はてなキーワード: 乾燥とは
食べ物に限らずその辺にあるもので利用してないものを避ける嫌うっていうのは
なんらかの生存本能に基づいてるんだろうな
呑み屋でコオロギブーム起きて食べまくってたけど、そんなにまずくはなかった。乾燥サクラエビのほうがちょっとうまい? ぐらいで慣れたら一緒か、えびせんとかたこ焼きに入ってても気づかないぐらい
昔は個々人で未熟な果実、完熟、腐りかけ、腐ったをそれぞれ好んで食べて後悔して学んだり好き勝手していけばよいが
情報伝達が速く遠くなったからそれを個人のうちでとどめるか、拡散するかといった性質も影響してきてて
ひょっとしたら、慣れない食物を避ける傾向と、避けろよと警告、注意する傾向って似てるのかもしれない
自分だけしってるうまいものは隠すことが多そうだし、雑な考察だが関連がゼロってわけでもあるまい
個人的空前の自由意志ブームが来た。自由意志否定ブームか。元々無い派だった。
凄くざっくりいうと、本書で書かれている内容
実験したら、意識が生じるのは体が動いただいぶ(数百ms)後で、自由意志なんてないことがわかった。
動かそう→動く みたいな流れではなく、
脳が動く準備をする→動き始めつつ、動かそうと思う(思ったと意識する)みたいな感じだっけ。適当
凄くときめく内容だ。ただ、作者さんはそれでも自由意志の存在を否定できず、行動に移すのは自由意志関係ないが、その行動を止めるのは自分の意志で可能だ なんてことを言ってる。
訳者さんとの意見が異なってるので、本文もちょっと影響受けてるかもしれないし(そこは割り切って書いているのかもしれない。そもそも本人にも迷いがあるのかも)、わざわざ訳者注がついてたりもする。
自由意志が無いという説で考えていくと、脳にはそんなに複雑な機能は要らないのだが、キャンセルできるというところを説明しようとすると、結局、単純な相互作用みたいなシステムだけでなく、
未知のフィールドとか、量子のなんちゃらかんちゃらとか、フィクッションご都合設定ぽくなっていく(現実の量子とかもっとわからん世界だとあり得る話でもあるんだろうけど)
で、古い本だが、
『脳はなぜ「心」を作ったのか: 「私」の謎を解く受動意識仮説』が、わかりやすくて自説とも一致してよかった。
受動意識仮説は、受け入れがたい人が多いとは思うが、シンプルでよい。
それでも、よくもまあエピソード記憶とか、内部モデルとかそんな機能作れたな、ほんまか? という内容も多いが。
ただ、無意識から意識への流れをほんとにシンプルにうまく繋いでいると思う
これと最近ちょっと齧ってる程度だけど、心理学とかよわよわAIで止まってるけど、人工知能やプログラミングの知識とか組み合わせて世の中の色んな思考がどうやって生まれてるのかとか妄想して遊んでる
相変わらずNIKKE勝利の女神はコツコツとやっていて
その私のモットーである『ステラーブレイド』のコラボ企画でイヴがくるまで課金はしないってのを掲げているので、
でもこつこつレヴェルアップに必要なアイテムを集めてあげているのよ。
ようやく部隊の戦闘力が10000に迫る9000台ってところね。
敵が強すぎるわ。
それを回収して地味にあげるしかないのよ。
今の私は。
そんななか私はその放置している間にお鍋の具材を買ってきてお鍋にしたのよね。
大根鍋よ。
手羽先を出汁にしてるので昨日から煮ているやつがしっぽり使って仕上がっているはずよ。
なんか胃の中とか腸の中とかそういったところ気にしないと行けないの?って思って
そんでね、
私点滴の針初めてだったの。
私の腕って血管が浮いて無くて、
看護師の方も探すのに必死だったようでベテランの方にバトンタッチしてもらっても、
刺した箇所6か所!
うーん、
5回刺して血が出てこない血管に巡り逢わなくて、
針先を腕の中でまさぐるのがちょっとゾワワってしたわ。
そんで、
あれよ!あれ!
手の甲に始めて針刺してここは行けるか?って思ったけど、
手の甲の肉の薄いところも血管にたどり着けなくてここも断念。
手の甲って針とか刺され慣れないから痛いのなんのって、
うーん、
両サイドの試していない方の手の甲も試されそうになったので、
なんとか手の甲は勘弁して欲しいと言うことを懇願してなんとか回避したのよ。
でも最終結果的には手首!
うー、
手首のところも肉薄いから痛くない?
はあ辛いけど我慢して、
よく見ていると点滴の針って長くて奥まで刺すからますますゾワワってなったわ。
日頃採血とかのは慣れてるから太くても細くても指される場所は決まったところになっているから慣れて大丈夫だけどね。
さすがに慣れていないところの手の甲とか手首とかに針が刺さると
表情が歪んじゃうわ。
検査中それが一番の山場で私の腕には6か所の穴が開いて絆創膏だらけになったんだけど、
これは私の腕のコンディションの問題なので看護師さんの腕前とかは関係ないのは分かっているけどたくさん刺されるのはいい気持ちでは無いわよね。
32回ぐらい刺されて試しても点滴の血管にたどり着けなかったらどうしようかと思うわ。
6回目でよかったーなんて。
無事検査も終わって、
私はなんかぼーっとしたままとぼとぼと歩いて帰ろうかと思っていつも行っている町中華屋さんも近かった近所だったから立ち寄ろうかと思ったけど、
下剤とか飲んでいたから美味しいものを食べてもなんかいま胃とか腸とかが検査用に仕上がったまんまなので、
美味しいものを食べてもなんかくだしちゃいそうで
今回は遠慮したところよ。
何事も経験って大切だけど、
まあ検査思ったより点滴の針以外は困難を喫するところはなくあっと言う間に終わったわ。
ベッドがなんか廊下をしゃーって走っていく感じは微かに感じていたわ。
ドラマとかで見るやつよ!
廊下を走るベッド。
それだけでも体験出来ただけでも収穫よね。
大根って煮れば煮るほど美味しくなる!って思っていたけど、
煮れば煮るほど砕けて朽ちてくるし最後には鍋のベーナーのルーシーのスープの中なのに乾燥して陥没した感じ干からびてくるから謎現象だわ。
煮すぎもダメなのよ。
今多分いい大根のコンディションなので、
美味しくいただきたいと思うわ。
野菜なんかより摂った方がいいのを思い知らされたわ。
でも何度も思い出しても
肉の薄いところに針を刺すのは
ちょっと勘弁!ってことも学んだし
点滴のあのなんか何処でも刺せばいいんじゃね?って思ったけど違くて、
点滴に最適な刺しどころってのがあるってのも発見だわ。
はぁできることなら点滴のあの針はやりたくないなぁってちょっと鰯気になりながらも
学び多き日でもあったことをここに賞するわ私に!
うふふ。
やっぱりタマゴ美味しいわ。
ションテン上がるわよね!
たくさんは入れないようにしてるけど、
なんかさっぱり味があるのかないのかよく分からないわ。
ちゃんと紅茶でやんないと雰囲気いやイキフン出ないのかしらね?
分からないけれど。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
今年、俺の中で流行したモノを順不同で紹介してやろう。
流行に敏感な男の1年を振り返ってみよう。
崩壊3rd、スターレイル、原神、ゼンゼロの4作を「今年初めてプレイ」した。
ネットで何故か知らんが崩壊3rdが話題になったのを聞いて第1部を全てプレイ。
そのあとに原神に手を出すも色々としんどくなり離脱。
暫くしてゼンゼロによって熱を取り戻し、そのタイミングでピノコニーが大絶賛されているのを聞いてスタレをプレイした。
スターレイルはピノコニー編まで無事完走。同じくゼンゼロも現在のストーリーはすべてクリア。
現在はスタレの幕間を埋めている所だ。
ルアン・メェイの創造物に再開できたりするのは楽しんだけどさあ・・・そもそもの忍佐殺アトモスフィやシノビマントラのクオリティがちょっち足りてないよね。
引っ越した先のベランダが狭すぎて服が部屋干しになってしまい俺は部屋干し臭に悩まされていた。
そこで使い始めたのがオキシクリーン。
絶望した俺がググってみるとどうも洗濯機には漬け置きモードがあるらしい。
使ってみた所、全自動で漬け置きが完了するのでQoLがアップ。
トドメとばかりに衣類乾燥除湿機を導入した所、部屋干しでも全然匂わない状態になった。
miHoYoゲーの影響で中華SFへの興味が高まっていたのもあるし、予約無しで借りられたというのもある。
面白いね。
ネタバレになっちゃうからあんまり言えないけど(👈️Outer Wilds信者かい!)
なんかこうマジでスケールがデカいし、展開も多様だし、あとちょっとオタクだよね。
面白いね。
ネタバレになっちゃうからあんまり言えないけど(👈️同じネタ2回つかうんかい!)
新NISAはひとまずオルカン全力で放置したのだが、暫く推移を見て興味が出てきちょっと手を出した。
始めた時期が悪くて上がり幅よりも下がり幅が大きくなってしまい心が折れて塩漬けモードに。
塩漬けしつつも色々と勉強している頃、興味を持って「FX戦士くるみちゃん」を読んだら伝説的な時期の伝説的な地獄を目の当たりに。
素人の無根拠な丁半博打なんぞ何の価値もねえなと悟りを開き、今はもうオルカンに投資信託して終わらせてる。
退職金貰った直後に投資ブームが起きてそのタイミングで爆死したら目も当てられなかったので良かった。
ミドルエイジクライシスにより生きる意味を見失った果てに「じゃあもうアナニーでも生きがいにするか」とアナニーをやろうとするが、怖くなり中止。
代わりに乳首を開発することを選んだ。
ネットで人気の高い自動乳首舐めマシーンを購入し、オナニーのたびに乳首の上をグルグルと回転させてみた。
開発失敗である。
miHoYoゲーと並行してプレイ。
もともとスレスパやビビッドナイトみたいなゲームは好きだったのでプレイ。
ぶっちゃけある程度プレイしたあとの感想は「選択肢がある程度見えててテンポがいいウマ娘」ぐらいに収束した。
ウマ娘をクソほどやりこんで最後の方は大嫌いになった思い出があったので一通り親愛度10にした所で終了。
推しのアイドルは秦谷 美鈴ちゃんですので実装されたら戻ってきます。
「早く寝る ただそれだけで みなぎる力」という有名な言葉があるが、マジでそう思う。
早く寝ると全てが捗るので早く寝るようにしている。
具体的には夜11時になったらパソコンの電源を落として小説を読むか寝るかという時間にした。
寝るためのコツとして液晶は見ないようにしろっていうのをよく聞くけどさ、アレってマジで効くんだな。
液晶みたまま「眠くなってこないな~~~」とかやってたのマジで健康的じゃなかったよ。
ミドルエイジクライシスに陥った上にチクニーにも失敗した俺は日々悩んでいた。
「なんでこんな人生を選んだんだ。なんで俺の上司はあの程度のスペックでブリリアントジャークを気取ってるんだ」と日夜呻いていた。
とにかく手当たり次第に自己啓発本に描かれているメンタル術を試しまくった所、「どうも自分で自分を褒めて他人に期待するのを辞めるといい」と気づく。
「今日もちゃんと出勤して偉い。今日も栄養バランスちょっとは考えて偉い。筋トレしたから偉い。11時にパソコン切って寝てるから偉い。偉すぎる!」
おかげでミドルエイジクライシスも解消されていき「もうアナニーしかない!エネマグラで尻を掘るんだ!」と自暴自棄に陥らずに済んだ。
モンスターコマンダーズ(AI相手にTRPG出来るゲーム)でAIとリレー小説を書く楽しさに目覚めた。
そこからはAI小説を使って色々な空想を書き散らしたり、GPTに生成させた文章を増田に投稿したりして遊んでいた。
AI小説でエロ小説書けばオカズを自力供給できると頑張ったりもしたが、パターンが一通り出尽くした辺りで今のAIの限界を悟る。
つーかさ、せっかくAI使ってもやれることが小説で終わりじゃまだまだだよね。
というわけで文章打ち込んだら漫画が出来るようになるまで余った情熱は取っておくことにしたのである。
とにかく完成度が高いな。
終了すると聞いて慌て見てるんだけど、ハズレに該当する回がないっていうか大体どの回も楽しいんだよね。
ゲーム作ってる人からすると「いや、それは違うんだよね。古いねえ桜井さん」みたいなのあるかもだけど、俺は完全に門外漢だから全部ほーんって感じで楽しめてる。
言いたいこと先にまとめて一人でバーって喋ってるからテンポがいいのもいいよな。
ゲームさんぽみたいにちょっとダラダラしてる番組も雑談ムードで楽しいけど、淡々とスピーディーに進む奴の方が俺は好きっぽいな。
何者にもなれないことを心に刻みつつ感想を述べる。
セカンドインプレッション → anond:20240730201430
結局、外付けレンズを購入することにした。
もともとVision Proを使うにあたり、外付けレンズを購入するか、それともこれを機にコンタクトレンズにするかを悩んで、コンタクトにしてみたのだった。
しかし、いざコンタクトを使ってみると、眼が乾燥して、毎日使うのが非常につらかった。
日によってコンタクトを付けたり付けなかったりしていると「今日はコンタクトをしていないからVision Proは使えない」みたいな制限が生まれてしまう。
それが外付けレンズだと、めちゃくちゃ気軽にVision Proを使えるようになった。大満足している。
ついでに、なぜかアイトラッキングの精度も高くなった。
もとから日常的にコンタクトを使っている人でなければ、素直に外付けレンズを買ったほうがいい、というのが結論である。
ノーズパッドも買ってみた。
https://booth.pm/ja/items/5910120
このノーズパッドは3Dプリンタで出力しただけの非常に粗雑なもので、鼻に当たる部分がかなり痛い。クッションが必要である。
どこかのブログで見かけたやり方で、100均の靴擦れ防止ジェルシールを貼り付けてみたが、あまり効果はなかった。
いろいろ探してみたが、こういうシリコン製の外反母趾サポーターが良さそうである。
https://www.monotaro.com/p/1906/4316/
ライトシールを外し、ノーズパッドで支える形はわりと安定していて、これが正解なのではないか、という気がしてくる。
めちゃくちゃデカくて重いメガネをかけているような感覚である。
後継機では鼻で支える形になってもいいかもしれない。
Sketchfabというサイトでは、かなりの量の3Dモデルを「USDZ」形式でダウンロードできる。
このUSDZ形式はピクサーが開発したとかで、Appleが推進しており、Safariで開くだけでAR的に展開できる。
これはvisionOS標準のクイックルックの機能なので何かのアプリなども必要ない。
部屋に置いておくと3Dフィギュアのようで楽しいのでオススメである。
ただ、複数の3Dモデルが重なると干渉して透明化してしまったりするのが残念である。
これに限らずVision Proは総じて「やりたいことの80%くらいまでは出来るが完璧ではない」ということが多い。
Xbox Cloud GamingやPS Remote Playはやはりカクカクする。
回線速度は200〜300Mbpsくらいは出ているはずなのだが。
そもそもPS Remote Playは同一Wi-Fi内で使うならインターネットは経由しないのでは?
と思うのだが、なにか回線やルーターに問題があるのか、Vision Pro側の問題なのかわからない。
Wi-Fiルーターの新調は検討したのだが、Vision ProはWi-Fi7はもちろん6Eにも対応してないんだよな。
Vision Proには、さまざまな映像をミラーリングしていくことが求められるので、Wi-Fi7への対応は死活問題だ。
後継機に期待したい。
一部では「キラーアプリがない」などと言われているが、実のところキラーアプリなんて必要がない。
Vision Proの強みは、既存の作業環境をそのまま空間に展開できることである。
まあ、そのiOSアプリがVision Pro向けに配信されないのが本当に歯がゆいのだが…。
AppStoreでの配信時にチェックを一つ入れるだけなのに…。
先日、AppleTV+で『Submerged(沈没へのカウントダウン)』というイマーシブ短編映画が公開された。
要するに8Kの180度VR動画だ。映像的にはなかなか面白かった。
もちろん四角いウィンドウの中で普通の3D映画として観れば十分なのだが。
Metaの動向を観ていても、VR的なコンテンツを用意するために生成AIを利用する、というのは既定路線だろう。
visionOSへのApple Intelligenceの統合もまだまだ予定段階なのでなかなか難しいだろうが。
と、いろいろ書いてみたが、ファースト・セカンドで書いたことを、ほとんど繰り返しているだけだな。
まだまだマニア向けのプロトタイプでしかないので足りないところがあるのも当たり前である。
ただVision Proは完全に実用的な製品であり「買えば使える」ということは言える。
いくつかの不満も、順調にアップデートを重ねれば解消できるであろうことばかりである。
60万円なんて出せないという方々(言うまでもないがそのほうがマトモである)も数年後を期待していてほしい。
まだ3回目くらいだけど。
昔から雑貨屋でよくお香を買ってたけど、ふと自分でも作れんじゃないかとYoutubeで検索するとそれっぽいのが出てきたからやってみることにした。
最初は公園に落ちているヒノキの葉を持ち帰って、4,5日くらい感想させて、すり鉢ですり潰してぬるま湯をちょっとづつ足しながら粘土っぽくなったのを手で円錐の形に整形して、それをまた4,5日乾燥させる。
火を付けると、すり潰し足りないのか、乾燥しきれていないのかすぐに消える。
2回目は粉末状になるまですり潰し、お湯も少なめで作った。
だけど、香りはヒノキのいい匂いがするが、煙が多いのか、煙たく鼻の奥がチクチク痛くなる。
次は公園に生えていたローズマリーを取ってきて、同じように乾燥+すり潰し+整形でやってみたけど、おなじようにいい香りよりも煙が鼻に来てしまう。しかも色々検索しているとお香はベンゼンやホルムアルデヒドなど発がん性物質が発生し、体に良くないらしい。蚊取り線香やお線香も同様だと書いてある。お寺の人は大変だな。
今度は煙を出さないお香があるか調べたら、茶香炉という、古風でおしゃれな陶器とロウソクの炎で間接的にお茶っ葉を暖めて香りを出すというのがあった。
100均でキャンドルホルダー、ロウソク、小皿を買ってきて、皿の上にお香を置いて熱すると、煙は出ずローズマリーの香りだけする。なんか紅茶の香りを嗅いでいるような暖かさもある。
しかも直接燃焼させていないから、灰にならず長く匂いがしている。いつまで匂いが持つんだろうか?
ほかにもベランダで杉の葉とネムノキの葉も干しているから、これからいろんなお香を作れるのが楽しみた。いまは金木犀もいい匂いが漂っているから、近所の公園でいっぱい落ちている花を拾って作ってみたい。
たしかに、白物家電って基本的な部分は昔からあまり変わっていないように見えるよね。冷蔵庫が冷やす、洗濯機が洗う、エアコンが温めたり冷やしたりするっていう「道具としての本質」は同じ。
でも、実はこの10年で進化しているものもあるんだよ。いくつか紹介するね。
昔と比べて冷蔵庫は「食品の保存」という本質は変わってないけど、省エネ性能や「チルドルーム」「急速冷凍」「食品の自動管理」なんかの機能が進化してる。特に、食材をAIで管理して消費期限を通知してくれるモデルなんかは便利だよね。最近は食品ロス削減を目指して、冷蔵庫が食材の使い方を提案してくれる機能もある。
10年前と比べると、「洗浄力」はもちろんだけど、特に乾燥機能がかなり進化してる。ドラム式の洗濯乾燥機なんかは省エネと時短が進んでて、洗濯が終わった後の乾燥もほとんどシワがつかないように工夫されてる。あと、AIセンサーで洗濯物の量や汚れ具合を検知して、自動で洗剤の量や水温を調節する機能もあるね。
エアコンは進化してるよ。特に「空気清浄機能」や「人感センサー」は大きな進歩。最近のモデルは、部屋にいる人の位置や活動を検知して、冷房や暖房を細かく調整してくれるから、無駄にエネルギーを使わない。さらには、換気機能がついていて、部屋の空気を循環させながら外気を取り込むものも出てきてる。
これも進化の代表格だね。10年前のロボット掃除機は、どっちかっていうと「掃除のお手伝い」程度の能力だったけど、今はAIで部屋の地図を作って、家具の位置や床の種類を把握しながら効率よく掃除するようになってる。最近は、自動でゴミを捨てる機能やモップがけもできるモデルが増えてきた。
炊飯器の進化は地味だけど、重要だよ。圧力IH炊飯器とか、最近では「真空炊き」「発酵モード」なんかがついてるものもあって、お米の甘みや旨みを引き出す工夫がすごい。パンも焼けるし、発酵食品を作るモードなんかもあるから、家でいろいろ挑戦したい人には面白いかも。
基本的な機能は変わってないかもしれないけど、細かな進化や自動化、時短、省エネが進んで、使いやすさが格段に向上している家電が多いんだよね。
10年前に比べると家電はかなり進化して、すごく便利になったと思う。
シェーバー
小型なのに、性能が大型と同一。
旅行に行くにもふだん使いもこれで済むようになった。
5年ほど前から充電ステーションでゴミ自動収集をしてくれるようになった。
1年くらい前からモップ掃除、ステーションで温水モップ自動洗浄までしてくれるようになった。
週に1回程度メンテナンスさえすれば後は毎日自動で床清掃をしてくれる。
安めのroborock q revoを使ってるけど満足。
高機能なモデルだとエコバックスDEEBOT X5 PRO OMNIやRoborock S8 MaxV Ultra など。
例えば有名なマキタも、サイクロンついてごみ捨てが楽になって便利になった。
ホットクック
自動調理で、完成した後自動で保温してくれるので、材料を入れた後の手間がない。
料理が出来上がった時に、家に不在でも大丈夫な事ってとてもありがたい。
例)シャープKN-HW16H
9年ほど前から温水洗濯が可能になって、汚れが落ちやすくなりました。
乾燥が上手になってシワがつきにくくなった。ヒートポンプ式の製品が多くなって乾燥時に服が傷みにくくなった。
個人的にはPanasonicの洗剤自動投入が気に入って使ってます。
日立やPanasonicが比較的新機能の搭載が早いと思っています。
低温調理器
10年前はまだ気軽に日本で購入できる商品がなかったように思います。
昔ながらのトースターとは明らかな焼き上がりが違うなあと思います。
アレクサ、Homekit、Google Homeなど白物家電制御
10年前よりは便利になったけど、まだまだ進化が必要かなあと思います。
1秒で暖かくなるグラファイトヒーター。10年くらい前から売られてたみたいですが、明らかに早く暖かくなるようになりました。
電気ケトル
蒸気が出なかったり、保温できるようになったり、倒れてもお湯が溢れなかったり。
地味な進化だけど便利になったと実感しています。ただ、10年くらい前にはもうあったようです。
部屋の空気を循環させる重要性が世の中に認知されてきたと思います。
製品の種類が増えて、DCモーターを使った静かな製品も選べるようになった。
超短焦点プロジェクター
テレビ・プロジェクターは白物に入れていいのかな。壁から10cm程度で設置できるプロジェクターは便利。
昔みたいに設置する場所を考えなくてよくなった。EPSONの少し古いモデル使ってます。
様々な家電の省電力化もすごいと思う。
気づいていないだけで、まだまだあるような気がするけど、10年前に比べるとかなり生活が便利になったなあと思ってます。
(追記)
いつ頃から進化していたのか適当に書いてたので分かる範囲で修正しておきました。意外と10年前にはもうあった機能もありました。
ちなみに、私が今年買ったのはラムダッシュくらい。去年買ったのはロボット掃除機。それ以外はもっと前で、ホットクックは8年前の購入でした。
冷蔵庫→野菜の持ち良くなったり霜やけしにくくなったり、業務用レベルの温度まで下がるやつが出てきた。アプリ使って外出先から冷蔵庫の中が見えるタイプも良いと思う。
ドラム洗濯機→ヒートポンプ乾燥が主流になってきた。温水機能は時間がかかるのがネックだけど汚れ落ちは良くなる。洗剤の自動投入昨日は地味だけど嬉しい。
炊飯器→炊き上がりが硬めに仕上がるものが増えた。無洗米自動炊飯器は普通にすごいと思う。
オーブンレンジ→自動調理と2品同時温め機能がすごい。ターンテーブル式はかなり減ったと思う。
スティッククリーナー→メンテナンスが楽なタイプが出てきた。フィルターレスになって洗ってもすぐ乾くタイプとか紙パック式とか。バッテリーが自分で簡単に交換できるやつも増えた。ゴミ回収スタンドとかも良い。
ロボット掃除機→頭良くなった。前は変なところで引っかかったりしてたのにな、お前…。拭き掃除してくれるやつもありがたい。なんなら一台二役のやつもいる。
「ルンバが使えるように床を綺麗にするようになりました!」
え?
今までは掃除起動してたの?
ふつうの掃除機だってかけるためには床を綺麗にしないとかけられないよね?
もしかしてルンバがくるまで「掃除機とか必要ないだろ?」とか思って暮らしてたりする?
いやなんでこういう話するのかっていうとさ昔こんなことがあってさ。
知り合い「サーキュレーターと除湿機使って部屋干ししてるけど、梅雨の時期を考えると除湿機を増やそうと思ってるんだよね」
知り合い「今はそういうのがあるんだ!」
世の中には電気屋さんとかでずっと昔から売られてるような生活家電でも「自分には無関係」と思い込んで最初から選択肢として外してる人も結構いるっぽいねというエピソーソでした。
要するに、「ルンバが来たら床を綺麗にした」って人って、そもそもそれまで普通の掃除機使ってなかっただけではという疑惑がね。
以前、オーセンティックバーに行こうという記事を書いた者なのだがトイアンナ氏のウイスキーの記事「5000円以下でおすすめできる10本」や「2000円以下でおすすめできる8本」を読んだ。いろいろ思うところがあったが文句をつけるよりも新しいおすすめウイスキーの記事を書いた方が建設的だろうと思った。そこでウイスキーの中でもスコッチのシングルモルト入門のおすすめを書いてみる。
簡単に説明しておくとスコッチはスコットランドで作られるウイスキー、シングルモルトは単一の蒸溜所で作られるモルトウイスキー(大麦麦芽のみを原料として単式蒸留器で蒸留されるウイスキー)のみで構成されるウイスキーのことである。
ウイスキーに関するもう少し詳しい説明は以前、バーでウイスキーを飲もうという記事を書いている。
色々なボトルを飲んで自分の好みを見つけることや好みと似たような傾向の他のボトルを飲んでみるということがバーでのシングルモルトの楽しみ方の例である。
なおウイスキーの味に影響を与える要素である熟成年数については上記2番の基準のため10〜12年となった(熟成年数が長い方が高い)。主観的な表現は増田がそう感じていることを書いているだけなので他の人は違っても許してほしい。
以下、5本を紹介する。
トイアンナ氏はこのボトルがクソミソに言われていると書いているがそのようなことは寡聞にして知らない。昔のボトルの方が良かったというのは残念ながらスコッチウイスキー全般の話でありグレンモーレンジィに限らない。一方で初心者向けという評価は(初心者以外にもすすめられるという注釈付きで)そのとおりで自分が行く複数のバーで銘柄を指定しない「シングルモルトをハイボールで」という注文にグレンモーレンジィオリジナルが使われている。
グレンモーレンジィオリジナルはつい最近(日本では2024年8月頃)モデルチェンジがあり年数表記が10年から12年に変更になった。バーで新旧ボトルを飲み比べてみたのだけど旧ボトル(10年表記)の方がより甘さを感じて好みだったのだが何も言われず新ボトル(12年)だけ出されたら自分にはどちらかわからないだろうなという程度だったのでおすすめとするのに問題はないと思う。
バーボンを熟成した樽を使って熟成しているためほんのりとしたバニラ香とハチミツを思わせる甘さがある。シングルモルトを初めて飲むのに適したボトルだと思う。
バーボン樽熟成の後シェリー樽に詰め替えて熟成している。スモーキーさはあまり感じられない。
グレンモーレンジィ オリジナルと比べるとどっしりとした味というイメージ。バルヴェニー蒸溜所は大麦を発芽させる工程をフロアモルティングという伝統的な方法で行うということでも人気がある。またバルヴェニー蒸溜所はシングルモルトの販売量トップクラスのグレンフィディック蒸溜所と同じ資本で同じ敷地内にある姉妹蒸溜所である。
増田はこの5本の中でもっともバランス良く感じるため、この5本の中で1本手元に置いておくならこれにすると思う。
シェリー樽のみで熟成されたスコッチウイスキー。この記事を書くためにシェリー樽熟成の代表的なスタンダードボトルと思われるグレンドロナック12年、マッカラン12年シェリーオーク、グレンファークラス12年を飲み比べてみた。
マッカラン12年シェリーオークは2024年10月現在で1万円以下で買うことは難しいのだが知名度が高い銘柄であるので比較用に飲んだ。ちなみに2024年現在でボロクソ言われているボトルというとこのマッカラン12年シェリーオークのイメージである。薄いとか言われることが多いのだが久しぶりに飲んでみたがそんなに悪いと思わなかった。ただシェリー樽熟成のモルトウイスキーによくあるのだがこのマッカランのボトルにほんのり硫黄臭を感じたため価格を抜きとしても初心者向きとしてはすすめない方が良いかなと思った。
グレンファークラス12年も悪くはないのだがグレンドロナック12年の方がシェリー樽熟成のモルトウイスキーとして典型的と思われる香味だと思った。グレンファークラスはスタンダードな商品としての17年くらいまではそれほど強く印象に残らないのだがファミリーカスクなどの特別なボトルになると数段階強い印象を受けるというイメージがある。
シェリー樽熟成のウイスキーの味がよくベリー系と表現されるが、このグレンドロナック12年に感じる香味をモルトウイスキー界隈で「ベリー系」というと増田は理解している。
グレンドロナック12年のラベルにはペドロヒメネスシェリーとオロロソシェリーの樽で熟成されていると書かれていて特に甘口のペドロヒメネスシェリーの樽が良い影響を与えているのかなと思う。
シェリー樽とバーボン樽が使われているらしいがシェリー樽の影響を強く感じる。そこそこスモーキー。
ベンロマック10年に使われる麦芽のフェノール値(スモーキーさの目安になる値)はそれほど高くないようなのだけれど飲んでみるとスモーキーさをけっこう感じる。またシェリー樽熟成の原酒とバーボン樽熟成の原酒を合わせたあとさらにシェリー樽で熟成してあるようでシェリー樽の影響が強い味となっている。
最初、別のシェリー樽熟成のかなりスモーキーなものもおすすめに入れようと思ってたけど、この記事を書くために久しぶりに飲んでみたらベンロマック10年がシェリー樽感もスモーキーさも記憶より強かったのでベンロマック10年だけにした。
バニラのような香味とスモーキーさの後ろにグレープフルーツのようなやや苦い柑橘系の香味を感じる。
アードベッグTENとどちらにしようか考えたが薬品香はラフロイグ10年の方が感じるのでアイラウイスキーらしいと思ってラフロイグ10年をおすすめとした。アイラウイスキーの代表銘柄といっていいと思う。ただアードベッグTENの方が煤っぽいという意味のスモーキーさとしては上だと思う。増田はどちらも好みだ。
多くのバーに置いてあると思われるボトルを挙げたつもりではあるがひとつのバーですべてを置いてあるとは限らない。そのようなときは上に挙げたボトルと似たようなボトルをバーテンダーに勧めてもらおう。またはじめからバーテンダーに「シングルモルト初心者だから色々な味を試してみたい」と伝えればそのバーテンダーのセンスで良い提案をしてくれると思う。
あと飲み方はストレートでもロックでもハイボールでもなんでもいいと思う。トイアンナ氏は「ヲタクであればあるほど「ストレートでそのまま飲め!」という方が多い」と書いているけど増田の観測範囲では「自分はストレートで飲む。他人はどうでもいい」という人ばかりなので誰かにとやかく言われるなんてことはないと思う。
・カンタン酢
こういう簡易調味料系って「いや普通の酢に砂糖とかまぜりゃいいんだからわざわざ買う必要ないだろ」と思っていたしそれは事実なのだが、レシピを絶望的に覚えられずなにをするにもネットで検索しなければいけない人間は、その配合を作るのにも余計な工程を踏まなければいけない。その点カンタン酢はマジで鶏肉に適当にぶっかけるだけでいいので真の意味で「簡単」に一品作れちゃうわけですよ。しかも照り焼きってなんか料理した感あるから「自炊した」という満足感も得られる(実際はYouTubeみながらたまに箸を動かすだけなんだけど)のが最高ですね。
ニトリのCMとかでやってるやつをつかってる。なんかちょっと意識高いかんじのYouTuberがモーニングルーティン動画でやってるのみて導入したけど、これがいい。まず自分はとにかく面倒くさがりなので皿を拭く工程を省いて自然乾燥にしたいのだが(ちょっと水垢つくけど面倒臭さのほうが全然勝ってる)、狭いキッチンでそれやろうとすると「料理中にとりあえずおいておく場所」がなくなるから食事後にまとめてやるしかなかったわけです。それが「置く場所を別にする」ことで料理中のリセット作業もできるようになった。シンクに貯まりまくった調理器具ほどやる気を削がれるものってないですからね、ちょっとずつ洗える環境ができてだいまんぞくです。
一人暮らしの1DKで導入って勇気いるというか、いや掃除機で5分くらいだろってかんじですが、とはいえ働いていたら平日作業できるのは朝と夜だけ、騒音トラブルになりそうで躊躇しちゃうわけです。それがロボット掃除機なら部屋にいない間に勝手にやってくれる。しかもいわゆる「ルンバブル」を意識するようになったことで床にものを置かないようにする習慣がつきました。ロボットに生活を正される、21世紀ってかんじですね
にインスピレーションを受けて書いてみる。
俺は平均よりは貧乏寄りの家で育った。
嫁は平均よりは随分裕福な家で育ったようだ。
そして、
の人みたいに育てられた気配がある。
まさに、『考えて行動する、ということが本当に下手くそなの』の通りだ。
交際時は、そんなところも「お茶目だ」、「かわいい」と思えたが、結婚して数年たつと「こんなに考えないものかね」と頭にくることが多い。
ともかく段取りが悪い。
そして、嫁が料理をしたあとは計量カップなどが大量に散らかっている。
どうしてそんなに時間がかかるか観察すると、一例はこんな感じだ。
大さじで「砂糖を計量⇒醤油を計量」という順番にすれば何も問題は無いと思う。
すると、「醤油を計量⇒大さじを洗う⇒乾燥させる⇒砂糖を計量」みたいになるんだ。
こういうこと些細なことを考えられない。
問題は、「「砂糖を計量⇒醤油を計量という順番にすればもっと効率的だよ」と教えても、そもそも手順を効率的にやろうなんて発想はなく、次料理をするときには、同じように時間をかけて家事をする。
こういう小さな工夫を考えながら作業するということが全く出来ない。
すると、こっちは待ち時間の2時間、ずっと子供の面倒を見る羽目になるし、他にやるべき洗濯や掃除みたいな家事も、俺がこの2時間の間に済ませておかないと生活が立ち行かない。
そうして、俺ばかり効率重視で大量の家事育児を負担する羽目になっている。
嫁は自分が買った物の整理が出来ない。
下手をすれば、たまに義母さんがやってきて整理をする始末だ。
そんな様子だから、「あれがない」、「これがない」ってことも多発する。
さらに畳みかける問題は、俺たち夫婦は学歴職歴が良いってことだ。
うちの場合、嫁は自分のことを「頭が良い」と思っているし、そこに誇りを持っている。
時折、料理みたいな具体例とともに「手際が悪い」と一般的なことを指摘しても、当然、料理以外の家事には何も改善が見られない。
手際が悪いというのは、家事全体のことなので、こちらは全部見直してほしいんだ。
同じことの繰り返し。
Amazonで五年前に買ったやつを使っていたのだが、最近すっかりペタンコになってしまった。買った時はもっと膨らんでいたはずなのだが…。
(追記)
皆さんアドバイスありがとうございます。
干したり洗濯したりとかは普段まったくしていなかったのですが、最近洗濯してみて、特に症状改善はしなかったという状況でした。
とりあえず、もっと長い時間干してみて良くなるか見てみようと思います。
日照りがどれほど続いたのか、見渡す限りの大地はすべてひび割れ、乾き切っていた。
旅人がその村に辿り着いたとき、草も木もすべて色を失い、まるでその村全体が時を止めたかのような静けさに包まれていた。
いつから人の気配が消えたのか、門の軋む音さえも耳を刺すほどの無音に支配されていた。
「ここも…ダメか。」
旅人は、乾ききった唇を手で覆いながら小さく呟いた。
何日も歩き続け、たどり着く村はどこも同じ。
干ばつは大陸全体に広がり、旅人が希望を抱いて訪れる村はすべて、壊滅的な状態だった。
それでも旅人は、一縷の希望を捨てきれないまま、また一歩、また一歩とその村の中へ進んでいった。
崩れかけた家々、破れた屋根、荒れ果てた畑。
足元には枯れた作物の残骸が散乱し、踏みしめるたびにパリパリと音を立てる。
それはまるで、この村が過去の栄光の痕跡を声もなく訴えかけているようだった。
そんな淡い希望に突き動かされ、旅人は村の中心部へと進んでいった。
だが、どの家も扉は閉ざされ、窓から覗く光景も、ただの空虚な闇。生気がない。人の温もりも、生活の痕跡も、まるで何年も前から止まったままだったかのようだった。
「ああ、やっぱり…誰もいない。」
旅人は肩を落とし、重い足取りで畑の方へと向かっていった。何の期待もなく、ただその場を後にするために。
旅人は思わず立ち止まり、耳を澄ませた。風の音でもなく、枯れた枝が揺れる音でもない。
何かが動いた気配だった。旅人の心は急にざわつき、音のした方へと急いで向かった。
動物の体は、驚くほど皺だらけで、皮膚はカサカサに乾燥し、まるで生きている気配はなかった。
まるで地面に吸い取られたかのように、その動物は畑の一部と化していた。
「…生きているのか?」
まるで長い時間を経て、風と太陽にさらされ、干物のように乾燥しきっている。
しかし、旅人が手を伸ばそうとした瞬間、その動物は微かに動き、かすれた声でこう鳴いた。
「バラァ…」
その声は、どこか遠くの井戸の底から響くような、風に紛れて消え入りそうな音だった。
何もないこの地で、どれだけの時間を過ごしてきたのか想像もつかない。
しかし、それでもこの小さな命は、生きることを諦めなかったのだ。
旅人はその場に膝をつき、動物の頭をそっと撫でた。乾燥しきった皮膚の感触が指に伝わる。それでも、動物は微かに息をしている。
「…お前の名は、カピバラか」