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はてなキーワード: テストステロンとは

2019-08-19

喪女平和そうなのに、なぜ非モテ男はモテたいモテないばっかなの

喪女みたいに仙人になれる非モテ男が少ないのはなぜだろう

テストステロン値の関係

2019-08-06

anond:20190806110849

テストステロンに頭支配されてるのも多いね

そこで殴っちゃったら社会的に終わるだろ?何でやんの?アホなの?ってのをやってしまうのは圧倒的に男が多い

anond:20190805190748

見た目で男女どっちかわからないお客さんが来たら、入り口テストステロン濃度を測ってもらって、値が高ければお断りすればいいのかな。

2019-07-31

性別がない世界

女性だけど男性ホルモンが多いかスポーツ女子枠に出場できない。

となると性別ではなく男性ホルモンの量で分けるのが適切となる。

格闘技体重別の区分けのように。

男性女性かではなくテストステロン何級とかエストロゲン何級になる。

ついでに性ホルモンの量によって男性器になるか女性器になるかが決まる、つまりホルモンを投与すれば現在我々がいうところの「性別」を変えることができると便利だよね。

そんなふうに人類進化しねえかな。

2019-07-16

anond:20190710204246

体力差云々言ってるけど、男女間の体力差の原因のテストステロン寿命を縮めるんだよね

テストステロン血中濃度いか身体能力大事かはセメンヤ選手を見ればわかる

同じバイト先で同じ時給でも男というだけで肉体労働をさせるのは縮めた寿命果実を掠め取っている搾取だと思っているし、体力があることが完全に得であるとは言えないと思う

2019-07-14

人権ATフィールドだとするなら、イケメンアンチATフィールドを出して無効化してる

コミュニケーションハイリスク化するお気持ち社会は、

オタクにとっては自尊心の低さと相乗効果を起こして、

なおさらコミュニケーション消極的、臆病、気を遣う、気疲れするようになってると思う。

その価値軸とは逆の象限位置する、オラオラテストステロンバド高収入年金逃げ切り人権意識アップデートしてないおじさんなんかにとっては無縁の世界というか。

性的魅力 AND/OR 経済力 があれば、人権配慮無効化不要化)される。

逆に言えば、性的魅力 AND/OR 経済力がないと、人権配慮圧力が増す。

という二極化してるのだなぁと

2019-06-27

筋トレ始めてから明らかに性格が悪くなった」が逆ステマ根拠

筋トレ始めてから2年、見た目にも強そうになったしベンチプレスもMAX100kg越えたんだけど

自覚出来るくらい性格が悪くなった

電車の中でイキってるオッサンに怒鳴りつけたり騒いでる大学生っぽい集団にオラついたり

道でぶつかった奴を追いかけ回して土下座させたり

住んでる部屋の隣の奴がうるさいから怒鳴り散らしながらドアを蹴りまくったこともある

このままだと前科者になりかねないと頭ではわかってるんだけど自分に向けられたストレスを一切我慢できなくて、自分でも些細と思うようなことでめちゃくちゃにキレるようになってしまった

どうしたらいいんだろう

anond:20190626175620

結論から申し上げて、

これは筋トレなんかしてない人による筋トレ逆ステマだと思います

これから根拠を述べていきます


1.ベンチ100kgという数字意味

筋トレ始めてから2年、見た目にも強そうになったしベンチプレスもMAX100kg越えたんだけど

自覚出来るくらい性格が悪くなった

まずこのベンチプレスMAX100kgというところでも、経験者なら「あっ(察し)」となります

なぜならこれは、やったことない人が思う”凄い”の基準から


ベンチプレス100kgというのはまあ初心者ではない。

ギリギリ初心者か違うかな?のレベルだけど。

これはウエイトトレーニングしてる人の中ではすごくない。全然雑魚と言われるレベル


2.未経験者と経験者の感覚の違い

100kg挙がるぐらいまでやった脱初心者なら、「上には上がうんざりするほどいる」ということは気付く。

1人でやってても雑誌youtubeウエイト板見てるだけで気付いてしまうし、

多くの人はジムスポーツクラブでやるので、扱う重量も体も自分とくらべものにならない人を必ず目にする。

しろ自分って全然ショボいな」という感覚になる。


からほんとにトレーニングしてる人で、ベンチがMAX100kgなら、恥ずかしそうに申告するんです。

あなた達の周囲にベンチプレス100kgだという人がいたとして、

気まずそうに100kgだと認める人は本当にやってる人で、100kg挙がる人です。

得意げに100kgだと申告する人はやってない人で、100kgも挙がりません。

これは絶対法則から興味あれば覚えておいてください。


まとめます

ベンチプレス100kgごときですごいと思うトレーニーはいない。(それをすごいと思うのは明かにやってない人の感覚

自分が初めて100kg到達してもそれで増長することも不可能。(何の趣味でもやりはじめるとより上の領域が目に入る)

ウエイトやり始めると美的感覚が変わり、ベンチプレス100kg程度の体は「強そう」ではなく「細い」「クソガリ」と感じるようになる。

 パワーリフターみたいな身体を「強そう」「かっこいい」と感じるようになる。同性にも異性にも筋肉で太いケツや脚を求めるようになる。


3.そもそもベンチプレスでは強くも強そうにもならない

以上のあらゆる観点から元増田にはトレーニングしてる人の臭いしません。

トレーニングについてのディテールもなさ過ぎるし。いきなりポンとベンチプレス100kgっていうでしょ?

どういうフォームなのか何もなし。ビッグ3の他の種目はどうなのかもなにもなし。

更に言えば喧嘩やぶつかり合いで強くなるのに必要なのはデッドリフトスクワットで、

ベンチプレスは胸板が厚くなること以外は実用的には何の役にもたたないし。

そして100kg程度じゃ胸板なんかいくらも厚くならないし。「見た目も強そうになった」とか笑わせないでほしい。

電車の中でイキってるオッサンに怒鳴りつけたり騒いでる大学生っぽい集団にオラついたり

道でぶつかった奴を追いかけ回して土下座させたり

住んでる部屋の隣の奴がうるさいから怒鳴り散らしながらドアを蹴りまくったこともある

こんなの本当に妄想だとわかるのが、

ベンチ100kg程度の一般人と変わらない体でこんなことしたって

イキったおっさんも騒いでる大学生も余裕で「あ?」って向かってくるから


100kgなんて準備運動の私にすらつっかかってくるおっさんがいるんです。

体つきで彼我の強さがわからない、あまり気にせずに突っかかる人間は実は結構いる。

ましてMAX100kgぐらいのクソガリがそんな傍若無人に振舞えるわけが無いでしょう。



4.スクワットデッドリフトはいいぞ!

そしてウエイトトレーニングに興味ある人の為にも書いておきます

ウエイトトレーニング精神作用について、テストステロンが出るとか活力が出るとか凶暴になるとか言われるああい効果を得たいなら、

それもやはりベンチプレスではなくスクワットデッドリフトです。

何故か?

ベンチプレスより遥かに使う筋肉が多くて大きくて、キツいからです。

スクワット限界チャレンジしてるとき、顔がジャックハンマーみたいになります

あそこまで血管は浮き出ませんが、目が釣りあがり目が据わり恐ろしい顔つきになります自分で鏡にビビます

変なホルモンが出ています


スクワットベンチプレス限界に挑戦していると日常生活でも活力が出ます

変なホルモンが出ています

ベンチプレスでは変なホルモン出ません。少なくとも100kgなんて領域では出ません。


5.趣味に取り組むと自分の未熟に気付く

私はベンチプレスならストリクトフォームノンブリッジノンベルトで140kg上がります

でもこんなの全然すごくありません。上には上がうんざりするほどいます

そもそも身近にいる私の先生が200kg上がるから増上慢など不可能です。

ていうか女性ですら私より挙がる人が山ほどいるんです。

体重たった52kgの白川カオリさんが私と同じ140kgです。

ね?「自分がすごい」なんて感じる隙どこにもないでしょ?

知れば知るほどそうなるんです。



フィクションなんかでよく「格闘技ちょっとかじった人間がイキる」という描写が出てきます

あれもちゃん格闘技やったことある人ならリアリティがないとわかります

何故か?

ちゃんと始めてみれば、教室道場で繰り返し「自分が一番雑魚」「すごい人は山ほどいる」「自分程度がイキったらすごい人達が黙ってない」「そもそも自分程度では誰にも自慢できない」というのを肌で感じるからです。

教室道場や人の集まりにはそういう作用がある。

格闘技とかでイキってる人間がいるとすればそれはその道場トップ人間です。

残念ながらそうなってしまうようなトップもいる。

始めて2年で実力もキャリアもないという人は絶対に身の程をわきまえて謙虚ものです。


6.何故筋トレ逆ステマなどというものがあるのか

何故なのかはっきりはわかりませんが、筋トレに対して敵意を顕にする人がネット結構ます

話題フリー掲示板トレーニングスレ立てて歓談してると喧嘩腰で入って来たり。

彼等は筋肉に対する変な意識過剰、コンプレックスや恐怖心があるのではないかと思います


元増田の嘘話の異常な乱行

電車の中でイキってるオッサンに怒鳴りつけたり騒いでる大学生っぽい集団にオラついたり

道でぶつかった奴を追いかけ回して土下座させたり

住んでる部屋の隣の奴がうるさいから怒鳴り散らしながらドアを蹴りまくったこともある

も、

筋肉のある人間に対する恐怖や嫌悪イメージが膨れ上がったものではないでしょうか。

あいつらこんなことやってるに違いない」みたいな。

でも電車とかで暴れてる人は単にストレスで頭が狂ってるだけで、体は普通だったりすることが多い。


実際の所はトレーニングしてる人間は大体みんなオタク傾向で寡黙で礼儀正しいです。頑固な人は多いかな。

ジムでイキりがちなのはフィジーク系の人たちです。

イキってるといってもチンピラ的なノリではなくナルシスト的なノリです。

彼等はスクワットが嫌いで脚がほっそいので喧嘩は弱いです。

基本はウェーイな仲良しで、でもそのうちその輪の中で弱い誰かをじんわりはぶってるみたいな。全員大して挙がらんくせに。


筋肉を恐れて妄想逆ステマしてるぐらいなら、興味はあるんでしょうからジムに飛び込んでみて体で体験した方がいいと思います

コンプレックスは未経験ゆえに生じるものですが筋トレはすぐ体験できるのだからコンプレックスの中では解消しやすい部類です。



追記

macos9-02 フィジークへの偏見がありますね。

2019/06/27

うんごめん

ぶっちゃけ近くのジムでよく見かける駄サイクルフィジークサ-クルが嫌いなだけ

フィジークでもちゃんとした人やいい人がいるのは知ってるよ

前にジムにいたフィジーク頑張ってる若者は重量も挙がるし真摯だった 

サークル避けてよそ行っちゃったけど

2019-06-25

anond:20190625171531

しろ今までほとんどの戦争は男主体だったから、テストステロン減少療法を全ての男に強制した方が

世の中は平和になる

2019-06-14

天は自ら助くる者を助く

男は不幸!自殺過労死!鬱!自殺自殺自殺

いや勝手幸せになれよ。

筋トレしたらテストステロン分泌されるし、日光浴でセロトニン分泌されるやろ。引きこもりのくせに社会人の不幸を武器にして戦うなよ。

2019-06-13

anond:20190613023044

テストステロンの分泌過多が低身長ハゲの原因になりうることは科学的に関連性が認められていますが、テストステロンの分泌量増には複合的な要因が考えられるので貴方のおっしゃることは科学的ではありませんね

2019-06-05

anond:20190605171402

多分性別制じゃなくて、体重制ならぬテストステロン濃度制になるから心配ないよないよー

2019-06-03

anond:20190603013154

いい原動力もってるじゃないすか。

どれも負への反発心、というのがちょっと気になるけど...。

あ、でも人類進化してきたのは、「○○になりたい!」ではなく、「○○にはなりたくない!」という気持ちがあったからだ、という話を聞いたことがある。

まぁデマというか、作り話だと思うけど。

ジム半年も通ってるんすね、体がムキムキになれば心もつられてムキムキになる的なことをテストステロン(あの本の著者)が言っていたような気がする。

お見合い効果でることを祈っておきマッスル

2019-05-29

anond:20190529132617

テストステロン濃度の違いとかじゃないのかなー?

俺も持たざるものだけど、他害欲求はないわ

2019-05-05

anond:20190505161159

体重でやってからテストステロンでも同じ事が起こるって予想なわけ

んで、体重より健康への影響がでかいんじゃねーのって懸念だよ

anond:20190503072239

階級制にしろ

てか体重制にしても大して意味ないんだよな。その階級で同じ問題が起こるだけだし、階級変えて蹂躙するだけだし

テストステロン値で~ってのは分からないでもないけど、その結果『テストステロン値を階級ギリギリまでコントロールする』

っていうことが起こりそう。ってか起こるだろうな。

テストステロン増やしてトレーニング試合出場のためのテストステロンコントロールとかなってドーピング時代も真っ青な健康状態になりそう。

安易に言うのはいいけど、ほんとに解決策になりますソレ?


あと階級制の問題特定階級に人気が集まるだとか、競技人口の確保だとかの問題もあるだろう。

結局人気が集まるのは派手な階級だけで、男女取っ払ってテストステロン階級にしたら男のが盛り上がるだけ。

まぁ現状でも男のほうが興行的にも強いけど。

んで人気の少ない方(つまり収入が見込めない階級)でやるかって話になってそれで競技人口増えますか?

あと、階級制度にすると予選団体テストステロン値チェックが必要になると思うけどその辺の負担ってどうなるんだろうか。


The-Globe セメンヤと同等の特性を持った選手が出ない限りセメンヤの記録は今後破られず、競技シーンは盛り上がらない。CASやIAAFの決定は、フェアネスよりも興行としての盛り上がりを優先したということだと思う。

ちょっと面白かったのがこれ。本文に書かれてる有色人種の占め出しですよそれw(そういや有色人種って呼び方すげえ差別的だな(笑)

てかこの論理だと傑出した能力を持つ個人を占め出せって話にならない?吉田沙保里の記録は破られそうにないかもっと早く締め出すべきだった。

てかそもそも記録が破られないと面白くないって論理無茶苦茶なんだよな。

陸上競技ではアンタッチャブルドーピングレコードがあるから、そんなこと言ったら今の選手ドーピングをしてないと競技シーンが盛り上がらないって論理になる。

2019-05-03

anond:20190503072239

自認する「性」で自己実現を図る権利を、と言い出したら

性自認女性である身体的には男性の人も女性競技に参加できるべき、となってしまうし

それだと女性競技はそういう「女性」が無双する場、になってしまうだけでは?

性自認なんて外から見ても分からないんだから男性競技では勝てない男性がこぞって「自分性自認女性だ」と言い出して

女性競技雪崩れ込んでくる…なんて事も想定できるし

それに対して嘘つくなという事も、「手術してテストステロン値が女性平均値並みに落ちてなければ駄目」などという基準を設けるのも

どっちも差別扱いだろうし。

陸上=CAS、セメンヤの訴え退ける 男性ホルモン制限巡り”をめぐって

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は1日、五輪陸上女子800メートル金メダルを獲得したキャスター・セメンヤ(28、南アフリカ)の、男性ホルモンの値の高い女子選手出場資格制限する新規撤回を求める訴えを退けた。

https://jp.reuters.com/article/semenya-lose-idJPKCN1S804K

いくつかの命題理解してから考えていく必要があります

第1に、(おそらく)スポーツ世界で男女を分けることは差別ではないということ。

男女平等重要価値とされている現代で、なぜスポーツだけは男女が競わないのか。いうまでもなく男女の間に無視できない生まれながらの体力の差があるからです。上半身の強さに関して女性男性の差は標準偏差が3です。つまり街で1000人の男性無作為抽出した場合、998人は平均的な女性よりも強い上半身を持っています。平均的な男性上半身の筋力は女性よりも80%多く、足の筋肉量の差は50%です。男性女性よりも脂肪が少なく、骨密度が高く、持久力や痛みに耐えるために重要赤血球も多い。女性男性よりも骨盤の幅が広いため、脚の付け根から膝までの角度が男性よりも大きくなります。そのため走ったりジャンプしたりする場合に使われるエネルギーが地面に垂直に伝わらず、前進、上昇のためのエネルギー効率が悪くなります。男女差は上半身を使った競技、瞬発力を要する競技で大きく、それ以外ではより小さい傾向があります。具体的にいうと格闘技、投擲系で極めて大きく、跳躍系で大きく、走る競技でより小さく(なお走る競技20メートル以上なら瞬発力のみではダメです)、もっとも小さな競技は長距離競泳です(ある程度の脂肪浮力の点で、丸みのある身体抵抗の点で、広い骨盤が接水面積の点で、多少のアドバンテージになっているのでしょう。)。ハンマー投げ世界記録の男女差はハンマーの重量を考慮すると51%差がありますが、走り幅跳びでは19%、ほとんどのランニング種目で11%、水泳800メートル自由形では6%です。世界トップ女性アスリートでも、記録はおおむね日本中学男子トップクラスと同レベルです。吉田沙保里男子高校生と対戦したらあっという間にフォール負けでしょう。「そもそもスポーツで男女をわけること自体差別である」という意見もあるのかも知れませんが、もしも男女でわけなければ、およそ半分の人は、女性として生まれた瞬間にアスリートになる道を事実上絶たれることになります

第2に、テストステロンには明確な男女差があり、かつテストステロンの値がスポーツパフォーマンスに影響を与えるということ。

95%が睾丸で作られるテストステロンレベル連続スペクトルにならず、女性が分泌するテストステロン血液1デシベルリットルあたり75ナノグラム以下で、男性は240から1200ナノグラム(つまり男性の下限値は女性の上限値よりも200%以上も高い)、例外的に副腎等からレベルテストステロンを分泌している女性トップアスリートでもそのレベル一般男性の下限に達しない程度であるとされています。また、スポーツパフォーマンスの複雑さゆえにテストステロンアスリートに与える影響を正確に説明できる科学者はいないものの、テストステロン値が影響を与えること自体はおそらく確実です。テストステロンレベルを下げて身体女性に変えるホルモン療法を始めたアスリートパフォーマンス短期間で急激に落ちることが確認されていますテストステロン人為的な投与は、典型的ドーピング一種です。

第3に、第1、第2とやや矛盾するが、男女の差は実は相対的ものであるということ。

受精の際に性染色体がXYとなるかXXとなるか。XYなら男性、XXなら女性だが、これは遺伝的な性であって、性別はそれだけでは決まりません。胎齢4~5週で性腺が卵巣になるか精巣になるか。Y染色体があってもSRY遺伝子がなければ、あっても働かなければ卵巣が作られるし、Y染色体がなくても遺伝情報の特殊性で精巣が作られる場合がある。胎齢6~7週でミュラー管が卵管や子宮、膣になるか、ウォルフ管が精管、精嚢、前立腺になるか。精巣が作られてもミュラー抑制因子がなければ子宮や膣が作られるし、テストステロンの分泌がなければウォルフ管が精管や精嚢に発展しない。外性器が陰核や陰唇、陰茎や陰嚢のどちらになるか。胎齢8週間まではどちらにも分化できるが、テストステロンが働かなければ陰茎や陰嚢は作られない。脳の性中枢がどちらになるか。胎生90日頃までテストステロンが少ないと視床下部女性認識する。それ以前の過程女性でもテストステロンが過剰であれば男性認識する。すべての過程で「男並みに」テストステロンが分泌されていてもアンドロゲン不応症ならそれが性分化のために働かない。さらに生まれから男の子として育てられるのか、女の子として育てられるのか。親の教育方針環境問題ですね。男性女性は確かに違うけど、偶然に左右されつつ、これだけ複雑な過程を経て分化していく。「女子男子は違う」「テストステロン値は連続にならない」のは事実だけど、それだけで男女の差が説明できるものではないし、そもそも男女の差はそれ自体相対的ものに過ぎないとも言える。だからトランスジェンダー」と呼ばれる人がいるわけです。

第4に、これまた第1、第2の点を混ぜっ返すことになるが、生まれもった素質によりある種の公平さが失われるというのであれば、スポーツは多かれ少なかれそういうものであるということ。

女子であっても身長が180㎝以上に伸びなければリベロになる場合を除き世界的なバレーボール選手としての未来はほぼなくなります陸上トラック競技五輪世陸の決勝のスタートラインをみれば、ほとんどの種目で人種的特質が程度の差こそあれ影響しているのは否定できません。モンゴロイドトラック種目で金メダルを取るのは不可能とまでは言えないけれども相当に難しいでしょう。将来にわたってピグミー出身NBA選手は生まれそうにない。さらに障がいがあればほとんどの競技で障がいのない人とは競えません。

以上すべてを踏まえて、今度のCASの決定をどうとらえるか。そもそもIAAFは正面切って「セメンヤ選手を標的にした」とは公言しないが、「400メートルからマイルまでの距離」というターゲットからは、800メートルで「絶対女王」に君臨し、最近は1500メートルにも進出してきた彼女を想定していることは誰の目にも明らかなので、彼女を例に考えてみます

一部の報道が正しければ、セメンヤ選手は、遺伝子はXXで、膣があるが、卵巣と子宮を持たずに精巣を持ち、通常の女性の3倍-平均的な男性の下限レベル-のテストステロンを分泌し、パートナー女性です。彼女の持って生まれ一般女性と異なる「男性に近い」特質が、競技者としてのアドバンテージになっていることはほぼ確実で、勝利をめざして彼女と競う他の競技者が不公平感を覚えるのは、理解できます。かつて彼女と競うことに不満を漏らした選手世間から強い批判を受けましたが、例えばセメンヤ選手が、陸上800mの選手ではなく、ボクシングMMA選手だったらどうでしょう。同じ体重であっても圧倒的な体格を持つ女性が、典型的女性選手を滅多打ちにしてノックアウトする凄惨なシーンが展開されればどうでしょう。強い選手だと喝采するどころか、感情的にはなかなか受け入れられない部分があると思います

しかしながら、上記のとおり、生まれもった素質によりある種の公平さが失われるというのであれば、スポーツは多かれ少なかれそういうものです。とすると、いずれの性に分類するかの前に-セメンヤ選手はもしも男子競技に参加すれば五輪の参加標準に遠く及びません。日本高校生に混じってインターハイの決勝に残れるかどうか微妙、というレベルです-セメンヤ選手のみが生来の体質ゆえに希望する競技に参加できないというのは避けなければなりません。

スポーツ勝負事です。勝利を、記録の向上をめざさなスポーツは、スポーツ重要部分を欠いています。だがスポーツには公平さという価値があります。勝ちさえすればよい、記録がよければよいといわんばかりに、競争における公平な条件を無視する人も、優れたアスリートではありません。そしてスポーツ社会的存在です。勝負と記録にこだわり、競技における公平さを追及するあまりプライバシー尊重人種差別禁止個人尊厳といった社会で認められた価値を軽視し、限られた人にのみ開かれ、あるいは一部の人人権を傷つけるのも、正しいスポーツのあり方ではない。

ジャッキー・ロビンソン人種の壁を打ち破る前のMLBのように、かつてスポーツには有色人種を閉め出した時代がありました。特定の種目について女子ゆえに参加を禁止された時代がありました。でも現在はこういう扱いはありえません。「黒人と競わされるなんて不公平だ」「女はこの競技をするな」などという発言は許されない。セメンヤ選手のような事例をどう受け入れていくのか、競技団体のみの判断ではなく、社会彼女のような人をどう受け入れていくのかという問題として考えなければならない。

いろいろ考えるべきことは尽きないし、悩ましい問題で、今後考えが変わらないとも断言できないのですが、私はやはりセメンヤ選手は「女」として競技に参加すべきと思います。それは人は持って生まれ資質規定されつつ自認する「性」で自己実現を図るべき権利があり、その権利尊重することは、個人尊厳としてこの社会においてもっと重要原理からです。IAAFの決定、CASの裁定には賛成できません。

追記

codingalone 良いまとめをありがとうございます。過渡期って感じあるよね

ありがとうございます陸上距離大好き、女子陸上も大好きのヘテロ男性です。自分10年前なら鼻で笑っていたかも知れません。今でも悩んでいます

追記

「これは世界喚起を促すための闘いで、競技スポーツの枠を超えたもの人間尊厳と誇りの問題で、世界喚起を促すためにやるべきこと」

https://www.afpbb.com/articles/-/3223542

この文章を書いた後で、セメンヤ選手自身がこう発言しました。こういうことなのだと思います

2019-05-02

セメンヤ選手性別

セメンヤ選手性別話題になっている。

男性ホルモン値高い女子の出場制限認める スポーツ仲裁裁判所

国際陸連は、男性ホルモン一種テストステロン」が筋肉増強など競技力向上につながるとして、このホルモンの値が高い女子選手に対して、薬を服用するなどして一定の値まで下げないかぎり、国際大会への出場や記録の承認を行わないとする規定を設けました。

 

これについて、「ホルモンの量で規定するのは非合理だ」という批判もある。だが、本質は、ホルモンの量ではない。性別だ。

 

ただし、性別を直接的に示すと、人権侵害の恐れがある。また、性別チェック(染色体チェックや性器チェックや内臓チェック)も、人権侵害の恐れがある。

 

そこで、血液検査だけで済むように、「ホルモン量だけを調べる」というふうにしたわけだ。

しかし、その本質は、あくまで「性別の違い」なのである

 

そこで、真相または本質を探るために、セメンヤ選手性別を調べると、Wikipedia記述が見つかる。

オーストラリアシドニーモーニングヘラルドなどによると、医学検査の結果子宮と卵巣が無く体内に精巣があり、通常の女性の3倍以上のテストステロン男性ホルモン一種)を分泌していることが判明し、両性具有であることが分かったと報じられた。

 

このことから医学的に推定するなら、この人はY染色体を持っているはずだ。(さもなくば精巣ができるはずがない。)

 

一方で、両性具有であるということから染色体は XX ではなく、不完全な XY または XXY である推定される。

 → 性分化疾患 - Wikipedia

 → クラインフェルター症候群 - Wikipedia

  

このような人は、「本来男性であるのだが、男性器官の分化が不完全であったために、外見上は男性とは言い切れない」というふうになる。(男性器の不全)

 

そして、一般的には男性器官の有無で性別認定されることが多いから、生まれときに、「この子はおちんちんがないから、女だね」というふうに認定されて、女として登録される。そしてその後は、女として生きていくようになる。

 

しかしながら、たいていは生物学的に男としての性質を帯びるから、脳は男性であることが多い。好きになる相手女性であり、女性結婚することも多い。セメンヤ選手も、Violet という女性結婚して、その女性を妻としている。

 → http://j.mp/2WeziFW (英文検索

 

これを見て、「女性同士の同性愛だな。百合だな」と思う人がいるかもしれない。あるいは、「女性であるのに女性を好きになるわけで、頭がトランスジェンダーみたいだな」と思う人もいるかもしれない。

しかし、そうではない。セメンヤ選手の脳は、本来の性とは正反対になったのではない。むしろ本来の性(= 男)そのままになったのである。そう理解するべきだ。

 

結局のところ、セメンヤ選手は男なのであって、男性枠で出場することが正しい。組織は「出場禁止」などの措置を取るよりは、「男性枠で出場を認める」というふうにするべきだろう。

 

 p.s.

ホルモン量と性別関係で言えば、次のようにするべきだろう。

ホルモン量は、厳密な規定ではなく、性別推定するための補助的な指針とする。最終的には、医学的な性別(卵巣や精巣などの生殖器の有無)を基準とする。たとえホルモン量が多かったり少なかったりしても、医学的な性別選手の主張するせいであるのであれば、医学的な診断を受けて、選手の主張する性別にすることが可能である

 

この規定を取るなら、今回は、選手医学的な診断を受けて、「卵巣があり、精巣がない」ということを証明してもらったのならば、女性として出場することが可能となる。それは、ホルモン量の多少には関係がない。

(ただし、「卵巣があり、精巣がない」のであれば、男性ホルモンの量が大幅に多いということは、通常はありえない。特別場合を除く。)

(逆に言えば、特別場合には、男性ホルモンの量が大幅に多くても、「卵巣があり、精巣がない」ということがあるので、その場合には、女性として出場することが可能であるべきかもしれない。[判断余地あり])

  → http://j.mp/2DJeajT

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