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はてなキーワード: チャラ男とは

2020-09-13

anond:20200912224733

メッセ履歴保存せな誠実やないんか

知らぬ間におれはチャラ男になってたらしい

っちょりーーッス!

2020-09-12

誠実な男はキモイトラバ追記

追記anond:20200914152316

マッチングアプリで1人の女性LINE交換してすぐにアプリを退会&アンインストールした。

ちなみにアプリでのやり取りはスマホメモ帳に保存していつでも読み返せるようにした。

そのことを相手に話したら「ごめんなさい。怖いです」と言われて突然ブロックされたのだ。

なにも悪いことをしてないはずなのに、なぜ?遊びではなく真剣に向き合うつもりだと、誠実さをアピールたかっただけなのに。

納得がいかず、妹に愚痴ると、「キモすぎてありえん」と言われた。

ああそうか。結局アプリ辞めずに同時進行で他の女も口説きまくってる不誠実なチャラ男がいいということなんだ。メッセージ読み返したりもしないような思い出を大事にしない適当な男がいいのだ。

誠実な男に大切にされて安心感を得ることよりも、遊び慣れてる男に不安にさせられるほうがドキドキして気持ちが盛り上がるのだろう。

から誠実な男はキモイのだ。

2020-09-05

悪役を応援できる作品好き

ケイケのティーンエージャーサイコパスにぶっ殺されまくるホラー映画とか、

戦うヒロイン陵辱エロゲとかクズチャラ男に大切な彼女寝取られエロ漫画とか、

「実は正義ダークヒーロー」とかじゃなくて心から悪役を応援できる作品っていいよね

2020-09-01

anond:20200901175451

うそつけ普段からめちゃくちゃチャラ男ヤクザまがいのDQN炎上してるぞ。

「女のほうがネット炎上する(力が弱いから)」っていうやつ、俺は全く信じない。

炎上した女が、私のパワーが弱いせいだって言うだけで、実際には頭と対応が悪いか炎上した。

anond:20200901175315

女を食い物にするヤクザとかDVしてくるチャラ男かに抵抗するのは難しいけど

根暗ネットオタクに殴りかかるのは簡単からだぞ

anond:20200901154956

そういうのはいても地味系オタク女子とはあんま関わらない

オタク男はチャラ男いじめられた経験あるのが多くて恨んでるの多いけど

オタク女は「そもそも別世界の住人」扱いであんまチャラ男と接点ないんだよね

チャラ男もチャラ女といた方が楽しいわけで、わざわざオタク女に絡んで来ないし

でもオタク男は同じオタクって事でオタク女に絡んできがち

anond:20200901153736

チャラ男ホストなんて普通に地味に生きていたら遭遇しないし

学生なら上司なんかいない

社会人だとしてもまともな企業に入れればそんなに酷い上司に遭遇する可能性は低い

でもネットで女オタやってりゃほほ100%男オタから何らかの攻撃をされる

女オタが、上司チャラ男ホストより男オタに悪印象抱いてる人の方が圧倒的に多くなるのは当たり前

やべえのに遭遇して攻撃される率が段違いなんだから

anond:20200901153632

上司とかチャラ男とかホストと戦う危険を冒すくらいなら勝てそうなオタクの方と戦うだろ

2020-08-19

自由恋愛で7連敗目を喫した

表題の通り。増田でウケそうなので、酔ったノリで書いておく。

スペック

これまで

7敗目

会社の同期で、社内恋愛ってやつ。

就職してから出会いなんかないし、何より6連敗中であり、自由恋愛結婚まで行く自信がなかったので、ぼちぼち結婚相談所に登録して婚活しようと思っていた(コロナのせいで先伸ばしにしている)。

相手は、入社したときから1人際立って気にはなっていたが、自分は惚れっぽいと気づいていたので何もしなかった。

ちょうど1年後に少しだけ一緒に仕事をすることになり、そのときにめちゃくちゃ意識してしまった。とはいえその仕事が終われば相手がまた別の事業所に戻るので、何もしなかった。

その1年後、今度は自分と同じ部署に来ることになった。最初に異動の話を聞いたとき、正直気が狂うかと思った。席も相手と向かい合わせなので、意識してしま相手と顔を合わせて仕事をすると考えると、正気が保てる自信がなかった。

とはいえ仕事仕事なので、LINEを送ってみたら、どうでもいい話でも1週間くらい続いたので、いけるかもしれないと勘違いしてしまった。相手自分共通点をたくさん持っていて(数えると4つだった)、とても親近感を持つようになった。「社内恋愛は煩わしいが、1ヶ月くらい様子を見てアプローチしてみよう。自由恋愛最後にして、ダメなら婚活しよう」と思った。

配属後、上司を交えてくだけた話をする場があった。上司オープンな人なので彼氏彼女話題を振ってきて、そのとき彼女彼氏がいることが発覚した。やけになって浴びるほど酒を飲んで酔っぱらって帰ってきた(今ここ)。

感想と教訓

  • 「全部始まってないじゃん」と言われたらごもっともすぎる。
  • 1敗目と比べるとだいぶ慣れたが、やっぱり失恋はつらい。
  • ダメだとわかると、「髪色が明るい」とか「仕事に対する見方が甘い」とか、薄々感じていた相手欠点ますます気になって自分が嫌になる。
  • 早とちりしすぎなクセは本当に治ってないし、これからも軽減こそするが完治はしないと思う。
  • さすがにこれだけ敗けが込むと、「女性はみんな付き合ってる相手がいるんでしょう?」と思ってしまう。
  • ただし「これだから女性蔑称)は~」だとか「女はこうすれば落ちる」みたいな考え方だけは絶対にしたくない。
  • 自分相手の人柄を見たいし、相手にも自分の人柄を見てほしい。あまりピュア理想的過ぎる考えかもしれないが。
  • 自由恋愛結婚できる人はすごい

今後の方針

2020-08-08

ヤリチンなんて実在するの?

出所不明出会い系成功談とか、実話〇〇のゴシップ誌半グレヤクザ愛人囲いまくりとか、エロ同人とかエロゲーDQN半グレとかチャラ男みたいなヤリチンなんて存在するの?って最近思う

だって芸能人名実ともにイケメンでも淫行ですぐしょっ引かれるし、半グレDQNなんか淫行どころか誘拐罪が上乗せで警察に速攻逮捕されてるとかそんなのばっかなわけじゃん

そもそも冷静に考えてどんだけ時間配分が上手でも、同時に女と付き合えるなんて2人くらいが社会人としても学生としてもリソース的に限界なんじゃね?

そういう意味では、絵にかいたようなヤリチンなんか実在するわけないし、実際そんなの見たことがないからいないと思うのよ

2020-08-06

仕事の場は仕事にきてる

趣味の場は趣味にきてる

ヤリモク・チャラ男言語道断

信ずる道を貫いた40代独身男性を待っていたのは

大衆による容赦ない罵声であった・・・

2020-07-18

ツイステッドワンダーランドツイステッド所感



話す相手がいないのでツイステのことをここに書いておきます





いま女性オタクの間で話題の『ディズニー ツイステッドワンダーランド』というアプリがある。

ディズニー作品の悪役をモチーフにしたイケメンたちが多数でてくる女性向けアプリだ。

イケメンたちは立派な魔法士になるため全寮制の男子校入学し、作品ごとの寮に白雪姫の鏡の力で組分けされ、多分おそらく全員が悪役側のなにかがモチーフキャラクターになっている。

主人公性別容姿不明)はなぜかその学校に迷い込んだ現代日本?人で、獣の身でありながら入学希望していたマスコットキャラと共になんやかんやで特別入学を許される。




ここまででもう既にハリーポッターすぎてビビったが、物語を進めていくとこの主人公マスコットキャライケメンキャラたちも軒並み全員性格が悪いことがわかる。

イケメンたち魔法士という存在は魔力を使いすぎると各自持っているマジカルペン宝石部分が濁っていき、濁り切るとオーバーロットという現象を起こし姿が変貌してしまう。この設定は大分まどかマギカっぽい。

だがツイステのオーバーロットは命の危険こそあれど殴れば元に戻る。第1章でオーバーロットしたハート女王モチーフイケメンリーダー正気に戻ったあと己の行いを反省する。しかし、主人公と一番最初に仲良くなったトランプモチーフの下級生イケメン反省するイケメンに向かって「許してやんねー!」と宣う。詳しい経緯は忘れたがトランプイケメンに非が全くないような話運びだったわけではないにも関わらず。





ここがツイステで一番最初にウワッとなった所だったと思う。自分の非を棚に上げ、醜態晒した仲間にさらに追い討ちをかけるイケメンがここには沢山いる。

あんまりしっかり覚えていないが4章では主人公がそれに加わった。主人公選択肢しか喋らないが、幼馴染従者イケメンの「本当はずっとお前のことが嫌いだった」という本心吐露を聞いて落ち込む主人イケメンさらに追い討ちをかけるような辛辣選択肢がでる。



更にイベントストーリーは基本ギャグに振れるようで、頭にバケツを乗せて体幹の特訓をする、失敗したらお尻を叩く体罰花嫁幽霊に見初められたオタクイケメンを奪還するため順にプロポーズして失敗する様を残りのメンバーが笑う、そもそも奪還作戦に全員乗り気ではないので見初められたオタクイケメンをなんでアイツが?wと笑う、いよいよオタクイケメンが誓いのキスで冥界に連れていかれてしまときにさっさと終われとみんなでキスコールをする、等々、全編通してほぼ全てのキャラが人の失敗を論って笑う古き悪しきバラエティ番組倫理観をしていた。






彼らは物語の悪役がモチーフなので、このような捻くれた行動はヴィランに憧れる故のものからこれでいいという意見も見た。

でもそれは「悪役が悪のまま讃えられている世界」の話だ。ツイステッドワンダーランド(なぜかツイステのキャラたちは自分たちの世界をこう言う)では物語の悪役たちは捻じ曲がった解釈で「偉人」として讃えられている。素晴らしい功績を残した人物として、みんな大なり小なり彼ら彼女らを尊敬している。

そんな偉人に憧れるならなおさら中学生いじめのような言動をするイケメンたちはあまりにも幼稚すぎると思う。彼らが憧れるのは悪役ではなく捻じ曲がった偉人のはずで、イケメンたちの行いはただただ性格の悪い幼稚な子供なのに。









もちろんこれは個々の感性に拠るところが大きいので昭和の古臭いノリのキャラクターたちが好きな人は好きでいいと思う。チャラ男イケメンが「れっつらごー」やら「さげぽよ」とか言うのも一周回って新しいのかもしれない。

長寿イケメンがやたら人間長生マウントをしてきても、努力秀才イケメンが真面目な振る舞いをすることを教師へのアピールだとみみっちいことを言ってきても、留年をなんかかっこいい風に見せてきても、そもそも教師陣が校内の揉め事に一切関与しない保護者立場放棄していても、学園の最高責任者が袖の下もらって寮のリーダーを決める汚い大人でも、きっと楽しめる人は楽しめる。







私も久しぶりにこんなツッコミだらけの物語を読んだので正直とても面白がっている。物語に入り込むことは到底できないが、めちゃくちゃな展開とストレスしかまらないイケメンたちに囲まれて読後の虚無感に苛まれ体験はなかなかない。

性格の悪い楽しみ方だと思うが、ここは自称ヴィラン蔓延ツイステッドワンダーランドなので、読む方の性格が悪くてもなんかもう今更だろう。

まぁそもそも初期化バグやら二重課金バグやらが横行していて別の意味心配だけれど。




ちなみにツイステ内の一番好きなストーリーは「おしゃべり」です。

2020-06-24

anond:20200624231450

いやそれが人によっては人に言える趣味になるんだよ

頭良くて意識高そうなイケメンが「休日はついだらだらネット見て過ごしちゃいますねー」って答えれば「そうは言うけど情報収集したり知的ブログ書いたりしてるんだろ」って思われるし

ワルそうなヤンキーチャラ男が「んあー休日はだらだらネット見て過ごしてるっすー」って答えた場合ですら「えっ意外と大人しくてインドア系なのね!カワイイ!」って思われたりする

ところがキモオタが「休日ネット見てるだけで一日が終わりますねwドゥフフww」って答えたらこれはもう人間として完全にアウトだ

2020-06-03

anond:20200603190702

人殺すレベルインセル欧米カップル文化が原因。

仕事でもプライベートでも事あるごとにカップル参加が前提のパーティーが開かれて、連れて行ける恋人がいないことをバカにされ続ければ、そりゃあ恋人がいないことの不全感は深まるだろう。

日本おひとり様を放っておいてくれる社会から、女やチャラ男を殺すレベルインセルが発生しない。

2020-05-30

女の上方婚を憎む男が理解できない

自分の身内(姉妹、娘、母)がロクな仕事ついてない金持ってない若いチャラ男結婚再婚)するとしたらどうだ?

チャラ男やそのガキが図々しくも遺産の取り分を要求してきたらどう思う?

女の上方婚社会秩序を維持するためのマナー

2020-05-18

てんしとあくま川口さんが亡くなったことに関して

お笑いは好きだが関東在住のため、俗に言う「関西お笑い」にはあまり触れていなかった

レースで決勝に行った大阪よしもとの芸人テレビで見たり、そこからYouTubeで周りの芸人ネタを発掘してみたりするぐらいだった

てんしとあくま」の存在自体は多分6、7年前くらいかぼんやりと知っていた

M-1キングオブコント上方漫才大賞などの賞レースでちょいちょい名前見るな〜という程度の認識だった

2015年の「おもしろ荘」で初めて地上波ネタを見た 面白かったという記憶はあったがどんなネタだったかは忘れた

今年3月の「ザ・ベストワン」でもネタを見た これも面白かったんだけど次の日にはもう忘れていた

漫才劇場(俗に言うマンゲキ)にレギュラーで出演されていたらしいから、関西劇場に通うファンならお馴染みの存在だったのかもしれない

関西のよしもと芸人によくいるネタはどれも水準を保って面白優等生タイプ、でも平場を見なければインパクトに欠ける、ただハマる人はめちゃくちゃハマる、ハマらない人にはすぐ忘れられるという印象だった

最近若手芸人にいるような「チャラ男で派手なパリピ」「元消防士から芸人に転身」「芸人と並行して税理士をやっている」といったキャラ付けも無かった

ただただ、ネタをやるだけの芸人

そんな芸人ごまんといる そういう人らに限ってネタ面白くて、でも世間評価はされない

から二日前、ツッコミ川口さんの訃報ネットニュースで知るまで久しく「てんしとあくま」の存在は頭からサッパリ無くなっていた

サッパリ無くなっていたというのに、衝撃だった

「えっ!?」と声を出してしまった

36歳の若さで、持病の内臓疾患で急逝だそうだ

数日前までは他の芸人リモート配信に元気に出演していた

てんしとあくまがそんなに印象に残っていなかったただの一お笑いファンだったはずなのに、泣けて泣けてしかたなかった

てんしとあくま真剣応援していたファンの方の気持ちなんてこんなもんじゃないだろう

他の芸人Twitterの呟きも見たが、「まだどう受け入れていいのかわからない」というものが大半だった

訃報が出たその日に行う予定だったZOOM配信生放送が次々と中止になった 「諸事情により急遽中止します」という事務的な連絡で

なんだろう、対して追ってなかったはずだったのにこの喪失感

心にぽっかりと穴が開いたような、ってこういうことか

その日のうちにYouTubeてんしとあくまネタを見た

ああそうだそうだ見たことある、と思い出せるものばかりだった チューリップ漫才椅子コント

面白いなあ

今まで頭の片隅にぼんやり存在していたてんしとあくま存在が急激にはっきりとした輪郭を持ち始めている

いやなんでだよ M-1決勝進出かにしてくれよそういうのは なんで訃報なんかで初めててんしとあくま存在をはっきり意識しなきゃいけないんだよ

今も頭の中が川口さんのことで埋め尽くされている 対して好きじゃなかったくせに

36歳なんてまだこれからだよ

M-1だってまだ出場権あったのに

一人の芸人が亡くなったんだなあ

うわなんかすごいやだな

ちゃんと生でネタたかったな

2020-05-07

anond:20200507220519

チャラ男じゃなくてガチ犯罪者だしね…

他の吉本は、参加した宴会ちょっとヤクザからんでただけであんなに叩かれたのに、この人達はなぜ許されてるのだろう…

【陰口速報】EXITが嫌い

残業を終えて帰宅するとネットサーフィンしながらAmebaTVニュースを見るのが社畜ささやかな習慣だったのだが、

EXITレギュラーになって最悪だ。EXIT嫌いなんだよ。

・チャラいけど実は真面目なんですっていう一本調子の芸風が嫌い。

・その上、「こんなチャラい奴らをニュース番組に据えてしまます」っていう番組の見えすいたヒネリもダサイ。

・「〇〇だけど△△」ってうヒネりが、一般人レベルセンスなんだよ。

・見た目も嫌い。

・兼近は顔が整っているとは思うが、張り付いた笑顔が見てる側が気を使ってしまレベル

りんたろーは顔でかくてシンプルキモイ、無理してチャラ男ぶってる感じが見ていてしんどい

・いや、それなりにチャラい私生活してるんだろうなと思うけど、陽キャのカラッと感がない

・全体的にしっとりジメーってしとるんよ

結論:とにかく嫌い。早くレギュラーかわってくれ。

2020-02-05

なぜオタクフェミ不毛対立をしてしまうのか

 直近だと献血ポスターの宇崎ちゃん炎上したように、ネット上ではオタクフェミの争いというものがたびたび起きている。が、そこでのやり取りを見ているといつも議論は噛み合わず、ただただ不毛対立が盛り上がるばかり。なぜこのようにオタクフェミ不毛対立をしてしまうのか。

 

 それについて論じる前に、まず自分立場を表明しておく。例の宇崎ちゃんポスターについて自分は「即座に撤去する必要があるほど問題のあるものではない」「が、今後において避けるのが無難と言える程度の問題は確かにある」という見解を持っている。なんともどっち付かずで玉虫色見解だ。ただ、このような歯切れの悪さこそが大事だと確信している。というのも白黒はっきりさせるような歯切れのいい議論ばかりがなされているのがオタクフェミ不毛対立の大きな原因であると考えているからだ。

 例の宇崎ちゃんポスター批判者が主張する理屈は「公共性の高い場所女性性的側面をことさらに強調しそれをアイキャッチャーとして利用するのは女性差別である」というものだ。この主張に向き合う上で確認しておきたいのは、この主張には程度問題グラデーション内包されているということだ。まず第一公共性の高さというのがグラデーションを含む概念だが、相対的重要性が低いのでとりあえずスルーする。より重要なのは性的な強調というのがグラデーションを含む概念だということだ。ここを意識しないとどうしても議論不毛となる。

 例のポスターにおいて宇崎ちゃん巨乳突き出し、煽るような表情でポスターを見る者に視線を向けている。これを性的な強調が無いとするのは難しい。というか不可能だろう。一方で露出は少なく、あからさまなエロというわけではない。この「性的な強調はあるがあからさまなエロではない」という半端さこそが騒動が拡大した大きな要因だ。もしもポスターの内容が対魔忍のアヘ顔といったような言い訳余地のないエロだったらオタク達も批判対象とされることに反発しないだろう。一方でポスターの内容が特殊な嗜好の持ち主以外誰も性的に感じないようなものであれば批判者が1人いても誰も追随しないので大きな騒ぎにはならない。性的な強調があると言ってもその程度には濃淡があり、薄ければ問題とならないし濃ければ問題となる。例の宇崎ちゃんポスターはちょうど問題があると思う人も多くいれば問題ないと思う人も多くいるグレーゾーンのものだったのだ。

 そしてこのグラデーションへの意識ポスター批判するフェミ側もそれに反発するオタク側も欠いていたのが不毛対立の最大の原因だ。

 SNS上ではより強い表現を使った方がウケるフェミ側はこの件で強い糾弾調の表現を用いてしまった。世の中には本当に一切の寛容さを示さず強く非難すべき女性差別というもの存在する。例えば医学部入試での得点操作がそれに該当する。一方で女性差別的と言えるがあくま不適切レベルでありそこまで強く糾弾しなくても良いもの存在する。宇崎ちゃんポスターこちらだろう。グレーのはずのものを真っ黒であるかのように扱ってしまったためにグラデーション意識した議論が成立しづらくなってしまった。

 一方のオタク側の問題として大きいのがオタク達が滑り坂論法に陥ってしまたことだ。滑り坂論法とはひとつを認めるとどんどんエスカレートしていき最終的には破滅的な結果を招くので最初の一歩も認めるべきでないという論法のことで、どんどんエスカレートしていくはずであるという認識が単なる不安感情の表れでしかなく根拠を欠くため誤った議論典型として扱われる。オタク達がこの誤った議論に陥ってしまたことにより何が起きたかというと、フェミ側の主張を完全否定してしまわなければならなくなってしまった。例の宇崎ちゃんポスターは先に述べたように性的強調があることを否定するのはおよそ不可能な代物だが、それすらもオタク達は否定しなければならなくなってしまったのだ。そうしてオタク達はフェミ側の「女性アイキャッチャーにするな」という主張を「結局オタクが嫌いなだけ」「フェミ巨乳差別している」といった明らかに元の主張と異なるものに捻じ曲げ、フェミ達を悪魔化することによって「オタクフェミに不当に攻撃される被害者」と位置付け団結する戦略に流れてしまった。もしもオタク達にグラデーションへの意識があれば、「女性アイキャッチャーにすべきでない」や「宇崎ちゃんポスター性的強調表現がある」といった否定しようとすると無理が生じるラインまでは受け入れつつ、とはいえその度合いは著しく不適切と言えるまでのものではないという形で反論することができただろう。しかし、滑り坂論法に囚われたオタク達の防衛ラインフェミの主張の完全否定まで引きあがってしまい、宇崎ちゃんポスターには少しも黒い要素はない、真っ白であるというグラデーション意識した議論を受け入れられない立場を取ることとなってしまった。これでは議論不毛となるより他にない。

 とにかく大事なのは白か黒か、0か100か、ではなく、物事にはグラデーションがあるということを意識しなければならないということだ。

 ここで注意しておきたいことがある。グラデーション存在詭弁によって攻撃やすい穴にもなる。その攻撃とは「基準を示せ。基準を示せないならそれはただのお前の主観しかない」というものだ。残念なことにネット上では「それってあなた主観ですよね?」と煽るひろゆき画像が出回っているようにこの手の詭弁論破テクニックとして重宝されがちだ。

 しかし、基準を示せないものがすなわち主観にすぎないということは決してないし、基準を示せないならその論点無効ということもない。

 このことを考える上でハゲ頭のパラドックスを取り上げたい。髪の毛が一本も生えていないハゲ頭があるとする。ここに髪の毛を一本生やしてもその程度ではハゲハゲのままだ。では2本目を生やしたら? やっぱりハゲだ。3本目なら? まだまだ全然ハゲのままだ。髪の毛を一本増やした程度でハゲハゲでなくなることはない。しかし、このように一本ずつ髪の毛を増やしていけばいずれその頭はフッサフサになりハゲではなくなるはずだ。では、ハゲはどこでハゲでなくなるのだろうか?

 この問題についてはっきりとした基準を示すことはできない。一応頭皮のうち髪の生えていない範囲が5割に満たなければハゲとみなすというように基準を作ることは可能だが、その基準日常語としてのハゲの使われ方とは距離がある。頭皮のうち髪の生えている範囲が50パーセントならハゲではないが49%ならハゲというのは明らかにおかしい。

 では基準を示せないならハゲという概念自体存在しないのだろうか? そんなはずはない。明らかに頭髪の薄い人がいて、それをハゲと呼ぶのはただの主観に過ぎないのだろうか? もちろん大半の人はそれをハゲとみなすだろう。ただの主観に過ぎないとは言えない。

 グラデーションのあるものについてはっきりとした基準を示すことはできない。しかし、そのことは即座に客観性を欠くことを意味はしないのだ。

 

 最後に余談となるがなぜオタクフェミオタクの敵とみなすかについて自分見解を述べる。

 おそらく最大の理由情報の偏りだ。

 宇崎ちゃん騒動の発端となった太田弁護士ツイッターアカウントを見てみると、だいたいいつも自身ツイートRTで何事かに対し怒りの表明や批判をしている。別にオタクけが狙い撃ちで批判されているわけではない。

 しかし、そういった普段の振る舞いはオタク達に広く拡散されることはない。オタクが叩かれているわけでなければオタク達は特に気にしない。例えばテレビ東大女子排除した東大のウェイサークルが取り上げられ、それを受けてフェミ達がサークル批判的なツイートをしたとしても、「【悲報フェミさん、ウェイの敵だった」というようにオタク達に拡散はされない。広くオタク達がフェミ達の主張を見るのはフェミ達がオタク関係あるもの言及しているときに限られる。こうして、オタク達の中にフェミオタクばかり叩いているという認識が出来上がる。これはちょうどデータを見ると実際には治安が良くなっているのに、テレビ凄惨事件がよく取り上げられるので物騒な世の中になっているように錯覚しがちというのに似ている。

 そしてもうひとつ理由歴史的フェミ勝利たからだ。

 かつてはビールポスターといえばグラビアアイドル水着だった。しかしそういったポスターは今となってはほぼ絶滅した。

 今の時代、それこそ献血のような公共性の高いところでのポスターを作る場合、そこに起用されたのがグラビアアイドルであってもわざわざ批判を招くことが容易に予想できる水着ポスターにはしないだろう。普通に作れば炎上を招くようなものは避けることになる。

 そんな中、唯一炎上を招くようなものが通ってしまルートオタクコンテンツとのコラボだ。

 例えば鉄道オタクのように「〇〇オタク」というのではなく単に「オタク」という場合現在ではこれは二次元美少女コンテンツの熱心な消費者のことを指す場合が多い。近年(というほど最近に限らないが)のオタク文化は二次元美少女と共にあり、更に言うとエロと共に発展してきた。

 これは「まどマギ脚本虚淵玄エロゲーのシナリオライター」とか「エロさえあればなんでも許されるところでクリエイターが育った」とかそういう話ではなく、もっと直接的な話だ。ラノベを読めばなにかしらラッキースケベ的展開が用意されている場合が多いとか、異種族レビュアーズが地上波アニメ化されてるとか、彼氏のもとに彼女チャラ男からビデオレターが届くが実は彼氏のためを思ってのもの寝取られたわけではなかったというエロ同人ネタを前提にした漫画ツイッターバズるとか、そんな具合にオタク文化はエロと共にある。

 なのでオタクコンテンツの作り手は性的な要素を強調することでキャラクターを魅力的に見せるテクニックに長けているし、それは手癖レベルで染みついている。よって、公共性の高い団体オタク作品コラボしたときオタクコンテンツの作り手が普段と同じノリで仕事をすると公共性の高さに対して相応しくないとみなされるほど強い性的強調を含んだものが世に出てしま場合がある。もちろん悪意などなく無意識に。

 また、宇崎ちゃんのように単行本の表紙がそのまま流用された結果……というパターンもある。宇崎ちゃん場合作者が心身の不調やスケジュール上の都合のために献血コラボで描き下ろしを用意することができず最新単行本の表紙がポスターに流用された結果炎上を招く事態となってしまった。単行本の表紙は献血ポスターのように公共性の高いものとみなされないため性的強調を含んだイラストで「この作品にはエッチ可愛い女の子が出てきますよ~」と訴えて手に取ってもらいやすくするのは当然の戦略と認められるものだろう。が、それがそのまま別文脈に置かれてしまうと炎上を招くこととなってしまう。正直宇崎ちゃんの作者は運が悪かったと思う。描き下ろしを用意する余裕があれば炎上騒動に巻き込まれることはなかっただろう。かつてののうりん炎上の件もこのパターンだ。

 このように通常ではまず炎上するような表現が表に出てくることはないのに対し、オタクコンテンツとのコラボにおいては……という事情があるため、公共性の高いところでの性的強調表現フェミ批判される事態オタクコンテンツ絡みに偏ることになる。このことが「フェミオタクを敵視している」という印象をオタク達に与えているのではないだろうか。

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