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2018-03-06

自称 歴史に詳しいおじさんへ

週末、居酒屋歴史に詳しいと自称する中年男性に会った。 色々話すもんだから大学一般教養で読まされた下記の論文リストの中でどれが好きかと聞いたらどれも読んだ事がないという。 これ読まずに戦争云々、文化云々 成長云々とか万死に値する。基礎的な教養を身につけないで社会に出た大人が多すぎないか

中央公論』64年10月号

戦後日本を創った代表論文特集より

1. 堕落論 坂口安吾

2. 超国家主義論理心理 丸山眞男

3. 日本社会家族構成 川島武宜

4. 第二芸術 桑原武夫

5. 原子宣言 渡辺慧

6. 中国近代日本近代 竹内好

7. 近代日本人の発想の諸形式 伊藤整

8. 真実は訴へる 広津和郎

9. 平和論の進め方についての疑問 福田恒存

10. 前世代の詩人たち 吉本隆明

11. 文明の生態史観序説 梅棹忠夫

12. 自由主義者試金石 鶴見俊輔

13. 資本主義は変わったか 都留重人

14. 共産主義のすすめ 大宅壮一

15. 革新勢力の構想力 佐藤

16. 「独占資本」と所得再分配政策 小宮隆太郎

17. 現実主義者平和論 高坂正堯

18. 核時代日中関係 坂本義和

2009-10-12

飛び込んできた今年度最大のジョークオバマ大統領ノーベル平和賞

次はオサマ・ビン・ラディンが受賞しても不思議でなくなった

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テロリストノーベル平和賞が与えられたことがある。故アラファトPLO議長だ。

イスラエルとの和平交渉にのってオスロ合意に至ったのは、弱体化したPLOの最後の選択だった。それ以外、選択の余地はなかった。ラビンペレスイスラエル指導者と三人同時受賞だった。

それ以前まで米国はしばしばアラファトを「テロリスト」呼ばわりしていた。

オサマ・ビン・ラディンはCIAの手先だった。

アフガニスタンからロシア侵略軍を撃退し、米国パキスタン経由の武器援助をやめ、反ソ活動家への援助も打ち切った。

政治環境が変わると、かれはテロリストと認定され、世界指名手配された。

ならばもう一回転向し、和平交渉に乗ってきたら、オサマだって受賞資格がある。

バラク・フセインは「核なき平和」を訴えた。

理想を述べたにすぎず、ロシアは同意するそぶり、手をたたいて喜んだのは北京だった。バラク・フセインオバマ路線によって、もし米ロが戦略核兵器を削減すればバランス上、中国の核戦力が突出することになるからだ。

オバマは受賞を聞いて「これは『行動を起こせ』という呼びかけだ」と受け取った。

ノーベル平和賞が、つぎの国際政治パラダイムオバマに強制することになる。露骨な政治的思惑だが、ノルウェー政府の考えそうなことである。もっともキッシンジャーカーター、スーチー、金大中と、へんな受賞がつづき、もはや「権威」は雲散霧消しているのだが。。

ロシア核兵器削減に前向きなのは、じつは「過剰」な在庫の中に旧世代の核兵器事実上、もっていても仕方がない)からプルトニウムを取り出して、原発原料に回したいからである。

米国も「過剰」なICBM在庫を削減し、管理コストを下げたい。そうした経済コスト意識が裏面に潜んでいる。

手放しで喜んでいる人たちは偽善者の本質を、その打算と汚らわしい打算とを軽視するか、無視する。

ちょうと筆者は福田恒存氏の「文学戦争責任」を読んでいた(下欄、書評参照)。

偽の英雄を、現代世界はまたでっちあげた。その人の名はバラク・フセイン

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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

     平成21年(2009年)10月10日(土曜日

         通巻第2736号  

 
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