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はてなキーワード: メフィストとは

2023-11-12

Netflix悪魔くん

・7話位までみた

 続き見るかわからいからいったん記録

・歳を取ってない前作主人公、新鮮

 「ノスタルジー用にちょっと出る」じゃなくて

 けっこうちょいちょい出てくるからおおってなった

 穏やかな声の安心感すご

 見た目は年取ってないけど喋り方は

 相応に「大人」感になってて新たな萌の扉を 

 開きかけた

メフィスト3世、世話焼き女房やん…

・魔力強化の仕組みが金色ガッシュ

・新悪魔くんのような

 生意気無駄削ぎ落とし系BOYに

 萌えを感じられなくなる

 これが加齢

 噛み殺すよ?に萌えてたあの頃なら萌えてた

・世が世ならCV石田彰みてえな主人公ニコイチぺえ悪魔でてきたな

嫉妬悪魔進研ゼミになった

 嫉妬悪魔回良すぎる

 あの2人の相互感情+映画みて嫉妬ループみるの

 目茶苦茶楽しかったろうな…

ストーリーが今風でgoodやった

10話以降みた

・水木さんや!記憶戻っとる!!親友

・デレるのが…デレるのが遅い…!

ホットケーキランキングによる急勾配デレ上昇に

ヌクモリティ受容体ビビった

・兄妹で違う時の流れを生きたか子供ときのまま見た目変わらない兄に

お兄ちゃんって呼ぶ中年期に差し掛かった妹というシーン、

胸に沁み入るものがあった

・今更だけど悪魔君親子の時代による子供キャラデフォルメの仕方の違い、いい…ってなった

魔法陣とか魔導書の世界観でいきなり「暴」出てきた…

・oh…ハンガーフック…

・bumがみんなかっこよかった サックスかっこいい

2023-06-22

anond:20230622122631

キモいダサいが混ざるのかわからんが、声はかなり特徴的だと思ってる

(そういう意味キモいは成り立つと思ってる)

アイドル無限リピートして疲れてしまった自分メフィストのほうが聞いてて楽ーーと思うくらいには好きになれた

分かり合おうとか意見押し付けようと思ってはないので参考までに聞きたいんだけど、どのへんダサいと思った?

イントロ?突然っていうからやっぱイントロメロディ

2023-05-17

anond:20230517161534

ED女王蜂メフィスト」の方の感想はある?

自分はあっちも好きなんだが。

ちなみに今日オフィシャルPVyoutubeで公開されるっぽいよ。

anond:20230517161534

ちなみにED女王蜂メフィスト」の方の感想はある?

自分はあっちも好きなんだが。

ちなみに今日オフィシャルPVyoutubeで公開されるっぽいよ。

2023-04-09

藤子・F・不二雄SF短編ドラマを見た

↓の第一回ね。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.oricon.co.jp/news/2259975/full/

「おれ夕子」と「メフィスト惨歌」

セリフや展開はだいぶ原作に忠実に作ってるな。

予算な感は否めないけど、役者頑張ってる。

2022-07-20

教養を身につけたらどんな良いことがあるの?

教養を身につけようと本を読みまくったことがあったけど、特に良いことはなかった。

ゲーテファウストみたいに、色々本で学んでも分からないことばかりなんだよ。

から悪魔メフィストファウスト体験の旅に連れて行ったように、経験することが必要だ。

書物からではなく経験によって初めて、人は自身の血肉となる学びを手に入れるんだ。

から教養なんてそこまで重要じゃないと思ってる。

2021-11-16

真・女神転生5 破壊神シヴァ攻略メモ

まず最初に、シナリオ面のネタバレは一切含まないので安心してほしい。

 

真・女神転生5にはラスボスより強い、いわゆる裏ボスが何体かいる。

終盤のあるボス撃破すると挑めるようになるシヴァがその1体だ。

解放後試しに挑んでみて、即フルボッコされたナホビノの皆さんも多いんじゃないかな?

自分もその一人で、ようやくさっきリベンジできたのでその攻略メモを残しておく。

 

まず、シヴァ特性から説明しよう。

Lv97破壊神、氷属性弱点、HPはおそらく50000程度(難易度ノーマル場合)。

真・女神転生5はレベル差によるダメージ増減が激しいので、おそらくここに到達した段階の70前後

そしてゲームクリアレベルとなるであろう80前後では到底相手にならない。

福音書をフル活用して主人公をLv99にしておくのはもちろんのこと、

魔導書で仲魔も全員Lv99に持っていくことが望ましい。

 

シヴァ自分1体しかいない場合に味方全体に約350ダメージ(味方Lv99、ノーマル難易度)+防御力最低まで落とす万能全体攻撃「ターンダヴァ」を使用し、

その後敵を追加で召喚する…という行動パターンになっている。

最初召喚される敵は鬼女ダーキニー軍神ガネーシャ

HP2000程度なのでLv99のパーティならこいつらを蹴散らすのは楽だが、

全滅させるとターンダヴァがまた飛んでくるし、防御力最低の状態だとターンダヴァが600ダメージ近くなるので、

Lv99と言えど死んでしま可能性が高いので迂闊に全体攻撃で倒してしまうのはおススメできない。

なので、セクシーダンスで魅了される可能性のあるダーキニーだけを倒し、

物理攻撃マハタルンダしか仕掛けてこないガネーシャを無傷で残しておくのが安定パターン

シヴァガネーシャだけならLv99のパーティにとって、致命的な攻撃はそうそう飛んでこない。

物理無効の仲魔がいるとガネーシャ攻撃をBLOCKしてシヴァの行動が1回で済むことが多いのでおススメ。

(物理反射はガネーシャを殺す可能性があるのでおススメできない)

 

また、一定ターン経過でさらに敵を呼ばれる可能性がある。

ダーキニーガネーシャ以外では女神パールヴァティ、邪龍ヒュドラ鬼女ドゥルガー

ドゥルガーはダーキニーと同じくセクシーダンス危険

パールヴァティヒュドラメディラマを使いシヴァHPを25000(!)も回復させてしまうため、

呼ばれたら即座に潰すこと。もちろんガネーシャは生かしておくために全体攻撃厳禁。

 

自分場合DLCをフル活用していたので、

氷結プレロマ氷結ギガプレロマアイスエイジを継承させた魔人トランぺッターをメインアタッカーに据え、

サポート役として一度に敵攻撃防御を2段階落とせるファイナルヌードがとラスタキャンディが強力な鬼女クレオパトラ(写し身で延長強化継承)、

物理無効と多彩な属性技と貫通チャージ持ちの魔王メフィスト(写し身で破魔耐性or無効必須)を採用した。

主人公は万能プレロマ+至高の魔弾によるサブアタッカーメディアラハン役。

 

こち攻撃2段強化+相手防御2段弱化の状態でもトランぺッターのアイスエイジで3000前後

至高の魔弾で1200(クリティカルで2500)前後しか入らず、

かなりの長期戦になるけれども、とにかく「ガネーシャを殺さないで単体攻撃中心で攻める」を意識すれば、

アトラス作品の裏ボスの中では倒しやすい部類だと思った。

 

…どうやって倒せばいいんですか人修羅。地母の晩餐で5桁ダメージて…

2021-03-20

風立ちぬ』はシンエヴァアナザーストーリー

風立ちぬ』はシン・エヴァンゲリオンアナザーストーリーだと気づいた。

以下、エヴァネタバレは無いが風立ちぬネタバレはあるので注意。

.

風立ちぬ』には4つの元ネタがある。

1つめは飛行機技術者堀越二郎人生。彼は零戦を作ったが、別に妻は結核になってないし、子供も6人いる。

2つめは小説風立ちぬ』。妻が結核になる話。ただしアニメと違って夫は妻に寄り添ってる。

3つめは宮崎駿人生飛行機作り=アニメ作り。妻をほっぽって飛行機作りに熱中する堀越二郎=家庭を顧みない宮崎駿。膨大な予算国民を飢えさせながら飛行機作りする堀越二郎ジブリアニメーターの創造性を犠牲にして自分作品作りの為に才能を搾り取る宮崎駿人殺しの道具を作る堀越二郎アニメに熱中する人間を生み出した宮崎駿

そして4つめは、ゲーテの『ファウスト』。

戯曲ファウスト』の主人公は、大学博士号を取ったファウスト博士で、ファウストはあらゆる学問を学んで知識をつけるが「知識だけあっても、あらゆる人生経験を積んだ訳じゃない」と思い悩む。

そこに悪魔メフィストがやってきて「お前にこの世のありとあらゆる経験を積ませてやる。その代わり死んだら魂を貰うよ」と持ちかけてくる。

メフィスト契約したファウストはさっそくグレートヒェンという少女に恋をして、彼女と付き合う。その後いろいろあって彼女のお母さんを毒殺し、お兄さんを刺殺し、妊娠した彼女を捨てて、その結果彼女発狂して自分赤ん坊を殺してしま死刑になる。

その後ファウストは違う美女を探しに異世界に行って大活躍し、現実世界に戻ってきても大活躍し、散々好き放題やった末に一生を終える。

ファウストは死後、天国と地獄中間地点『煉獄』につき、メフィストに「約束通り魂貰うよ」と言われるが、そこにファウストによって散々な目にあった少女グレートヒェンがやってきて、彼女祈りファウストは救済される。

ファウスト』を要約すると、悪魔に魂を売った男が好き放題して最後地獄に落ちそうになるが、理解ある彼女さんのお陰で天国行けましたという話。

風立ちぬ』のラストシーンでは、地獄のような光景が向こう側に見える綺麗な丘で、堀越二郎カプローニさん(堀越二郎たぶらかした男)、そして美穂子(堀越二郎人生を振り回された少女)と対話する。

魂を取りにきた悪魔と、そこから救いに来てくれた聖女。これは『ファウスト』のラストシーンと重なっている。

しか宮崎駿が当初考えていた風立ちぬラストは、より踏み込んだものだったらしい。

ファウスト』ではグレートヒェンの祈りファウストが救われるが、風立ちぬの真ラストでは、菜穂子が「来て」と言った後にカプローニさんが「その前にちょっと話でもしていかいか。美味いワインがあるんだ」と言って堀越二郎地獄が広がる丘の向こうに連れて行く。これが当初の案で、ギリギリになって修正されたと語られている。

要するに「は?お前何救われようとしてんの?お前も地獄に落ちるんだよ」エンドだ。

この非情な展開を庵野秀明演じる堀越二郎に味合わせるストーリーを考えたのが、庵野秀明師匠である宮崎駿だ。

まり宮崎駿カプローニ

庵野秀明創作に魂を捧げた代償として、地獄に落ちるはずだった。

「どこにいても必ず迎えに行く」と約束されても、宮崎駿ガッチリ肩を組まれて「違う違う、お前が行くのはこっちだぞ?」と地獄に引きずり下ろされるはずだった。

2020-12-27

おかあさん食堂の代案

サタン食堂とかゴリラ食堂とかメフィスト弁当とかそういうのにすればいいんだな。

2020-07-19

[]7月18日

ご飯

朝:なし。昼:パリジャン。お好み焼き。夜:なし。間食:ポテチクッキー

調子

むきゅーはややー。仕事おやすみん。

今日読書の日五十嵐律人の法廷遊戯という小説を読んだ。メフィスト賞の受賞先でデビュー作。

良い意味メフィストらしくなく、むしろ乱歩賞それも売れっ子東野圭吾とか、池井戸潤とかあの辺に連なる何かを感じたのだけど、どうなんだろう。

とにかくエンタメしてやるぜ感がものすごく、これは早々と売れっ子階段を駆け上がりそう。映画化とかきまってそ。

○ワーフリ

水有利、火有利、光有利の三つが形になってきたので、次は闇を育ててる。

ただ、そろそろマルテが欲しいなあ。マルテ…… やるか……

2020-03-14

IDINVADEDのキャラクタから舞城小説無理やり紹介

(多少ネタバレ含みつつ紹介します。内容の記憶違いもあるかも)


カエルちゃん

既にあらゆるブログ言及されているように舞城小説の中に「殺され続ける女の子」のモチーフは多い。

普通高校生達と、ほぼ木記ちゃんみたいな女の子が主役の短編ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』はその筆頭だが、

似た設定の『添木添太郎』がやばい

誰も死なない少年少女青春もの小学生の子供達の話よ!?)ぽい体裁で、良くまああんなに落ち込むラストにするな。

苦しく後味が悪く恐ろしく、超面白い。(短編集『キミトピア』に収録されてるよ!)

やはり似た話の連作『淵の王』の3編目、中村悟堂くんの話には突然「ロミオメール」というワードが出てきて流石に笑った。


酒井戸(名探偵

まさに初期のメフィスト舞城の基本主人公

トラバの指摘通り、舞城ミステリは全くロジカルではなく、メタかつ重複する世界の中でひたすらカオスに陥って行くものが多い。

長編ディスコ探偵水曜日』も良いが、

九十九十九』が傑作すぎる。

イドより何倍もカオスメタメタそもそも作家清涼院流水小説内のキャラクタを使ったトリビュート作だし)で大爆笑カレーでとにかくぶっ飛んでいるけどラストは泣けたり。イド10好きな人にぜひ。(長いし重い)

カオスさは低めでさらっと読めるのは名探偵ルンババの出てくる『世界密室で出来ている』。

自分が何者かわからない名探偵主人公、『獣の樹』はヒロインが駄目で好き。


・鳴瓢(および殺人鬼

昔の講談社ミステリ枠を読めば大体酒井戸(や聖井戸)みたいな主人公だが、少ないけどもちろん鳴瓢みたいなのもいる。

SFでもミステリでも無くて、普通暴力と性行為と性暴力の出てくる純文学短編

『鼻クソご飯』がまさにこれ(鳴瓢主人公

で、同時に(IDINVADEDの)「殺人鬼」の存在行為についても結構語っていると思う。

イド2話の富久田のつぶやきみたいな台詞は完全にこの話を思い出しましたね。

「人それぞれのイド(殺意世界)=人それぞれの鼻クソご飯である

短編集『イキルキス』に収録されてるよ!)

あと、短編集(短編集ばかりです舞城)『短編五芒星』の中の『バーベル・ザ・バーバリアン』の主人公刑事で、色々あって病んで荒んでかなり鳴瓢的な感じにいくのだが、最後に語る「俺の心が冷えたきっかけ」が意外なところにあり、かつピュアメッセージとなっていてしみじみ良い。


富久

富久田のようなデフォルメされたアクの強いキャラ、いそうでいなかった気がする…

が、頭の穴というモチーフはもちろん、超名作『好き好き大好き超愛してる』収録の『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』ですね。(文庫の好き好き大好きには収録されていないらしい…)

穴あきボーイとユニコーン娘が出会ったらまあそうなるよね、というカオス青春SF

(やはり富久田のキャラクタ全然関係ない)

あと、強迫神経症(何かに取り憑かれる)みたいな部分が出てくるのは『短編五芒星』の

『美しい馬の地』これも全然SFでもミステリでもないのだけどかなり奇妙で、でもやっぱり優しさ溢れる良い話ですね。

(やはり富久田のキャラクタ関係ない)




anond:20200313201459

2019-05-07

anond:20190507100141

いわゆるメフィスト系のトンチキ新本格ムーブメントが受容された背景にはこの増田のような感情があったのだと思われるが

主要な作家みんな他ジャンル越境してしまったな

2017-05-22

#このライトノベルの続きが読みたい2017

http://anond.hatelabo.jp/20140501214714

これの話題が出ていたので、今思い出せるものを書き連ねてみる。

下に行くほど絶望度がたかくなっている、かもしれない。

これ以外にも「読みたい」ってやつで、続き出てねーなーと思い出したものがあったら教えてくんちぇ。

近年ではなろう発の小説バンバン打ち切られてるんで拾いきれません。


甘城ブリリアントパーク

2016/06……8巻

賀東案件アニメ終わってから鈍化。

六花の勇者

2015/7……6巻

アニメは1巻を12話に引き伸ばすというスーパープレイ短編集を間に挟んだけど、本編は2年お預け。

世界居酒屋「のぶ」

2015/12……4巻

アニメ化決まってるけど、作者が療養中で更新もなし。はよ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

2015/06……11

えっ……もう2年出てないの。クライマックス間近なのに。

辺境の老騎士

2015/05……3巻

コミカライズ始まったし、それがうまく行けばなんとかなるのかな。

新本格魔法少女りすか

2007/03……3巻

太田が悪い。『傷物語』の特典小説ちょっと出てきたらしい。希望はある。

世界シリーズ

2008/12……『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界

メフィストに載ってたっけ? こちらも特典小説に出てきたらしい。希望はある。

ウィザーズ・ブレイン

2014/04…… (9) 破滅の星 (上)

最近出たと思ったけど、もう3年前……。

R.O.D

2016/08……12

11から10年の空き。果たして次巻はちゃんと出るのか。

アルカディア=ガーデン

2016/03……1巻

http://over-lap.co.jp/bunko/arcadiagarden/

DDD

2007/08……2巻

大丈夫FGOがなんとかしてくれる。希望はある。

DADDYFACE

2005/01……メドゥーサ4巻

「メドゥーサ編」までは完結しているけど、続きがあってほしい。

アニソン神様

2013/07……2巻

「つづく」で続かない。このラノ文庫は虫の息。

カナエの星

2015/09……3巻

水着回やって続きは未定? 『A/Bエクストリーム』って何年前?

ささみさん@がんばらない

2013/06……11

あんスタで忙しいんだよきっと。

ブラック・ブレット

2014/04…… (7) 世界変革の銃弾

音沙汰なし。絶望的。

アイドライジング!

2012/03……4巻

まだ時折目にする惜しまタイトル。もう出ないだろう。

ゆらゆらと揺れる海の彼方

2008/11……10

一応区切りの部分だが、不完全燃焼。著者はもう何も書いてない?

我が家お稲荷様

2007/10……7巻

まー、もう書かんのだろうね。アニメ化後に刊行止まるケース多すぎ。

悪魔のミカタ

2009/2……666 6巻

It編で終わったんだ。そう思うしかない。

涼宮ハルヒシリーズ

2011/6……涼宮ハルヒの驚愕(後)

もはや完結したと思え。

学校を出よう!

2004/10……6巻

完結したんだ。そうなんだ。

秋山瑞人作品

2012/01……龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02

2005/01……ミナミノミナミノ

1999/07……E.G.コンバット 3rd

待つ、という行為をしてはいけない。

佐藤大輔作品

合掌。

番外 復活

気象精霊

https://www.amazon.co.jp/dp/B00NI96I9W/

ゼロの使い魔

2016-04-13

anond:20160402093140

自分の狭い見識ではあるけど、清涼院流水とか麻耶雄嵩とかはわりとそういうことをやってる気がする。

メフィストだかファウストだか忘れたけど、あのへんのノベルス系のから読み始めたから、

どちらかというと定石を外すのが定石みたいなイメージがあったんだ。

から

それは出来るよ?

やろうと思えば

何でやらんと思う?

面白くないからだよ

に関しては、「やってる作家もいるしおもしろものもある」とは言えると思う。

もちろんある種の離れ業ではあるし、ちゃんとおもしろくするには相応の力量が必要だというのも同意するから

「じゃあお前がやってみろ」と言われてもそう簡単にできないことは自覚してる。

2016-02-16

http://anond.hatelabo.jp/20160216121841

そこじゃないだろ。

西尾維新がやったのは、「ミステリ物語ドライブする有効ツールひとつにすぎない」と言い切り、そのとおりに扱ったこと。

メフィスト出身でありながら、ミステリ目的ではなく手段にした。

清張が叩き潰し、綾辻がもう一度崇め奉った「本格」の看板を、もう一度台無しにした。

というのがミステリ歴史的文脈における西尾維新立ち位置だろ。

2015-12-04

アリス・エクス・マキナを読んだ

 おもしろかった。

 アンドロイドソフト面を調律する職業という発想は珍しいし、主人公アンドロイド少女たちの関わりも見ていて楽しかった。

 ただ、伏線や展開が機械的というか、頭で考えて書いたんだなということが伝わってきてしまって残念だった。

 伏線の張り方は効果的だし、展開もきちんと山場や緩急があって読んでいて楽しかったが、そのほとんどに対して「ああ、この話はあとあと重要になってきそうだな」だとか「このエピソードはこういう効果を出すために入れたんだな」ということがはっきりとわかってしまい、なんというか……のめり込んで映画を見ている最中NG集だとかオフショットだとかが挟まれたような、ちょっと冷めたような気分になってしまった。

 そういう意味では、話の作り方やら伏線の張り方がうまいかというと下手くそであったと思う。

 それからここからはこの作品自体の良し悪しではなくて編集さんや出版社に対しての話になるが、星海社が全力で肯定して新人賞から出した作品がこれだとしたら、「は?」という感じである

 もちろん冒頭に書いた通りこの本はおもしろかった。ど素人や発展途上の作家志望が書いた支離滅裂な話と比べたら桁違いのクオリティだった(というか、出版されているのだからその点は当然である)。しかし、それがあの、常に野心的な姿勢星海社からしか新人賞から出されたと思うと微妙……とてつもなく微妙なのである

 正直これまで新人賞から出版されてきたものはどれも微妙だった。どれもこれも面白いが、「面白いだけ」。新人賞座談会での評価を読んだ際のワクワクを毎回裏切られている。普通に面白いだけの無難作品。あまりにどれもこれもがそうなので、座談会での編集者たちの発言ビッグマウスすぎてハードルを上げてしまっているのでは……と可哀想にもなってくる。しかし、メフィストファウスト講談社BOXで同じような発言がされていたときは確かに面白い作品出会えていたのであるハードルが上げられているせいだけではないのではないだろうか……。

 このまま凡庸面白いだけの作品を出していくのでは、星海社は完全に新人賞応募作品に指をさしてゲラゲラ笑う座談会を開くだけのクソみたいな出版社になっていってしまうのではないかと思う。頑張ってほしい。また、肉にまで刃が届くような面白い作品を送り出してほしい、絶対に。

2014-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20140424032726

元記事の人のずれっぷりはどこから来るのかなあ。

「ところが今では「現代書かれたパズラーミステリ」はすべて新本格と呼ばれてるんですね、これが。」とかどこの誰が誰をさしてそう言っているんだろう・・・とか思うけど。

新本格ムーブメントの流れをくんで登場した作家が主に新本格作家と呼ばれているとおもうけど、そうじゃないのかな。

ひとつ前の記事でもこんなとんちんかんなこと言ってるし、そういうお仕事のひとなんですかね?

新本格作品を評してよく「キャラが立っていない」「キャラが描けていない」と言われていたのに、メフィストの発掘した作家はその逆を行ったことになるのも面白い

ミステリの基礎知識:新本格ミステリって何?」についてコメント

ミステリの基礎知識:新本格ミステリって何?」

http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2014/04/23/093914

という文章について。

文章のはじめで「新本格ミステリってなんやねん、というひとを意識してる軽いもの」「ざっくり主観的に書きます」と逃げは打っていますが、単純な事実誤認があるのでコメントします。

この文章では

1980年代後半、「新本格宣言」を島田荘司氏がオルタナティブにブチ上げます

と言い、島田荘司の文章を引用します。そして

これらを読むと解るんですが、新本格とは「古典的本格ミステリコードお約束定番)を意識しながら現代風に書かれたミステリ」を指します。ですから何でもかんでも今のパズラーミステリを「新本格」と呼ぶのは誤用なんですね。

と書いています

しか引用している島田の文章は、1995年(ここ重要)に出た『本格ミステリー宣言II』に載っている「新本格の七則」というもの

また「新本格宣言」と書いているのは、おそらく『本格ミステリー宣言』を指すのだと思いますが、これが出たのは1989年12月

一方、一般に「新本格」という言葉が使われたのはそれよりも前、1988年に発表された綾辻行人の第2作『水車館の殺人』の帯の言葉

十角館の殺人』につづく香気あふれる新本格推理第2弾!

とされます

島田荘司氏の新本格宣言に乗って講談社から新本格作家」として綾辻行人有栖川有栖法月綸太郎らが登場します。

これら作品の隆盛によって新本格ムーブメント(第三の波)が起きることになります

とありますが、デビューはそれぞれ、綾辻87年、法月88年、有栖川89年。しか有栖川有栖東京創元社からデビューです(「鮎川哲也十三の謎」の一冊として)。

また『本格ミステリー宣言』の内容は、新本格作家からも異議や反発する発言があったように記憶しています

したがってそもそも島田荘司言葉を引いて「新本格はこういうもの」と言うのはおかしいわけです。

80年代終わりの状況としては、講談社(おもに講談社ノベルズ)で、綾辻デビューきっかけとして本格を書く新人デビューさせていくという流れがありました(京大勢の場合、書ける人を募ったところ法月と我孫子が手をあげた)。

一方、東京創元社海外ミステリだけでなく日本人作家も扱うようになり、その手始めに日本探偵小説全集が編まれて(デビュー前の北村薫実質的な選者、出版1984年1996年)、叢書「鮎川哲也十三の謎」(1988年1989年)、鮎川哲也賞(1990年~)、『創元推理』(1992年~)という流れがありました。

こうした同時代的な流れに与えられた名称が「新本格ムーブメント」だったので、

何でもかんでも今のパズラーミステリを「新本格」と呼ぶのは誤用なんですね。

ところが今では「現代書かれたパズラーミステリ」はすべて新本格と呼ばれてるんですね、これが。

と言ってしまうのは、主観に寄り添いすぎた変な認識でしょう。

メフィスト』「メフィスト賞」にしても宇山秀雄(宇山日出臣)の立ち上げたもので、少なくとも出発点としては明白に新本格でしょう。京極夏彦森博嗣清涼院流水などはデビュー当時はっきりと(良くも悪くも)新本格作家とみなされていましたし。

京極夏彦は、講談社原稿を送ったのは講談社ノベルズ新本格を読んでいたから、というような発言もしていたはずです。『姑獲鳥の夏』裏表紙の推薦文が綾辻、法月、竹本健治という時点で(※当時(今も?)竹本新本格に属する作家と見られていた)、自身を新本格作家だと思っていたかどうかはともかく、デビュー初期において新本格の流れにのっていたという認識はあったでしょう。

2014-04-22

http://anond.hatelabo.jp/20140420200750

1サンプルとして。

一応、はじめに俺の読書傾向を書いとく。質問の答だけ知りたいなら読み飛ばして欲しい。

俺はラノベ読み始めた時点でスレイヤーズの本編は完結していたしていたくらいの世代

はじめは主に富士見ファンタジア神坂一とか榊一郎とか賀東招二とか鏡貴也とか読んでたけど、

ドラゴンマガジンの判型が変わった頃から電撃に重心が移動した感じ。

この頃からラノベ以外の小説もよく読むようになった。並行してメフィスト系とファウスト系も読んでた。

好きな作家西尾維新とか

最近作家はあんまり読んでなくて、アクセル・ワールドあたりがたぶん俺が知ってる一番デビュー最近作家

ラノベしか読まない?他の小説は読む?それは何故?どこに魅力を感じている?

読むけど、基本的エンタメ小説しか読まない。ジャンル的にはミステリィSFが多い。

ただ、ラノベ以外と言ってもハヤカワSF角川文庫MW文庫の、比較ラノベに近いところが多い。

野尻抱介森博嗣田中芳樹ラノベと主張されると、ほぼラノベしか読んでないかも。

明らかに違うのは、ディックとかの海外SFくらいか。

ラノベファンはラノベを一般娯楽小説定義付けのために一般と称しているだけ)と同じだと思っている?

同じではないけれど、境界曖昧だと思う。

なんというか、「ラノベっぽさ」みたいなあいまい尺度があって、

「誰がどう見てもラノベから「誰がどう見てもラノベじゃない」を両端として、間にグラデーションがある感じ。

定義論争は不毛だと思う。

ラノベで、パロディ要素が殆どを占めるようなものはどう思っている?

そういうのが別にあっても良いと思う。

全部がそういうのになるとジャンルは廃れるんじゃないかなーと余計な心配をしてしまう。

あと、パロディだと気づかずに読んでることもある。読んでおもしろければなんでも良い。

ラノベは何故ジャンル分けされない?ライトノベルという呼称は既に不要ではないか?

質問意味がわかんない。

ミステリィ」「SF」「時代小説」……みたいなジャンルの1つとして「ラノベ」があるわけではないと思う。

ラノベ/ラノベじゃないという分類と、ミステリィ/SF/時代小説/……みたいな分類が別にある。

境界曖昧はいえ、「ラノベ/ライトノベル」と呼ばれるある傾向を持った作品群があるのは確かなので、

そう言う作品群を指す言葉があったほうが便利だと思う。

2013-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20131203223926

よ、今日は専門外だけど飲んでたらオモシロイ話聞いたからタレコム

なお、聞いた本人に了承とったけど変に絡まれてもなんだから新規ソースゼロでお届けします。

発端

オレが言ったんじゃないぞ

opiegro32

太田ネタとかじゃなくて本当に腐ってるから太田が悪い!」とか言って茶化す風潮はやめてほしいなあ。本人の悪質さが薄れるだけだよ 2013/12/04

太田克史さんってのは、偉大な人だよ。

講談社メフィスト星海社。積み上がる実績そびえ立つ売上。

というネタで飲んでたのが発端で、

この対応ってあたりまえっちゃーあたりまえだよねー、ねー、みたいな話をしてた。

んでだ、ハタと思い至った。

これは、フーダニットハウダニットホワイダニットクローズドサークル全てが含まれているのではないかと。

結論から組み立てた気配のする小説を読んだ時の強烈な既視感が俺を(以下略

フーダニット

だれが、こんなことをしたのか。

そもそもだ、盗作定義ってのは曖昧だ。

ってのは、オレが書かずに既に書かれてるからそっち読んでくれ。

んで、「盗作ではない」という話でこじれてるのはなにか、という話なのだが、

一回ここをハッキリさせとこう。

  1. 裁判著作権)の話
  2. プライドの話
  3. ビジネスの話
裁判著作権)の話

はい、1番の裁判沙汰にはなりません。両者ともコレはハッキリ認識してる。

盗作定義ってのは曖昧で、そもそもアイデア法律保護対象にはならん。

具体的には『名探偵ドイル』であっても、訴えられて負けたりはしない。

映画ノベライズレベルで同じとかキャラクターが明らかに同じ(二次創作)で無い限り、

もうコレは相当に厳しい。

プライドの話

はい、2番のプライドの話がほとんど全てです。

パクられたと言っている古野まほろの言ってることは突き詰めると

「俺のパクったって言えば許してやるよ」

という事になる。

盗作じゃない盗作じゃないって言ってんのに何度も絡んでるってのは、変だ。

ほっときゃいいんだから

これまで古野について一切、どこかで語ったり、書かれたりしていないのは何故なのか。これらがハッキリすれば、何の問題もないと思います

自尊心の問題なのよね。

俺を無視するな、と。

ビジネスの話

はい、3番のビジネスの話が絡むからヤヤコシイわけだ。

裁判沙汰にはならん、相手のプライドを傷つけてはいる。

そこで、どういう落とし所があり得るか。

コレなー、パクったって言うと、回収絶版ルートなんだよねー

ほれ、仁義とかスジとか浮世のギリってヤツ。

さてここで一つの問題が見えてくる。

ポイントは『イラスト大御所CLAMPを使っている』所。

星海社FICTIONS新人賞で、太田さんイチオシで、CLAMP

さあ、日程逆算は野暮だからやめておくんだ!

と、いう状況下で、メフィストデビューしといて他社に移籍した作家プライドを満たすために何かをするか?

ビジネス的にも問題になりそうなのは、目に見えている。

ハウダニット

いかにして、それがなされたのか。

コレも俺が言ったんじゃないぞ

brainparasite

星海社が著者の退路を全力で断ってる感がある。 2013/12/05

さて、高校生名探偵でって話をしようとして、CLAMP好きそうならどういう"学園"にするだろうか。

普通高校?そりゃ担任ボディーガードなら無くはないだろう。

ミッションスクール?まあマリア様は見てなくても考証が面倒だろう。

というか、高校ってのは中等教育機関から、そもそも「伝統的な」高校ってのは難しい。

私塾か、旧制中等教育学校か、大学予科か。

つうかぶっちゃけた話な、誤解を恐れずに言えば、

明治に諸列強と並ぶ国家にしようと、帝国大学を頂点としたピラミッドを作ったので、

教育機関ってのは、政府か、士族か、パンピーか、みたいな形になった。

慶應義塾福沢諭吉が立ち上げた時に、政府に対抗した中産階級教育機関を目指したのは、まあある意味で流れとしては必然だったのかもしれない。

閑話休題

まりだ、伝統的な高校で、軍閥のニオイを消しつつ権威を身に纏わせるには、サムライのガッコウってのは、オテガルなわけだ。

古野まほろ太田克史出身校とか考えると、このへんは興味深いね

実際に読むと判るけど、中村あきは清涼院流水系の、まあそういう芸風だ。

設定厨って言うよりは、真面目な顔した高校生が賢しらに推理合戦で謙遜しあう、あー、暑くてもぴっちり制服来てんだろうなーっていうそういう感じの話だ。

うっかり私塾からスタートして南洋研究機関を設置した島に移住してたら海軍に施設接収されたり学生総出で米軍に対向するようなおもしろ学園とは根本から違う。

絵は見えてる、書きたい内容もある、ではパッケージをどうしようって時に、誰と誰が相談する?

ホワイダニット

にゆえに、それがおこなわれたのか。

 別に新人賞オリジナリティを重視するのはかまわない。むしろ当然である。既に市場に似たような作品があるのならば、多くの読者は新人ではなく実績のある作家の作品を選ぶだろう。

いやー、そうね。

見事に「設定」に関する話しかしていない部分を引いて来ている所にセンスを感じる。

ポイントはね、誰も筆力を話題にしていない所。

高校生で400枚書くのが凄い、という話はしている。

クサしているのは、平たく言えば「見た目」の話。

想像して欲しい。

大日本帝国って名前世界観で、子爵令嬢の依頼を受けた斬首死体に対面したり、瀟洒なホテルラウンジで酒かっくらったりするガキどもが右往左往するアニメと、

いちおうは現代社会の公立高校で、女子バスケットボール部の壁写真が無くなったり、体育館ジュース飲んだりするガキどもが右往左往するアニメと、

絵面で観た時に、似ているだろうか?

まり星海社にとって芸風というのは、読んで想像した絵面が似ているか否か、だ、

というか、いっちゃなんだがフツーはそうだろう。

完全無欠の生徒会長の号令一下、無理難題適当に片付けるって書くと「生徒会の一存」も「めだかボックス」も同じになっちまうが、読んで受ける印象は相当に異なる。

判り難かったらこう言い直せばマンガラノベに詳しくない連中にも伝わるか。

この4作品はいずれもアーサー・コナン・ドイルの描いた誉れも高き史上最高の名脇役がモトネタだけれども、見栄えはずいぶん違う。

勿論、それぞれコナン・ドイル卿には敬意を払ってるが、例えばそれぞれがそれぞれの作品をいちいち上げたりしているだろうか?

(なお、モンタナ・ジョーンズに関してはマルコ・パゴット絡みでセーフ)

星海社に限らず、新人賞ってのは、いちおうは「応募された作品から」って話になる。

ただな、すげえオモシロイとか、ものごっつ読ませるとかじゃ無え。出版できるか、だ。

んだがね、例えば新人賞が出てない回ってのもあるわけで、応募がゼロだったからじゃない。

ほいでだ、「出版すると設定がヤバイ」ってヤツがハイペースで原稿用紙を埋められるとする。

するってぇとだ、

新人賞ってのは、「審査員の考える出版できそうな作品」に与えられる。

別に要件がツマビラカになってるわけじゃねえから、当然応募側はよく判らんで爆死する。

じゃあ、「審査員の考える出版できそうな見栄え」を「見た目で落ちたヤツ」が知ることが出来れば

言ってみれば効率良く新人賞を通過することが出来るってスンポウだ。

クローズドサークル

ここは、ひらかれていない。

1.選考に関わった全員が『天帝のはしたなき果実』を読んでいないor内容を忘れていた。

2.色々類似点があると気づいていたが、この程度大した類似ではないと考えた。

3.色々類似点があると気づいていたが、読者は類似に気づかないと考えた。

4.気づかれることを想定してのネットでの炎上狙い。

 イラスト大御所CLAMPを使っている時点で4番は無いだろう。考えられる可能性は残りの3つ。外野である我々にはどれが真実なのかを判別する術はない。

はたしてそうだろうか。

中村あきのデビュー作、『ロジック・ロック・フェスティバルLogic Lock Festival〜 探偵殺しのパラドックス』の主人公は、『中村あき』だ。

古野まほろデビュー作、『天帝のはしたなき果実』の主人公は、『古野まほろ』だ。

や、京極堂だってオンナジだよ。猿は主人公じゃないだろ。

そりゃあいくら太田さんに縁の深いメフィスト賞たって、50回も近くなりゃあうっかり読んでない作品が合ってもオカシクナイヨネー

って、真顔で言えるだろうか。

そして、そんな作品がぽっと現れた時に、

太田さんが大きく関わる星海社でそれを見逃す編集者果たしているであろうか?

ミステリは、パズルである

すべては、めいはくでは、ない。

身も蓋もない話、これが星海社からではなく別の出版社から刊行されていたら、ここまで話題になることもなかったと思うのだが……。

そーねー

さて、現実ノックスもヴァン・ダイン関係ねぇ。

登場人物はこれで全部で証拠も全て揃っているので、後は推理するだけでござい、とはならん。

犯人はおまえだ!」というセリフを一度は言ってみえてモンだが、そうもいかん。

しかしだ、状況を平静な目で見つめた時にだ、

小説を構成する主要素であるところのテーマプロットキャラクター

に、世界観だとか設定だとか、小道具の話が入ってないのは、弁護士相談した結果じゃねぇだろう。

誰が、どのように、何のために、「新本格推理小説出版したのかを考えると、

これが壮大なアングルで無い限り、まあ、ソウイウことなんじゃねぇの?

オレは「最前線編集長」を名乗る太田さんが耄碌したとは思わんな。

2008-07-25

ミステリ読みが本を読まない彼女新本格派を軽く紹介するための10冊

まあ、どのくらいの数のミステリ読みがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「ミステリ読みではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、 その上で全く知らない新本格派の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、アニメのことを紹介するために見せるべき10冊を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女ミステリ布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うシリーズものは避けたい。できれば一冊完結、長くても数冊のシリーズものにとどめたい。

あと、いくら基礎として本格派の知識が必要といっても古びを感じすぎるものは避けたい。古典好きが『Yの悲劇』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。

彼女の設定は

ミステリはいわゆるNHKの「名探偵ホームズ」的なものを除けば、コナン劇場版アニメ程度は見ている

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

すべてがFになる森博嗣

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「メフィスト以前」を濃縮しきっていて、「メフィスト以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。S&Mシリーズとしてもぎりぎり10冊、四季シリーズとして考えれば残り4冊だし。

ただ、ここで密室談義全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいいタスクだろうと思う。

「猫丸先輩シリーズ倉知淳

アレって典型的な「ミステリ読みが考える一般人に受け入れられそうな新本格派(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

ミステリ読みとしてはこのシリーズは“青春もの”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

人形こたつ推理する」我孫子竹丸

ある種のミステリ読みが持ってる安楽椅子ものへの憧憬と、我孫子竹丸のオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも我孫子竹丸らしくない

の二人をはじめとして、ミステリ読み好きのするキャラ世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

クラインの壺岡嶋二人

たぶんこれを見た彼女は「井上夢人だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。二人のコンビがその後続かなかったこと、「99%の誘拐」が実際の誘拐犯罪で参考とされたこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

「塗り仏の宴 宴の支度」、「塗り仏の宴 宴の始末」京極夏彦

「やっぱり新本格派はキャラクタあってこそだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「百鬼夜行」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける京極の思いが好きだから。

断腸の思いで削りに削ってそれでも分冊で各800ページ以上、っていう長さが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。

宴の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが森や高田だったらきっちり400ページにしてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて分冊した上で各800ページも書いてしまう、というあたり、どうしても「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ京極がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

「二銭銅貨」江戸川乱歩

今の若年層で乱歩を読んだことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。金田一耕助よりも前の段階で、江戸川哲学とかトリック技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの作品がこの時代に書かれていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくミステリ好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるコナン劇場アニメでしかミステリを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

八つ墓村横溝正史

横溝の「目」あるいは「話づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。「ミステリはやっぱり大量殺人だよね」的な感覚ミステリ読みには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ八つ墓村の結末は犯人自殺(のようなもの)以外ではあり得なかったとも思う。

「最低五人は殺さないとミステリとしては失格」というミステリ読みの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「ミステリ読みの気分」の源は八つ墓村にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

六枚のとんかつ蘇部健一

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。こういうばか風味のミステリをこういうかたちで小説化して、それが非ミステリ読みに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

涼宮ハルヒの消失谷川流

9冊まではあっさり決まったんだけど10冊目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。

すべてがFになる」から始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のラノベの先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10冊目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

追記

最後のは「涼宮ハルヒの消失」にして欲しかった。

その通りですね。書き直しました。

soundsea 綾辻有栖川が欲しかったような。

crowdeer 綾辻入れなきゃ始まらない、絶対うーんと言わせたい/かと言って「軽く紹介」するものじゃないだろうしなぁ。

ほんとうは、横溝正史やら江戸川乱歩新本格ではないので、代わりに入れればよかったんですが、

綾辻行人有栖川はほとんど読んだことないので。にわかですいません。

wideangle 『F』もなんか違うよねえ、と思ってしまう。

やはり最初を綾辻にするべきだったのでしょうが、前述の通りということで。

http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

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