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はてなキーワード: 人生とは

2024-09-23

anond:20240923191503

人生死ぬまでの暇つぶしだし、誰も君のことそんなに見てないから好きなことして好きなように生きればいいんだよ

人生ゴミすぎて、増田罵倒して、数十秒後に自分でそれを罵倒するトラバ書いてる。死のうかな。

anond:20240923184311

わからんけど、一回やっとけば十分じゃない?

30超えて親から心配されるようになったが、今は堂々と相手がいないと言えるわけ。過去の嘘が効いてるから、親も今はそういう人生選択をしているだけだと信じる。今後のことはいずれ妥協するようになる。

anond:20240923181404

息子がお前みたいに育ったハードモードゴミ人生の女もいるんだぞ

女の人生ハードモードなら・・・

なんで平均寿命は女のほうが長いのか。

anond:20240923162641

マウント取らないと気がすまないのに素の実力じゃマウント取れないのが

人生の不満の主因じゃないのと思う

から現実無視して無理矢理な屁理屈マウント取りたがるけど

やはり現実じゃ相手にされないのでネットに引きこもる

anond:20240923162056

うさぎと亀のレースを観るとわかると思うんだけど、

データ重視の単純なスペックで比べられるものじゃないんだよね。

https://www.facebook.com/watch/?v=1125340474168789


平均寿命だけで比べたら、問答無償女性人生のほうがハードモードなんだわ。

クソゲーなのに、なかなか終わらないんだもん。

ハードモードイージーモードだいう人がデータを出したことは1度もない

anond:20240923101152

データを出すと男性の方がイージーなのばれちゃうから

妻の収入が増えても夫は家事をしない

「『俺より稼げたら家事やるよ』のウソ」妻の稼ぎが増えても夫の家事が全然増えない理由 | TRILL【トリル】

しかし、その上昇は妻の所得割合が50~60%のところで一度頭打ちになり、その後緩やかに低下していきます。また、夫の家事育児分担割合は一番高いところでも30%に届かない状況です。

この図が意味するところは、「妻がいくら稼ぐのかという点は、夫の家事育児参加にあまり影響していない」ということです。


男女の労働時間はほぼ同じ

コラム1 生活時間の国際比較 | 内閣府男女共同参画局

OECD2020年における国際比較データで,有償労働時間無償労働時間の合計時間(以下,「総労働時間」という。)をみると,比較国中,日本女性(496分),スウェーデン女性(495分),日本男性(493分)が長い


上の2点から女性有償労働時間を伸ばすのは物理的に不可能

無償労働も含めれば僅かながら女性の方がすでに労働しており、夫より稼いでも家事の分担は7割ある

この状況で女性有償労働を増やすのはそれこそハードモード

男性イージーモードである理由

無償労働をしなくていい点につきる

仕事に全力を注げるので、職場で高パフォーマンスを維持できて当然。つまり給与が高くなって当然

女性より給与が低い男性ハードモードなわけではなくイージーモードの1-1でもミスってゲームオーバーするスキルなだけ

男性ハードモードではない理由

無償労働を投げ捨てて有償労働に切り替えるより、有償労働を投げ捨てて無償労働に切り替える方が楽

例えば育休使ってから元のキャリアに戻るよりも、育休を使う方がイージー

過労の環境からはいつでも逃げられる

家族を養わなければいけない?離婚率も高ければ養育費未払い率も高いし男性再婚率も高い

男性モードチェンジが容易ということだ

独身男性イージーモード理由

女性は辞めるが男性は辞めない、女性は育休を使うが男性は育休を使わないという統計的差別に乗っかれるので

男性というだけで多くの職場優遇採用される

ついでに痴漢も例にするなら

男性専用車両が作られないことと

4人に1人が痴漢にあう人生とどっちがイージーかって話

主に大人になってからの話をしたが学生時代女性ハードモード

教員塾講師の性加害の男女差がすごい

捕まるのは男性ばかり、被害者女性ばかり

トイレ盗撮されるわ受験の時は痴漢に狙われるわで同じ脳持ってても男性と同等の結果出すのが大変

また、男性趣味時間学問時間が多く、女性趣味時間が短く家事育児時間が多いとデータで出ている

女性10代の頃から家事育児をやっているのだ

人生で一番虚しい時間

それは、検便で自分ウンチをこそげ取ってる時間

すごく虚しい

「なんでくっつかないの!」とイライラするし、

とにかく臭いし、拷問かと思う

好きな漫画流行らせたいから知恵を貸してほしい

めちゃくちゃ好きな漫画がある。ニコニコ漫画で連載中の「イーリスリーグ」という女子野球だ。

https://manga.nicovideo.jp/comic/35835

まだ連載中の漫画だが、もう10回は読み直していて、こんなにはまった漫画人生で初めてだ。

ただこの漫画面白さの割に知名度が低すぎるので、どうにかして流行らせる方法を探している。

あらすじとしては、

関東の7つの女子高の野球部が争う「イーリスリーグ」。

とある理由から名門高を蹴ってリーグ内唯一体育科のない最弱高に入学した主人公監督になり、反則みたいに強い敵にと対抗し優勝を目指す。

という感じなのだが、どの高校独自の強みがあって一筋縄はいかないストーリーになってるし、何十人と出てくる選手たちがどのキャラが立っててかわいいしとそこらの商業漫画と比べても遜色ないクオリティ漫画になっている。

こんな漫画、世のオタクたちの大好物だと思うのだが、X(旧twitter)でもポスト少ないし本当に知名度がない。

とりあえず一試合目の最後まで読んでもらえれば面白さが伝わると思うのでたくさんの人に知ってもらいたいのだが、俺には文才もないし、フォロワーをたくさん抱えているわけではない。

どうにかして宣伝する方法を考えているが学のない自分には何も思い浮かばない。

かばな過ぎてターゲット層に訴求できそうなVtuber配信宣伝スパチャでもしてやろうかとも考えたが、さすがに配信者にも作者にもめちゃくちゃ迷惑だと思ってやめた。

vs嵐山編は爆笑したし、vs相模灘編ではマジ泣きしたし本当に良い漫画だと思う。

いくらでも漫画が読める今の時代にバズらせるのは相当難しいことだと思うが、上手い宣伝方法はないものか、ブコメトラバで知恵をお借りしたい。

自分を下に見られ馬鹿にされる環境に慣れすぎて

自分自分卑下しまくってしまった

自己否定してきたのが人生最大の後悔

パートナー選びに失敗したのも同じくらい後悔してるけど

若い時に苦労した結果で人生後半生きてける、みたいな概念あったけど、

今は世界スピードが早すぎて若い頃の苦労の余力だけでは追いつかない

中年でもうひと頑張りの苦労がないと年金まで持たない

担任になんか感慨深いものがない

自分人生で心に残ってるのは担任以外の先生言葉や行動なんだよな

20代を対人恐怖から生き延びた人のコメント

貯金をする

一般庶民にとって絶大な効用を持つ真理として「貧すれば鈍する」というものがある。

何がどうであれ、お金がないと、精神的・肉体的に追い詰められていく。

まずは500万円ほど貯金をしよう。通帳の数字自体精神安定剤として作用する。

人間関係だけを理由に食い扶持を手放してはならない。

から距離を取る

成人後の精神不安は両親との関係に起因するものが多い。

物理的、精神的、経済的に両親から独立しよう。

考え方の軸を増やす

人付き合いに恐怖を感じることはすなわち「快・不快」の軸で物事判断している、と考えられる。

それに加えて「得か損か」という考え方を導入することをおすすめする。

明らかに自分にとって損としか思えない不合理な判断防波堤になる。

その他

丁寧な暮らしを心がける。

趣味などを持つ。

寄付献血をする。

デパ地下かに出かけてみる。

歌でも歌ってみる。

何事もなさない生ぬるい人生でよいと思う。

仕事っていっても写真撮影と出品は利益ほとんどないけれど、捨てるのはもったいないエコではない。

かに役立ててもらえるなら、それでいい。それだけのこと。ほとんど暇つぶしに近い。

だれか人生なんてタヒぬまでの暇つぶしにすぎない

そういっていたけど( ^ω^)・・・

まあそんなもんかもしれん

anond:20240923102805

遊ぶまんこ欲しさに女養う男はいなくならないから男の人生ハードモードだし、

まんこ売りの少女はいなくならないから女はいつまでもまんこ付属物として扱われる

anond:20240923034735

風呂キャンセルどころか、人生キャンセルしてる増田アドバイスとは

烏滸がましいのではありませんか?

人間関係面での後悔

県外に就職して社会人3年目の25歳

人生で知り合いは出来ても友達は一人も出来ず、

先日遠距離恋愛中の恋人と別れたこともあり本格的に孤独感を感じるようになった。

初対面は話せる(話しすぎてしまう)典型的コミュ障で、色んな人と会ったが深い関係まで築くことが出来なかった。大学の頃まではサークルや横のつながりで知り合う機会も多かったが、社会人になるとこうも難しくなるとは思わなかった。

趣味基本的に一人で完結するものが多く、映画鑑賞資格勉強筋トレ原付ツーリング等々。バドミントンも少し経験しているので社会人サークルに入ってみたものの、皆レベルが高いためついていけず途中で挫折。一ヶ月くらいしか続かなかったな。

お仕事は土日祝休みなんだけど、現状職場コミュニケーションが取れる唯一の場所なので、休みに入るたびに希死観念に襲われる。なんで努力してホワイト企業に入ったのに、こうも虚しくなるのだろう。

全部自分積極性のなさが悪いので、どうにかしたい。このままだと何となく30歳位には死ぬと思う。皆どうやって友達見つけてるの…

え?欽ちゃんの許諾取ってないの?

家族24時間テレビつけてたか何となくドラマ観たんだけど「ふーん、今年は欽ちゃん人生ドラマにしたのね」以外の感想はなかった。

もうビックリした。

欽ちゃんのがラジオで「俺は許可してない」「テレビ欄見て初めて知った」って言ったのは。

マジかよ!欽ちゃんくらいの大物でも無許可ドラマ作られるのか!

そりゃ一介の漫画家なんて鼻くそ程も気にしないわけだわ。

セクシー田中さんの件なんか記憶にすら残ってないんだろう。

今みたいに古畑任三郎とか名作ドラマ再放送だけ流してればいいよ日テレは。

anond:20240922223027

タブーまではいかなくても

下手すると多数派人生なのにあまりにも語られない

東京の夜職にしがみついてる女に

人生そんなもんよって諭して軽作業仕事に定着させるのは

イデオロギー的に難しいんじゃないのか

弱者男性弱者女性マッチングして6年が経った

失われた時間

夜9時、カズキが眠りについた後、家の中には静寂が訪れた。

しかし、その静けさの中で、リビングにはスマホの画面をタップする音が断続的に響いている。

夫はソファに横たわり、スマホ操作している。妻もまた、ダイニングテーブル椅子に座り、同じようにスマホ凝視していた。

彼女視線は画面の中のSNSに釘付けだ。友人たちの投稿コメント、次々と流れる他人生活に触れ、時間を忘れてスクロールし続ける。

そこで彼女現実の不満や孤独一時的に忘れられるのだ。

母親として、妻としての役割を一旦棚に上げ、ただ画面の中で過ぎ去る時間に身を任せる。育児という責任はすでに頭の片隅に追いやられ、彼女虚構世界に浸る。

カズキが泣き声をあげても、彼女は反応が鈍い。夜中に子どもが寝室からさな足音を立ててやってきたときも、彼女スマホの画面から目を離さない。

父親は、ちらりと子どもを見ただけで、何も言わずにまた画面に目を戻す。結局、カズキは二人の間に挟まれ、静かにソファに座って彼らの顔を見上げたが、誰も何も声をかけることはなかった。

家族としての絆はもはや形骸化しており、親子の間には実際の対話交流ほとんど存在しない。

ただ、スマホの明かりに照らされる無言の時間が過ぎていく。それはまるで、彼らが現実から逃げるために自ら作り出した、無感情牢獄のようだった。

弱者マッチングの始まり

数年前、彼らが「マッチング」された日のことを思い出す。

政府主導の新たな社会政策が大々的に発表された時、孤立し、結婚を諦めていた弱者男性と女性が、一度に大量にマッチングされ、結婚を促進されるというプログラムだった。

そこには理想未来が描かれ、少子化対策経済的な安定・社会全体の調和を目指すという美辞麗句が並べられていた。

彼女はその時、仕事に追われ、将来の見通しに不安を抱いていた。

孤独生活の中で、社会の期待や周囲からの無言のプレッシャーに押されるようにして、参加を決めた。

彼もまた、社会的に疎外され、職場での孤立感に耐えきれず、希望が薄れていく中でこのプログラムに乗り込んだ。

彼らが最初出会ったのは、淡々としたマッチングイベントの会場だった。まるで品定めされるように、テーブル越しに数分間だけの会話を交わした。

しかし、そこでのやり取りは極めて表面的なものだった。互いに特別な印象を持つこともなく、ただ社会的な期待に応えるための形式的時間が流れた。

彼女は彼に対して特別な魅力を感じることはなかったが、経済的な安定や社会的な孤立を避けるためには「結婚」が必要だという思いに駆られていた。

彼も同様に自分未来に対する不安孤立から、この結婚が何かの救いになるかもしれないと考えていた。

結婚という名の契約

彼らの結婚は、愛情感情的なつながりを伴わないまま始まった。

結婚式は小規模なものだったが、それでも形式的に行われ、家族や親しい友人たちが集まった。

笑顔を作り、記念写真を撮り、社会的には「成功」と見なされた。しかし、二人の間にはほとんど会話がなく、結婚という大きな決断に対する感情曖昧なままだった。

彼らは新婚生活を始めたもの感情的な絆は深まることなく、時間が経つごとにお互いの存在が重荷になっていった。

子どもが生まれることで何かが変わるかもしれないという淡い期待もあったが、実際には彼らの関係さらに複雑にするだけだった。

子どもは彼らの生活に新たな責任をもたらしたもののその責任を共有する意識希薄だった。

互いに育児負担押し付け合い、疲れ切った日々の中で、二人とも現実逃避にスマホ世界に没頭するようになっていった。

崩れかけた家族

こうして、建前だけで作られた家族の絆は、日に日に薄れていった。

子どもが何を感じているのか、何を求めているのかに対して、二人は気づこうとしない。

育児という責任あくまで「社会的な役割」であり、愛情を注ぐことはなく、ただ義務感だけが残っていた。

カズキは、そんな家庭の中で日々を過ごしながら、両親の愛情を感じることなく成長していく。

無言の時間と無関心の中で、彼の心の中に小さな孤独の種が静かに芽吹いていた。

孤独クラスルーム

カズキは5歳になり、ついに小さなランドセルを背負って学校に通い始めた。

彼が通う学校は、政府弱者マッチング政策によって生まれ子どもたちが集まる場所でもあった。

同じように、家庭の中で愛情や関心を受けることなく育った子どもたちが大勢まり学校教室には独特の空気が漂っていた。

教室一見すると普通小学校と変わらない。先生が黒板に向かい子どもたちは机に座り、ランドセルを下ろして教科書を開く。

しかし、そこにあるのは静かな孤独空気だった。クラスメートの多くは、家庭での愛情ケアを十分に受けておらず、どこか無感情で無表情。誰も他人積極的に話すことはなく、ただ時間が過ぎるのを待っているような雰囲気が漂っている。

カズキもまた、その一人だった。教室の隅に座り、他の子どもたちとあまり目を合わせることなく、無表情で机に向かっている。

先生が何かを質問しても彼はただ小さくうなずくか、返事をすることな視線を落とすだけだった。彼にとって学校もまた家と同じように、感情のない無機質な場所になっていた。

クラスの子どもたち

クラスメートたちも同様に、家庭での愛情を知らず、感情を抑圧されたまま育った子どもたちだった。

友達同士の会話はほとんどなく、遊び時間ですら誰かが楽しそうに笑うことはほとんどない。まるで、大勢の子どもたちがそれぞれの小さな殻に閉じこもっているかのようだ。

授業中、カズキ先生の話をぼんやりと聞いているが、心の中では何かが欠けていることを感じていた。

家では両親から十分な会話や接触を受けていないため、彼にとって他人との交流信頼関係の築き方がわからない。クラスメートもまた、同じように孤独存在であり、互いに心を開くことができないため、自然と静寂が教室支配していた。

休みになっても、誰かと遊ぼうとする子は少ない。カズキは、ランドセルの中に入っているお弁当を一人で静かに食べる。誰も彼に話しかけず、彼もまた、誰かに声をかけることはない。彼の周りでは、他の子どもたちも同じように無言で食事をしている。カズキはその無表情な顔のまま、スプーン一口ずつ弁当を口に運んでいく。

カズキの心の中

家でも学校でも、カズキ孤独を感じているが、それを言葉にすることはできない。

彼の心の中には常に空虚さがあり、何かが足りないという感覚が消えることはない。しかし、彼にはその感情表現する手段がなく、ただそれを胸の奥に押し込めるだけだ。

学校友達を作る方法も知らず家では両親と感情的なつながりがないまま育ったカズキにとって、周囲の世界はどこか冷たく、無意味に感じられることが多い。

クラスメートも同様に自分たちの孤独を抱えており、互いに心を開くことができない。

それは、家庭の中での愛情不足が原因となり、感情表現信頼関係の築き方を学べなかった子どもたちに共通する問題だった。

放課後になると、カズキランドセルを背負って黙って帰り道を歩く。

家に帰っても両親との交流は期待できず、ただまた同じ日々が繰り返されるだけだ。

彼の頭の中には、誰とも交わらない日々が続き、心の中にある小さな孤独の種が、静かに大きく育っていくのだった。

カズキ学校では彼のような子どもたちが多数を占めているため、クラス全体がどこか感情のない機械的集団のように見える。

彼らは互いに関心を持つことなく、先生が指示するままに動き、誰も積極的自分意思表現しようとはしない。

孤独感や無力感が漂う教室では、笑顔や楽しさ、友情といった感情希薄で、日常淡々と過ぎ去る。

成長したカズキ未来

カズキは15歳になり中学卒業して高校に進学するか、あるいは早々に働きに出るかという選択を迫られる年齢に差し掛かっていた。

しかし彼の中には将来に対する明確なビジョン目標ほとんどなく、家族との感情的な疎遠さや学校での無感情な日々が彼の意欲をすっかり失わせていた。

家庭環境も依然として冷え切ったままで、両親から進路についてのアドバイスや励ましがあるわけでもない。

父親は今も不定期な仕事を続け、母親も相変わらずパート仕事を掛け持ちしている。

彼らの生活経済的に安定しておらず毎月ギリギリ生活費でやりくりしている。

家族全体が経済的な困難に直面していることは、カズキにとっても避けられない現実だった。

働くことへの不安

カズキ学校での成績も特に優秀ではなく、勉強に対する興味を持つこともなかった。

周囲の同級生たちも同じように、家庭や社会からサポートほとんど受けることなく育ってきたため、将来について真剣に考える者は少なかった。

クラスほとんどの生徒は、進学よりも早く働いて家計を助けることを選ぶか、非正規仕事に流れていくのが現実だった。

カズキもその例外ではなく社会に出ることに対する不安と無関心が入り混じった状態だった。

彼の家族は彼がすぐに働きに出ることを期待していたが、それは経済的理由からであって、カズキの将来を心配してのことではなかった。

両親は息子がどのような仕事に就くかに関心を示すことはなく、ただ「家計の足しになるならそれで良い」という態度だった。

カズキ自身も、将来の夢や目標がないまま、やがては自分も両親と同じように、不安定な職に就いて日々をやり過ごす未来ぼんやりと受け入れていた。彼の心には「どうせ自分は何も変えられない」という諦めの感情が根強く存在していた。

経済的問題現実

成長したカズキ社会に出たとき、彼が直面する最も大きな問題は、まさに経済的不安定さだった。

彼は学校卒業してすぐに安定した職に就くことができず、非正規雇用やアルバイト転々とする生活が始まった。

日本全体では弱者男性や女性社会の周縁に押しやられ、正規雇用に就くことが難しい状況が続いており、カズキもその波に飲み込まれていた。

カズキ収入は低く生活費を賄うのがやっとで、将来的な貯蓄や投資などは夢のまた夢だった。

家賃光熱費、食費、そして時には両親から経済的支援を求められることもあり、彼の手元にはほとんど何も残らない。

彼の労働は、社会必要とされるが正当に報われることのない単純作業が多く、心身の疲労が募る一方だった。

また、カズキ家族から社会からも十分なサポートを受けることなく育ったため、将来に対する不安経済的問題対処する力を持っていなかった。

彼は、経済的問題だけでなく、感情的な孤独自己肯定感の欠如にも苦しみ続け、ストレスが重なっていく。

社会との断絶と孤立

カズキが直面するもう一つの大きな問題は、社会との断絶感だった。

彼は家庭でも学校でも十分な愛情支援を受けられなかったため、人間関係の構築やコミュニケーションに対して強い抵抗感を抱いていた。

仕事でも職場人間関係にうまく溶け込めず、孤立したまま日々を過ごしていた。

こうした孤立感はカズキにとって大きなストレスとなり、結果として職場でのモチベーションパフォーマンスにも悪影響を及ぼしていた。

彼は仕事に対する満足感を得られず、ただ生きるために働くという消極的姿勢に陥っていた。

彼のような若者たち社会全体に増え続けており、同じように家庭環境経済的な困難、そして社会的なサポート不足に苦しんでいる。

多くの人々が非正規雇用に追いやられ、低賃金で働くことを余儀なくされ、将来に希望を見出すことができないまま、現実と戦い続けている。

カズキの早期結婚――無感情未来

カズキは、社会との断絶感に押しつぶされながらも、弱者男性と弱者女性マッチング政策によって20代前半でユウコという女性結婚した。

両者とも愛情幸福を求めることなく、ただ社会の仕組みに従い自分たちの未来に対して諦めを抱いていた。

彼らの結婚生活形式的感情的なつながりは希薄で、ただ「結婚している」という事実けが彼らを繋ぎ止めていた。

ユウコカズキと同様に愛情のない家庭で育ち、社会との接点をほとんど持たない女性だった。

彼女もまた孤独を抱えたまま仕事に就き、カズキとともに経済的不安を分かち合うことなくただそれぞれが生きるために必死で働いていた。

カズキ低賃金非正規雇用に押し込まれユウコもまたパートタイムの仕事を掛け持ちする日々。二人の間に交わされる会話は少なく、家の中には沈黙が漂っていた。

カズキの子ども――犯罪の縁で生きる

カズキユウコの間に早くも子どもが生まれ、彼らはその子を「タケル」と名付けた。

しかカズキ自身経験した孤立経済的困難は、さらに厳しい形でタケルに受け継がれることになった。

タケルは幼少期から十分な食事も満足な環境も与えられずに育った。

家には物が溢れ乱雑なままで整理されることはなく、学校では友達を作ることもできなかった。

カズキユウコはどちらも仕事に追われタケルの世話をする時間がなく、彼は放任されるように育っていった。

タケルが中学卒業する頃にはすでに家庭での居場所を見失い、社会からも完全に疎外された存在となっていた。

彼は学校卒業しても就職先が見つからず、社会の隅に追いやられるようにして犯罪スレスレ生活に足を踏み入れていた。

タケルのような若者はこの時代には増え続けており、彼らは生き延びるために小さな詐欺や盗み闇市場での売買に手を染めていたが、それらすらもうまくいかないことが多かった。

犯罪の失敗と絶望

タケルは盗みや詐欺を何度か試みたが、成功することはほとんどなかった。

彼が属する社会底辺は同じような境遇の人々で溢れており、競争は激化していた。

彼が盗もうとした小さな金品はすでに別の誰かに奪われていたり、詐欺を試みる相手もまた騙され慣れていたりするためうまくいかず、むしろ危険さらされることの方が多かった。

ある日、タケルは仲間とともにコンビニ強盗計画したが、あっけなく警察に察知され失敗に終わる。

彼の仲間の一人は逮捕されタケル自身はかろうじて逃れたものの、失敗の連続で心身ともに疲れ果てていた。

彼は犯罪ですら成功しない自分の無力さに絶望し、社会の中で何の価値も持たない存在だと感じていた。

社会に溢れる「タケルたち」

タケルのような若者は、もはや社会の一部を構成する主要な層となっていた。

経済的な困難や家庭崩壊教育の欠如がもたらす無気力若者たち犯罪に手を染め、失敗を重ねながらもその場しのぎで生き延びていた。

街には、そうした「タケルたち」が溢れ、どこに行っても犯罪が起こりそうな張り詰めた空気が漂っているが、実際には成功する犯罪すら少ない。

仕事の機会は減り、低賃金非正規雇用や闇市場での労働を強いられる若者たち

犯罪に走るがすべてがうまくいかず、どんどん貧困の深みにはまり込んでいく。彼らは家庭でも社会でも愛情を受けることなく、常に孤独無力感に苛まれながら、社会底辺で苦しみ続けていた。

タケルはその典型的な一人であり彼もまた未来希望を持てず、犯罪の失敗と絶望の中で、ただ何とかその日を生き延びるだけの生活を続ける。

カズキが直面した孤立感や経済的困難は、さら悪化し、次世代にわたって連鎖的に続いていた。

弱者男性・弱者女性マッチングの再導入

タケルが20代に入った頃、彼が育った社会には新たな「弱者男性・弱者女性マッチング」の仕組みが再び広まっていた。

この制度は表面的には自由意志による選択として進められていたが、実際には経済的不安社会的な孤立に直面する多くの若者にとって、結婚を通じて「安定」を得る以外の選択肢がほとんど残されていなかった。

政府はこのマッチングを「未来への一歩」「パートナーと共に新たな人生を切り開くためのチャンス」として宣伝し、若者たち積極的に参加を促した。

制度のもの強制ではなく形式的には自由参加であったが、現実的には低賃金非正規雇用や Permalink | 記事への反応(1) | 01:21

anond:20240923004452

森奈津子トランス女性女性派だぞ

 会の名にあえて「百合」を選んだのは、シス女性生来女性)とトランス女性男性として生まれたが性自認女性女装家も含む)との友情共感シスターフッド、時にはレズビアン関係肯定する意味を含めてのことです。

 「身体男性から女性スペースを守る」という運動ではありますが、その表現自体に傷つくトランス女性存在することは確かでしょう。しかし、白百合の会と協力関係にある「性別不合当事者の会」会員をはじめとするトランス女性たちは、性自認女性であるからこそ、この運動共感してくれている。多くの方々は、これまでの人生で心に負った傷を隠しつつ。

 そんな彼女らに敬意を表しての「百合」なのです。

https://note.com/morinatsuko

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