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2010-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20100417224559

精神分裂を起して離人症になると今すら定かじゃなくなるよ

2009-12-07

名指しと時間性とアイデンティティー

 アニメシャナについて書きます。

 シャナは「シャナ」という名前を悠二からつけられる。この命名はかなり一方的なようにも見える。しかし、命名というのは本質的に一方的で暴力的なものなのではないだろうか。それは、命名という行為が自分自身によらない、少なくとも命名を引き起こす原因が自分自身によらず、他者によってなされるということから明らかなように思われる。事実ほとんどの人は自分の親から一方的に名前を決められる。

 ところが、この、他者から一方的に、暴力的に決められたはずの名前が、しばしばアイデンティティーの基点、「自分自分であるという同一性」の基点となる。

 『とらドラ!』についてのメモで、インコちゃんが自分名前を言えないのは、主人公たちが自分アイデンティティーを持っていない状態であることの寓意であるという解釈を以前示しておいた。また、『灰羽連盟』においては、名前がより具体的意味合いを持って象徴的に描かれており、自分の真の名前(あるいは自分名前の真の意味)を知る(あるいは獲得する)ことが自分本質を知る(獲得する)ことと同義とされていた。

 これらは物語の例だが、実際に名前がこのようなアイデンティティーと密接な関係がなければ、われわれがこれらの物語にリアリティを感じることはできないだろうし、実際多くの物語名前を象徴的に扱っているのは、われわれの無意識名前がどのような機能を果たす記号なのかを実は知っているということの証左ではないだろうか。

 しかし、ここで疑問が生じないだろうか。物語の主人公たちは、元々名前を持っていたのではないだろうか。特殊な設定でもなければ、ほとんどの人物たちは最初から名前を持っている。それなのに、その名前物語の序盤ではアイデンティティーの基点になっていない場合が多いのである。シャナはその特殊な「最初は名前がなかった」という例だが、命名されてすぐにアイデンティティー確立できたのかといえば、まったくそんなことはない。

 ここで僕が提示する答えは、名前は確かにアイデンティティーの基点なのだが、時間の経過に伴う経験の蓄積を通して、意味を充填されることで初めてその機能を果たす、というものである。つまりシャナでたとえて言えば、命名された時点t1における「シャナ」と、その後の経験を蓄積した時点t2における「シャナ」では、その意味する「シャナ」の内実が違うのである。

 ところが、内実が違うのに同じ「シャナ」である、というところが名前というものの核心である(多分)。過去自分現在自分は本当は違う存在のはずである。なぜなら、過去自分経験現在自分経験は違うからである。肉体的にも我々は年を重ねて少しずつ変化を遂げているのであって、「同じ」であり続けることはない。にもかかわらず、われわれが自分自分である同一性を失わないのはなぜか。名前を持つからである。正確には、他者に呼ばれる名前を、であろうか。一つの「他者から呼ばれる名前」が、過去自分現在自分を統一的に(この統一的にという部分に注意されたい。離人症患者などではこの統一性は失われる)つなぎ合わせることによって、アイデンティティー確立することができるということである。

 シャナがかけがえのない個人「シャナ」として確立されるのは、大雑把に言えば悠二から「シャナ」と呼ばれることの連続性によっている。思えば、『とらドラ!』においても、大河との関係を徐々に深め始めた竜二が「大河!」と大河名前を叫び、「俺は犬じゃない、竜だ!」と宣言し、大河がその名指しに反応するという場面があるのだが、これもある視点を持つ他者から名前を呼ばれる、ということがアイデンティティー確立物語へのスタートになっている。さらにスタートだけでなく、物語の途中も、終結も、すべて名前を呼びかける他者を基点として展開する。

 シャナにおいては、「シャナ」という固有名確立を際立たせる展開として、平井ゆかりでもフレイムヘイズでもない名前、という対比がなされる。平井ゆかりというのはシャナ人間世界で暮らすための偽名であり、日常人間関係に重点のあるミクロ価値を象徴する名前である。それに対してフレイムヘイズ世界バランスを保つという彼女社会的使命に重点を置いたマクロ価値を象徴する名前である。第一期の終盤、彼女マクロ価値のためにフレイムヘイズとして悠二を殺すべきか、ミクロ価値のために平井ゆかりとして悠二を助けるべきかという選択を迫られる。しかし彼女シャナとして世界も悠二も救うという選択をする。これは悠二と経験したのがマクロ世界での戦いとミクロ世界での日常の両方においてであったことと関係しているだろう。シャナにとって、マクロミクロは矛盾しない。なぜならマクロにおいてもミクロにおいても、シャナは悠二からシャナと呼ばれ続けたからである。

 他者からの呼びかけによって、一つの名前時間とともに意味を充填していくこと、それによってアイデンティティーは得られる。それは物語というものの本質でもあるかもしれない。

2009-04-06

離人症

離人症って言葉に聞き覚えが会って、ちょっと Wikipedia で見てみると、解離性障害 っていう項目に纏まってた。

僕はいままで、会社をクビになったことが2回ほどあるんだけれど、あの時は離人症だった。社長と狭い部屋に2人で座っていたのに、100m くらい離れていたような気がしたし、なんというか、人生のつらいことが全て連なって起こっていて、泣きたい気分だったのに、全く泣けなかった。逆に現実感覚が戻った時はゲームをしてるような気になって、すごい元気になってた。エレベータで乗り合わせた人に、今クビになってさ、とか言って話しかけたりして。その夜には全く逆にはち切れましたが。

解離性けいれんも経験がある。意識はあるし、その時に一緒にいた人に一生懸命説明してるの。いま自分がどうなっているか。だけど身体は全く言うことを聞かず、痙攣し続けて、最後は呼吸困難で瞬間意識を失ったような気がする。

その手の急性のストレス時に起こるだけで、繰り返し起こったりはしてないから、まぁいいのかな。



健忘とはすこし違うんだけれど、時間感覚は今に至るまでまだ、すこしおかしい。これまでに起こったことが、リニアに起こったこととは感覚的には全く思えない。よーくよーく憶いだそうとがんばると、そういえば、そうかも知れないぐらいな。理論的に矛盾しててもこの並び順の方が自然だな、とか。日記はつけてるんだけれどね。でも、もう病院に行く程酷くないし、むしろカウンセラーとかにあの頃のことを説明することを想像する方が、心的に苦痛

2008-11-30

統合失調症になる前のことを書いてみる。

統失は脳内物質の異常だとも、脳の器質的障害(発達障害)ともいろいろ言われている。

自分は三十代のときに発病して、数年経った今は薬で落ち着いている。

このまま十年が経過してくれればいいと思うのだが。

ところで、この病気、今考えるに幼い頃から、あれは兆候だったのじゃないかと思える節がいくつかあった。

それがあるから将来統失になるというわけではないが、

自分のこれまでの略歴を書いてみようと思う。

  • 子供時代(小学生まで):やたら涙もろかった。大人からみたらたいしたことないようなことですぐ泣いていたように思う。通信簿にも担任から「涙を流さないように」という注意までされてたほどだ。思えばかなり過敏な性格だったように思う。それとこれは大人になるまでずっとなのだが、部屋を片付けたりするのがひどく面倒でよく親に怒られてた。
  • 思春期中学生):特に問題行動はない。まあ未成年なのに違法嗜好品(酒たばこ)くらいは手をだしたことはあるが。それよりも、その頃から随分厭世的になり、「自分の血はのろわれてるので、この呪い自分の代で止めなくてはならない」と考えてた。
  • 青年期(高校大学):高校のときなぜか友人がこちらを避け始めた。思い当たるふしがないのでとまどったが、もしかすると自分では気が付かないうちにおかしな言動をしていたのかもしれないと思う。そんなわけで大学ではそのトラブルが気にかかり宗教へのめりこむ。同時に大学内のカウンセリングにも通う。「自分自分でないような気がする」という離人症的訴えと、感情が高ぶってよくカウンセリング室で泣いてた。
  • 社会人時代:とりあえず就職するが、このころよりなにかアリジゴクのような砂の落とし穴に足をとられるような感覚が始まる。それに引きずられないよう踏ん張るので一日が終わるとへとへと。でも、3年でその会社に行くのがつらくなり(特になにもなかったのだが)辞職。半年後別の職場に入るが、そこは人間関係がきつくて、やはり三年もしないうちに退職。その後また別の職場を見つけるが、その頃にはかなり精神的に病気の一歩手前になってたのか、1ヶ月しかつとめることができなかった。それから発病まで2年ほど引きこもり。とにかくなにをやるのもしんどくて、職探しなどできず。
  • 発病まで:とにかく少し休めばなんとかなると思っていたのだが、発病した年の春、突然大きな音がして(本当に鳴ったのか、それも幻聴だったのか未だにわからないのだが)全身が緊張して止まらなくなる。同じ頃妄想幻聴不眠も始まり、外界のものすべてが自分の考えと関わりのあるようなものに見えて、それこそものすごい恐怖に襲われ、その恐怖から逃れるために自殺未遂をする。そして入院となった。

幸い、薬が効いて1ヶ月ほどで退院できたのでよかったが、薬を飲んで幻聴不安が消えたときに、健常者はこれが普通なのか、と驚いた。なにしろ幻聴はともかく、不安だけはずっとついてまわってたから。

とにかく、統合失調症ストレスに弱い人はなりやすいことはあるだろうが、怠け病でもないし、妄想にしてもはたからみれば楽しそうに見えてもその実本人はとても楽しい状況ではないことはもっと知られてもいいと思う。

それにしてもさ、この病気になると今までの人間関係破壊されてしまうのは悲しいものだな。

2008-06-12

出会い系パートナーを探している三十代女性ってこんな人(その5)

http://anond.hatelabo.jp/20080530165522

 リアルで女と別れて、次の出会いを探す気もなく、Yahoo!パートナー女性捜しを始めた三十路オタク非モテの僕の体験記。

 5月29日から始めて、ちょうど2週間経ったことになる。シリーズ第五弾の中間報告。


 Yahoo!パートナーhttp://partner.yahoo.co.jp/の特徴としては、

  • 20代前半もいるが、基本は20代後半から30代にかけての男女がお互いを探しあう形になる
  • リアルで相手を見つけにくくなり(見つけられず)、かと言ってお見合い業者には(金銭的・友人的・心理的に)抵抗感がある。そんな人たちの集まる場。"お見合い"と"出会い系"との中間に位置する。Yahoo!ブランドはあるし、女欲しがる♂がウザイのを気にしなければ、相手探しとしては悪くないと思う。
  • 年収とか煙草の有無とか趣味とか20の項目を参照にした上、プロフでどこまで真剣そうなのか、波長が合いそうなのかを見比べる。ただ、写真の顔出しは全体の1割にも満たない
  • 基本的には♀の人たちは真剣な方が多い。特に28歳から38歳ぐらいまで。プロフでそれなり書いていたら、顔写真とかを晒さなくても、日に数十件、一週間で100件を越えるお誘いメールがくるらしい。♂は冷やかしや好奇心も多く、そこらの割り切りも大変そう

ということか。


 僕のスペックと、この2週間の成果は以下の通り。

  • オレ、35歳♂。大都市隣県。年収600万円から800万円。太め
  • メール送信72人
  • 返信あり14人
  • お断り6人、サクラ消去3人(ほか反応なし49人)

年収はまあそれなりで、"太め"というマイナス面も晒しながら打率2割は上々というところ。分かりやすい趣味を前面に出したんで、相手も取っつきやすかったか。

 ただ、返信のあった14人のうち、3人は相手が途中で返信を寄越さなくなった(寂しいけど、そういうのもよくあるらしい)ので削除。また、他の3人は、本名と住所と会社名を先に晒せとか、早く会いたいとか書かれて僕の方が距離を感じたりんでこっちも削除。何らかの形でやりとりしているのは8人です。


 で、♂から見てどんな女性がいるのかというのが今日の話。増田にも、三十路の♂のみならず、女増田の方なんかもいらっしゃるんで、まあご参考程度に。

  • 返信くれた♀の年齢は30、31、31、32、32、33、35、35、35、35、36、36、37、38。僕の年齢を踏まえて、28歳から37歳を対象にしていた。ここに登録している女の子でも32歳ぐらいまでは入れ食い状態らしい。でも、そこを越えるとぱたんと♂からの連絡数が少なくなってくるみたい。♀で結婚を考えているなら、リアル世界と同様、30から32ぐらいまでが最後の勝負時なんだろうな。それは♂の視点からしても、そう感じるよ。
  • 20代後半は真剣と先に言ったけど、28歳から32歳は自分の年齢+3までしか許容せず、相手の年収は800万円から希望、とか無茶も多い。太めの俺なんて簡単に除外される。でも、三十路前半までの♂で好条件なヤツはそもそも出会いには来ないと思うが。それは♀も同じか
  • 三十代バツイチというのは比率で意外に少ない。ヤンママだったんならリアルで見つけられるし、登録してももう少し上の層とかが拾ってくれるからなんとかなりそう

 やっぱり、リアル世界と同様、ややこしいのは、♂からのアプローチが急速に減ってくる33歳から38歳の♀。周囲が家庭に入っていったことで、誰かパートナーが欲しいと思っているような層。本人も危機感はあるようだけど、子どもができるかどうかギリギリの年齢という印象もある。プロフを見ている限りなんとなく魅力的に感じるんですが、♂からの反応は少なそう。あってもバツイチ♂とかスペック難な♂とか。それはリアル世界お見合いと同じ。現金なものです。

  • 仕事過去恋愛に疲れて前向きに相手を見つけにくくなった
  • なにを男に求めればいいのか分からない
  • 望みがかなわないと分かっていても目が肥えてきた
  • 三十路年収200万円から400万円という層が圧倒的に多い。多くて400万以下。1人では将来展望がたたなそう
  • 業者は「医薬/健康」だけど、介護とか福祉とかそういった方面が多い。販売とか教育関係だと英語講師だとかもいるけど、非常勤っぽい。だから年収は高くないし、自活にも限度がある。三十路で独り身だとちょっとリスキーなんかな
  • 短大専門学校卒との無難学歴が4割。大卒4割。あと、院卒というのも意外に多い

 正直言うと、ちょっとメンヘラーっぽい、離人症的な人も少なくない。三十路を過ぎても、そもそも男とどう距離をとればいいのか分からないのかな。僕もその傾向はある。あと、プロフで堂々と周囲が結婚して寂しいとかを露骨に書く。自分もそうだけど、結婚という社会的制度から離れて生きていたけど、三十路半ばになるとそうもいかないと改めて気付かされる。焦りはある。でも、今さら友達や見合い業者に探してもらうのも抵抗感が。だから、こういう出会い系サイト……なんだけど、顔が見えない相手とはリスクが多すぎる。

 非モテだなんだと増田で語られる男女はそれなりにいますが、やっぱり三十路半ばを過ぎると、そう潔いことも言ってられないという現実に直面する。必死なところはありますね。

 最初はヤケクソだったけど、まあそれなりにいろんな女性やりとりできて楽しかった。トップページアクセスすると「好みタイプメールが来ました」と表示が出るんです。それを見るとなんだか年甲斐もなくトキメキを感じる。人生初のモテ期突入したような勘違いもたまには起こしています。

 ただ、そこには何か見えない壁があるような。直接顔をあわせない、ネット上でのやりとりは難しいものです。

 明日は、そのうちの1人と直接会うことにしました。また、日を改めて報告すると思います。

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