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はてなキーワード: 立ち位置とは

2024-04-08

漫画より小説読まないと馬鹿になると言われることはあるが、小説読むより体鍛えないとひよわになったり将来フレイルで困るとか言う人は聞かないよな。

社会での読解力の立ち位置が大層高いものだとして、その事実を笠に着て小説読むのが1番価値のある趣味として他の趣味を見下してるって感じの人が一定数いるのが腑に落ちない

運動大事だろ

2024-04-07

anond:20240407151505

素性のしっかりした情報が欲しいなと思うので、

ブログでもフミコフミオさんとか勝間和代さんとかやしおさんとか割合クリックしたら最後まで読んでしまます

logmiとかQiita掲載内容なんかも結構最後まで読みますね。

アート文化関係サブカル以外のちゃんとした話がもっと上がってこないかなと思いますはてブだと無理っぽいですね。

サイエンス関係あんまり読まないですけど、ナゾジー頑張ってるな、と思います

DPZ神職の人とかソムリエの人とかちゃんとした素養のある人のちゃん取材構成された記事面白いなと思いますちょっと最近新味に乏しい感もあります。「ネット芸人」的な立ち位置の人たちはみんなYOUTUBEに行ってしまったのでしょうか。

NISAとかお金管理関係ちゃんとしたルート情報を取ることが必要かなと感じています

結局業界紙とか専門誌を購読するのがいいのかなと思っています

2024-04-04

似た事件が同時に注目されてる

川勝平太知事岡口基一裁判官

川勝氏は、単に問題発言があっただけではなく、当初は失言であったと認めていなかった。

岡口氏は、別に悪意は無かろうが軽率SNS利用で他人迷惑を掛けて裁判で負けてる所までは客観的事実であり、その上でSNS利用を今後も続けると発言している。

自分やらかしやらかし認識できてないので、自分が正しいと確信して直進して、そのままドボンした。両者とも、ちゃん反省したポーズができていれば十分に助かったと思う。

川勝氏は「リニアに反対する保守派」という難しい立ち位置(全く難しくは無いが、ウヨサヨの人々にとっては非常に難しく映る)のため、ウヨとサヨの片方が擁護し片方が叩くという様なよくあるバトルは展開されず、互いが爆弾ゲーム的な押し付け合いをしている。

一方で岡口氏の方から特にウヨサヨの気配は無い。

②堀口英利さんと石黒正数さん

堀口氏は、暇空信者に集られてデマ誹謗中傷やられまくって消耗してる。

石黒氏は、暇空アンチ(の中でも特にアノンという言葉連呼してる感じの精鋭たち)に集られてデマ誹謗中傷やられまくって消耗してる。

両者とも落ち度もあるだろうが、あんな目に遭う謂れは全く無い。本当に怖い。

陣営的に対立している事もあって、「堀口叩いてる奴は石黒擁護し、石黒叩いてる奴は堀口を擁護する」という様な趨勢も見られる。

もちろんそんなダブスタを決めているのは頭のおかしい極一部の少数なのだが、そういう少数が一騎当千の大暴れをする事で実際よりも大勢攻撃されているかの様な錯覚が生じ、堀口氏は完全に病んで異常行動を起こしてしまっているし、石黒氏は警察相談に行った。

あいつらは一体何なんだ。花いちもんめの逆をやっているのか?

能登半島というのが立ち位置として微妙

これが下北半島だったら災害孤立しても「まあしゃあないやろ今更インフラ完備する金もねえし」感がもっと漂ってくるのではないか

2024-04-01

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

2024-03-29

スキップローファーをまとめ読みした感想 ネタバレ注意

持ってる人間と持ってない人間の関わりあいを狙って描いていそうなところに注目したい。

人間だれしも自分特権を持っていることには無自覚で、社会を生きる上で、持ってない側からそれを直接的に指摘されることはないから、

自分自分環境立ち位置理解できる程度の観察力や内省力がないと、「ああ自分は(相対的に)恵まれている」という考えには至らないし、そこに至るまでにある程度年を重ねるものだと思う。

高校生のみつみちゃんは「まだ」自分ちゃんと愛されて育ったことと、志摩くんが愛されずに育ったこと「まで」は気付いていない。

作品内で扱われている「人間関係ポジショニングゾーニング」についても、自覚的な側と、無自覚的な側、愛されている側と、愛されてもいない側、かなり繊細な部分まで、スキップローファーキャラクター演出をしている。

氏家くんの脆さと強さ、八坂さんの愛着への強かさと諦め、志摩くんの自己のなさ、みつみちゃんの自信ぶり。

作中では、稠密人物内面描写キャラクターを掘り下げる描写こそないけれど、彼らの言動を恐ろしくリアリスティックに感じるのは、人間相互作用することで起きる「トラブル」を上手に躱していることにあるかと思う。

グループで過ごす時間不協和音スレスレスクールライフコメディ”を謳っているだけあって、やっぱり、かなりとげとげしい描写もある作品なのに、大部分が牧歌的空気を持っているのは作者の技量だと思う。

スキップローファーが学園青春群像劇としての価値をもっているのは、それぞれの人物属性振りやキャラクター性に無理がないからだと感じる。

田舎と都会、陰キャ陽キャ、一軍と日陰者、現実では水と油のように混ざらない関係だと決めつけているのは「ああ、自分自身じゃないか」といえるくらい、みつみちゃん水と油をなじませる乳化剤としての機能をもっているし、こうあってもいいなと感じるまっすぐさは物語の中だけでなくてもいいじゃないかと思える。

そのみつみちゃんに、わざとらしくなく「あなたはでも、愛された経験をもっていますね」っていえる八坂さん、今後、彼女物語を大きく動かす役割もつ可能性は高いか

このストーリーは愛されて育ったみつみちゃんと、愛されずに人の顔色をうかがって生きてきた志摩くんをどう解決するかになっていくかというとこに落ち着くのか、正しさに生きるみつみちゃんを掘り下げるのか気になる。

恋愛漫画というフォーマットだと、主人公+未来パートナーのために舞台装置出来事が用意されていて、寄り道は誌面のためのフック、引きでの巧さとしてみてしまうけれど、

ここまで群像劇の色味が強いと、寄り道の寄せ集めこそが本題という印象になってきて、今後のストーリーがどうなっていくのか楽しみ。

本当はもっと掘り下げたり、メタ視点から感想を書きたい気もするけれど、ちょっと一気読みをするとキャラクター名前を憶えられないので、あの子があの子に対していった「少しのホントウ」をたくさんあつめたような作品でそういうがっつりした考察はしたくないな。

需要があるから、「らしく振舞う」とか、自我が強いから周りに合わせないとか、社会に対して協調性ありすぎることも、協調性がなさすぎることも、結構うんざりすることだと感じるけれど。

自分には価値自己肯定感がないから……自分肯定してくれる、承認してくれるあの子が好きなんだ」という解決にも、素直に納得できず「結局最低限、自己愛や社会的な地盤という下地必要だよね」という皮肉を放つ八坂さんに共感してしまう。

スキップローファーではそもそも都内進学校に通える学力があって、経済的問題に直面している子が出てきていないことも、この愛着(attachment)への問題を抱える青年という描写の分は物足りなく感じる面があるなと感じてしまう。

志摩くんがそういう意味で、単に幼稚・稚拙、初々しいという印象になってしまうのも、自分の中では頷ける。でも、やさぐれた感じとか、荒んだ感じを出したいキャラクターとしては彼は恵まれすぎている。

スキップローファーに感じる物足りなさは結局、それなりの予後可能性をもっているんだから。そんなに悩んでも君たちが最底辺世界とは無縁だよね。という強がりの業か。

アフタヌーン掲載漫画結構心理描写にも力をいれているように感じて、かなり好きなんだけれど。美大生とか高校生とかだと結局、上澄みの世界側だよね……って言いたくなってしまうらしい。

漫画を読んだ後、こうやって乱文でも書かないとやっていられない27歳誕生日

スキップローファーをまとめ読みした感想 ネタバレ注意

持ってる人間と持ってない人間の関わりあいを狙って描いていそうなところに注目したい。

人間だれしも自分特権を持っていることには無自覚で、社会を生きる上で、持ってない側からそれを直接的に指摘されることはないから、

自分自分環境立ち位置理解できる程度の観察力や内省力がないと、「ああ自分は(相対的に)恵まれている」という考えには至らないし、そこに至るまでにある程度年を重ねるものだと思う。

高校生のみつみちゃんは「まだ」自分ちゃんと愛されて育ったことと、志摩くんが愛されずに育ったこと「まで」は気付いていない。

作品内で扱われている「人間関係ポジショニングゾーニング」についても、自覚的な側と、無自覚的な側、愛されている側と、愛されてもいない側、かなり繊細な部分まで、スキップローファーキャラクター演出をしている。

氏家くんの脆さと強さ、八坂さんの愛着への強かさと諦め、志摩くんの自己のなさ、みつみちゃんの自信ぶり。

作中では、稠密人物内面描写キャラクターを掘り下げる描写こそないけれど、彼らの言動を恐ろしくリアリスティックに感じるのは、人間相互作用することで起きる「トラブル」を上手に躱していることにあるかと思う。

グループで過ごす時間不協和音スレスレスクールライフコメディ”を謳っているだけあって、やっぱり、かなりとげとげしい描写もある作品なのに、大部分が牧歌的空気を持っているのは作者の技量だと思う。

スキップローファーが学園青春群像劇としての価値をもっているのは、それぞれの人物属性振りやキャラクター性に無理がないからだと感じる。

田舎と都会、陰キャ陽キャ、一軍と日陰者、現実では水と油のように混ざらない関係だと決めつけているのは「ああ、自分自身じゃないか」といえるくらい、みつみちゃん水と油をなじませる乳化剤としての機能をもっているし、こうあってもいいなと感じるまっすぐさは物語の中だけでなくてもいいじゃないかと思える。

そのみつみちゃんに、わざとらしくなく「あなたはでも、愛された経験をもっていますね」っていえる八坂さん、今後、彼女物語を大きく動かす役割もつ可能性は高いか

このストーリーは愛されて育ったみつみちゃんと、愛されずに人の顔色をうかがって生きてきた志摩くんをどう解決するかになっていくかというとこに落ち着くのか、正しさに生きるみつみちゃんを掘り下げるのか気になる。

恋愛漫画というフォーマットだと、主人公+未来パートナーのために舞台装置出来事が用意されていて、寄り道は誌面のためのフック、引きでの巧さとしてみてしまうけれど、

ここまで群像劇の色味が強いと、寄り道の寄せ集めこそが本題という印象になってきて、今後のストーリーがどうなっていくのか楽しみ。

本当はもっと掘り下げたり、メタ視点から感想を書きたい気もするけれど、ちょっと一気読みをするとキャラクター名前を憶えられないので、あの子があの子に対していった「少しのホントウ」をたくさんあつめたような作品でそういうがっつりした考察はしたくないな。

需要があるから、「らしく振舞う」とか、自我が強いから周りに合わせないとか、社会に対して協調性ありすぎることも、協調性がなさすぎることも、結構うんざりすることだと感じるけれど。

自分には価値自己肯定感がないから……自分肯定してくれる、承認してくれるあの子が好きなんだ」という解決にも、素直に納得できず「結局最低限、自己愛や社会的な地盤という下地必要だよね」という皮肉を放つ八坂さんに共感してしまう。

スキップローファーではそもそも都内進学校に通える学力があって、経済的問題に直面している子が出てきていないことも、この愛着(attachment)への問題を抱える青年という描写の分は物足りなく感じる面があるなと感じてしまう。

志摩くんがそういう意味で、単に幼稚・稚拙、初々しいという印象になってしまうのも、自分の中では頷ける。でも、やさぐれた感じとか、荒んだ感じを出したいキャラクターとしては彼は恵まれすぎている。

スキップローファーに感じる物足りなさは結局、それなりの予後可能性をもっているんだから。そんなに悩んでも君たちが最底辺世界とは無縁だよね。という強がりの業か。

アフタヌーン掲載漫画結構心理描写にも力をいれているように感じて、かなり好きなんだけれど。美大生とか高校生とかだと結局、上澄みの世界側だよね……って言いたくなってしまうらしい。

漫画を読んだ後、こうやって乱文でも書かないとやっていられない27歳誕生日

anond:20240329161752

裁判正当性があるかどうかは知らないけど、

稼ぐだけ稼いで遊ぶだけ遊んだんだからダウンタウンは揃って引退してくれないかなと思う。

過去に稼いだ知名度だけで、良心的なコメンテーター立ち位置に収まる連中って嫌いなんだよね。

ひろゆきしかり、津田大介しかり、ホリエモン然り。松本も同じ分類なんだよな、私の中で。

杉並区左翼区長AV会社児童虐待ポルノを守っている

https://www.jprime.jp/articles/-/31322?display=b

https://twitter.com/kippari_yutaro/status/1772993170613387414?t=f1TpigNG_uJlpjca5Z2HwQ&s=19

区立小学校敷地を同じくする公園で、SOD社が身長136センチ女優を使い、児童への性的虐待を描いたAVを、撮影許可申請すらせずに無断で撮影した。

SODは先日DJSODAの性犯罪被害をちゃかしたパロディAVを作り燃えアダルトビデオ会社だ。

そのことを知らされても杉並区は動かず、区民やレイシスト保守議員にせっつかれてようやく電話問い合わせをし、遺憾の意を伝えるだけで終わらせようとしている。

Twitterコメントで沢山意見が来ても、この件にだんまり杉並区長の岸本聡子は、立憲民主党日本共産党れい新選組社民党杉並生活者ネットワーク、緑の党グリーンズジャパン新社会党等の推薦を受けた左翼政治家

以前はこのAVを表自戦士達が擁護してたのを見たが、保守議員が抗議を始めるとスッと引いているのを見ると、表現の自由戦士右派男性政治家エロ攻撃する分にはオーケーって立ち位置なのだろうか。

colaboパロディAV企画を持ち込んで作ったAV女優月島さくらは、児童虐待AV撮影批判するこの小学校の父母などに、AV撮影に反発するのは差別だと絡んでいる。

彼女右寄り思想を持っている。

左右こんがらがった騒動になってきてるが、小学校敷地で無断AV撮影はどう考えてもSODが悪いし、SODがAV業界活動旗振り役をしていた事もあり、AV取り締まりへの勢いをつけてしまいそうだし、左派区長おろしにも一役買いそうだ。

anond:20240329151706

からせという言葉が良くなかった

立ち位置に誤解が生じた

残念

たかだか絵描きに、他人の絵の描き方をどうこうする権利なんてない

マジで

AI生成にキレてる奴は、自分がどういう立ち位置でどこまでモノを言っていいのか考えた方がいい

2024-03-28

もしも"煌めき⭐︎アンフォレント"がHEY!HEY!HEY! に出演していたら

(全てフィクションです)

立ち位置

💧🌼🍏🌷❄️♑️🚼

浜「続いては煌めき⭐︎アンフォレント〜!!」

メンバー一同「私たち、煌めき⭐︎アンフォレントです!

よろしくお願いしまーす!!」

浜「初登場ということで。あなたたちはどういうグループなんですか?」

💧「はぁい、私たちはですね、宇宙テーマにしたグループになっております

浜「宇宙ですか!」

💧「はいぃ😅」

🌼「そうです!宇宙です!」

松「おっ、あなたどうしまたか?」

🌼「宇宙行きたいです!」

浜「何や君大阪かいな」

🌼「はい大阪から宇宙に行きたいです!」

松「宇宙のどこに行きましょうか?」

🌼「えっとー、えっとー!」

🌹「がんばれー」

❄️「がんばれー」

🌼「何も出てこないんですけどー!とにかく行きたいです!」

〜〜〜〜〜〜〜

松「(カンペを見ながら)曲は『夜想÷トリステス(フェアウェルトリステス)』」

浜「読まれへん」

松「読めたところで意味がわかれへん」

❄️「すみません、、、」

浜「どういう歌ですか?」

🍏「男女の別れの歌なんですけど、アイドルファンの方との関係に受け取れる内容にも、なっています

松「宇宙関係あらへんがな」

🌼「あの!『銀河の果てへと』って歌詞にもあるんで、多分関係あります!」

松「何やまた君かいな」

浜「あなたたち、これから頑張っていかあかんのやろ?」

🌹「がんばりたいです」

♑️「心を込めて、精一杯歌わせていただきます!(ガッツポーズ)」

🚼「がんばりまーちゅ!!」

浜「やかましいわ(後頭部ドツキ)」

🚼「いたーい!!!

❄️🌹🍏「やめてください!😅(通せんぼや抱きつきポーズで浜から🚼をかばう)(🍏は頬を膨らませる)」

🚼「痛いけど、嬉しいーーー!!!

浜「なんでやねん笑」

松「みんなまとめて銀河の果てへと飛んで行ってしまえ!!」

〜〜〜場面転換〜〜〜

夜想÷トリステス」のイントロピアノ流れる————

anond:20240328182159

そもそも琴葉も

暇の手でそうした人たちの象徴になってしまったわけで

しろどうやってそういう色付けを回避してきたんだよ、他のフリー素材(のような微妙立ち位置)の色んなキャラ

2024-03-26

昨日私はメンズエステ卒業する

正確には昨日でメンズエステを止めた、ですね

行きつけの店(撫子@熟)だ

日本人店で始めて行ったところで、担当は始めて施術された方だ

相変わらず、というかマッサージ技術が当時よりも格段に上手くなっている

今の翌日になっても身体が軽い

チャイエスよりマッサージ上手い店あるんだな

こうやって書いて吐き出さないと、いつまでもズルズル行ってしまうし

もう潮時なんだろうな、って野生の感が働いた

何故かは分からない、そう思ったからだ

2年?はいろんな店に行ってきたが、もう行く事は無い

感慨深くなるかなーとか思ってたんだけど、意外にもサッパリした感情が強い

ちなみに以前に自分が書いていたダイアリーが出てきて、見たら4年も前だった

暗黒というか漆黒の内容だわ、こりゃ病んでる笑笑

お前病院行くか今すぐそのプロジェクトから降りろ、って今なら言うわ

まあ確かに、やった事業務内容且つプロジェクトを回す立ち位置なら、こうなるわなー

モヤモヤした感情をはてぶに書く事で、だいぶスッキリしました

たまにはブログいいね

メンズエステよ、永遠に

あの店が潰れない事を切に願う

2024-03-25

相対主義は悪い」というよりも

この間、SNSである議論に参加というか巻き込まれて、私含めた数人の参加者レベル的にそれで結局答えなんか当然でなさそうな雰囲気だったので

「結局これはどっちもどっちってことなんじゃないの。こんなことしてるより別のことをしたほうがいいよ」みたいな返事をしたら

「それは悪しき相対主義だ」「相対主義の皮を被った保身でしかない」みたいなことをある人からいわれた。(「別のことをしたらいい」というのが相対主義?なのかはよくわからん

でもそいつ全然自分意志があるのか怪しい話しか出来てない感じだったが。

しかし、この10年ぐらいの間に、「相対主義はとにかく悪い」という人たちの意見が目に付くようになった。

今日晩御飯の内容からガンダムみたいなアニメ評論日本アジア歴史問題認識の差まで。軽い話題から深刻な内容まで、一つの物差しでそれぞれの問題を計るわけにはいかないにせよ。

でも「相対主義責任放棄であり社会問題の根源~」みたいなことをいう人はリベラル側に結構いる。

資本主義でも社会主義でも、いじめっ子でもいじめられっ子でも、ドリフでもひょうきん族でも、連邦軍でもジオン軍でもなく、相対主義

ほとんどの日本人は6・3・3制の学校で、まあ、社会処世術とでもいうものを学ぶはず。日本人の「思想」「思考」が問題にされるとき、大体学校教育まで遡って批判されることが多い。

でも、私は小学校から高校まで「相対主義」なんて学んだことはない。相対性理論はあるけど。大学でも、ゼミでいろいろやったが、具体的に相対主義とは言わないにせよ「中立的」な見方記述をするようにはいわれた。

我々もそうだったが、年に何十万人の若者が、中卒・高卒大卒のいずれであれ社会に旅立ち、この社会構成する。そしてほとんどの人々は、リベラル派の危機意識からすれば(どう形容していいかからないが)、「相対主義」者ということだ。

学校で、国が定めた教育課程により(理系は一先ずおいといて)国語社会公民・図工美術音楽語学道徳などの授業を6年間や3年間学び、家庭生活も過した人々が、学校を出る時には「相対主義」者として再生産される。

そしてそれは悪いことなのか、私にはわからない。この国は民主主義であり、自由主義であり、自分思想を選ぶ権利があり、その上で、多くの人々は確固たろうが適当であろうが、相対主義選択し、それで別に社会を維持できている。

少なくともこの社会のかなりの部分が、毎年再生産される「相対主義」で維持されているのは事実だ。相対主義者による虐殺であるとか強制収容であるとかも見聞きしたことがない。何がよほどの悪なのだろうか。

逆に、「相対主義であることを徹底的に拒否する教育生活とは何なのだろうか。

私は相対主義への批判を見るたびに、言っている人々の普段言動比較しても、なんだか検閲全体主義に近しい論調だなと感じ続けている。

社会の授業で世界の国々や選挙制度について学ぶときに、ある国は素晴らしく、ある国は劣っていると教育するのだろうか。ではその上で日本立ち位置をどう教えるのだろうか。

ベートーベンの曲を聴いたりピカソの絵を鑑賞した時に、楽譜や色調に現れる技巧は別として、徹底的に「ベートーベン」「ピカソ」の何たるかを国が定義し・教師もそれに盲目的に従い・生徒に刻み付けるのだろうか。

(よく相対主義の引き合いに出される)機動戦士ガンダムを視聴するときに、連邦軍ジオン軍のいずれかが徹底的な善であり対極は悪であると必ず親御さんが傍で「アドバイス」し続けるのだろうか。あるいは制作時まで遡って指図されるのか。(ゆうきまさみがそんな漫画描いてたな)

相対主義決断責任拒否かもしれないが、では非・相対主義決断責任日常的な強制にはならないのだろうか。それは反世俗主義的なカルトや閉鎖的な集団思考(例えばエホバの証人、旧統一教会搾取目的とした自己啓発セミナー戦前日本政治など)とどう違うのか。

これらの集団若者二世三世信者に対してどう当っているのかも含めて。

もっと言ってしまうと、リベラル的なさまざまな批判や許容の精神は、人々に曖昧に巣食う相対主義という岩盤の上で存続できているのではないか

長々と書いてしまったが、私としては、相対主義であると言われることは受け入れた上で、それが悪いとか変わるべきだとする思考には至らなかった。

ただ考える中で、他の問題も含めて、「教育・学制」というものはかなり意識する必要はあると思った。

毎年、「相対主義」であり、「自民党を『安易に』支持」し、「映画音楽を『表面的』に」しか鑑賞できず、あるいは「胡散臭いやり取りを『プロレス』、くだらない文章を『ポエム』と呼ぶ」大衆再生産されている。

そして大学教授活動家いくら「再教育」しようとしても改まることはない。果してこの毎年の大衆再生産の渦とでもいうもの「悪」「間違い」なのだろうか。

anond:20240325111403

被害者面してる男なんて、立場とか関係なしに存在のもの加害者だろ

被害者立ち位置に潜り込んで自分たち権利を主張する狡猾なエイリアン

本当の被害者を軽視してる

2024-03-24

黒人奥さん脱毛症をいじられてキレて張り手業界永久追放

アジア人ギャンブルで散在したアジア人に金を貸した→多分業界永久追放

アメリカ白人アジア人俳優に対して差別リアクションを取った→アメリカ人は問題視せず、アジア人はむしろアメリカ人の肩を持つ

 

結局、白人有色人種自分達と同じ立ち位置にいることを歓迎しないし、隙あらば引きずり下ろそうとするし、それに対してむしろ有色人種白人喝采を送るんだから終わってるよ。

2024-03-23

お前らさ、まだ女子枠が大学入試だけだと思ってるワケ?

最近アファーマティブ・アクションに対する議論が活発になっているのを感じる。

だがその内容は「女子枠」といった大学入試に関するモノが殆どの様に思える。

SNSなどを見てるとまだ殆ど人間が気付いていないようだが、女性優遇の波はSNSでは可視化されていない所にも既に浸透している。

その一つが『税金』だ。

昨年12月22日に令和6年の税制大綱が閣議決定された。毎年この時期になると次の年の税制が確定する事になっている。

変化はいくつかあったが今回取り上げるのは『賃上げ促進税制』だ。

これは企業従業員給与一定%以上増加させた場合に増加額の何割かをその年の法人税から減税できるという制度であり、国が従業員賃上げを促進する目的施行された。

一応中小企業からでも使える事になっており、制度使用可能になる%と減税の税率は毎年コロコロ変わる。

その『賃上げ促進税制』に来年変化が起きる。

プラチナくるみん』あるいは『プラチナえるぼし』を取得している企業場合は、追加で5%減税できるという内容だ。

急にふわふわした単語が出てきたが

くるみん」とは要約すると男に育休を沢山取らせた企業に与えられる認定エンブレムで、「えるぼし」とは女性活躍させた企業に与えられるエンブレムだ。

厚生労働省が旗振り役を担っている。

エンブレムは実績に比例してランク付けされており「プラチナ」は最上位グレードである事を意味する。

「えるぼし」における女性活躍定義は以下の通りだ。

採用

労働時間

離職率

管理職

これら4つの項目全てで女性社員の数値が男性社員一定率以上下回らない事が「えるぼし」の認定条件となっている。

えるぼし取得企業さら複数の条件を満たした上で省庁に申請することで「プラチナえるぼし」を取得する事ができる。

ちなみに数値の設定はかなりシビアだ。

たとえば女性離職率は男の80%を下回らない様にコントロールする必要がある。

仮に男が5人退職した場合女性退職絶対に4人以下になるように抑えなければならない。

採用においても女性男性と約同数を採用する必要がある。

女性からの応募が多かった場合結果的に男ばかりになりました」は通用しない。

必ず約同数程度になるように採用結果を調整する必要がある。

また労働時間においては女性残業は毎月45時間未満でなければならない。

管理職も、女性男性管理職の8割以上をキープする必要がある

仮に男を5人管理職に昇進させる場合は、女性も4人以上管理職に昇進させる必要がある。

そうしなければ「プラチナえるぼし」の認定が受けられず減税する事が出来ない。

この「えるぼし」の一番の特徴は女性に対しては諸々の厳しい制約が課せられているものの、男に対しては一切の制約が無いという事だ。 

男の採用ゼロだろうが、男だけ全員リストラしようが、男だけ月100時間残業だろうが、管理職に男が例えゼロ人であっても税額控除には一切の影響がない。

こういったエンブレム基本的大企業社会自分たちいか先進的な存在かをアピールするために用いられる。

いわば広告宣伝費みたいなもの短期的なコスパ度外視だ。

「えるぼし」は女性活躍のための認定なので男性配慮が含まれていないのは当然だし、別にそれが問題でもなかった。

だがそれも2024年までの話だ。

何故ならこれまではえるぼしがビジネスに直接関与してくる事はなかったからだ。

自分が驚いたのはこういった認定税金という直接的な実利を国税庁が紐づけてしまった事だ。

この件にもし問題があるとすれば恐らくそれは厚生労働省ではなく国税庁の方だろう。

これはつまり、これまでは大企業の余剰リソースで行ってきたはずのポリコレ戦略が、これから王道生存戦略として用いられるようになる事を意味する。

まり今後の経営者合理的人材戦略とは、男の採用はなるべく削り、退職したくなるような激務は男にやらせ残業は男に押し付け管理職には女性を優先して出世させる事なのだ

なぜならその方がシンプル税金が減って利益が生まれからだ。

今回の5%減税は賃上げ促進税制の中ではオプション的な立ち位置だ。

これが来年すぐさま社会に影響を及ぼすとは自分も思っていないが、これからもっと控除税率が上がっていったり、制度世間に周知されていけばその先は分からない。

そして昨今の風潮を見るに今の日本はその方向に向かって進んでいる様に思える。

…そろそろ全員目を覚ました方が良い。

厚生労働省の「えるぼし」のページには

設立背景として「男女の賃金格差は依然激しく」とあるが、私は男女で給与が分かれている求人票を生まれて一度も見た事がない。

現代でそんなものを公に出せば即座に大炎上するだろう。

男女の賃金格差が生まれ理由シンプル残業時間の差と、出産によるキャリア喪失理由だ。

子供が生まれれば夫婦の内の片方はキャリアを捨てて育児に入る事を強いられる。

現代でその役目を担っているのは殆ど女性である訳だが別にそれは差別されているからという訳ではなく、妻より年収の高い夫を働かせた方が合理的からという理由に過ぎない。

なぜ年収の高い夫と低い妻という組み合わせが大多数になるのかというと、女性自身が年収の低い男よりも高い男を好むからに他ならない。

なので女性は『夫ももっと家事しろ』と叫ぶ事はあっても『私が働くから夫は仕事を辞めて代わりに家事しろ』と言う事は絶対にない。

キャリア喪失女性自身の選択なのだ

それを結果だけ拾って平等化するというのは最早『女性優遇』と表現して差し支えないだろう。

えるぼしと減税の紐づけの先にあるもの男女平等でもなんでもない、純粋男性差別社会の実現だ。

殆ど人間大学入試にばかり囚われて、この事にまだ気付きもしていない事実に私は絶望している。

男に産まれただけで不幸になる世の中は、お前達が思っている以上にすぐそこまで迫っている。

2024-03-21

anond:20240320213812

賢いつもりの「バカ」から

大学入学も、その後の大学生活・進路も、「バカ」でも上手くやれるってだけ。

「バカ」から賢いと思い込み自分判断けが正解って思い込む。

はいいよ、屁理屈の分だけ。

でも本質「バカ」のものなので、自分立ち位置を動かすことは出来ない。

バカじゃない」なら観測経験で「自分立ち位置が異常」ぐらい認知できる。

「バカ」から出来ない。それだけ。

anond:20240321103706

まぁでもどうせ君たちのプライベートは大したものじゃないでしょ。TikTok見てたりYouTubeショート見てたり。友達と遊びに行く人もいるんだろうけど、どうせ呑んでカラオケなりボーリングなり行って解散でしょう。もしくはエロ画像見てシコってるか。もうそれはただのルーチンなのよ。

それだったら会社飲み会に参加して社内での立ち位置を確保して、後にプライベートで大きなことをやったほうが何倍もいいんじゃないかと思う。



思考の捻れ。偏見客観的思考の欠落。すばらしい。

会社飲み会残業なのか否か

とあるTikTok話題になった「会社飲み会残業なのか否か」の動画。度々議論になるネタだが、私は残業だと思っていない。

もちろん、状況によって異なる。例えば飲み会に自費で参加しながらも、上司のご機嫌を伺ったり、注文担当だったり、一発芸をやらされるような飲み会であれば残業だと思うし、参加したくない。

しかし、そういった飲み会も淘汰されつつあるんじゃないだろうか。少なくても私の観測範囲ではそういった飲み会に遭遇したのは数十年前に在籍していた会社くらいだ。

しかしたら、JTCはそういった飲み会が残っているのかもしれない。そういった人たちが飲み会に参加したくないと主張するなら理解できる。

から会社飲み会残業なのか否か」の議論については状況によると私は思っている。

残業だとは思ってないと主張するものの、普通に飲み会に参加すると、上司の話を聞くことや同僚のつまらない話を聞くこともある。つまらない話を延々と聞くよりもプライベートを充実させたほうがいいと思うと考える人がいるのも理解できる。

まぁでもどうせ君たちのプライベートは大したものじゃないでしょ。TikTok見てたりYouTubeショート見てたり。友達と遊びに行く人もいるんだろうけど、どうせ呑んでカラオケなりボーリングなり行って解散でしょう。もしくはエロ画像見てシコってるか。もうそれはただのルーチンなのよ。

それだったら会社飲み会に参加して社内での立ち位置を確保して、後にプライベートで大きなことをやったほうが何倍もいいんじゃないかと思う。

人間と会話するのが苦手だという人もいるかもしれない。年収を上げたいんだったら克服したほうがいいと思うけどなぁ。

まらない話を聞いて自分の中で噛み砕いて、上司や同僚に対してコーチングするのは意外と楽しいもんだ。会話が得意ではない自分が、酒の力を借りて「なんでそう思うんですか?」「◯◯の選択肢とかなかったんですか?」みたいに言えるようになって、自分の会話スキルを向上させられる。関係性も深められる。気持ちよくさせれば、気前よく飲み代を払ってくれるかもしれない。一石三鳥だ。

会話が苦手だと感じるのは、相手感情理解しようしたり、話を聞こうとする意思がないからだ。そして会話する回数が少なすぎるんだろう。

相手の話を面白くないと感じているお前も、上司や同僚から見たらお前の話も態度も面白くないと思っているよ。なんなら飲み会に参加しないノリの悪いやつとさえ思っているだろうね。

酒というドーピングをしながら、一歩踏み出して会話の練習をしてみよう。

2024-03-19

anond:20240319130747

いやいや、戦後の話だろ。日本人か?

もしくは昭和という時代に対する認識、相当に歪んでないか


いまだって、ある程度の階級なら丁稚奉公させるだろ。都会・地方限らず。

そこそこの上場企業ならいくらでもボンボンの息子・娘入っとるの知らんのか。

きちんとした会社なら、そいつらをまともな人間になるよう厳しく育て上げてから家業に戻らせたりしているわけだろ。

別に金持ちじゃなくたっていいが、コネ仕事紹介したりなんていくらでもある。

まともなコミュニティ所属していれば。


好き勝手やってきた都会の貴族もやし、の意味もよく分からん

ある程度の歴史あるまともな住宅街なら地域交流コミュニティあるけど。

誰がニュータウンや団地やタワマンの話をしているんだ…?


あと干渉に対する考え方自体が、典型的郊外ニュータウン思想って感じ。

そういう人間子育てをすれば醜く歪んでいくのもさもありなん。


そもそも親の一人か二人だけで、社会性を教えられるわけないだろ。

社会本質自分とは異質な人間とのコミュニケーションであって

それを通じて自分社会における立ち位置を把握していくわけで

もちろん、その環境を変えたり整えたりする役目は親にもあるさ。

だけど、そういう社会性を身に着ける場としての社会が、

教育という機能責任放棄しつつあるよね、って話。

anond:20240213142645

ある日突然認知現場で干されるようになった。前列と立ち位置最前常連同担も全員干されて、試しに1曲目の立ち位置最前認知同担と連番したら1曲目で目線来て、少しびっくりされてから一生干され続けた。担当は今も自名義最前新規箱推しみたいなオタクファンサして、他担狩りを繰り返している。SNSにも彼の担当ではない子から「◯◯くんファンえぐい」などと書かれるようになった。それでも担当が「好き」だから一般チケを買って通ってるけどもうあの時の楽しみは帰ってこない。元増田も、担当が構ってくれる期間を最大限に楽しんで欲しい。本当に一瞬で全てなくなる。

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