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はてなキーワード: 信者とは

2024-09-17

anond:20240917144055

はてな匿名ダイアリーでは、特定人物への言及があった場合、本人から申し立てがあれば記事は削除される。

たとえば自分ブコメ引用されたり、アカウント名を出されたりした場合でも、運営に報告すれば削除してもらえる。

情報削除・情報開示について

はてな規定に準じて、情報の削除および発信者情報の開示を行います

はてな情報削除ガイドラインで定める通り、特に匿名性を悪用していると考えられる事例については発信者への意見照会を経ずに削除の可否判断を行うことがあります

なお、はてな匿名ダイアリー特性に鑑み、特定人物への言及に対して、言及された当事者より削除の申立があった場合原則として発信者への意見照会を経ずに削除を行います

https://anond.hatelabo.jp/help

また伏せ字にしたり婉曲に書いたりしても、誰について言及しているのか分かる場合は削除される模様。

故にどんな形であれ増田ブコメ晒した時点で削除対象となる。idを省いても無駄

東京に出てきた人でもネットでは他人制限かけようとするのは何故なのか

地方での相互監視とか、独自ルールとか、そういうのが嫌だというので、東京が良いという人は多いと思う。

でもネットだと、常に監視して信者と呼ばれるような状態になったり、女性生き方など女性に関しては制限かけようという言論は多い。

匿名から駄目だという話はあったが、顔見せだろうが関係なく、むしろ顔が出ていることで強化されているように見えてしかたない。

なぜか

都市に行けば誰でも匿名になれる、というのが魅了じゃなかったのか

anond:20240916180414

死刑って不可逆だから袴田事件みたいなこと怒っても困るしやらない方がまし

オウム集団死刑逆効果信者増えてるしな

2024-09-16

ある人間信者になってしまった話

数年前、身内がある男(A)の被害に遭った。

Aと身内は同じ学校とは言え面識は無かったが、身内が所属していたグループ活動に対し一方的ケチをつけて

学校側に根も葉も無い嘘を一方的通報されたり、学校外にまでの同様の通報公的機関にまでグループ悪事告発する、という体の怪文書を送りつけられるという

嫌がらせしか思えない事をされた。身内の所だけで無く、複数グループサークルに対し同様の嫌がらせをしていたらしい。

怪文書の方は、身内の所についてはさすがに相手にされてはいなかったみたいだが(他の所では相手から問い合わせが入ったケースもあったという)

学校側については学生から通報があった以上、何もしない訳にはいかず、身内らは対応に追われる羽目になった。


この時点では、通報者がAという同じ学校人間らしい、という事は認識していたが、Aとは全く面識も無かった上にやった事も動機意味不明過ぎて

本当に気味が悪いと身内はスルーして関わらない様にした。

その際身内からは「同じ学校に凄い気持ち悪い奴がいて怖い」「目をつけられても嫌だから無視するしかない」といった相談というか愚痴を聞いてはいた。

私もAの話を聞いて直接どうこうするよりは関わらない方が良い類の人間だと思った。

最初嫌がらせ通報の時点では無視する事にした身内だが、その後、同様の事をやられた別のグループがAに対し直接文句を言った所

身内らの名前を出して「あの人達自分のやる事には同意している」「彼ら(身内らのグループ)から依頼されて通報した」

「彼らから情報提供を受けて(通報を)やっただけ」などと言った嘘を吐き、そのグループから身内らがクレームを受けて事態が発覚した。

話し合って何とか誤解は解いて貰ったが、直接面識も無い相手勝手名前を出された挙げ句に、Aの粘着嫌がらせしか思えない行為に加担している

などと嘘をつかれて人間関係を滅茶苦茶にされそうになり、さすがに身内らも頭にきたらしくAに対して直接文句を言ってしまった。

こういう事は止めてくれ、あなた行為はハッキリ言って迷惑だし嘘をついて名前を出すのも困ると。Aは渋々といった感じで、その時は一応謝罪はしたらしい。


もし仮に、その時に相談を受けていたら、当時の自分はどう答えていただろうと思う時がある。

今の私ならば、そんなヤバい人間無視した方が良い、悔しいと思うけど世の中には関わってはいけない人間がいるのだから、と答えたと思うが

当時にそんな事を言って冷静に身内を制止出来た自信は無い。その事が非常に悲しく悔しい。



程無くして、Aによる「被害告発」と共に、恐らくAと思われる人物によって大量の迷惑メールが身内のアドレスに送りつけられたり

身内の個人情報特定出来る様な中傷匿名掲示板に書き込まれるなどの被害が発生した。

身内らの(少なくともこちからすれば)正当な抗議は、Aには「何も悪い事をしていない自分への攻撃」と受け取られた様だった。(事実、後で送られる事になる書類にはその様な主張が書かれてあった)

身内も含めた複数名(最終的には数十名の被害者が発生した)の個人情報と共に事実無根の中傷を「被害告発」という体でA自身個人ブログで公開される様になった。

告発という名の誹謗中傷も相当酷い行為だったが、Aの「(自称)被害告発」、Aが周囲に生徒らの悪口を言い回っていた時期、身内も含めた様々な人物犯人不明嫌がらせが発生したタイミングが余りにも一致していた為、当然周囲はAを疑った。

悪意を持って拡散された個人情報の内容は、Aによる学生権限悪用して収集したであろう個人情報が大量に含まれていた。状況的に犯人はAとしか思えなかった。

しかし悪質な事に、基本的ネットを使った手口なので、当然確固たる証拠は無かった。Aに問い正した人間もいたが、当然Aは否定した。証拠が無いからと。

俺が犯人だと思うなら証拠を出してみろよ、出来ないならそっちが犯罪者ですよ?などと半笑いで煽ったりもしたらしい。

学校側にも相談したが、やはり当初は同様の事を言われた。

個人情報掲載された中傷ブログについてはともかく、証拠も無い嫌がらせについては、例えAが疑わしくともどうしようも出来ないと。

話を聞く限り、学校側もAの異常な行動に対し、どう対処して良いかよく分かっていない様だった。

身内が別の学生と良から行為を繰り返している、等という真っ赤な嘘の中傷も、A自身による一方的な他生徒への話しかけやブログコメント欄等を介して拡散された。

その頃にはAが異常な行為を繰り返しているとんでもない人間という事が被害である身内らやその周囲には知れ渡っており、悪質な噂を信用する者は殆どいなかったのが不幸中の幸いだった。


しかし、この様な気色の悪い嫌がらせ事実無根の中傷をされて、身内は相当精神的にダメージを受けた。

いくら客観的に見てもちょっとおかしサイトで、まともに相手にする人間の方がおかしいと言える様な代物とは言え

個人情報と共に根も葉も無い中傷ブログに書かれているのも、就活を控えた身だった身内としては相当堪えていた様だった。

身内からヘルプが入り、私や両親らも何とかしようとしたが、結果だけ言えばどうにも出来なかった。

なにせネット書き込み一つにしても証拠は無い、当時はあまり情報が無く開示請求をしようとしても

弁護士に依頼すると多額の費用時間がかかるというハードルがあるという思い込みもあった。

仮に開示に成功したとしても、ネットカフェ等で書き込みをしているとまず書き込み者は特定出来ませんよと、相談に行った弁護士の人にも言われて愕然とした。

「この程度の中傷」は無視した方が良いです、と言った弁護士もいた。世間はそんなものかと思ったが、身内も私もまだ若く、それがおかしいと否定出来る根拠は持ち合わせていなかった。

こんな事をしでかすAの動機がただの逆恨みしか思えないのも、Aという人間から感じる理不尽な悪意を更に強くさせた。


自分や両親にも仕事生活があり、出来る限りの事はしたつもりだったが、同居親族では無かった為身内へのサポートにも限界はあった。

身内も就活を控え何かと不安定な時期で、ストレスは傍から見ていても辛そうだった。

そんな折、身内は当時勤めていたバイトから自主退職を促された。実質クビだった。

身内を名指ししたクレームメールや身内の根も葉も無い「悪事」を通報する怪文書バイト先の親会社人事部に届き

説明を求められた身内はAの名前こそ上げなかったもの学校トラブルに巻き込まれ以来不審嫌がらせが続いていると弁解した。

身内にも怪文書の詳細な内容は伏せられたが、警察沙汰にもなる様な問題を起こしている、といった内容が通報されたと暗に示唆されたらしい。

会社とは関係無い所で面倒なトラブルに巻き込まれている人間など、面倒なだけだったのだろう。

こんなおかし嫌がらせをされる様な人間とは関わり合いになりたく無かったのかもしれない。

弁解は受け入れられず、身内は結局職場を追われる羽目になった。


追い打ちをかける様に、身内宛にAから内容証明が届いた。Aに対し身内がやった抗議は「名誉毀損である」として、示談に応じない場合訴訟検討しているという。

書面には弁護士名前もあった。遂に身内は心が折れてしまった。Aに対し頭を下げて何とかして貰うと言い出した。

自分最初反対したが、両親とも話した結果、もう身内のメンタル限界だしこれ以上Aの様な異常者と相対するのは無理だろうと。

悔しいが多少の金を払ってでもAに嫌がらせを止めて貰って、泣き寝入りをした方がマシだと。

弁護士にも相談したが、やはりAの様な相手全面的に争うのは難しいと言われた。

多額の費用がかかり、仮に勝ったとしても弁護士費用を考えると完全にマイナス

またAの様な「無敵な人」なタイプが(弁護士言葉を濁してはいたけど)素直に賠償をするとも思えず、従わない場合更に手続き費用が…と言われた。


今思えば相談した弁護士はどちらかと言えばハズレだったが、こちらは法的知識もあまりない一般家庭の一般人で

弁護士さんが言うのだから、世の中はそういうものなのだ愕然としてしまった。

どうしてこちらは何も悪く無いのに一方的被害に遭って、明らかにであるAが得するばかりなのだろうと、社会理不尽さを痛感させられた。


結局一応こちらも弁護士を立てて示談をする事になった。示談金としては少額だったが、弁護士費用も考えると自分の月給が飛ぶ程度の費用がかかった。

お金は両親が支払った。悔しいが身内を守る為の勉強代だと思うしかないと言っていた。

Aみたいな太い家の出身と違い(A自身が自慢していたという)決して安くは無い出費だった。

父や母が普段から真面目に働いているのは、Aみたいな人間に金を差し出す為では無いのにと、本当に悔しかった。

Aと示談した途端、嘘みたいに嫌がらせはパタリと止まった。中傷ブログの方は駄目だったが、どうしようも無かった。


この中傷ブログに関しては、後で知る事になるのだが、別の被害者がブログ記述を削除する為に裁判を起こし

100万程の費用をかけて削除させたらしいが、即座にAはコピーブログを立ち上げ内容を転載裁判は完全に無駄に終わったという。

この胸糞悪い話を聞くと、あの頼りないハズレの弁護士の言う事もあながち間違ってはいなかったのかと思った。

Aは結局中傷ブログの件や他の問題(異性絡みで警察沙汰になる様なトラブルも起こしていたらしい)もあり、遂に学校側も対処して

結果的には限りなく退学処分に近い形で自主退学したというが、それでも私達の気は全く晴れなかった。


それでも身内は就職活動を頑張ったが、結局不本意な結果に終わった。

まともな企業人間なら、怪文書に近い中傷ブログや、仮に匿名真偽不明メールが送られていたとしても相手にしないだろうと言ったが

身内自身ストレス不安による不調もあったのだろう。元の志望した業界への就職は叶わず、異なる職種就職する事となった。

就職してからもしばらくは精神科に通い、カウンセリング等の治療を受けていた様だった。

この事は自分達にも最初は隠しており、ある程度状態が落ち着いた時に初めて「実は…」と打ち明けられた。

Aとの一件で多大な迷惑をかけてしまい、更に心配までかけさせたく無かったから、と謝罪された。

こんなにも身内を追い詰めたAを、改めて憎んだ。

何も関わりが無かった筈なのに、勝手に関わってきた挙げ句一方的逆恨みして嫌がらせや虚偽の事実を振りまいて中傷した挙げ句

いざとなったら被害ぶってこちらを加害者呼ばわりして攻撃する卑劣さ。

ギリギリ違法にならない様な嫌がらせや、証拠を取る事が難しい違法なやり口で相手を追い詰めて苦しめる異常さ。

まさに悪意の塊の様な人間だと思った。



やっとAとの嫌な記憶も少しは薄らいできた頃、再びAの姿をネット上で見かける様になった。

彼は退学後も、(恐らく太い実家とやらの金を存分に使って)華麗な経歴を引っ提げ、有名なネットメディアや

テレビに出演したりある有名人らと絡むなど、所謂知識人的な立ち位置としてネット上で活動していた。

当時の嫌な記憶フラッシュバックを起こしたのか全身が冷えて血の気が引いていくのを感じた。

当時同じ学校だった身内含めた多数の人にあれだけ迷惑をかけ傷つけておいて、よくこんな堂々としていられるなと思った。

よっぽど文句の一つでも言ってやろうかと思ったが、その頃にはAにも既にある評論家など似た様な同類取り巻きも多数いて、結局諦めた。

所詮自分普通に働いている一般人で、相手は少なくともネット社会では多数のフォロワーを従えているネット有名人

数に押されるのは目に見えていたし、身内を追い詰めた様に今度は自分が訴えられるかもしれない。

身内だってAにはもう今後一切関わり合いになりたく無いだろう。ブロックして忘れたフリをするしか無かった。本当に悔しかった。


それからまた時は経ち、今度は別の方向からAの名前を聞く様になった。

あるインフルエンサー人間喧嘩を売ったAは(割とそういう事を以前から各所で繰り返していたらしいが)

ある人間らに過去言動や経歴の矛盾点等、恐らくAが知られたく無かったであろう事まで掘り返され暴かれて、笑い者になっているという。

Aや取り巻きは、ある人間や支持者によるネットリンチだ!などと被害者面をしていた。

何も事情を知らぬ第三者であれば、自分もそう思ったかもしれない。

けれど自分は、正直「ざまぁみろ」と思った。Aが身内らにやった事を思えば、これぐらいの被害など因果応報だろうと。


ある人間所謂政治系のインフルエンサーで、Aはその対立する相手方の勢力に元々属していたんだか後で取り込まれたんだかで

Aとある人間らは本格的に対立する様になった。その過程を追って行く内に、様々な事を知った。

Aによる被害者は、身内や個人情報を晒された他の学生達だけでは無かった事。

身内も知らなかった様な、結構トラブルを在学中に既に起こしていた事。(警察沙汰になる程の事をしでかしていた事は、この時に知った)

金で買ったであろう自称の経歴は大半が虚飾に塗れた代物だった事。

違法中傷嫌がらせ以外にも、多数の人々を挑発し愚弄する様な数々の酷い暴言を吐いていた事など。

近しい人にコロナで亡くなった人は幸いにもいなかったが、親類の一人はコロナが原因で持病が重症化してしばらく入院していた。

会社にも、コロナにかかった後、後遺症でしばらく苦しんでいた人がいた。

例えばAは、コロナ患者を「ざまぁみろ」などと愚弄していた。本当に鳥肌が立った。

彼の様な人間が、平気で人の心が無い様な暴言を吐けるのだろう、と思った。

自分もAが苦しんでいるであろう光景を見て同じ事を思ったので、同じ穴の狢かも知れないが。


対立過程で、Aの被害者の一人が声を上げた。自分はAの被害者だと。

被害を受けたので訴訟も起こしたが、Aは判決無視して逃げ回っていると言った。

当時私が懸念した通り、被害者はAやAの取り巻きらに攻撃された。

取り巻きはAの言動をどこまで信用しているのだろうかと思った。

Aの言動被害の現状を知っていれば、一緒になって被害者をセカンドレイプなど出来ないだろうと。

しかしながら、党派性の強い人達の異常な言動を見ていれば、答えは自ずと分かった。

Aの取り巻きをやる様な人間にとっては、Aの言動の真偽などどうでも良く、ただ対立相手攻撃する、叩き棒の様な理由があれば何でも良いのだろうと。

度合いが違うだろうが、取り巻きらもAと同類なんだなと思った。

そんなAを公然と支持する(していた)、所謂知識人界隈の人間法曹関係者がいる、という事実にも面食らった。


被害者はAの取り巻きらに攻撃されネットから姿を消したが、その後、どういったやり取りがあったかは定かでは無いが

ある人間は、被害複数支援しAを再度訴える事になった。裁判過程で、Aはどんどんと追い詰められていくのを感じた。

ある人間動画もたまに観る様になった。Aが様々な方向から合法的に詰められ、追い詰められていく過程に、涙した事もあった。

やっと、被害者が報われる様になったと思った。

身内はAの言動を直接見るのはトラウマが蘇るから無理というので、自分がある程度まとめてから時折連絡している。

ある事でAの嘘や実像が暴かれた事を知った時には、身内も本当に安心した様に泣いて喜んでいた。



多少フェイクも入っているが概ねこんな事があった。

正直な所、ある人間賛否両論が激しいインフルエンサー系の活動家だ。

ここはてなではハッキリ言って否の方が多く、少なくとも観測範囲では否定しか見かけた事が無い。

その否定派に対し異論するつもりも無い。党派性がどうこうにもその手の話題には関わりたくも無い。

ある人間のメインの活動には正直興味が無いし、人間的にはちょっと色々と生理的に無理…とすら思っている。リアルでは関わりたく無いかフォローもしていない。


けれど自分は、ある人間活動により結果的にAが表舞台にはもう戻れない様なデジタルタトゥーがついていく事には

率直に言って良かったと思っている。あの様な悪意の塊の様な人間が、被害者を踏み躙ってまで表舞台に立つべきでは無いだろう。

ある人間活動には興味無いが、感謝意味も込めてたまに課金している。

累計すると自分的に結構金額課金しているかと思うが、ある人間被害者の裁判支援に数百万出資しているというのだから

それについては素直に頭が下がる思いだし、泣き寝入りしてしまった自分達の悔しい無念を晴らす意味でも応援する思いで課金している。

支援意味も込めて本も買った。内容には正直興味が無かったので、読んでみたいと言っていた知人にプレゼントした。


客観的に見て、自分賛否両論激しい、悪く言えばカルト的なインフルエンサー感謝して課金している、信者しか見えないだろう。

しかしそれでも、ある人間活動によって結果的には救われた思いがあるのも事実なのだ

その感謝の念を、声を上げられない被害者の無念を晴らしてくれた礼を、ささやかながらにしているだけだと自分では勝手に思っている。

宗教には大して興味が無かったけど、これが信仰とか信者とか言われるものなのだろうかと思った。

まあそれで良い。Aが完全に再起不能になるまでは、社会の片隅で頑張っている身内の分まで応援をする予定だ。

虹の瞬間

俺は射精のことを「虹の瞬間」と呼んでいた。

今でもよく覚えている。自分小学校の低学年だったとき、俺は橙色に染まった空を飽きることなくずっと見つめていた。

夕立が止み、雲が退いていくと橙色の夕日が辺りを照らし、その空には大きく立派な虹が掛かっていた。

虹は太く、巨大で、俺は見惚れるように虹を見つめた。

物心ついてから、初めて見た虹だったのかもしれない。

「美しい」といった言葉だけでは言い表せない、神々しさのようなものを感じたのだと思う。

まるで自分が、自分けがこの光景と共にこの瞬間を生きているような。そんな倒錯感を覚えた。

俺はあの時、歴史から切り離された瞬間に立ち会ったのだと思う。

それから数年後、俺は精通し、そして自然オナニーをするようになった。

すると射精の瞬間、決まってその瞬間にはあの虹の光景脳裏に浮かぶのだ。

俺は密かに射精のことを『虹の瞬間』と呼ぶようになった。

大学生になると俺は熱心なオナニー信者になっていた。朝昼晩。一日三回は基本として、プラスアルファが週に何日かあった。

しかしそれは単に性欲を満たすためではなかった。

俺は必死だったのだ。射精の瞬間に訪れるあの瞬間を、あの虹を捉えようとしていたのだ。

射精快楽。虹の瞬間。大学時代、俺はそんな事ばかりを考えていた。

なぜ射精快楽を感じるのか。なぜ射精ときのあのときの虹を思い出すのか。

その理由を知りたかった。俺はずっと、あの虹を追いかけていたのかもしれない。

転機が訪れたのは二回生になった頃。友人たちとの飲みの席で、俺が童貞であることがバレた。

当時はそのような話題が上がれば「とりあえず風俗で済ませて来いよ」というのが普通だった。

だが金はない。すると友人たちがカンパを募り、俺のソープ代を集めてくれた。

正直それでも戸惑いはあった。だが彼らの友情反故にはできない。

俺は意を決するとその金を握りしめ、ソープへ向かった。

結論をいえば駄目だった。

初めてになるはずの女性バストが大きく、小型の南瓜ほどの大きさがあった。

乳房はとても柔らかく、彼女は人柄も良かった。俺が初めてであることを伝えると彼女ははにかむように笑い、「緊張しないで、大丈夫。私に任せて」と言ってリードをしてくれた。

それでも俺の物は最後まで機能しなかった。

店を出ると友人から連絡が来た。どうだったかなと聞かれ、俺は正直に駄目だったと伝えた。

友人は「最初はまぁ、そういうもんだ」と言って俺を責めることはなかった。

俺は女性身体に慣れていないことや、緊張のせいだと言い訳したが、違うんだ。実際には違っていた。

勃起はしたのだ。挿入も出来た。

だが彼女の中で射精しそうになると、不意に虹の光景が俺の脳裏に浮かんだ。

その瞬間、俺の物は干からびた薔薇のように萎れ、それから一切合切駄目だった。

虹の瞬間は俺にとって至高の瞬間であったが、同時にそれは呪いでもあった。

その後、俺は何度か店に足を運んだもののやはり駄目だった。

射精に近づく毎に、俺の脳裏には虹が浮かぶ

橙色の空に浮かぶ、巨大で、太く、美しいアーチを浮かべるあの虹が。

俺は虹に恋をしていたのかもしれない。虹は、俺にとってのファム・ファタールであったのだと思う

次の転機が訪れたのは4回生になったばかりの頃。

合コン意気投合した女の子は、俺の性格とは真逆で、明るく、ハキハキしていた。

クラスで人気者のタイプ女子だ。実際、彼女は明るく、美人聡明。周りに人が絶えないような人だった。

そんな女子がどうして俺とそういうことになったのか未だに不明だ。

俺は酒に酔いに任せて彼女を誘い、酔っていた彼女はそれに応えた。

俺たちは抜け出し、コンビニチューハイを買い、飲みながら千鳥足で当てもなく歩き、面白いことがないことに笑ってホテルへ入った。

ベッドの上に俺は倒れ込んだ。多少の眠気があった。でもそれは途中で買ったミネラルウォーターで多少緩和されていた。

仰向けになって寝ていると、口を塞がれた。目を開けると彼女がそっと俺に口づけをしていた。

彼女は既に下着姿だった。舌を入れられ、グレープの味がした。チューハイの味。少し分けってもらったやつ。9%。

そんなことが頭の中を過ぎり、彼女は俺のジーパンを降ろし、パンツを腿までずらすと俺の物を弄ぶように触り、触り、それからゆっくり口に咥えた。

彼女は音を立てるようにフェラをした。俺は一気に酔いが覚めた。血流が良くなる感覚。俺の物はウルトラマンのように肥大化していった。

それを見て満足そうに、彼女は上目遣いで俺のことを見て微笑む。

舌が絡みつき亀頭を刺激され、俺はイきそうになると同時に虹が脳裏に浮かび萎えそうになったが彼女フェラピストンが始まり俺はその数秒後に射精した。

そう、俺は射精したのだ。

彼女の口の中で俺は果てた。そのとき、俺の脳裏から虹の瞬間が消えた。

遥か彼方に遠ざかっていき、それが単なる過去の一つの記憶に収斂していくような感覚

彼女は「気持ちよかった?」と喉元を揺らしてから、俺に聞いた。

俺は頷いた。そしてこれ以降、俺はもう虹の瞬間を見ることがなくなった。

上書きされてしまったのかもしれない。かといって別に、俺はこの瞬間のフェラのことを射精の度に思い出すことはない。

そう言った意味では、やはり「虹の瞬間」は特別だったとだと思う。

これはただそれだけの話で、こういったことは稀にあるのではないかと思うが、ネットではあまり見かけないので書いてみた。

まりリアルでは言えない話でもあるので、もし同じような人が居たら教えてほしい。

あなたにとっての、”虹の瞬間”を。

2024-09-15

れい信者参政信者映画ドラマ文芸本について語ってみたい

X見てると明らかに自分認知機能メカニズムが違う

同じ映画ドラマ文芸本でどんな受け取り方があるのか知ってみたいわ

できるだけ政治的じゃないもの感想をききたい

anond:20240915192103

有名だから1回見たけど、イキれない陰キャの代わりにイキってくれる兄ちゃんって感じ。コメントしてる陰キャも同じノリでキショかった。

こういう奴は発信者は稼いで成功してるから痛くても良いんだが、マネしてる何者でも無いファン陰キャは生きる価値無いと思う

信者って教祖が捕まっても信奉するものじゃないの?

だとしたら、何をすると信者教祖を捨てるのだろう

加藤純一自業自得じゃね?

加藤純一のYouTubeコメント欄が絶賛大荒れ中だけど自業自得だよね。

だって今まで散々無関係場所信者が「加藤純一最強」とかいうくっそつまらコメを書きまくってたわけだし。残党

あと、金ネジキ加藤純一より面白い動画探せばめっちゃあった。何が凄いのかわからない

2024-09-14

ちょっとさすがにAndroid信者Appleアンチ)がキツイ

別にiPhone信者とかじゃないけど

三つ折りスマホを持ち出して「iPhoneにはできない」みたいなマウントとってる声が世界レベルであってかなりしんどい

正直気持ちが悪い、同族嫌悪なのかもしれないが

別にデザイン重視とか、機能性を軽んじてるわけでもないけど

なんだろう、服にポケットジッパーがたくさんついててカッコいいって言ってる中学生みたいなしんどさを感じる

個人的に二つ折りまでは良いと思ってたけど、三つ折りって

これスマホというより「折りたたみできるタブレット」では?そう考えると良い商品な気もするが(値段は見ないとして)

そこで「iPhoneに比べて」って出てくるともう寒気がやばい

きついきついきつい

てか予約数500万ってマジ?金持ち多いんだね、2兆円じゃん

2024-09-13

anond:20240913173203

世界ATMとしての地位確立したのを外交センスって言うあたり、君は壺の信者か?それとも朝鮮人か?

anond:20240718230928

君みたいなアンチスレ信者弁護士から信者開示されたばかりだってのに

特にカルピスと名乗ってたは証明できないから開示されたら即死

どうせキチガイニート無敵の人なんだろうな。

anond:20240911132052

暇が性格ゴミ。と都への開示請求とかは支持する。は同居することできるんだけど

信者アンチも一つでも否定したらアンチだし肯定したら信者からな。

話ができない

anond:20240718230928

金の流れ 訴えたぞ/訴えられたぞ!寄付くれ!→信者寄付→暇→弁護士→敗訴→訴えられた人 次の裁判だ!以下ループ 誹謗中傷名誉毀損で訴えても訴えられても弁護士はこの無限ループで安定収入

2024-09-12

枝野氏・野田氏「消費税減税公約は誤りだ」←事実事実なのに発狂するバカが多すぎる

頭の悪いれい信者貧乏人に媚びまくったせいで党が狂ってしまった

ポピュリズムを廃して本当の労働者のために党になっていただきたい

なおツイッター民バカなので無視していい

なぜ、社会保険料所得税住民税含む)のほうが重いのに、消費税発狂する者が多いのか

・働いてない

脱税している

資産で食っている

頭が悪い計算できない)

・税と言えば消費税しか知らない

土井たか子の亡霊

共産党員

れい信者

そもそも成人に限っても日本人の半分近くは働いていない

こ奴らにとっては労働者社会保険料所得税で死のうが喚こうが知ったことではないのだ

恐ろしい。やはり勤労の価値働かざる者食うべからず生活保護叩きって正しかったのでは?

MMTって最近見ないなと思ってたけどまだ熱心な信者生き残ってるのね

2024-09-11

anond:20240911232337

同意

おれは井深大さんの本も持ってるし

ソニーがチョニーかソニータイマーとか言われだした時は憤慨していた側でどちらかと言うとソニー信者だったけど(iPod流行ってる時もソニーウォークマン買ってたし、PSPGoみたいな爆死デバイスも持ってたし。

でも、今回のPS5の件では、俺もソニー反日企業だと思うし、さっさと潰れたら良いのに、と思ってるよ。

anond:20240911192530

最近は暇空信者は暇空を直接支持してると恥ずかしいっていう自覚があるからか、こうやって暇空への言及を避けつつ周りにケチつけるような言動しかしなくなったよな

カプリコくんとか露骨にそう

宗教にハマる気持ちが少しわかる

幼い頃は宗教なんぞにハマる理由なんて永遠にからないと思っていた。30を超えて結婚して数年経った今、宗教にハマる人の気持ちがわかってきた。

自分が悩んでいること、それが特に旦那に対して思っていることであればあるほど、誰かに承認されたい気持ちが強くなる。

セックスをしたいわけではないか不倫したいわけではない。友人も多くいるわけでもないし、仮に相談できたとしてもスッキリするようには思えない。

そうすると自分の考えを認めてくれる人を求めるわけだ。ホストとかも選択肢としてはあると思うが、ギラギラしすぎていてチャラく感じる。だって30超えてるしね。

地下アイドルを推すとか、アニメキャラを推すとかオタクみたいな活動もあるけど、一方通行なんだよな。承認されたいのであって、キラキラしているものを推すのがメインなわけじゃない。

そうなると必然選択肢が狭まるわけだが、残った選択肢の一つが宗教なんだろう。彼らは承認欲求を満たすプロだ。だから信者も多く抱えているんだろうしね。

anond:20240911111228

今でも暇空以外に出来るやついないと思ってるけどね。

でもそれいうと何故か尊師扱いされる意味不明っぷり。

左翼政治音痴野党与党になれない理由がよく分かる。

もちろん暇空よりもマシな人材が出て来たらそっちを大絶賛するよ。

でも現状では他に選択肢がない。

自民党みたいなもんだよ。

野党ゴミすぎるから渋々自民党に入れてるのに、何故か自民党信者にされる気持ち悪さ。

普通の人はこれで通じるのに、頭の狂ってる野党支持者や左翼には理解できないみたい。

かに隷属して、崇める事しか知らない知恵遅れだから。生まれながらの底辺可哀想だなぁ

虎に翼は批判絶対さな信者ワラワラと沸いてきて本当に気持ち悪いな

とりあえず自分主人公の娘と、主人公再婚(事実婚)相手の子供達が可哀想過ぎて到底これを賞賛するのは無理だと思った

西尾維新「腹減ったなぁ…牛丼でも食うか」

信者「何だ…?どういう意味だ…?」

西尾維新すんません牛丼1つ並盛りで」

信者「何が起こるんだ……」

店員牛丼一丁おまちっ!」

信者牛丼が出てきたァ!?!?!?伏線回収すげぇええええ!!!!!」

西尾維新「ふぅ~食った食った…牛だけにモォーお腹いっぱい」

信者言葉遊びすげぇええええええええ!!!!!!

西尾信者って

こんな感じだよね

人生楽しそう

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