はてなキーワード: 修士とは
6年履修がデフォだから、修士1年生=薬学部5年生ですね(卒業したら修士)
ざっくりだけど、将来の経路はこんなイメージだろうか
3以上を目指すには、旧帝以上じゃないと厳しいんじゃないかな
4で収入が安定するのは、留学から帰ってきて専任講師以上のポストについてからだから、30代後半以降
多分端折ってる部分で、ある程度元増田も把握してるんだろうけど
アメリカとヨーロッパでもだいぶ違うし元増田が言ってるのはアメリカの話がメインじゃないか?そこにつまめたヨーロッパの大学図書館の話を混ぜ込むからちょっとふわふわした話になる。
基本的にはアメリカ型図書館の話を元増田はしているけど、アメリカ型図書館は職位の位階があって下級職の雑用(ページ)やクラークと、ライブラリアン(アシスタント、アソシエイト、シニア…)を名乗れる上級職とが峻別されてる。
修士が必須〜というのは上級職の話であるけど、いきなりそこに放り込むんじゃなくておおかたは下級職を(学士、修士時代に)やりながら経験を積んで〜という形になる。
この辺の感覚は『どうか、お静かに : 公立図書館ウラ話 』S.ダグラス 著, 宮澤由江 訳
https://id.ndl.go.jp/bib/023931870
でさらっと触れられてる。コレが全てでもないけど。
職位の話は、まあ一般職と総合職の区分とみてもいいと思うが、正直日本だってそんな変わらない。
強いて言えば日本の方が下級職の範囲と権限が広いというか、下級/(中級)/上級に分かれてると言ってもいいかもしれない。
大学図書館だと部門丸ごと指定管理に出すのはそうそうなくて、上級職員は大学職員が占めて経営判断や最終的な意思決定は上級が握っていてまあ概ねリカレントだのリスキリングだので修士持ってる人も結構いる。
公共図書館だと運営形態次第だけどTRCとかの指定管理があっても本館は直雇、分館ネットワークは指定管理と峻別されていて、経営判断はもうがっちり本館がにぎにぎしてるというタイプが多いんじゃないか?
奉仕業務や整備などの実務面の基準を定めるのは上級職だけど、その基準に従って実際に運営にあたる職員が中級職〜下級職と言える。
ここには学生バイトから会計年度任用職員、派遣や委託業者の社員その他諸々がぎゅうぎゅうに詰まっていてまあ半分以上は「司書になる資格」を持ってる。長く勤めれば総合職たる上級にステップアップする人もいるだろうけど、概ね一般職のベテラン職員というあたりで天井になる。会社でいうデキる事務のお局ポジション。
元増田は下級と中級を峻別して中級職員以上に修士持ちなどのもっと高度な人材を当てるべき、ゆくゆくは今の乱発されてる司書資格の上位を…みたいなことまで視野に入れているのかもしれないけど、正直実務職員が低廉価格で使い放題でないと図書館は予算パンクするだろうし、そもそも人に使うなら資料に使え。高度人材は1名でもいりゃいい。というのが日本の図書館の姿だし、そもそも修士レベルの投資をした人に対する待遇を用意できないでしょ。日本で。
正規職員として図書館にも詳しいゼネラリストとして上級職に就くならともかく、そうじゃないなら総支給年額250万円でかなり高待遇だし…
文系で勢い余って修士とか博士取った人は学芸員になっている印象
日本は敬称としてドクターとかプロフェッサーを全く使わないくらいアカデミアに対する敬意がないのに、司書がーってのは違和感ある
筑波とかでとれる図書館情報学の修士、要するにmaster of library and information science
悲しいことに、今は筑波大でも「master of library and information science」は取れないんだよね。代わりに情報学の修士「master of informatics」になった
まあ、名前が違うだけで中身はそこまで変わらないんだろうとは思うけど
なんか定期的に「図書館司書の待遇悪すぎ!」という記事がはてな村はてさ民会でバズっては
反左翼・新自由主義連合に「そもそも図書館司書なんてなりたいやつ多すぎ、市場価値無い、図書館自体が電子化など先進技術についていけない無駄なハコモノ」とぶっ叩かれるのを繰り返し観測する。
どっちサイドも「欧米先進国ではどうなん?」という普段大好きな切り口に全く興味がないんだよね。なんでどうして。
個人的には欧米の図書館司書専門職位は修士課程相当が基準だって話が気になる。
これは労働供給過剰、市場価値低い、技術力低いという問題への対応力の差になるだろうか。
欧米で図書館司書の正規職になろうとすると、日本で言うと筑波とかでとれる図書館情報学の修士、要するにmaster of library and information science相当のものが必須とされている。
図書館は欧米アカデミアでは歴史的にかなり重要視されていた影響で、電子化の時代もとくに大学図書館を中心にけっこう独立性や利権を保っている。
たとえば理系アカデミシャンが大好きなarXivはロスアラモス国立研究所の物理学者が始めたが、現在はコーネル大学図書館が管理運営している。
ちなみに日本ではミラーサーバが京大基礎物理研にあったけど予算不足で停止。まあこれ自体きついが、図書館が管理しないで研究所がやるというのはやはり差だろう。
他にも欧米では「科学・芸術・文学情報のオープン化・電子化」という図書館情報学の重要課題について、各地の図書館がプロジェクトにおいて中心的な役割を果たしている。
ちゃんと予算がついてやっているのは国立国会図書館ぐらいだろう。東大図書館ですらオープン化・電子化の取り組みはまばらだ。まあ予算がないんだろう。
逆に欧米ではそういう専門性を必要とするプロジェクトの実行権やポストを各地の大学図書館が握っており、それを推進するために専門性を持った職員を必要としていると。
こういうでかいプロジェクトに関わることができれば技術力はつきそうではある。
しかし、じゃあ欧米圏での図書館司書専門職位の経済的待遇がいいか。というとなかなか微妙だ。
よく米国で話題になる「修士学位ごとの年収中央値」では下位常連である。
登録がいるが下のサイトで情報を見ると2021年の修士学位のなかで下から五番の年収中央値で、約5万3千ドル。
https://www.statista.com/statistics/226674/worst-masters-degrees-for-jobs-in-the-united-states/
とはいえこの年の全米の年収中央値は5万1千ドルなので、一応上回っているし、労働時間や負荷も考えたらそこまで悪くない待遇ともいえるか。
修士課程を取った人間でそれ以上の条件(正規職に就職してるとか、公的機関に雇われてるとか)がないサンプルの中央値なので、学位の時点で市場価値自体がある程度保証されてるということになる。
では、直ちに欧米では図書館司書の年収は日本より高い!といえるかというとそうではない。
アメリカ図書館協会によると図書館職員全体の年収は2万ドル-3万ドルがほとんど。
図書館司書専門職位をもって「司書」を名乗れるのは修士を持っている人間だけ。
当然それだけで業務は回らないので、窓口スタッフやら配架やら、日々の業務をやるのは結局パートタイマーって感じ。
日本では「司書」としてひとくくりにされてる層が末端までやってるわけだが、この層が単に「司書」を名乗れなくなるのが米国。
比較対象となる、日本の図書館司書は年収中央値が公的データで出てこなかったのだが、求人サイトで中央値を出してるところを眺めるとおおむね300万円台みたいだ。
あと、米国での図書館司書専門職位のような専門性のある仕事を確実にやってるであろう数少ない日本の組織、国立国会図書館の常勤職の年収を見てみると
だいたい中央値500万円ぐらいらしい。国家公務員行政職と同じ給料という扱いみたいだ。昇給もするし退職金他の福利厚生もしっかりある。
なんか、日本と米国の年収の違いを差っ引くと、大体の仮説ができそうだ。
(1)日本も欧米も一部の専門職は安定雇用で、全職業の中央値と同じぐらいかそれ以上にもらえる。それ以外の業務はパートタイマーで年収は低い。
(2)この構造自体は変わらないうえで、専門性を要求するプロジェクトやポストの数が欧米のほうが多い。
(3)だから日本の司書制度に高度な専門性を課した場合、(1)は変わらず(2)は変わる可能性がある。
飽きてきたので仮説を検証するための詳しい定量データを集めるのはやめる。
ただ、結局のところ欧米型にすると、「図書館司書」としてそれなりの待遇を受けられる人間は増えて
その層は技術力もあり、市場価値も最低限は保証され、需給のバランスもとれるが
待遇はそこまで変わらないという事になりそうだな。
「理系に女子が少ない理由」がTwitterで話題になってる。
高専から大学の工学部(機械系)に編入して現在大学院生の女のポエムを書く。
同級生は話してみれば気のいい人達ばっかりだったけど、ほぼ男子校だから笑とか高専病wとかたまに溢れる非モテユーモアは聞いてて辛かった。
私(女子)の存在を透明化してることへの怒りはもちろんあるけど、それより互いに呪いを掛け合ってダークサイドに堕ちてく男子達の様子がとにかく痛々しくて悲しかったからだ。
「女子が少ないのは女子が少ない(というイメージがある)からだ」って意見をひとつの真とするなら、このユーモアはもうやめた方がいい。
誰も幸せにしない。
Twitterで男性っぽい人が「理系に女子が少ないのはチー牛とかキモオタが嫌だから!キラキラしてないから!」とかツイートして、男性っぽい人がそれにいいねやリプライで賛同してるのをよく見る。
でも女子の気持ちが知りたいとき、顔も知らない男の発言を鵜呑みにして隣に机を並べている女の話を聞かないのはなんで?
他の女子は知らないけど、少なくとも私は学校に彼氏作るためとかファッションショーするために通ってたわけじゃない。
本当に女子に顔を突き合わせて“理系男子はキモい”って言われたことある?
私が話しかけにいっても目を合わせて会話してくれる男子はほとんどいなかった。
男子を責めてるわけじゃない。
ただ、一回記号とかイメージで語るのやめてみない?って伝えたい。
私たちは“陰キャ”でも“チー牛”でも“キモオタ”でも“オタサーの姫”でもなくて一人ひとりの人間なんだから、きっと対話できるはず。
↓以外自分語り↓
「工学部の女子なら男選び放題でしょ?」「過去問もノートも男の方から見せてくれるんでしょ?」って何回も言われたけど、基本腫れ物扱いだし恋人はできたことない。
ただ、実習の班のメンバー(女子は私だけ)で深夜に通話してヒイヒイ言いながらレポートを書き上げたときは、私は確かに仲間の一員になれたと感じた。
修士まで進んで同じ6年費やすなら普通校行って薬学部を選んだ方が良かったって親も親戚も言うけど、私はこの道で良かったと思う。
なぜなら、数学の神童じゃなくてガンダムに興味なくて幼い頃にラジオを分解したことがない人間(女)でも工学部に進んでいいし、それなりにやっていけるってことが分かったからだ。
男女関係なく、みんなが“なんとなく”で工学部に来てくれるようになったら嬉しい。
四力を学べば世界が色づいて見える。
日記です。
博士号を取ったし、研究者になるメインルートとしてアカデミアを選択した。
最初はポスドクで、その後公募に出して今のポジションに就いた。
ポスドクの頃(400万)よりは年収が上がったし(500万)、研究費が付けばMacbookとか買える。
学生にも、学位は取れば取るだけいいとか、あとで取り戻せるとか講釈したものだ。
ところが、どうもおかしい。
気になって、企業の年収とかを集めて載せているサービスに登録してみた。
えっ、と思った。下から15%だと理解するのに時間がかかった。
ただ、博士号を取るだけのことはやったし(まあまあ大変なのだ)、深夜も休日も仕事をしている(残業代はないけどね)。
それに、学生に手取り足取り教えて、その学生が企業に入っていくのだから、
まあ、世の中の中央値程度はもらえているのかな、と勝手に思っていた。
上位85%って…これって学部卒も含めてか…?
(高い学位をもっている方が優秀とは限らないが、相応のコストと時間がかかるため、賃金には色をつけるべきと考えています。資格を取ったらいくらかプラスされる制度、ありますよね?)
なにより思ったのは、
「研究費取ってくるより、転職したほうが使えるお金多いじゃん・・・」
ということだ。しかも、大量の書類を添付しなくても、お給料でモノを買ったり旅行したりできるのだ。
よく考えたら、業務用の端末や出張費が出るの、当たり前だな・・・
なぜか「我々同じ高校なんです」という率が高かったり
そういう方ばかりだった。
両親ともに高卒。
修士まで進学。
普通に生活しながら余った金をインデックス投資へ(ずっと継続)。
3年半勤める。
給料は2〜3割ほど上がったが残業も多かったためゆくゆくの転職を決意。
2社目は2年ほど勤めた。
残業がそれほどでもなく給料も順調に増え続けてるので今に至るまで数年間勤務中。
ここまでの間、1社目から特に生活水準変わっていないため増えた分の余剰資金も相変わらずインデックス投資へ。
還元率の高い電子マネー、中古スマホや楽天モバイル、電力会社変更、ふるさと納税、楽天市場や他のネット通販の有効活用等。
両親の説明を見ればわかるように遺産や贈与などあるわけもなく。
田舎で教育環境も悪いところで生まれ育った俺ですら普通に人生送ってきただけで4000万円貯まったしこのペースでいけば40代前半頃に1億円近く貯まる。
俺より恵まれた環境で育ってきた人が大半なのに老後までに2000万円すら溜められない人ははっきり言って甘えとしか思えない。