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はてなキーワード: 丸山眞男とは

2018-03-06

自称 歴史に詳しいおじさんへ

週末、居酒屋歴史に詳しいと自称する中年男性に会った。 色々話すもんだから大学一般教養で読まされた下記の論文リストの中でどれが好きかと聞いたらどれも読んだ事がないという。 これ読まずに戦争云々、文化云々 成長云々とか万死に値する。基礎的な教養を身につけないで社会に出た大人が多すぎないか

中央公論』64年10月号

戦後日本を創った代表論文特集より

1. 堕落論 坂口安吾

2. 超国家主義論理心理 丸山眞男

3. 日本社会家族構成 川島武宜

4. 第二芸術 桑原武夫

5. 原子宣言 渡辺慧

6. 中国近代日本近代 竹内好

7. 近代日本人の発想の諸形式 伊藤整

8. 真実は訴へる 広津和郎

9. 平和論の進め方についての疑問 福田恒存

10. 前世代の詩人たち 吉本隆明

11. 文明の生態史観序説 梅棹忠夫

12. 自由主義者試金石 鶴見俊輔

13. 資本主義は変わったか 都留重人

14. 共産主義のすすめ 大宅壮一

15. 革新勢力の構想力 佐藤

16. 「独占資本」と所得再分配政策 小宮隆太郎

17. 現実主義者平和論 高坂正堯

18. 核時代日中関係 坂本義和

2017-11-24

丸山眞男」をひっぱたきたいって

戦争になれば古参一等兵東大エリートをひっぱたけるってことでしょ。

でも、それならコンビニ古参フリーターが、新入りの一流大学生アルバイターに対して偉そうにできるじゃん。

さすがにひっぱたくのは無理だけど。

※ んで数か月たったら仕事覚えた新入りアルバイター立場逆転して「先輩ちゃんと仕事してくださいよ、使えないなあ」って言われるんだけど

2017-11-11

anond:20171111120704

新井白石マジでマルチタレントっぷりが異常で、沖縄アイヌ研究みたいな民俗学も事もやってるし、もうなんかすごすぎる。

というか国語辞典作ったおかげで本居宣長みたいな国学者活動が活発化したわけだしだいたいこいつのせい感はある。

何でもかんでも成果出しておいて当時は詩人として有名だったとかいうのがおかしい。

本居宣長の影響力は文学方面ではヤバすぎ、未だに源氏物語読まされてるのだいたいこいつのせいだし、

萌え」「○○主義」みたいなマジックワードっぽいので一転突破する風潮もこいつのせいの部分が大きい。

丸山眞男はもう50年以上も読まれてるし、半分教養みたいになってる部分もあるからこの枠に入ってるんじゃないかなとは思う。

anond:20171111051105

新井白石は入れたいですね。明らかに非常に優れた思想家だと思う。(ただし思想家として残した仕事の量や後世への影響という点では最上位というわけではないけれど)

吉本隆明は無理。

西田幾多郎個人的にはなんだかなあ〜と思うけど、影響の大きさは無視できない。

丸山眞男は同時代的(近代ないし戦後)には重要だけど、もっと長くスパンで考えるとどうなんだろう。

anond:20171110182155

空海親鸞日蓮はまぁわかる。後は以降の体制の源流として新井白石思想の源流として本居宣長

個人的には中江兆民は捨てがたい。読んでみると単純に時流の読み方含めてめっちゃ頭いいんだよこの人。

戦争絡みの思想だと大川周明はまぁ入るんじゃない?本人は戦争は勝てる時にやれって感じだったのにあのザマだったらしいけど。

現代寄りだとマルクス経済学伊藤誠、あらゆる人間から叩き台にされてる所で丸山眞男あたりじゃない?

あと一人は完全に趣味だけど大森荘蔵

吉本隆明は読んでみると結構アバウトだしちょっとね。西田幾多郎結構電波入っててやばい所はあるけど功績としては分からんでもない。

2017-08-19

牟田中将をひっぱたきたい

インパール作戦で何万人もの日本兵を野垂れ死にさせた、

牟田中将を殴りたい。

丸山眞男をひっぱたきたい、と言った人がいるらしい。

それって、現代でいえば

電通過労自殺した女の子を「ひっぱたきたい」

って言っているようなものではないの?

2017-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20170421215211

まず、どんな深い思想も極端、一面的、偏った、側面を持っている。どれかを信仰するということは他の思想と必ず対立する。

二つ目、私は養老孟司さんがよく引用する、丸山眞男日本思想はないという主張が正しい気がする。しかし、養老孟司さんはこうも言う。人は何かを信じずには生きていけない。よって、日本人思想をもたないという、世間常識を信じている、と仮説を立てる。(さら引用されるのは踏み絵の話だ。本心はどうでもいいが、建て前として踏み絵すら踏めないという人は世間から弾かれた)

最後に、確かに新興宗教に対する差別意識はなんの根拠もない不合理なものだが、(よくよく自分が信じているもの、なぜ自分安心して生きていられるのか、を検証してみれば数々の根拠の無いものを信じている事に気付くだろう)

相手は世にまだ出たことのない学生である世間知らずの学生新興宗教の組み合わせにある距離感を抱かないとすれば、それを良識のある大人と言うのだろうか?孔子曰く、君子危うきに近寄らず、と。

2016-11-09

2016年11月9日丸山眞男はひっぱたかれた

アメリカ大統領選挙の結果が出る。

トランプ反知性主義野蛮人とされ、その支持層高卒の貧民だとされた。

そのトランプアメリカ大統領になることは、果たして何を意味するのか。

また、それと表裏一体であるヒラリー敗戦は、何を意味することになるのか。

今日丸山眞男アメリカにてひっぱたかれたのである

参照:http://www7.vis.ne.jp/~t-job/base/maruyama.html

2016-07-10

持たざる中年が切望するもの、それは戦争

日本国際社会の中では異常としか言いようのない「戦争のできない国」だった。それが安保関連法案施行によって普通の「戦争のできる国」になった。次は緊急事態条項を盛り込んだ憲法改正で「いつでも戦争のできる国」になる。今はまだ声に出して言う人は多くないだろうが、これは私を含め多くの国民が望んでいることだ。はやく戦争を始めて欲しい。そしてできることなら私を召集して欲しい。

その前に、憲法改正では国民投票投票者の過半数が賛成しなければならない。しかしこれはそう高いハードルではない。国民投票は楽勝だ。投票率が先日のイギリスと同様の72%ほどになると仮定すると、投票権を持つ者の37%が賛成票を投じるだけで改憲可能となる。実際の投票率もっと低いだろうから投票権を持つ者の1/3ほどが賛成票を投じるだけで済む。

移民仕事を奪い社会保障を食い潰す」と脅されたイギリス国民は、EU離脱を問う投票で過半が離脱に賛成した。「中朝が攻めてくる」と脅せば、日本国民の1/3くらいは簡単改憲に賛成票を投じるだろう。ちょろいものだ。たったこれだけで、国民主権を取り上げ、緊急事態宣言すれば政府の思い通りの法律を発令できるようになる。そして我々が多数派であることは何度も証明されている。

すでに道は開かれた。私たちが強く望んだ道だ。連帯感など感じたことのないつまらない人生だったが、選挙のたびに、私は小さな希望燃える。全国に同志がいて、私と同じように考え、同じような行動をしていることがわかるからだ。日本国民は皆、私と同じように馬鹿だ。皆で前に進む実感がある。

戦争悲惨だ。しかし、その悲惨さは「持つ者が何かを失う」から悲惨なのであって、「何も持っていない」私からすれば、戦争悲惨でも何でもなく、むしろチャンスとなる。

もちろん、戦時においては前線や銃後を問わず、死と隣り合わせではあるものの、それは国民のほぼすべてが同様である国民全体に降り注ぐ生と死のギャンブルである戦争状態と、一部の弱者けが屈辱を味わう平和。そのどちらが弱者にとって望ましいかなど、考えるまでもない。

持つ者は戦争によってそれを失うことにおびえを抱くが、持たざる者戦争によって何かを得ることを望む。持つ者と持たざる者がハッキリと分かれ、そこに流動性存在しない格差社会においては、もはや戦争タブーではない。それどころか、反戦平和というスローガンこそが、我々を一生貧困の中に押しとどめる「持つ者」の傲慢であると受け止められるのである

上は今からおよそ10年前に書かれた「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。から引用だ。古い話なので忘れていたという人もいるだろうし、初見だという人もいるかもしれない。できたら全文を読み、興味があればその続編であるけっきょく、「自己責任」 ですか 続「『丸山眞男』を ひっぱたきたい」「応答」を読んで──も読んでほしい。

これらが書かれた10年前からすれば、今はずいぶん前進した。もちろん戦争に向かってだ。国民戦争を欲している。その背景にあるものは、未来に対する深い深い絶望だ。老人は逃げ切れるかもしれない。若者子供にとって未来は未知数だ。しかし持たざる中年である私にとって未来絶望しかない。しか戦争は、上の引用のようなチャンスとなるかもしれない。

私には配偶者もなく、子もなく、安定した職もなく、資産もなく、趣味も、職能も、持ち家もない。失うものはもはや何もない。私は将来に絶望しきった中年だ。日本人であることだけを誇りとして生きている。

戦争が起きても、何の技能も持たないまま中年となった私には何のチャンスも回ってこないかもしれない。それならば、私は国のために戦って散り、英霊として眠ることを切望する。そう贅沢な望みでもないだろう。もう私には、残された望みはそれしかないのだ。

2015-12-04

人類ってのは隣りの熊さん八っつぁんのことをいうのだ」

タイトルは、丸山眞男が「〔竹内〕好さんとのつきあい」という文章のなかで紹介している内村鑑三言葉である

これを丸山は「みごとなコスモポリタニズムだ」と言ってるのだが、私も本当にその通りだと思う。

要するに、日本人はしばしば「島国根性」を発揮して、「人類」というものをどこかよそよそしい、抽象的なものだと考えてしまう。

日本人には実感や内輪の論理によって支配される仲間内世界と、外国外国人と付き合うときに現れる外側の世界とがあって、後者世界に立つときにだけ「人類」という観念が現れる。

そのため、「人類愛」を唱えるのと同じ人間が、自分の家庭では亭主関白であったりする。

しかし、本来人類愛というのはそういう「内と外」を区別しない思想であり、別の言い方をすれば「自分がいま立っているここがとりもなおさず世界なんだ」という思想なのだ、と。

人類ってのは隣りの熊さん八っつぁんのことをいうのだ」とは対極的な、言ってしまえば「島国根性」の典型が↓のような考えだろう。

リベラルフェミニスト」というのは、世間一般の風潮に対する態度であり、他人に対する態度である自分自身のことではない。特に、家庭における自分の個人行動のことではない。「女性一般の権利尊重する」ということと、「自分女房権利尊重する」ということは、まったく別のことだ。前者はフェミニズム説明できるが、後者フェミニズムとは全然関係がない。

http://anond.hatelabo.jp/20151203213518



ふたたび内村鑑三言葉を借りるなら、「フェミズムってのは、うちの女房権利を守ることをいうのだ」と言ったところだろうか。

女性一般の権利」のなかに、どういうわけか「自分女房権利」が含まれない。これはつまり女性」が単なる観念として、自分の身近な世界の「外」にあるものとして認識されている、ということだ。

↑の増田とは正反対に、自分女房とか、身近な女性に対して優しい男を「フェミニスト」と呼ぶ人もいる。誤解の方向は逆だが、実はよく似ている。

恋人女房をそれとして見るのと「同時に」、女性一般としても見るのがフェミニズムなのであって、恋人夫婦といった内輪の論理だけで互いの関係を図るあいだは、それがどれだけ慈愛に満ちたものであってもフェミニズムではない。

むかしの学生運動家には亭主関白が多かった(女性の仲間にお茶くみをさせて平然としていた)という話を思い出すのだが、

結局のところ、「外」からやってくる権威(たとえばマルクス)に対する弱さと、「外」の権威が及ばない「内」(内輪の論理)の強固さというのは、おそらく関連しているのだろう。

「外」から次々と新しい権威がやってきて、そのつど恐れ入るのだけど、それが「内」に及ぶことはないから、「外」の権威はそのつど取り換えられる。

これは日本人仏教を受容し、儒教を受容し、マルクス主義を受容し、そして現代フェミニズムを受容するに至るまで、一貫して続いた思考パターンなのだろうなぁ、と思う。

2015-06-22

ピケティだって戦争格差が縮小するって言ってたやん?

戦争法案だ!という批判がアホくさいのは、戦争=悪という前提で発言しているからだ。

しかし、戦争はそもそも悪なのか?戦争が悪でなければ戦争法案というレッテル張り批判足りえない。

ここで思い出されるのはピケティ資本主義の歪みが外的要因=戦争で解消されるという論である

現代日本において格差はもはや行き着くところまで来ており、この社会崩壊寸前だ。

格差によって未来を奪われた底辺層が日々絶望し、憎しみを募らせて暮らしている。

底辺層を救い、日本にかつてのような活力を取り戻させるには格差の解消=戦争しかない。

まり戦争は悪どころか、日本を救うための銀の弾丸でり、善である

もし、安倍ちゃんがやろうとしていることが憲法違反であり、戦争法案の作成であるなら、

日本人はそのことを歓迎し喜ぶべきだ。戦争けが日本を救うのだから

いやしかし、これを書いてて思ったけど、

丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター希望は、戦争

2007年に書いた赤木智弘の慧眼ぷりは半端ねえな。

当時赤木智弘を叩いてた連中はピケティに完全論破されていまどんな気持ちなんだろ。

2014-10-07

http://anond.hatelabo.jp/20141007134033

まりキツい言葉を使うのは好きではないからオブラートに包んであげたんだけど、そうすると今度は意味理解できないんだよね。

困ったな。

とりあえずせっかく紹介してあげたんだから丸山眞男読んだら、とだけ言っておくことにするよ。

君の反応見たら、読んでないか、読んでても理解してないことは明らかだしね。

2014-10-06

http://anond.hatelabo.jp/20141006175442

まり勉強とかしない人?

ネットに転がってる言説の相当数は50年とか100年レベルの昔から言われてることだよ。

それは単に大衆バカだということではなく、思想歴史的に蓄積され構造化されないという日本的特質による部分も大きくて、その点について丸山眞男がかの有名な『日本思想』で考察してるよね

2014-08-08

知識人読書量・知識量ランキング

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クラス 丸山眞男吉本隆明長谷川三千子丸山圭三郎橋本治村上陽一郎佐藤優松岡正剛伊藤貫、猪木武徳坂部恵坂本多加雄大澤真幸中川八洋永井均野矢茂樹小浜逸郎飯田隆河合隼雄片岡鉄哉鎌田東二梅棹忠夫竹内洋山本夏彦山口昌哉、入江隆則

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クラス 中島岳志鎌田哲哉兵頭二十八内田樹森本敏村上龍西尾幹二仲正昌樹大江健三郎齋藤孝森岡正博富岡幸一郎小泉義之井沢元彦、桝添要一、中西寛中島義道鄭大均山内昌之村田晃嗣山形浩生林道義松本健一

クラス 斎藤環福岡伸一副島隆彦榊原英資梅原猛寺島実郎佐藤健志大塚英志五木寛之笠井潔潮匡人高橋源一郎岸田秀山田昌弘竹中平蔵池田信夫萱野稔人大川隆寛、大森望櫻田淳上田紀行手嶋龍一和田秀樹藤原正彦、中野剛志

クラス 佐々木中村上春樹三橋貴明田原総一郎木村太郎池上彰竹田恒泰切通理作島田雅彦酒井信、夏野剛苫米地英人上野千鶴子姜尚中、鷲田小爾太、竹田青嗣小阪修平佐藤亜紀

クラス 糸井重里加藤典洋中上健次勢古浩爾北田暁大藤原和博小熊英二佐々木俊尚西條剛央玄田有史城繁幸茂木健一郎岩田温千葉雅也、岡田斗司夫

クラス 小林よしのり宇野常寛勝谷誠彦荻上チキ鈴木謙介勝間和代伊坂幸太郎濱野智史赤木智弘坂本龍一いとうせいこう上杉隆酒井順子

クラス みのもんた久米宏古舘伊知郎ハマコー太田光水道橋博士テリー伊藤、リリー・フランキー、コシミズ、香山リカ森永卓郎、ホリエモン、津田大介ひろゆき中村うさぎ雨宮処凛桜井誠

異論がある人は修正版をトラバでどうぞ

2013-09-01

本当にサヨクへの「疑問」なのか

http://anond.hatelabo.jp/20130831135023

スルーするつもりだったが、マメに応答してるのに感心したので少しだけ。

ああ、最初に私の立場を明らかにした方がいいかな。私はサヨクではないが、ウヨクの主張とサヨクの主張とでは後者共感を覚えることが多い。

あなたの疑問は以下の2点。



1点目については、既にバイアスがあるのではないかとの指摘がなされており、あなたも認めている。私も指摘は正当だと思う。

というか、あなた最初から現代日本ではサヨクの人の方が言論や議論を否定したレッテルばりと一方的な言説を行う」というのが「僕の印象でしかないのだが」と認めている。

にもかかわらず、その単なる「印象でしかない」はずのものを当然の前提として「それはなぜか」と問う。

これは、議論のやり方としても、サヨクに対する態度としても、非常に不誠実なものである

どうもあなたはこの点について中心的な話題でないなどと軽く考えているようだが、相手に対する敬意や誠実さは議論を行う上でもとても重要ものだ。あなたの友人も、あるいはあなたの敬意や誠実さの欠如を感じとって拒絶的な態度をとったのかもしれない。なんにせよ、この点については単に「主張が誤りである(可能性がある)と認める」だけでなく、なんらかの反省言葉を述べるべきだと思う。

2点目についても、前提の部分におおいに疑問がある。

「非武装ならば攻め込まれない」などと主張している者がいったいどれだけいるのか。

自衛隊憲法違反だと主張する共産党でさえ、自衛隊の即時解消は求めておらずその段階的解消を主張するにとどまる。憲法違反存在であるにもかかわらず即時解消しないのは当然安全保障上の考慮に基づくものであり、「非武装ならば攻め込まれない」などと考えていないことは明白であろう。

私の実感からしても、代表的な左翼政党である共産党見解からしても、「非武装ならば攻め込まれない」などと主張する者はごく少数にとどまるものと思われる。そのような状況下で、たまたまあなたの友人が「非武装ならば攻め込まれない」と主張したからといって、それをサヨクの問題として大々的に取りあげなければならないのだろうか。




全体に、あなたはいわゆる「脳内サヨク」を勝手に作り上げ、それに対して疑問の形式をとった皮肉をぶつけることで悦に入っているようにしか見えない。

また文章を読む限り、「現実」についての理解が平面的で、丸山眞男すら読んでいないように思える。

本を読めという言い方は好きではないのだが、疑問を解消するには多くの場合(本を読むなどして)きちんと勉強することが有効であるということだけ、老婆心ながら忠告しておく。

2011-01-22

あなたは、人とどう繋がりたいのかを決める権利がある一覧

http://anond.hatelabo.jp/20110119132357

あなたは、人とどう繋がりたいのかを決める権利がある


・グッグッグとすきなようにつながればいいと ぼくはおもうです(ω)


・———————そう、あなたは自由に繋がる権利があるんですよ、19歳さん。

 この世には、不自由な繋がりなど無いのです


・人とどう繋がるかを決める権利があるか。それには「Yes and No」とお答えしましょう。

 僕が90年代ナンパで女を抱きまくった経験からいうと——。


・私達には人とどう繋がりたいかを決める脳の機能がある。

 「繋がり」のクオリアについて、僕はフェルメールを見ながら考えている。


・このネットには残念な繋がりが多い。


スターウォーズを観たので人とどう繋がりたいアメリカで決めてくる。


・俺には丸山眞男とどう繋がるかを決める権利がある。


・「繋がりの道」構想を発表する。


・人とどう繋がりたいのかを決める権利があるという俗流繋がり論にはエビデンスが無い。


・「人とどう繋がりたいかを決める権利があるっていうの?オナニーたいに?」

 「そう、シコシコってね」

 「まるで南極アザラシたいね」


諸君!私は繋がるのが好きだ!


・19歳イイイィィイどう繋がるダァー!!!


・人とどう繋がりたいかを決める権利がある・・・?

 19歳のことか・・・19歳のことかアアァァアアアァアア!!!!!

2010-09-28

B級品

サミュエルソンソロー、ケネス・アロー、高田保馬森嶋通夫から直接に経済学を学んで

スキナーから心理学パーソンズ中根千枝から社会学丸山眞男から政治学

大塚久雄からウェーバー学を学んでも、出てくる著作はB級品。弟子たちもB級。

この現象って、なんなんだろう?

2010-08-26

[]新・福沢諭吉

雇用の流動化が必要だというと、「人々の不安が増す」とか「モチベーションが下がって生産性が落ちる」いった批判がよくある。たしかに会社という繭にくるんで、すべての人をやさしく守ることができれば理想だろう。戦後の一時期には、それが実現したと錯覚された時代もあった。しかし残念ながら、もはやそういうユートピアは失われたのだ。

今われわれが直面しているのは、福沢諭吉以来の「個の自立」という問題である。『福翁自伝』などを読むと、100年以上前の本なのに不思議単純明快でわかりやすい。本書は、その「新しさ」をハイエクなどオーストリア学派リバタリアンに重ねて解釈したものだ(絶版)。

ハイエクは福沢の死んだ年に生まれたので、福沢が影響を受けるはずはないが、両者には共通点がある。それは若いとき、ヒュームミルなどの古典自由主義の影響を強く受けたことだ。そしてハイエクにとって社会主義との闘いが個人の自由への信頼を生んだように、福沢の場合も「門閥制度は親の敵」という儒教的秩序との闘いが生涯のテーマだった。

福沢以来、丸山眞男大塚久雄に至るまで、個の自立は日本知識人見果てぬ夢だった。しかし今われわれの見ているのは、福沢が生涯をかけて闘った封建的秩序が自壊し、ゾンビ化した状態である。そこに出てきたのは自立した個人ではなく、帰属する集団を失って自殺する失業者と、家族にも見捨てられた「消えた老人」だ。雇用が流動化すると、こうしたストレスはさらに増えるだろう。

本書も指摘するように、福沢のいう「情愛」を排除して論理のみによって人々が結びつく社会は、彼のような強靱な知性の持ち主でなければ耐えられない。テイラーのような北米の人々が近代に築き上げた人工的コミュニティが崩壊して個人主義が強まることを危惧するのとは逆に、日本では近代以前から継承してきた「強い中間集団」が有効性を失う一方、人々は北米型の「強い個人」にはなれないのだ。

しかし福沢以外の道はあるのだろうか。北一輝個人主義を超克する国家社会主義提唱し、日本浪漫派は近代自我を否定して「近代の超克」の道をさぐったが、それは破滅への道だった。戦後日本的コーポラティズムの意外な成功は、欧米的な個人主義を経なくても繁栄できる「東アジアモデル」を示したように見えたが、それも幻想だった。

いま日本の陥っている袋小路を脱却する道は、おそらく福沢のいう「独立自尊」しかないだろう。われわれは市場経済によって得た富を捨てることができないからだ。そして組織を守ることによって個人を守るのではなく、古い組織を淘汰して社会によって個人を守るシステムに変えるしかない。福沢は、今なお新しいのである。

2010-01-28

[]最高に弱まった無職が薦める百冊より少なめの本

http://anond.hatelabo.jp/20100127001517

さらにヴァージョンアップさせるとこうなる。

差し替え
  1. 『私とハルマゲドン竹熊健太郎
  2. 『檻の中のダンス鶴見済
  3. 『翔太と猫のインサイト夏休み永井均
  4. 『アストモモンガ橋本治
  5. 因果鉄道の旅』根本敬
  6. 超芸術トマソン赤瀬川原平
  7. 自転車旅行主義』 香山リカ
  8. 天使王国浅羽通明
追加
  1. 『立志・苦学・出世受験生社会史』竹内洋
  2. 1968年スガ秀実
  3. 日本の思想』丸山眞男
  4. 現代詩の鑑賞101』大岡信
  5. 『「知」の欺瞞』アラン・ソーカル
  6. アナロジーの罠』ジャック・ブーヴレス
  7. 『「世間」とは何か』阿部 謹也
  8. 『一九七二』坪内祐三
  9. ストリートの思想』毛利嘉孝
  10. 数学ガール結城浩
  11. 虚数情緒吉田
  12. 『無産大衆神髄』矢部史郎山の手
  13. スカートの中の劇場上野千鶴子
  14. 日本文学史序説』加藤周一
  15. リベラリズムの存在証明稲葉振一郎
  16. 自我起源真木悠介
  17. 『知恵の樹』ウンベルト・マトゥラーナフランシスコバレーラ
  18. イスラーム思想史井筒俊彦
  19. トンデモ本世界と学会
  20. 自殺直前日記山田花子
  21. 東京いい店やれる店』ホイチョイ・プロダクションズ
  22. マクロ経済学スティグリッツ
  23. ミクロ経済学スティグリッツ
  24. 社会学』ギデンズ
  25. 文学とは何か』イーグルトン
  26. 日本史山川出版社
  27. 世界史山川出版社
  28. 『辞典・哲学の木』
  29. 岩波文庫解説総目録
  30. 社会学文献事典』
  31. 『BOOKMAPPLUS』
  32. 学問がわかる500冊』
  33. 『「テクノ歌謡ディスクガイド
  34. ミニコミ魂』串田努
  35. 山崎浩一世紀末ブックファイル山崎浩一
  36. 『いかにして問題を解くか』G. ポリア
  37. ゲーデルエッシャーバッハ - あるいは不思議の環』ダグラス・ホフスタッター
  38. 四次元冒険』ルディ・ラッカー
  39. 論理学をつくる』戸田山和久
  40. 倫理問題101問』マーティン コーエン
  41. 想像博物館荒俣宏
  42. 魔法使いの丘』ソーサリー
  43. 『変体少女文字の研究山根一眞
  44. 『グラモフォン フィルム タイプライター』キットラー
  45. フラジャイル松岡正剛
  46. アメリカン・コミックス大全』 小野耕世
  47. 東京大学ノイズ文化論」講義宮沢章夫
  48. 文学賞メッタ斬り!大森望豊崎由美
  49. ライトノベル「超」入門新城カズマ
  50. 現代思想1997年5月号『特集・ストリートカルチャー
  51. ユリイカ2007年6月号『特集・腐女子マンガ大系』
  52. モダンガール論』斎藤美奈子
  53. 『今月のフェミ的』あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG
  54. 利己的な遺伝子リチャード・ドーキンス
  55. 『100台のコンピュータスタパ斉藤船田戦闘機
  56. 死刑全書』マルタン・モネスティエ
  57. エロスの涙』バタイユ
  58. 流行人類学クロニクル武田徹
  59. プログラムはなぜ動くのか』矢沢久雄
  60. エミュレータのしくみ』某吉
残しておく本
  1. ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀
  2. 『逃走論』 浅田彰
  3. 『寝ながら学べる構造主義内田樹
  4. ゼロ年代の想像力宇野常寛
  5. 『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫
  6. おたく精神史』 大塚英志
  7. 『よいこの君主論』 架神恭介
  8. 戦前少年犯罪管賀江留郎
  9. おまえが若者を語るな!』 後藤和智
  10. 『現代マンガの全体像』 呉智英
  11. カノッサの屈辱小山薫堂
  12. 『生き延びるためのラカン斎藤環
  13. ニッポンの思想』 佐々木敦
  14. 洗脳原論』 苫米地英人
  15. 『青いムーブメント外山恒一
  16. チベットモーツァルト中沢新一
  17. 自分探しが止まらない』 速水健朗
  18. 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら
  19. 電波男本田透
  20. 貧乏人の逆襲!』 松本哉
  21. サブカルチャー神話解体宮台真司
  22. 趣都の誕生森川嘉一郎
  23. 『たかがバロウズ本。』 山形浩生
  24. 『超クソゲー箭本進一
  25. 日本映画史100年』 四方田犬彦
  26. 『シミュレーショニズム』 椹木野衣
  27. 恋愛小説ふいんき語り』 米光一成
  28. 戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博
  29. 日本の10大新宗教島田裕巳
  30. 『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林
  31. 映画の見方がわかる本』 町山智浩
  32. アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

2009-10-12

Twitterにおけるネトサヨ池田信夫への罵詈雑言が酷すぎる件

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/ikedanob/status/4757525050

はてサツイッターで吐き出した愚痴ゴキブリみたいに群がって大はしゃぎww

どんだけ池田信夫嫌いなんだよw

 

まぁ著名人ユーザー全般に対するpostを見ていても思うことなんだけどさ、最近Twitterを「著名人へ生卵をぶつける好機」みたいに考えている人多くね?

社会に出た時期が人間の序列を決める擬似デモラティックな社会の中で、一方的にイジメ抜かれる私たちにとっての戦争とは、現状をひっくり返して、「丸山眞男」の横っ面をひっぱたける立場にたてるかもしれないという、まさに希望の光なのだ。

これ、赤木智弘言葉だけど、実はこういう状況ってもうとっくに生まれているんじゃないかってTwitter見てて思ったよ。氏は肉体的、物理的な接触を意味する「ひっぱたく」機会を望んでいたようだけど、想像力を働かせれば今ネットで行われている著名人ブログやつぶやきに対する容赦ない罵詈雑言も立派に「底辺がエスタブリッシュメントをひっぱたく」行為だと思えてこない?

昔は学者言葉って綺麗に編集されたテレビ校正を重ねた書籍新聞ぐらいでしか、一般庶民が耳にする手段ってなかったわけさ。だから学者って雲の上の存在だし、品行方正で上品で、部屋には書籍だらけだというイメージ漠然とあったはず。で、そのステロタイプ学者像を、ネットが発達して学者と1対1でやりあえる状況になった今も引きずっている奴が、まだ多いんじゃないかと思う。「相手は著名人だから、こちらが少々横柄なクチをきいても、相手になんかするはずがないさ」という甘えで、罵詈雑言を浴びせているようなのが結構居る。で、挙句にブロックされたらありえないことをされたかのように、そのことを吹いて周る。これは著名人学者というものを自分より高いところに「勝手に」置いているからだ。学者ともあろう人間がそんな小さなことでいいのか、とでも言わんばかりだ。ちげーよ、お前も学者Twitterでは最初から対等なんだってば。だからこそ気に食わなければ一発でブロックするし、悪態を突かれたら応戦もするの。

たかだか個人のグチにいちいち噛み付いて「経済学者なのに」という切り口で軽口を叩けば、そりゃ誰だってブロックするっての。わかれよ、それぐらい。

最初から自分と対等のつもりで罵っているのなら結構。だけど、それならそれで言い返されたりブロック食らったときに「著名人なのに」の理屈は、出すなよ?当然そうなるわな。だけどそれをわかってない奴、居るだろ。その見苦しさを自覚しろよ。

見ず知らずの人間がおかしな事を呟いていて「あまり知ったかぶりしないほうがいいですよ」とは普通はいちいち返さないはず。それを著名人だからという理由でやっている奴が居るよな。嫌いな人間に生卵をぶつける機会を伺うためのフォローをしているわけだ。それはそいつの権利だとは思うけど、自分から喧嘩売っておいて挙句にブロックされて文句言ってる奴は著名人に一体何を求めているのかと言いたい。

前にはてなでどっかの弁護士を中傷していた奴居たよな?で、その弁護士訴訟をも辞さない構えを見せてきたら、突如として発言を取り下げ、代わりに今自分が陥っている状況を披露し始めた。「みなさん見てください!僕がこんなことを書いただけで、○○弁護士法律を盾に訴訟するぞと噛み付いてきましたよ!」と、精一杯の抵抗を見せてた。つまり、彼はナメていたのだ。「メディアにも露出する弁護士ともあろう人間が、俺のような泡沫ブロガー言葉に過敏に反応するはずがない」とタカをくくり、罵声を浴びせていたわけだ。チンピラは、いざ肉体的な闘争になった場合勝てない相手も沢山いるはずだ。だけど日頃から粗暴な言動に及んでいれば、自分が弱い人間だと悟られることはない。だけど、いざ反撃された場合に引っ込みがつかなくなる。だから勝てないと解ったとき、突如としてギャラリーを味方に付けようとするのだ。ああいう滑稽な人間が、Twitterにはまだまだ多い。

21世紀にもなってこういう人間が滅びていないのって、どうにかならんかね、これ。

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