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はてなキーワード: ゴキブリとは

2023-06-14

ソロキャンプ協会が無事炎上してザマァ、日本もまだまだ捨てたものではない

男はゴキブリハイエナ発言ソロキャンプ協会だが、

最初こそフェミとチンポ騎士が大絶賛RTしていたが、

段々旗色が悪くなってきてメシがうまい

俺は正直このままこの気持ちの悪いチンポ騎士発言が、正論として素直に受け入れられていくものだと思っていたよ

日本良識もまだまだ捨てたもんじゃないな

男がやらかした時人権無視差別表現で男全体を全力でぶっ叩くとTwitterウケる

女がやらかした時にこれだから女は的な発言をすると、女性差別と過度な一般化の二重のタブーに引っかかって非難されるが

男がソロキャンキモナンパをしたら、全ての男はゴキブリと言うと正論!とTwitterで大絶賛される

アホくせー

今気になってるはてなブックマークユーザーさんが「弱者女性」というものがどういうものかを教えてくれる貴重なサンプルなのでこっそり見守りたい

見守りたいのでIDは伏せるけど、全部同一人物はてなブックマークだ。 わずか150ブクマの中でこれだけのストーリーが展開されている。

これまでネット上で幾度となく「まーん(笑)」「30歳以上は価値なし」などの女性に対する侮辱的な発言蔑ろにされていたのに、たった一人のゴキブリ発言に傷ついてる男性、軟弱すぎん?ゴキブリなんて優しい方だろ


ジャニオタだった時はテレビ番組の録画もあるから10TBはあったと思う。迷惑かけてなければ健全趣味じゃない?


腰が悪くて座る体制が苦手な私にとっては、ベンチは寝転がれる形であってほしい…昼休憩に公園のベンチで寝っ転がって、なんとか就業を耐えてたことがある


MTG議事録仕事も何も理解できなくて悩んでいたところ、先日ASDと診断されたADHDは薬で緩和されるが、ASD治療法はないそう。生きる術がないのでそろそろ安楽死したい…


(関係ない自分語り)情報系院卒でも新卒の時に内定ゼロだったので泣ける 仕事向いてないから2年以上続いたことない…


週2で会ってた人に昨日告白して、お付き合いすることになりました。続くといいな…


高校いじめに遭い、大学・院でもぼっち+鬱病+毒親。どうすればよかったんだろう無敵の人になる前にしねばよかったのかな。今から何すればいいかもわからないよ。


ばんばん個人情報を開示しながら感情むき出しで書いてる感じがあってすごい。ウォッチしていればすごい面白いものが見れそう

逆に言うと染まってなくて、党派性に取り込まれてないのでジャニーズちゃん批判したりといろいろと初々しい。

anond:20230614121147

ゴキブリ→最低

ハイエナ→やさしい、かしこい、かっこいい

  

すなわち平均よりちょい上ぐらいってコト?

こんにちはゴキブリハイエナを足して2で割ったような人間です

仲良くしてくれると嬉しいです

2023-06-13

anond:20230613193241

野良ゴキブリ駆除される運命にあるが、野良猫は保護されるであろう。

所詮、世の中、ルックスであるかわいいは正義

野良おじさんも猫くらいかいかったら無償保護されるはず。

書いていて哀しくなってきた。

anond:20230613175747

ゴキブリじゃねぇんだから出すの待ってくれねーぞ

 

まず走って距離をとってそれからカバンをまさぐれ

2年前に一度だけ見かけたゴキブリ

あれ以来全く見かけていない

当時慌てて殺虫剤やらなんやらを買いこんだけど

結局一度も使ってない

あいつは殺虫剤メーカーの回し者だったのかもしれない

anond:20230609232010

増田の言い分は分からんでもないが、人類はずっとそういう危機と向き合ってきた。

そして結構な数がポコポコ死んだ。

一番の危機10万年前だかのヤベェ氷河期らしいけど、それでも滅びなかったんだよね。

増田が思ってるよりも人類はしぶとい。

しぶといというか、ゴキブリ並みにうじゃうじゃ居るんだよ、世界に。

から10億くらい死ぬとか、10しか生き残らないとか、そういうレベル破局が起きてもたぶん大丈夫

楽天的すぎるのもアレだけど、悲観的すぎるのもアレ。どうせ死ぬ

群れになると大いなる驚異でも、一匹一匹は大したことのないゴミ、という自覚は持てばいいのに。

それとも増田は、俺も含めてはてなでイゴイゴ蠢いてる虫どもがネーム英雄どもと同等のおっきな虫だと思ってる?

いかぶり過ぎであり、うぬぼれ過ぎではないかな。

2023-06-10

anond:20230610192644

視野が広いなあ。chatgptは虫や動物との会話もすぐに可能になるだろうし、

ゴキブリとも話せるようになったとき何とも言えない気分になりそう。

anond:20230610150912

ゴキブリ人間にとびかかってくるようなもんやし

2023-06-09

おっさんキモいし、ゴキブリキモい

でもおっさんには人権があるわけだから

ライン超えると怒られるよねって話

駅でベビーカーママに絡む汚いおじさん

間に入った男は若くて丁寧語で話す小綺麗なリーマン風だった。これが絡んできたおじさんと似たような汚い格好したおじさんが同じように乱暴な口調で「ようよう女子供にそんな絡むんじゃねーよ」ってたしなめれば最初のおじさんにも話が通じて大人しくなったような気がする。同じ格好で同じ口調で話せる仲間って大事。同じ土地、同じ時代を生きて初めて培われるのが、全身で会話が通じる相手しかし汚い格好の乱暴口調のおじさんは今の時代路地裏とか街の片隅にひっそりと潜むばかりで街の表に出てこない。だから時たまひょこっと街中に出てくると道路ゴキブリネズミが出てきた時のように他の通行人に警戒感とパニックを与えトラブルが起きる

2023-06-08

anond:20230608120020

差別区別の違いを単なる無教養底辺ゴミのお前が理解できる必要あんのか?

ゴキブリ判断能力なんて誰も期待していないからお前の思想はどうでもいいんだよ

判断という高度な業務はそれに見合う教養能力を備えた人間の専権なので

俺は差別主義なのだ

差別区別と選別の本質的な違いが全く分からない。

から俺は区別するように差別し、選別するように差別する。

差別はいけないことだと言っている奴は違いが分かるのだろうか?

それとも反差別とは区別も選別にも反対してるのだろうか?

本人にはどうしようもできないこと、属性で分けられるのが差別

権利を踏みにじるのが差別 悪口で収まるのが区別

そんなの区別でも選別でも該当するだろうが。そうでなきゃ「これは差別ではなく区別」なんて言ってねえよ。

あのさあ、俺が聞いてんのは、「本質」の違いだって言ってるだろうが。実質の話なんかしてねえよ。

検索条件だけ変えて、この条件だけ該当したのでこれは差別、みたいなこと聞いてねえんだよ。

書いてあること見ろよちゃんと。

差別って元々仏教用語十人十色的な意味合いから本質的な違いなんて無い

これが一番しっくりくる。

差別はいけないと思っている それはされた側が悲しむから

選別から弾かれて悲しまないとでも思ってんのか、脳味噌花畑か?

悲しいからみたいなゆるふわ論法からお気持ちお気持ちがぶつかって大戦争なんだろうが

からそれは選別にも言えるだろうが、って言ってンだよ。

差別区別かは、その選別を行う合理的理由存在するかどうか

お天気か何かだと思ってんのか。理由さんはなくなり、本日差別の模様、ところによりぴえんが降るでしょう。

何かさあ、これにぶら下がってるツリーを見ると、結局一生懸命差別区別と選別は別だと力説しているようで、条件によって簡単に入れ替わったりするものしかないように見えるんだが?

まり本質的な違いなんか無いと、お前らが証明(そうでなくても論理の補強)してしまっているように見えるんだが。

差別区別の違いを単なる無教養底辺ゴミのお前が理解できる必要あんのか?

ゴキブリ判断能力なんて誰も期待していないからお前の思想はどうでもいいんだよ

判断という高度な業務はそれに見合う教養能力を備えた人間の専権なので

ちゃん判断できるってカッケーっすね(鼻ホジ

ところでゴキブリ呼びは差別っすか? 区別っすか?

2023-06-07

10日ほど前に、ゴキブリがいなくなるスプレーを撒いたんだけど、今朝起きたら台所ゴキブリがひっくり返ってヒクヒクしてたからとどめを刺した。

結構効き目長持ちするスプレーなんだねえ

2023-06-06

anond:20230606104802

なろうとかゴミ読者とゴキブリ作者が共同で作り上げた現代のど底辺文学じゃん

読むと知能が下がる、人徳が下がる、臭くなるため人から嫌われる、

読者の質が低すぎてキモくないと売れないという伝説の…

anond:20230606085338

純粋に疑問なんだけどどうして男さんって相手言葉意味を正確に理解できないの?

人の話をありのまま理解する能力があまりに低いやつ多すぎない?

清潔感かいムーヴィングゴールポストで男を女の都合の良いイメージに押し込めるな

別に、清楚とかい女性蔑視概念の対抗として清潔感が言われてるわけじゃないらしい。

いちいちキモい妬みや嫉妬キモい発想で反発するよね。普通の善良な人間からは考えられないくら下劣醜悪思考回路をしている

どうやったらそんな発想ができるの?

日本人男って真面目に性格人格終わってるよね、人徳ゴキブリレベル世界一性格の悪い人種というのも納得できる

自分醜悪気持ち悪い思考回路人間から周りもそうに違いないって考えてるのかな?想像力限界

2023-06-05

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

2023-05-31

1匹ゴキブリがいたら100匹いると思え

岸田のバカ息子の事件常識が欠如してることが露呈。1回あったら、何回もある。

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