背もたれも材質不明の硬い何か(プラスチックっぽい)で長時間乗るとケツが割れる。

はいつも半開きなくせになぜか換気能力が低く、どの車両に乗っても独特の臭いがした。しかもこの窓は出入り口でもあった。車両が駅に停車すると野生の物売りたちが華麗な身のこなしで窓から乗り込んでくるのだ。なので泥とか砂とかがいろんなとこについてた。

最も難儀したのは、夕方夜にかけて、バンコクから地方に向かう鉄道の車内である

一つ考えてほしい。我々日本人は、夜にへとへとで電車に乗りこんだものの、座席が空いていなかったらどうする? 観念して空いている場所に立つか、次の電車を待つかするだろう。

タイ疲れた人々はどうだろうか。そんな非効率的なことはしない。

何故なら、電車には床があるのだ。そして疲れているのだ。疲れている人は、座るか、寝るのだ。

そう、電車の床に座って、寝るのである。それも、スペースがあればあらゆる場所に。

座席の肘置きはもちろん、座席の下に潜り込んで疲れを誤魔化す。始発のバンコクならまだスペースに余りもあるが、途中の街から乗り込もうものなら、扉をあければもうみっちみちである

しかも、地方に行くほど駅が減る。1時間停車しないということもあった。つまり、長時間、めちゃ揺れる車内に、みちみち。

さて、以上が前情報である

私はその日の夕方とある観光地から別の観光地に向かう鉄道に乗り込んだ。そして、普通に行き先を間違えた。

動揺を押し隠して途中下車し、優しい駅員の指示のもと折り返しの電車を待った。折り返しの電車が来るころには、空は暗く、月が輝いていた。

やたら笑顔の駅員にはにかみながら、私はやってきた車両に乗り込んだ。

それはバンコクが始発の地方へと向かう鉄道だった。

扉を開けると、わぁ……人がみっしりしていたぁ……。

足の踏む場もないほどの人の密集具合に、育ちのいい小学生ほどもあるバカみたいにでかいリュックを背負っていた私は、車両にいることさえ不可能なのではないか思った。

そしてちゃん不可能だった。

行き場所を失い、半分外みたいな場所に追いやられた私は、そこが電車の連結部であることに気づいた。(賢いので)

日本電車の連結部は大抵、人間がおっこち線路脇のゴミにならないように何かしらで覆われている。だがその車両は違った。

連結部の左右は吹き抜けで、端的に言うとめちゃくちゃ危なかった。

だが、私の居場所はそこにしかなかった。私は肩の荷を慎重に下ろし、それに腰掛ける形で車両入り口の扉に向かい合った。バランスを崩すとそのまま車両から脱落する可能性が大いにあったので、足を広く開き、腕は胸の前で組んだ。RPGボスみたいな座り方だな、と思った。

それからしばらく、私は連結部の主だった。

どれぐらい動的不動の時間が過ぎたか、12、3歳の少年が、扉を開いて入ってきた。

続きはまた今度書く。

さて、続き。

少年の年齢は私の推測である。見慣れた日本人ならともかく、他人種の正確な年齢など私にとっては一目見て分かるものではない。

ただ、少年は成人男性の顎ぐらいの身長スポーツ刈りだった。よれよれのシャツを着て、よれよれのズボンを履いていた。

少し話は逸れるが、私がタイを訪れ、タイ人と出会って抱いた強い印象の中に『なんか目がキラキラしている』というのがある。これは漫画的な表現ではあるけれど、これが一番適切な表現だと信じている。涙袋のせいだとか二重がどうこうといった美容的なことは知らないので詳しくはわからないが、タイ人の多くはどことなく目が大きく、それでいて黒目が抱き込んでいる光がたくさんあるように見えたのだ。今昔の写真で見返すとそんな風にも感じないのが不思議だが、とにかく、当時の印象としては、大人から子供まで、とにかくキラキラした瞳を持った人間が多く、特に子供たちはだいたいキラキラだった。屈託のないとか、卑屈な感じじゃないとか(実態はともあれ)そんな感じだったのだ。ちなみに、現地でインド人もたくさん会ったが(外人スーツを仕立てさせる押し売り流行ってたっぽい)特にそんな印象はなかった。

さて、話を戻すと、その少年もまた瞳がキラキラしていた。表情は特に無かったと思う。連結部は車両の光で明るく、顔はよく見えたはずなのだが、今思い出せるのは瞳の印象だけである

少年は私を見ると、なんか言った。タイ語は全くわからなかったので、私は唯一知っているタイ語で挨拶をした。

「サワディカ」どこでも使えて便利な挨拶だった。

すると少年は少し笑って、挨拶を返してくれた。浮かれた様子はまったく無かったので、彼にとっては電車の連結部で見知らぬ外国人がふんぞり返ってる状況など慣れたものだったのかもしれない。

私は気が楽になって、アイフォン(当時はオンボロの5を使っていた)を取り出してイヤフォンを耳に入れると、昨日ホテルWi-Fiダウンロードしていたアニメを見始めた。

画面に青白い顔でピンク色の制服を着た女子高生がウロウロしたり電気をつけたりするオープニングが流れ出すと、少年が近づいてきてそれを覗き込んだ。

私は少年の顔を見た。少年は、驚きとか、興奮とかそういう表情を浮かべてはいなかった。ただ、じっとアニメーションを見ていた。私は途中からイヤフォンコードを抜いて、音量をあげた。

そのオープニングが終わると、別のアニメのオープニングを流した。それからアイフォンに入れていた日本アーティストMVや、ディズニー映画ミュージカルシーンなんかをいくつか再生した。

私は映像を流し見しながら、少年を見た。少年はだいぶ負担のかかりそうな首の角度で、画面を凝視していた。

海外の反応集みたいな大きな反応を期待したが、そういうものはなかった。だが、私には分かるような気がしていた。幼い頃、実家で兄が怪物と戦うゲームを遊んでいた時、たぶん私もこんな風に画面を凝視していた気がする。

しばらくして、私は再生するのをやめて、アイフォンしまおうとした。少年に見えるように持っているのが普通にしんどかったかである

すると、少年がなにやらそれを止めた。

まだ何かが見たいのかと思ったが、どうやらそれも違う。自分写真を撮ってほしいということを身振りやら表情で伝えてきた。

そんなことならとカメラを向けると、少年ポケットからさな箱を取り出した。

それはたばこだった。

真っ黒な内蔵の写真が雑にプリントされた、やたらグロテスクパッケージタバコである。当時、タイたばこは全て買う気が失せるようなパッケージをしていた。(今もかもしれない)

私は少しだけ衝撃を受けた。少年は明らかにタバコを吸っていい年齢ではない。タイではそういうものなのかもと思ったが、そんなわけないなとすぐに思い直した。

が、一介の腐れ大学生で、この国のことを何も知らない観光客である私には、目の前の未成年喫煙を止めるような義務も、権利もない。

少年は慣れた手つきでたばこを取り出すと火をつけて、口元に持っていって、動きを止めた。

どうやらポーズが決まったらしい。私は写真を撮り、それを見せた。

少年素人のブレブレで光の加減も適当写真を見て、口の片方だけを上げるやたらニヒルな笑い方をした。私も真似した。

それが気に入ったのか、少年は私にタバコの箱を差し出した。吸うか? ということらしい。

私は普段タバコを吸わない上に、未成年からこんなものを勧められるとは、などと色々と迷ったが、こんな経験も貴重だろうと一本いただいた。

少年ライターを借り、私はタバコに火をつけた。そして一口吸った。普通の煙たいタバコだった。

私と少年は少しの間、揺れる車両の連結部で煙をふかした。吐いた煙もタバコの先から出る副流煙も、すぐに飛ばされていった。

少年は私がたばこを吸い終わるのを待って、吸い殻を引き取ってくれた。そして、車両の外に放った。私はポイ捨てとかが嫌いな人間だったが、それをここで誇示してもしょうがないなと思ったのを覚えている。

私は車両に戻ろうとする少年の肩を少し叩いて、アイフォンの内カメラを見せた。一緒に写真を撮ろうという意思表示である

少年は少し照れくさそうにしていたが、写真を撮る瞬間だけ何故かすごいハードボイルドな顔をしていた。たばこを吸っている写真を撮らせたり、なにかそういうのが流行っていたのかもしれない。

そして、少年は人でみっしりの車内に戻っていった。

私は車両連結部の主に戻った。

私は時折車両の揺れによって荷物経由でケツを叩かれてバウンドしながら、ぼんやりと思った。

この電車は、私が乗り込んだ駅から、まだどこにも停車していない。私が乗り込んだ駅にはあの少年はいなかった。つまり、彼はどこか遠くからずっとこの電車に乗っているのだ。連結部で少しの時間を過ごしたが、親や兄弟と思しき誰かが様子を見に来ることも無かった。時刻はとっくに夜だった。平日だった。少年の様子は、何も特別ものではなかった。

の子は家から離れた場所に働きに出ているのだろう。と結論づけた。

翻って白状すると、私は就職活動から逃げるためにバックパッカーをしていた。

ただし、当時の私は反省などしなかった。今もしていない。自分がやっていることは間違いじゃないし、こういうことしていたからこういう経験ができたわけだし。

だが、瞳だけはキラキラで、貧乏風体の、サラリーマンみたいな貫禄の少年に、思うところがないわけでは無かった。

少年自分比較して、自分の子時代評価していたことにも気づいた。

意味のないことをした。と思ったと同時に、何かとても価値のあるイベントに参加したような気もした。

それから電車はいくつかの停車地を経て、私を目的地へと運んだ。

電車を降りる時、さりげなく少年を探したが、彼は見当たらなかった。

私は何故かさらに少しだけ気分が良くなり、意気揚々と宿を探すことにした。

宿を探すのにはさらに1時間近くかかり、しかも宿のベッドで南京虫と格闘することになったため、私は激怒した。

そして、私は再びろくでなし大学生に戻った。

結局、特に何かを伝えたい話ではない。

2023-11-21

厚顔で歩道を走る自転車

人一人分しかない歩道自転車で走るなよ

おまえの目は言葉通り節穴なのか

隣の車道自動車走ってるか?

走ってないよな、だったら車道走れよ

あと自転車は小型車両からな、左通行しろ

おまえは逆走してることになるぞ

いい年なんだから交通ルールぐらい理解しろ

anond:20231120235627

だってバス運行を他の皆の車両邪魔するんだもん

ありゃーストレスたまるわー

からせめてバス路線沿いは市民余所者どっちも自家用車交通禁止するしかないんやて

2023-11-20

anond:20180401144108

日々利用している側だけど、

申し訳ないと思う

エクストリーム便のボコボコ車両見てると、

車両直す暇もないのかと同情する

住宅街スピード出しすぎだし、あぶないと思う

ちょっとした幸せ

休日とある田舎にある空いた駅

電車を降りるなり全速力で走る子供

先頭に着くと首からぶら下げたスマートフォン車両に向けて写真を撮る

そんな子供を全速力で追いかけるお父さんとお母さん

電車写真必死に撮る子供

そんな子供必死に撮る親

そんな親と子を撮って駅員に声をかけられる僕

ちょっとした幸せな週末のひとコマ

2023-11-19

宇津野宮という田舎出張になった

横断歩道の前に立っていても停止する車がないことに気づいた。車が途切れたので横断歩道に一歩踏み出すと近づいてくる車が加速しバッシングしてきた。殺されるところだったと言ったら同僚に忠告された。ここは栃木県だぞ、栃木県民にいったい何を期待する気だと言われた。栃木県で死にたくなければ栃木県民、とくに自動車には近づかないことだ。また同僚はこのあたりは朝と夕方に車で入ってはいけないエリアがいくつかあると言った。そこは四方幹線道路に囲まれているため朝と夕方通勤時間帯は全ての道路がはげしい渋滞となり、身動きができなくなるという。この時間帯に自由に動ける車両は緊急車両だけだ、歩きか自転車をすすめるよと言われた。そういえばいま歩いているこの道は反対側に歩道がないことに気づいた。同僚によれば歩道がない道が多いらしい。

女性専用車両がありがたい

自分は男ではあるが女性専用車両の愛用者であり、おかげで日々快適に通勤できている。

厳密に言えば女性専用車両ではなく、女性専用車両時間が終わった直後に女性専用車両マークがある車両に乗っている。

女性専用車両判断つかない時間帯に乗るのが、他の男どもは怖いらしく、前後車両と比べると明らかに空いている。

世の女が無条件でこの特権を使えることは妬ましいが、女性専用車両がないよりはある方が自分も快適なので、ありがたく便乗させてもらっている。

2023-11-17

anond:20231116154752

歩兵戦闘車両ダブルオーって小説があってな

その作品の合体ロボでなければならない理由というのが秀逸で笑った

機会があればぜひ多くの人に読んでもらいたい

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