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2017-04-14

個人を国として独立することを認める国

そんな星新一みたいなことになったらいいな

2017-04-01

叶わない望み

星新一の新作ショートショートが読みたい

2017-01-24

車を使うことの「不自由さ」

自分は某地方都市在住で、車を持ち始めてから2年ほど。その前は某中核都市で車を持たずに大学生活をしていた。

今は自宅から勤務先までの15km前後道程を30分ほどかけて自家用車通勤・退勤する日々。

車を持ち始めてから気付いたが、車を運転する時間が増えるととりとめもなく頭に浮かんでくるアイディアを書き留められない確率が上がり、非常に不便である

バスやら自転車やら徒歩で移動していた大学時代は、移動の最中に何かアイディアが浮かべばスマホメモ帳に手を伸ばしその場でメモを取っていた。

そういったメモを月日が経ってから見返すのは個人的には非常に有意義なことだと思っている。

車を運転しているとメモを取るという行動がスムーズにできない。ハンドルを握りながらメモを取ることは危険すぎるので当然できない。

運転中にメモを取りたければ幸運にも信号待ちになることを祈るか、いちいち車を寄せて一時停止するかだ。

そしていざ停止してメモを取ろうと思った頃には、結構確率でそのアイディアはすでに忘却の彼方へと消えている。こんなことをこの2年間何度も繰り返している。

しかも、どうやら運転中というのは不思議と良い発想が生まれやすいようだ。

確か星新一だったかが「発想は適度な緊張とリラックスを兼ね備えた状態で生まれる」的な事を言っていたが、運転中というのは事故を起こさぬよう緊張していてなおかつ個人空間であるのでリラックスできているから、まさにそんな状態なのだ

こんな理想的な状況を享受できているだけに、アイディアをうまく残せないことが歯がゆい

車のせいでアイディアを書き残せないとなると自分からどんどん個性が失われていくような気がして、車社会の一員らしく大衆へと同化しているような錯覚すら持っている。

バスやら電車通勤している都会の人たちが羨ましい。通勤・退勤という一日数十分の貴重な時間読書だったりスマホだったりメモを取ることだったりに使えるのだから

どうか時間を大切に。

2017-01-11

刑務所落ちた日本死ね

なんなんだよ、日本

日見事に刑務所落ちたわ。刑務所いっぱいだから自宅謹慎してろって。

なんでこんなに刑務所に入りたい奴がたくさんいるのに、刑務所整備しないんだよ。アホか。

待機受刑者が30万人を超えてるとか異常だろ。2100年ごろから増える一方だぞ。

職もねーし、外の空気汚染されてて早死にするから、早く刑務所に入れてくれ。食事も前時代でも栄養が整ったものが食べたいんだよ

何が生活保護だよクソ。

生活保護じゃ防護フィルターすら買えないし、汚染米しか買えねーよ。

一応ちゃんと刑務所に入れるように、ポイント稼ぎはしたつもりだ。

罪状はお決まり内乱予備罪。詳しくは避けるが、テロを用意してる風を装って、自室に色々準備した。

裏の入所支援サービスを使って、色々と入所に必要ポイントを貯めるためのノウハウを教えてもらった。

あいつらが言うには、似非犯罪者と見なされないよう、特定国への渡航履歴を作っておくことが大事らしい。

あとは分かりやす動機作り。

仕上げは、逮捕されるところ。自首じゃ刑にならないらしい。

かといって国の中枢部分をウロウロして不審者として捕まるのも、あらかさますぎてポイントが低いらしい。

そこで俺は、携帯電話犯行をほのめかす会話を喋りまくり、盗聴される作戦をとった。

気づかれるか不安になる作戦だったが、3か月ほど海外通話しまくってたら、家宅捜索逮捕してくれた。

ここまでやれば文句なしに5年は行けますよ、と奴らは太鼓判を押してくれた。確かに刑は懲役8年と文句なしだったが、肝心の刑務所には入所できなかった。

これじゃあまともな生活ができないじゃないか!!!

ふざけんな日本

放火とか傷害とかすればいいじゃん、って言われるかもしれないが、人に迷惑をかけてまで生きていきたいとは思わないんだよ

ただ人として最低限の暮らしがしたいだけなのに、なんで刑務所入れないんだよ

まじいい加減にしろ日本



## 追記と言う名の蛇足

星新一ボツネタ集本読んでたら、刑務所パラダイスみたいなネタがあったから勢いで書いたけど

ブコメみたが、すでに海外ではすでに起きてるってマジか。調査不足だったわ。

増田先生次回作にご期待ください。

2016-11-06

少子化が本当に悪いことなのかどうか、感覚的に納得できてない

いや、高齢化する一方で子供が減っていったら、社会福祉とか介護とかどうするんだとか、

市場が縮小していったら、経済的に大変だろとか、

人口が減少しながら発展していった国は歴史上ないとか、

理屈は充分わかるんだけど。




なんというのか、日本は狭苦しいところに人口が多くて、

からウサギ小屋に住んで満員電車に苦しめられて、

それでも何とか工業で稼いでいかなきゃいけないから、

人がたくさん住んでいる都市のそばにも工場建てて、水も空気も汚れて・・・

という昭和認識が抜け切れていないのかもしれない。




そういえば、アフリカには飢餓でおなかだけ膨れて苦しんでいる子供達がいるけれど、

このまま地球人口が増えていくと、地球人口が増えていくと絶対に食料が足りなくなる、

からすでにお隣の中国では、「一人っ子政策」というのをやっているのだ・・・

みたいな事をいう大人結構いたものだ。

(得てして、最後は「君たちは恵まれているんだから給食を残してはいけません」とかい

妙に卑近なオチになったりするのだが)。



あと、昔読んだ星新一ショートショートも、どこかで影響したかもしれない。

それは、こんな話だった。

理由はわからないが、どんな夫婦からも一人しか子供が産まれなくなった未来

当然、人口はどんどん減っていくのだが、

どんな人でも2~3代経るうちに、遺産相続してそこそこの資産を持つようになる。

で、生産力も人口に比して過剰になっており、さまざまな労働機械化されているので、

そんなに働かなくてもモノが溢れるようになる。

人口の多い時代に作られた住宅施設だんだんと余るようになり、

暇をもてあました人たちの間で、それらを破壊する遊びがはやるようになり・・・

まあ、最後ネタバレはしないが、あえていえば、人類史全体の輪廻転生のようなオチがついていた。


いや、実際にそんな風に行かないのはわかるんだけど、

もう少し人口が減ったら、通勤も楽になって家も広くなるんじゃないかな? という希望は、なんとなく捨て切れていない。

2016-10-06

星新一ショートショートで一番好きな話し

僕は「ねむりウサギ」がすきです。

2016-09-01

最近SFを読み始めたおっさんだけど

最近日本SF作家面白い人教えて。

たぶん古典とされる海外SFはおおむね読んだ(オールタイムベスト100!みたいな作品群)。

星新一は好き。小川一水は時砂の王が性に合わなくて途中でやめたし、長谷敏司あなたのための物語義務感で読んだだけ。

伊藤計劃は好きだけど屍者の帝国は嫌い。

こんな奴が次に読むべき和SFはなんだろう?

おっさん相手じゃなく、黒髪ストレートJKが聴いてると思って答えてくれ。

2016-05-24

SFって、

設定にこってるものとそうでないもの

設定の開陳だけに堕してるもの、そうでないもの

物語エンタメとしておもしろものとそうでないもの

の掛け算でトータル8パターンあると思う

いわゆるハードSFは設定にこってるだけで設定の開陳だけに堕していてい物語エンタメとして面白くないものが多い

SFでこれを読めってあげられる古典も割とそういうのが多い

SFクラスタ自分SF知識を過大評価しすぎていて、一般人がどれだけSF知識を持っているか、忍耐強さがあるかの想像力が足りない

一般人SFをすすめるのなんて、星新一でいい

それ以上をすすめるのは、ハードSF作家オナニーに堕しているのと同レベルの、SFクラスタオナニーにすぎない

2016-05-22

[]テッド・チャンあなたの人生の物語」その1

全部読み終えてから感想を書くには、あまりにも増田のスペースは小さすぎる

ってなりかねんと思ったのと、都度書かないとそのときの感動を残せないと思ったから、

ちょっとずつ書く

まずはじめに、これまでホッテントリに上がってくるようなSF古典とか名作とか言われてるのにちょこちょこ手を出してきたけど、その中でこれが一番だった

海外作家で設定厨に堕してなくてSFエッセンスエンタメ快楽を同時に最小限の文章表現できている人に初めて出会った

やっぱSFは読み慣れてない人は短編から手を出すべきなんだな

下手に長編読んでもげんなりするし失敗したときダメージがでかい

まだ全部読んでないし、これ以外のSFも2桁に届かないくらしか読んでないけど、SFに手を出すなら、海外作家ならこれ、国内なら小川一水の老ヴォールの惑星を推す(星新一は別格として)。

SF警察に取り合うつもりはまったくないけど、小説というからにはエンタメがないとダメだと思う自分にとって、SFやりつつエンタメ性もあるものってなるの上記の選定が最初ベストだということ。

異論は認めるけどこっちの意見を変えるつもりはない。

閑話休題

表題作含むいくつかの短編が入ってるから短編ごとに簡単感想書く

バビロンの塔

バベルの塔オマージュ?そのもの?をテーマにした話

最後オチ以外はファンタジーっぽい

RPGワールドマップ上下左右でくっついてる理由、みたいなネタを思い出した

ディテールが細かい

固有名詞がいろいろ出てきて覚えにくい・覚えるのめんどいと思ったけど、別に覚えなくてもどうにかなった

理解

これヤバイ

クソ面白い

アルジャーノンに花束を天才天才の超身体能力バトルみたいな感じ

ちょっと話逸れるけど、伊藤計劃虐殺器官ってやつで、結局虐殺文法ってなんだったんだよってのがはっきり描かれなかったことが、自分にとってすんごくフラストレーションだった

あと野崎まどのknowってやつでも、最後らへんで天才天才のバトルがあるけど、描かれてる視点第三者だったから、高尚ですんごいバトルしてるのに傍目からは何をしてるのか全然わかんない、とにかくなんかすごいことやってるって描写しかされなくて、これもまた自分にとってすんごいフラストレーションだった

そんで翻ってこの理解という短編は両方を同時に解決しているすんごくすっきりする話だった

虐殺器官もknowも長編でだらだらやって結局大事なところをぼやかして描写することから逃げてるように感じたから、短編でここまで正面切って読者に開けっぴろげにケレン味たっぷりの描き方をしてくれてることに感動すら覚えた

表題作いかにも面白そうで今まだ読んでる途中だけど、この短編だけのためにこの本買ってもいいくらいにはめちゃくちゃおもしろかった

最近ラノベのバトルとかマジで子供だましに見えるくらいの面白さを感じた

ゼロで割る

ぶっちゃけよくわからんかった

数学理論がひっくりかえるようなことを見つけちゃったのはわかるけど、それがあんまり大きくお話からんでこなかった気がする

たぶんこれは2,3回読まないと理解できない

サブタイの1(数学のうんちく) 1a(妻視点1b(夫視点)で視点が切り替わるのは面白かったし、最後サブタイはふーんと思ったけど、いまいちカタルシスに欠ける、というか、面白さが一読するだけだとSF素人には伝わってこなかった

ぐぐると、ゼロ除算のいんちきと夫婦愛のいんちきをかけてあるらしいけど、なんかしっくりこない

2016-05-15

星新一コンテストの入選作集みたいなの読んでんだけど

みんな上手いこと書くなー

こういうのってワナビの人にとってはアイディアの宝庫だったりすんのかな

2016-03-26

http://anond.hatelabo.jp/20160326164655

単純に「一番好きな作家」と言っても、誰彼構わず同じ作家は勧めづらい。

「こんな春の夕暮れに、人に勧めたい作品作家」と言われたら、星新一「午後の恐竜かな。

最近では人工知能に星風の作品を…とかの動きもあるけど、ブラッドベリ火星年代記」に衝撃を受けて作家を目指した星新一もつ、そぎ落とされた中にわずかに漂う叙情性を読み取って、再現できるレベルまでいくにはまだまだ時間がかかるだろうな。

単なるどんでん返しとか意表をつく小話、じゃない。そこに漂う、そこはかとないミステリ風味、ユーモア風味、ブラックな恐怖感、詩情。星の作品には色々なものが詰まってる。中学生の頃、初めてハマって、そのちょっと斜に構えたスタイルに多大な影響を受けたと思う。星新一がいなかったら、日本文学は今より少し詰まらなかった。そういう偉大な存在だと思ってる。

短編を何から読みはじめてもいいと思うけど、「星新一ってショートショートの人でしょ。知ってる」という中級者には、あえて「声の網」とか勧めたい。ショートショート連作による中編。一冊まるごとで一つの話。意外と長いものを書かせても、星という人は面白いもっともっと長編を書いて欲しかったなあと、今となっては思う。

というわけで、お薦め

2016-03-02

ブラック企業に勤めている人はこれを読んで欲しい

”ある日主人公は陰気な得体の知れない男に「あと五十日ですよ」と声をかけられる。

一緒にいた同僚はそれを見れなかったらしい。

幻覚かと思う主人公は同じ人物に次の日「あと四十九日でございますよ」と言われる。

何がだ、と聞き返す主人公に男は「色々整理があるだろうから教えて上げているのです」と答える。

人間ドックに行って何もなかった事を伝えても、「これは注意ではなく宣告です。医者事故が防げますか」と答える。

神社や寺に行きお祓いをしてもらうも毎日カウントダウンし、「あと四十日です」と男は現れる。

ヤケになり自殺してしまおうとしても、体が言うことを聞かず、実行できない。

これは本格的に死神だ、と生命保険を増額し、家族の将来のためと蓄えていたお金をつかい海外で豪遊する。

男は海外には現れないが、帰国するとまた現れ、「あと十三日です」と宣告する。

帰国して酒浸りになる主人公家族は変に思う。問いただされた主人公死神らしき男に死の宣告をされたと答える。

妻は取り乱し、息子は深刻な顔をする。しか主人公死ぬ前にするべきことがある、と立ち直る。

次の日から職場部長仕事の引継ぎをはじめ、部長としての心構えなどを部下に伝える。

一方で社長には部下がどのようにごまかしをしているかなどを伝える。後々恨まれるだろうがどうせ死ぬのだ。

いよいよ死神らしき男は「あと四日です」と最後カウントダウンをはじめる。

主人公は「じたばたしないよ、お前はそれをみたかったんだろうがね」と男に返す。

家族には「私はかつて浮気を何度かした、この間の豪遊でも好きな事をした」

わたし浮気しましたわ」「実は僕はお父さんの財布からお金をくすねたことがある」と死ぬ前の暴露をしあう。

「あと一日です。つまり明日の夜中までです」

主人公はもうやり残したことはないか、と見返り、友人への借金証書を焼き捨てる。

睡眠薬を飲み、それでも目が冴えて、ふと時計を見るともう夜中の三時だ。

自分はもう死んでいるのだろうか」と思うが当然死んでいない。

「第一日目でございます

どういうことだ、と詰め寄る主人公に男は

「これからどうなさるのか、それが興味の的でして」と返す。

死神ではなかったのか、という主人公に、

「私は一度も死神だと言った覚えはないですよ。自分もっとたちの悪い存在でして。

もう出現はしませんよ、後は遠くから見守らせて頂きます

と返す。

「まったく、たちの悪い……」とつぶやき呆然とする主人公を見ながら男はニヤニヤしていた。”



とあるまとめサイトに貼られていたもので、星新一の「あと五十日」という話らしい。

後味の悪い話として貼られていたのだが、私はなんだか胸がスーッとするような思いになった。

しかしたら、自分の今の境遇によって捉え方が変わるのかもしれない。

できれば感想を聞かせて欲しい。

2016-01-09

星新一の描く小市民のもの

anond:20160108192312

 

戦争テロ基本的には同じことで、相手をどれだけ困らせるか、

それによってどれだけのものカツアゲできるかというイジメ行為

セクハライジメは受けた人が定義する言葉。それと同じ。

もちろん自分のこととおもわないなら、

テロだろうが戦争だろうがなんでも来いだろうね。

でもテロ消費税あがったら文句いうんだろうね。

 

路上でかっぱらわれたが、君は5億円を口座にたくわえていたので、100万円ごとき捜査しなくてよいという。

なんならもっとうまくかっぱらってみせろという。

だが、それは き み の 財布だよ。

2016-01-08

http://anond.hatelabo.jp/20160108144847

ずっと積み重ねられている価値観として、表現普遍的であるべきと言うのがありそうなんだけれど、それに与していない私とは平行線だよね。

本来結果論で語るべきところに、「チョイスすべきではないワードではある」とか言い出しちゃうでしょ?

「私は対象ではない」という所から、「対象顧客は少ない」に繋がって、「こんな言葉使うのは間違っている」となるんだよね?


ネットスラングが使われる是非」みたいな大元の問いに対して、「ニャル子さんレベルは許される」と返ってくるのも趣深くって、何を話してたんだっけ?とか思えてきます


星新一さんみたいな表現もあっていいし、星新一さんのように、常に古くならないように修正を繰り返し普遍性も目指すと言う価値観もあっていいが、そうでない物はNGとかちょっと理解できないんですけれど。

2016-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20160104192512

いわゆる上品さを目指すなら、起承転結のしっかりした短編を作るしかないのだ

要するに世にも奇妙な物語とか星新一SSとか、そういうものだな


スペシャル番組のためなら原作の有る無し関係なく、そのくらいできるはずだ

2015-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20151218092734

手塚治虫は、彼のネタフォロワーたちが真似することで新たな作品が生み出されていて、潰しているというよりむしろ後世の作品の幅を広げている。

星新一は、アイディア勝負ショートショートから同じネタをやれないということで、こちらはネタ潰しになっている。

手塚治虫星新一で後世のネタ潰しとして幅きかせてるのはどっち?

2015-12-03

☆(007)ダメダメ人生を変えたいM君と生活保護 (ポプラ新書) 池上 正樹

無意識に買わせる心理戦サイモン・スキャメル=カッツ

なぜこの店で買ってしまうのか ショッピング科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) パコ・アンダーヒル

33の法則 イノベーション成功と失敗の理由 オリヴァー・ガスマ

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書) 岡田 尊司

あのころ未来星新一の預言 (新潮文庫) 最相 葉月

☆儒教ルサンチマン宗教 (平凡社新書 (007)) 浅野 裕一

サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」 レイ・オルデンバー

教育危機経済学 (御茶の水選書) 馬場 宏二

陽のあたる家~生活保護に支えられて~ (書籍扱いコミックス) さいき まこ

排除社会―後期近代における犯罪・雇用・差異 ジョック ヤング

憲法で読むアメリカ史(全) (学芸文庫) 阿川 尚之

☆働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち トム ルッツ

父が子に語る世界歴史〈2〉中世世界 ジャワハルラール ネルー

クリエイティブシンキング入門 マイケル・マハル

クリエイティブ喧嘩術 (NHK出版新書 408) 大友 啓史

コギトピノキオの遠隔思考 ソウルドロップ孤影録 (ノン・ノベル 1003) 上遠野 浩平

竜との舞踏 1 (氷と炎の歌 5) ジョージ・R.R. マーティン

双頭の鷲〈上〉 (新潮文庫) 佐藤 賢一

子どもの難問 野矢 茂樹

☓つねに結果を出す人の「勉強脳」のつくり方 イ シヒョン

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上 塩野 七生

アメリカ史のアイロニー ラインホールド ニーバー

アーミッシュの赦し――なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ) ドナルド・B・クレイビル

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫) 西原 理恵子

生命保険カラクリ (文春新書) 岩瀬 大輔

統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫) デイヴィッド・サルツブルグ

☆売り方は類人猿が知っている(日経プレミアシリーズ) ルディー 和子

明治・父・アメリカ (新潮文庫) 星 新一

☆☆国をつくるという仕事 西水 美恵子

森有礼 悲劇への序章 (林竹二著作集) 林 竹二

林竹二著作集〈8〉運命としての学校 (1983年) 林 竹二

フィンランドに学ぶべきは「学力」なのか! (かもがわブックレット 169) 佐藤

教育立国フィンランド教師の育て方 増田 ユリ

オッリペッカ・ヘイノネン―「学力世界一」がもたらすもの (NHK未来への提言) オッリペッカ ヘイノネン

コミュニケーション力を引き出す (PHP新書) 平田 オリザ

演劇入門 (講談社現代新書) 平田 オリザ

フィンランド流「伝える力」が身につく本 北川 達夫

図解 フィンランドメソッド入門 北川 達夫

受けてみたフィンランド教育 実川 真由

話し下手でも7割聞くだけで相手を惹きつけられる会話のコツ46 野本 ゆうき

Rules of Attraction Bret Easton Ellis

シェイクスピアハンドブック 河合 祥一郎

生きることのレッスン 内発するからだ、目覚めるいのち 竹内 敏晴

ポストヒューマティーズ――伊藤計劃以後のSF 飯田一史

ラノベのなかの現代日本 ポップ/ぼっち/ノスタルジア (講談社現代新書) 波戸岡 景太

俺のイタリアン俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方 坂本

まことに残念ですが…―不朽の名作への「不採用通知」160選 (徳間文庫) アンドレ バーナード

農業で稼ぐ!経済学 浅川 芳裕

足代小フューチャースクールのキセキ 徳島県東みよし町立足代小学校

ホテルメイドでできている(1) (ジュールコミックス) 野崎 ふみこ

ホスピめし みんなのごはん(2) (ジュールコミックス) 野崎 ふみこ

りはめより100倍恐ろしい 木堂 椎

「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい―――正義という共同幻想がもたらす本当の危機 森 達也

ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー 森 達也

「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた 内田

ファンタジーを読む (岩波現代文庫子どもファンタジーコレクション 2) 河合 隼雄

結婚できないのはママのせい? -娘と母の幸福五百田達成

大人のための私服の教科書 久保田卓也

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書) 川上量生

メディアを語る (別冊思想地図β ニコ生対談本シリーズ#2) 川上 量生

(003)世界の美しさをひとつでも多くみつけたい (ポプラ新書) 石井 光太

☆☆津波の墓標 石井光太

鳥貴族「280円均一」の経営哲学 大倉 忠司

☆OLたちの「レジスタンス」―サラリーマンとOLのパワーゲーム (中公新書) 小笠原 祐子

ニッポン定番メニュー事始め 澁川 祐子




金融商品にだまされるな! 吉本 佳生


金縛り]の謎を解く 夢魔幽体離脱宇宙人による誘拐 (PHPサイエンスワールド新書) 福田 一彦

国際メディア情報戦 (講談社現代新書) 高木

高校生からわかるマクロミクロ経済学 菅原

「なんで英語やるの?」の戦後史 ——《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程 寺沢 拓敬

石油国家ロシア マーシャル I ゴールドマン

戦うハプスブルク家 (講談社現代新書) 菊池 良生

神聖ローマ帝国 (講談社現代新書) 菊池 良生

陋巷に在り〈1〉儒の巻 (新潮文庫) 酒見 賢一




秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし (小学館101新書 19) 五十嵐 幸子

B級ご当地グルメまちおこし: 成功と失敗の法則 俵 慎一

町おこし」の経営学ケーススタディー・地域経済活性化 官と民の新たな関係 三井物産業務部「ニューふぁ~む21」チーム

☆なぜ富士宮やきそばB-1グランプリ覇者となりしか? B級ご当地グルメで500億円の町おこし 渡辺英彦

中小都市の「B級グルメ戦略―新たな価値創造に挑む10地域 関 満博

決定力! :正解を導く4つのプロセス チップ ハース

習慣の力 The Power of Habit チャールズ・デュヒッグ

波間の国のファウスト:EINSATZ 天空スリピングビューティ (講談社BOX) 佐藤


戸田誠二作品集リム奇譚 (ぶんか社コミックス) 戸田 誠二

2015-10-24

王様は裸だ! と叫ぶ勇気 ~伊藤計劃ハーモニー』の崩壊

 基本的に、これまで僕は匿名文章を書くということをしてこなかった。

 パソコン通信しろブログしろmixiしろTwitterしろ、誰かと議論したり何かを主張したりするときは、常に素性をオープンにし続けてきた。腰をすえて議論する気もなく匿名書き逃げするような連中に、僕自身、さんざん苦しめられてきたから、同じようにはなるまいと思っていたのである

 それがSF小説批判だったらなおのこと。自分の愛するジャンルであるからこそ、逃げも隠れもせず持論を述べ、反論を迎え撃つ――それが本来の筋だと思う。


 しかし今回は、自分名前を出して発言するのはあまりリスクが大きいと判断して、不本意ながらこういう形を取らせてもらった。実は匿名で書くことにすら尻込みを感じている。

 なぜなら僕が今から批判しようとしているのは熱狂的なファンを多くもつ作家――伊藤計劃氏の作品からだ。


 2009年に亡くなった伊藤計劃氏だが、いまだにSFマガジン特集が組まれたり、映画が3作も公開されたりで、その人気はとどまるところを知らない。

 僕が始めて読んだ氏の作品は、『虐殺器官』だった。新人デビュー作ながらその年の、SFが読みたい! の1位を取ったというので、期待をもって読み始めたのだ。

 しかし、あまり感心しなかった。なぜなら作中のメインアイデアである虐殺の文法」というものが、言語SF歴史の中ではさほど捻ったものではなく、更に2005年に別の日本人作家が発表した短編とも酷似している。プロットの方も、ミイラ取りがミイラになってしまったというありふれたもの、逃げのようなもので、短編ならともかく、長編としてはガッカリするような結末だった。だもんで、個人的には年度ベスト1位を取るほどの作品とは思えなかった。


 年刊日本SF傑作選『虚構機関』に収録されている「The Indifference Engine」をたまたま読んだ時も、僕の評価は覆らなかった。

 舞台紛争地に置き換えてはいものの、アイデアから構成からテッド・チャン「顔の美醜について」にそっくりで、決して独創的とは思えなかったのだ(余談だが、「顔の美醜について」は、世間で変に高評価されている「あなたの人生の物語」よりもよほど構成のちゃんとした、優れたSFだと思う)


 出版されるSF作品の数も、世間SFファンの数も膨大なので、僕が好きではない作品や、アイデアが目新しいとも思えない作品が、評価されたりランキングの上位にのぼることもある。とはいえ、趣味に合わない作家を追い続けるのもあまり建設的ではないので、僕はその後、伊藤氏の作品をずっと読んでこなかった。


 だから、もしかしたら永久に他の作品を手に取ることもなかったかも知れない――

 2014年に、伊藤氏の『ハーモニー』が、日本SF長編部門オールタイムベスト1位を取らなければ。

 いくら避けてきたとはいえ、傑作『百億の昼と千億の夜』の牙城を、2000年代に発表された作品が崩したとなれば、さすがに読んで確かめざるを得なかった。


ハーモニー』のあらすじはこうだ(以下、ネタバレ注意)。


 大きな戦争のあと、生命至上主義によって、医療技術が高度に発達した世界

 人間は16歳になると健康管理用のナノマシン群「WatchMe」を体内にインストールし、その恒常性健康を、常にモニタリングされる。

 健康に生きることを強いる社会に反逆するため、御冷ミァハ、霧慧トァン、零下堂キアンの3人の少女は、餓死による自殺を試みるが、失敗した。

 その十数年後、ミァハは、新たな目的をもって暗躍をはじめ、その結果、トァンの目の前でキアンが犠牲になる。

 ミァハの願いは、Watchmeに組み込まれていた自意識喪失プログラムハーモニクス」を発動させ、人間たちの意識を奪うことだった。

 最終的に、ミァハはトァンに殺害されるが、ミァハの計画は実現し、全人類ハーモニクスされた結果、そこには誰もが意思を持たない完全に調和がとれた世界誕生する……。


 この結末を読んで、僕はひっくり返った。

 ちょっと待て、「ハーモニクス」できるのは、WatchMeを体内にインストールしている人間だけじゃなかったのか!?


 確か作中では、人々がWatchMeをインストールしていない地域のことも書かれていたはずだ。


 そして何より――子どもたちのことはどうなったんだ?


 16歳未満の子どもには、WatchMeがインストールされていない。WatchMeを入れられたくないからこそ、ミァハたちは16歳になる前に心中しようとしたはずだ。

 つまり、16歳未満の子どもはハーモニクスすることが物理的に不可能である

 にもかかわらず、エピローグでは、全人類意識ハーモニクスされたように書かれている。作中の設定どおりなら、こんなことはあり得ないのだ。


 この作者は、自分が書いた設定を忘れている!


 だいたい、ミァハの目的については、健康世界に苦しむ、「意識」ある子ども自殺をなくす、というのも書かれていたはずだ。

 にもかかわらず、彼女の行動で出来上がったのは、「先進国の大人だけが意識を失い、先進国の子どもたちや、一部地域人間意識を保ったままである世界」だ。 子ども自殺はなくならないだろう。出発点と正反対だし、エピローグの、全人類意識を失った調和の取れた世界、という光景は有り得ない。はっきり言って無茶苦茶である


 そう、『ハーモニー』という長編は、その評判とは裏腹に――完全に破綻しているのだ。


 作家というのも一人の人間である。あまりに大きなミスはいえ、病床の伊藤氏が見落としてしまったのも仕方ないのかもしれない。


 情けないのは早川書房だ。自分で書いたものをそのまま世に出してしまえる同人誌と違って、商業出版には校正という作業が存在する。誤字や誤植のほか、作中の矛盾などを指摘して、作者に修正を促す大事な行程だ。 『ハーモニー』のこの矛盾は、プロット自体を完全に崩壊させる、校正が厳格な出版社だったら絶対に許さないようなミスだ。これが講談社新潮社のように校正がしっかりしている出版社だったら、こんな欠陥を抱えたまま作品が世に出ることはなく、伊藤氏も、恥をさらさずに済んだだろう。


 それに輪を掛けて情けないのがSFファン。

 SF評価する上で、アイデアは確かに重要だ。

 けれど、その作品プロット構成が、最低限成立しているかどうかくらいは、アイデア好き嫌い以前に、ちゃんと見極めるべきだ。


 ちなみに、僕は『ハーモニー』のアイデアも独創的だとは思わない。

 ユートピアを追求したら自由意思存在しないディストピアになってしまったという結末は、星新一や、アシモフ代表作のほか枚挙にいとまがないし、クラークの某長編をはじめとする「人類補完もの」のバリエーションひとつとも読める。 また、ラスト以降の世界が、「自由意思を失った大人が、自由意思をもった子どもたちと暮らしており、子供も大人になると自由意思を失うことになる」、というものであれば、ほぼ、『キノの旅』1巻の重要エピソードである「大人の国」と同じ世界になる。


 ともあれ、これほどまでに構成破綻した作品日本SF大賞の受賞作にしたり、オールタイムベストの1位に選んでしまうのは問題だろう。

 考えてみて欲しい。SFというジャンルに興味を持ってくれた人が、こういうランキングを参考にして、まず第1位の作品から読み出したとき、「SFって、こんなにいい加減なプロット作品評価しているんだ」と失望してしまったら? 「SFなんて適当構成でも許されてしまう、低レベル小説ジャンルなんだ」と思ってしまったら?


 それはきっと、SF作家たちとジャンルにとって大きなダメージになるだろう。


 この文章を書いている途中で、僕は奇妙なことに気づいた。

 SFマガジンのような活字媒体と違って、WEB上では、この大きな穴について言及している感想もぽつぽつ見かける。だが、そういうミスを指摘できているのは、SF作家SFライターSF評論家ではなく、ごく一般の読書ブログをつけているような人、「SF界とは繋がりが薄そうな人」ばかりなのだ


 そこでふと思い至った。

 いくらなんでも、あれだけ多くのSFファンやSF評論家が持ち上げているのに、誰一人として欠陥に気づかないというのは、どう考えてもおかしい。

 みんな、欠点に気づいていながら、それを指摘してしまえば伊藤氏のファンから一斉に反発を食らってしまうために、沈黙しているのではないか?

 あるいは、伊藤氏が亡くなってしまっていて、作品の欠陥を指摘したところで訂正の機会がないから批判するのは忍びないと感じているのではないか?


 だとすれば、これはまるっきり、童話の「裸の王様」だ。みんなで持ち上げるうちに引っ込みがつかなくなって、誰かが声を上げるのを待っている。童話と違うのは、誰ひとり「王様は裸だ!」と言う勇気がなくて、とてつもない歪みが生じていることだ。


 僕は、この歪みが決定的な打撃をもたらすのは、『ハーモニー』の映画公開時だと睨んでいる。「夭逝天才が残した傑作SF」の評判を聞き付けて、SFファンや伊藤氏のファン以外にも、たくさんの観客が訪れるだろう。その時、プロットがぐちゃぐちゃに壊れているのを発見した観客たちによって、「さよならジュピター」なみの珍作として扱われることになるのではないか。


 誤解しないで欲しい。僕は何も、伊藤氏の人格を貶めようとしている訳ではないし、『ハーモニー』を賞賛するのはやめよう、と言っているわけでもない。

 ただ、彼の作品を持ち上げようとするために、SF読者、それもジャンルにどっぷりつかっているような人間たちが、構成上の欠陥に対して目をつぶり、盲目的になってしまうのは、SF未来を考える上で、間違っている、と主張したいのだ。もしも、「この『ハーモニー』という作品は、これだけ小説としては崩壊しているけど、それでも僕は好きなんです」と言える読者がいるのなら、僕もそれは否定しない。作品の出来不出来と、個人的好き嫌いは必ずしも一致するものではないからだ。 僕だって、出来は悪いけど好きだと胸を張って言えるSF作品は沢山ある。


 たとえ何年か後、オールタイムベストの上位から滑り落ちたとしても、今のように、宗教的で無批判な礼賛ではなく、伊藤氏のファンが「こういう風に壊れている部分もあるけれど、好きな部分もある」という主張を大っぴらにできるようになったら、その時はじめて、『ハーモニー』は、正当な評価を受けられるのではないか、それこそが伊藤氏のためになるのではないか――僕はそう信じる。

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