2023-12-07

自己肯定感根拠無意味で害がある

1.「ヒューム法則」に反する

自己肯定感とは、自己倫理的肯定するという意味だ。(自己物理的な存在感問題である場合病院に行った方がいい。それは離人症だ。)

しかし、ヒューム法則を見ればわかる通り、「であるから「べきである」を導くことはできない。

まり、何らかの客観的根拠から自己倫理的肯定する推論はあり得ない。

したがって、何らかの根拠本質的無意味だ。


2.根拠に基づく自己肯定感弊害の方が大きい

仮にあなたが「年収が一億円だったり、容姿が水準以上であれば自己肯定感を持てる」くらいに単純な精神を持っていたとしよう。

そのうえで、何ら自分肯定できそうな事実が見つからいから悩んでいると。

そんなもので満足するなら「私は日本人から価値がある」とでも思っておけばよろしい。

(すぐにこの解決法の問題点を指摘するので「私は日本人であることに肯定感情を持ってないが」みたいな感想は仮に思っても、言わなくて結構です)

しかし、もしも「私は日本人から」「私は年収一億だから」「私は美人から」「私は○○コンテストで大賞をとった」「私は毎年○万円寄付している」

といった方法自己肯定感を基礎づけた場合、むしろそのメリットよりデメリットの方が大きいだろうことは容易に想像がつく。

なぜなら、そのような自己肯定は、そうでない人々への等閑、軽視を含むからだ。それは他人にも本人にも良い影響を与えない。

したがって、何らかの客観的事実自己肯定感の基礎に据えることは、むしろ弊害の方が大きい。

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