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はてなキーワード: ネクタイとは

2023-07-21

anond:20230720155537

麻とかモヘアの背抜きの夏用スーツはいうほど暑くない。ネクタイも高級品はいうほど暑くない。たしかクリーニングは面倒かつ高コスト

anond:20230720203613

それがカッコいいと言って真似したのがフランス王ルイ。おかげでフランス語じゃあ今でもネクタイのことをクロアチア語風にクラヴァッテと言う。

2023-07-20

anond:20230720155537

シャツネクタイないと被告人ファッションになって相当なセンスがないとだらしなさ目立つという難点がある

スーツネクタイも革靴も「かっこいい」以外のメリットがない

スーツ暑いし、基本洗濯できないし、地味だし、かっこいい以外の良いとこないよな?

着る服考えなくていいメリットがあると言うかもしれないが、別にスーツじゃなくてよくない?

もっと通気性のいい着やす制服にすればいいんだよ。

ネクタイもっと不明。首絞められてしんどい機能ゼロ。なくても困らない。

革靴もおかしい。蒸れるし、硬いし、洗えないし、高いし。

単に「かっこいい」だけでスーツネクタイも革靴も義務みたいになってるの、おかしくないか??

誰かの陰謀なのか?

2023-07-19

男って「自分我慢してるからお前らも我慢しろ」って思考の人多すぎ

よくダブスタを突っ込まれフェミニストが「男性差別があると思うなら男が自分で声を上げろ」と返している光景を見るが、自分は一理あるなと思う。というのも男は「自分我慢してるんだからお前らも我慢しろ!」という考えを押し付けてくる人が多すぎるのだ。

例えばKuToo運動でも男から「男だってスーツネクタイ、革靴等を強制されてるんだから…」という意見が上がっていたが、男たちだってKuToo運動のようにスーツネクタイ、革靴を強制するなという運動を起こせばいいんだよ。BLanan公共の場に陳列されているのが不快なら、男だって性的消費をやめろと声を上げればいい。アンチフェミなんてやってないでマスキュリズムを広めればいい。「自分我慢しなくていいし他人我慢しなくていい」世界を目指せばいいじゃん。

とある大学教授の話

ある大学教授がいた。

彼はその分野において権威だった。著書は何作もあり、そのほとんどにおいて高い評価を得ていた。にもかかわらず、彼は教育熱心でもあり、教授然とした態度ではなく、気さくに、いち個人として学生たちと接してくれていた。

わたし友達は、教授ゼミ所属していた。

教授教育は、人を信じることから始まった。難しい問いをかければ、安易に答えを出さず、まず質問者がどのように考えているかを聞いた。それを傾聴したあとに慎重に自分意見を言った。決して押し付けたりすることはなかった。ゼミの内容についていけない生徒がいれば(わたし友達はまさにそうだった)、さりげなくフォローし、適切な課題を与える。相談したいことがあれば、当たり前のように、自身プライベート時間でも面談をしてくれる。友達個人的な悩みについて相談をしたいとメールをすると、家庭もあるのに22時から面談をしてくれた。にもかかわらず開口一番、遅い時間申し訳ないと言われたそうだ。どうしてもしなくてはいけないことが立て込んでいて、といった教授の後ろでは、教授の子供の声がしていた。

友達は彼のような教育者にはあったことがないと言っていた。話を聞くかぎり、それはひいき目はあるものの、おおむね正当な評価のように思えた。世の中には先生と呼ばれるだけで、自分が偉くなったと勘違いしている大人が多く存在し、そういった人々にわたしたちは子供の頃から辟易させられていたからだ。

友達は彼のゼミ所属したことで、専門知識はもちろん、人間的にも大きく成長できたと言ってはばからなかった。彼はもともといい奴であったが、適切な時期にメンター出会い、成長し一皮剥けた。青年期によくある、しか人生に大きな影響を与える出会いだった。彼はその出会い感謝していた。

皆に愛されていたそのゼミ卒業するときに、ゼミ生たちみんなでお金を出し合って、ブランドネクタイプレゼントした。教授からゼミ生たち個人個人プレゼントをくれた。友達タイピンをもらって嬉しそうにしていた。友達は進学するか、就職するかにおいてもかなり悩んでいた。いっときは本気でその教授のようになりたいと考えていたようだ。友達以外にもそういう生徒は多かったし、大学院への進学率は教授ゼミだけ突出して高かった。結局、友達就職したが、Facebookにアップされた入社式写真の胸元には、教授にもらったタイピンがあった。友達卒業後も教授交流があったらしく、教授新刊を発売すれば、自分の恩師だと宣伝に協力していた。彼のSNSプロフィール欄には、教授名前を冠された研究室所属であったことが、誇らしげに記載されていた。

 

そして、それから数年後、その大学教授逮捕された。

ニュースはその大学教授が、未成年に対する性加害者だったことを伝えていた。

信じられない思いでいたが、日を追うごとにおぞましい行為の数々が暴露され、それが事実であることを告げていた。

 

友達は、なにを思っただろう。わたしはその一連の事件に対し、彼がなにかしらの態度を示すものだと思っていた。

しかし、彼はなにも言わなかった。

過去教授との写真を消すこともなかったし、教授研究室所属であったプロフィールを消すこともしなかった。

教授が犯した罪を擁護することもしなかったし、糾弾することもしなかった。

しばらくの間、沈黙をした後、何事もなかったかのように日常の発信に戻った。

わたし友達を、人として大きく成長させた教授

そして見知らぬ子供を、取り返しのつかないほど傷つけている教授

つの人物像はわたしのなかで別々の人間がなした別々の行為のように感じさせられた。

 

ひとりの人物について、語ることはとても難しいことだと思う。

ひとりの人物について語るときに、我々にとってただ一つ確かなことは、その語りが不完全であるということだけだと思う。

2023-07-18

anond:20230718111028

男が「ネクタイ締めなきゃダメなんですよ」と言われて唖然とするのと同じ話なのだ

男と共闘したくはないので違う話だということにされる

2023-07-17

濡れた制服女子高生推してくるCM気持ち悪い

ポカリスエットCM

夏になるとテレビで見かけない日がないほど風物詩だと思います

わたしはこのCMが大嫌い。

なにが嫌いかって、公序良俗に触れない程度に未成年女子高生性的な部分を全面に出して、さも10代の青春全力応援してますみたいな押し付けがましいコピーとか、男子申し訳程度に入れておいてこれならコンプライアンス問題ないでしょ?と言いたげな品のなさが透けて見える構成とか。

見れば見るほど分かるけど、女子高生制服以外は認めんばかりにこの組み合わせを押してきます多様性からかけ離れたステレオタイプかつ刷り込みが本当に不愉快です勉強恋愛部活キラキラ頑張るのがいまどきの10代像を見せたがる割には、「ただし制服きた女子高生に限る」っていう注釈を恥ずかしげもなく主張している様子がいちばん気持ち悪い。

最近のは何かと水に濡れる場面を作ってるけどなんでリボンネクタイ制服ブラウスとセットでないといけないの?

2021年版は同性愛を匂わせる演出を無遠慮に使って今どきの高校生に寄せているよ、という傲慢ささえ垣間見ます

わたし性格見方がイジワルなのは否定しません。

冬〜春先には吉田羊鈴木梨央バージョンがあるのも知っています。でも、CM露出度女子高生版ほど多くないように思いますし、けどそこは男性存在しない世界。そこまで女性にこだわる理由はわかりません。広告主の意向なのかCMプランナーアイデアなのか。どちらともだと思うけど。

制服着ない女子高生女子高生じゃない10代にはそんなに価値がない?

ポカリスエットって大塚製薬商品なんですよね。たいした薬は売ってないけど製薬会社を名乗る古い日本企業の印象で、その体質がCMに出てるのかなーとか思っちゃいます

合法的とはいえ10女性の性を売りに宣伝してる商品しか見えないです。

2023-07-14

anond:20230714202510

医師だけど、最近若い医師医師志望者の「スクラブ姿がカッコいい」って風潮いつから出来たんだろうか。

自分山崎豊子小説に憧れネクタイシャツの上に白衣を着る姿に憧れていた。研修医のうちは走り回るから白衣邪魔でケーシーを着ていた。やっと走り回ることが減りやっとネクタイシャツの上に白衣を着る余裕ができたが、その時には執刀が多くなっていた。スクラブの上に白衣を着て診察することが多かったがスクラブに格好良いという印象はなかった。

最近研修医白衣ではなくスクラブに憧れているようで、スクラブ姿のまま院内を歩き回るため患者さんやご家族の前ではなるべくスクラブ白衣で隠すように注意している。

2023-07-12

anond:20230712205916

ネクタイは装飾品だもんで役に立つも何もありゃせんて

ネクタイ

あれは結局何の役に立つ装備なのだろうか

いまだにわからん

2023-07-11

快楽の奥の理性

ゲイから普段しか映らないアダルトビデオしか観ないのだけど、モデルが好みだったので男女絡み物(ゲイ向けなので男優を中心に映している)を観た。

男優スーツを着ていた。

正常位で腹射するシーン

シャツ肩に返して上げていた男優ネクタイが垂れ下がった

次の瞬間、仰向けの女優がそのネクタイを上げて男優肩に押し付け

発射シーンが妨げられないように画角意識して瞬時にそれをやってのけたのだ

“艶っぽい”喘ぎ声をあげながら

女優は顔体から気持ちよさそうな雰囲気を出しているのに、その瞬間から「ただ抱かれているだけではない」という意識が見えるようになって、AVで覚えたことのない感動を得た。

2023-07-06

本好きの下剋上つながりで、新たなロマンスの予感

会社食堂でさ、本を読んでる人がいてさ、そのブックカバーにローゼマイン工房家紋が入ってたのよ。で、次に会ったときも、翌日もそれで読んでるわけ。

そこで、俺も秘蔵のロゼ工房タイピンネクタイをしてきたわけよ。このクソ暑いのに不自然ネクタイしてw

そうしたら、今度はスマホにレッサー君のぬいぐるみ(?)を付けてきて、あからさまに机の上に置いてあるわけ。

という訳で今日トートバックを持ち出してきた訳なんだけど。

これ、話しかけるべきだと思う?

まぁ俺も41歳のおっさん相手もたぶん同じぐらいのおっさんなのでロマンスは有り得ないんだけどさ。

ベテランの先輩にあの人誰だか知ってる?って聞いたら、近場の営業所のManagerだって。こっちは平社員。話しかけにくいなあ。

2023-06-23

小規模な昭和体質会社(JTC)に転職した結果…

前職、前前職に関して

ベンチャー的な会社所属

男女比率同じぐらい。

SaasやらITに関するリテラシー普通

平均年齢30歳ぐらい

いわゆる、キラキラ企業に憧れるエセキラキラ企業にいました。

今回、興味本位というか人生経験として小規模な昭和体質の会社(JTC)に転職して半年ぐらい経ったので思ったことを自戒意味も込めて殴り書きします。

※ぼやかしながら

・バックオフィス部署でもスーツ

理由顧客先のボリューム層が高齢者私服だとクレームが入るからとのこと。現場営業さんたちは作業着で夏でも長袖長ズボン。以前、短パン的なものを着用していたら不健全だ!ってキレられたらしい。ちなみに入社して半年ぐらい経つがオフィス顧客が来たことはない。今はクールビズ(ひさびさに聞いた)でネクタイ無し、ジャケット無しでもOK

ある日上司に「そういえばなんでスーツ指定なんでしたっけ?お客さんとか来ないっすよね?」とバカなふりして聞いてみたら「まぁこれは仕事における作業着みたいなもんだから。あと私服仕事すると他部署とかたまたまあったお客さんからクレームが入る可能性がある」だって普段ロジカル思考ぶって部長の顔が忘れられない。


電話うるせぇ

支店がいくつかあるんだけど、支店間の連絡手段は基本電話電話対応業務自体が無くなっているこの時代に。あとメールしかOutlookバカかよ。まぁメールは百歩譲っていいわ。電話がうるせぇのなんの。こういうのって部署ごとに鳴り分けしたりするじゃん?けどここしてねーの。外線1本着信したらオフィスにある電話全部鳴んの。この環境にいてみ?マジで電話アンチになるわ。元々アンチ気味ではあったけど。Slack?Teams?ChatWork提案したさ。そしたら「無理無理。金もかかるし社内に浸透させんのに何年かかんのよ。うちはPC弱者しかいないよ?」だってさ。なんのために俺入社したんや。

んでエグいのが、たまにオフィスに誰もいなくて他部署電話とか出る必要あんのよ。それで顧客からクレーム対応もしなくちゃなんないときもある。俺28にして初めてよ、クレーム電話対応。あれヤバいな。普通に「オタク会社詐欺師集団ですか?」とか言われるからね。そいつ名前今でも忘れてないぐらいに殺意はある。あとコールセンターの人ってすげぇなーって心底思った。



電話以外もうるせぇ

そうです。電話以外もうるせぇ。

俺の背後で永久に動いている複合機

デケェ声で電話してる上司

稟議は短くわかりやすくと言っておきながら普段から話が長くわかりにくい部長説教。(いっつも特定社員仕事論カマしてる。1日アベレージ45分ぐらい。)

声がデカいお局。(お局って存在初めて見た。あんなん実在してんだな。悪口エグい)

こんな環境で集中して高いアウトプットを出さなきゃいけない。電話とかはまぁシステムリプレースでなんとかなりそうとは思ってるんだけど、こういうパーソナルというかカルチャーの部分ってどうしたらいいんだろうか…。直接言う?何十個も上の大人に?うるさいから集中できませんって?まぁ言うしかないよな…なんて言い方が伝わるかな…って考えてしまってる時点で負け。他人カルチャーを変えるより転職のほうが簡単だ。多分。

イヤホンしながら仕事ダメダメ!喋りかけても聞こえないじゃん!あと電話取れないじゃん!




稟議

承認おせぇ&めんどくせぇそもそも全最終決裁権社長が持ってる。幸いシステム的なものは導入されており、紙の稟議でハンコリレーみたいなことはないが高額の稟議となった場合社長承認→対面で説明を改めて申し上げる、みたいなクソフローがある。いやなにを説明することあんねん。

例えばPC関連の備品モニターとか)を購入する際、半端ない労力がかかる。スタートアップとかベンチャーなら「とりあえずやってみよう!」「スモールスタートで検証しつつイケそうなら全社導入しよう!」みたいなマインドがあるかもだけどここの会社ではそれがない。石橋をぶん殴っている。なんだろう、会社お金というものを重く見すぎているというか。俺はいろいろ考えて最終的に「まぁ失敗しても会社の金だしいっか」みたいなマインド(賛否)なんだけどまぁ~~~会社フィットしていない。

なんのために使うのか?どういう効果があるのか?費用対効果は?今のモニター(17インチHD正方形モニター)では何が、どうして無理なのか?っていうのを嘘みたいに徹底追求される。いや詰問される。1万ちょいとかのモニターで。そして稟議ハードルが上がりシャドーITや自費購入モニターなどが横行している。

まぁモニターでこんなんだからPC本体やらSaasやらに関してはもうお察しであるPCに関しては最近なんとか変え始めることができて喜ばれたけど(俺も嬉しい)。



・求められるウェットな人間関係

昭和体質の会社でお決まりイベントといえば?そう、社員旅行である。あらかじめ言っておきたいのは社員旅行自体は決して悪ではない。参加する・しないの選択権を無くすことが悪なのだ

入社した当初「そういえば3か月後ぐらいに社員旅行あるから。行き先は〇〇!日時はまだわかんないけど。」と言われた。「そうなんですねー」と返し、詳細な日程が来たところで断ろうと思った。

他の社員も「旅行ダリィ~」とか「こういうとこマジで昭和だよね」と陰で言っていた。30代後半の社員40代以上の社員も。

後日、日程等の詳細が確定したと連絡。

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仕事終わり(木)の深夜に空港集合

そして(金)(土)は現地

(日)の夕方帰国

翌日は普通仕事

土・日は休日扱い。

10,000円前後を参加費として徴収。(毎月の月給から謎の厚生費いくらか控除されている)。

ホテルは2人1室

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うーん、行きたくない部長にその旨を伝えると社長役員を巻き込んだ大騒動になった。詳細は控えるが。

このことで

会社でのコミュニケーションコスト辟易してしまった。

すべてのモチベーションを失ってしまった。

カルチャーミスマッチってこういうことを言うのだなと思った。

俺も悪いな、と思った

ちなみに弊部署今季目標の1つが「社員エンゲージメントを上げる」だって。がんばれー

・その他

若手とベテランの年齢差が大きい

平成生まれが少ないため、平成生まれだけの社内コミュニティ形成されている

普段はみんな優しい。陰口がエグい。

入社初日社長役員経営理念に関して4時間のオンボーディング

経営理念額縁オフィス各部屋に飾られている

月に1回の全社朝会ではオフィス内にある神棚に二礼二拍一礼(初めて見たとき引いた)

3ヶ月に1回の全社会では経営理念の唱和&万歳三唱(初めて見たとき引いた)

Zoom会議10分前集合

女性社員は50人弱中1人。マジで1人。あとの女性はみんなパートの方々。

今年新卒が入ったけど3日目に退職

肥満が多い(統計的に見て判断。ほんとごめんなさい)

歯が汚い人が多い(統計的に見て判断。ほんとごめんなさい)

始末書の頻度が高い(書かされるハードルが低い?)

他人会社セキュリティは異様なほど気にするが、自分だけシャドーITをしても大丈夫だと思っている社員がいる

勤怠管理社員間共有Excel。いい意味でも悪い意味でも誤魔化し放題。

社内資料作成の量がエグい。

社員に配布する資料フォント明朝体になりがち

このぐらいでしょうか。もっとあるかも。


まぁ否多めとなってしまったけど、合う人には合う会社なのかも。

エピソードトークが何個かできたことが収穫かな。

2023-06-16

[]部長島耕作を読む

このオッサンたちいつまで経っても寝ることしか考えてないのね😩

中沢さんが今野キツネネクタイチョキンされて激おこになったエピソード一見すると美談のようだけど

あれも愛人の息子からプレゼントだけになんとも言えないですわ

2023-06-10

結婚式参列するだけで数万搾取されるので当たり前なの?

祝儀3万に普段着ないスーツと革靴とネクタイとか揃えるので7,8万かかるけど、それでその人を祝福しようって気持ちになります

その人を祝うならええとかのレストラン行って奢るとかでいいやんって気持ちでわざわざ式に参列するだけで数万かぁ

結婚式がというよりもスーツじゃないのマナー違反からとかその辺が感覚的にないんだよなぁ

Tシャツとかはさすがにあれだけど、ジャケットならよくね?って思う

2023-06-05

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

2023-05-29

「略式軍服」という日本語存在する

はじめに

この記事の主旨は「ウクライナのゼレンスキー大統領パーカーは略式軍服である」ということではない

あくまで「略式軍服という日本語はなかった」「一年ほど前から急に現れた言葉だ」という誤認を訂正したいだけである

そもそも話題元はこちら。

ゼレンスキーは「略式軍服」を着たのか?|ヒト

ウクライナ侵攻前には誰も「略式軍服」という言葉を使っていなかったのだ。


「略式軍服」という言葉の使用例は、国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索では33件 - 法華狼の日記

どう見ても定着した言葉概念ではない。ほとんどが翻訳採用された言葉だったり、あくまで「略式の軍服」という意味表現にすぎない。同一作品の重複も多い。

新しい用例は1975年雑誌現代』と1984年雑誌ミステリマガジン』で確認できるだけ。


近年の用例

法華狼氏のエントリでは近年の用例はないとされているが、実際にはそうした用例は存在する。

書籍検索結果一覧 | BOOK☆WALKER

池波正太郎『男のリズム

そのころ、海軍略式軍服を着て、東劇歌舞伎を見に行った。

堺屋太一時代末』

マッカーサーが敢えて天皇を呼びつけ、略式軍服写真を撮らせたのも、

半藤一利日本国憲法の二〇〇日』

天皇モーニングの礼装であったが、マッカーサー略式軍服ネクタイもしめていなかった。

藤本ひとみ皇帝ナポレオン

濃紺の略式軍服である元帥従軍軍装だった。

枯野瑛終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

見慣れない服装だった。女性兵用略式軍服

アマラ『地方騎士ハンスの受難

ハンスは寝巻きから動きやす略式軍服へ着替えると、ベッドに立てかけてあった剣を腰に差す。


あえて翻訳は除外したが、日本人作家商業作品限定してもこうしていくつかの使用例がある。

池波正太郎以外は、2000年ごろから2020年までに刊行された新しい書籍である

もちろん10件足らずでは「定着していた」とまでは言えない。

しかし「用例がまったく無いわけではない」ということはわかるはずだ。

訳語としての用法

「用例」の存在確認したところで、次は「用法」の確認をしたい。

国立国会図書館デジタルコレクションで「略式軍服」を検索すると、1940年発行の岡倉由三郎編『新英和辞典』がヒットし、以下のような項目を見つけることができる。

新英和大辞典 - 国立国会図書館デジタルコレクション

tu'-nic [tjúːnɪk] n. 1) 〘古代ギリシャローマ襦袢, 肌着, シャチ; 2) 一種の陣羽織; 3)(現代婦人の用ひる)腰部緊着上衣; 4) 〘俗〙密着短上衣, 略式軍服(又は, 警官服); 5)〘解・動〙被膜, 膜(=integument); 7)〘植〙膜質外皮, 種皮(=husuk). [OF tunique, < L tunica]


まり辞書レベルで「略式軍服」は「(軍服の)チュニック」の訳語だったのである

これは法華狼氏が「ほとんどが翻訳採用された言葉だった」と書いているのにもつながる。

翻訳での用例

実際に、国立国会図書館デジタルコレクションで読めるいくつかの翻訳書籍の原文を確認してみると、

エリック・アンブラー著・宇野利泰訳『真昼の翳』(1963年

少佐は、これでおわつたといわねばかりに、立ち上つて、略式軍服のまえを撫でさすった。

He stood up, as if to end the discussion, and smoothed down the front of his tunic.

サマセット・モーム著・斎藤三夫訳『剃刀の刃』(1965年

帰って来た時は、軍服姿で、惚れ惚れするほどでしたわ。略式軍服にあの綺麗なリボンをすっかりつけましてね。

when he came back he looked lovely in his uniform, with all those pretty ribbons on his tunic,

コーネリアスライアン著・木村忠雄訳『ヒトラー最後戦闘』(1966年

ゴルボフは略式軍服上衣ポケットから折った「赤い星」紙を取り出し

Golbov took out of his tunic pocket a folded copy of the newspaper Red Star


用例が少ないために「それが定訳だった」とまでは言えないかもしれないが、「チュニックを略式軍服と訳していた」ということの証左にはなっていると思う。

結論

「略式軍服」という日本語存在する。

古くは「チュニック」の訳語とされ、近年でも数は少ないながら商業作品に使われている。

ウクライナ侵攻前には誰も『略式軍服』という言葉を使っていなかった」というのは誤りである

自殺未遂をした話

【本記事自殺奨励するものではありません】

自殺ニュースを目にする度に羨ましく思う。

いつどこでどうやって自殺したのか知りたくなるが、ブラウザ検索履歴に残るのも、かといってシークレットモードを使うのもなんだか癪に障る

からいつも「いいなあ、自分も早く死にたいなあ」って思うだけだ。

とはいえ自分は「死ぬしか後がない」というほど追い込まれているわけではない。

自分20代前半で、シス男性身体的性・性自認がともに男性)で、異性愛者で、大学卒業しており、家族との関係円満で、住む場所もあり、友人もいる。

社会的に見れば、よほど恵まれている方であるという自覚はある。

そんな自分が死にたがる理由は色々ある。

新卒入社した企業と相性が合わず、ここ2週間ほど仕事を休んでいること。

微熱などの体調不良が続き、心身共に疲弊した状態が続いていること。コロナでもインフルでもなかった。

まれから一度も恋人ができず、未だに童貞であること。

クリエイティブ趣味に没頭しようとするも、集中できずスランプが続いていること。

そのような状況を改善しようともせず、「できない自分」に酔って自己憐憫に浸っていること。

そんな中でも一番の理由が、「生きることに希望がないから」だ。

二十数年生きてきて、今まで上手くいったためしの方が少ない。

もちろん完全なゼロではないが、それでも他の人より劣っていたり、社会に上手く溶け込めなかったことの方が多い。

今までそうだったのだから、これからもそれが続いていくのではないか。そんな不安に苛まれている。

から死にたい

前置きが長くなったが、本題に入ろう。先日、自分自殺未遂をした。

もともと希死念慮はあったが、ここまで強く、そして具体的に「どう死ぬか」まで考えたことはなかった。

その日は突然だった。

いつものように仕事休みTwitterで「死にたい」だの「いか自分が無価値人間か」を呟いているうちに、「本当に死ぬか」という気持ちが膨れ上がってきた。

ネクタイで首を吊ろうと思って、全身スーツに着替えた。

失禁があると聞いていたので、足元にタオル珪藻土マットなどを敷いた。

最期音楽を聴いていたくて、Spotifyを起動した。

死ぬとしたら遺書遺言を残すつもりだったけど、そんな気力はなかった。

その日はもう遅かったし、一人暮らしだったか邪魔は入らないと思った。

何もできなかった日だったので、自殺の準備をしている時間は生き生きとしていた気がする。

ネクタイ片端をドアノブに結んだ自分は、仰向けで横になり、首を吊った。

息苦しかったが、それだけだった。

意識朦朧とするわけでも、視界がぼやけるわけでも、音楽が歪んで聞こえるわけでもなかった。

姿勢を変えて、うつ伏せで首を吊ることにした。

結果は同じだった。

大学時代に読んだ『完全自殺マニュアル』によれば、首吊りは最も楽で確実な自殺方法だという。

曰く、一瞬にして意識が飛び、苦しみを感じることもなく死ねるとかなんとか。

自分が首を絞める箇所が悪かったのだろうか。それとも、この本に書いてあることが間違っていたのだろうか。

今となっては分からないが、その時の自分は、死ぬことすらできないという絶望を抱きながらスーツを脱ぎ捨てた。

あれから日経つが、今のところ自殺をしようとは思っていない。

満足したからなのか、死ねないことが分かったからなのかは分からない。

とはいえ自分は今生きている。生きてしまっている。

これから自分自殺をしないとは限らない。

もっと良い首の吊り方を探すかもしれないし、別の死に方を見つけるかもしれない。

でも、それまでは頑張って生き延びてやろうとは思う。

より良い自殺のために。

2023-05-27

anond:20230527154055

いや、ほんとこれ。

押し倒して、ネクタイきゅるって緩めるんだよ。おげー

2023-05-19

anond:20230427085623

十年来の友人をそこまで怒らせておいて、後悔とか反省とかじゃなくて

相当怒ってたのでまあ、何か思うところがあったんでしょう。

が出てくるの、なかなかキツいですね!増田さんはもしかしてまだ子どもなのかな?自分が嫌いだと、つらいよね!

小学生くらいでもわかるように、大事お話をするね。

現実は、はてなブックマークとは違います。口に出す前に、少しだけ、言っていいことかどうか考えよう!

はてなブックマークは人の話を聞かないで、自分の頭でものを考えないで、不快悪口を垂れ流すための場所だけど、現実はそうじゃないんだ!

きみが話す目の前の人も、きみと同じようにうれしかったり、悲しかったり、感情というものを持っているんだ。こんなことを言ったらイヤな気持ちにならないかな?言う前に、ちょっとだけ考えてみよう!

日本にいる十年来のおともだちだから怒っただけで済んだけど、アメリカ他人なら銃でうたれてるかもしれないよ!

大事ものが悪く言われたら、イヤだよね。だれかが大切にしているもの貶めるのはやめよう!

貶める」は難しかたかな?「おとしめる」と読むよ。何かをバカにしたり、つまらないものだと言ったり、それ、きら~い!と言ったりすることなんだ。せっかくだから、覚えていってね!はてなブックマークは良く知らない人やもの貶めるための場所だけど、現実はそうじゃないんだ!

きみの大事ものが何かは知らないけど、きみが一番大事にしているものを思い浮かべながら、次の言葉を聞いてみて。



イヤな気持ちになるよね?自分がイヤな気持ちになることは人にもしないこと。社会的地位を失う可能性すらあるよ!

はてなにいると色んなヤバい人が悪口雑言を並べ立てるけど、現実ではネクタイ締めてスーツを着て出勤していたりするんだよ。

電車で目の前に立ってスマホいじってるおじさんがはてなブックマークしてたら恐怖だけど、現実ではブコメを口に出さないか社会的地位を失わずに済んでいるんだ!あるいは元から社会的地位なんかないのかもね!

何かを属性でひとまとめにしてバカにしたり、嫌ったりするのは、差別と言って許されないことだよ!

はてなブックマーク地方在住者や低学歴中国人韓国人黒人ネット民弱者男性高齢独身女性専業主婦自民党支持者やリベラルや30歳過ぎても実家に住んでいる人やホストフェミニストトランスジェンダー発達障害ブクマカやその他もろもろを属性でひとまとめにしてバカにする場所だけど、現実ではそういうのは差別(さべつ)と言って、許されないことだとされているんだ!

きみは「子どもが嫌い」と言っていたけど、子どものどこが嫌いなのかな?

  • 声がうるさいところ?
  • 自分で稼がないくせに俺の払った税金を使うところ?
  • 君みたいに人の気持ちを考えられないところ?
  • 自分にはない未来可能性を持っているところ?


きっといっぱい嫌いなところが出てくると思うけど、それらが全部の子どもに当てはまるわけではないし、そういう君が嫌いな特徴は、子どもけが持っているものではないんだ。

田舎にも良い人はいっぱいいるし、都会にだってブクマカだってゲロをクソで煮詰めたような陰湿な人はいるのに、「地方の闇」なんて言い出したら、ブクマカはアホだな~ってなるよね?

言った人がアホだと思われるだけなら良いけど、言われた人もイヤな気持ちになるし、それを大事に思ってる人もイヤな気持ちになるんだ。

思ってるだけなら良いけど、口に出したら何が起きても文句は言えないよ。差別はやめようね!

最後

はてなやめろ

2023-05-13

から日本男尊女卑だと言う人が多いのはなぜ?

平成以降でよく見られる発言で、昔から男尊女卑から男女平等しろもしくは女尊男卑しろと言う人がいます個人的には間違っていると感じています

間違っていないだろうと言う人は一定数いるでしょうが実際はどうだったか考えてほしい。

かに男尊女卑はあった。ただしいわゆる大名豪商などの上の階級の中と言う条件内ではと考えています

なぜなら、平民と言うより多数の農民猟人などの場合

男→畑を耕したり重い物を運んだりと重労働で水を飲み忘れると熱中症で倒れたり、熊やイノシシオオカミ等の危険動物を狩る、いわば命がけの仕事

女→家事育児洗濯機などが無いため大変ではあるが井戸端会議など話しながらでも出来て危険が少ない仕事

また、戦場に言って死んでいくのはほぼ男、女性戦場には行かない。

女性は嫁入りの時に花嫁道具という形で一生分の着物食べ物を用意してもらえるが、男は婿入りの時に何もない。

と言った感じで大半の人々の中では女性は命の価値は高く、男は命の価値が低かったとなります

江戸時代戦国時代からと言う人もいるでしょうが世界大戦死地に行くのは男が先だったということです。

昭和頃なら違うと言う人もいるかもしれないのでその辺も説明してみましょう。

命の危険はほぼ無くなりましたが、男女間の関係を見てみると、

デート食事に行く場合

男→デート代や食事代は男性が全額支払い。さらに途中で女性が欲しがった物の購入代も男性持ち。

女性自分の身なりに関係する物のみ。

ちなみに女性エステや化粧代、ファッション代がかかるという人もいますが、男も身ぎれいにしたり時計や車、プレゼント代などで費用がかかっています

クリスマス誕生日などのプレゼント場合

男→花束貴金属、家や車などで数十万円以上の物をプレゼント

女性→手編みのセーターやマフラー食べ物等、時々少し高めのネクタイネクタイピンなどがあるが、高くても数万円以下のプレゼント

ちなみに心がこもっている等と反論が出るかもしれませんが、男も金額以上に心がこもってます

プロポーズ結婚時の場合

男→婚約指輪結婚式代など数百万の金額をかける。

女性→返事をするかどうかだけ。

結婚後の場合

男→24時間働けますかのCM通りに滅茶苦茶働く。家では稼いで来いと文句を言われ、記念日を忘れると家に入れなかったりする。

女性家事育児を行うが他人の指図を受けないで自由に行動できる。旦那へのプレゼントなどは少し豪華な食事だけ。

以上のように細かい部分は省きます基本的に男は女性に喜ばれるように行動しています

金銭面で言えば全体の9割くらいが男の支払いとなります

もしも昔は男尊女卑だと言っている人がいたら、このように聞いてみてください。

昭和時代の男女の立場を入れ替えた女尊男卑しましょうか?

その場合食事プレゼント代など9割以上が女性の支払いになりますよ?

それでも良ければあなたの言う女尊男卑を行いますが良いですか?

と言ってください。昭和世代で大半の常識人が上のような行動をしていたので

否定要素はごく一部の悪い男に引っ掛かった場合程度です。


個人的には男女平等でも良いと思ってます

食事代は全員同じ支払い、重い物を運んでいる女性を見ても助けなくて良い。女性からと言って気を使わなくて良い。からです。

男同士、女同士で考えたらそうなりますからね。

もしもそんなことないという人がいたら教えてください。

反論できない内容は今のところ思いつかないので。

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