はてなキーワード: 屋号とは
記録に残した方がよいとの声があったので、昨晩からXでトレンド入りしているハッシュタグ「#ジャニーズ事務所がんばれ」より、いいね千〜数千ついてる投稿を抜粋。
ジャニーズ事務所って震災とかあるとすぐに義援金とか訪問して協力してくれる会社だと思う。 それってタレント独自よりジャニーさんから受け継いだものだと思う。その想いを悪く言わないで! 3.11の時に活躍してくれた恩は忘れないからジャニーズ事務所を応援したい。 #ジャニーズ事務所がんばれ
さんざんジャニーズの人達に頼りまくってきたくせに この手の平がえしは許せない。 私は別にこれと言ってジャニーズのファンではないですが、 あまりにも叩いている方が滑稽すぎて応援したくなります。 頑張れ頑張れ。 #ジャニーズ事務所がんばれ
事務所を出ればいいと簡単に言われますが、ジャニーズはただ事務所に所属してるだけじゃない。メンバー、先輩、後輩、同期、スタッフ、みんなが繋がって盛り上げて笑って幸せをくれてるんです。「ジャニーズ事務所」であることは誇りです! #ジャニーズ事務所がんばれ
ジャニーズのアイドルは、ジャニーズだからこそ一番輝けるんです。 その場所を奪う権利は誰にもない。 ましてや、何も罪を犯していないはずの現所属タレントが糾弾されるなんて、本来ならあってはならないはず。 タレントも社員も守りたい。 #ジャニーズ事務所がんばれ
今だから応援する。集団イジメに負けるな。司法を通して。日本は法治国家?それとも人権放置国家?1400万人の経済効果を感じて欲しい #ジャニーズ事務所がんばれ
日本のエンターテイメントを作ってくれたジャニーズには感謝しかありません。これからも応援します。 #ジャニーズ事務所がんばれ
ジャニーズ事務所から現役タレントを守ろうとしてくれている意志を感じます。ファンは推しを信じているし、推しが信じる事務所を信じています。これからも変わらず応援します。 #ジャニーズ事務所がんばれ
これは拡散したいタグ!大手が保身の為に起用方針発表するのは勝手だけどタレントの写真付で報じるメディアは如何なものか。モスの件といい、タレントの人権を考えてない行為こそ【企業による人権侵害】では。所属タレントの活動とは一線を引くべきと強く思います #ジャニーズ事務所がんばれ
お願いです 在籍確認を徹底してください 法の範囲内の対応をしてください 屋号を守ってください 株を渡さないでください タレントたちの笑顔を守ってください 私たちも全力で支えます #ジャニーズ事務所がんばれ
タレント個人ではなく事務所自体を応援することを非難する声もありますが、ジャニー氏が亡くなってからずっとタレント達が働きやすくなるよう奮闘し、今もなお第一にタレントを守ろうとしてくれる今の事務所を、社員の皆さんを、応援しないわけにはいかないと思いました #ジャニーズ事務所がんばれ
ジャニーズのエンターテインメントが大好きです! タレントだけじゃなくて制作チーム・スタッフさんと共に作り上げていることを知っています😀 たくさんのファンがジャニーズを応援していることを忘れないでくださいね❤️これからもずっと応援します! #ジャニーズ事務所がんばれ
私もこちらに同意です。基本、性加害は許すな💢ですが、だからこそ冤罪も止めねば。証拠が無いどころか ・年200回はムリ ・その日に合宿所にいない ・そもそも40年前に性行為不能に ・そもそも同性愛者じゃない 私達は長年、世間の作った噂で色眼鏡で見てたのかも知れない #ジャニーズ事務所がんばれ
今の状況は、ファンが見ても辛い気持ちになる😣現役のタレントさんたちはもっと辛いんだろうなと思うとやりきれない…。変わらずに私たちを笑顔にしてくれてありがとう。これからもジャニーズ事務所を応援します。十分誠実で真っ当な対応してると思うよ。 #ジャニーズ事務所がんばれ
増田は90年代初頭には6人時代のSMAPにキャーキャーしてたり、90年代後半には木曜の怪談観て滝沢秀明の美しさと今井翼の可愛さに心を撃ち抜かれたり、銀狼怪奇ファイルを毎週観て金狼はお前だったのかとテレビに突っ込んだりと人生の大半を緩くジャニーズ番組で過ごしてきました。
滝沢氏がジャニーズアイランドを退社して新会社を立ち上げた当初は頑張れという気持ちもありました。
ただここ数ヵ月の騒動を見てるとこうなることを見越して逃げたのかなと思うようにもなりました。
在籍中にTOBEの屋号取ってるし。
井ノ原快彦新社長のインタビューを読んで引き継ぎもせずに会社を去ったことを知り、一社会人としてそれはあまりにもおかしいと思い始めました。
霊柩車で遺影を持ちジャニーイズムを引き継いでジュニアの育成をしていた彼がもう別会社だからとなにもコメントを出さない、マスコミも取り上げないのはなぜでしょうか。
会社が違うからだとしても一番そばで見ていたのは彼なのだから。
「ジャニーズに騙される人は芸術教養に欠けている、本物の音楽に触れていれば騙されない」って言ってる学者さんがおられたんだけど、犯罪そのものとその隠蔽、屋号が犯罪者の名前そのままだとかは大問題だから声を上げるべきだと思うんだけど、やってる内容に関してごちゃごちゃいうのはお門違いというか、指摘すべきは犯罪に関することであって、エンターテインメントの完成度だとかみたいなのは今回の問題とは別では?
売り方があこぎだってのもわかる。今やアイドル全般どころかいろんなところに蔓延してる特典商法だとかはジャニーズから始まってるらしいからそういう仕組みがよくないのもその通りだと思うけど、これも今回の問題とは別だと思うし。
ここぞとばかりにそういうこと言い出すの?という疑問。
先の大戦で近隣国にあれだけ迷惑をかけたのに国名(国旗、国歌)を変えずに再出発した国があるし、戦前の政体に比べれば民主化はしたけどロイヤルファミリーは変わらない国があるの、ご存じでしたか?
2023-08-19
良いまとめだけど、いちいち盗品かどうか気にするこっちの精神衛生上もよくないから、警察は一斉に取り締まれよ
かりにちゃんとした業者だったとしても、ポップで規格外の値段で釣るのも治安悪いし
中国人窃盗団がベトナム人を鉄砲玉に使って盗ませてるようなのを白昼堂々と売られてるのを見るのは、先進国の日本として恥ずかしい
さっさとこの問題ケリつけてほしい
昭和かよ
桃の軽トラ移動販売車は皆盗品だ!と吹き上がってる件に対して電脳塵芥が反証してる件で
https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2023/08/19/040000
/\
高 マークのは高山青果の車であってれっきとした業者だ、と言いつつ、表示されてる住所がマンションで、階数表示無しでなんか怪しいって感じで自信無さげ。
でもああいう風に本店住所が事業の実態ある場所じゃないっていうのは非常に多いので多分これも問題ないと思われる。
創業時に社長の住所で登記する→事業が軌道に乗って別にオフィスや工場を本社にするが登記簿はそのままっていうケースは中小企業でとても多い。勤めてる会社のオフィスが本店住所だと思っていたら、実はどっかの住宅街だったとか。
普通は取引先が登記簿照会とかしないし。登記変更は3万程度で出来るが普通の人はおっかないので司法書士に依頼する。その金が掛かる。なので放ったらかしが多い。
https://cys17tx6n.jbplt.jp/recruit/1655000/
ってことはこれは仲買人か買出人ではないだろうか?つまりは番号か屋号が書かれた市場の帽子持ち。
青果市場通してるとなるとこりゃプロパーなわけでますます問題無い。
因みに電脳塵芥管理人氏がエントランスの写真を撮ってきた件のマンションなんだが、板橋市場の隣なのよね。道はさんだ反対側が市場。そして板橋市場と同時に出来てる。
田んぼしかなかった高島平の区画を整理して昭和47年に高島平団地、板橋市場が同時に出来るんだが、このマンションも同時に出来ている。
大家さんかどうかは登記簿取れば判るが今回はそこまではやっていない。
ですから電脳塵芥が言うようにこの業者が盗品を売っている可能性は無いと言い切れる。とんでもない名誉棄損であろう。
桃とか柔らか系の果物には網状のクッション材をはいている。これはネットキャップという。
普通ならこういうのは発泡スチロール製だ。だが果物用のネットキャップは発泡ポリエチレンというちょっと珍しい材質を使っている。
これは、みかんやレモンなど柑橘類の皮に含まれるリモネンという成分がスチロール樹脂を溶かしてしまうからだ。皮を折ると「ピュッ」と小さい飛沫が飛ぶが、これに含まれるのがリモネンだ。
「天然の力で汚れを落とすオレンジ洗剤」みたいな製品に入っているのもリモネンだ。こいつはトルエンとかアセトンとかに似た感じのやつだ。
ポリエチレンは溶剤安定性が高いので果物用ネットキャップはこっちを使うわけだ。
身の回りにある透明なプラスチックで安い物は殆どがスチレン樹脂なので、レモンを置いておくと穴が開いてしまう。冷蔵庫のトレイとか注意である。
案外あるんだねえ。
山一證券→不祥事が赤字を隠すことだからばれて潰れた。不祥事と関係はなさげ。
雪印→これは廃業してるかな。ただ雪印グループで解体後また復活してるから、どういう扱いか難しめ。
はれのひ→勝手に廃業したことが原因で炎上。不祥事が原因ではない。
タカタ→これは炎上というかシートベルトのかわいそうな企業じゃん。海外で訴訟が起きて経営難で潰れ。
ミートホープ→これは不祥事が原因で潰れてるね。その後の赤字が原因。
ジー・オーグループ→下3つはそもそも詐欺だからばれて潰れた。
ココ山岡→
暇だから調べたけど、企業が潰れるのは赤字になるからで不祥事が原因ではなさそう。
だから訴訟がたくさんおこって赤字にならんと潰れんね。屋号はかえるかもしれんけど。
ここら辺見るとビックモーターは潰れなさそう。
自分の身内も、みんな赤ん坊の頃から顔馴染みで同じ姓が多いので屋号を使う、そんな穏やかな土地で育ったが、
田舎特有の身内いじり・遠慮の無さ(配慮の無さ)に参ってしまい、統合失調を発症、増田に書けないようなことになった
田舎から出て都心部に出てからは、その身内はだいぶマシな精神状態になった模様
田舎は、幻聴じゃなくてガチで話題にあげてるからな。良くも悪くもほぼ身内だから気にかけてるからね
その気にかけが被害妄想があるとぜんぶ悪口に思えて悪循環に陥ってしまう
「鑑定人によると、被告は両親が他界した2004年ごろから、近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった。
こうした妄想を長く持ち続けており当時、妄想性障害だったと診断できる。『自分が正しい』と発想しやすい性格傾向と、周囲から孤立した環境が大きく関係し、妄想を持つようになった。
田舎を悪く言っている人・東京を妄信している人たちは、こういう系統の人かね?
見本の増田→ https://anond.hatelabo.jp/20230727214057
東京や都心部は、自宅も街も交通機関もどこもかしこも喧しいので幻聴対策は必要そうだけど、
都会は基本的に人に無関心だから、幻聴以外で噂されることは無いし、福祉も手厚い
松本は紳助の漫才にあこがれてお笑いの世界に入ってきたって言ってたよね
別に彼ら大御所が松本に道を譲ったから松本が天下取ったわけじゃないんだよね
普通に松本が這い上がっていく時点では上には今の松本みたいな奴らが鎮座してて
俺が「大御所がいつまで経ってもどかないから中堅が上に行けない」に感じる違和感ってこれなんだよな
松本にせよ何にせよ、大御所がどいてくれたから上に行けたわけじゃねーじゃんって思っちゃう
なのになんでお前らは大御所はどいてくれて当然だと思ってんの?っていう
例えばさ、これが師匠から「俺ももう60、そろそろお前に席を譲るよ」つって屋号を譲ってもらった奴が
70、80、90になっても「俺が自分で育てた屋号だから」つって弟子に譲らなかったら
オイオイ、ジジイいつまで独占してんねんって言いたい気持ちはわかるけどさ
自分の話をする。
地方都市(東京からそこまで離れてもいないけれど、関東圏ではない、まあだいたい長野とはそんなに変わらないくらいの地方)の、昔からその場所に住んでいる家に育った。
家柄自体は代々続く、という類ではないし、何か大きな商売をしてるわけでもない。自分にわかるのも高祖父の代まで。当然家系図なんてないけれど、集落では屋号を伝えれば一発で「ああ、あそこの家の」と伝わる程度の家。これくらいは、田舎にはよくある家だと思う。
子供(自分たちのこと)は全員とっくに成人していて、それぞれ家を出て自活している。結婚はしてたりしてなかったりする。
幼い頃から、道を歩けば「おばあちゃんは元気か」「いたずらをするなよ」と声をかけられる。もちろんそれがどこの誰かなんてわからない。でも祖母のことを知っている。親のことを知っている。当たり前みたいに「あの家の子供」だと知っている。同級生の親でもなければ、向かいや隣の家の人でなくてもだ。なんなら、集落の外に行っても「あんたあの屋号の子だってね」と声をかけられる。
自分はめちゃくちゃに愛想と外面が良くて(長子ではないから、その分、家の中でははみ出しっ子だったが)、だから特にそれを苦とも思わず、むしろ処世術として、にこにこ返事をしていたし、元気よく挨拶もした。
でも長子は違う。出来がよくて、容姿がよくて、田舎が嫌いで、上昇志向が高くて、「あの家の子供」なのが、それをみんなが知っているのが、とても嫌なようだった。だから挨拶をされても返さない。話しかけられても会釈を返すくらい。自分のように、知らない老人に頭を撫でられたりはしない。
「挨拶もしない」「暗い」「いつまでも結婚もせずに」しまいには「ろくなもんじゃない」。
正確には長子は結婚しているし、子供達の中で1番の収入を得て、いくつかの難関資格をとり、職場でも地位がある。だけどそれを(特に結婚のことを)地元ではごく一部の友人にしか話していないし、ただの同級生くらいの相手には伝わらないよう口止めをしている。自分たち家族も、どの話も言い回ることじゃないから言わない。知られたら今度は「いつまでも孫の顔も見せないで」「地元に帰らず孝行もしないで」に変わることがわかりきっているからだ(親もそういうことは言われるのが面倒らしい)。
ろくなもんじゃなさでいえば、実際は自分の方が「ろくなもんじゃない」。頭が悪くて高卒で、容姿も悪くて、要領が悪くて、でもやっぱり田舎が嫌いで、どうにか家から出た(だからワープアまっしぐらだけど東京にしがみついてる)。
「ろくなもんじゃない」、これを言ってくるのが田舎だ。長子と比べてあんたはにこにこしていいね、あの子はろくなもんじゃないだろ。何度言われたかわからない。口さがないどころじゃない。
そりゃあ、多少なりとも長子に対してコンプレックスはあるものの、でも嫌いどころか尊敬していて、ブラコンとかシスコンとか、そういう類に入る自分に。幼い頃からだ。むしろ幼い頃の方が全員地元にいるのだから、自分と長子を比較して、ただ自分が大人にとって「絵に描いたよう」に元気な子供だったというだけで、まるで長子がさも出来が悪いかのように、小さな子供だった自分に言ってくる大人の多いこと。
それでもにこにこして、否定はせずとも肯定もせず、褒めてくれてありがとう、と返し、心の中で悪態をついた。長子が好きだから、悪く言われてムカつかないわけがない。でも「ろくなもんじゃない」と陰口を叩かれるのもごめんだ。田舎で生きるには、愛想を振り撒くのが一番楽だとわかっていた。
長野の立てこもり、「容疑者は精神疾患があって、だから悪口を言われていると被害妄想をつのらせ、凶行に及んだ」という「だけ」の流れになりそうで、それがある種の分断の姿の一つだなあと感じている。
精神疾患はあるかもしれない。それは否定しない。擁護をしたいわけでもない。当たり前だ、何人殺したんだよ。
でも「悪口(陰口)なんて「誰も」言ってない」は田舎、代々続く家、長男、農業、親は(色んな意味で)地域に顔が知られていて有能(ということになっている)これだけの条件が揃っていれば、陰口はほぼ100%の確率でいわれている。被害者の方が言った、ということではない。
しかも田舎は、ドロップアウトしたらもうそれだけで「一生落伍者」だ。高校なんていくらだって中退者がいるくせに、大学のそれや、社会に出てからの精神的な部分でのつまずきを許さない。
そもそも、精神的なつまずきに対して「恥ずかしい」が優先される。地域というよりは、「古くからの人間だらけの集落」だろうな。新興住宅地だとかだと、そうじゃないだろうけど。
容疑者の親がしたことを、「どうにか社会で一人でも生きられるようにししようとしたんじゃないか」というとても優しい、そうだったらどんなにいいかという目線で見る向きもあるが、必ずしもそうではない。
「まともじゃないことは、ろくなもんじゃないことは恥ずかしい。どうにかまともにしなきゃ、自分たちも恥ずかしいと思われる」。この考えが浮かばなかったとは、「田舎育ち」の自分には思えない。
閉鎖的で、陰湿なところが、人付き合いが濃密だからこそあって、そういう可能性を否定することが難しいという実感が、「田舎育ち」だからこそある。
顔もよくわかんない、名前もわかんない、関係性もいまいちよくわかんない親戚、隣の家、だいぶ離れたところの家、道ですれ違う老人、なぜか誰もが自分のことを「あの家の」と認識していて、それで人付き合いが苦手というだけで「挨拶もしない」「暗い」「いつまでも結婚もせずに」「ろくなもんじゃない」。
それが「田舎」だ。
下手したら、親(というよりも一番その手のことを言ってくるのは親より上の世代の親族、分家筋)すらもそれを口にする。なんでお前は。親は立派なのに。ろくなもんじゃない。
ネットにあるコメントや、テレビで流れるコメントに驚く。精神疾患「のようなところがある」と見るや、「ならばそれのみ」が原因だとばかりに見える(もちろんそうじゃない意見だってあるけど、そちらの方が多数派に見えた)。
見えてる世界が本当に違った。
都会からとおく離れた地方の村。その村の終わるところ、田んぼの果ての小川の向こうに蕎麦屋が点在する地域がある。
そのなかの一軒がふと気になった。ちいさな生形の暖簾に書かれた屋号の筆の走りが尋常ではなかったのだ。
近寄って暖簾を眺める。名のある書家によるものと思われた。暖簾のむこうの扉は開かれていた。
暖簾をくぐった。
店内に人の姿はなかった。
客はおろか店主すらいなかった。
呼び鈴の類はなかった。とりあえずカウンター席に腰をおろした。
からっぽの厨房の左手に開け放たれた勝手口が見え、簾の向こうには新緑の林が見えた。
薄暗い店内でひとり目を閉じ耳をすませた。
小川のせせらぎと風の音がする。遠くで雷が鳴っている。小川の水面が反射する初夏の光が樹々の葉を照らしている。
背中に風を受けた。ふと立ち上がり振り向いた。開いている扉の向こうには田植えをまえにゆたかに水を張りはるか遠くの海までまでつづく水田と、そこにうつる空と雲が見えていた。天地の別があやふやだった。太古の伝説にきく幻の湖をゆく孤舟からの眺めとはこんなものかと思った。