はてなキーワード: 正当防衛とは
「もし重大事故になってたらどうするんだ!だから過剰防衛だ!」
みたいなのがまだ見受けられるが、重大事故になってねーのにいうなよ。なってない以上正当防衛だ。
と同時に、これは事前に痴漢をされていた。さらにそれがカメラに録画されていたのと、痴漢されたという目撃者がいたから言えること。
だが、たまたまイライラしてて、通りすがりのおっさんに回し蹴り食らわせた女がいたとする。
そいつが「痴漢されたからこいつボコった」という嘘をつく可能性もある。
痴漢冤罪でも、たまに虫の居所の悪い女にかかわって、痴漢でっち上げられたという話は耳にする。
そもそも、よくこんな微妙な世界で今までやってこれたよな。まあ、痴漢が止まらんから「推定有罪」という中世技法導入することにしたからかもしれんが。
痴漢の回し蹴りの件について、冤罪のこともあるんだから、やられたらその場でバシーンって病院送りにならん程度にどついてやったほうが平和なんだがね。
冤罪で警察行になったらゼンカモンになってそれまでの人生の通りではいられなくなる。
対して、痴漢累積犯はすでに前科者なわけで、警察行はダメージとしては、一般者に比べて弱い。
過剰防衛というのは痴漢犯罪者が、病院で証拠を固めて、警察に通報できて、警察が受理して、検察が起訴して、
裁判官が犯罪だと認定する。この一連まで成り立たせられるときに言える。
すでに痴漢をやらかしているわけで、正当防衛というものがあるから、病院送りにならんクラスでは無理でしょ。
そもそも、警察に痴漢犯が通報するってありえる?通報したときに自分も豚箱行になるわけで。ダメージ少ないとはいえ、ダメージには違いない。
https://togetter.com/li/1173944
「正当防衛は被害と反撃のバランスがあっていることが必要です。手でお尻を触る行為に対し、自分の手で振り払う、押し返す等はバランスが取れています」
この中野弁護士(元裁判官)って人、さらっととんでもない日本の闇吐いてるよね!?
被害者叩きへのアリバイみたいな感覚で「痴漢は精神の陵辱でもありますから…」って言ってるけど、それを正当に裁く基準ってあるの?
今の日本で性犯罪=精神の陵辱への被害の重さが事実上ゼロだからこそ、「手で触っただけ」が全基準になってて被害者の女の子を一方的に過剰防衛って主張してるんだし
ていうか口先だけだとしても「精神の陵辱」なんて言葉を使うなら、被害者の女の子の精神をこれ以上陵辱するような真似はやめろよ!
本当にその重さを解ってるなら他の言い方はいくらでもあるだろ!
この人に煽られてまんまと「そーだそーだ」「正当防衛じゃない!私刑ダー!!」って言ってる馬鹿なセカンドレイパーは論外だけど、
一番ヤバイ問題なのは日本の性犯罪が性犯罪と考えられてない事を、名誉男性マインド丸出しのおばちゃん弁護士が得意気にダダ漏らしちゃった事でしょ!
元ツイートに「この件は置いといて」となんて書いてないぞ。
さらに元ツイートに書いている「「回し蹴り」という格闘技を使うことはどうか。行為のバランスは崩れていると思います。」となってることは、
この弁護士は回し蹴りを使って反撃した時点で問題だとしている。
「行為のバランスが崩れている」と書いた時点で「回し蹴りを使った時点で正当防衛を超えるもの」と読める書き方だな。
だが、結果として重大事故にならん限り過剰防衛にならないよ。正直、一発の回し蹴りでその重大事故は非常にレアケースに思える。
まず、医師に笑われ、警察に被害届を出そうとした時点で、自分も逮捕。相手の暴行についてはよっぽどの重大事故にまで発展しない限り正当防衛でしまいだ。
一番肝心な「尻もちついた程度では正当防衛だと思う」が抜けてて、話が変な方向に広がってるから、擁護に回ってるまで。
挙句の果てに逃げろとか手で払う程度なら許されるとかふざけたこと言ってるやつがいてるからな。
悪いけど、痴漢については冤罪のことがあるから、警察よりその場で正当防衛で痴漢犯を懲らしめてくれたほうがほかの男としても助かるんだよ。
この件が過剰防衛か否かだろ。
「そもそも本件について相当性を個別的に論じる意味は無い気がする。」といってるが、まさに、論点となってるのはこの件についてどうかという話だ。
そこが一番大事なのに逃げるなよ。
弁護士も「尻もちついただけなのでこの件であれば正当防衛が成り立つといえると思います」と書けばいいのにそれを書かずに、
「重大な結果になったらどうするんだ!」の話ばかりだからおかしくなってる。
重大になった結果としても、それを予期しているかも加味されるな。突然襲われたという事情も加味する。
痴漢されて即座に回し蹴り一発程度なら、仮に暴行罪に問われたとしてもまず正当防衛じゃないか?
結果として当たり所が悪くて大けがになったとしてもとっさのことだし、手でおしはらった程度の話だから相当範囲で正当防衛の範疇だと思う。
後遺症や骨折や死亡クラスじゃないと過剰防衛にまでならんだろう。骨折でもよっぽどの範囲は正当防衛だろう。
そもそも、後遺症が残らんケガなら、診断書を書く医師も相当苦笑いか、説教されて追い出されるのがしまいだ。
警察も被害届を受理してくれるか。そもそも、それは痴漢犯として自分も逮捕されるということではある。痴漢をしたことには一切情状酌量の余地はない。
そもそもさ、例えば傷害罪だとして、何か先にしてきたときに、防衛したとき、罪がなくなったり、減ったりする。
罪がなくなるクラスのが正当防衛、正当防衛を超えるけど、まあ、やりすぎたからやっぱり犯罪だよ。事情があるから減らされるのしゃーないね、というのが過剰防衛での傷害罪。
過剰防衛罪なんてのがあるんじゃねーんだよ。
※「日本弁護士達の痴漢爺さん回し蹴り対処被害者へのセカンドレイプ」から改題した
弁護士中野希美先生(元裁判官)とやらに「暴力を推奨するネット私刑」とみなされ、過剰防衛と断罪されてる件について
https://togetter.com/li/1173944
「ジジイ死ねよ!」店内で老人を蹴った女の子 取り押さえると、真相が明らかに – grape [グレイプ]
"痴漢老人を撃退した女の子に関するツイート、ツイ主が消したのかと思いきや、ヘイトで通報されて削除されたって意味わからんよ。痴漢側の人間多すぎでしょ…。そういう輩達と痴漢老人を一緒に小舟に乗せて沖に流したいよ…。"
https://twitter.com/miitoko/status/932284480731078657
元のツイートは残念ながら何故かヘイト扱いで通報されて削除に追い込まれたが、ネット上に当時の状況を説明するソースは探せばいくらでも出てくる。
にも関わらず、それを確認しながら客観的に検証するでもなく、まとめ共々又聞きだけで勝手に断罪しているため非常にいい加減。
敢えてソースを載せなかったのは、性犯罪の悪質さを責め、女の子の勇気を肯定し、取り押さえた店員も女の子に謝罪していた旨の記事しか無く不都合だったのではと勘ぐってしまう。
【日本の闇】痴漢老人に襲われた女子高生が「死ね」と回し蹴りで撃退 →何故か「暴行罪!爺さんは悪くない!言葉の暴力!」と女子高生側を攻撃する人達が続出 : オレ的ゲーム速報@刃
http://jin115.com/archives/52199448.html
上記には被害者側ツイートがまとまっているが、こちらを読めば、目撃者は一瞬の出来事で泣きながら必死に抵抗した等身大の女子高生として被害者を説明している。
ちゃんと読めば多くがそのような印象を抱く書き方だ。体格も爺さんの方が長身で有利だったそうだ。
一瞬で叫び、蹴り、大騒ぎにしたことで自身は店員に抑え込まれたが、素早く動いたおかげで爺さんの意表を突き、無力化する事に成功している。
発端ツイート主の元には、過去加害者に無罪放免で逃げられた痴漢被害者達の生々しい体験談も寄せられている。
彼女達は「派手に騒いで抵抗しなければ被害がうやむやにされる、最悪合意と見なされる現実」を痴漢被害で痛感しているから、犯人逮捕に至れた判断に救われて勇気づけられたのだ。
にも関わらず、中野希美は「格闘技」「格闘経験者」といった表現を多用し、
あたかも一方的に玄人が「正義感」で素人を暴行してネットに晒す私刑行為であるかのように批判している。
仮にも弁護士でありながら名誉毀損も甚だしい憶測の嵐に辟易してしまうが、他人から見た「回し蹴り」という表現だけで余裕を持った強者と決めつけてしまっている。
そもそも突然暴力を振るわれたのは被害者の一瞬の抵抗を、第三者が伝聞で「暴力推奨」「報復・復讐」「ネットリンチ」だとあげつらう構造こそ
ゆうたろう(7チャクラ)さんのツイート: "@sanma9731 そうなんですか?(°д°) でも尻餅ついて倒れましたよ。 ジジィと言っても、女の子より背の高い男性でした…。"
https://twitter.com/yuutaro02/status/931488631344074752
騒動元のツイートにはまさに痴漢が尻もちをついてこけた程度だったと明言されているのだが、弁護士の彼女は全く読んでいなかった事が解る。
背後で尻を触る自分よりも背が高く体格に勝る老年男性、女子高生が振り向きざまに蹴ったとしても威力はその程度なのだ。奇襲でなければ尻もちもつかなかった可能性も高い。
とにかく大事になっていないのは事実。その後に続く「もしお爺さんが死んだら」等の仮定は全部無意味。彼女は知らぬ内に正当防衛である事を立証していました。
専門家の見解を装っているのにこの不誠実さは論外である。「真面目に解説」とは片腹痛い。
「過剰防衛だ」と被害者を責める者達のリプライは、その意識の裏返し。「たかが尻を触られたぐらいで」と思っているから蹴りという抵抗が不当な報復に見えてしまう。
その加害者目線の無神経な「たかが」で被害者をぶん殴る暴力を集団で振るったために批判されたのだ。
ところが、弁護士を自称する中野希美は本ツイートでなんとこう言い放っている。
被害と反撃のバランスがあっていることが必要です。手でお尻を触る行為に対し、自分の手で振り払う、押し返す等はバランスが取れています
性犯罪は他者の人権を蹂躙して自己中心的な欲望を叶えようとする犯罪で、主に精神面の侵害が問われる問題だ(外傷が伴えば無論それも考慮に入れるが)
弁護士も精神の陵辱であると断る程度の認識はあるようだが、それ以外は「たかが尻を触られたぐらいで」と言う自称良識的な野次馬達と何一つ目線は変わらない。
ただ現行法がクソだったという事は、その法を武器として扱う側のクソなスタンスを正当化するものではない。
痴漢が手でお尻を触るのは、それが本人の自己中心的な欲望を叶える型に合致していたからで、決して常識や被害者へのダメージを配慮したからじゃない。
加えて見て解る女子高生を狙った計画的犯行であるため、触るという動作は本人の予定通りに行われたものである。
それに対して被害者はデパート内部で突然襲われた事。見ず知らずの大人から合意ない性的蹂躙にあったショック。SOSの意味も込めて派手に瞬時に騒ぐ必要があった事。様々な複合的要素が考えられる。
つまり事前から襲おうと抵抗しなさそうな子供に狙いを定めた加害者と、突然襲われた被害者は心構えと危機的状況が天と地程も違うのに、
この弁護士は被害者にだけ、反撃責任と冷静な配慮を要求している。
この程度の事は想像力があれば子供でも解りそうだが、ジェンダーギャップ114位の児童性犯罪大国・日本の法の奴隷らしい、双方の公平な斟酌のバランスを欠いた男性目線の言い分である。
それに「痴漢はソフトタッチだったのに女子高生は蹴りで対抗するなんてバランスが取れない!暴力的だ!」と言う理路で、被害者の配慮が無いと責めるのは、
間接的に痴漢側がまるで被害者に配慮していたかのような心象を、ギャラリーに与えようとする痴漢擁護でもある。
この女性弁護士は痴漢の心情には1ミリも触れないのに身体の心配だけは元情報以上の想像力を働かせる、
そして被害者は情報の断片だけで「格闘技」だ「懲らしめたった」だ「格闘経験」だとゲスの勘ぐりでありもしない被害者の「暴力制裁人間」としての人物イメージを構築して、その前提を疑おうともしない。
よく自分で見てすらいないツイートを伝聞だけで、ここまで決めつけられるもんだ。
この妄想暴走おばちゃんは「法に無知な女子高生が知らずにやったら大ごとになるかも知れないので本人に伝わって欲しい」と言っている。
犯罪被害にあった人様を捕まえて、一方的な加害者目線で嘘まみれの悪意で固められた妄想を、本人に見てもらいたいと言える無神経に呆れてしまう。
以上の事は法律家としての補足の域を超えた中野氏達の個人的偏見とデマによって成り立っているため、言い訳は通用しまい。
まとめた弁護士・まとめられた弁護士自身が結託して、被害者側や自分達への異論を頭から「私刑を正当化しようとする絶対悪」と頭から断じて疑わない。
ならば逆に問いただしたい。
あなた達こそ日本の現行法におけるごく一部の加害者勝ち逃げの判例を「絶対正義」と見て、発端ツイート主達への私刑を下してるつもりではないのか?
コメント欄にはどさくさに紛れて発端ツイート主個人への中傷に発展しているクズもいる。中野氏達はその光景を見てニヤリ、してやったりと思ってはいないか?
あなた方の弁護士の肩書を、あなた方個人が意図しない意見を権威で封殺するための道具に利用しないで頂きたい。
必死の抵抗を試みる被害者の心境を代弁したツイートを紹介して、これを終わりとする。
安全圏にいるゲスな弁護士共にわざわざ語られなくとも、被害者達は誰が何と言おうと決死の覚悟を決めている。
覚悟というのは過剰防衛認定される事もセカンドレイプされる事も含まれる。全肯定されなくとも、必死に抗わないともっと酷い目に遭う事を知っているからだ。
嘘と加害者目線しか持たぬ腐敗弁護士共国中のセカンドレイパーがどれだけ「私刑」だ「過剰防衛」だ「不当な報復だ」と眉をひそめようと
性犯罪へのモラルも法律も腐っている中世日本のサバイバー達は「被害者、よく頑張った!」と言う声を止めようとしないだろう。
イキりオタクっぽくて申し訳ないけど夜道突然ケツ触ってきた男をバッグとヒール放り出して全力で追いかけて引きずり倒して身分証奪って
そいつの家まで連行してから警察呼んで親共々厳重注意して謝罪させたけど、
相手顔面血まみれでも結局わたしお咎めなしだったから、性犯罪者に遠慮はいらないと思うよ
性犯罪にあったらたとえ殺されても必ず殺すって気持ちでいるから
ちょっとでも不当にからだ触られたら人様には見せられないくらい激昂するわ。
クラスメイトの話を聞くと、Mくんが娘に付き纏っていて、娘がMくんを怖がっているからいじめではなく正当防衛だと言っていた。
・娘と話していると会話に割り込んでくる
・頻繁に娘のことを見ている
・用もないのに娘の近くにいる
・家が逆方向なのについてくる
・娘と休日に遊ぶ約束をすると誘ってないのに待ち合わせ場所や目的地付近でうろうろしてる
というようなことが実際に何度もあったらしい。
それで友達みんなで協力してなるべくMくんを娘に近付けないようにしようということで仲間はずれにせざるを得なくなった、ということだった。
実はうちの妻が諸事情で家を空けていて一時的に父子家庭状態になっている(夫婦仲が悪いというようなことはありません)。
そこで家政婦さんを雇ってお弁当を作ってもらうことにしたんだけど、同じ日にMくんも娘のためにお弁当を作ってきてくれた。
娘は2個も食べられないと友達に相談するとKくんが食べると言った。
けれどKくんはそのお弁当を食べずに捨てた。
そしてMくんがゴミ箱を見て捨てられているのに気付いて娘が捨てたと思い込んだ、ということだった。
そういうわけなので、双方の誤解によるすれ違いでいじめではないということになりました。
Mくんのアプローチの仕方は娘に恐怖心を与えるものだったかもしれない。
けれど娘を思ってお弁当を作ってくれるなんて、Mくんは不器用なだけで本当は純粋で優しい男の子なんだと思う。
だから今後Mくんは娘の怖がるようなことをせず、距離感を考える。
娘はMくんを邪険に扱わず、他の子達と同じように仲良くしてあげる。
娘とMくんが無事に和解できたのも皆様のおかげです。
ありがとうございました!
娘が、単純に正当防衛をしたのかもしれない。
ここでは学校教育の問題に限定して体罰の問題について述べるので、特定の話題について触れることはしない。
まず、体罰は法的にどう扱われているのか
文部省が文部科学省に再編成されたさい、文部大臣が文部科学大臣に変更されたこと以外はこの規定に変更はない。
つまり、「体罰」と主張した時点で、加えた側が違法行為だと認めたことになる。
この点は戦後一貫しているので「昔は許されていたが、今は認められなくなった」という認識自体が正確でない。
よくある誤解に過ぎないのだ。
このような見解を披露した時点で、学校教育に関してどの程度の知識しか持ち合わせていないか想像できる。
喩えて言えば、ヒロポンを服用すれば疲労回復が早くなるので使うよう勧めるのに近い論理だ。
ただ、あくまでも学校教育法で定められている「学校」に関しての話なので、その範囲が及ばないところに関しては言及できない。
職員会議でも校長は「体罰はいけません」と必ず言うが、それ以上踏み込むことはない。
実際、棒きれを振り回している教員を見ても、見て見ぬ振りをするのが常である。
それらの行為は「体罰」でなく「懲戒」と見做すことにしていた、ただそれだけのことである。
今も昔も「体罰」は違法行為であり、「懲戒」は合法的かつ教育的「指導」の一環なのだ。
問題は、いかなる行為を「体罰」と見做し、いかなる行為を「懲戒」と認識するか、という点にあるのだ。
同じ行為をある時点においては「懲戒」と見做し、ある時点から「体罰」と解釈するようになったか、というのが正確な問題提起である。
たとえば以下のようなガイドラインが示されている。
文科省 学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰等に関する参考事例
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1331908.htm
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai1/siryou4-2.pdf
いずれにしろ、文科省が体罰を認めていないことだけは明確である。
教室で質問すれば、明確に「それは法律で禁じられているからです」と答えてくれるはずだ。
ただ、ある行為をめぐって「それは体罰ではないか」とか「いや懲戒の範囲内だ」という議論は当然あり得る。
しかし「体罰」が許されると主張することは、違法行為をもって教育するのが望ましいというのに等しいことであるということは認識しておく必要があるだろう。
効果的であり、かつ「望ましい」とするならば、違法行為の正当性まで議論の範囲は広がらざるを得ない。
あるいは、体罰を望ましいとするなら、学校教育法改正で対応するほかあるまい。
ともかく、「体罰」を論じる際「懲戒」との比較なしにあれこれ論じるのは意味がまったくない。
何が体罰で、何が懲戒かを明確にしないと、違法行為は正当だという主張に与することになる。
それが本望だという論者は別にしても、違法な「体罰」を容認するのかどうかはおさえる必要があるのだ。
ここでの話はあくまでも学校教育に限定しているので、学校外での出来事に適用できるものでないことは最初に断った通りだ。
補足
最近二言目には「学校で教えて欲しかった」という声を聞くが、それはそれほど効果的ではないと思う。
たとえば、「冤罪があっても構わないと思う」という趣旨の発言がされたと仄聞するが、
発言者は「推定無罪」の大原則を失念している点で、中学校を卒業するにふさわしい知識を身につけていないわけである。
今すぐにでも中学校に戻り、一から勉強するのが本人のためであろう。そして満点を取るまで卒業させてはならないと思う。
中学の知識すら覚束ない者が訳知り顔でご高説を宣うのを、ありがたく拝聴する方々の姿を見るにつけ、日本の将来は暗いと断ぜざるを得ない。
「どんなことがあっても殺してはならない」という命題は、「どんな手を尽くしてもどちらかを殺さざるを得ない状況」にあっては実現不可能になるので、「場合によっては殺しても良い」という別の命題によってかえざるを得ない。これが緊急避難という考え方である。たとえば「正当防衛」など。人を殺しうる凶器をもち殺意をもって襲ってきた相手を殺してはいけないとなると、「自分」という人間を「殺してもよい」と判断したのと同じ事になり、明らかな矛盾が生じるためである。
”殺してはならない”は”どんなことがあっても”という全体集合すべての要素にたいして必ずしも成り立たず
”場合によっては殺しても良い”という限定された集合に対してしか成り立たない
”場合によっては殺しても良い”は空集合ではないため”場合によっては殺しても良い”でな集合と”どんなことがあっても”は同じにならない
よって
「どんなことがあっても殺してはならない」は誤りである