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はてなキーワード: シン・ゴジラとは

2023-08-21

原爆から70年の創作と、その後

原爆から40年、50年で大体原爆由来の流れの創作はやりきったんだけど

そこから福島原発があってちょっと伸びちゃって、原子力ネタは大体70年生き続けた

でも言うてシン・ゴジラまでじゃない?と思うんだけど

じゃあその先の数十年はどういう創作になるんだろうとちょっと気になる

 

創作って意外とリアル模倣だったり思考実験だったりするから

大事件が起きないとふわふわし始めるんだけど

 

とりあえずコロナ発のネタ10年位続くかな?まだ出てきてる感じがないけど

すずめの戸締まり地震ネタだったしなあ

2023-08-05

UT良いんだけどさ

UT言うてもJUnitとか関係ないTシャツの話ね。UNIQLOコラボして出してるTシャツ

数年前までは、とても買いたくなるレベルではないしょうもないものばっかりだったけど、シン・ゴジラとか進撃の巨人のとかそこそこ有名タイトルとやっとコラボし始めてちょっと買ってみたのよ。

コラボ言うても安いから、質はあんまよくないんだろうなと思ってたけど、ビックリするぐらい良いねちゃんと単体で着れる厚みあるし肌触りも良いし。しまむらのやる気のない印刷しただけの安物Tシャツとは出来がちがう。

この点だけでもうユニクロ評価したくなったね。ちょうどズボン無くなってきてたかセール品も買ったりして。買うことに余り抵抗が無くなってよかった。ズボンも見た目スーツっぽく見えるのも出してくれてるお陰で買うのにそこまでためらいがなくなったんだろうな。

まあ、それはいいんだが、コラボ先の話な。

なんとあの有名アニメーションピングーUTも出てる。ところがどっこい、サイズ赤ちゃん用。

大人用のはない。なんでだ?

ピングーったら○○○○ピングーで一部界隈に人気だろうし、

Noot,Nootでも海外ネットユーザーに人気あるだろうから、そこらの有名シーンを持ってきてTシャツデザインに落とし込めばそこそこ売れるんじゃないっすか?

再考お願いしますよ、ユニクロさん

2023-07-28

anond:20230716093137

この内容、すっごいわかるんだよな!!!

まず、全くどんな話かも全くわからずに、映画を見るという経験自体が、もうないだろう(特に私は)と思うので、もうそれだけですごい経験をした気がしてしまう。

そしてこんなに映画を見た多くの人々にどんなことを伝えようとしていたかを考えさせることができるジブリの、宮崎駿の、すごさ。

シン・ゴジラ石原さとみが「本当に怖いのは私たち人間ね」みたいなことを言ったことに比べたら、わかるでしょう。何も言わないという手法のすごさが。私たちを信頼していることが。全員にわからなくたっていい。

で、感想ですがエントリ特に後半はすごく同意

わたしはこの映画を「君たちはどう生きるか」以上でも以下でもないと思った。それは感覚的な言語表象の超越みたいなことなんだと思う。

この話は宮崎駿自身人生でもあり、アニメーション業界言及でもあり、そして私たち人生でもあり、もっというと、そう、人間抗うことのできない何か大きなもの、を感じさせるのだ。

だってかい解釈は置いておいて、みんなの感想ってどこか本質的に似てるじゃん。何か近いじゃん。

わたし大人になってから、魂をかけた取り組みをみるといたく感動してしまう。ピカソだって自分の極めたひとつ表現方法を高めては壊し、高めては壊し、そのことに生涯をかけ、私たちはそれを知り、その過程を知らなくてもゲルニカに感動するわけじゃないですか。

今回の映画はそういった今までの人生の、アニメーションの、人間関係の、人間の発展の歴史の、国家の発展の、「破壊想像」を感じるわけです。

物語には無限可能性があるから、どう受け取ったかが違ったっていい。作品を世の中に公開した時点で、作品作成者本人の意図を離れ、解釈される。新しい解釈が生まれ続ける。新しく生まれ解釈は、作成者本人にも届き、作成者自身さらに新たな解釈を見出す。作成者がそれをインタビューで発信する。発信されたインタビューを見て、さら解釈生まれる。ずっと作品をめぐる解釈は、国を超え時代を超え個人を超えアップデートされ続ける。

まるでこの映画だね。映画感想のものも、映画の内容みたい。

今までの宮崎駿が作ってきた映画とかなり毛色が違う気がする。これが新たな挑戦の宣告だとすれば、わたしはもうすでに新しい挑戦の上で作成した映画をもう一本作ると思う。

いろんな人が解釈をし発信している。権威ある人の発信を見ると自分が間違ってたのかな?と思うこともあるけど,そう思わずに思ったことを書いてほしい。思うことは自由だ。わたしたちは「君たちはどう生きるか」のなかで巡り合うことができる。

2023-07-23

anond:20230723101458

まあ、最近の秀明の映画では一番のハズレだったかねえ。

でも、順番としてはそれが最後にきてよかったんじゃねえかな。

シン・ゴジラ位置仮面ライダーが来てたら大惨事だったと思う。

そういうところもきちんと計算してるクリエイターだとは思うけどね。

2023-07-17

anond:20230302124242

シン・ゴジラでは近いことをやってた。効かなかったけど。

目ぇ狙え目!!

えっ!?効かないの!?

2023-06-05

パンピーが見たかったのはシン・仮面ライダー1号ではなくシン・仮面ライダークウガなのでは

クウガみたいに警察ライダー共闘を軸にしたらシン・ゴジラ好きのお客さんも満足だったのでは

2023-05-14

「バズれアリス 富士伸太」を読んだ

こんにち、インターネットにつながる端末を所持している者は常にネタバレリスクに晒されている。

話題の新作などネットの海には断片的な情報が漂い、発信者個々人にその気はなくとも、知って/知らされてしまうことが多々ある。

私はアンサイクロペディアを許さない。

  

私は基本的映画漫画小説、事前情報を極力断つようにしている。

シン・ゴジラ シンウルトラマン シン仮面ライダー すべて回避成功してきた。結果、すべてドハマリして周回した。

  

失敗もある。

グリッドマンユニバース映画の公開自体を忘れ、公開前日に気づいた。なんとか初日の公開に駆けつけた結果、5ユニバースした。

  

プライベート問題もある。生後間もない子どもを抱え、昼夜問わず授乳に体が悲鳴を上げている。

10年前よりたるんだ体、シワの増えた顔。

濁流の如きトレンドの流れに追いつこうとするのは20億の針に等しく無謀だ。

  

正直に言おう。バズれアリスも発売日の後に気づいた。

出版業界では初動の売上が続巻に大きく影響することは知っていた。

迂闊!何たる失態!

慌てて書店で買い求め(Amazonで買うよりもリアル店舗で購入したほうが出版社的側には覚えがめでたいらしい)、先程読了した。

富士先生になにか貢献できないか

先生ツイートをたどるとリツイートキャンペーンを開催していることに気づいた。まだ間に合う。

ROM専アカウントが日の目を見る時が来た。

普段ネット大海を深く静かに潜航している私だが、以前から追っていた作者となれば話は別だ。

富士/伸太先生へ届けこの思い!

  

以下、感想

例えば「帰ってきたウルトラマン」 最終回伊吹隊長の「ウルトラマンを援護しろ!」というセリフ燃えた。

例えば「劇場版仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命ガイアメモリ」 住民の声援と風の力を受けてパワーアップしたWの姿にイオンシネマで嗚咽した。

例えば「ドラゴンボール」 元気玉の力を集めるにはMr.サタンの助力無くしては成功しなかったところに鳥山明漫画力の真髄を見た。

  

そう、たまらなく好きなのだ。私は。

一般人の声援を受けて立ち上がる主人公の姿が。

民衆祈りを力に変えるヒーローの姿が。

女の子が一人で頑張る姿を見る/読むだけで泣けるのは齢を重ねたせいか

配信者と視聴者関係宗教信者形容されることはままあるが、それを商業作品エンタメとして成立させた富士先生の手腕と着眼点の鋭さに敬服する。

  

最後いちばん重要なことだが、昔から知っている作者の方が今も活動を続けているのを見ると、嬉しくなる。

続刊期待してます

2023-04-10

シン・ゴジラもシン・ウルトラマンもメインはクソデカ異物で人間のほうがミニチュアでわちゃわちゃしてるだけでよかったか庵野お得意の類型人物描写でも何となく格好がついたけど、シン・仮面ライダーは全員が等身大から人物造形が型通りなことがマイナスしか働いてないっていうのはなるほどと思わされた。

2023-04-01

シン・仮面ライダー個人的イマイチだった

シン・ウルトラマンシン・ゴジラも楽しめたのに、何でだろうを言語化してみる。

シン・仮面ライダーの観終わった後、すごく中途半端同人誌を読まされたような感覚が残った。

よく言うとオマージュ、悪く言うと同人オタクノリは、庵野監督作品あるあるなのは理解している。

ただ、他の作品はそれを超えて面白かったのに、シン・仮面ライダー個人的にはそうじゃなかった。

で、考えてみると、結局は、主人公意思とか戦う理由、それに紐づく演技がすごく微妙だったのが大きいのではないか

ある種の二次元キャラ的な演技の微妙さは、シン・ゴジラもシン・ウルトラマンにもある。

ただ、主人公意思や戦う理由はこの二作品結構ハッキリしていた。

シン・ゴジラは、まああんな未曾有な災害みたいなのがきたら、やらにゃあかんみたいな感じは共感やすい。

内閣総辞職ビームから一気に雰囲気切り替わるし。

また、シン・ゴジラディテールリアルさが、二次元的な演技を薄めていた感じはある。

シン・ウルトラマンは、ウルトラマンという人類ではないもっと上のレイヤー主人公になるし、出てくる脅威も全く違う次元のものなので、その戦う理由自体にある種の面白さを感じられた。

それと比較すると、シン・仮面ライダーは、なぜ戦うかがピンとこないし、そのせいで演技自体も一気に野暮ったく見える。

主人公自体性格もだいぶ仏みたいな方向に倒しているのもあると思うけど。

ショッカー自体の脅威も、サソリオーグで一気にしょっぱく感じてしまった。

結局、浜辺美波の美しさだけで乗り切った感じがする。

anond:20230401202800

まあ、楽しみ方はそれぞれだから止めはしないけど、

あの辺は「知識をひけらかしたくて深読みしている」オタク気質関係してるから

割とキリが無いとは思うよ。

『あのシーンはあの作品オマージュ』とか、シン・ゴジラとかシン・エヴァンゲリオンとかの時も話題になったけど、正直知らんがなという感じだったし。

シンエヴァ視聴前にナディアだのヤマトだのなんて見てらんないし。

2023-03-22

庵野監督のシン・なんとかの映画をみんな見たので比べてみた

庵野秀明のシン・ジャパンヒーローズユニバース比較

シン・ゴジラシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇シン・ウルトラマンシン・仮面ライダー(参考)トップをねらえ!
公開日は?2016年7月29日2021年3月8日2022年5月13日2023年3月18日1988年10月7日 - 1989年7月7日
監督は?庵野秀明総監督樋口真嗣監督特技監督庵野秀明総監督鶴巻和哉中山勝一 前田真宏樋口真嗣庵野秀明庵野秀明
物語元凶・すべてのはじまりは?牧悟郎博士葛城調査隊、もしくはゼーレメフィラス(禍威獣を目覚めさせた)ショッカー創設者資産人類のもの宇宙怪獣人類というウイルス排除する銀河系免疫機構
物語開始で彼は生存している?❌厳密には生死不明葛城調査隊は全滅、ゼーレもヱヴァンゲリオンQの時点で消滅⭕️すべてが終わってもしれっと地球に戻っていそうというファンからの声も。❌明確に拳銃での自死描写されている。⭕️
ラスボス人間ゴジラ怪獣⭕️碇ゲンドウ人間天体制圧用最終兵器ゼットン超兵器⭕️緑川イチロー改造人間宇宙怪獣
ラスボス対話で倒される?電車瓦礫と凍結剤(博士のヒントをもとに科学進歩させる)⭕️戦闘対話ウルトラマン人類共闘ウルトラマンのヒントをもとに科学進歩させる)⭕️戦闘対話宇宙怪獣銀河系もろとも吹っ飛ばすカルネアデス計画対話も何もあったものではない。
ラスボス目的人類補完計画⭕️⭕️
敵を倒すと遺体は消える?ゴジラの復活の可能性が暗示されている⭕️ヱヴァ序破急の時点で使徒を倒すと形象崩壊する。アヤナミレイ仮称)が崩壊するのはシンジ覚悟を決めるきっか怪獣の後始末が必要そうだった⭕️敵も味方も死ぬと泡になって消える宇宙怪獣死体が浮遊している
敵を倒すと血を流す?ゴジラ出血はなし。着ぐるみ的。⭕️第9の使徒戦では内臓描写もある。ただしシンで出血はあったか覚えていない怪獣出血はなし。着ぐるみ的。⭕️ショッカーを倒すと血しぶきが飛ぶ❌確か血は流さない。ただしコーチ吐血する描写がある。
主人公は涙を流す?❌怒りは示すが泣かない⭕️綾波を失うときは涙を流す。終盤ではみんな泣いている。渚カヲルも!❌怒りは示すが泣かない⭕️泣く。ショッカー多幸感との対比。または優しさ。⭕️泣く。泣きながらも根性を見せる。
感情の起伏の少ない女性キャラはいる?⭕️尾頭ヒロミ⭕️綾波レイ(ただし後半では表情豊か)❌強いて言えば神永新二⭕️緑川ルリ子アマノ・カズミ感情豊かだと思う
流暢な英語日本語に挟むキャラはいる?⭕️カヨコ・アン・パタースン⭕️真希波・マリ・イラストリアス⭕️人工知能サソリオーグ
我に返ってしまう、しかしわざとやっているであろう場面⭕️博士写真岡本喜八。カヨコの不自然日本語英語無人在来線爆弾は大好き。⭕️序盤のパリチコ作戦で明らかに特撮意識したピアノ線のようなものが映る。巨大綾波が不自然CG登場人物自分たち虚構であることを意識し始める。⭕️女性体臭を嗅ぐウルトラマン⭕️コウモリオーグ、サソリオーグの安っぽさ。女ショッカーハイレグレオタード⭕️原則すべてパロディからできている。
寸評ゴジラ怖すぎ! みんな有能!シンジ君よく頑張った! 偉い!特撮楽しい視聴者置いてけぼり!第7ハッチが開いています! かっこよすぎ!


⭕️❌を見ると、総監督庵野秀明仮面ライダーエヴァンゲリオン、そうでないゴジラウルトラマンとの2系統に分かれていそう。

追記怪獣が出てくる系統樋口真嗣の関わっているほう。

2023-03-20

anond:20230320190351

この映画未見なんだが、

なぜか音楽について書いてる感想全然見かけないな。

シン・ゴジラの時は話題になりまくったのに。

ご時世的に、「男の名は仮面ライダー」とかやってくれてたらそれだけで観に行っちゃうんたが、やってないのかな?

シン・仮面ライダーCGはひどい

シン・ウルトラマンみたいに「昭和特撮風」の映像でもなく、ただ古臭いCGだった。

「空中での肉弾戦」みたいに当時はできない表現をしておきながらこのクオリティCGを見せられるのは辛い。

プラーナ表現もひどい。あんなのになるぐらいなら、いっそ手書きにして昭和っぽさに振り切ってほしかった。

シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンCGのショボさが気にならないような見せ方になっていた。

技術予算よりも見せ方の問題だと思う。

2023-03-18

「シン・仮面ライダーネタバレ無し感想

良かった点

悪かった点

評価

シン・ゴジラ100点としたら、シン・ウルトラマンは70点、シン・仮面ライダーは50点ぐらい。

お金のかかったファンムービーだった。

見て損したとは思わないけど、わざわざ映画館で見る映画じゃないと思います

3/19追記

パンフレットを読んだので追記

プロデューサーの人が言っているように、SHOCKERの現代解釈キャラクター個性が両立してるのはたしかに良かった。

ただ、だからこそライダーの苦悩をもっとちゃんと描くべきだったと思う。

率直に言ってライダーよりSHOCKERの方が魅力的に見えてしまっていた。

2023-02-18

anond:20230218181513 シネマンドレイク氏をレビューする 後

男のケアについて

ありがちな男性主人公ケアしてあげる都合よく親身な女性キャラはこの作品にはひとりもでてきません

・『ドラえもん』ではロボットドラえもんのび太秘密道具を与えるばかりでケアをするという要素はあまりない

自傷的な男を主に女性ケアで救うというのも、いい加減そこから完全に脱却した話にしてもいい

一方で男のケアに次のように断言している。

「『イニシェリン島の精霊』は男同士はケアできないという事実無慈悲に描いています。」

日本アニメ、およびオタク文化作品についてへの視座

女の子たちを題材にした日本アニメは、表象として理想化がいきすぎなことがままあり、“女の子”化」による消費がおおい。

AIロボットジェンダーバイアス問題視されておりこの女性差別がことさら酷い日本でも頻繁に批判が起きている

日本アニメ界隈の女子高校生依存は早急に大いに反省すべき点

宮崎駿もふくめて日本の中高年男性クリエイターありがちな記号的な描写にとどまり問題意識アップデートもなされていな

中国日本など東アジア圏のアニメゲームコンテンツ白人至上主義

特撮におけるマッチョイズムという構造への自己批判がない

保守的家族規範が浮き彫りになりやすい点

日本保守的家族観が日本アニメに頻繁に観られる

・「普通家族こそあるべき姿である」という、なかなかに保守的な家庭理想論の強化になっている

・『新世紀エヴァンゲリオン』も映画版『進撃の巨人』も正直あまりきじゃないとのこと

日本アニメ文化問題点を踏まえてもっと自己批判的な要素は入れるべき

・「親は子ども幸せにできるんだ」といい、保守的な家庭観がこぼれでている

・多様なシルエットを持つ男性キャラと比べて、女性キャラは単調な丸みのデザインばかり

世間で人気の女性アンドロイド系の作品とそのファン層へのチクリとした居心地悪さを与える

日本アニメに毎度存在する薄幸の女の子ポジション

・暗黒の軍団従属させる元メイド魔女…ってなんか日本アニメにありそうな設定盛り盛

公安をかっこよく見ることには批判

・昨今の日本作品は「公安」などを社会治安を守る人間としてカッコよく描く傾向がチラホラ見られる

・「公安」がやたらとかっこよく描かれがちで作り手の無頓着権力美化がある

中立論に批判

日本だったら「どっちもどっち」「双方とも過激なことはダメだよ~」といういかにも知ったかぶり中立風情の論調

中立なんて言ってられない。だからといって今の政権のように増税してまでも防衛費をやたらと増やしまくりたいという姿勢を支持できるわけでもない

・「右も左も関係ない」とか「レッテルを貼られてもいい」とか、そんな聞こえのいい中立言動を得意げに振りかざしている者はいいか。私もあなたもみんな差別主義者には簡単になれるのですから

・「自分中立だ」などという冷笑主義が加わるともう手が付けられない

地球環境問題に対して否定派の人たちの主軸にあるのは「論破カルチャー」であり、完全な「冷笑主義

・「リベラル中立を気取る人」が無意識的にやってしまいがちな「偏見差別

シンデレラストーリーについて

・「女性王子様を見つけて救われる」というシンデレラストーリー呪い

  • 【出典】 より

・抑圧に苦しむ無知若い女性が論客的な男性に救われるという、非常に危ういシンデレラストーリー

ちなみに映画ブログ三角絞めでつかまえてなどもおすすめです。

2023-01-18

『シン・ウルトラマン』より『大怪獣のあとしまつ』が好き

https://anond.hatelabo.jp/20230115203346

 

大怪獣のあとしまつ』と『シン・ウルトラマン』を見て、後者より前者の方が好きだった人間です。

なにが好きかと言われれば、内輪で社会上層部枝葉末節に囚われ下品なことに汲々としている中

一般人はそのしりぬぐいをさせられ辛酸なめるという社会のひずみがちゃんと描かれていたことなんですよね。

怪獣処理のためダム決壊させる場面でも「恐らくあの避難民の背景の家とかは巻き添えで流されたんだろうな」と想像する余地がありましたし

そもそも冒頭の怪獣退治後の場面からし徴兵された若者が犬死していることを暗示しているっぽいです。

(※「生きていてよかった」みたいに多くの若者関係者が抱擁する→それなりに犠牲があったのでは?とにおわせる/普通災害派遣でそうなるとは考えにくい

 そもそも背景のポスターに「お前ら兵役逃れは許さんぞ」みたいなことが書かれていたし)

そういう社会いびつさというか、社会的弱者に災禍を押し付け自分だけ安全地帯でのほほんとするというチキンホーク的価値観揶揄していた時点でかなり満足しました。

 

逆に『シン・ゴジラ』なんかは政治権力(=政府与党)こそ善であるみたいな価値観丸出しで気持ち悪かったというか、はっきり言ってゴジラ看板下痢ぶっかけたもんだと思っています

『シン・ウルトラマン』も似たり寄ったりな感じです。はっきり言って土曜の朝にテレ東でやっているウルトラマンの方が何倍も物語ちゃんとしているし、なんならそれと同列に扱われること自体憤懣やるかたないです。

2023-01-17

anond:20230115203346

面白くないってのはまあそうなんだけど直前にシン・ゴジラがやったからアレの後日談みたいなのを期待してみに行った人も結構いそう

2023-01-12

今日、30歳になるオタ。

俺も、1993年1月に生まれた。1歳から大学までは、千葉県船橋あたりで生活していた。千葉県カスだ。東京まで微妙距離のせいで、逆にオシャレを履き違えているやつらだらけ。茨城ゴミ共もいるおかげで、余計に田舎者ムードは高まっていた。特に地元船橋民が嫌いだった俺は、三国志大戦などをやるためにわざわざ津田沼エースまで行っていた。今思うと津田沼津田沼ゴミみたいな街だったが、船橋よりはマシというところだろうか。あと、俺はオタなので秋葉原微妙に遠いのが嫌だった。総務線で一本とはいえ微妙に遠い。かといって千葉のオタショップはやはり、品揃えの面で大きく劣る。飲食店は何一つとしてとりえのない、個性のない「退屈な街」だ。この街で人生3分の2を過ごせたことを、私は幸せに思っている。

私が住んでいた地域には大学があったのか覚えていない。競馬場はあって、薄汚いおっさんが娘の給食費無駄にするために通ってきていた。市立船橋高校スポーツが盛んで、イキリ散らした民度の低いカスみたいなスポーツマンたちが船橋不快な街に育て上げていた。あと、船橋高校のゴミもももっと渋幕とかに行けばいいのに頭いいような面してイキリ散らしながら歩いていた。自然豊かといいつつそれは小室かい飛び地の話で、友達がそのへんの団地に住んでいたのだが、子供心に「こんななにもねえ田舎に住んで何が楽しいんだか」と考えつつ、スマブラをやりに行っていた。俺も競馬場に通うおっさんたちと同じ、人生無駄にするのが好きな人間だったと言えるだろう。

小学校の時は色んな道徳教育を受けた覚えがあるが、ある日、うちの親戚のおっさんが登壇して「阪神淡路大震災記憶」を語っていた。俺は幼心に、いや、お前関西住んでたっけ?と思ったが、無事に講演は終わり、無意味感想文などを書いた。のちに親戚の集まりで、おじさんは講演会の人が来れなくなったので代打で登壇したと聞かされた。「わかりゃしねえよ」とのことだったが、まあどうでもよかったのでそんなもんか、と思い今日まで忘れていた。俺と震災には深い結びつきがあったと言えるだろう。

高校生にもなると、俺は自由だった。エスカレーター式の東京学校入学していたので、誰も受験勉強なんかはしていなかったのである。そんな中で、一学年上の先輩にとても頭の良い人がいた。そう。割れ厨であるエロゲ音楽無料あるいは格安で手に入れてくれることは後輩の俺達にもすぐに知れ渡った。サブスクの走りみたいなものだ。ちなみに、その先輩は生徒会長だったので、なんか体育祭で頑張った的なスピーチをしていたことを鮮明に覚えている。その次の年に起きたのが、東日本大震災だった。

震災当時、俺は秋葉原にいた。試験も終わり、余裕綽々でカードショップ萌え萌えスリーブを買い漁りに行っていたのである。その時、震災が起きた。スリーブはあたり一面に散らばり、混乱の中、店員さんに言われ、店の外に出た。駅に行くと、そこには人が沢山いた。だがしかし電車は動いていなくて、そこで東北で大震災があった、という情報を聞いた。

震災なんてものはどうでもよかった。ただ、俺の心配は家に帰れるかどうかだった。録画していなかったのだ。その日、放送される「まどか☆マギカ」を。深夜だしリアタイ視聴余裕という慢心があったのだ。しかも、当時は確かものすごく盛り上がる10話の放送を控えていた時で、まどかを見られるかどうか、というのは俺の死活問題であった。あと、まどマギとか略すやつは当時のオタ仲間の間ではにわかの象徴だった。

さらなるハプニングが俺に起きた。ゲームのやりすぎで俺のガラケーは充電がなかったのだ。その上、萌えスリーブを買いすぎていたせいで、財布には100円の金もなかった。コンビニで充電器も買えやしない。もちろんクレカキャッシュカードなんて持ってなかった。電車が動く気配はない。俺は、仕方無く歩いて帰ることにした。ぞろぞろと、他の帰宅難民秋葉オタクたちと共に。

途中で、公衆電話を見つけたので、並んで家族に無事である旨を伝えた。だが、当時オタバレを嫌っていた俺はプライドから、録画を頼むことはできなかった。まどかマギカくらいで何を、と今の世代は思うかもしれないが、当時はまだオタ差別は著しく、まどかマギカなどという萌えアニメを見ていることがカミングアウトできなかったのだ。

数駅くらい、歩いたところで俺の体力は尽きた。帰るのがダルくなったと言ってもいい。周りの人間たちから漏れ聞こえる被害状況を聞くに、心のどこかで動くと思っていた電車も、動かないことがわかってきたからだ。俺は近くのスーパーでなけなしの金でバナナを買って、フードコートの水を飲んで飢えと乾きを満たした。まどかマギカの10話が見られるかが心配で、その次にそもそも今日、どこに泊まるんだ?という思いがあった。

ということで、俺は近くの駅のポッポ屋さんに聞いて、避難所小学校を紹介してもらった。たどり着いたのは、夕方ごろだろうか。そこには、俺と同じ帰宅難民リーマンが何人かいた。俺が一番若くて、寝床マットレスを運んだり、先生たちの手伝いをした。教室備え付けのテレビで、炎に燃える気仙沼を見て「関係ねえな、明日仕事行かなきゃ」と語っていた、リーマンのおじさんの茫漠とした表情をよく覚えている。夕飯は乾パンだった。

夜。少し冷静になって。俺は件の割れ厨の先輩のことを思い出した。学校近くの公衆電話からまどかマギカの録画を頼むために、俺は駆けた。「大丈夫だよ増田くん。MBS版はもう放送されてるからね。違法うpされたデータ回すよ」。先輩は、相変わらず元気そうだった。俺は大いに安心して、また気仙沼火事を見に学校に戻って、ちょっとまた先生たちを手伝い、制服のブレザーをかけて、教室で眠った。

翌日、なんとか帰宅したが、普通にまどかマギカは10話以降放送延期になった。あ、あと親戚が2人ほど死んだ。例の阪神淡路スピーチをした親類もそこには含まれていた。

そして大人になったある時、友達に誘われて行った飲み会で、誰からともなく東日本大震災の話になった。その飲み会には東北出身者が多かったので、彼らは当日の様子を思い出して話していた。親戚や家族が死んだこと、放射線関係差別されたこと。

その会話の中で、参加者のひとりが「〇〇さん(私)は東京から、こういうの想像できないかもしれないけど…」という言葉を発した。俺も被災者から分かるよ、と返すと、彼は「何言ってるんですか」と少し笑った。歩いて駅まで帰ったんやぞ、まどかマギカのために。と嘘をつくと、彼は気まずそうに「なんやアンタ」と呟いた。

彼は俺より少し年下だったから、もしかしたらまどかマギカのことをリアルタイムでは知らないのかもしれない。劇場版から入ったにわかかもしれないし。彼のことを個人的に責めようとは思わないが、そうか、忘れられているのか、という虚しさが心に残った。

俺は今、違う場所暮らしているけれど、今でも自分が育った千葉ゴミクズだったと信じている。そもそも秋葉原から遠くなければ、俺も簡単帰宅してまどかマギカの録画云々なんて悩まなくてよかったし、千葉のオタショップの品揃えさえ充実していればよかったのだ。

俺も、30歳になった。平成初期に生まれ私たちは、Z世代氷河期世代両方から馬鹿にされる「最悪の世代」だと言われている。確かに地震は俺にとってすごく身近な問題であり続けてきた。だけどこれまでの人生別に24時間365日「亡くなった方々のぶんも、毎日を大切に生きていこう」と思いながら過ごしてきたわけじゃない。忙しい日常を生きていると、震災のことを全然考えない日がほとんどだし、まあ今になるとまどかマギカとか大した作品じゃねえな、と冷静な評価を下すこともできる。でも、震災の時にふと過ったあの感情を、たまに思い出したり思いださなかったりするのだ。リーマンってなんで震災翌日も働くねん、という。

まああれだ。震災は一時のスリルというエンタメとしては面白かったが、アニメ放送延期からわかるように日常生活に大きな影響を与えるのは間違いない。

そして、俺は思うのだ。

震災さえなければ、もしかしたらまどかマギカの叛逆篇の続きも出てた未来もあったのかもしれない、と。

とはいえ、おかげでシン・ゴジラやすずめの戸締まりといった名作も生まれたのだから、イーブンといったところではないか…と。

2022-11-19

シン・ウルトラマンの癖(ヘキ)がすごい

配信されてたので見てみた。

庵野作品特に思い入れはないんだけどなんだかんだ一通り見てきてはいる。

エヴァとかは仕事としてやらねばみたいなのとの狭間で苦しんで、それが結果的エンタメとしての質を上げてると思ってたので、

趣味青春に全振りしそうなのはたぶん面白くないだろうと思ってスルーしてたのだ。

見た感想としては思ってたよりメジャー商業映画として作られてるなと思った。さすがに制作もしてるからそこは抑えるか。ただ溢れ出る癖はすごい。

この場合の癖はもう性癖と言ってしまっていいんだろう。とにかく全体的にリビドー的な熱量がエグいなと感じる。

公開当時言われてた批判はなるほどねという、長澤まさみへの演出全般に笑えないレベル湿度の高さを感じた。

同時に思ったのは癖を出すのもアニメだと映像的にデフォルメされるから薄まるだけで実写でやるとこんな生々しいんだなということ

いやそれにしてもシンウルトラマンちょっと異様ではあるかもしれない。分かりやすいのはセクハラ描写で、これはあまりにあざといので批判も想定済でやったのかなと思うくらいだけど、

個人的にはそこより他の部分でのヘキがなんかすげえなって感じた。特にウルトラマンの質感はエロティシズムと言っていいくらいの熱を感じた。

商業的にメジャー作品でこんなに好き放題できるのはやっぱそうそうないんじゃないか

監督樋口真嗣ということだけど庵野がどの辺に関わっているか確認してみた。

制作、総監修、企画脚本編集、コンセプトデザイン撮影絵コンテ選曲タイトルロゴモーションアクターティザー広告系デザイン、総宣伝監修

いやーすごい、手出せるとこは全部出してんのかってくらい名前出てる。

撮影タイトルロゴモーションアクターとかはこだわりが強くて自分でやったほうが早いわって話しなんだろうけど。

自分が印象に残ったのはバトル系のカメラワーク画角など、シン・ゴジラの時はもうちょっと映画的だった気がするんだけど、

シンウルトラマンではアニメ的なカットが多かったように思う。あと隊員達のカットの異常なくらいの煽り面白アングル

なんでこのへんの人らって広角パース大好きなの?

ウルトラマンと「禍威獣」のデザインビジュアルはどれも好きだった。オリジナル着ぐるみ感とかどれくらいやるつもりなのかなと思ってたけど、

思ってたより現代的なもので、かつウルトラマンの肉々しさとか素直なカッコよさというよりはなんか間抜け雰囲気もあるとことかもよかった。

きのこだわりとかはよくわかんないけど、ウルトラマンが棒立ち状態のままくるくる宙で回ってるのとか、敵としばし見つめって唐突にスペシウム出すのとかも良かった。

全体として失敗作と思うかと聞かれたら失敗作とまでは思わないし映像的にはすごく面白作品になってると思う。

ただやっぱセクハラ描写は見ててキモかったし登場人物がみんな薄っぺらいので人に薦めにくい映画だな、くらいの感想

本編にあやかって言うなら「禍威作」って感じ。

2022-11-14

【滅茶苦茶ネタバレあり】「すずめの戸締まり世界設定について

この記事にはすずめの戸締まりの重大なネタバレを含みます!!

これから観るつもりの人は回れ右!!観るつもりない人もこれだけ読んでもおもんないし回れ右!!観た人だけスクロールしてくれ!!!




























すずめの戸締まり観てきた

すずめの戸締まりを観てきた。ネットネタバレを踏みたくないのと、たまーにレイトショー映画を観ると気分が良くなるので公開初日レイトショーで。感想としては「すずめちゃんカッコイイな」とか「やっぱ映像綺麗だな」とか「今回はPV演出やらなかったんだな」とか「ドライブしてるあたりが一番面白かったな~」とかそんなところ。個人的には君の名は。と天気の子には及ばないけどなかなかい映画だった。ネットでもいくつか既視聴者感想検索してみたが、刺さった部分の感想は人それぞれでありつつ、それなりに好意的評価が多かったように思う。また、劇中でははっきり名前こそ出さなものの、「東日本大震災」が起こった世界を正面から描き、主人公の追悼と成長を描いている点も、今のところはおおむね評価されていた。一方で、事前の予告では東日本大震災を直接的に取り扱った物語であることは示されておらず(私の知る限りでは、緊急地震速報流れるシーンがあるとかその程度の周知だったと思う。小説読めばわかったらしいけどまぁ読まないよね)、物語後半に割と不意打ち的に311描写があることへのある種の懸念と、個人的嫌悪感を示す人も多少見られたと思う。これらのレビューについて、皆それなりに首肯できる部分もあり、個人の感想と照らしあわせながら楽しく読ませてもらった。でも、これらの世に出てきたレビューを読みつつ、個人的に気になった点が一つある。

みんな「世界観と設定」について、全然話題にしてないな?ということ。この映画の最大の瑕疵、というか問題点になりえるとしたらこ世界設定の部分だと感じていたので。

まりにみんな何も言わないので、匿名ブログを書いてしまった。匿名なのは卑怯といわれるかもしれないが、そもそもブログやってないので…。

すずめの戸締まり世界観と設定

すずめの戸締まり世界観と設定について、私が映画をみた限りでの理解を以下に記す。あくまで私の理解なので、誤っていたらご指摘ください。

  1. 日本列島には、「ミミズ」という意思なきエネルギー生命体のようなもの存在している。
  2. ミミズ日本各地の廃墟に発生する「後戸」を通じて「常世」という裏世界から現世に表れ、災害を引き起こす。劇場内で配布された特典「新海誠本」では災害や疫病を引き起こすと書かれていたが、劇中での災害はすべて地震の様子。
  3. これを止めるためには、「閉じ師」と呼ばれる代々受け継がれた役職者たちが、「後戸」を占める神道的な儀式を行う必要がある。
  4. また、ミミズを封じるために「要石」と呼ばれる半神たちが2柱、それぞれ2カ所に封じられている。作中で閉じ師の草太が無理やり要石にされ、すずめはそれを解除するために奔走する。この要石たちは最初から神ではなかったようで、元々の要石であったダイジン、サダイジンが要石になる前になんだったのかは不明。姿形通り猫だったのか、それとも草太のように人間だったかもしれない。
  5. この世界では(名前こそ直接的にだされないものの)東日本大震災にあたる災害が作中では12年前の3月11日に発生しており、多くの死者を出しているようである。すずめの母もこの時亡くなっている。また、福島県に帰還困難区域が発生している描写から原発事故も起きた様子。
  6. 東日本大震災ミミズのせいで起きたものかははっきりとは明言されていなが、否定するセリフもなく、ミミズによるものと考えるのが自然
  7. 物語終盤、要石の封印が解けたこからミミズ活動が活発化。東日本大震災の起こった東北圏でもう一度大災害が起こりそうになったため、すずめと復活した草太がそれを止める。

どうだろうか。列記すると滅茶苦茶カルトな設定だなと思う。作中ではもう少し自然に描いているのは確かだ。でもそもそもこの映画を観たら、「映画として面白かったかどうか」とは別に「この設定が受け入れられるか否か」がかなり心に引っかかるのではないだろうか。個人的にはちょっとウェッという感じで、この設定使うなら311じゃなくて君の名はのように架空災害として扱うか、もしくは311ミミズ由来のものじゃなかったことを明示しとくべきじゃないかと思った。福島地震に遭遇するシーンでミミズが現れないことから、「あぁ、すべての地震ミミズ由来ってわけじゃないのね…」と少し安心したら、そのあとの「草太さんが抑えてくれてるんだ!」というセリフでずっこけた。ほんとにカルトだよ。

「結局創作なんだからいいじゃん、現実創作は別だよ」という意見もあるかもしれないが、311は実際に起こった災害であり、それを作中で扱ったにも関わらず原因ミミズなんです、はちょっとなんか、私はイヤですね、という感じ。

ちなみに「作中では311は止められなかったのか?」という至極当然の問いに対しては作中では特に答えはないが、ファンコミュニティ間では「そもそも震源地が海だから無理だった」とか「草太の父世代の閉じ師が出てこないことから察せる」とか色々考察があるようである。まぁ書いててむなしくなるような話題である

なお、現実世界の話をすると阪神淡路大震災震源淡路島南部直下型地震関東大震災神奈川県西部東京湾北部山梨県東部震源三つ子地震だったといわれている。作中でもふたつの震災は起こっているっぽいので付記する。

なぜみな口をつぐむのか

上のような設定について、私は「みんな特に何も違和感をもたなかった」とはあまり思えない。みんな「違和感があるけど口にだしていないだけ」なんじゃないか……と、他人心中勝手想像している。ツイッターやインスタ等の短文SNSだったら確かに面白かった!芹澤いいわ~」で終わりだろうけど、ブログレビューサイトで長文のレビューかいててこの世界設定に触れないとかあるの?と思っている。ただ一方で、確かに語りにくいよなと感じる部分もあって、これもその理由を列記する。

  1. そもそも震災の話なので口に出しにくいから。…映画感想ではなく直接的に311の取り扱いに至る話になるため。「すずめちゃんが前を向けてよかった」とか有体な感想をいうのとはわけが違う。それこそ親族が亡くなった人が大勢いるのが東日本大震災であり、うかつに口を出せない。そもそも被災者達の感情が優先されるべきでは?という遠慮が先にくる。
  2. 海監督本人は真摯に描いてるつもりで悪気はないっぽいから。…悪気がないのはわかるので、現時点で強く批判する気持ちにもなれない。
  3. まだファンしか観てないから。…公開から一週間もたっておらず、新海誠ファンしかみていないため、批判意見を言わない、積極的に言おうとしない。

1について、実際の被災者の方はどう思っただろうか。上記の不意打ち的な311描写も含めて、東北劇場では結構トラウマえぐられた人も多いのではと勝手心配をしている。ちなみ当時東京に住んでいて被災といえば計画停電くらいだった私でも、日記のシーンと燃え盛る瓦礫のシーンはちょっと心にきた。

2については皮肉抜きに新海誠尊敬する。「シン・ゴジラ」も「君の名は。」もアフター311映画ではあったが、東日本大震災のものとしては取り扱わなかった。押しも押されぬ超人監督として、期待のかかった商業映画東日本大震災をメインテーマひとつに据えた心意気は本当に見上げたものであると思う。扱い方は個人的にはうーんではあるが。また、ここで難しいのが、すずめの戸締まりにおいて311はメインテーマの「ひとつ」でしかないところである311映画ではない。

3については、これからファン層以外にリーチしたときにどうなるのか気になるところ。例えば金ロー放送したときとかさ。

今後の評価について

現在ネット上で閲覧できるレビューはほぼファンによるもので、おおむね好意的ものが多い。これから本職の映画評論家や、メディアによるレビューが始まるだろう。彼らはおそらくこの世界設定について、ファンレビューのように目をつむることはできないのではないかと思う。上記1のような問題もあり、どのような評価がされるのか気になるところである

ちなみに、IGNJapanの11月12日(公開翌日)付レビューでは以下のような一文がある。

>> しかし僕が気になったのは別のことだ。3.11後の物語性や震災歴史、そして天災を鎮める世界観として神道を引っ張ってくる意図についてはこれからメディアでの評論レビューで嫌になるほど言及されるだろう。そこに自分の関心はあまりない。 <<

この筆者本人は関心がないそうだが、記載の通りよくもわるくも嫌になるほど言及されるだろう。

結局のところ

みんなどう思った?俺はめっちゃ違和感あった。映画のできそのもの否定するわけじゃないけど、世界設定については滅茶苦茶やんけって思った。気にならないって人のほうが多いのかな?

2022-11-12

『すずめの戸締まりネタバレ感想

めっちゃネタバレから読むとき気をつけてね。











では感想劇場から帰宅して勢いのままに書いてるのでパンフ絵本小説も未見)。

2022-11-04

anond:20221104164147

蒲田くんが進化するとことかめっちゃしょぼいやん

あー、あそこか。

あのへんはどっちかってと特撮味をだしたからああなったんやろ

あとCGの出来より映画は見せ方が全てや!

まあ何にせよ、シン・ゴジラの初・放射線以上の衝撃を味わえるのを楽しみにしているわw

anond:20221104163227

庵野監督の3Dそんなに悪かったか

少なくともシン・ゴジラより高いクオリティのはあの監督のにはなかったぞ

特にルパン三世とか寄生獣とか

anond:20221104162735

>>ゴジラそもそも怪獣ブームに乗っかって駄作を連発しまくったシリーズだって話ね

半分は真面目に楽しみにはしてるよ。

あの監督作品は4つしか見てないが

どれも○○みたいな出来だったから期待は一切できないけど☆

まあ、クオリティだけならアメリカゴジラ信者どののやつと

シン・ゴジラがあればあと10年は戦えるし

・・・あと半分は特撮オタの怨嗟の声(レビュー)を聞くのを少し楽しみにしている

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