はてなキーワード: 立ち飲みとは
ただ、単に家族を持っている人は嫁とセックスして、デリヘルを読んでるおっさんや若手の男子はお金を払ってセックスして、
コンパに言っている人はセックスしたくて言っている。それと一緒だ。
すでに、女子は女子同士で孤独をおそれランチ会へと出ているし、男子は男子で悶々としながら
コンパに行ったり、結婚式の二次会の余興の後に番号を交換したりして、つまり群れをなしている。
家族を形成した人は子供の面倒という厄介だが、そのタスクのゴールや、やりがいが保証された
ある種の幸福的疲労にGWを割り当てる事ができる。セーフティーネットワーク。
デリヘルは混雑しているが、やはり値段がそれなりにする。ソレ以外はdmmなりfc2なりを見て、ティッシュに射精をして
一応この呼称で書いてみる。別にGWだかラというわけではないが、
GWはやっぱ何か埋めたい。空白をオナニーや風俗で埋めるのも悪くは無いが、いかにもダサい。
4/21 Mon
「3分だけ、3滴だけ」とかそんな感じ?
パターンAである。話していると既婚者、ショップ店員、背が高め。
メタルが好きで音楽の話があう。DJを追っかけてセックスしたらしい。
うんカッコイイ。
後ほどショートメールでデリヘル嬢とのこと、呼ぼうか駆け引きするが
高いので無理。
超いい子。なんだろう。こういう死ぬほどいい子が居る。
本当にいい子なので、当然好きになる。番号交換。メールとかしてこないでください。
と言われるが、コンパに持って行こう。好きだし。
4/24 Thu
ナンパ師の方と合流。(よくブログとかで書いてるけど俺はナンパ師が好きだ。こいつらの群れない
なんか、帰ろうとしていたが、話をきいてくれた。面白かったから15分、別れかけの彼氏から
メッセージが来る間の暇つぶしにしようかと思ったが、面白かったからという理由で90分飲む。
4/26 Sat
同期の知り合い、要するに正式なルート。めっちゃいい人。こういうルートでのいい人に会えた
GW突入。相当前に話をした、劇団員の女性と飲む。あまりかっこよくない。
色々服飾とかやってて5大の美大を出ているらしいが、Outputは何も見せてもらえなかった。
俺の方が絵はうまいし、音楽も多分すきだ。進撃の知識とか、艦これ?の知識とか知識の周りでウロウロ
しているサブカル女。気分で酒を飲むかどうかを決めるらしい。肉もそうらしい。痛々しい。
そのまま、知り合いと合流してHubに突入。羽のTATTOOを生やしている人。15分で超もろもろ地雷を抱えた状況を説明され
求婚される。
一見超地雷の女。でも俺はこういう人なんか好き。破滅していくのだろうか。
でも、とりあえず交換。白人とカラオケに言っている、判断に迷うが泳がせる。
保育士。ザ保育士。ザ日本のアイドル。トーク術にたけ、おんなっぽいし気も聞くけど、
たまによ、「私服でお越しください」ってのにジーンズとTシャツで現れる猛者が居て個人的には好きなんだが、
似た感じで「カジュアルすぎない?」って面接官に突っ込まれて学生激怒、みたいなのもまあ聞くな。
釣りかも知れんが。
で、知らんことに対してまごつくのは当然で、俺だって知らんときゃググったりするから、
なんで増田かって言うと、どうやってもこのテの話題はファッションマスターが湧いて荒れる上に会社関連だとパワハラだ何だ言われるから。
ランチに行って水族館に行って、少し散歩をして予約したレストランで食事をして、まあ後は流れで、
みたいな保守派バリバリのデートを計画してたとしようか。相手もなぜか乗り気だ。
そういうときに紋付羽織袴を着ていくか?ジャージの上下で行くか?
そりゃ「普段のカッコで来てね。私も楽だし」って女の子から言われてて、
上下ジャージってのも、まあ自分を出すって意味では良いかもしれない。
最近はネクタイしてなきゃ入れてくれないレストランもまあ少ない。
じゃ、居酒屋イタリアンみたいな立ち飲みのガヤガヤしたイタリアンに行こうっつってOKもらってたとするな、
で、当日駅前で集合したら、ヒール履いてえらいキメキメのドレス着てたとする。
まあ、慌ててググって店を変更するってのが、誘った側としちゃ当然の流れだろう。
「居酒屋って言ったじゃん」って相手を責めるのはありえないし、そのまま強行するのもどうかと思う。
つまり、服装が本質じゃなくて、結局のところは、相手にどう感じて欲しいか、自分がどうするかという、関係性の話だ。
客人がフィンガーボールの水を飲んじゃったら、主催者としては一緒に飲むのがスマートだろう?
服装に関しては、実は大きく3つ手段がある。
これは「伝統的なスーツ」でもなければ「礼服としての正しさ」でもないし「ファッションとしての主張」でもない。
少なくとも「まあ、学生のスーツならこんなもんか」と全方位から許容してもらえる。
日本国内で、日本企業向けに、新卒採用として、服飾関係以外に就職活動をするという限定付きなら、これが最も無難だ。
就活で目立ちたくないってのは自己矛盾気味だが、右へ倣えも日本の美徳かもしれない。
さて、(モチロン喩え話だが)日本じゃフィンガーボールの水は「飲んでもいい」と思ってる人が多い。
フィンガーボールの水で手を洗うのは、礼儀作法としての正しさとしては真っ当だ。
こういう時に「フィンガーボールの水は飲むものであって、指を洗うものじゃない」と間違って理解してる面接官が居る可能性もある。
モチロンその面接官が無知で、社会人としてはちょっとどうかとは思う。
こういう時に、「正しい礼儀作法をしたい」と思ったら、遠慮することはない。
相手に恥をかかせないことと、媚びることとは、違う。
で、そういう「正しいスーツでの無難さ」で行くと、こういうパターンになる。
どこに行っても全く問題無く何の面白みもないビジネススーツのド伝統的なセットだ。
これで「そういうのはちょっと仕事用の背広としてどうか」と意見を付けるヤツは無知なので、それはもうしょうが無い。
世の中には、どの場面でも礼服は格式が上がれば上がるほど良いと思っている人も居る。
フォーマルとカジュアルというのは、別に相手への礼儀の深さを示すものじゃなくて単にTPOの違いだが、
ビジネススーツよりもダークスーツが、それよりもモーニングコートがより敬意を払っている、とかいう人も居る。
そういう人は、紋付羽織袴で面接に行ったら良い。それはもうその人の個性だろう。
話の枕に持って来といて番外編もなんだが、私服、な。
服飾関係での特殊例を除くと、私服でお越しくださいってのはビジネスカジュアルできてね、という事だったりする。
スーツの文化も独自の変容を遂げてる日本において、ビジネス場面でのカジュアルとか全員考えることが違ってると思って間違いない。
面接官が明らかにユニクロのポロシャツとチノパン履いてたりする場面を目撃したことがある。もはや何も言うまい。
で、そういう時にどうすりゃいいか迷ったら、以下のセットを自分の判断で選べば問題ない。
(作業服・ジーンズ以外)
相手のご両親に結婚のご挨拶に行く時に、ノーネクタイでスーツ以外のジャケット羽織るって縛りプレイしてると思えばいい。
相手のオッサンに通用すると思うなら、全身スパンコールでも構わんぞ。
俺は怖くてそんなことは出来んが、意外にそういう度胸のあるヤツは通るかもしれない。
世界標準のスーツ着てって落とされるなら、お互いのためにソレが一番いい。
就活での私服は、ジャケットノーネクタイの、作業服(ジーパン含む)以外。
迷ったら青山に行け。
僕がナンパをしなくなった理由
僕がナンパを再開する理由
http://qloneko.hateblo.jp/entry/2013/08/23/010336
ナンパという行為をやめますというなんか、バンド解散みたいな、
そんなオオゴトなんかそれ?っていうツッコミをしたくなるブログをチラチラみて違和感を覚えたので、
私 のナンパデビューについて(この言葉自体気持ち悪いけど。。)私のナンパのデビューは出会いを求めて言った
合コンや、当 時、つてで知り合った友達のパーティーに言って、
ホイホイ、お金をとられ、アムウェイのBBQに連れて行かれ、心底気持ちが悪くなってきたからです。
当 時の知り合いはみんな、自分を持っていないタイプの人だったので、
そもそもコンパを開いてくれるような友人もおらず、たまたま知り合った先輩に連れられて
上のパーティを行って、ハシゴして、今日も戦果なし、アムウェイだらけ、みたいな負け癖がついていた時に、
むしろパーティーにいた女子よりはるかに性格も見た目もきれいな人と盛り上がったのです。
上記のような、事があって、ナンパをしようとしていましたが、
やはり 最初のハードルとしては、道でナンパするっていうのは厳しい。
いまは一番のブルーオーシャンだと思いますが。そこで、300bar (新橋)や色んなところに繰り出していましたが、
そんなこんなでやはり負け続けて いたのですが、たまたま酒を飲んでいて(おっさんしかいない立ち飲み)、
鈴木保奈美に似た子がいたので、声をかけたら、話が盛り上がり、二次会に行こうとなって、
サラっと書いていますが、、ここまでたどり着くのに、多分めちゃめちゃ負けてます。
結果家に来てもらい、ゴールへとたどり着いたわけです。
楽器をやっているモロどタイプの子でした。尊敬できる人だったし、一緒にいて楽しかった。
この経験は自信になり、ナンパという武器を手に入れたという事になりますが、ナンパってやっていくと分かりますが、
やはり、色んな事を経験します。リスカの子はいなかったけど、悪夢を見るのか、薬をやっているのか、、、
という子や、逆ナン?されて、ついていったら薬をもられて財布や、iPhoneを盗まれたことや。
でも基本的にいやな事というより、感謝されたり楽しかったと言われたことの方が圧倒的に多いです。
で、自分にも彼女ができて(相当前の合コンつながり)その間は葛藤がありました。
ナンパってしていいのか?と思いながら。。結婚をしようかという話にもなって、
色々あって別れました。その間はやっぱ何か癖でナンパをしてしまい、罪悪感のようなものは当然感じていました。
更にいうと、みんな結婚していく。家庭を手に入れ、ゆるやかにランディングしていく中、
俺こういう感じで大丈夫か?という気分になったことはあります。
宮台真司氏によると、日常を抜け出しワンダーランドへとつながる云々といっておられますが、ソレは確かにそうだと思います。
ナンパして出会う子っていうのは、何か普段の生活で持っていないものを持っている人だったり
(逆にいうとそういう目が自分にできているのかもしれないですね)、
そして、何よりイニシャルコストはゼロです。コンパに行く前に可愛い子は来るのかとか、
誰かと競合するとどうするんだとかそういうことは気にしなくていい。
おれは割と参加する方だけど、内容についてはほぼ同意。
かしこまった席でそれなりの形式や威厳が必要な会ならば座敷に並んで上座だ下座だやるのもいいけれど
交流を目的とした会で席の移動が不可能な会場を設定する意味が分からない。
おれはHUBなどのように、全員分ではないけれど一応席もある立ち飲みを推奨したい(しかし不思議な事にやたらとみなさん座りたがるから参加者を見て考えないといけない)。
もしくは適切な方法で席替えのような事をしてもいいかもしれないが、皿を持って移動は面倒なので料理の種類や出すタイミングを配慮しなければならない。
幹事とはこのようにいろいろ考えて回すものであり、ただ予約して参加者にメールを投げるだけではないのである。
しかし幹事の思いや手腕とは別に、大衆はただ慣習にしがみつくものなので立ち飲み(言い換えれば立食パーティのはずなのに…)や席替えは歓迎されないケースも多い。
無理やりくじ引き等でシャッフルされた席配置を作られ、すべてのテーブルが等しく盛り上がらないという悲劇も起きる。
なかなか難しいものなのです。
http://anond.hatelabo.jp/20131106211458
私もバーを探しうろついています。
バーを探して思ったこと
①若手草食系が集うおしゃれなバー ②紳士、紳士があつまるおっさんバー
結局男祭です。
バーに来る目的って色々あるでしょう。
つったって、結局は素敵な人に(異性・同性)に会いたい。
でもこんな感じ↓
(理想)
人生経験を積んだ素敵なオジサマに会いたい。
社会人として、異業種の人と知り合いたい
(現実)
特にネットワークを持たない、その地にいる草食系が今日も女子こないなー
つって、なんか、だるい感じでダラダラ過ごしている。
1:社会的原因
今はあんま無いみたい。
2:草食化
結局これにつきると思います。要は殆どの人間は出会えてないです。
その結果としてバーみたいな社交場に集まる人も、草食系で他に行くトコないっす。
という結果、同じような草食系の人が集まる、場ができあがります。
肉食系もそうそうに結婚し、お金も昔ほどないので、バーみたいなところいきません。
じゃーどうすればいいの!?
というと、結局 HUBなどの立ち飲み(半分クラブみたいなところ)になるでしょうか。
ここは外人が強いです。日本人はやっぱ草食っす。外人は超ポジティブです。いーっすね。
(まーそりゃ元々草食民族がこれだけ右肩下がりの社会情勢食らって社会環境も
ブラックだらけだったらそーなるわ)
→(続きはこちら)http://nampler.blog.fc2.com/
最近の立ち飲みブームで、全品500円のちょっとおしゃれなイタリアン立ち飲みバーみたいな店増えてるだろ。
そういう店、いいぞ。
伝統的な立ち飲み屋は爺さんばかりだが、立ち飲みイタリアンだと20~40代がコア層なので疎外感がない。
週に1回くらい行ってれば、常連や店員と適度に仲良くなって、空いている日なら愚痴くらい聞いてくれる。
会社の後輩を連れていっても2人で5000円とかだし、笑笑とかと違って「金をけちった」のではなく「あえて雰囲気が好きで通ってる」感じがするので、「増田先輩って意外といいお店知ってるんですねー」と喜んでもらえる。
まあ、そういう店がない田舎の話だとしたらすまんかった。
http://anond.hatelabo.jp/20120812171545
(※たくさんのブックマークありがとうございます。初めてのかたは、上のURLからどうぞ「ホストの弟子、1限目」)
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あれから、1週間が経った。僕はと言えば、基本は厨房、カウンターを回しながら時々緊急でホストのヘルプで呼ばれるようになっていた。女性に話しかける抵抗は少なくなったものの、話し始めるとすぐに会話がとぎれ、先輩ホストに助けてもらう毎日だった。50人ナンパ(といっても、話しかけて無視される作業)でつけた自信はとうにすり切れていた。
頼みの綱の翔さんも、出勤時に挨拶するぐらい。弟子にしてくれた話も忘れてしまったのかなと思い始めていた。
そんな、僕の考えを読むかのように、翔さんは、また僕を誘い出した。その日は渋谷で待ち合わせだった。今度はハチ公前でナンパでもさせられるのかと、僕が不安な気持ちでいっぱいになっていると、30分くらい遅れて翔さんがやってきた。
「よー。お前汗だくじゃないか。確かに今日は暑いわなぁ。外ナンパはやめて涼しい所行くか」と言うと、センター街へ向かって歩き出した。道々歩きながら、ここのラーメン屋は旨いとか、アダルトグッズはこのビルの地下とか、渋谷の情報をいろいろと教えてくれた。
そんな話をしているうちに、僕らはスペイン坂にある1軒のお店に入った。甘ったるい花のような香りが店内に立ちこめていた。そこは香水専門店だった。
(閑話休題)
かつて高校時代、男子高校生だった僕は友達に借りたスカルプチュアを山のように振りかけ、文化祭に挑んだ事がある。当時、男子高校生にとっては文化祭は唯一と言っても過言ではない重要イベント。気合を入れまくった僕は、香水をつけて挑むという暴挙に出た。結果は、明らかなつけ過ぎ。女子だけでなく、男子も当日は僕の回りをあるくと眉をしかめた。僕は歩く異臭騒動としばらく呼ばれた。
そんなことを思い出し惚けていると、「よし、ぼーっとしてないでやるぞ?」という翔さんの声で現実に戻された。
「これから俺は2時間ぶらついてるから、ここの香水を嗅いで、全部覚えるんだ。まず、あそこに飾ってあるベスト20みたいなのは、香りだけでなくショップカードに書いてある内容も覚えるように。あとで聞くからなー。」それだけ言い残すと、本当にお店から出て行ってしまった。
僕は1人、ポツンと香水屋に残された。
回りはほぼ女性。時々いる男性は、彼女と一緒に来ているカップルだった。店員さんの視線も猛烈に痛い。回りの客は、きっと僕をキモイと思ってに違いない。しかし、モテたいという気持ちと、翔さんが戻って来て質問された時、何も答えられないのが怖さで、仕方なく匂いを覚える事にした。30分も経たない内に吐き気をもよおした。それでも、なんとか2時間頑張った。
翔さんは、やっぱり30分きっかり遅刻してきた。「大体おぼえたか?今からテストするから、目を潰れよ。これ、なんて香水だ?」翔さんはそんな調子でクイズを出してきた。結果は5問中4問正解。自分でもまあまあの出来。すごいとか言ってもらえるかなとワクワクしていると、翔さんは「じゃ、次いくぞー」とさっさと店を出て行った。僕はあわてて追いかけた。
2軒目は、本屋だった。
店の中に入ると、急に翔さんは僕の財布を取りあげた。「お、3万か。学生にしちゃ入ってるじゃないか。本を買うから、これ使うぞ」と、財布から3万を抜き取った。僕が唖然としていると、雑誌コーナーに向かった。いきなり、女性誌をかたっぱしからカゴに入れ始めた。10冊くらい入れた所で、次はタウングルメ雑誌。これも棚に陳列されているものを全部カゴに放り込んだ。それから女性向けエッセー。血液型占いの本、料理のレシピ本、カクテルの本などなど、次々と本は増えて行った。
翔さんは、お会計2万7400円を(ぼくの3万から)払い終えると、5キロはあると思われる紙袋2つを渡した。
「お前、明日休みだろ?この本、明後日までに全部読んどいてな。じゃあ俺、帰るわ。」
そう言い残し、翔さんは手をひらひらさせながら去って行った。香水の嗅ぎ過ぎで気持ち悪い身体に、まったく興味のないほんの山。僕は駅のホームで、声もでない程ぐったりとしていた。
翌日、翔さんに押し付けられた本の山を読み始めた。女性誌のファッション部分はタイトルだけでほとんど読み飛ばし、読者の恋愛相談ページだけを読んだ。リキュールの本は普段使っているカクテルベースの由来がわかって楽しかった。タウン情報誌は、最近流行りのお店特集なのを見ていたらお腹がすいて来た。女性向けの恋愛エッセーは意外と読みふけってしまった。
最初は苦行でしかないと思っていた読書だったが、気付けば楽しんでいた。いつの間にか深夜2時をまわっていた。
翌日、夜10時半に僕の最初のお客さんが付いた。相手はいつもは午前3時頃に来てくれているプロのお姉さん。今日は早番だったらしい。僕は、隣に座った瞬間に、彼女が付けている香水がアナスイ製であることが解った。「これ、アナスイですよね。」そういうと「え、良く知ってるね。」と驚いてくれた。それから、しばらくショップカードに書いてあった、アナスイの話をした。それから10分間、ひとしきり香水の話で盛り上がった。
次のお客さんとは最近のファッション。その次のお客さんとは最近流行の立ち飲み洋食屋の話で盛り上がった。その日、僕はお客さんに次々とウンチクを披露した。昨日、本で見たまんまの受け売りだった。が、僕は今まで話せなかったことが嘘のように、楽しくてお客さんにいろいろ話していると、翔さんに呼ばれた。
「おい。お前そこ座れ」翔さんは苛立っているようだった。僕はなにが起こったのか理解できなかった。
「なんか、昨日連れ回した事で勘違いしてるようだけど、お前に本を読ませて香水屋に連れてったのは、別にお客に嬉々としてウンチク語れるようにするためじゃないんだよ。」と翔さんは、言った。僕はびっくりした。思わず、
「え?違うんですか??女の子と話せるように、そういう雑誌や場所に連れてってくれたんじゃないんですか??」と聞くと
「違う。女の子との会話に詰まった時、新しい話題を見つけられるように知識を身につけさせたんだ。女の子は男よりも無言の間を嫌う。
かといって、なにを話しても良いわけじゃない。その子が興味ありそうな、喜びそうな、話してくれそうな話題をふるんだ。香水付けてる子には香水。ブランドものもってる子にはブランド。ご飯食べるの好きな子には、美味しいお店。何にも拾える所なかった子には、恋バナ。とかな。その場、その場に応じた知識を身につけなきゃいけないんだ。決して、ぺらぺらとツマラナイ雑学を披露させるためじゃない。ほら、よく見てみろよ。さっきまで居たあの子、お前が楽しく話してる間、目が泳いでたぞ?今のほうが100倍楽しそうに話してるだろ?」
翔さんに言われて客席に目を向けると、先輩と楽しげに笑っているお客さんが見えた。
「お前、今日は厨房で良いよ」翔さんはそう言い残すと、すっとホールへ戻って行った。
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大阪で学生やってたとき。同じ大学で知り合った沙紀って子と仲良くなった。音楽の趣味が合ってたのでよくライブに一緒に行ってた。最初はフジファ ブリックだったかな。あとは友達がやってるバンド見に、田舎の小さいライブハウス行ったりしてた。ライブハウス行った後は地元でたこ焼き食ったりバー行っ たりして帰るのが定番コースで、その日も枚方のBLOW DOWNていうライブハウスに行って帰りに立ち飲みのバーで二人で飲んでた。沙紀は酒が強くて、よく笑う子だった。
と彼女がいうのは金が無い学生の常套手段で、手っ取り早く酔うためにワンショットで飲むわけだ。テキーラが入ると沙紀はガハハハと色気の無い声で 笑って、今日のライブがどうだったとか、あそこの演奏がダメだったなんて批評家に変わってしまう。ただ、ボクはそれは黙ってふんふん聞いているのが好きで はあったので、その時間はそれなりに楽しかった。
いつもは2時間ばかり飲めば帰ろうという流れになるのだけれど、その時は沙紀がいつも以上に酔っ払っていてなかなか帰ろうとしない。どんどこ酒を注文してはガハハハと笑っている。と、突然沙紀が「はい」と手を上げた。
「なに?」
「ばんちゃんはさ、大学出たら何するの?」(※ばんちゃんはボクの当時のあだ名)
「サラリーマンかな」
「似合わんね」
「そうでもないよ。沙紀は?」
「お嫁さん」
「ははあ」
酔っ払っている女に突っ込むのも面倒だったので、てきとうな相槌を打った。正直言って沙紀が主婦やってる姿なんて想像できなかった。だけどボケなのか本気なのかの判別もつかなかったので、いい加減に返事をしたところ沙紀はちょっと怒ったようだった。
「お嫁さんになりたいねん!」
「ええやんか。誰とや」
「それはしらんよ。でもなりたいねん!」
「なったらええがな」
「なりたいの!」
「なったらええ、言うてるやないか」
そんなやり取りしていたら沙紀が急にボクの手を掴んで胸のあたりまで引っ張りあげられた。
「これデートやろ?」
「これってなんや。今この酒飲んでることがか?」
「うん」
「デートってことないやろ。おれら付き合うてるわけでもないし」
正直言ってボクも男なわけで意識してないわけがなかったのだけれど、こんな急展開は想像してなかったわけで、平静を装ってみたりした記憶がある。
「じゃあ、付き合うてよ」
「いや、おまえそんな酒の勢いではやめようや。なんで今やねん」
「今やなかったらええの?」
「ちゃんとしてるときに言うてくれたら、そらちゃんと考えるよ」
考えるって基本的にYESなんだけれども、そこは男としてがっついてないよという格好付けな意識が働いての言葉で。
「考えてくれんの!?」
と言ったところで沙紀はいつもの数倍の笑顔で抱きついてくる。そしてそのままチュー。こっちも酔ってるし、別にいいかとチュー続行。周囲の目線も 気になったけど、そこはもう音楽好きの仲間うちが来るところで、店員も客も基本的に顔見知りだし、ほとんど客もいなかったのでその辺はもう諦めた。
沙紀は唇を少し開いてぱくぱくついばむように吸い付いてくる。ちょっと間がほしくて会話を挟んでみる。
「ちゅうはいつぶり?」
「なんやそれ」
「私酔ってないよ!」
「それは酔っ払いの言う台詞や」
くだらない会話をしつつボクはこのまま沙紀と付き合うのかあ、なんて考えていた。そこで携帯が鳴った。バイト先の友人からだった。沙紀にことわっ てバーの外に出て、電話にでた。内容はバイト仲間で飲んでるから来いよっていう定番のアレで、行けたら行くわつっててきとうに会話しつつ、向こうは後輩の 子とかに電話回して一人ずつ「来てくださいよー」というようなことを言っていた。ようやく電話をきって時計を見ると20分以上も話してし まっていた。急いで店に戻る。すると沙紀がいない。
あれ?店の入り口のところで電話してたから帰ったわけでもないしトイレかな?と思ったのだけれど少し変だ。カウンターの中にいるはずの店員さんが いない。おかしいなと思い店の奥を覗く。すると少し奥まった仕切りの先に人がいた。膝から下だけ見えていた。一人は間違いなく沙紀で、もう一人はこれも間 違いなく店員だった。しかし、おかしい。何故、沙紀がそんなところにいるのか。そして、足の向きから想像するに、沙紀と店員は非常に近い位置で向かい合っ ている。
この時点でボクもある程度は想像できていたんだけれど、仕切りの隙間から中が覗ける位置まで移動すると、やっぱりというかなんというか沙紀と店員 は抱きあってキスをしていた。それどころか店員の右手は沙紀のジーパンの中に差し込まれていた。その時の気持ちは、悲しいともまた違って、単純に「女って なんでそんなことできんのかな」っていう疑問だった。さっきまでボクとチューしていた20分前のあなたはいずこへ?あとライブ友達がいなくなっちゃうなと いう喪失感はあった。
ボクはそのままくるりと回れ右をして店を出、タクシーに乗ってバイト先の飲み会に合流した。女っておそろしいなとがくがく震えながら酒を飲んで、べろんべろんに酔っ払ってカラオケ屋に出入り禁止になった。そんな話を思い出した。
資本金・5000万。
料理人二人。(俺含む)
客単価2500~3000円程度のダイニングバー開店の予定。
カウンター10席、テーブル16席程度を想定。
フレンチ、イタリアンで修行したシェフによるちょっと気取った料理をハシで食う
こじゃれ系ダイニングバー。
売りは割り物、ソーダ割りで行く予定。窒素充填機を購入し
100種類以上のスピリッツ、リキュールをハイボールに出来るよ!という感じでやりたい。
生の樽を置くかどうかは思案中。どうせビールなんて原価率高過ぎて利鞘が出ないので
いっそ赤字覚悟の手動ビールサーバーでもブチ込んでレアな樽入れたるかと思ってる。
こんな感じの出店計画に全力でケチをつけてください。
なんかこー、アメリカンな感じじゃない食いモンが気軽にハシで食えるバーをやりたいんだけども。
立ち飲みイタリアンみたいな店をもう少し大規模にした感じで。おまいらどう思いますか。
売り物がソーダ系ってのが「流行便乗かよプゲラ」って感じですか。しかし、なんだかんだみんな好きじゃないですかソーダ割り。
コメント向け追記。
まずは、どんな商圏が存在するのか整理しておこう。
釜なんかの労働者のおっちゃんが稼いだ金を綺麗に使い切れるように簡易宿泊所を中心として居酒屋飲み屋ギャンブルと完璧な商圏を築いているのはたまに問題視されるけど、アレと似た構造に見えるので話題になるんだろうね。
○○食いとか言うから詐欺チックに聞こえるわけであって、コンビニがスーパーより高いからと言って叩く馬鹿は居なかろう。
(コンビニは必要とされているからそこにあるのであって、「小銭を持ってて家計簿付けない非正規雇用を狙い打ってる」なんて批判はナンセンス)
この構造のポイントは、商圏によって分かれているだけであって、金を持ってる持ってないとは独立である点。
トラックの運ちゃんなんかは「プチ下流」と分類されるが、下手な「中流」よりは金持ってたりする。
増田では、その日にブラウザでお手軽かつ受動的に手に入れた情報をできるだけ話題にしたくない。
資料や出来事そのものを1次ソース。マスメディアのニュースや、独自取材に基づいて書かれた記事を2次ソース。それらをクリッピングする孫ニュースとか、はてブエントリーを3次ソース。さらにそれらに食いついて不毛な論評を加えるぐるぐる泡沫ブログを消費者と考えると、増田親衛隊はそんな道ばたに落ちている味の薄くなったガムを口に入れるようなことはしたくないよね。
もっとなんかこう、それぞれの得意料理を持ち寄ってパジャマパーティー的な、そろそろ寒くなってきたから鍋でもやるか的な、外の無間地獄ではまた少ない食料をめぐって争いが起きてるよみたいな。そこまでアットホームな雰囲気は鬱陶しいというのなら、立ち飲み的なぬるゆる感でもいいよ酒場。
「あの時のあれはあれだったねぇー」みたいな温故知新も悪くないと、メタおじいちゃんは思うよ。