はてなキーワード: 横浜駅とは
SNSとか表で言ったら頭おかしいやつと思われるから言えないんだけど、横浜が怖い。
具体的に言うと横浜駅周辺から数駅?ぶん。中華街は海側まで歩くと怖い。
この怖いって、なんというか…感覚的に、ゾーーーッとするんだよね。これからおぞましくて怖いことが起きるぞ!って肌が感じるというか…。
なんだろう、例えば手すりのない高所のヘリを歩いてて足がすべった瞬間の感じというか、恐怖映画観てて主人公がドア下から血が流れ出してる部屋のドアを開ける瞬間とか、料理しててにんじんが滑って包丁がダンッて指に当たってあ、やっちゃった…って頭でだけ理解した瞬間とか。この瞬間から後に、すごく痛いとか怖いとか恐ろしい何かが来る、確実性高めの“予感”みたいな。それを何倍も強くしたみたいな。
正直言うと、予感が強い場所では、嫌、居たくない、早く離れたい、怖い、嫌だ、嫌!って気持ちになる。でも、大抵訪れてる時は仕事だったり友人と行く用があったりしてるから、そんなのおくびにも出さずに普通にしてるけど。内心というか、背筋がゾーーーッとして、鳥肌立てながら過ごしてる。
自分は東京住みなんだけど、「横浜の人はよく住んでられるな、みんな何もないのかな」と思うとともに、横浜に何かあったら東京も無事ではないだろうから、この寒気というか怖気の理由が知りたい。他の所ではこんなの起きない。いつも横浜周辺だけ。ちなみに霊感とかは全くない。
知りたいけど、知ったら終わってしまう気もする。なんか、広範囲に戦慄する空気が立ち込めてるんだよなぁ…何が起きるんだろう。
余談だけど横浜が嫌いな訳では全くなく、素敵な街だし、おしゃれなイメージあるし、個人的には海辺が好きだから、海の見える生活最高じゃん!と思ってそっち側住んでみようかな、と思ったこともあるんだけど、横浜に美術展とか見に遊びに行って、楽しい〜う〜〜ゾッとする〜!って相反する感情と身体の訴えに晒されると、とてもじゃないけど住むのは無理だな…って再確認してがっかりしたこともある。もうしばらく横浜には行ってない。
知りたいけど知るのは怖い。あの怖気の意味が分からないから気になって仕方がないけど、知る日が来ない方が良いんだろうなって、思う。
今日はお横浜旅行ですわ!マンボウだからセーフですわ!県内だしセーフですわ!
まずはランドマークタワーに向かいましたわ!昔からバカとわたくしは高いところが好きと決まっていますわ!みなとみらい駅から行ったらなんか回りの駅に埋もれててショボいタワーじゃありませんこと?って思いましたが上がっていったらなかなかちゃんと高かったですわ!帰りに遠くから見てもきちんと高かったですわ!
肝心の景色はめっちゃ白かったですわ!まあ雨なので仕方ありませんわ!なにやら七つの大罪とコラボしているようでしたわ!
七つの増田大罪、パンティー、うんち等々の一角にとんかつが入るようにがんばりませんわ❗
スカイツリーも富士山も見えませんでしたが下を見れば景色はちゃんと見えましたわ!次の目的地を確認してタワーを後にして道に迷いましたわ!
なんかロープウェイの横道を通ってカップヌードルミュージアムに行ったら整理券が2時間後とかだったのであきらめましたわ!
お隣の横浜ワールドポーターズの4階でやっている期間限定水族館、アクアリウム アンダーウォータースペースへ行きましたわ!
鯖はいませんでしたわ。おしゃれ水族館の末路的なやつでしたわ!てかこれ系だいたい同じような感じだけど全部同じ人がやってんのですわ?薄暗くて説明文もなく(今回は名札も無し)どうにもですわ!でも某金魚のように過密すぎではなかったですわ!金魚も行ったの昔だし今はどうなってるかわかりませんですわ!
そして本当の目的地に向かいましたわ!でも、でもですわ!見つけてしまいましたの!シルク博物館を!!ですわ!!!
シルクと聞いたらシルクロードよりもパンティーが先に出てくる訓練された増田民としては行かざる得ませんでしたわ!
蚕が飼われてましたわ!
展示にはパンティーはありませんでしたがお土産にはショーツが!わたくしの中の関西のおっさんがこれは買いですわと囁きましたがスルーしましたわ!
そして隣のビルでやってるEXOTIC REPTILE EXPOに行きましたわ!
めちゃ混みやん……
てか狭いのがいけませんわ!
サンドフィッシュスキンクを4匹とアズマヒキガエルを買ってすたこらさっさでしたわ!
帰りは横浜駅のかつ久無庵でとんかつを食いましたわ!なんか低温でやるから少し時間がかかるとかなんとかでしたわ!ロース170グラムにしましたわ!うまかったですわ!
小室圭とマーク・ザッカーバーグと立花孝志(敬称略)の三名に恨みがあるわけではないが、この三名の顔から似た印象を受ける。失礼を承知で書くと胡散臭さを感じる。顔立ちが特に似通っていないのに不思議だ。強いて似ている点を挙げればアゴの形かもしれないが、じっくり見てみるとそこまで似ているわけでもないし、彼らの性格が共通しているわけでもない。三人ともメディアで悪く言われることが多いので、偏見を持ってしまったに違いない。
直接彼らと対面して、彼らなりに抱えている事情について聞いてみれば考えも改まるかもしれないが、おそらくそんな機会はない。
書いてみて本当に失礼な日記だと思う。たぶん自分は根拠のない自信にあふれた相手が嫌いなだけだ。ある種のひがみだろう。
異世界ファンタジーなんかでビキニアーマーを見るたびに「こんな戦士なんているわけないだろ」的な気分になるのだが、古代のピクト人だったかケルト人だったかは、全裸に帯をまいただけの姿でローマ軍に襲い掛かってきたそうだから、全くのでたらめというわけではなさそうである。実際、全裸のおっさんが襲ってきたらかなり怖い。ところで、九十年代のビキニアーマーや前垂れ(ふんどし? スリット?)で目覚めた性癖を持つ、自分と同年齢の男性は少なくないんじゃなかろうか。
そういえば、三国志には蜀の南方に位置する敵である孟獲の妻、祝融夫人が出てくるが、最近のゲームだとこれもビキニアーマーだったり毛皮ビキニだったりする。実際、当時の雲南省の人間がどんな格好をしていたのか知らないのだが、これはさすがに違うだろう。もっとも、実は漢の服装もわかってない。
ちなみに、調べたら孟獲は元来漢の人であり、南蛮人になったのは三国志演義の演出らしい。
用事があって横浜駅西口のカラオケ屋に数年ぶりに行ったのだが、廊下まで聞こえる音量で奇声を上げている連中がいて閉口した。夜の客引きも増えたことだし、治安が悪化しているのではないか。というか、そもそもまん延防止措置下でも「お酒ありますよ」という呼び込みが多数あった。やれやれ。
入口の前で溜まりこんでいた大学生は不倫を自慢げに話していたのでこれも不愉快であった。だいたい、こうした話はフィクションだから面白いのであって、実話ではちっとも面白くない。本当はもっと落ち着いたパセラあたりでやりたかったのだが、満員だった。向かう直前に電話すべきだった。
ところで、公共の場ではできない重大な話を自宅以外でするときはどこですればいいのだろう。会議室だろうか?
……これを書いている途中、surfaceがマウスを認識したりしなかったりする。いちいち抜き差しする音がするのだが、マウスの寿命かもしれない。
熱中こそしていなかったがクラスのみんなが見ていたアニメの細部を、何の脈絡もなく思い出す。たとえば「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に「二郎丸スペシャルスペシャルスペシャルスペシャルスペシャル」という実況泣かせのマシンがあった。なんか「ダスダスダスダス!」と叫びながらマシンを加速させていた覚えがある。
近頃はウィキペディアの漫画とアニメの記事がやたらと充実しており、調べては懐かしい思いに浸るのだが、最近になって土方レイが女の子ではないことを知ったのである。
この頃のアニメは思い出補正もあるせいだろうか、当時のアニメの画像を見ると、思っていたよりも絵が荒いというか、癖のある画風である。九十年代のアニメはスレイヤーズをはじめとして目鼻をクシャっとさせた画風だった。あるいは、アゴと比べて不思議な場所に口があった。スレイヤーズは見ていないけれども。
この日は個人的な調べ物をしていたらあっという間に夜になってしまった。七時が日没だったのに。日が暮れてからはだらだらと増田を眺めてしまって無為な時間を過ごす。大体、九時半から十時半が一番眠く、寝床に入るのは自慰をしない限り十一時頃である。とはいえ、人生の時間をすべて有意義に使おうとするのも一つの強迫観念ではある。
自慰といえば、最近コンドームなしで自慰をしたら、精液を飛ばし過ぎたりティッシュからこぼしたりしたので懲りた。
手帳に日記を書いてから郵便局へ行って、ちょっとだけ家事をやってから筋トレとジョギングをし、アガパンサスとヒマワリとオシロイバナが咲いていたので写真に撮ってランチ垢に載せた。で、シャワーを浴びてから靴下とプロテインを買った。ところで、近頃の薬局はコンドームを紙袋に包まないと以前に書いたが、店によるようだ。
それから、ネットをだらだら見ていたら、いつの間にか有給休暇がほぼ終わった。
数年前は休日を無駄に過ごすことを惜しむように美術館に足しげく通ったものだが、緊急事態宣言のせいで美術館なしでもやっていけることに気づいてしまったせいだろうか、近頃は月に一度しか行かない。
すっかり出不精になってしまっており、いよいよ終映が近づいているエヴァンゲリオンを見るのもだるい。確かに薄い本は欲しいし、一度目に見逃がした細部も気になるが、そんなことよりも自分の中でエヴァンゲリオンが完全に成仏してしまっており、過去のものになってしまっている。庵野秀明の目論見通りだ。
そうそう、ジョギングの成果だろうか、数年前は右脚の付け根の骨が骨盤(?)から外れそうなゴリゴリした音を立てていたのだが、近頃はそんな様子は全くない。
しかし、さっき口の中で皮がむけて血が出た。なぜだ。
一月二十八日(木)
先日、TENGAを買っても紙袋がもらえなかったのだが、それが店員さんのうっかりミスかどうかを確かめるために、もう一度ジョギング帰りに同じ店舗でTENGAとついでに飲料水を購入した。何も言わずにTENGAを手渡しされた前回とは違い、今回は袋はいりますか、と尋ねられて断ったのだが、やっぱりオナホを隠す袋はもらえないらしい。これも環境のためだろうと思い、先週と同じくポケットに突っ込んだ。白いソフトタイプだったから同じ色のジャージにしまっても目立たない。
それはさておき、コンドームを買っても袋はもらえないのだろうか。あるいは、生理用品なんかはどうなのだろう。薬局とコンビニとでも対応が違うのだろうか。生理は隠すべきものだという風潮は一昔前に比べれば薄れたが、やっぱり恥ずかしいと思う人はまだ多く、これでいいのかと思わなくもないが、そういう人は普通にビニール袋をもらうなり鞄にしまうなりするので問題にならないのだろう。
そういえば、横浜駅西口五番街でエロ漫画を買ったとき、書店名の入っていない黒い袋に入れてもらった記憶があるのだが、そこでエロ漫画を買ったらやっぱり袋なしがデフォルトなんだろうか。気になるところだが、今読みたいエロ漫画が特にあるわけではない。エロ漫画ソムリエの友人にいいのはないのか尋ねるのも面倒だ。
仕事は本社半分、テレワーク半分というところだが、来週からは残念ながら当分は出勤しなければなりそうだ。職場の環境はよく、いつでもコーヒーが飲めるのはありがたいのだが、最近の流行だろうか、オープンスペースで自分の席の後ろが会議スペースになっている。そこで何やらもめていたり叱責していたりと落ち着かない。最近は以前と比べればこうした人の声が気にならなくなってきたのだが、昨日はオンライン面接とその評価をやっていたが耳に入った。体育会系だけれども笑顔が足りないとかへらへらしているだとか、好き勝手言われつつ採点されているのを見ると、自分も入社時は人事にいろいろと言われていたのだろうかと想像される。
何の関係もないが、さきほど日本世論調査協会だとかそんな名前のところから電話がかかってきた。電話を受けてみると自動音声で何やらアンケートに答えてくれという。今週はクレジットカード宣伝の電話も業務時間中にかかってきたし、何かと忙しい。弊社は昼休みの時間が若干ずれているので、その旨を伝えると大変恐縮していた。
今日の夕飯はとんかつとカキフライだった。おいしい。おいしいが正月に体重が一キロ半増えてから戻らない。妹がおいしいパンを頻繁に焼くからなおさらである。
夕飯を食べて一息入れてから、購入した入江亜季「北北西に雲と往け」の五巻を読んだ。もともとこの漫画はタイトルだけ知っていたのを、おととしの冬にデートした女性に勧められたので既刊を全部買ったのだが、結局その女性とは付き合うことはなく、続きを読む気になれなかった。さいわい、昨年の秋から別の女性とおつきあいすることができたので、そうしたわだかまりもなく新刊を手に取ることができた。主人公とヒロインがちょっと素直になったのを、特に嫉妬することなくもなくニヤニヤしながら読めるのはうれしい。
この世に存在しうる全ての本が収められた、無限(?)に広がる図書館の世界が舞台。舞台つっても特になにが起きるわけでもなく、基本的に世界観の説明に終始する。たしか本棚がある六角形の部屋が無限に連なってるんだけど、その間に食事や排泄のための小さなスペースがある的な描写があり結構心をくすぐられた。
主人公の大学生が暮らす四畳半の部屋が無限に連なる四畳半宇宙、みたいなものが出てくる。それぞれの部屋はひとつのパラレルワールドに対応していて、置いてあるものなんかがちょっとずつ違っている。迷い込んだ主人公が出られなくなって長い時間を過ごすことになり、多くの部屋に共通して置いてある土産物のカステラを主食としてなんとか食い繋ぐという展開がかなりグッときた。
AI?ナノマシン?が暴走し、無限に自己増殖を続けた結果日本全土を覆うに至った横浜駅を冒険するという冗談みたいなスジの話。高低差があるところにはエスカレーターができるとか、そういう細かい設定がかなりいい感じだった。SUICA非所持者を追い出す自動改札ロボット、という設定は話を進めるために必要だったんだろうけど、個人的な好みとしては無限に広がる建造物の中に脅威はないほうが好きだな。
無限に広がるIKEAに迷い込んだある青年の冒険記のようなものがメイン。でかいモールに行ったときの「なんでもあるな、もう住めるじゃん!」という気持ちを膨らませたっぽい感じで、無人のレストランで食事をして夜は寝具コーナーで寝る、みたいな暮らしはかなりグッとくるものがある。でもこれにも店員と呼ばれる謎のバケモンがいるのがネックだな。いないとドラマ性出ないんだけども!
これのいいところはそれなりに住人がいてコミュニティができあがってることで、Exchangeコーナー周辺にできた"町"がそのままエクスチェンジと呼ばれている、みたいな設定は胸踊る。
ほかになんかない?
かなりそれっぽい!読んでみる!ありがとう!!
言われてみればそうだった!でもあれ1フロアの天井が高すぎてあんまし建物内って感じがせんくない?いいんだけども
ホームメイロ
食い物とかが中で自給自足できる感じであって欲しい(わがまま)
ーー
ごめんね、わかりづらかったね。
ここで殴り書きしているのはそんな話。
ついでに言えば、地元から身一つで出てきている人たち尊敬している。
本来持っている能力を皆が発揮できるような世界に少しでも近づけていけたらいいな、と心から思っている。
【追記ここまで】
私は裕福でない家庭に生まれ、横浜の片隅にある ちょっとお上品な町で育った。
都心近くに育った私から見ても、やはり地方出身(と貧乏人)は不利だと思う。
一般的に身近に大学出身者がいないことは、その人の人生に不利に働くもの。
だが、横浜の片隅にあり、比較的裕福な家庭の多く住む新興住宅地で幼少期を過ごしたことは、明らかに私の人生に良い影響を与えた。
そのうち、上位5名ほどは中学受験をする人たちで、彼らは周りからもちょっと浮いた存在だった。
クラスの上位ではあるものの学年トップグループというわけでもない、少し勉強のできる目立たないグループに私は所属していた。
ずば抜けて勉強ができたわけでもない私が、この町から受けた良い影響を列挙してみる。
◎習い事
◎学習教材
※当時はマイコンと呼ばれていた。
熱心なコンピュータファンの小学生はお年玉をはたいてエントリーモデル(7~8万円)を買い、
裕福な家の小学生は親にビジネスにも使える標準機(一式で50~60万円)がプレゼントされた。
※アスキーに載っていた先駆者たちの話に影響を受けた。AppleやMicrosoft、ASCIIの創業の話など。
プログラムをかいて、大学を中退して、会社を興すような人生にあこがれていた
私は特別優秀な人間ではなかったが、町の人、家族、友人に恵まれていた。
家庭を作らない人生を選んだこともあり、今は親族の子どもたちの進学や就職を支援している。
- 技術は優秀だが、アピールが下手なITエンジニアたちの支援
といったことに精を出している。
うちのITエンジニアが「この会社にいてよかった」と思ってくれるような場所を作ることが、私の生きがいとなりそう。
今年のお盆は浮世絵ばかり見ていた気がする。一週間ほどの休みのうち、三日間浮世絵を見に行ったのだから、美術エンジョイ勢の私にしてはかなりの頻度だと思うし、そのすべてが浮世絵というのも、今までになかった行動パターンだ。楽しかったので、ちょっと振り返ってみる。
最初に行ったのが六本木の「おいしい浮世絵展」だ。友人に誘われて行くことになったのだけれども、食をテーマにしていたため、浮世絵の細かい歴史を知らない自分でもかなり楽しめた。加えて、江戸の町や東海道沿いの名所は今でも残っていることが多く、そこに残る名店の様子を紹介する映像も流されていたため、食欲をそそられた。美術館ではあまり味わえない気分だ。江戸時代の食事のレシピが載っている本や、当時醤油を詰めて輸出した磁器も展示してあった。
鑑賞後はお腹が空いたのと、美術館の意図したとおりに和風のものが食べたくなったので、私たちはそばの和菓子屋でわらび餅をいただいた。そこには和風のパフェもあって、抹茶好きの私としてはそれにも心惹かれたのだけれど、結局はわらび餅に落ち着いた。パフェはどう見ても夕食前に食べられる量でもなかったからだ。私たちはそこで友人の姪っ子の話だとか、仕事の苦労とかについて話した。もちろん、見たばかりの絵でどれが良かったかについてもたくさん語った。
私にとって面白かったのは、歌舞伎座を舞台にした浮世絵だ。お客さんが桟敷で弁当を食べたり酒盛りをしたり好き勝手に楽しんでいる。中には花道を横切って弁当を届ける姿もあり、なんともおおらかな世界だったらしい。それと、そこにいたのが美男美女とモブ顔の男性だけだったのが興味深かった。北斎なんかだと、いわゆる美人ではないけれども愛敬のあるおばちゃんが出てくる。なんでだろう。というか、北斎漫画、今でも普通に笑えるので好き。
次に行ったのが上野の「The UKIYO-E 2020 -日本三大浮世絵コレクション」だ。たっぷり二百点近くあるので、あっさり見ても三時間くらいかかってしまった。「おいしい浮世絵展」もそのくらいかかった気がするが、友人と一緒だったので多少は疲れが紛れた。だが、今回は一人だったので、より疲れた。私はジョギングが好きだし、友人と富士山に登ったこともあるので、体力はそこそこあるのだけれど、立ち止まっては進み、立ち止まっては進み、を繰り返す美術館では、結構ぐったりしてしまう。
とはいえ、疲れた以上に収穫があった。おおよそ年代順に並んでいたので、浮世絵がどのようにして技法を精緻にしていったのかがよくわかったし、歌舞伎俳優のグラビアみたいな雰囲気から、市井の人々も描くようになっていく様子も楽しめた。
でも、私はやっぱり北斎や広重が一番好きみたいだ。この二人はどちらかといえば風景画家で、だから他の人に比べると人物が画面に占める大きさは小さい。当たり前といえば当たり前なのだけれど、私が北斎を見たときにそれっぽいと感じる理由の一つが言語化できたので、何となく気持ちが良くなった。
浮世絵には詳しくなくても、どういうわけか心に残る作品はあるもので、以前に世田谷かどこかで見た広重の「亀戸梅屋舗」と再会できたのはうれしかった。もちろん、浮世絵だから一枚ごとに刷り具合が違うのだけれど、私が好きな雰囲気のものと出会えたので、なんだかうれしかった。企画展でよその美術館にあった作品と思いがけなく再会できると、やっぱりうれしい。
あと、驚いたのが歌麿の「娘日時計」という、女性の様子を時刻ごとに描いた作品集だ。やっていることが美人時計と全く同じではないか。
あと、思わず笑ってしまったのがこんな事件。寛政五年に幕府がモデルとなった実在の人物名を浮世絵に書くことを禁じたときに、浮世絵師が対抗して、人物名を簡単に解読できる判じ絵で表記したらしい。たとえば、歯と手と菜っ葉の絵を描いて、「はてな」と読ませるみたいな感じだ。誰がモデルにした作品なのか簡単に読めるのだけれど、幕府としては人名を書いていないのでそれで良しとしたらしい。お役所と出版社の腹の探り合いみたいだ。それか、ちょっとエッチなたとえだけれど、成人向け漫画の修正しているんだかしていないんだかわからないアソコの黒線みたい。
ところで、何の関係もないけど、上野駅の公園改札の場所が変わって、信号を渡らずとも済むようになった。あそこは人が溜まっていて危なかったし、いい変化だ。そうそう、横浜駅にも中央南改札と南改札をつなぐ通路ができて、階段を上り下りしてホームを経由しなくても移動できるようになったし、新しいエキナカのお店ができた。今度行ってみよう。
最後に行ったのが表参道の「月岡芳年 血と妖艶」。とてもよかった。女性図は、ちょっとしたしぐさからこの人はどんな性格なのかが伝わってくる。細かい動作どれ一つとして見逃せない。血みどろの絵もただ凄惨なだけではなく、今にも動き出しそうだ。たぶん、動き出す直前の瞬間をとらえているから、次にどうなるかが私に見えるのかもしれない。日本の歴史や歌舞伎に取材した作品もよかった。歌舞伎は詳しくないけれど、太田記念美術館は概して解説が細やかなので、どの話のどんな場面かがよくわかる。歌舞伎は三回くらいしか見に行ったことがないけれど、またちょっと行きたくなった。それとも、著名な歌舞伎のあらすじを勉強するのが先かな。
ここでは作品一覧の紙がもらえたのはよかった。新型コロナウイルスのせいか、以前は配っていたのに前の二つの美術館は置いていなかったので、作品の名前をメモするのが大変だった。
なお、ここは前編と後編に別れていて、今月の終わりに展示替えをするらしい。時間があったらまた行ってみたい。上野のほうも展示替えがあるけれど、また三時間じっくり見るのはちょっと大変かな。
最後に、自分でも意外だったこと。はじめのうちは、美術館はふらりと行くのがいいのであって、予約するのは面倒だな、って考えていたんだけれども、慣れたらそうでもなかった。そういう意味では、三回連続して美術館に行ったのは正解だった。それに、浮世絵のことが前よりも好きになれたので、そういう意味でもよかった。
気が向いたら九月も浮世絵見に行くかもしれない。
感想屋さんに依頼した。
動機は単純、自分の描いた絵が何に見えるか知りたかったから。画用紙に赤い丸を描いて、それがリンゴに見えるかさくらんぼに見えるか知りたかった。
目玉があって脳みそと繋がっているならどんな人でも答えられる質問(感想)だし、お金払った以上頑張って答えてくれるだろうから
「これはリンゴに見せかけた太陽で、生命の躍動を表現している」
といったヘンな感想を期待していた。
なんかもうぐちゃぐちゃだから箇条書きにするけど、
・返金トラブルがあった
・マシュマロ連投なにあれ?
・利用規約がめちゃくちゃ変更される
・納期聞いてもはぐらかされる
ヘンな感想は自分だけで楽しむつもりだったし、赤い丸をたくさんの人に見られると恥ずかしいからだ。
ところが料金がいきなり倍近くなったり、確定申告がどうのとかDMを晒すなとかどんどん追加されていく。横浜駅か?ってくらい増築される。
このままいくと
「気が変わりました!非公開依頼みーんな発表するし依頼した人も公開するね!」
なんてことになりかねない。
そうなる前にキャンセルしたいけど、トラブルになるのも面倒で、ひたすら感想が来るのを待っている。
さっさと感想もらって「はいさよなら」で楽になりたい。なのに納期いつですか?って聞いても
受けた依頼を全てこなすまで受け付け再開しないとツイートしていたけど、非公開依頼は非公開なのだから、積んでいても依頼者にしかわからない。
下手すりゃ永劫そのまんま。
僕の赤い丸は人質のまんま。
いっそ失踪中にnoteもツイ垢も消しておさらばして欲しかった。そうすりゃ3000円取られておしまいで、うわー面白い人もいたもんだ!で終わったんだ。
僕は今、感想屋さんは死んだのだと自己暗示してどうにか不安から逃れている。
逃げきれなかった上に吐き出さないと自家中毒になりそうだからこんなところに投げるんだけど。
目玉と脳みそがあれば誰にもこなせる仕事でも、こんな有様になることってあるんだね。
いやー面白い。そして同時に知りたくなかった。
依頼受け付け再開予定時期過ぎても感想こなかったらもうキャンセルでいいや。不安より楽になりたい気持ちの方が強いから。
あたりまえのことだけど、たくさんのフェイクを入れているしほんとうは依頼してないよ。