間に入った男は若くて丁寧語で話す小綺麗なリーマン風だった。これが絡んできたおじさんと似たような汚い格好したおじさんが同じように乱暴な口調で「ようよう女子供にそんな絡むんじゃねーよ」ってたしなめれば最初のおじさんにも話が通じて大人しくなったような気がする。同じ格好で同じ口調で話せる仲間って大事。同じ土地、同じ時代を生きて初めて培われるのが、全身で会話が通じる相手。しかし汚い格好の乱暴口調のおじさんは今の時代、路地裏とか街の片隅にひっそりと潜むばかりで街の表に出てこない。だから時たまひょこっと街中に出てくると道路にゴキブリやネズミが出てきた時のように他の通行人に警戒感とパニックを与えトラブルが起きる
TVで流れた映像だと小綺麗な若者っぽい服着た爺さんだったぞ 小汚くはなかった、嘘はいけない