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はてなキーワード: 椎名誠とは

2018-06-13

広告による世界支配SFといえばアドバードだけど

それ以前だと何かある?

昨今のウェブ広告情勢がディストピアじみて感じられて、読みたくなったんだけど。

アドバード椎名誠

1. 元々はオールディスとか冒険劇物に影響うけてて

2. サイバーパンク隆興辺りでSF読まなくなって

3. ストアズレポート編集長しながら自分で書いたのが短編版アドバード

という経緯だと記憶してる。広告要素は他のSFじゃなく出版の実務から着想を得たのかもね。

2018-05-17

我が母の与え給えし本(謎な奴)

https://srdk.rakuten.jp/entry/2018/05/16/110000

に触発されて。

幼少期の読書体験って、まあまあその後の人生に影響与えると思うんですよ。おかげさまでまあまあ本も読むし、公式趣味読書、と言っていい感じ(増田やら提督業やらとはいいにくいからね)です。SFもつまみ食い程度には読みます

あとはファミコンマンガ禁止ってのはでかかったと思うが、後者はなし崩しになりました。ジャンプ黄金期に追走できなかった嫌いはありますが。しかし、いまだにこの方針をぶち上げた我が母が、何だってこんなもん買い与えた謎な本がある。たぶんこれ以外もあるだろうけど、まあパッと思いつける範囲で3冊。

これで人生が変わったような、変わらなかったような。

エジプトミイラ(絵と文 アリキ)

初っ端からこれだよ。このタイトル絵本というのが意味が解らない。読み聞かせなんてぇ物があったかは覚えていないが、これはそういう絵本じゃないだろう。買ってもらった記憶は当然ないが、いつの間にかあった。ミイラ呪いか。

更に言えば、内容はリアルガチだ。古代エジプト人死生観宗教観に始まって、話はミイラづくりに至る。死んだファラオの鼻の穴にカギを突っ込んで脳みそを引きずり出す、なんてぇ描写ちゃんとある。絵のおかげでそうグロくはない。むしろ「墓をちょっと良くしたら死体が腐って困るようになった」という逸話ダメになった白骨さんが怖かった。あと脳みそ引きずり出し職人も怖いっちゃ怖い。もっとも、こいつらのせいで、長らく脳みそしわのところからほどけてうどん的なヒモ状になると信じていたのであるが、それはまた別の話だ。

エジプト旅行に行く時の入門書にぴったり。後年、本当にわが母とエジプト旅行(父は流石に第三世界に女一人で出すのは気が引けたらしく荷物持ち)に行くことになるのだが、それは10年近く後の話なのである。当時から行きたかったのかな・・・??

続々パイプの煙 團伊玖磨

正確には「与え給いし」ではなく、その辺に置いてあっただけなのだ・・・。家にあった子供読み物が終わった後に、その辺に転がってるからと言って読みだしたのがこれ。高学年とはい消防にゃ早すぎるんではあるが、止めもしなかった。いいエッセイですよええ。このほかにシリーズが何冊かあって、いずれも好きだったけど、なぜか巻が飛び飛びにしかなかった。これとこれもなぜか転がっていた「のらくろ少尉」「のらくろ決死隊長」のおかげで旧字体アレルギーが付かなかったのは幸運か。しかし、我が母、なぜ全巻頭から揃えようとしないのか謎。のらくろは何であったのかも謎で、カバーもないのでページをめくらない限り何の本かわからないという代物だった。どの版だったかも判然としない。今調べりゃいいんだけど。

まあとにかく、こっちの方から昭和戦後エッセイ方面マンボウ・狐狸庵等あだ名つけるシリーズ村上朝日堂あたりまでがその範疇にらんでいる)の攻略に乗り出すのである。ただしこれは血のなせる業か、マンボウ読んでも狐狸庵未読、みたいなずさんな揃え方をするのである

素晴らしく長く憂鬱な一日 椎名誠

ある年の誕生日プレゼントの一冊。中学生入ったかも。ちょっと記憶あいまいで、「わしらは怪しい探検隊」(外で焚火をするのも好きなんです、今もって)を読んでいたので、それで適当作者買いしたのかもしれないが、こっちが先だったのかもしれない。後者ならなんでこんなもんを、との思いが強くなるし、前者だとしてもあんまりだ。内容はというと、やや病的(当時椎名鬱病だったはずである)な男が新宿から帰宅する間に抱える妄想を含めてダダ流ししてある、という代物である文体は後の椎名SFを読むときの抵抗を減らしたような気もする。これとお約束星新一さら小学校にあった謎の子供用SFシリーズ零戦の亡霊が復活して子供教育を始めたり、ソ連!の科学者一家火星移住する話を憶えている)によって、SFつまみ食い癖が付いたようだ。

2018-04-19

anond:20180419140117

でも匿名記事くらい良いじゃないかと思いますけどね。いわゆる嘘松で無ければ。

椎名誠という作家随筆しょうもないことばかり書いていたし。良いことも書いていたけど。

2018-03-03

恋愛市場において私はオケラだった

 平成の世に青森山村で生を受け、田舎者としてのアイデンティティを育みながら高校卒業。現役で都内大学文系学部入学し、初めて覚えたお酒タバコ麻雀に塗れて遊び呆けること4年、かつて純朴たる津軽っ子だった私は3度目の留年危機に晒され、平穏無事に3度目の留年が確定したのが、つい先月のことだった。

 

 入学時、私が胸に抱いていた”憧れの大学生活”とは、椎名誠作品に見られる”酒に振り回される共同生活”や、森見登美彦作品のような、”汚い豚小屋みたいな下宿”に住まうことであって、このように退廃的な大学生活を希求して一人暮らしを始めてしまったが故に、大学単位はことごとく落とし続け、すべからく留年を3度、他人から見たら紛れもない奇行に突っ走る人間となってしまった。しか自分でさえこ行為を”そろそろヤバイな”と感じ始めたのは、精神的な成長の一歩と数えて片付けるよりは、むしろ目の前にある現実的な要因を検討するべきであり、その要因とは単純明快自分と同期の女の子、つまり今年卒業する女の子に愛の告白を断られたかであるしかも2人。

 

 恋の終わりの始まりは1ヶ月前に遡る。春休みに入ってから、いよいよ卒業する同期の友人たちの事を考えていたら、お互いが学生であるというまたとない機会に一度飲むべきとの結論にたどり着き、この4年間何がしかの付き合いがあった友人たちに”酒を飲もう”と、DM配達員ばりに無差別メールを送りつけた。多様な返事、または声無き返事が返ってきた中で、”暇なお前を相手にする時間は無いよ”と、事実暇な私に対する軽蔑を露わにする内容もあれば、”暇だけどいいや”と、私への嫌悪を隠そうともしない内容までもあった。そんな辛辣電子のやり取りにおいて、慈善事業の一環なのか、この私と酒を酌み交わしたいと申し出る者も数名いた。ありがとうありがとう。君らだけが友人だ。では飲もうじゃないかと、ここ1ヶ月間、相手を代わる代わる酒宴を開いていた中で――20代前半の青っちい我らである若い男女が杯を重ねれば当然のように――情事は常に避けられない。この1ヶ月、何度かの姦通があり――これもまた必然――、男女が淡い恋の色を見出すこともあった。一度ならず、二度。つまり、私はこの1ヶ月の間で二度の恋を経たのだった。そして、既に明かしているが、二度フラれた。

 

 恋の遍歴に関しては誰も興味無いだろうし、思い出すだけで地獄業火のような苦しみに焼かれるので、端折って私が敗北を喫した台詞まで飛ぼう。それは、二人とも――まるで示し合わせたかのように――、全く同じ文言で――ホントに示し合わせたんじゃないだろうかと疑うほど――、「増田君、卒業するの3年後でしょ?私そんなに待てないから、ごめん」と。なんという悲劇!私が自ら求めて送った退廃的な学生生活の終着点は、モテないという事実だったのか!一人目まではよかった。仕方あるまい、次に進もうと、滑稽なまでに楽観的な自分を保つことが出来た。しかし二人目まで同様の言葉を吐いた時にはもう、私の精神は切り刻まれバラバラになり、じっくりコトコト煮込まれて、三留陰気クソ野郎シチューが完成した。こんなドロッドロで塩っ辛いシチューを食べたがるバカ舌の妖女は今後現れるのだろうか。私は二人から留年理由にフラれたことによって、自分恋愛市場における価値の低さをようやく認識するに至ったのだった。

 

 ”留年たからフラれた”というのは本質的には”将来性が無いからフラれた”という事実に直結している。確かに私は”将来性”なんてなんの根拠も無い信仰みたいなものしか無いと考え、”俺は今なんだよ”とツッパリ続け、この4年間、それを育む行為を一切放逐した生活を送ってきた。この事実は自認しているのだが、まさかこんなにも早く、”将来性”のビハインドが影響する年齢に達するとは想像もしていなかった。三留って世間的に見てかなりヤバイんだなと自認するには二度の恋の敗北が無ければあり得なかったというのも、またヤバイのだが。

 

 恋愛市場非情な一面とは、同年代の男女の需給が年齢によって一致しないところである。男はいつまでも恋を求めるが、女性はそうではない。どこだかの著名な先生が言っていたが、女性大学卒業するタイミングで、男を評価する視点を”恋愛から婚活”へとスライドするらしい。すなわち男に求める要素が変化する。それも驚異的に。私がここまで絶望しているのは、奔放な大学生活において比較モテる立場にあったのが、加齢に伴う恋愛市場の変容によって、唐突オケラ級にモテない立場にすり替わったかである。未だに自分モテると信じたいのが本音だが、実際に同期の女の子からしたら、私はオケラだ。彼女からしたら、将来性なんて一ミリも感じないだろう。私も感じていないのだから

 

 私は高をくくった羽ばたく鳥であったが、恋愛市場の神の見えざる手は飛ぶ鳥をはたき落として、地面にめり込んだ私は三留オケラ野郎として慎ましく穴でも掘って生きていくことを余儀なくされている。人生つら。

2017-09-19

後輩女子が難しい話

先日、学生時代から仲良くしている後輩と久しぶりに飲むことがあった。彼女は今年の春から翻訳会社で働いている。

飲みながらしきりに仕事への不満や将来的にやりたい事の話をしていた。

「今の仕事面白くないが、将来的にやりたい仕事につながる業種ではあるし、今は勉強期間として経験を積んでいる...」というような内容だったと思う。

新卒入社して数ヶ月、研修も終わったくらいの頃のあるある話として聞いていたが、ちょうど私の友人に、彼女が将来的にやりたいと言っている仕事をしている友人がいたので彼女の為になればと思い、紹介することにした。彼女も乗り気だった。

それから一ヶ月後の今日新宿三丁目沖縄料理店にて、彼女とその友人を交えて数人で飲んだのだが、彼女はせっかく目指している仕事をしている人と同席したのに関わらず、特に何を聞く訳でも無く、目も合わせることもほとんど無く、しまいには隣の席にいた知らないおっちゃんと話し込み、そちらの席へ行ってしまった。

もともと愛想のいいタイプではないし、人見知りするタイプなのはわかっていたが、大の大人が初対面の人にあの対応はひどい...。というかおっちゃんとはすぐ仲良くなるのか...。(彼女椎名誠ファンなのだが、その話で盛り上がりこちらの席に戻れなくなってしまったらしい。)

友人は、「あんまり話せなかったけど役に立ったかな...。」と気を遣ってくれる始末。

友人に謝罪しつつ、彼女には、「ちゃんとお礼言っといてね」とラインしたが既読無視

最後ラインは私の余計な行動だったかもしれないが、彼女の行動にひどくショックを受けてしまった。

確かにコミュニケーションが苦手なタイプではあるが、大学出会って数年、常識は人並みにあると思っていた。

色々なことを考えてしまう。

友人を紹介すると言ったとき、とても乗り気なように見えたが、実は断るに断れず疎ましかったのだろうか。私は世話を焼き過ぎてしまうところがある。

それとも飲み会の際、何か彼女の気に触る事を言ってしまったのだろうか。社会人になってからは気をつけているが、不用意な発言は私の欠点だ。

それとも、それまで私が知らなかっただけで、彼女はそういったことを平気でやれてしま人間だったということだろうか。確かに彼女は今も昔も友達が少ない。

度会うことがあったらどうしてああなってしまったのか聞いてみたい。それも彼女にとっては疎ましいことかもしれないけれど..。

2017-01-09

今の私の手札は強力ですから

今後2,3ヶ月先までの安寧は確保されたと言っても過言ではありません

光瀬龍百億の昼と千億の夜 ヘルマン・ヘッセのシッダールタ サン=テグジュペリ人間土地 バックのカモメジョナサン スティーブン・キングの第四解剖室 石川博品の四人制姉妹百合

筒井康隆七瀬ふたたび、エディプスの恋人 ベルヌの月世界旅行 マクニール世界史 椎名誠のアド・バード 瀬名秀明ブレインヴァレー 宮崎市定アジア史概説

名前を聞いただけでゾクゾクしてくるラインナップです

もう、幸せぇ~

2016-07-24

鳥越さん見てると

椎名誠を思い出すのは俺だけなのだろうか

2015-09-27

ブラック企業公害認定されるべきか

ブラック企業って公害なんじゃないのか?と思ったのでその内容で1エントリ書こうと思ったら、

https://www.google.co.jp/search?&q=%E5%85%AC%E5%AE%B3+%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BC%81%E6%A5%AD

すでに世の中に大量に言説があった。

恥ずかしいので「広告公害」論を書こうと思ったが、椎名誠が「アド・バード」とか沢山書いてたのを思い出した。

2015-06-17

同性代の男性エッセイストがいない

世代(年齢±5歳程度)に、日常のどうでもいい話を面白く書く男性エッセイストがいない。

「いない」というか、「知らない」。

から誰か教えてください。

女性はいるんだよ割と。

ジェーン・スー

岡田育

雨宮まみ

本業小説家だけど、津村記久子エッセイも力が抜けていて好きだ。

LGBT(このくくりでいいのかは知らんが)もいる。

能町みね子

少年アヤ

少し上の世代には、好きな男性エッセイストいる。

菊池成孔

大槻ケンヂ

東野圭吾

リリーフランキー

あたり。

日常テーマにしてはいないけれど、

町山智浩

高橋ヨシキ

柳下毅一郎

映画秘宝組も面白い

映画趣味はあまり合わないけど。

あと忘れちゃいけない。本当に大好きだったな。

がっぷ獅子丸。

さらに上の世代だと

椎名誠

原田宗徳

中島らも

伊丹十三

野坂昭如

村上春樹エッセイも好きだ。

小説よりも好きかもしれない。

映画でも音楽でも、特定ジャンルに特化した評論家男性にもいる。

けどおれは、日常のどうでもいい話が読みたい。

ちょっと真面目に考えて、出てきたのがオモコロヨッピーだった。

どんだけテキストサイト好きなんだおれは。

久しぶりにみたら、桃色核実験消えてるし。

はてなダイアリードリフトウッドいるじゃねえか。

大好きだったなクリアラバーソール

松風の人って今、何してるんですかね。

何の話だ。

男性エッセイストの話だった。

とにかく、いいひといたら教えてください(切実)

2014-11-21

バターの件で喧嘩売ってきたチンカスくん、早く出てきてくれる?

http://anond.hatelabo.jp/20141120195749

かるみっとだよ。


増田喧嘩売ってきたチンカスくんがいたので

バター不足について、

流通系の雑誌出してる出版社の知人に聞いてみたよ。

出版社言っても、椎名誠が務めていたようなちっぽけなところな。

業界専門で書店には並ばないような雑誌

でわ本題。


バターが不足しているのは事実だそう。


その一因は、アカヒNHKを筆頭にしたメディア報道だそうだ。

アカヒが報じてからスーパーからバターが少しずつ消えるようになったらしい。


決定的なのはNHK報道だった。

バターを2~3個まとめて買っていく人が増えたらしい。


そりゃそうだ。

危機感を煽るのがメディア仕事からな。

もともと不足しがちなこの時期に、

マスコミがでかく報道したせいで、

バターの品薄に拍車がかかったという。

暇だったのでスーパーで働く友人にも電話して聞いてみた。

やはり報道後、バターが売れるようになったそうだ。

いまは仕入れてもすぐに売れてしまうので、

一人一個に限定してるが、それでもなくなってしまって困っているという。

出版社の知人の話に戻るが、

この時期、バターが不足するのは政府農協もわかっているのに、

先んじて輸入を決めないから毎年こんなことになっているそうだ。

NHK報道にあるように、農家酪農家後継者不足も一因だが

すべて輸入で解決できる瑣末な問題だという。

というのをオイラ電話2本で簡単に調査できたのだが、

喧嘩を売ってきたチンカスくんは

いまどうしてるのかな?

都内スーパーでも回って、バター不足の原因を聞いてくることくらいできるよな?

あ、やっぱ無理か。

メディア報道鵜呑みにする、チンカスニートくんだもんな。

ちなみに

来月号に、バターが消えたほんとの理由、という題で掲載されるらしいので

業界のみんな、買って読んであげてな。

あ、記事書いたのは知人じゃなくて、知人の部下だかんな。

2014-06-05

好きなSF打線組んだ

好きなSF短編打線組んだhttp://anond.hatelabo.jp/20140604175240

が楽しそうだったので、便乗。短編に限らずに打線組んでみました。

1二:ニールスティーブンスン「スノウ・クラッシュ

フランチャイズ小国家、凄腕ハッカースケートボードに乗った運び屋、仮想空間上のAI人格等々、わかりやすサイバーパンクガジェットを詰め込みつつも説明臭くはなく、スピード感ある展開で一気に読めるエンターテイメントSF。よくできたハリウッド映画みたいで素直に楽しい。粘り強いバッティングと走力に裏打ちされた出塁率の高さから、不動の先頭打者

2遊:パオロ・バチガルピ「第六ポンプ

バチガルピは、個人的には長編だとちょっとダレる感があって、そういう意味ではこの短編集の方が好み。ねじまき少女世界観濃縮版「カロリーマン」、文明がゆるやかに崩壊する恐怖「第六ポンプ」が好み。現代代表する作家の一人に数えられますが、独特のディストピアバイオパンクを突き詰める職人気質。2番ショートで起用。

3中:チャールズ・ストロス「アッチェレランド

現代と地続きの近未来からスタートして、加速度的に変容する社会人類技術的特異点を迎えるまでを描く大作。ストロスはコンピュータ関連のジャーナリストってこともあって、ギーク文化との親和性も高そうなディテールが満載で楽しい。抜群の守備範囲の広さ、打てば長打を量産する勝負強さで3番に定着。

4一:グレッグ・イーガン順列都市

イーガン短編無難と言われてますが、この「順列都市」は素直に面白いと思う。荒唐無稽アイデアを、超力技で煙に巻かれてなんとなく納得されられてしま快感。本書冒頭の、コンピュータ上でシミュレートされた人格コピーが、目覚めて状況を把握してから辿る思考過程を描いたシークエンスが最高で、10回は読み返してる。イーガンほど投手プレッシャーを与える打者はそういないでしょう。ネクストバッターサークルにいるだけでも圧倒的存在感

5右:チャイナ・ミエヴィル都市都市

現代SFファンタジー最右翼(本人は左翼だけど)。スキンヘッドピアスのイカツイ兄ちゃんです。一見ありふれたハードボイルド警察小説?と見せかけて「重ね合わされる都市」というとんでもない舞台装置、どうやったらこんなもの思いつくのか。さらにそれを言語化できる力量もすごい。

6三:ブライアン・W・オールディス「地球の長い午後」

ここまででお分かりの通り、増田現代SF好きです。が、この「地球の長い午後」は入れざるを得ない。遠未来、自転が停止した地球動物植物の力関係が逆転した異常な世界で、食物連鎖の下層で右往左往する人類の、圧倒的無力感ベテランならではの味わい深さと駆け引きの巧さ。

7左:椎名誠「武装島田倉庫

6番・オールディスの直接的な影響下にある、椎名誠SF三部作。の中でも、この「武装島田倉庫」が一押し。奇妙な生き物が跋扈する文明崩壊後の世界を、さまよい、戦い、逃げ惑う人間たちの群像劇です。これも何度も読み返してるな。漬汁がなんか旨そう。

8捕:コーマック・マッカーシーザ・ロード

海外文学方面では、現代SFにおけるイーガン大正義ポジションを占めておられますマッカーシー御大の手による、核戦争後と思しきポストアポカリプス世界をさまよう親子を描いたロードノベルです。沈黙の音が聞こえそうなくらいの静寂と、真綿で心臓を締め付けられるような絶望と哀しみ。大変地味ですが間違いなく大傑作。

9投:ウィリアム・ギブスンヴァーチャルライト

ギブスンといえば「ニューロマンサー」でありそれに続くスプロールシリーズなんでしょうが増田はどうにもこの「ヴァーチャルライト」が好きでして。何と言っても作中に出てくるベイブリッジ。閉鎖された橋をホームレス選挙して好き勝手に増設を繰り返し、無計画・無軌道に成長してしまった構造物…すてきすぎる。

中継:テッド・チャンあなたの人生の物語

増田の中では「柔らかいイーガン」という位置づけにあるんですけどどうでしょうか。「実存」をメインテーマに据えながら、幻想的・宗教的な色彩の強い作品群。ワンアイデアをじっくり煮詰めて、これ以上ないくらい適切に料理した佳作集。死ぬほど寡作なのが玉に瑕。最近何してんの。

抑え:ジェームスホーガン星を継ぐもの

ハードSF is 星を継ぐもの

監督 オラフ・ステープルドン最後にして最初人類

増田的には究極のSFはステープルドンになるんじゃなかろうかと思っています20世紀から20億年後までを俯瞰する人類史。これほどのタイムスパンで書かれた作品は他にないんじゃなかろうか。しかもこれ1930年作品ですよ。半端ない

2014-05-16

先生ってテキトーなんだなって思った話

中学生国語の授業で出た課題で「なんでもいいから随筆を書け」というものがあった。

当時影響を受けまくっていた椎名誠文体で「なぜクラス女子は笑うときに手を叩くのか」という題で体験と分析を交えて原稿用紙10枚位に書いて提出した。

その時に担当国語教師に言われた「君のは随筆じゃなくて論説文だろ」という言葉は、十数年経った今でも未だに納得できていない。

なぜ人は笑うときに手を叩くんだろうね。

2013-05-30

まねして本の紹介 その2

http://anond.hatelabo.jp/20130529230131 の続きです。長くて途中で途切れるため分けました。このエントリで紹介するのは以下の本です。

名人に香車を引いた男、八十歳のアリア―四十五年かけてつくったバイオリン物語記憶の切繪図, 弁護士、闘う―宇都宮健児の事件帖

影響を受けたブログは20冊の本を取り上げていた訳だが、自分で真似をしてまとめていく内に20冊よりもずいぶん多くなってしまった。なので、上記4冊は似たテーマなのでまとめて紹介することにする。この節は日本人自伝だ。

「名人に香車を引いた男」は昭和将棋指し(棋士)の升田幸三名人の自伝羽生善治さんがもし生きていたら是非将棋を指してみたい棋士の方だと聞いたことがある。

生き方はなんとも痛快。昔の人のバンカラな感じというか、そういう感じが良く出ている。この人のように、どんな人にも自分の本音を話せる人は今日本の中にいるだろうか。そして、名人になった時の一言が心に残る。

「八十歳のアリア―四十五年かけてつくったバイオリン物語」は糸川英夫さんの自伝だ。この方はロケットが専門の研究者で、戦時中戦闘機設計に関わっていたり、戦後もロケット開発に関わっていたりする方だ。戦後間もない時期は失意に沈んだ時期で自殺も考えるほどの状況だったが、バイオリン製作きっかけで少しずつだが自分を取り戻していく。そのバイオリン製作には完成までに40年以上もかかった。そのバイオリンとは――。

升田幸三名人、糸川英夫さんの両氏とも戦争の影響が人生に大きくのしかかる。その点でまとめさせてもらった。それと、両氏の著作とも読んでもらえばわかるが、自由だ。それ以外はあまり共通項はないけれど、読んで楽しい本だ。重い話はないし、読みやすい本なので手に取ってみてほしい。

記憶の切繪図」は「フェルマーの最終定理」の中で登場する志村五郎博士自伝。「フェルマーの最終定理」の中でサイモン・シンさんは志村さんにいろいろインタビューしている。その中で数学における「良さ」とは何なのか、それに答えるシーンがある。その答えが簡潔なのだけれど、それ以上無いくらい志村さんの数学のとらえ方を表しているように思え、興味があって読んだ。

この方も上記二人に劣らないくらい自由だ。Amazonレビューには高木貞治さんを愚弄しているという指摘がある。しかし、だからといって謙遜して書いてもらっても一読者としてはおもしろくも何ともない。むしろそのまま出版してもらって良かった。

こう書くと志村博士はずいぶん口の悪い人で、ある種の暴露本に思えるかもしれないが、そうではなくて、要所要所に意図して書かないことがあったり、感情を押し殺した表現がちらちらあるのだ。それがあるから志村さんの人となりがわかった。良い自伝だ。

弁護士、闘う―宇都宮健児の事件帖」は少し前に東京都知事選立候補されたり、弁護士会の会長をされていた宇都宮健児さんの自伝だ。まだ自伝を出すには早いと思うので、半生を綴った本としておいた方がよいか

決して飾らないその人柄は文章にもそのまま表れている。豊田商事事件、オウム真理教の一連の事件、カード破産の話など、弁護士として関わった事件の数々。それらを振り返りながら、今されている仕事にも言及している。自分法律のことは全くわからないが、こんなに多様な類型、しかもその事件が発生した時点では立法のものが不整備だったり、法解釈が分かれていたりといった、未開拓の問題に対処するのは並大抵の法律家にはできないように思える。それをまるで飄々とこなしているような姿は、武道の達人のようだ。

気負いのなさと実直さ、そして執念を感じる本だ。宇都宮健児さんへのインタビューが下のURLにある。興味のある方は見てほしい。

からくり民主主義

この本は学生時代に講義で先生おすすめされていて読んだ本だ。著者は高橋秀実さん。

高橋秀実さんはルポライターで、自分の体験を元に本を書く方だ。ただ、ルポライターではあるけど、少しほかのルポライターと毛色が違う。本来ルポライターは事件や事故が起きたら素早く現場に赴き、当事者インタビューをして、それらを記事や本にする。高橋さんはそれらの事件や事故が起こって、ほとぼりが冷めたあたりでインタビューに出向く。時期がかなり遅いのだ。

元のブログでは物事には多様な見方解釈があって、一元的に判断することは危険なことを理解するための本として「バカの壁」を挙げていた。その点では、この本も内容は似ている。面白いのは、この本ではそれが「実例」でいくつも挙げてある所だ。

ニュース番組新聞では、大きく取り上げられていた事件・事故が、実際に現場に行ってみると「あれ?」と思えるくらい当事者たちは冷めていたり、むしろその状況が続くことを望んでいたり――。読み進めていくうちに、不謹慎かもしれないが笑ってしまうような話になっていったりするのだ。某映画台詞の反対で、むしろ事件は会議室しか起きていないんじゃないか?、という気持ちにもなる。

自分単行本ハードカバー)で読んだ。解説を村上春樹さんが書かれていた。(はずだ。確か)

堅苦しい話ではないので、気楽に読んで、何度かたまに読み返すとその度に不思議な気持ちになる本だ。

冬のデナリ

著者は西前四郎さん。半分が小説で半分がノンフィクションといった感じの本だ。

デナリというのはアラスカにある山の名前で、日本では「マッキンリー山」と言った方が通りがよいと思う。この山を登る登山家チームの話だ。ちなみに、植村直己さんはこの山で行方不明になった。(この本のチームとは無関係だろう)

厳寒期の冬山を登る人の気持ちは自分には想像もつかない。だけれども、そんな自分にも山を登るチームワークの大切さと難しさ、軽く見積もった事象が後にやっかいな出来事にふくらんでいくその状況判断の危うさや過酷さ、そして生きることへの執念といったもろもろが、響いてくるような本だ。

今の登山の装備と比べると、重かったりかさばったりしてその面でも大変だったはずだ。写真のページを見ると、そんなところも気にかかった。

この本も最後一言(だと思ったけど)が良い。

この本のあと、山登りの本は植村さんの本(「青春を山に賭けて」)も読んだけれど、こちらの方が山について全く知らない自分には印象に残った。所々で登山の道具の名前ハーケンとかザイルとか)が出てきて、イメージができない自分のような人は、出てきたところで、ググったり辞書で調べて簡単な絵を紙に描いておいて、再度出たときにその絵を眺めたりしながら読むとより読みやすいと思う。

パタゴニア―あるいは風とタンポポ物語

この本は椎名誠さんが著者だ。椎名誠さんは今はエッセイ世界各地を回った紀行文を書いたり、写真家であったりとマルチ作家だけれど、この本が出たのはそうなり始めてすこし経った頃だ。

冒頭から危機的な状況である。にもかかわらず出発するのだ。この判断は本当だとしたらすごいことだ。何が危機的なのかはここでは言わないけれど、読めばすぐわかる。

全体として、椎名さんが書く紀行文自分で感じたことをズバズバわかりやすく書いていく方法なのだが、この本はそこまでズバズバ書くと言うよりも、なんとなく「岳物語」につながるような、私小説風の書き方をしている。その書き方もあるし、パタゴニアという場所のせいもあるからか、行き止まりに向かって進んでいくようなやり場のの無さを感じる。それが途中ですっと消えて静かな感じで終わるのだ。自分はそこがとても好きだ。精神的な閉塞感がふと消えて、やさしさが残る本だ。

から春にかけて寝る前に少し読むのが似合う本だろう。この本は文庫版もあるけれど、ハードカバー装幀自分にはしっくりくる。

カヌー犬・ガクの生涯

カヌー犬・ガクというのは、前に挙げた椎名誠さんの飼っている犬の名前だ。その犬は手こぎボートの船頭に座って川下りをするのが得意という、ちょっと変わった特技を持つ。

その犬と椎名誠さんの友人の野田知佑さんが、日本世界の各地を巡ったときの話をまとめたのがこの本だ。著者は野田知佑さんご自身。

カナダユーコン川を下ったり、北極(か、南極か忘れてしまったけれど)に行ったり、といろんな所に行って危険な目に遭ったり……、南国に行ってのんびり過ごしたり。少し羨ましいけれど、いざ自分が行くとなるとそんなところはとても怖くていけないようなところに行く。

犬を人間と同じように扱うという著者なので、犬が好きな人はより楽しめるだろう。元のブログとの対応としては「深夜特急」にあたるかな?(やや無理矢理だけど)

ピアノ調律師

著者はM.B. ゴフスタインさん。翻訳は末盛千枝子さん。絵本だ。(やや字が多いけれど)

小さな女の子主人公。おじいさんがピアノの調律を仕事にしていて、おじいさんとしては女の子ピアニストになってもらいたいのだけれど、女の子はおじいさんのようにピアノの調律をしたくてたまらない。そんなときに、ピアノの調律を頼まれるのだ。

あらすじで書くとそんなに心惹かれる感じは無いかもしれないが、絵の良さ、そして言葉の良さ。二人を取り巻く登場人物の面々もすばらしい。

「謎のギャラリー」のところで言及した「私のノアの箱舟」も同じゴフスタインさんの絵本だ。こちらもすばらしい。ゴフスタインさんの本はほかにも何冊か読んだけれど、この本が一番絵本らしい絵本だと思う。絵の良さはいくら文章にしたところで伝わるものではないので、図書館で借りたりして手に取ってみてほしい。もちろんM.B. ゴフスタインさんのほかの本を読むのも楽しい

数学ワンダーランド

中学校で習う数学を、苦手な人も得意な人もできるかぎり楽しく考えていこう。それがこの本のテーマだ。中学生向けの数学月刊誌で連載していた読み物をまとめた本で、著者は小島寛之さん。はてなダイアリーを利用されている( http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/ さん)ようだ。

数学は、学習が進むにつれてどんどん(指数関数的に?)難しくなっていき、小学校中学校では好きだった人もだんだんと距離を置いて離れて行ってしまう……、そんな科目だ。なかなかずーっと数学が好きで好きで……、という方はいないのではないかと思う。おそらく数学プロの方(数学者のような)でも、そのキャリアのところどころで難問にぶち当たり、歯がゆい思いをするのだろう。(そういう話は前に挙げた「フェルマーの最終定理」にちらっと出てくる)

そんな風にだんだん一般人数学から身を引いていきがちになるわけだけれど、この本は、わりと数学算数を学び始めた頃に不思議に思えたことを延長して話をすすめようとしていく。こういう書き方はやろうと思ってもとても難しいはずだ。著者は数学が好きな気持ちと、一方で嫌いな気持ちの両方を持ち続けているような、そんな状態になるだろうから。嫌いな人の気持ちになって、そしてそのどこが嫌いなのかを共感した上で話を進めつつ、好きな人も読めるようにする配慮を怠らない。そんな書き方がされている。

この本が持つ数学へのアンビバレントな思いは、いわゆる数学(の歴史を中心とした)解説本でもなく、かといってとっても難しい数学ドリルみたいな本でもなく、わかりそうでわからない絶妙な問題の難しさと相まってなかなか類書がないと思う。くわえて、ところどころに経済学の話とかもでてきたりする。好きな人もそうでない人も読んでみてほしい。なんとなくわかりそうで手が出ないあの「数学の感じ」を思い出すはずだ。

同じ著者の「解法のスーパーテクニック」も良い本だ。ただ、一冊にしろと言われたら「数学ワンダーランド」かな。ほかにも小島寛之さんの著作はいくつかあるのだけれど、自分が読んだのはこの2冊だ。なのでほかにも良い本はあるだろう。

元のブログとの対応としては細野さんの数学の本としておく。(その本を読んでないのでどこが?といわれると、単に数学つながりなだけだ)

心地よく秘密めいたところ

この本は幻想小説というのだろうか。ファンタジーだ。著者はピーター・S・ビーグルさん。翻訳山崎淳さん。

この本はとても雰囲気がよい。あらすじはそんなにたいしたものは無いんだけど、夏の早朝のような爽快な感じがある一方で、なんか少しじめっとした感じもするのだ。

Amazonレビューがこの文章を書いている段階で4つある。で、そのどれもが作品の魅力を的確に紹介しているのだけれど、なんだかそれらのレビューだけではこの本の良さを伝えきれない感じが残る。言葉を連ねてもなかなか伝わらない感じがする本だ。

この本を自分は夏の終わりの頃に読んだのだが、その頃の陽気にとてもよく合う本だった。光の強さと日の入りの早さがこの本の主題に合ったものからだろうか。「リプレイ」が動くSF小説に対して、この「心地よく秘密めいたところ」は静かにじっとしている感じだ。でも、どちらを読んでも同じ思いに至るはず。不思議だけれど。

東チモール県知事日記

著者は伊勢崎賢治さん。この方は日本大学卒業されたあとにインド民衆グループリーダーをされて、その実績を買われ、国連の要請東ティモールに赴任する。(下のURLに伊勢崎賢治さんへのインタビューがあるので詳しいことを知りたい人は読んでみてほしい。)

こういう日本人って(自分不勉強なせいかもしれないが)あまりいないと思うのだ。杢尾雪絵さんくらいしか自分はほかに知らない。

ずいぶん前に読んだので細かい記述は忘れてしまったけれど、この本の良さは著者が見たこと、感じたこと、やったことが率直に書かれたところ。そして日本に住んでいる限り想像できない「危険」な東ティモールでも、危険な所もある一方で、そうでないところがあるといったような、現実の姿が伝わってくるところだ。

外見はなんかどこにでもいそうな感じのおじさん(もし本人や関係者がこの文を読んでいたら失礼で申し訳ない。すみません。)だ。だが、インフォーマルな組織における統率の方法や、戦争犯罪者をどのレベルまで処罰するのか、など、繊細な問題への対処。こういうのは前者は経営学とかで少し研究されているようだけれど、じゃあそれが実地で適用すれば問題は解決するのかというと、そうでも無いと思う。そういった「答えが見えない問題」へどうやって取り組むのか――。しかも異国の地で。

そういうことを知りたいときに読むとよいかもしれない。自分も詳細を忘れていることに気がついたのでもう一度読むことにする。それにしても久しぶりに上のインタビュー記事を読んだけれど、タフな人だ。

ニッポン貧乏旅行

著者は藤本研さん。この本は、藤本研さんがおよそ半年をかけて日本を歩いて一周をした旅行記。旅行記というよりも生活記録といった方が良いかもしれない。

生活記録なので、朝は何時に起きたとか、午前中はどうしていた、お昼は何を食べた、などなどそっけない記述が中心だ。でも、そのそっけなく感じる記述が妙なリアルさを出していて、読んでいると日本ってこんなに広いんだと思わせてくれる。それと歩いてたどり着いた各地の景勝地を見るとか、そういうことも無くて、そこもこの本の特徴だ。タイトルに「大貧乏」と付くのは、宿泊ほとんどを野宿やお寺の本堂の隅を借りたりして無料でまかなうことによる。食事もとても簡素ものだ。

本のはじめに藤本研さんの歩行ルート日本地図と一緒に図示されていて、その後にスケジュール表があって、それをみるのも楽しいたんたんと書いてある中の楽しさ、と言って伝わるだろうか。

たまにアクシデントに見舞われるのだが、そのアクシデントがなんとなくユーモアがあるというか、おだやかな感じだ。日本一周するからと言って、気張らず、藤本研さんはたんたんと歩いて行く。歩いている途中で同士がいたりする。そういう記述もなんだか一緒に日本一周しているような気持ちにさせてくれる要因だろうか。

自分は今まで挙げた本はだいたいは図書館で借りて読んでいる。この本もそうだ。再度読みたいのだが、図書館で借りようとしたらいつの間にか消えてしまっていた。残念だ。




(まだつづく、かも。)

2011-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20110602110219

こういう突っ込みはヤボなんだろうが、昭和の終わりごろパイナップルコンビニで250円で買えるメジャー果物だったよ。

椎名誠全日本食えばわかる図鑑(1985年)で「こんなに安くていいのか」と書いているし。

事実関係がデタラメだとせっかくのたとえ話もまるで説得力がないよ。

2010-08-13

http://anond.hatelabo.jp/20100813171145

スノッブ」「『私はあなたの仲間である』というマーキング」「『私はあなたの仲間だ』と囲い込むためだけの言葉選びや引用

こうしたものだけで、徹底的に埋め尽くした漫画なり小説を、かいてみたい。

ただただ囲い込むだけの、仲間意識を強めるだけの、中身なんて何もない「それ」を、かいてみたい。

エンタメ大衆文芸であることを捨てるとわざわざ言い出すから新しそうに聞こえるけど、

純文やVIP小説朝日新聞の論説ってそんなのばっかじゃね?

エンタメでも椎名誠筒井康隆はそういうの書いてたよな。半分ネタ的に。

2009-06-19

9歳年下の彼女がいるが

http://anond.hatelabo.jp/20090618100854

9歳年下の彼女がいる

まったく予期していなかったことだが、彼女が出来てみれば年下だった。

自分33歳彼女24歳。年上ふぇちの自分としては想像にも無かった状態だ。

しかもこれ以上何を望む?というほどフィットする。横に居るのが彼女である事に、自然かつ特別な幸せを覚える。

なぜ24歳の可愛い若い子が10歳近くも年上の男性を求めてくれたのか?その理由を自分なりに考察してみた。

以上、考察をしてみたがあまり一般性は見出せなかった。

過去の同年代相手の恋愛経験を振り返ると自分に余裕や成熟が足りておらず、相手の声に十分耳を傾け支えとなるような付き合いが出来なかった反省がある。

彼女には猫を膝の上に乗せてるような「、、俺、頑張るんだ」と思わされる不思議な可愛らしさがあり、年齢差も相まって年上&男性としての自覚を助けてくれるのかも知れない。

私の場合、そういう条件を満たす女性というのは、互いに居心地がよいと思える相性合う相手だと考えられる。

その理由になるかは知らないが

  • 美人なので寄ってくる同世代の男は多いだろうなぁ・・恋愛経験は相手の事なので伏せておくが、まぁ何か巡り巡ってここに来てくれたらしい。ありがとう
  • 男性資質を良く見抜いているのかどうかは知らないが、心地よい場所を見つける能力は猫の如きである。
  • 結婚願望は無いぽいが、それとは関係なく遊びになる男とは付き合うのは苦手なようだ

というわけで、私と彼女ニーズは非常にマッチする。

社会的背景はよく分かんないし10年後どうなってるとか分かんないけど、今側に居てくれる事に感謝して大切に時間を過ごしたい。

ヒャッホーーーー!人生、春と思えばそこが春だよ!

禍は福を産み、福は禍への先触れであるという。

当時最愛彼女に振られた冬があったればこそ、今もあるんだろうなぁ、、、と色々感謝しております。

普段はなかなか言えないので、こんな場所でありがとうってつぶやいておきます。うぇっww

2009-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20090503233005

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

未読 1. 「隣の家の少女」 ジャック ケッチャム

未読 2. 「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎

未読 3. 「異邦人」 カミュ

★★読(大学) 4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎 地味。でもヘタに新撰組血風録とか読むよりマシかも。

未読 5. 「突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学

未読 6. 「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ

★★読(会社員) 7. 「ドグラマグラ」 夢野久作 中高生でわかんのか? ふいんきの問題?

★読(大学) 8. 「檸檬」 梶井基次郎 こてんこてん。

未読 9. 「大製鉄所―橋本雄介小説集」 橋本雄介

未読 10. 「ローダンシリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン

★★★読(高校) 11. 「十角館の殺人」 綾辻行人 これは中高生でも楽しめた気がした。

未読 12. 「豹頭の仮面」 栗本薫

未読 13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘

未読 14. 「車輪の下」 ヘッセ

未読 15. 「玩具修理者」 小林泰三

未読 16. 「罪と罰」 ドストエフスキー

未読 17. 「封神演義」 安能務

未読 18. 「江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩

未読 19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎

未読 20. 「ファウスト」 ゲーテ

未読 21. 「老人と海」 ヘミングウェイ

★★読(会社員) 22. 「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン 会社員になってから読んだが難解すぎて楽しめなかった。宇宙消失とかの方が楽しくない?

★★★読(会社員) 23. 「EGコンバット」 秋山瑞人 「ガンパレードマーチ」っぽいなあと思った。「猫の地球儀」の方が好み

未読 24. 「蝿の王」 ウィリアムゴールディング

未読 25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ

★読(高校) 26. 「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン 昔のエスエフってこんなのかー。という感慨。期待しすぎるとがっかりする。

未読 27. 「コズミック」 清涼院流水

未読 28. 「化物語」 西尾維新

未読 29. 「姑獲鳥の夏」 京極夏彦

未読 30. 「少女コレクション序説」 澁澤龍彦

★★読(高校) 31. 「人間失格」 太宰治 背伸びして読んだが、よくわからなかった。

未読 32. 「左巻キ式ラストリゾート」 海猫沢めろん

未読 33. 「帝都物語1」 荒俣宏

未読 34. 「道程」 高村光太郎

未読 35. 「鼻行類―新しく発見された哺乳類構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ

未読 36. 「プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチ

未読 37. 「ムーンチャイルド」  アレイスター・クロウリー

未読 38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花

★★★★★読(大学) 39. 「ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト 予想外に楽しかった! マジお勧め

未読 40. 「饗宴」 プラトン

未読 41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司

未読 42. 「妖聖記」 竹河聖

未読 43. 「新訂孫子」 金谷治訳

未読 44. 「寺山修司少女詩集」 寺山修司

未読 45. 「スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア

未読 46. 「アーカム計画」 ロバート・ブロック

未読 47. 「地下室の手記」 ドストエフスキー

★★読(会社員) 48. 「黄昏百合の骨」 恩田陸 同作者「麦の海に沈む果実」の続き。一冊だけなら「夜のピクニック」。

未読 49. 「娘に語る祖国」 つかこうへい

未読 50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン

未読 51. 「フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉

未読 52. 「未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン

★読(大学) 53. 「桜の森の満開の下」 坂口安吾 これもアレコレで引用されてたんで読んでみた系。

未読 54. 「野火」 大岡昇平

未読 55. 「マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二

★★読(大学) 56. 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 大学時代村上春樹よく読んだけど、特に残らなかったなあ。

未読 57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ

★★★★★読(大学) 58. 「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎 大学時代高橋源一郎もよく読んだけど、理解できなかったなあ。でも、これは面白かった。

未読 59. 「すべてがFになる」 森博嗣

未読 60. 「発作的座談会」 椎名誠木村晋介沢野ひとし目黒考二

未読 61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル

未読 62. 「夏と花火と私の死体」 乙一

未読 63. 「バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一

未読 64. 「純粋理性批判」 カント

未読 65. 「高丘親王航海記」 渋澤 龍彦

未読 66. 「黒猫」 エドガー・アラン・ポー

未読 67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー

未読 68. 「夫婦茶碗」  町田康

未読 69. 「しゃばけ」 畠中恵

★★★★読(会社員) 70. 「猫の地球儀」 秋山瑞人 かなり好きなSF。小・中学で「星虫」とか読んだ後に読むといいよ。

未読 71. 「グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ

未読 72. 「遠野物語」 柳田国男

未読 73. 「武士道」 新渡戸稲造

未読 74. 「絶望系 閉じられた世界」 谷川流

未読 75. 「函の中の失楽」 竹本健治

未読 76. 「オレンジが歯にしみたから」 狗飼恭子

未読 77. 「中島らもの明るい悩み相談室」 中島らも

★★読(会社員) 78. 「戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平 神林長平SFって読みづらくて苦手。

未読 79. 「町工場 世界を超える技術報告」 小関智弘

未読 80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも

未読 81. 「剣客商売」 池波正太郎

★★読(高校) 82. 「妖精作戦」 笹本祐一 新盤「星のダンス」とか「裏山の宇宙船」じゃないんだ。

未読 83. 「悪魔のミカタ魔法カメラ」 うえお久光

未読 84. 「赤毛のアン」 ルーシーモードモンゴメリ

★★★★★読(中学) 85. 「百億の昼と千億の夜」 光瀬龍 漫画もよかった。中二病も突き詰めるとこうなるという感じ。

未読 86. 「二重螺旋悪魔」 梅原克文

未読 87. 「アラビアの夜の種族」 古川日出男

未読 88. 「失われた時を求めて<第一篇&gt;スワン家の方へ」 マルセルプルースト

★★★読(中学) 89. 「星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン ホーガンは甘すぎてもう読めないなあ。中学生ぐらいの時は楽しめたけど。

未読 90. 「嵐が丘」 エミリー・ブロンテ

★★★★読(中学) 91. 「MOTHER2」 久美沙織 隠れた名作。

未読 92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ

未読 93. 「信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明

未読 94. 「稲川淳二の死ぬほど怖い話」 稲川淳二

未読 95. 「星の墓標」 谷甲州

未読 96. 「鴉」 麻耶雄嵩

未読 97. 「東亰異聞」 小野不由美

未読 98. 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」 飛浩隆

未読 99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン

未読 100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジー心霊術」 泡坂妻夫

昔はモノを思わなかったことであるなあ。

2009-05-03

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

  1. 「隣の家の少女」 ジャック ケッチャム
  2. 黒死館殺人事件」 小栗虫太郎
  3. 異邦人」 カミュ
  4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎
  5. 突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学
  6. 存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ
  7. ドグラマグラ」 夢野久作
  8. 檸檬」 梶井基次郎
  9. 「大製鉄所―橋本雄介小説集」 橋本雄介
  10. ローダンシリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン
  11. 十角館の殺人」 綾辻行人
  12. 「豹頭の仮面」 栗本薫
  13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘
  14. 車輪の下」 ヘッセ
  15. 玩具修理者」 小林泰三
  16. 罪と罰」 ドストエフスキー
  17. 封神演義」 安能務
  18. 江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩
  19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎
  20. ファウスト」 ゲーテ
  21. 老人と海」 ヘミングウェイ
  22. ディアスポラ」 グレッグ・イーガン
  23. 「EGコンバット」 秋山瑞人
  24. 蝿の王」 ウィリアムゴールディング
  25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ
  26. 夏への扉」 ロバート・A・ハインライン
  27. コズミック」 清涼院流水
  28. 化物語」 西尾維新
  29. 姑獲鳥の夏」 京極夏彦
  30. 少女コレクション序説」 澁澤龍彦
  31. 人間失格」 太宰治
  32. 「左巻キ式ラストリゾート」 海猫沢めろん
  33. 帝都物語1」 荒俣宏
  34. 「道程」 高村光太郎
  35. 鼻行類―新しく発見された哺乳類構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ
  36. プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチ
  37. ムーンチャイルド」  アレイスター・クロウリー
  38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花
  39. ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト
  40. 「饗宴」 プラトン
  41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司
  42. 「妖聖記」 竹河聖
  43. 「新訂孫子」 金谷治訳
  44. 寺山修司少女詩集」 寺山修司
  45. スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア
  46. アーカム計画」 ロバート・ブロック
  47. 地下室の手記」 ドストエフスキー
  48. 黄昏百合の骨」 恩田陸
  49. 「娘に語る祖国」 つかこうへい
  50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン
  51. フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉
  52. 未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン
  53. 桜の森の満開の下」 坂口安吾
  54. 野火」 大岡昇平
  55. マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二
  56. 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹
  57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ
  58. さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎
  59. 「すべてがFになる」 森博嗣
  60. 「発作的座談会」 椎名誠木村晋介沢野ひとし目黒考二
  61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル
  62. 「夏と花火と私の死体」 乙一
  63. バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一
  64. 純粋理性批判」 カント
  65. 「高丘親王航海記」 渋澤 龍彦
  66. 黒猫」 エドガー・アラン・ポー
  67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー
  68. 夫婦茶碗」  町田康
  69. しゃばけ」 畠中恵
  70. 猫の地球儀」 秋山瑞人
  71. グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ
  72. 遠野物語」 柳田国男
  73. 武士道」 新渡戸稲造
  74. 絶望系 閉じられた世界」 谷川流
  75. 「函の中の失楽」 竹本健治
  76. オレンジが歯にしみたから」 狗飼恭子
  77. 中島らもの明るい悩み相談室」 中島らも
  78. 戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平
  79. 町工場 世界を超える技術報告」 小関智弘
  80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも
  81. 剣客商売」 池波正太郎
  82. 妖精作戦」 笹本祐一
  83. 悪魔のミカタ魔法カメラ」 うえお久光
  84. 赤毛のアン」 ルーシーモードモンゴメリ
  85. 百億の昼と千億の夜」 光瀬龍
  86. 「二重螺旋悪魔」 梅原克文
  87. アラビアの夜の種族」 古川日出男
  88. 失われた時を求めて<第一篇&gt;スワン家の方へ」 マルセルプルースト
  89. 星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン
  90. 嵐が丘」 エミリー・ブロンテ
  91. MOTHER2」 久美沙織
  92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ
  93. 信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明
  94. 稲川淳二の死ぬほど怖い話」 稲川淳二
  95. 「星の墓標」 谷甲州
  96. 「鴉」 麻耶雄嵩
  97. 東亰異聞」 小野不由美
  98. 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」 飛浩隆
  99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン
  100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジー心霊術」 泡坂妻夫

2008-05-06

「爆発音がした」まとめ 上

2009.05.08 長すぎて1つの記事では全てを表示できないようなので、2分割しました。

「爆発音がした」まとめ 下 - http://anond.hatelabo.jp/20090508095607

小説

「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」

ケータイ小説

「ドカーン!俺は振り返った。」

ライトノベル

「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである。」

作家

石田衣良

「ふー、びっくりした」

サイレントマジョリティーを考慮に入れて振り返るかどうか決めさせていただきます

宇能鴻一郎

「あたしの後ろで、大きな音がしたんです。あたし、もう、ビックリしちゃって、振り向いた。」

「あたし,ムッチリとした女子高生なんですけど,後ろですっごく大きくて背筋がぞっとしちゃうような爆発音が(以下略

大江健三郎

「後ろから大きな爆発音が聞こえた。女の膣がこすれるような音だった。こいつは、勃起させる!」

神林長平

「爆発したのかしらん」

背後で爆発音。ラテル、即座に対衝撃姿勢。ラジェンドラが衝撃回避の機動を取る。ショートΩドライブでは間に合わない。衝撃回避機動と同時に無照準でCDSバラージ。目標は沈黙。

アプロ、舌なめずり。「うまそうな爆弾キャンディ

「振り返るんじゃない」

「なぜだ」

「君は何かを感じたようだが、わたしは違う。わたしにとっては、今のところ、何も起こってはいない」

「ばかな。確かに後ろで爆発が──」

「その目で見たわけではないだろう。背後の風景とは、非連続的なものだ。振り向くよりも先に何らかの方法で破壊痕を見せつける、などの欺瞞工作も考えられる」

「おれ一人の視覚や聴覚を騙すことに意味があるとは、思えない」

「可能性はある、ということだ。それに君一人とも限らん。君かわたし、あるいは両方とも、この状態に陥っているんだ。人為的なものではないかも知れない」

「空間が、おれの、あんたの、認識を撹乱しているというのか」

「もっと単純に、病気の一種かもな」

「あんたはもっと真面目に自分の病気を疑うべきだ」

「健康な人間にしても、自分の感覚しか信じていないものさ。みな異なる主観に生きているんだ。認識のずれなどは、どこにでもある」

「フムン」

「問題は、今回のそれが些か極端ということだ。空間の例えはよかったな。このままずれが進めば、我々は互いの姿を見失うかも知れん。だから、振り返るな。この先に集中しろ」

菊地秀行

「轟音がアルタ前に響いた。続いて爆風が彼の白衣を撫でた。

だが、轟音や爆風ですら、彼の前では礼節を弁えて静寂を保っているかのように見えた。

それが彼――メフィストなのだから。

彼は振り返らなかった。その背中を、月が照らしていた。」

ダニエル・キイス

どーかついでがあったらアルジャーノンのおはかに爆発をそなえてやてください。

kiki

「アタシ     


爆発?     


しない訳ないじゃん     


みたいな」

北方謙三

「不意に、背後から、爆音が轟いた。俺はまだ、死んでいない。足を懸命に、動かした。天地が、ひっくり返った。何も、聞こえなくなった。」

「後ろ。爆発。振り返った。風。」

「後ろで、大きな、爆発音が、した。

振り返る。

刃が、せまって、いた。皮膚が、粟立つ」

「音。振り返る。爆発。今ではそう、思い定めている。

そんなことより、童貞ども、ソープに行け。」

京極夏彦

「凄まじい音とともに地面が揺れる。

――爆発、ですか?

私が問うと、彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、

――だから何だと言うのか。

と答えた。

――何だ、と言うが、あの爆発が君に何の関わりがあるのかね。

――危険じゃないのか?

言いながら私は、その問いに彼がどう答えるかを予測していた。

予測していながらそれを問う。あまりにも愚かだ。

――危険などと言うが、あんな爆発などなくても、危険などは市井のそこらに転がっている。

――不発弾など何処に埋もれているか知れたものではない。

――車に轢かれる事も、誰かに刺される事もあるかも知れない。

――体の何処かが遣い物にならなくなる事だってある。

――特に君のような不摂生は、危険の塊ではないか。

りん、と、何処かで風鈴の音がした。」

「爆發音がしたので、中禅寺は逃げた方が良いと云った。」

スティーブン・キング

そのとき背後でとてつもない音がした。いや、単に音がしたなどという生易しいものではなかった。それは西海岸に住む者なら誰もが「いつか来るでかいやつ」と恐れるあの巨大地震がついに来たのかと思わせるほどの圧倒的な音量で炸裂した。そして音そのものがまるでコミックブックに出てくる大げさな擬音の書き文字のような存在感を持って背中にぶち当たり、打ちのめし、気がつけば私は埃っぽい床に額をこすりつけたまま伸びていたのだった。

一体どのくらい気を失っていたのだろうか。世界を覆いつくす大惨事の予感から最早どうとでもなれという諦めに囚われかけた刹那、しばらく前に買出しに出たまま戻らない妻と幼い娘の顔が私の心をよぎった。その顔は、娘を抱いた妻がポンコツのビュイックに乗り込む直前、あなたは疲れているんだから家で休んでいなさいと言って譲らなかったときの -そのときの妻の顔は眩いばかりの春の陽光に金色に縁取られてまるで世界中のあらゆるものを祝福しているかのように見えた -どこかいたずらっぽい小娘めいた笑顔だった。

私はまだくらくらする頭を抱えながらゆっくりと立ち上がり、何事もなかったかのように静まり返った部屋の中央で馬鹿のように突っ立ったまましばらく考えた。そしてようやく先ほど背後から聞こえた凄まじい音の正体が、自分のひり出した屁に過ぎないことに思い至った。

アーサー・C・クラーク

「高名だが年配の科学者が爆発であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不発であると言った場合には、その主張はまず間違っている。」

J・D・サリンジャー (野崎孝)

「後ろからインチキ臭い爆発音が聞こえたんだよ。僕は振り返ろうとしたんだけど、そんなことをしたら僕はげえげえ吐いてしまうよ。爆発音の十中八、九は反吐が出るようなカスなんだぜ、本当に。」

椎名誠

ドアのでどん、と大きな音がした気がした。しかし先ほどのやりとりの疲れで休息に酒がまわっていたおれはまあいいや、どうだって…と思うだけで、さっさとベッドにもぐりこんだ。

テントの外でどーん、と大きな音がした。どうせ酔ったサーノが焚き火になにか放り込んだのだろう。「うるさいぞウスラバカ!」とおれはどなり、寝袋を頭からかぶった。

「つまりワタクシが背すじをただして言いたいのは、先程後ろのほうから破壊衝撃的大盛りべらんめえ的なナニモノかがどおんどおおんと音を立ててバクハツした! ということなのであります。」

志賀直哉

「背後で轟音が鳴った。自分は振り返った。」

司馬遼太郎

「(爆発--)

であった。

余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」

高千穂遥

「きれいに終わったわね~」

「事件も全部解決したし、今度という今度は誰にも文句言わせないよね~」

「………」

「そういえばさ、発進の時、なんか紐みたいなの燃えてなかった?」

「ああ、なんかあったね。ロープじゃない?」

「あたし、聞いたことあるんだけど…。あの星って地核が爆薬でできてるじゃない」

「うん。前の大戦が終わって不要になったのを全部あそこに集めたんだよね~」

「そんな星あぶないから誰も住まないだろうと思っていたら、ならず者たちが集まってきて、そういう人目当てに商売する人もやってきていつの間にかそこそこ大きな星になっちゃったんだって。」

「ふーん。それで誰も管理してなかったんだ。連邦の人、私たち以外には1人しかいなかったもんね。あれだけ人住んでるのに。」

「でね、連邦も考えたらしいのよ。住民が住民だからよからぬことを考えかねないじゃん」

「そっか。連邦もバカじゃないからね。だから私たちみたいなスターを送り込んだんだ!」

「そうじゃなくてさ、あの星でおとなしくしているぶんにはいいけれど、ひとたび事が起こったら星ごと爆発させられるように地核の最深部につながっている導火線作ったらしいのよ。」

「ふーん…」

「…………」

「ま、まさか、その導火線に火を付けちゃったなんて都合のいい展開あるわけないよね」

「そ、そうだよね。そんな偶然あるわけないわよ…」

「ねー」

「ねー」

次の瞬間、惑星コリプトは683万3582人の住民とともに宇宙から消えた。

谷甲州

「赤外反応、新たな爆雷の爆散円、後方の輸送船団に直交します」

増田少尉がうわずった声で言った。CRTの一箇所に固まっていた輝点が徐々に分散しはじめた。輸送船団が退避行動に入ったようだ。しかし最大加速度0.1G程度の鈍足の輸送船では、これだけ近距離で爆発した爆雷の破片から逃れることは不可能だろう。

後ろで大きな爆発音がした。そう思った瞬間、増田は体が宙に浮いたような感覚を覚えた。そして次の瞬間にザックに衝撃が来た。増田の体は振り回され、雪崩に巻き込まれたと気づいたときには、不自然な体勢で凍りついた斜面を滑落していた。

筒井康隆

「あっ。爆発した。今爆発しました。

私がここであなたとこうしている間に爆発しました。爆発。

きっとこれから火がでます。げほっ。出ます。火が出ます。

さあ逃げましょう。逃げなくてはなりません。げほごほ。げほ。」

おれは彼女の手を引くと半裸のまま髪を振り乱して走った。

歩道の通行人どもが白い目をしておれたちを見た。

http://f.hatena.ne.jp/n_euler666/20080212172154

フョードルドストエフスキー (江川卓)

「そしたら、後ろで大きな爆発音がしたんですよ、ヘ!へ!」

中沢晶子

マドンナB「ねえ、この爆発……まだ温かいわ」

西村京太郎

「後ろで、大きな、爆発音が、した。十津川は、驚いて、振り返った。」

ダン・ブラウン

「事実ではない」オリベッティが言い切った。「外部の人間が爆発に近づくことは、絶対に不可能だ。」

「もし万が一、この爆発が事実で」ロシェは繰り返した。「爆発がほんとうに行われたのだとしたら、捜索のあり方も根本から見直さなければなりません。そういった爆発行為が行われたのであれば、われわれの想像よりはるかに奥まで侵入されたことになります。ホワイトゾーンだけの捜索だけでは不十分でしょう。もしそこまで深く侵入されているとなると、時間内に見つからない可能性が出てきます」

 オリベッティは冷ややかな視線を大尉にぶつけた。「大尉、今後どうするかはわたしが指示を出す」

「いいえ」カメルレンゴが急に振り返って言った。「指示を出すのはわたくしです」まっすぐにオリベッティを見つめる。

星新一

「おめでとうございますまことにけっこうなことで」

エヌ氏が振り返ると愛想笑いを浮かべた小柄な老人が立っていた。その声を聞きエヌ氏はため息をついた。

やれやれ、なんてことだ。あれほど苦労したあげく手に入れたのが、のろわれた爆弾とは」

ジェイ・マキナニー

「きみが街を歩いていると背後で爆発音がする。でもきみはすぐには振り返らない。コカインの過剰摂取でイカレてしまったきみの頭には、それが現実の音なのか幻聴なのか判断できないからだ」

宮澤賢治

その時ふたりの後ろの方でどぉと烈しい音がしました。ジョバンニが驚いて振り返ると地面の一部が空にすいこまれるように抛り出されて煙が柱のように立つのが見えました。目をこらすとその柱のようになった煙はひとつひとつが黒々とした金剛石の粒なのでした。「発破だよ、発破だよ。」カムパネルラはこおどりしました。

村上春樹

やれやれ、そして僕は爆発した。」

「後ろで大きな爆発音がした。あるいは気のせいかもしれない。とりあえず今は驚いて振り返る前に、まずパスタをゆでようと思った。」

「後ろでシュワルツシルト・アルフィエーリの文章を思わせるような繊細な爆発がした。ステンレススティールの上にあるライトスタンドとペーパー・クリップクローゼットにしまいガソリンの味がするコーヒーを飲み干し後ろを振り返った。やれやれ、と僕は思った。」

「完璧な爆発などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

「家の周りの道を歩いていると、後ろから大きな爆発音が聞こえてきた。

僕はウォークマンから流れる『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。道を歩きながら聴くにはまずうってつけの音楽だった。

爆発の音が聞こえたとき、無視しようかとも思った。散歩の歩調はリズムに乗り、クラウディオ・アバドは今まさにロンドン交響楽団をその音楽的ピークに持ちあげようとしていたのだ。しかしやはり僕は足を止め、振り返ってそちらをみた。なにか言い知れない大きなものが、漸進的に僕の方へと近づいてくるのを感じたからだ。」

村上龍

「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」

「その時、後ろで大きな爆発音が聞こえ、俺はハシシを吸いながら女のビラビラを手で弄くっていたのだが驚いて女をぶちながら振り向いた。」

山田悠介

「後ろからの爆発音がした。俺は驚きながら爆発音に振り返った。それは、結局爆発音だった。」

「"ドカーン"遥か後ろで不意に爆発音がした。俺は後ろを振り返った。別にどうでもよいが…」

「後ろで大きな爆発音の音が背中でした。俺はびっくりと驚いて、ランニング状態で足を止めたまま後ろが振り返った。」

夢枕漠

一瞬の光の後、ごう、という音と共に周りの空間が歪んだ。

「爆発か」

「そのようだな」

「確かめなければなるまいよ」

「うむ」

「行くか」

「行こう」

そういうことになった。

「どぉん。

爆発した。

しなやかな獣のような肉体が、振り向く。

みしり、と音を立てる体に、ふふ、と笑った。」

ライトノベル作家

浅井ラボ

閃光が夜を切り裂いた。

緋と橙と臙脂色の炎が噴きあがり、轟音と衝撃派が街角を吹きぬけた。唐突に爆発

したそれはなおも炎上を続け、焦げ臭い熱風が頬を叩く。火の粉を散らして舞踊る火柱のなか、爆発に巻き込まれた車の骨格や人間の影が揺らめいていた。

「…誰か生きていると思うか?」

「あの業火の中で生身の人間が生きていられるなら、辞書から焼死という単語が消えるな」

相棒が呟き、俺は退屈な感想を返すしかなかった。二人そろって炎の照り返しで顔を血色に染めていた。

時雨沢恵一

「エクスプロージョン。燃焼などで気体が急激に熱膨張を起こす現象で、僕のエンジン内部でも起きてる奴だよ。托鉢ってやつさ」

「……爆発?」

「そうそれ」

奈須きのこ

――鈍、という炸裂音が、私の頭を掴み、後ろへと捻じ枉げる。

「――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、俺はダレよりも疾く振り返る―――ッ!」

      鈍という爆音

       轟たる爆風

背後から襲い来る圧倒的な大気の奔流に体が軋みをあげる

             ケ イ

      嫌な予感がする

       リ  テハ ケ イ

逃げようとする意識とは裏腹に、身体はゆっくりと反転していく

      フリ イテハイケ イ

  振り向くまいと必死に力を入れた首まで難なく回され

      フリムイテハイケナイ

     体が反転しきった瞬間

イケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケ

      意識までが反転した

「―――――――――」

閃光、爆発、衝撃―――。

消える視界、音を超え無音、予測し得る破滅。

走る石塊、破裂する風。混沌と矛盾、破壊と再生。目の前にある絶望。

気付くな。忘れろ。振り向くな振り向くなふりむくなフリムクナ―――!

――――――ああ。

それでも振り向かなくてはならない。

元よりそれは、永劫不変に定められた因果なのだから―――

竜騎士07

ドカァァン!!!後ろで大きな爆発音がした…!

瞬間的に頭の中に冷たい液体が満ち…俺のまわりの風景は動作をやめ凍りつく………………

ッッ!!!!

俺は自分の置かれた状況を整理した…。

一人…だだっ広い道…後方で爆発………ッ!!

爆発物の正体は分からないが…音は遠くから聞こえていた…。

炸裂した破片の危険はないだろう。

脳内に満ちた液体が取り除かれ、時間が動き出す…………ッッ!

即座に俺は後ろを振り向く…ッ!

ろくごまるに

「俺の左耳が爆発音を聞いたと同時に俺は可能な限り素早く体を回し回し回るその合間にに黒煙を視認する大爆発じゃないか俺は振り返った」

ラノベ

「まるで手榴弾が半ダースまとめて爆発したような轟音が背後から聞こえた。俺はここが中東の紛争地域でもチェチェンの地雷原でもない、平凡で退屈な県立高校の二階にある、教室棟と特別棟をむすぶ渡り廊下であることを確認すると、どうして俺みたいな善良な一般生徒がこんな目に遭わなければいけないんだと信じてもいない神様に悪態をついた。いっそこのまま振り返らずに立ち去ってしまおうかと思ったが、そんなことをすると後でどんな目に遭うかわからないため、自らの不運を呪いながらも視線を背後に向けないわけにはいかなかった。」

漫画家

蒼樹うめ

ばーーーん (ひだまり荘爆破)

「なーんてねっ!」

青山剛昌

コナン「ペロ…これは硝酸カリ!!」

あさりよしとお

「…つまり、物質の燃焼には可燃物と酸素が必要だということです。それでは爆発、つまり急激な燃焼を起こすにはどうしたらいいでしょうか?」

「簡単よ! 後ろを振り向けばいいのよ!」

ズバゥゥウン!!

吾妻ひでお

5 月 8 日 <何かよくわからないことが起こる>

「………」

「あなた爆弾の前で何してるんですか?」

「………」

「……こうしていると……」

「……そのうち爆発するものですから……」

天野こずえ

「どっかーん」「ほへ!?」「あー燃える男が爆発しただけよ」「でっかいそれだけですね」「あー…やっぱりショックでしたんですね…」

「この素敵な爆発に逢えたのもアクアが奇跡でできているからなんですね」

「ギャース!爆発禁止!」

灯里「あわわあわわわわ、藍華ちゃんなんだかすごい音がしたよー。」

アリス「でっかい爆発です。」

荒木飛呂彦

「僕は仰天した…

普通、背後で音がすれば振り向こうとする!!

爆発音のような大きなものなら、なおのことだ!

その振り向こうとする一瞬の隙に攻撃を仕掛けるはずだった!

しかし!奴は……

逆におもいっきり駆け出した!!

SYAAYAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHA!!!!!」

「背後から『爆発』だアァァァッ!これを待っていたっ!

振り返ると同時にッ!すかさず叩きこむ!」

「ドギュゥーーーゥウン」

「爆発など無駄無駄無駄無駄ァアアアアアアアア!!WRYYYYYYYYY!!」

「爆発だと!」

「バカな!”ありえない”!!」

「”爆弾”はここにあるのだ、後ろはいったいどうなっている!!!」┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”

エコーズACT3! 振り返ったお前の負けだ』

あ、ありのままのことをいうぜ・・・!

背後で凄まじい爆音が聞こえて振り向いたらそこには爆破でオシャカになった戦車が無残にも大破していた・・・!

急展開過ぎる、だとか、話が見えない。とか、そんなチャチャなもんじゃ断じてねぇ…!

これは、なんだかヤバイ事になったッ…!

いしいひさいち

「ちがうそこじゃない。」

石垣ゆうき

キバヤシ「この爆発は・・・ノストラダムスの陰謀だったんだよ!」

石川賢

「ドワオ!!」

板垣恵介

「爆発音がしたら振り返る、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!」

氏家ト全

「もう少しで全身の毛が陰毛になるところでしたね」

マナカ「貞操帯で防いだから大丈夫。…振り返らなくても、よかった」

江口寿史

「ここは…一丁爆発の中にとびこんでゆくほうこうで!!!」

尾田栄一郎

「  ド  ン  ! 」

「立派だった!」

鴨川つばめ

「当然爆発」

トシちゃん感激ーっ!」「もういやっ!こんなせーかつ!」

ぼくトシちゃん25歳後ろで爆発が起きる男

雁屋哲花咲アキラ

海原雄山「この爆発を作ったのは誰だっ!」

山岡士郎やれやれ、この程度で爆発だなんてほんとうにあなたが振り返ったのかさえ疑わしい。

明日もう一度ここに来て下さい、これよりうまい爆発をご覧に入れますよ」

河田雄志・行徒

中二階堂「いやー、友達居ないから暇してたら丁度よく後ろが爆発したんだ。振り返ってみたんだけど危なかったぜ。眼鏡がクッションになったよ」

岸本斉史

「これほどの爆発とは…たいした奴だ」

久保帯人

「爆発…だと…?」

久米田康治

糸色望「爆発・・・・爆発ねえ・・・・。この程度で爆発ですか!世の中には、もっと恐ろしい爆発が存在するのです!

CDの爆発的売上のあとの、ブ●クオフでの買い取り値の値崩れとか!

原子炉の爆発で露見した、ずさんな運用管理とか!

火山の爆発で吹き出した粉じんで起こる、世界的冷夏とか!

とあるゲームなど129人以上に爆発増殖させたら一人しぬだけでゲームオーバーになる始末!

そう、恐ろしいのは爆発そのものでなく、二次災害のほうなのです!」

「爆発出来るだけ良いじゃないですか、17年間の漫画家生活で一度も爆発どころか燃焼すらできない漫画家もいるのです。誰かが言いました、業界の安打製造機イチローとの扱いの差はなんですか?」

糸色望「世の中にはもっと恐ろしい爆発が存在しているのです!勝手に正義漢ぶって大見得切った挙句爆発しちゃったジャーナリストとか! 新解釈を爆発させてしまった所為で一審よりも重い刑になった弁護団とか!! 国民性が爆発してしまったマラソンとか!!!この世には自分の行動の所為でさらに悪循環に陥る、そう、自縄自爆が溢れているのです!」

糸色望絶望した!爆発音がしたら振り返るという脊髄反射社会に絶望した!

クリムゾン

「くっ悔しい、こんな爆発に振り返っちゃうなんて・・・」ビクッビクッ

車田正美

BACOOOOOOM

「なっ、なにィーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……」

~未完~

原哲夫武論尊

BACOOOOOOM

「う、うぬぅーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……

「知っているのかレイ!?」

宮下あきら

BACOOOOOOM

「なっ、なにィーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……」

「知っているのか雷電!?」

ゆでたまご

BACOOOOOOM

「ゲ、ゲゲィーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……

「知っているのかロビン!?」

許斐剛

「ワシの爆発は108式まであるぞ」

「ば…爆発!?いや…あれはボールにかかる回転が生み出す驚異的なパワーが俺達に爆発の幻影(イメージ)を見せているにすぎない!!」

施川ユウキ

「後ろで爆発してたぜ」(黒い粒はバニラビーンズです)

島本和彦

「ちッ。またヒーロータイムのはじまりかよ。」

空知英秋

「おぃぃぃぃぃ!!やべぇ、やべぇよ絶対これ!後ろで爆発?あ、あれだ、多分アバレンジャーの撮影かなんかだ!そうに違いない。」

「なんか爆発したんですけどォォォ!!!」

「ああ、アレ俺の母ちゃんだから。別に爆発とかじゃないから」

「んなわけあるか!お前の母ちゃんどんだけアグレッシブだよ!!!」

高橋留美子

ちゅどーん

………

「まったくもう最近毎日爆発ばかりでいやになりますわね」

「ほんと、お洗濯物がほこりっぽくなっちゃって…」

高橋和希

「ドカァン☆」「ドン★」 「ドカァン★なぁんて!」

高橋よしひろ

「ドルガハー」熊犬の血がたぎった。

竹内元紀

「どっかーん」「爆発?」「俺のがな」「おや俺だ」「黙れ変態ども!!」 

竹本泉

「どかーん」

「ゲホゲホ、一体何やってるんですかー!」

「…いや、そこにも自爆ボタンがあったのでつい」

「変だぜ」

ゴーン

(どかーん)

「え?なに?なに?」

「ゲホッ、ゲホ。あんた、そこのボタン押したでしょ」

「えーと、えーと」

「押すなと書いてあるのにわざわざ押すのは他にいないわよ」

「あははは…(汗) なんか気になっちゃって」

「そんな理由で押すな~っ!」

「ひえ~、ごめんなさい~」

谷口ジロー久住昌之

井之頭五郎「こういうの好きだなシンプルで、爆発って男のコだよな」

冨樫義博

「作者の急病のため、今週の爆発はお休みです。」

「後方で爆発したという認識は概ね正しい。誤算があるとすれば・・・・」

戸田泰成

カズマ「俺はこの爆発に反逆するっ!!!」

鳥山明

「ち・・地球が壊れちまう!」

「この星の爆発まであと3分しかねぇ・・(3週くらい続く)」

ながいけん

「あの爆発は陰謀じゃよ!ぎゃわー」

畑健二郎

ドーン

「どうなさいました?」

「違うのだ!紅茶を入れようとしていただけなのだ!なのになぜか爆発して…」

「それよりお怪我はありませんか?」

「い、いや…。私は大丈夫だ…。」

「(このあといったい誰が片づけると思っているのかしら)」

ばらスィー

「どっかーん!」「また爆発したよ」「またですか」「まただよね…」「またか…」

平野耕太

「諸君 私は爆発が好きだ

諸君 私は爆発が好きだ

諸君 私は爆発が大好きだ

平原で 街道

塹壕で 草原で

凍土で 砂漠で

海上で 空中で

泥中で 湿原

この地上で行われる ありとあらゆる爆発行動が大好きだ」

福本伸行

「関係ねえ 爆発なんか関係ねえんだよ‥‥‥‥‥!

オレだっ‥‥!オレだっ‥‥‥!オレなんだっ‥‥‥!肝心なのはいつも‥‥!

(ざわ‥‥ざわ‥‥)」

藤子・F・不二雄

ドラえもん「爆発するなんてきみはじつにばかだな。」

ブルル…

ドラ「わーなんだなんだ!のび太のしわざだな!やめろ!おろして!キャーヒー!」

バササ ガサガサ ガツン ドッガーーン

のび「…意外にばくはつがちいさいね」

アルファベータをかぱらったら爆発した。なぜだろう?」

藤子不二雄A

喪黒福造「ドーーーン!m9」

皆川亮二

(爆発音、そして爆炎)

「な…ば、爆発だと?!」

(瓦礫が降ってくる)

「う…うぉおおおおおおおおおおおおお!!」

山上たつひこ

「お。ししおどしか。」

山止たつひこ

「すしは、うみあ。」

ゆうきまさみ

「ちょっと足りないかな?」

なりはら博士「私は爆発するモノが大好きなんだー」

「自爆は男のロマンだぞ」




「爆発音がした」まとめ 下 -> http://anond.hatelabo.jp/20090508095607

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