はてなキーワード: 華子とは
「ISLAND」
ヒロインだと思ってたら娘だった…?しかも時間を戻ってたんじゃなくて時間を止めてなぜか同じシチュエーションが繰り返される世界だった??
……捻り過ぎだろ
もっと真ヒロインである母親との絡みというか、兆し的な描写が欲しかったような気もする最後駆け足すぎた
面白かったけど運が悪かった。同時期に「あそびあそばせ」というダークホースが潜んでいたとは…
邪神ちゃんとユリネのコントは面白いんだけど、その他のキャラとの絡みももっと欲しかったきもする
目立っていたのはメデューサくらいだった
ママァ…は?!管理人さんは炬燵だった?!人をダメにする管理人さん…
しかし一番ドキドキしたのは妹ちゃんの友達二人組に挟まれてるときだった。あの二人はヤバい(含性的意味)
面白かったです。あれだななろう系の皮をかぶった正統派ライトノベルでしたね
たった1カットで、眼鏡標準装備のアリシアさんを軽く飛び越えていきましたよ?
アリシアさん損な役回り…幸せになって欲しいな(2番目に好み)
しかしディアヴロの過去のトラウマがあんな形で伏線になっていたとは
作画は褒められたものじゃないですが、大切な人を思いやる気持ちは凄く伝わってきました
正直ヒロインが空気だったような気もしますが、旅を通じて絆を育んでいたからこそ奇跡が起こせたんでしょう
「七星のスバル」
んーつまらなかったなぁ…アリシアさんといい今期眼鏡不遇過ぎない?
ゲーム内の能力を現実でも使えるというのは結構わくわくしたんですが
主人公たちの目的がそれを阻止する方向になりそうで設定を生かせそうにない
安っぽい仲間ゴッコと言ってしまえばそうなんだけど、恋愛絡みがあるから余計にそう感じるのかも知れん
「はるかなレシーブ」
面白かったです。エロスはほとんど感じないんだけど…いや~いいケツしてたなぁ!!
後半試合に持っていかれましたが、かなたの元カノ関係が話の本題だと思うのでその話が欲しかったか
面白かったです。しかしなんてありがたみの無いパンツなんだっ(吐き捨てるように)!
原作漫画の納豆のような作画とはいきませんでしたが、逆にチオもマナミも漂白されて可愛くなりましたね
つまらなかったです。芸能人が見たいんじゃないんだよなぁ~業界ものとしてもアイドルものとしても中途半端
なげぇよ。もっとイチャイチャしろ!あとOVA付原作漫画で稼ぐ気だな
これもなろう系の皮をかぶった正統派ライトノベルでしたね。悪くは無かったんだけど戦闘がつまらなかった
作画の出来はしょうがないにしても、もっと面白く出来たポテンシャルはある作品だと思うんだけど
戦闘を描く(作画的な意味では無くて)のが苦手な人が多いのかな
「あそびあそばせ」
こっちの眼鏡は一人接吻を経験してしまい、やはり眼鏡は不遇なのか何故だあんなにエロいのに?
しかしまともな人が一人も居ねぇw委員長お前までもw 特にオリビア兄w
同姓同名の友達がいる。山田花子と山田華子くらいの違いはあるので、正しくは“ほぼ同姓同名”になるのだけれど。血液型も生まれ年も同じで(私たちは早生まれで、私たちが出会ったとある集団におけるその年の生まれは私と彼女だけだった)ちょっと運命めいたものを感じている。すべての人に運命の出会いというものが用意されているのだとしたら相手は彼女だろうな、と思うくらいに。
先日、ふたりで旅行をした際、彼女から「男じゃなくてごめん」と謝罪された。「私が男だったら、私たち、絶対に付き合っていたよね」と。それから前世はまちがいなく夫婦だったということや来世ではたとえ男同士に生まれていたとしても結婚しようというようなことを話した。私と彼女は慣れない日本酒をそこそこのペースで飲み終えたあとで、完全に酔っ払っていた。素面ならば彼女は同性愛に嫌悪感を示す性質だろう(と私は思っている)。それでも、否、だからこそ彼女の言葉はほんとうに嬉しかった。
いつか、彼女が結婚したら同姓同名ではなくなるのだと思うと寂しい気持ちになる。できるだけゆっくり彼氏を見つけてください。そうして、ゆっくり結婚してください。ただ、友達として忠告しておくと、長瀬くんは現実にいるけれどいないようなものなので諦めたほうがいいと思います。
このアルバムはすごい名盤だってものすごく語りたいです。音楽にうるさい方々にも積極的に聴いていただきたいなと思う次第です。
でも、こういうのをあまりべた褒めするのって結構怖いですね。音楽の好みは人それぞれですし。
自分が最高!って思ってても世間的には全くそんなことないなんてことは本当によくあります。妙に褒めると反発をくらいかねないです。
実際、音楽雑誌とかの「2015年ベストアルバム特集」をぱらぱら読んでみても全然話題に出てなかったので。まあそんなもんです。自分の視野が狭いだけです。
とはいえ、それなりに注目されて評価されてるのかなってのはなんとなく勝手に思っていたので、年間ベストに入ってなくてちょっとがっかりしました。
だから自分で語ろうかな、と思い至るわけですが、やっぱり、ハマってしまったあまりに冷静さを失った文章になる気がするので、書いて叩かれるのが少し怖いところはあります。
花澤香菜とは、声優です。人気若手女性声優です。名前くらいは聞いたことがある人が多いと思いますし、検索したほうが理解は早いです。
声優の中ではアニメの出演数がトップクラスに多いです。1年間に何十本も出ていたりします。最近は少し落ち着いてきましたけどね。
特徴は、ウィスパーボイスというか、天使のようにかわいらしい声ですね。ヒロインボイスです。個人的には少し荒げた演技も好きですが。
声に含まれる倍音成分がものすごく豊富らしいです。科学的に実証されてるらしいです。
声優なので、当然ソロで歌手デビューする前からキャラソンとか歌っていました。化物語の「恋愛サーキュレーション」という曲がレジェンド級に有名です。
あと、セキレイという作品のライブで歌った時の歌い方がネタにされてて、わりと音痴っぽい扱いを受けてました。
そして、2012年に満を持してソロ歌手デビューをするわけですが、みんな歌の方は割と心配してました。
私も深夜アニメはよく見ていて花澤香菜さんのことは当然知っていましたが、当時は特別好きというわけでもありませんでした。
しかし、プロデュースするのがROUND TABLEの北川勝利だというニュースを聞いてにわかに興味が湧いたのを覚えています。
ROUND TABLE、及びfeaturing Ninoは好きで聴いていましたし、声質との相性も良さそうだということで、けっこう期待していました。
その後2013年に1stアルバム「claire」がリリースされたのですが、確かに名盤でした。
北川さんをはじめ、中塚武、神前暁、カジヒデキ、宮川弾、矢野博康、沖井礼二などなど、渋谷系の流れを汲むポップス好きにとってはたまらない作家陣で、花澤さんにぴったりの歌を作ってくれました。
花澤さんも声優らしく表現力豊かに歌いこなしていて素晴らしかった。「マダダーレモー」とはなんだったのか。たぶん自分の歌い方ってのを少しずつわかっていったんでしょうね。
1年後の2014年には25歳の誕生日を迎えることにちなんで25曲入りのアルバム「25」をリリースしました。ものすごいハイペースです。
この2ndアルバムでは岩里祐穂さんを作詞に迎え、花澤さんと意見を交わしつつパーソナルな部分を反映させた曲作りをしています。
そのうえで、25曲という多さを生かして幅広いジャンルの曲に挑戦していきました。
そんなこんなで、アニメやらレコーディングやらライブやらで多忙を極めた後に迎えたソロ活動3rdシーズンの集大成が「Blue avenue」になるわけです。
Blue Avenueがリリースされるまでに、3つの先行シングルが発売されました。
しかし、この3曲を聴いて「このアルバムってこんな感じか」と思ってはいけません。
むしろ、この3曲がアルバムの中で最もコンセプトから外れている曲といっても過言ではないでしょう。
では、このアルバムはどんなコンセプトで制作されたのでしょうか?
「Blue Avenue」のコンセプトは一言でいえば「ニューヨーク」です。
テーマがニューヨークになった経緯はインタビューで話されています。
──今作のテーマは「ニューヨーク」とのことですが、なぜこのテーマを?
ニューヨークはわりと後付けなんです。アコースティックライブの「かなまつり」みたいな少人数でのライブを何度か経験して、少ない音と声で作り上げる空気感っていいなと思っていて。
3rdアルバムの方向性を考えているときに、「あの自由に音楽を楽しむ感じを生かすなら、ジャズをやってみるのもいいんじゃない?」って意見が上がったんです。
その中でニューヨークというキーワードが浮かび上がって。ジャズの街でもあるし、ほかの新しい音楽に挑戦するのにも「ニューヨーク」をテーマにすれば統一感のある作品になるんじゃない?って。
ジャズ、AOR、フュージョン、レゲエなど、これまでのアルバムと比べると「大人」な雰囲気を持った曲が多めのアルバムになっています。
そして、ニューヨークといっても70~80年代くらいのニューヨークのイメージという感じがします。
それはSwing Out Sisterが参加してるのもあるかもしれませんね。
詳しい方ならば、楽曲のクレジットを見ればこのアルバムがどういったアルバムなのかがわかるかもしれませんね。
ということで曲目・スタッフリストを載せたいのですが、長いので記事の末尾に載せました。
こういうのをあまり主張するのもどうかと思うんですが、参加しているミュージシャンが豪華です。
クレジットを見ていただければわかるように、今までのアルバムでおなじみの作家陣に加え、シングル曲ではSTUDIO APARTMENTややくしまるえつこがサウンドプロデュースをしたり、2つのニューヨークレコーディング曲においてウィル・リーやスティーヴ・ジョーダンなどの海外のスタジオミュージシャンの参加、80年代から活躍するイギリスのユニット・スウィングアウトシスター提供曲など、一流の人たちがたくさん参加しています。
まあ、極端な話、名前は知らなくてもいいと思うんですけどね。聴けばわかりますから。「I ♥ NEY DAY!」「Nobody Knows」での軽快なドラムが気持ち良いなあとか、「Dream A Dream」の洋楽っぽい感じがすごい良いとか。ここでいう洋楽っぽいってのは英語圏の歌っぽいなあっていう意味ですね。洋楽の日本語カバーみたいな雰囲気がありますね。それもまた味。そして、セリフのパートがあって、もしかして本業が声優であることを意識して作ってくれたのかなとか想像してみたり。
おなじみの作家陣もすごい良い仕事をしてくれています。というかキレキレです。特に矢野博康作曲「We Are So in Love」が光ってますね。4つ打ちのフュージョンで、イントロからもうたまらないです。シンバルズの頃から思っていたんですが、矢野さんは王道のポップソングもいいんですけど少し趣味に走った感じの曲を書くと時々とんでもない名曲を生み出しますね。
一つだけ主張しておきたいのは、みんな決して無駄遣いではないということですね。すべてが良い方向に結びついています。
「ニューヨーク」というコンセプトがあって非常に統一感があるのが素晴らしいです。
最初に「シングル曲がコンセプトから外れている=ニューヨークっぽくない」と言っておいてなんなんだ、と思われるかもしれませんが、このアルバムの面白いところは3つのシングル曲が違和感なく自然に収まっているところなんですね。
バラードの「君がいなくちゃだめなんだ」が終盤に入ることでアルバムがよりドラマチックになっています。そこから最後の曲「Blue Avenueを探して」に続くのがもう最高ですね。西寺郷太さんの歌詞がいいんですよ。
クラブミュージックの「ほほ笑みモード」ややくしまるえつこさんの個性が色濃く出ている「こきゅうとす」も、意外なくらい自然に入ってるんですよね。それは曲順が考えられているのもあるんですが、「ほほ笑みモード」がアルバム用ミックスになっていたりなど、音づくりにこだわっているからというのもあるのでしょう。後述しますが、このアルバムは音が良いです。
アルバムとして非常によくまとまっていて、通して聴いた後の余韻が良い感じです。
NYで録音した2曲は際立って音が良いんですけど、それに劣らず全体的に非常に高いクオリティの音づくりがされています。花澤さんのアルバムは1stの頃から一貫してソニーの茅根裕司氏がマスタリングエンジニアを務めていて、常にクオリティが高かったんですが、今回は最高の出来栄えなのではないでしょうか。オーディオに詳しいわけではないので断言はできないですけど。
シングル曲が違和感なく収まっているのもマスタリングによるところが大きいのでしょうか。詳しくはわかりませんが、ぜひ良いヘッドホンでじっくり聴いてほしいと思えるくらい良い音です。
ニューヨークっぽいということでAORとかフュージョンを取り入れた、と聞いても正直ピンとこない人が多いんじゃないかと思います。AORってどんな音楽かを説明できる人って実はそんなに多くないのではないかと。結構マニアックなところを突いてきてると思います(そんなことないよ、常識だよとお思いの方もいるでしょうが)。
でも、そういうジャンルとか全く分からなくても「良いな」と思えるようなアルバムになっているのではないかと思うのです。それは曲自体がそう作られているというのもあるかもしれないんですけど、やはり花澤香菜が歌うということでポップスとして完成されるというか、そこに花澤さんの歌のすごさがあるのではないかと思っています。
3rdアルバムを出すまでの3年間で60曲以上のオリジナル楽曲を歌い、ライブも精力的にこなしてきたからこそその次元に達しているというか、こういう曲を楽しみながらポップスとして歌える筋力がついたのではないかなと思うのです。それこそ「25」あたりの頃の怒涛のスケジュールが千本ノックのように効いてるのかもしれないですね。
1stの頃は作家の作る曲を最大限に活かすために歌うという感じ、それこそ声優としてディレクションに応えるような感じで歌っていたように思うのですが、「Blue Avenue」ではコンセプトの発端が花澤さんの意見であることからも、ちゃんと歌手になってきてるのだなと感じます。
当然ですが、豪華なメンツに霞むこともなく、曲に負けているだとか歌わされてるだとかいう印象を全く受けません。むしろ北川さんも他の作家さんも花澤さんをプロデュースすることで新しい扉を開けているような感じさえします。インスピレーションを与える「ミューズ」なのかもしれませんね。
私が花澤さんのアルバムの中で際立ってこれを好きなのは、花澤さんと作家陣が一緒になって制作している感じを受けるからなのかもしれません。化学反応が起きているのをひしひしと感じます。
また、花澤さんは1stの頃から自作詞曲を歌っているのですが、今回も2曲作詞していて、ちょっと詞もこなれてきたというか、アーティストとしての一面が出てきたような感じがします。
「タップダンスの音が聴こえてきたら」では音楽に身を委ねることの喜びをシンプルに書いていて、歌を楽しめている感じが伝わってきます。
タップダンスの音が 聴こえてきたら
軽やかなそのリズムに 身をまかせて踊るの
今はいらない ふみならそう 夢中になるだけさ
一方、「プール」では暗い部分を歌っている感じで、こういうのがあるとなんというか、深みが増しますよね。
花澤さんは詞を書くと少し重たい感じになってしまうみたいで、それもまた個性というか、人気声優としてバリバリ活躍している彼女の影の部分が垣間見れるようで、イイですよね。
どうやって喋ってたかな
ねえ どうやって眠ってたかな
どうやって歩いてたかな
ねえ どうやって 笑ってたのかな
わからない 思い出せないの
もしかしたらここまで惚れ込んでいる理由はライブを見たからなのかもしれません。花澤香菜の歌の魅力の真骨頂はライブにあるのかもしれません。
武道館公演の映像を収録した「Live Avenue Kana Hanazawa in Budokan」というBDが発売されているのですが、アコースティックライブの映像も収録されていまして、他にも素晴らしい映像特典もありまして、とても素晴らしい商品です。
花澤さんの歌って生演奏にすごく合うんですよね。地上波で「こきゅうとす」を披露したこともあるんですけど、それとは全然違いますね。ライブの「こきゅうとす」すごく良いです。
武道館ライブではバックバンドの通称「ディスティネーションズ」にホーンも加わって、とても豪華なものになっています。
一番の見どころはジェームス・ブラウンの「Get Up (Sex Machine)」(ゲロッパ)に合わせて花澤さんが好きなパンの名前を叫ぶというパフォーマンス(メロンパン!メロメロ!)。冷静に考えるとすごくくだらないシャレなんですが、演奏がガチであることと、みんなすごく楽しげな様子が印象的で、とても幸せな空間が出来上がってるなあと感じました。
あと、花澤さんのパフォーマンスがいちいちかわいらしいんですよね。「Merry Go Round」の振り付けとか。
そして、アコースティックライブが素晴らしいんです。花澤さんの生歌ってこんなに良いものなのか、とため息が出ますよ。本当に、歌がヘタであるような扱いをされていたのが嘘みたいです。声量は確かにそんなにないのですが、歌の細かい表情付けがたまらなく上手いです。ピアノとギターだけの少ない音だと余計に際立ちますね。
誰にと言われれば万人に、と言いたくもなるんですけども。
最近、星野源やらceroやらで、ブラックミュージックとかシティポップとかそういう言葉がよく聞かれるようになったんですけど、このアルバムもそれと同じ文脈で語ることができるのではと思います。
「シティポップ」ってもはや言葉が独り歩きしだしてよく分からない感じなんですけど、街のことを歌うのがシティポップだとするなら「Blue Avenue」も十分当てはまりますよね。
また、北川勝利さんをはじめとした作家陣は、最近再評価の流れがある気がする「渋谷系」や、最近流行り気味の新しい「シティポップ」の世代の狭間にいる人たちなんですよね。どちらも独り歩きしてあやふやな状態にある言葉ですけど。
良質な音楽を作ってきながらも長らく日の目を見なかった人たちがこうやって素晴らしいものを作り上げてくれている、というのも感慨深いものはありますね。
そして、70~80年代のニューヨークイメージってことで、けっこうオッサン向けなのかもしれません。……年間ベストに入らなかったのは革新性がないと思われたからなのかも。私は花澤香菜さんが歌うだけで十分新しいと思うんですけど。
というわけで、以上、Blue Avenueについてでした。
花澤香菜「Blue Avenue」インタビュー - 音楽ナタリー Power Push
http://natalie.mu/music/news/111594
花澤香菜×北川勝利が明かす、“極上のポップソング”の作り方「人生と音楽がより密接になってきた」|Real Sound|リアルサウンド
http://realsound.jp/2015/04/post-3000.html
作詞 : 岩里祐穂 作曲・編曲 : 北川勝利 ホーンアレンジ : 村田陽一
Bass : Will Lee
Drums : Steve Jordan
Electric Guitar : David Spinozza
Piano, Organ : Rob Mounsey
Trumpet : Jeff Kievit
Trombone : Mike Davis
Saxophone : Andy Snitzer
Conga, Tambourine : 三沢またろう
Electric Guitar : 山之内俊夫(流線形)
Wind Chime, Chorus : 北川勝利(ROUND TABLE)
Chorus : acane_madder
作詞 : 岩里祐穂 作曲・編曲 : STUDIO APARTMENT
Guitar : 堀越雄輔
Vocal Direction : 北川勝利(ROUND TABLE)
Sound produced by STUDIO APARTMENT
作詞 : 岩里祐穂 作曲 : 北川勝利 編曲 : 北園みなみ、北川勝利
Bass : Will Lee
Drums : Steve Jordan
Electric Guitar : David Spinozza
Piano, Organ : Rob Mounsey
Trumpet : Jeff Kievit
Trombone : Mike Davis
Saxophone : Andy Snitzer
Conga, Tambourine : 三沢またろう
Wuritzer, Claviniet, Analog Synthesizer : 北園みなみ
appears courtesy of Polystar Co.,Ltd.)
Wind Chime, Shaker : 北川勝利(ROUND TABLE)
Chorus : acane_madder
作詞・作曲・編曲 : 宮川弾
Programming, Clarinet, Saxophone, Chorus : 宮川弾
Guitar : 後藤秀人
Chorus : acane_madder
作詞 : 岩里祐穂 作曲・編曲 : mito
Drums : 千住宗臣
Guitar : Saigenji Permalink | 記事への反応(0) | 15:20
ずっとずっと前、まだポケベルから携帯に移行しかけていた頃の話。
もてない僕にもようやく彼女ができた時期があった。
他人から見れば普通かもしれないけど、自分の中では僕とは釣り合わないくらい
かわいいと思える人だった。一応、さとみさんとしておこう。
きっかけは営業先の飲み会に呼ばれたこと。連絡先としてポケベルの番号を
渡したら連絡をくれ、ちょっとずつ仲良くなっていった。
話は少し前にさかのぼる。さとみさんと知り合う前から、とある作家のファンの集まるイベントで
ときどき東京に遊びにきていた。その作家のファンはとある店にたまっていた。
途中からは店自体の雰囲気が好きで、イベントに関係なく東京に来るようになっていたのだが。
このお店で知り合ったのが華子さんだった。僕よりも年上で、面倒見がよく、おまけに美人だった。
話すきっかけはマスターが「年が近いから面倒を見てやれ」と華子さんに言ったことだった。
田舎から上京した僕に知り合いがいないのはかわいそうだということだったらしい。
もちろん、男女という関係になるはずもなく、華子さんに「東京に来たらここに行くといい」
とか「このお店が美味しい」とか色々教えてもらったり、「東京に来る前に必ず電話するんだよ」と
言われたり、姉貴分のような感じだった。この店以外でも食事に連れて行ってくれたりもした。
さとみさんとの付き合いが始まってからは、色々と気にしてくれ、電話でアドバイスをもらったりもした。
アドバイスのおかげかどうかわからないが、さとみさんとの付き合いは結構順調だったように思う。
神戸までルミナリエを見に行ったりした。こっちの仕事が遅いときはポケベルにメッセージを
僕 「今週末、東京に行ってくる」
さとみさん 「何をしに?」
僕は嘘も良くないと思い、やましい関係でもないから、作家のファンの集いがあること、
華子さんという姉貴分がいること、二人のことを応援してくれていることを話した。
華子さん自体はいつもと変わらず、イベント後、僕をとあるイタリア料理の店に連れて行ってくれた。
周りから見ると、僕とさとみさん以上に不釣り合いなカップルだったろう。
でも華子さんは相変わらず快活で面倒見が良かった。
「ここにさとみさんを連れてくるといいよ」とか「デートはやっぱり男の人が誘ってあげないと駄目だよ」
とか話してくれた。おまけにお土産にワインやチーズ、その他輸入食材までくれた。
わざわざ買っておいてくれたらしい。さとみさんと一緒に食べなさい、ということらしい。
その頃は田舎でこんなおしゃれな食材はなかった、というか僕は目にしていなかった。
二人でどちらかの部屋でおしゃれに食事というのが華子さんのイメージらしい。
とてもうれしかった。
東京から帰って、さとみさんに電話。あまり乗り気じゃないみたい。
よくある話で、華子さんのことが気に入らないらしい。多分僕のぱっとしないところも嫌になったんだろう。
さとみさんに真剣だった僕は何回か電話をかけ、営業先でも無理くり話しかけ、
ようやく会う段取りを整えた。でも話も弾まず、華子さんのお土産も逆効果だった。
もう終わりにしたいとのこと。
ありきたりだけど、僕はへこんだ。仕事もだめ、何もやる気がおきない。
「イベントがあるからまた店に集まろうよ。それと、さとみさんとはうまく行っているのかな」と。
このときの会話で今の僕がある。
華子さん曰く
「私と食事したくらいで駄目になる関係ならこの先どっかで駄目になる」
「他にも女性はたくさんいる」
「女性から振った場合、元に戻る可能性は低いから忘れたほうがいい」
「向こうから別れたいと言ってくれたからよかったんだよ。君が納得すればもめないんだから」
「万が一連絡が来て、まだ未練があったら正直に好きだと言いなさい。吹っ切れていたら
ストレートにその気はないと言いなさい、まあ向こうからの連絡はないとは思うけどね。
もし連絡が来て断りにくいときは適当に私の名前を使っていいから」
多分、僕を元気づけるためだろうが、
「さとみさんと私、どっちと食事したい?絶対私だよね」
「君のことをいい人だと思うから一緒に食事してんだよ」
とも言ってくれた。ちなみに後から知ったがこのとき華子さん婚約中。
本当に華子さんの面倒見の良さには頭が上がらない。
これでだいぶ吹っ切れた。
仕事もなんとかできるようになり、日常生活が元に戻りかけたころ、なんとさとみさんから電話。
追いかけると駄目で引くといい場合があるというのは本当らしい。
でも僕の方はだいぶ吹っ切れていた。おまけに転職して東京に行く気になっていた。
華子さんのことだけではなくて、東京で生活したいと思っていた。
そのことを正直に話すと電話は切れた。
その後、二回電話があったが、僕自身は変に冷静になっていた。
さとみさんを逃したらもう女性と付き合うことはないかもしれないけど、
それでも東京で生活するぞなんて考えてた。
結局僕はそれをきっかけに東京で生活するようになり、今も華子さんとは姉貴分としての
どかーん!
はねられた自転車が宙を舞う。
同時にあいつは動いていた。らしい。同時?
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「このたびは、まことにご愁傷さまでございます。
思いもかけぬことで、ほんとうに残念で、さぞかしご落胆のことと・・・」
セミに負けないぐらい真琴はわんわん泣いていた。
見てられなかった。
「少し落ち着いた・・・」
泣き疲れた真琴がそうこぼした。
目はいつもの二重がかわいそうなことになってた。
まだ奇跡的に外傷が少ない故人のほうが見れたもんだった。
「もういこ」
暑さに我慢できなかったんだろうか、華子が不機嫌になってきている。
「おまえはいつもその調子なのな」
「私も気にしてるよ、だから戻すんじゃん」
他のやつに真琴は任せておいた。
事故が起こった急な坂をゆっくり登っていくと、いつも通りの青空と
夏のにおいがした。
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