はてなキーワード: 日本円とは
いまバズってるのは「20年、30年先には必ず上がっている」という長期投資は正しいから全員が今すぐ始めるべきって説だけど
そちらに金をまわすより、10日後の音楽コンサートに金を使ったほうが幸せな人がいる
3日後に運命の出会いがあり、1年後に結婚することになって、結果的にドル建て債を買わず銀行預金に預けておいたほうが良かったかもしれない人がいる
なんの予定もないのに、ある日突然に天啓が降りて予定外の支出が必要になることなんて人生にはいくらでもあるけど
その時必要なのは、いくら為替レートが悪かろうと日本円で、日本円を比較的安全に保有しておけるのは銀行預金、郵便貯金なんだよね
現代の現役世代の日本人の結構な割合が、そんな予定外の支出に対応しつつ同時に貯蓄、投資するなんて余裕がないからね
「1万円が紙くずになったら1万円の価値は紙くずと同じ」って言う話ならそうだけど
ついでにいや、いわゆる信用創造で印刷されてる日本銀行券以上に残高としては「日本円」が存在するわけで、これはもう実物の日本銀行券とは無関係
増やすもなにも、なにも投資しないということは貯蓄全てを日本円でホールドしているのと同じですよん
投資しない派はここ数ヶ月で対ドルにて4割ほど損しているのに、それすら気がつかないのはある意味幸せかな
あとインデックスがどうたらは緩やかなインフレに追従させたいからリスクとって通貨以外にしているだけだよ
何もしないと最低でも年1%目減りしていくわけだしした方がいいよね
ただデメリットもあって投資とやらに頭を使う時間と手数料が必ずかかること
貯蓄が100万しかないなら数十時間もつかっても得られるのは年1万円でアホくさい
最悪下がるし人間はマイナスのことを過大評価するから損している気分にしかならない
1億あっても年100万円・・・しょぼっ!
だから自分の時間や労力も「貯蓄」に含めるなら脳死で日本円ホールドもぜんぜんあり
あまり金を引き出さないなら脳死でインデックスとかもぜんぜんあり
まー結局趣味ですわなー
投資はギャンブルって言うけど、投資しないのもギャンブルだって自覚がないのが問題なんだよな。
日本のこの30年間、SP500の投資信託を買っておけば10倍に増えてた。逆に言うと日本円で貯金してただけの人は10分の1に資産を減らしたとも言える。これは極端な話だけど、貯金してるだけだと目減りしていくというのはこの低金利時代では真実だ。
最近積立NISAやり始めたんだけど米国株下がり過ぎてて心配になってきたから利確して全部おろしてきたわ
かといって日本円も信頼できないし
とりあえずお金はドンドン使いまくって現物に変えていこうと思う
とりあえずお菓子買ってきた
ポリンキーおいしい
https://honeshabri.hatenablog.com/entry/lazy_investor
のブコメを読んで「種銭がない」「投資に回す金がない」というコメントが気になりました。私自身は今40代で、お金がなかった20代の頃から投資をしてきました。当時からやってきてよかったと思っているので理由を2つ紹介します。
私のお金がなかったというレベルはどの程度かというと、20代の頃にフリーランスのプログラマで年間売上200万円以下というぐらいです。知り合いの家に居候しており、デートのお金がなくてキャッシングを使ったこともあります。食事は100円ローソン(当時はSHOP99)でした。
当時やっていたのは自動の貯金と、投資信託の自動積み立てです。自動の貯金は銀行がやっているサービスです。一度設定するといつでも引き出せる定期預金にいれてくれます。地味なサービスなので知られていませんがほとんどの銀行が提供しています。
私は自動の貯金に5000円、投資信託に5000円を毎月積み立てるようにしました。当時の私にとって1万円というのは大きな額でしたがたまにパチンコに行ってしまうような生活だったので、最初から自動で引き落とされていれば気になりませんでした。
これは「20万円の給料から1万円貯金しろと言われるとほとんどの人ができないが、19万円で生活しろといわれるとほとんどの人はできる」というような法則です。この金額で2年ぐらい継続しました。
2年ぐらいすると30万円ぐらい手付かずのお金があるという状態になりました。それまで収入が低いこととお金の管理ができないことから貯金は0だったのが、気がついていたら貯金できていたのです。30万円というのは当時の私にとって大金で、ちょっとした物なら買えるという嬉しさもありましたし、貯金が自分にもできたという自信もつきました。一番大きいのは貧しい生活の中で「何かあっても30万円あるしな」という気持ちの余裕ができたことです。そのお金があって初めて「ちょっと新しいことを勉強しようか」「新しいことを初めてみようか」という前向きな気持ち、自分へ投資しようという気持ちができた気がします。
次にこれが結構大事で、投資を始めて何年か後にリーマンショックがきて投資してた金額の評価額が4割減ぐらいになりました。初めての暴落の経験だったのでショックでしたが、2年程度で勝手に回復し、またプラスに転じました。この経験で、「これがいわゆる長期投資なら大丈夫」というのかと自分ごととして理解できました。その後、幸いプログラマとしてそこそこ成功した私は今は当時の数百倍以上の金額を運用するようになりましたが、この時の数十万円程度の暴落と回復を経験してなければ、資産の大半を投資に回し、日々数百万円が上下するような生活には耐えられなかったと思います。
つまりいざ種銭ができて本格的に運用を始めるとなった時に、小さい額での実体験がすごく大事になるということです。
種銭がなくても投資をして株価の上下を経験し長期であれば勝てるということを経験してほしい、そして貯金ができてない人には少しの金額でも積み立てることが生活の質の向上につながるということを強く勧めたくて書きました。
投資をしろというのは強くは言いにくいですが、投資が苦手な人でも自動の貯蓄はおすすめです。いま貯金がないという人はぜひ!
三菱UFJ:https://www.bk.mufg.jp/tameru/yen/tsumitate/btm/index.html
SMBC:https://www.smbc.co.jp/kojin/special/new-recruit/minaoshi/type-a/04/
みずほ:https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/deposit/teiki/t_teiki.html
ドルコスト平均法はまやかしです。リスク分散できていません。私が積立から始めたのは単に毎月それだけしか捻出できなかっただけでドルコスト平均法を意識していたわけでも推奨しているわけでもありません。長期では上がるという戦略なので普通の人は余剰金の中で買えるだけその瞬間に買うのが正解だと思ってます。
全てを現金で持っておくというのも投資の選択であると自覚しているかどうかは大事かもしれません。現金はその額が減ることはありませんが、インフレにより相対的に価値が下がることがあります。現金もまた50年後はわからないのです。うまい棒でいうなら昔10円だったのが今は12円です。これは日本円に投資してたら約2割損したようなものです。このエントリは、将来資産運用をやりたいが種銭がないので始められないと思っている人に「今始めておくのは無駄ではないし、むしろ種銭が少ないうちから初めておくメリットもある」ということが伝わればいいなと思ってます。
投資というか現金以外の蓄財、貯蓄って、自分の生活サイクルや人生のルートがある程度まで見えてる人が余った金で始めればいいことだと思うので
始めるのが早いほど長期投資はお得、若いうちから投資しとくべき、という惹句は若干の嘘があると思う
ちょうど後藤邑子さんのインタビュー記事がバズってるので引き合いに出させてもらうが
後藤さんのように10代の時点ですぐ死ぬ宣告された人間がいたとして
その人に「将来を見越して長期投資を始めとくべきだよ」と言うの、何か意味があるんだろうか
結果的に後藤さんは生き延び、いっときは「将来を見越して」役所勤めのための人生設計をされてたようだが
すぐに殆どすべてを投げうって先の見えない役者人生へ進み、しかもその後も悲劇的なご不幸を前に挫折しかかったとき、
ほとんど将来設計に関係ないデカい買い物をすることで、その先の人生への一歩を踏み出したと仰ってる
その買い物と長期投資の、どちらが「良い買い物」なのか
ご本人次第としか言いようがない
そこまで極端でなくとも、まだ人生の岐路が定まっていない人にとって、貯蓄は山ほどある選択肢のうちの一つでしかない
生活費以外の全てを自分の趣味につぎ込む人はいていいし、趣味でもない程度に付き合いで散財する人がいてもいい
人生の先がまだ見えておらず、今、このタイミングで有り金を全部使うべきという瞬間がまだ見えてない、
もしかしたら2、3年後にそういう瞬間が訪れるかもしれない人にとって、長期投資が意味あるかというと、あまりない
自分の人生に必要なタイミングで株が暴落してるかもしれないわけで
「貯蓄先が日本円での銀行預金か、米国株か、国債か、etc」という比較の話をすべきで、その際には何なら
「銀行預金とは何か、その利点は何か、今、なぜ銀行預金がリスクとなるのか」という説明をすればいいと思う
(センセーショナルな説明で銀行取り付け騒ぎが起きない程度にまともな説明でやってね)
というかね
長期投資はプラスサムゲームというけど、その投資された金を誰かがいま、成長に資する内容に使ってくれていないと、その先の「成長」はないのよ
じゃあ誰がどう使うのがいいかというと、若い人が勉強したり子育てしたりして人間社会全体が拡大してくことでしか「市場の拡大」はないのよ
経済は「信用」で、信用は人間同士のやり取りのことであって、人間が多数いないといけないんだから
極論、生産年齢人口の全員が株式市場の数字を眺めるのに1日の時間の半分を使っていたら、生産性なんてダダ下がりでしょう
若い世代の人に投資の勉強(というか通貨とか信用とか経済活動の勉強)させろというのはいいけど
むしろ若いうちは投資の勉強に時間を使うより、手に職の技術や経験の獲得に時間を使って欲しいのよ
なぜって、そうしないと老人たちの投資の向かう先がなくなるから。経済成長は人間の成長の合計ですからね
なんなら、後藤さんに上京の資金を出してくれたM先生だって「投資」でしょ
若い人は自分が投資する側に回るより、むしろ後藤さんのように、ご家族やM先生や周囲の多くの方々から投資を受ける側であるのが、
そしてその投資の結果を世の中に知らしめてくれるのが(ささやきボイスであれハルヒダンスであれ)
「若いうちから市場をちょっとは勉強しておけ」まではまだわからなくもないけど、「早いうちから投資を開始しろ」というのは高齢投資家たちのエゴだと思う
その分のリスクは自分たちで負って、これから成長する層へのリターンの厚みを増やしてあげるべきなのよ、利回り1%ぐらい削ってさ
今から20~30年後、大量退職したインターネット老人たちが生活の苦しさをネットで愚痴るたびに、
「どうして働いてるうちにNISAやiDeCoで毎月ちょっとずつ積み立て投資しなかったんですか? せっかく国が税金を優遇して商品の厳選までして資産形成のお膳立てしてくれたのに、あなた何十年もなにやってたんですか?」
「俺はこの怠惰な連中と同世代だが一緒にしないで欲しいなあ。俺の20年間積み立てたインデックスの評価額は2,900万で含み益は1,500万です(※)。もちろん妻も同額積み立てていますのでご心配なく……」
こういうので老後にイライラしたくないから子供と飼い犬の食事を減らしてでも毎月つみたてNISAとiDeCoを満額積み立ててるんだよなあ……
※毎月56,333円(つみたてNISA33,333円+iDeCo23,000円)を20年間積み立てて、年利7%で運用できたと想定
https://anond.hatelabo.jp/20220825233050
それでも「投資がギャンブル」と思う人はそのまま忘れて寝て、明日からも日本円の現金預金一本で留めておいた方がいい。
その方が本人にとっては幸せだと思う。
[B! 投資] 漫画で学ぶNISAとiDeCo|資産形成のポイントを解説|日経電子版
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/promotion/campaign/contents2022/manebicomic/
↑今日は朝から「投資はギャンブル」派と「投資はいいぞ」派の戦いを楽しく拝見していた。
増田は積立投資を10年程続けている「投資はいいぞ」派なんだけど、「投資はギャンブル」派の人たちはそもそも投資向いてないと思うので止めとくのが吉。
なんでみんな説得しようとしてるのか謎。
(ここでいう投資は、デイトレード・スイングトレードみたいに短期で利益を狙う短期売買ではなく、
NISAやiDeCo制度が想定するインデックス連動の投信やETFを積立で買ってガチホするような長期投資のことしか言わない)
長期の積立投資はとても地味。
年利で5%増えればいい方なので、株インフルエンサーの人が言うような爆益なんてとても出ない。
それでも長期で積立続けることによって、上ったり下がったりしながら複利のチカラで少しずつ加速度的に資産が増えていくのが積立投資。
でも「投資はギャンブル」という人が思い浮かべるのは恐らく仮想通貨みたいにハイリスクハイリターンな種類の投資で、ある意味心の中では投資に夢を見すぎていると思う。
きっと彼らが深層心理で夢見ているほど数字が増えていかず「こんなものかバカバカしい」と思ってすぐ止めてしまう。
長期投資は「一時的な暴落はあっても、将来的にはきっと世界は経済成長して上がるはず」という信念を持つ一種の宗教だと思う。
株価は上がるときもあれば下がるときもある。そうやって少しずつ世界経済と株価は大きくなってきた。
積立投資でそれらをトラッキングしていくのは、これまでの歴史や学問としての金融の専門家も証言する、最も再現性の高い資産形成方法だと考えている。
でも「投資はギャンブル」と思う人は疑い深く、希望的な観測を信じないので、
きっと投資を続けるモチベーションが続かずに中途半端なところで止めてしまって将来的な値上がり益を逃す。
自分もこれまで10年間に暴落を何度も経験してきたが、その度に「安く買えるチャンス」と自分を納得させて
積立投資を脳死で続けて来た結果、利益がかなり大きくなっている。
同じような期間で積立投資をしてきている人は、(変な商品を選んでなければ)恐らく多くの人がそうなっているはず。
インデックスに連動する投信やETFは大量の会社の株の集合体なので、一時的に暴落することはあるが価値ゼロの紙くずになる可能性は限りなく低い。
(そうなったら世界経済が壊滅している状態なので、いくら現金でお金持っていても無駄だと思う)
でも「投資はギャンブル」と思う人は、数字でマイナスが出てきた瞬間に「やっぱりギャンブルじゃねえか」と損失に耐えられないので
きっと一度の暴落であっさりと手放してしまい、将来的な値上がりや安く投信を買えるバーゲンチャンスを逃してしまう。
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もちろん、これまでの世界の経済成長が右肩上がりだからといって、今後どうなるかは誰にも分からない。
でも特にお金イジりが趣味でも仕事でもない人が、一番再現性の高い方法で資産を作れる方法が積立投資だと思っている。
それでも「投資がギャンブル」と思う人はそのまま忘れて寝て、明日からも日本円の現金預金一本で留めておいた方がいい。
その方が本人にとっては幸せだと思う。
ツイッターでこんなのがバズってきた
まどかまるすいさん
@tdnomdk
これが伸びるのはかなり恐ろしい話だ。
嘲笑で伸びていると思ったらどうも皆本気で言っているらしい。
ここで言う「元の大きさ」というのは『同じ値段で元の大きさ』という意味だろう。
「不景気さえなければカントリーマアムは昔の値段のままであの大きさだったという主張」ということでいいのだろう。
この理論は間違っている。
何故なら「景気がいい」という状態の中には『ゆるやかなインフレ』が必ず潜んでくるからである。
たとえば大正時代の1円と今の1円の貨幣価値の違いを想像して欲しい。
これはなにもジンバブエのように政府がお金の価値を公式に変更したという背景があるわけではなく、経済成長に伴う健全なインフレの過程で1円の価値が変化していったのである。
また景気の話になると世界的な日本円の価値について考え出す人もいるが、それについては円高の推移とカントリーマアムの推移を自分で比較してみて欲しい。
ヒントを出すと日本が過去最高の円高になったのが2011年であり、そのときのカントリーマアムの大きさ(内容量)とそれ以前を比較してみればいい。
さて、こういった圧倒的経済オンチを観測すると我々が最初に口にしてしまうのが「学校で!」なのだが、これぐらいの内容は学校教育の中で普通にやっている。
社会科の授業を偉人の名前を暗記する時間だと割り切っているか、赤点まみれで平気で卒業していったのでもなければ、一度は頭に入っているはずなのだ。
個人的な仮説になるが、学校教育で学ぶかどうかよりも自分が今持っている知識によって自分の頭で社会の分析を試みるという行為を日常的にやっているかどうかが重要なんだろうな。
その癖をつけるにはどういう教育がいいのかは知らん。
総合的学習だの自由研究だのが一瞬効果的に感じるが、むしろああやって義務的に興味もない議題を無理やりでっち上げてその結果にいちいち赤ペンを入れられる経験が拒否感を生んでいる可能性も考えてしまう。
・How Much To Pay Sugar Baby—Sugar Baby Allowance Guide(英語サイト)
https://sugar-place.com/daddy-guides/sugar-baby-allowance/
アメリカのパパ活事情を紹介している。英語圏ではパパ活を行う女子の事を「Sugar Baby」と呼んでいる。
記事によると、大都市圏・都度・1回あたり5時間前後・大人ありの条件では1回あたり400-700ドル、つまり5万~9万くらいが相場。
月に3回以上のデート・大人あり・買い物のための旅行あり、という条件では月あたり2500-4000ドル、日本円にして30万~50万くらい。
今の日本とアメリカの物価の違いを考慮すると、日本もアメリカも相場的にはあまり変わらないと思われる。
1月は「1ドル=115円」だったものが、ロシアによるウクライナ侵攻が起きた翌月の3月初めから円安が急激に進み始め、
4月に入ると黒田ラインと呼ばれる「 1ドル=125.86円 」を一気に突破したのだ。
もちろんこれでは終わらず、先月には「1ドル=139円」を超え、23年ぶりの歴史的円安になった。
今は「1ドル=130円」と落ち着きを取り戻したものの、まだ超円安時代は続く見通しのようだ…。
今回の特徴はもちろん「ドル高」ではあるものの、一番見逃しているのは、「日本円安」の方である。
理由はドル以外でも、例えばユーロやポンド、または豪ドル、やNZドル、シンガポールドル、中国元、さらに韓国ウォンとグラフで比べても、日本円はかなり目立って安くなっている。
「ドルと日本円、どっちが目立つの?」と質問されたら、「やはり日本円の方が目立つ」と答えるほどである。
世界中でインフレの嵐が起きている中、多くの国々の中央銀行の殆どは、インフレを止めるために「政策金利の引き上げ」に走っているにも関わらず、
日本の中央銀行だけが、それに逆らって大規模金融緩和や指値オペを繰り返していたからである。
そして本題に入るが、今年7月に記録した「1ドル=139円」は本当に歴史的円安なのだろうか。
多くの人達は「過去に1ドル=360円の時代があったから、今回のはまだ全然円高過ぎる」と思うであろう。
しかしなぜ多くのマスコミは「歴史的円安だ」と騒ぐのかは、実は根拠がある。それは「円の購買力」、または「実質実効為替レート」にある。
円の購買力とは、「世界から見た、実際の日本円の価値」という意味であり、
例えばアメリカの消費者物価指数、日本の消費者物価指数を使用して計算し直し、今回の「1ドル=130円」は○○年前の「1ドル=●●●円」と同じ価値であることが確認できるのだ。
つまり実際、2002年の「1ドル=130円」と今の「1ドル=130円」は同じ価値ではないからだ…。
実質実効為替レートは、世界各国の通貨や物価のデータを一つにまとめ、その日本円を使って数値化、グラフ化した為替レートのことであり、
現在(2022年6月時点)の日本円の価値は、1971年9月の数値( 当時:「1ドル=335円」 「1ユーロ=330円」 )とほぼ同じ価値であることが分かり、
ちなみに実質実効為替レートの数値が最も高かった時期は「1995年4月19日( 当時:「1ドル=79.8円」 )」であり、
当時は阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起きた直後であり、かなり混乱した時期でもあったものの、逆に海外旅行や留学などが最も楽であり、
それにより多くのJPOPミュージシャン達や芸能人達が海外ロケを沢山行っていたのも納得できる。
しかしなぜ、日本円はそこまで価値が下がったのだろうか。その理由は1997年から今まで、日本経済は長期的な「デフレ」に陥ったのが原因である。
日本の物価が25年間ずっと「1」のままなのに対し、世界各国の物価が25年間で「平均2・3倍以上」になれば、当然日本は円安に傾きます。
そんなことを知らず、ずっと通常の為替レートを眺めるだけ気が付かないままだと、いずれ危険になるであろう。
さて…全体的に説明をしたところで、殆どの読者達が理解できれば幸いである。