はてなキーワード: 超能力者とは
できるわけねぇだろ
例えるなら研修なんかはクマは哺乳類です程度のレクチャーだけ受けて
猟銃の免許も何も持ってないのに素手でイノシシやクマ倒してこいみたいな無茶なことを当たり前のように課すような異常な業界構造で凝り固まってるだろうが
しかも槍は禁止とか罠は禁止みたいに手段まで制限されてるようなダブルバインドは当たり前
それで対応できた豪運人間が何でお前はできねえんだって下に当たるからいつまでも人が伸びない超属人化が進む
そいつがケンシロウや鬼殺隊の柱みたいな日本刀や素手でクマ倒せるバケモンだったとかならまだしも
サービス立ち上げ当初だから失敗当たり前で許されてサービスデザインから自分で決めたようなもんだからわかるだけっていうのがほとんどだし
聞いても教えてくれないしそんなこと独学で覚えろとかいって
「い、いえ、どうもしません。では、私はこれでっ……失礼します」
すると、なぜか紳士はバツが悪そうに話を切り上げ、そそくさと店を去っていった。
これは語り手である俺の推測でしかないが、多分この紳士は宗教家だ。
この町で新興宗教を細々とやってる教祖がいるんだが、そいつと言動が何となく似ている。
逃げるように出て行ったのも、政治家と宗教家が関わるもんじゃないと分かっていたからだろう。
なぜなら政治と宗教という組み合わせはジャガイモの入ったカレーライスのようなものだ。
共に食べられてはきたものの、ジャガイモの存在がノイズになっているのは否めない。
市長は気づかず終いだったが、このまま美味しいカレーライスとして消化した方が幸せかもな。
『最近、話題になっております。児童の箸の持ち方を教育機関総出で指導する件におきまして、市は統制ないし後援をいたしませんことを、ここに表明いたします』
『市としましては児童の、ひいては市民の自由意志を尊重しており、これはコモンズにおけるサンクションにおいても同様です』
『その肯否や妥当性、それら取締においても各コモンズ内で完結するものであります』
随分と回りくどいことを言っているが、要約すると……
『箸の持ち方を指導する点について、市は良いとも悪いとも言わないよ』
『自由ということは市も関係ないから、学校側や現場の大人たちが責任もってやってね』
『箸の持ち方をちゃんとしろだの、それ位でやいのやいの言うなって諍いも市民たちで勝手にやって、皆いい感じに付き合っていってね』
ってところだ。
「なんすかそりゃ。箸の持ち方くらいで、わざわざ記者会見を開いてまでやること?」
みんな呆れると共に安堵していた。
ある意味、“マナー”というものが納まるべきところに納まったからだ。
箸に正しい持ち方があることは変わらないし、持てるに越したことがないのも変わらない。
である以上、ちゃんと持てていない者を気にかける人がいるのも当然だ。
だが箸の持ち方に答えはあっても、それをどれくらい重く見るかには答えがない。
そこまで気にしないって人もいるだろう。
個々人が何に対して、どの程度の思いがあるかなんて把握しようがない。
超能力者にも、ロボットにも、未来人にだって分からないだろう。
それを守ろうとすることで社会は円滑に動くが、ちょっと破ったくらいで根元から一気に崩れ落ちるわけでもない。
箸の持ち方は、あくまでこの社会を渡り歩くための“橋”のひとつでしかないのだから。
学校によっては、市から予算が下りないのを承知の上で、矯正用の箸を配給したところもあるらしい。
ちなみに弟の学校はというと、毎年2~3時間くらい指導する程度に落ち着いたようだ。
有象無象(ガキ共)の箸の持ち方を、その程度の時間で矯正できるとは思えないが、たぶん“学校で指導は最低限しました”ってポーズをとっておきたいのだろう。
既に動き始めて何年も経つプロジェクトや創立から何年も経つベンチャーに転職してきたエンジニアに対して
現場のマネージャーやエンジニアが「双方の期待値を調整すること」が可能だと思っている理想家の存在にウンザリする。
そんな職場がSI業界にもweb業界にもあれば人手不足なんて解消されるよ?
人手不足は極端な話、「双方の期待値を調整すること」がほぼ機能不全に陥って「会社の言いなりになるスーパーマン」か
「指導や研修なしに瞬時に業務やルールを把握する超能力者」が欲しいって事から生まれている。
それなのに今度は双方の期待値を汲み取って手間を取らせることなく良い結果を生み出す「自走できるエンジニア」とか
もちろん刃牙はリアルなのか問題というのはある。恐竜を食っていた原始人という意味不明のキャラクターが登場するし、雷が直撃しても死なない。しかし、戦闘描写は一貫して肉体と肉体であり、エネルギー弾とか超能力者とかサイボーグ犬とかは出てこない。あくまでも人間の肉体に備わる基本的な機能で勝敗は決している。
何者でもなかった少年が倒すべき目標を知り、修行し、数多のキャラクターたちと戦い、勝利する。
キャラクターの多くは実在の格闘家がモデルなので個性がつけやすく、読者に受け入れられやすい。
そして、結局主人公は最強になるもののイマイチ人気が出ないという点もオーソドックスな格闘マンガである。
最終的に最強になった主人公の戦闘シーンが「どうせ勝つんだろう」と思われて盛り上がらないのもこの手のマンガの宿痾だろう。
しかし刃牙は、「何となくつまらない人物になっていく」のが主人公だけではないのが特徴だ。
主人公の刃牙以外のキャラクターも、何となく魅力がなくなっていくのである。
そのキャラのポリシーに矛盾した行動をするとか、作者の思想に引っ張られてキャラが変貌するとか、そういうことが頻繁に起こる。
最近だとオリバがそうだろう。
無双の肉体を持ち、単純な力で全ての技をねじ伏せるというファイトスタイルでありながら知性派でもあるという、まさにアメリカを体現したキャラクターで非常に人気が高かったのだが、最新シリーズでは完全に噛ませ犬になってしまった。今現在もリタイアしたまんまである。
このように、刃牙にはその時の展開の都合で魅力的なキャラクターがあっさり魅力を失うという展開が非常に多い。
それらの展開によって熱心なファンから激烈なアンチに転向する人が多いのも本作の特徴だ。まさかスピンオフの烈海王でもやらかすとは思わなかったが。
ストイックに武を求めるキャラなのかなと思っていたのに、突然「喧嘩商売」の十兵衛みたいな「勝つためには何してもいい」みたいな行動をとるなどがしょっちゅう起こる。
「格闘マンガである」と思って読むと、フラストレーションがたまる構造になっているのだ。
タイトルに書いたように、刃牙はリアリティショーだからだ。格闘マンガではないのだ。
格闘系リアリティショーをマンガにしている作品が刃牙なのである。
リアリティショーというのはフジテレビの「テラスハウス」で有名になったジャンルではあるけれども、古くは「あいのり」などのように一般人を集めてその行動を観察することを楽しむジャンルだ。
リアリティショーの作りというのは、
・目的達成のために時に協力し、時に蹴落とす、むきだしの人間模様を描く
・演出の都合上、やたら醜悪に設定され視聴者のヘイトを一身に集める人物が出てくる
・話が進むと、醜悪な人物が改心したり、新たなヘイト役が出てきたりする
・人気のないキャラは退場する
・ショーの最中、出演者のインタビュー映像が入る(この時何を思っていたのか、など)
演出の都合によりキャラが歪むというのはリアリティショーでは極めて普通だ。
それが原因で自殺者が出てしまったりするのが大問題なのだが、漫画なら自殺するキャラは出てこない。安心である。
あんなに魅力的だったキャラが一転して下衆になったり、また突然元の性格に戻ったりするのもリアリティショーあるあるだ。
リアリティショーに慣れてくると「あぁ、今はこのキャラがヘイト役でみんなをかき回すんだな」とわかるようになる。そのキャラには罪はなく、展開の都合で演じているだけだ。
刃牙も独歩も克己もオリバもジャックも本部もアライJr.も、リアリティショーの登場人物なのだ。
しょっぱい役割を引き受けることもある。
それらを演出するのは作者の板垣恵介であり、作者の分身である範馬勇次郎である。
勇次郎はリアリティショーのジャッジ役であり、司会である。方向性を決め、価値観を定め、時に自らショーに参加して圧倒的な権力をふるう。
キャラクターの優遇不遇に一喜一憂するのが正しい楽しみ方で、「あぁ、今はこのキャラがワリを食う展開なんだな」などと冷めた目線で見てはいけない。
ドッペルが俺の兄貴に好意を持っているのは、仲間はみんな知っている。
だけど、その好意がどんな色をしていて、どんな形をしているかはボンヤリとしていた。
たぶんドッペル自身もよく分かっていないんだと思う。
そんな状態で無理に型にはめようとすれば歪なものになってしまう。
四角いスイカってあるだろ?
あれって容器に入れて、その中で成長させて作ってるんだ。
大人の発想としては、かなり強引だよな。
あの形にするために手間隙かけて“団子より花”を作ってるんだ。
まあ花の方がいいって奴もいるんだろうけどさ、ドッペルの気持ちは観賞用じゃないだろ。
それはタオナケだって分かっているはずなんだけど、この時のあいつは冷静じゃなかった。
「ねえ、ねえ、ドッペル。ロマンス育んでる~?」
「ろ、ロマンス……?」
「そうよ、ロマンスは死なないの! 初恋はゾンビとなるのよ!」
意味不明なことを口走るタオナケに、内気なドッペルは戸惑うしかない。
今のタオナケには、ドッペルの困った顔が見えていないようだ。
「何もないのなら何かしなきゃだめよ。失敗を怖がってはダメ。失敗しない人間は何もしない人間だけなんだから」
なんだか自己啓発セミナーじみたことを言っているが、たぶん漫画の受け売りだろう。
タオナケは善意でやってるんだろうけど、あれほど“余計なお世話”といえる状況も珍しい。
時代が違えば、地元のお見合いを斡旋する「お節介おばさん」として活躍したかもな。
「うーん、そろそろ止めるべきか」
俺は二人の間に割って入ろうとする。
このまま続けさせるとドッペルが可哀想だ。
「マスダ、ちょっと待って」
しかし仲間のミミセンが俺を止めてきた。
「今のタオナケは恋愛模様に飢えている。いま止めてしまうと、かえって悪化させるかもしれない」
最近、知り合いにタバコをやめたがってる人がいたんだけど、その人はすっぱりやめるわけじゃなくて吸う量を少しずつ減らすようにしているらしい。
無理やり我慢すると禁断症状が出て、かえって日常生活に支障が出るからだ。
まあ結局その人は今でも喫煙者のままだけど、やってること自体は筋が通ってる。
つまり今のタオナケも、恋愛模様から遠ざけると危険ということだ。
恋愛脳の状態で機嫌を損ねれば、いつ念動力が暴発してもおかしくない。
あの時は泣いたなあ。
ドッペルには(それと兄貴には)気の毒だけど、タオナケが落ち着くまで話を合わせてもらおう。
捕捉した魔法少女に
わたし達は色々と尋ねた
その中で衝撃的だったのは
実は超能力の応用らしいの
……引っかかるわよね?
仮にそれを外す方法があって
強力な力を発揮できたり
多彩な使い方ができたとしても
人間じゃないってこと
じゃー何って話なんだけど
これまでの話を思い出せば
自ずと答えは導けるわ
……まさか流し聞きしてたの?
わたし女だけど
ナメてんじゃないわよ!
今までしてきた話には
明確な意図があるわ
ワケが違うのよ
特別にヒントをあげるわ
さすがに分かったわよね?
……は?
「結局この話の意味は」って?
アンタには呆れたわ
もはや溜め息も出ない
そーいう質問をしてくる時点で
ロクに話を聞いてなかったって
前に言ったわよね
余計に見えても
不必要に思えても
アンタの問題とも言ったわ
もしバカじゃなければ
他人に噛んでもらわなきゃ
食事もロクにできないわけ?
それとも乳幼児?
あーバカのフリしてる?
いずれ本物のバカになるの
アンタは既に真性の大バカよ
それに付け加えておくけど
この魔法少女の件には
まだ大きな疑問が残されてる
まーたぶんアンタには
その疑問が何なのかすら
見当がつかないんでしょうね
アンタは未だコース上にいる
棄権する気がないなら
まーそんな仲間たちと協力して
魔法少女の正体を探ったわけ
彼女って頻繁に
ちょくちょく参加してるのよ
夏には水着で
まーでも需要あるわよね
自分の見せ方というか
売り方を分かってる
わたし的には何というか
必要以上に目立とうとして
節操がないと思ってるし
それを持てはやすガキとか
“大きなお友達”っていうの?
正味ウザいと思ってるけど
まーいいんじゃないかしら
目立ってるおかげで
こっちとしては捜索しやすいし
そうして魔法少女を見つけたら
後は追跡&鬼ごっこよ
これがもー大変だったわ
仲間たちの力を総結集して
お互いを信頼してなければ
なおこのミッションについては
詳細を省くわ
アンタには話さない
こーいう過程はね
その部分を事細かに話しても
それは脚色で彩られている
リアリティこそあっても
決定的なリアルが欠けてるの
だから話すのは結果のみよ
とはいっても
明かすつもりはないわ
知ってしまった者がとるべき
プライバシーポリシー的な?
そーいうアレよ
まずリーダーのマスダ
彼は特別これといって
秀でた一芸があるわけじゃないわ
ところどころ知性は感じるけど
基本的にはガキっていうか
良くも悪くも年齢相応
でも決断力があるのよね
うちのチーム個性は強いけど
主体性っていうのかしら
まとまりがないの
でもマスダはビシッと
次に何をしたいか
そのためにどうするべきか
方向性を定めて
真っ先に行動してくれる
次に紹介するのは参謀役
みんなミミセンって呼んでる
聴覚が敏感でね
普段は耳当てをしてるの
ひとたび外せば
あらゆる音を拾うソナーと化す
その聴覚もすごいけど
仲間の中で一番アカデミック
不可欠なブレインよ
お次は戦闘要員
いつも白黒の服を着てるから
みんなシロクロって呼んでる
こいつだけタメじゃないのよね
というか年齢不詳
仲間の中で一番ノッポで
たぶん大人だとは思うけど
控えめに言って破天荒
背は高いけど背伸びしてない
まーそれなりに楽しい奴よ
それしか能がないけど
それだけなら誰にも負けない
……あー実は
仲間もう一人いるんだけど
アンタ如きにゃ言えないわ
それにね
その子って繊細なの
複雑な子なのよ
そーいう子は置いてかれがち
単純な奴らは構わず進んじゃう
わたし達は違うけど
仲間としては気にかけるわよ
たまに立ち止まって周りを
皆のことを見ているから
あの子の歩調も知っている
でも仲間だからといって
踏み込みすぎはよくないわ
良い関係性を保つには