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2023-02-16

どうしてメルセデスはコンセプトを継続したのか?

理由がどうあれ

失敗したコンセプトを捨てきれなかったのは

すでに敗北ではないのか?

おそらく昨年と同じ特性に悩むことになるだろう。

ダウンフォースは強いが空気抵抗が大きい特性。)

もしも、今年ルクレールがフェルスタッペンに敗れるようなことがあれば

ハミルトンフェラーリ移籍が実現するかもしれない。

まあ、そこまでシーズンが進む前に

メルセデスハミルトン契約してしま可能性の方が大だけど。

2023-01-07

もっと身の回り現象シミュレーションできるソフトが増えると思ってた

例えばミニ四駆

ミニ四駆くらいの大きさのウィングだとダウンフォースが発生しない、と言われてるが、シミュレーション確認されたという話がない。

マスダンパーが効くかどうかもシミュレーション確認したというのがない。


紙飛行機とかも、どういう形ならより飛ぶかってシミュレーションない。

マグヌス効果で飛ぶ円筒シミュレーションがない。

2022-12-11

今年のレッドブルF1マシンは直線で速かった。おそらく何らかの方法ストレート部分でダウンフォースを失速させることに成功していることによると推測されている。

この特性は激戦となったレッドブルF1メルセデスチームとの昨シーズンにおいて、メルセデスが持っていたアドバンテージであった。

現在F1オーバーテイク(追い抜き)はDRS(可変式のリアウィング)を利用した直線部分のスピード差が大きくものをいう。

コーナーでの速さはもちろん必要だが、オーバーテイクストレートでDRSが主な要因として行われる。

逆に言うと直線部分でアドバンテージがあれば、DRSを使用したライバルから攻撃を凌ぎ切る可能性も追求できる。

昨年のレッドブルメルセデスの直線部分でのダウンフォースの失速による特性に大いに苦しめられた。

このことは大いなる教訓となったのであろう。

伝統的にレッドブルはコーナーでの速さ、大きなダウンフォースを追求することがマシン開発のモットーとなっていた。

しかし大きなダウンフォースコーナリングでの速さを保証すると同時に比較的には大きな空気抵抗となる。

その結果としてストレート部分が弱点となる場合が多かった。

だがレギュレーション一新された今期においては従来の考え方を捨て、現代F1におけるDRSの効果を存分に発揮できるマシンへと変革させた。

そのことが結果としてシーズン圧勝することにつながった。

対してメルセデスチームは昨年までの直線部分での巧妙なマシンワークによるアドバンテージを忘れ去ったかのような強力なダウンフォースを生み出すことを重視した空気抵抗の大きいマシンを作り出してしまった。

このことは本来であれば、機構は違えども機能としてはほぼアクティブサスペンションであると言ってもいいサスペンションシステムレギュレーションにより規制され、そのことによりストレート部分での失速は不可能になる、であればより強力なダウンフォースマシン必要性を生むという予測により行われたものと思われる。

しかしながらレッドブルは何らかの方法により、ストレートでのダウンフォースの失速に成功しており、この予測は間違っていたといえる。

加えて、メルセデスマシンのその強力なダウンフォースは車高を地面により近づけることにより発揮するというウィングマシンにおけるポーパシングを無視たかのようなコンセプトとなっていた。

このことによりメルセデスは全くもってライバルと戦えることなシーズン終盤までの時間レースではなくマシンテストをするかの如く過ごすこととなる。

 

しかし、面白いと思うのは結果としてレッドブルメルセデスともに去年互いに苦しめられたライバル特性を今年の自らのマシンに詰め込んできたということだ。

やはり隣の芝生は青く見えるとでもいうべきか、お互いに足りていない部分を追求していった結果としてこのような現象が起こったのだとしたら興味深い。

ただメルセデスは直線部分での失速は不可能となるはずだ、という予測した部分がすべての方向性の誤りとしての起点となっているのではないだろうか?と考える。

2022-03-21

新しいFormula-1シーズンが始まった。

 

今年は車両規制するルールが大きく変更されたことで、

去年から引き継がれた要素がほとんどない全く新しいマシンによる未知のシーズンスタートである

 

車両ルールの変更の狙いは接近戦を可能にすることを目標になされた。

昨年までのF1マシン規約のなかで究極的に空力性能を高めた結果として、

非常に空気の流れに対して繊細であり且つ

そのマシンが通過した後方に非常に乱れた気流を発生することから

車同士が接近するようなドッグファイトが難しいマシンとなっていた。

そういった要素を排除してレース本来の魅力である抜きつ抜かれつを可能にするようなマシンへと

変革するべく新しい規定は規格(Formula)されたものだ。

 

第1戦が終了した段階での評価としては規約改定の狙い通りに

昨年度までと比べて車両同士が接近することはかなり容易になったようだ。

昨年までなら前方のマシン後方に車両位置させるとダウンフォース(車を地面に押し付ける力)が

(前方車両の乱気流の影響で)抜けてしまF1ドライバー技術を持ってしても

コース上にマシンを留めるのが非常に難しかったもの今シーズンは下位カテゴリー車両のように

不用意に接近しても大きな影響を受けることな走行が出来るようになっているようだ。

車としての気難しさ、繊細さが大幅に低減したような印象を受ける。

これはまさに規約改定の目指した部分であり、その部分では大成功であると言える。

ただ、これがイコールとしてレース面白くする要素として働くのか?といえば未だ未知である

 

昨年度までのマシンは非常に繊細で気難しいマシンであった。

が、ゆえにドライバーコントロール能力が大いに発揮される部分も大きかった。

しかし、今シーズンマシンはその安定性ゆえにマシン本来能力以上の能力を発揮させる幅が縮まったような印象も受ける。

無難に無理せず走らせるのが最速の方法であるようにも見受けられる。

言い方を変えると最速のマシンを持ってさえいれば無難にまとめれば勝ってしまうのでは?という疑問がある。

途中経過として多少の順位の変動はあっても結果として車なりの順位へと収斂されていくのではないだろうか?

最接近が容易であれば早い方の車が勝つのは当たり前のことになるのだから

 

まだ1レースが終わったのみの状況で、

これから車両もどんどんと進化するし

新車両の特性理解していくことで

各チームのレース戦略も大きく変化していくとは思うのでなんとも言えないが

それでも今シーズンは接近戦が増えてオーバーテイクもそれなりに行われるが

意外と結果は平凡で平坦なレースが増えるのではないか?という疑問がある。

2022-03-11

身近な現象について数式化した物理学の本が知りたい

例えば、ミニ四駆の性能を上げたい場合、どういう数式化をするのかわからない。

タイヤにはどういう力がかかっているのかとか、機体の空力特性がどうなっているか

マスダンパーは効果があるのか、ダウンフォース効果があるのかなどが知りたい。


そういうのが知りたいが、物理学の本というと、素粒子量子力学宇宙なのだ

かといってミニ四駆ネットで探すと、チューニングについての記載は見つかるが、

数式化してモデリング、といったことは見かけない。

2021-05-29

自動車って、逆さまで走れますか?

天井を走るF1

F1マシントンネル天井を走れる」という話を聞いたことがあります

F1マシンには強力な空力パーツ(前後についてる羽根みたいなのとか)が装着されていて、この空力パーツは自重よりも大きいダウンフォース(車体を地面に押し付ける下向きの力)を発生させることができるらしいです。

もちろん、飛行機がじゅうぶんに加速しないと宙に浮かばないのと同様に、F1マシン羽根も(飛行機とは正反対の働きだけど)じゅうぶんな速度で風を受けないと自重以上のダウンフォースを発生させることはできません。が、それはともかく、理屈の上ではF1天井に張り付いて走ることができる。

 

疑問

そこでふと疑問に思ったんですが、空力的に天井に張り付くことが可能だとして、エンジンを始めとした自動車の様々な機構は、上下逆さまになったままでも動くんでしょうか? 重力依存した仕組みがあった場合、逆さまにしたら正しく動かないのでは、と思うのです。

車体を逆さまに保つ方法天井にくっつける方法は置いといて、自動車は逆さまでも動くのか考えてみたいと思います

 

サーカスオートバイ

木下サーカスには、巨大な球形のケージの中を数台のバイク縦横無尽に走り回るエキサイティング演目がありますね。オートバイにできるなら自動車も同じことができるかな? と思ったのですが、よく考えたら、サーカスオートバイF1天井走りとは条件がいささか異なることに気づきました。

サーカスオートバイが球体の中を自由に走り回れるのは、遠心力を利用しているからです。高速で円運動をすることでオートバイを球体の内壁に押し付ける方向の遠心力が働きます。じゅうぶんな角速度を得て遠心力が1Gを超えたときオートバイは逆さまになることができます

サーカスオートバイにとって遠心力は常に「主観的に下向き」の力で、それはライダーにも車体にも、ねじの一本に至るまですべてに働きます

どうやらサーカスオートバイは(技術的にはきわめて高度なことをしているものの)物理的には平らな地面の上を正立して走っているのと同じようですね。私の疑問の参考にはなりません。

自動車の中で重力依存する機構がないか考えてみますエンジン関係駆動系はそのほとんどが回転運動であり、重力ほとんど関係なさそうですが……。

 

エンジン

エンジンピストン上下運動をしていますが、燃料が爆発する力に比べればピストンの重さはまったく問題にならないくらい小さいし、複数ピストンが対称的に動作しているので、ピストンじたいの質量の影響はどっちみち相殺されてしまます

そもそもシリンダーの向きが上下ではないエンジンもたくさんありますね。V型エンジンにはバンク角がありますし、水平対向エンジンシリンダーが寝ています。そしてなんと(自動車ではありませんが)、飛行機プロペラエンジンには、クランクシャフトシリンダー360度ぐるりと花びらのように取り巻いた星型エンジンがあるくらいです。これはもう上下関係ないですね。

 

潤滑

しかし、ウィキペ星型エンジンの項目には興味深い記述がありました。

放射状にシリンダーが配置されるため、時計で言う処の3時と9時(水平)よりも下側に配置されるシリンダーエンジンオイル重力で燃焼室に垂れ落ちるオイル下がりが発生しやすくなる。

燃焼室とクランクケースの位置関係からオイル下がり」と表現しているのでしょうがクランクケースから燃焼室にオイルが入り込むことは一般に「オイル上がり」と言いますよね。星型エンジンではピストン番手によって現象呼び名が変わってしまうのでしょうか。なんだか違和感がありますね。

話がそれましたが、逆さまのエンジンでも星型エンジンの下部ピストンと同じでオイル上がりは起こりやすそうです。

ああ。待て。待てよ。

オイルパンってエンジンの一番下にありますよね。いや、エンジン内の循環はポンプで圧送しているはずなので、まさか重力オイルパンに集めているわけではないと思いますが、ストレーナはオイルパンの一番底に口が開いていてオイルを吸い取っています。車が逆さまになるとストレーナは空気しか吸い込めなくなりますね。

まり車が逆さまだとエンジンオイルが回らなくなる。時々ひっくり返してやらないとエンジンがこげついちゃいますね。ハンバーグか。

かにデフミッションなどオイルがひたひたに溜まっているところはありますが、こういうところは密封されていて循環せずにいるので、車体がひっくり返っても影響はなさそうな気がします。

 

燃料系

燃料にもエンジンオイルとまったく同じことが言えます。燃料ポンプガソリンタンクの底に口を開けています。車が逆さまになると空気しか吸い込めなくなって、完全にガス欠したのと同じ状態になりますね。潤滑なんかを心配するまでもなく、燃料の供給がなくなってエンジンが止まってしまうほうが先ですね。

と、ここでまたふと疑問が。飛行機の背面飛行は燃料の問題をどう解決しているのでしょう。

調べました。吸入口タンクの底にあるのは同じなのですが、吸入口を逆止弁のついた小さな小部屋が取り巻いていて、背面飛行したとたんに空気を吸い込むようなことはなく、この小部屋に燃料がある限りは背面飛行できるようです。勉強になった。

タンクの中を小部屋で区切るというアイデア自動車でも採り入れられているようです。背面走行に耐えるような機構ではないにしても、傾斜路や急カーブで強い横Gがかかっても燃料供給が途切れないような工夫はされているようです。F1なんかは絶えず強烈なGがかかっているので何か特別な工夫がありそうですね(知らない)。

 

冷却系

まあ逆さまでは動かないとわかったのでこれ以上考えてもしょうがないのですが、せっかく始めた考察なのでもう少し続けます

冷却水も、循環にはウォーターポンプを使っているものの、重力依存した設計が随所にありそうな気がしますね。ラジエーターは、上部のアッパーホースから戻ってきたクーラントラジエーターコアの中を流れ落ちて行き、底部のロワホースから出ていく、という仕組みの車が多いです。

流れ落ちるのにポンプの負圧だけを使っているのか重力も援用しているのかは私にはわからないのですが、ともあれ、車が逆さまになった途端に冷却経路にエアを噛んでしまいそうです。いただけないですね。

 

駆動

影響なさそうな感じ。

 

足周り

足回りは、F1のように空力だけで天井に張り付くことができるならば通常のサスペンションと同じという気がします。

よく「バネ下荷重は小さいほうがいい」と言われます。背面走行車は小さいを通り越してマイナスという究極のバネ下荷重とも言えますが、足回りの性能に関係してくるのはおそらくバネ下の「慣性質量」だと思うので、やはり正立している車とあまり条件は変わらないですね。

 

ブレーキ周り

ルードの出入り口がリザーバタンクの底にあるのでエア噛みが心配

 

ボデー・車内

車の構造物基本的に車体に固定されているので逆さまになってもほとんど問題はないと思いますフロアから吊り下げている排気管は荷重が逆になると何かにガチャガチャ当たりそうな気もしますが。

車内については、一番厄介なのはドライバーですね。通常の三点式シートベルトだと天井に落ちてしまうでしょう。四点式や五点式でもかなりつらいものがあると思いますジェットコースターのように肩をがっちりホールドする仕組みがないと運転操作ができ文字数

2021-03-20

いよいよ来週Formula-1が開幕する。

事前のテストではホンダパートナーシップを組むレッドブルマシン調子が良い。

今年のFormula-1のレギュレーション改正による空力学的な変更の要素がレッドブルマシンにはプラスに働いたようだ。

 

ライバルメルセデスチームのマシンの特徴はレーキ角と呼ばれる、

マシンの後方から前方に向けての傾斜が比較的緩やかなのが特徴だ。

対してレッドブルチームのマシンハイレーキと言われる傾斜が急なことが特徴である

 

今季レギュレーション改正マシンフロア面積を縮小することにより、

ダウンフォースの削減を行い、タイヤに対するダメージスピード抑制を図るというものであった。

どちらに有利であるかというのは事前予測されていたものの結局走行しなくてはわからなかったのだが、

かなりレッドブルホンダに有利に働いたようだ。

 

とはいえ実際にシリーズが開幕しなくては真の実力はわからない。

特にメルセデスチームはパワーユニットの出力を抑えて走行していたのではないか?という疑問を個人的に抱いている。

いざ走り出してみたら、パワー差での文字通りの力技を発揮してくるのではないだろうか?

何にしろ、今年はものすごく楽しみなシーズンであり、実際にエキサイティングであることは間違いない。

2020-11-06

あのヘルメットを被りたかった

そこにはテレビで見たことがある、かっこいいヘルメットが置いてあった。

私は思わず手にとって、そのキラキラした装飾の細部や目元を隠す黒いツヤツヤのゴーグルに見惚れた。

子供向けの、戦隊ヒーローなりきりヘルメット。今思い出してもなんの特撮ヒーローだったかはわからない。

それでも当時、遊びに行った名前も思い出せない男の子の家で見つけたそのヘルメットに、私は一目惚れしていた。

それを被ってみようとした時、冷水のような声をかけられた。

「それは男の子が遊ぶものからダメ!」

持ち主の男の子が、ヘルメットを私の手から取り返す。

それから、二度と触らせてはもらえなかった。



小学校中学年のころ。ミニ四駆がかっこよくて好きだった。

当時テレビにかじりついて見ていたレッツアンドゴーというアニメに出てくるミニ四駆は、どれも魅力的でかっこよかったのだ。

頼み込んで買ってもらった一台のミニ四駆

完成させて眺めているだけでは飽き足らず、私は母と買い物に行くたび、ミニ四駆別売りパーツをせがんだ。

改造すればどんどん速くなる。アニメの作中で出てきたモーターは絶対に欲しがったし、コーナーを曲がるために必要ベアリングも買ってもらったし、ダウンフォースを発生させるためのパーツも揃えた。

私には年の離れた兄と姉がおり、末っ子として多分かなり甘やかされて育ってきた。

なにか欲しい物があれば、買い物に行くたび必ず一つは高価でなければ買ってもらえた。

他より少し高いウルトラダッシュモーターは特によく憶えている。手に入れた嬉しさでずっと手の中で眺め回していた。

他とは明らかに雰囲気の異なる、速さを強調するUltradashという金色の印字に心躍った。

そうやってコツコツ集めたパーツや工具はお菓子の空き箱に収まらなくて、これもアニメで見たようなミニ四駆用のかっこいいレーサーズボックスをねだって、買ってもらった。多分、クリスマス誕生日ときだ。

ミニ四駆をパーツや工具とともに持ち運べるアイテムを手に入れてしまったのだ。

そして次に興味がでてきたのがミニ四駆大会だった。

アニメでは少年たちがみずからチューンした自慢のミニ四駆を複雑かつ巨大なコースで走らせている。

アニメほどではないにしろ現実でも地方大会や某テレビチャンピオンなんかで何レーンもある長いコースが用意され、それらで競い合うことができる。

大会では独特な格好をしたタミヤのお兄さんが実況でレースを盛り上げてくれる。

とても、かっこいい。

でも、私は一度も大会に出たことはなかった。

家で、レーサーズボックスを開けて、ミニ四駆モーターを交換したり、専用の充電池を充電したり、ボディに穴を開けて軽量化に勤しんだりしていた。

女の子がいないから。

ミニ四駆大会で、紹介している映像写真を見て、私は気づいた。女の子がいなかった。

しかしたら写っていないところで何人かいたのかもしれない。

でも、小規模な大会だとしても数十人は集まるあの場所で、女の子ミニ四駆を手にレースを楽しんでいる姿を、私は見つけられなかった。

ミニ四駆は圧倒的に男の子の遊びで、男の子が触るおもちゃ

いつだか、父が「女の子が(そんなもの振り回して)恥ずかしいでしょ」と刀のおもちゃで遊ぶ私に苦言を呈した。

今思えば、狭い家の中で棒状のものを振り回すな、危ないという意図で注意していたのだとわかる。

実際、家の中で暴れまわってガラスの戸棚を割ったりしたことがあった。私はそこそこ家庭内ゴリラだった。

それなのに、私は女の子大会に出るのが恥ずかしかった。

周りは男の子しかいないのに、ミニ四駆を持って出かけていくのが。

なんで女の子ミニ四駆で遊んでるの?と言われるのが、想像するだけで実際にそう言われたわけでもないのに、怖かった。

それでもミニ四駆を走らせたい願望が高じて、ダンボール紙で部屋の中にミニ四駆コース手作りした。

もちろん、正規コースと違ってガタガタで粗雑な道。

ミニ四駆コースアウトしまくった。

複雑なものが作れないから、ただのO字コースなのに最初カーブを曲がれる確率が四分の一くらいだった。

激しく宙を舞うミニ四駆

私はアニメ必殺技と重ねて「マグナムトルネード!」と家の中で叫んだ。コースに復帰したことは一度もない。

母は男の子っぽいおもちゃを欲しがることに、特に反対しなかった。

いつも男の子っぽい趣味のものを売り場から持ってくる私に「これがいいの?」と不思議そうな様子で、それでも嫌な顔せず買ってくれた。

多分、年の離れた末っ子からワガママもよく聞いてもらえたんだと思う。

年の離れた兄の部屋は私にとって魅力的なもので溢れていた。

少年漫画から青年向け漫画パソコンゲーム機、かっこいいロボットポスター

私は嫌がられながらも入り浸ることが多く、自然と『男の子っぽい』ものに傾倒していたんだと思う。

兄の部屋にはメガドライブがあったから、私は今でもどちらかと言うとソニー派よりセガ派だ。

同じく年の離れた姉の趣味にはあまり興味がわかなかった。自分の中でワクワクする要素が薄かったのだ。

父はたまに冗談交じりで「まーた男の子みたいなおもちゃ買ってもらって」と言った。



成人してから平成仮面ライダーに触れた。

現夫と付き合っていた頃に、彼の方が仮面ライダーにそこそこ詳しく、新しく始まるライダー見てみよっか、と軽いノリで一緒に観始めたのがきっかけだ。

お互いオタクなので、色々と見る作品シェアしがちである

逆に言えば、そのきっかけがなければずっと敬遠していたかもしれない。私の中で特撮モノはなんとなく遠ざける傾向にあった。

そして観始めた。

もう、ドはまり

やっぱり変身して戦うヒーローはかっこいいな!!!という思いを強く、強くした。

大人の鑑賞にも耐えるビターな展開が多めだった仮面ライダー自分趣味とも合ったので、それからは毎年観られる限りは続けて視聴している。

大人の財力で手に入れたCSMベルトも我が家にある。

放送当時はなかなか手に入らなかったメダルも一式揃って同時発売の専用ホルダーに大事しまっている。

我が家にいる0歳児のイタズラする手の届かないところへ。

彼女がもう少し大きくなったら一緒に番組を観て、もし気に入ったのならベルトで一緒に遊ぼうと思っている。

プリキュアのほうが好きだと言うなら一緒に見るし、戦隊シリーズのほうが好みなら合体ロボット全部そろえて買ってくる。

どれにも興味がないならそれでもいい。

彼女の好きになったもの肯定していくつもりだ。



今思えば、あのヘルメット男の子にとって大事おもちゃだったんだろう。

自分大事もの勝手にいじくりまわされたら、それは怒る。私だって怒る。

当時の私はそんな配慮も知らない未就学児だった。それでも、その男の子の態度が今でも思い出せるくらい強烈な記憶として残った。

ヘルメットを取り上げられたことより、『男の子が遊ぶものから触っちゃいけなかった』ということに大いなる衝撃を受けたのだ。

男の子おもちゃ女の子が遊ぶのは恥ずかしいでしょ』

度々、周りの人から口にされた言葉鵜呑みにしていた過去自分

当時の『男の子っぽい』ものが好きで手に入れられなかった子どもたちと比べれば、私は恵まれていたんだろう。

それでも『男の子っぽい』おもちゃで遊ぶのは家の中だけ。男の子たちが楽しそうに遊んでいる『男の子っぽい』遊びには参加しない。

逆の場合しかりで、私は『女の子っぽい』遊びをする男の子バカにして、囃し立てたことがある。

自分と同じように傷ついてきた子に対して、同じ言葉で傷つける。なんて不毛で、馬鹿たことだったんだろうか。

ならいくらでも抵抗できる。大人から

恥ずかしい?

なんで、恥ずかしいの?

私たちは、恥ずかしいことをしているの?

「僕のものから触らないで」

そういう言い方じゃなかったことに、私は当時から続く男の子向け、女の子向けおもちゃ呪いのようなものを感じていた。

しかしたら親から言い聞かせられていたのかもしれない。おもちゃ屋で当然のように分けられる○○向け、の雰囲気でそう感じたのかもしれない。空気感暗黙の了解普通は。だって

そんな悪意のない制限物心つく前から課している世の中が窮屈だなと思っていたところに、バンダイクリスマスカタログについての記事を見た。

ライダー好きの女の子、プリキュア好きの男の子にも。2020バンダイクリスマスカタログが変わった件 - プリキュアの数字ブログ

2020年にして、ようやく、あのよくわからない呪いが解かれ始めている。

私は少し泣いてしまった。

自分は間に合わなかったけど、子供にあらゆる選択肢を与えられる親でいたいと思う。

2020-07-23

F1の楽しさがいっぱい!!!

anond:20200722144729

URL貼りすぎるとスパム扱いで投稿できないっぽいので不便な感じになっています

技術がすごい!

車をどう作って良いかは細かく「レギュレーション」で決まっていて、それぞれのチームがレギュレーション範囲内で頭をひねって車を開発しています

そうして違う人たちが作ったあらゆるパーツが違う車が、1分以上のサーキットを走ってきて0.1秒差とか0.01秒差とか、果ては全く同じタイムになることも!

技術の極みが感じられて楽しいです(楽しい…?)

ちなみに、空気の流れでどうやって強く車を地面に押し付けるか(ダウンフォース)が大きなテーマです。飛行機の逆をやっています

ドライバーだけでなく、当日サーキットに来ているスタッフだけでなく、車の開発まで沢山のスタッフが関わっているところも面白いスポーツだと思います

戦略駆け引きすごい!

レースはいかに追い抜いて順位を上げるかです。

検知ポイントで前の車の1秒以内に入れると、DRS(リアウイングがパカっと空いて空気抵抗が減る)がストレートで使えて追い抜きしやすくなります

なので1秒以内に付けば有利ですが、近付いていると空気乱れるので走りにくくなります。あと、長い間近付いていると、早くタイヤが傷んだり、車のどこかの冷却に問題が出たりしてしまます。追い抜き前の駆け引き楽しいポイントです。

あと、コース上での追い抜き以外にも、ピットでの追い抜きもあります

車の特性ドライバーの頑張りによってタイヤを長く持たせることで、ピットインでタイヤを交換するタイミングをずらすことができますそもそもライバルと違うタイヤを履く、という戦略もあります

ピットインのタイミングをずらしたり、減らしたり、時には増やしたりもします。相手を欺いたり、相手プレッシャーを掛けたり、こうした戦略によって順位が変わることもあります

各チームとも遠隔にストラテジーチームがいるのもすごい!!


ドライバーもすごい!

さっきのタイム差の話はドライバー凄さ物語っていて、200km/hとか300km/hとかのスピードで1周走ってきて、全く同じタイムになることもあるって信じられない世界じゃないですか…?

ストップウォッチ10秒ぴったりで止めるのすら難しいのに、物凄いことをしているなあと思います

ものすごいスピードで走っているのに、数cm単位ドライバーは車をコントロールしていて、壁すれっすれを走るコースなんかもあります

さらに高速コーナーだと強い力(横G)が掛かって、息すらできなくなります。その横Gに耐えるために、みんな首がものすごく太いので注目してみてください…!

首に限らずドライバーはしっかり鍛えていて、緻密なコントロールを求められているのに、体的にはずっとハードな状況が続くスポーツです。

背景を知ると楽しい

どんなスポーツでもそうですが、見続けたり、情報を追っていると、「チーム」「ドライバー」の背景が分かってきます

これが一番楽しくなる要因かもしれませんが、興味を持って追わないといけないのも難しいところです。

チームは率直に言って、開発予算=車の速さになりがちなので予算序列で並びやすいのですが、当然全て予算の順に並ぶ訳ではないので、予想される序列より頑張った/調子悪いあたりが楽しめるポイントです。

ドライバーは、インタビューの内容、表情、ドライビングスタイル課題エピソードなどなど知れば知るほど楽しくなると思います

F1情報サイトは色々あって、ドライバーコメントを追いかけると色々分かって楽しいです。

Netflixが見られるなら、とっつきやすドキュメンタリー配信されているのでおすすめです。

そして、応援するチーム、応援するドライバーを作るととっても良いと思います

あと、ドライバーは小さい頃からカートで戦ってきた仲間だったりもします。

少し前だと、ハミルトンロズベルグ引退しちゃった)は幼い頃からカートで一緒に走っていて、「いつかF1チームメイトになれたらいいね」なんて話していた友達でした。それが本当にメルセデスというトップチームで叶ったのですが、その二人で何年もワールドチャンピョン(その年に一番ポイントを獲ったドライバー。みんなの目標)争いをすることになり、様々な事件を経て二人の仲は超険悪になってしまう……なんてこともありました。

今だと、フェルスタッペンルクレールラッセル、アルボンあたりは同世代で、昔から下位カテゴリーで凌ぎを削ってきた同士で仲良しです。

フェルスタッペンとノリスは大のレースゲーム好きで、ノリスはすごいドライバーですが、Twitchゲーム配信していてお茶目なガキっぷりも垣間見られて親近感が湧きます

他にもドライバー(やチーム)のTwitterやInstargamも色々な一面が見られて面白いですよ!

ドラマがいっぱい!

順当でグルグル回って終わるレースもたまにありますが、何にも見所がないレースはそんなにないかな。。

あと、決勝レースだけでなく予選から見た方が絶対に楽しめます

例えば、先週のハンガリーGPでは…

7番手スタート予定だったフェルスタッペンが、スタート前のテスト周回(レコノサンスラップ)で雨で濡れた路面に滑って、ウォールにクラッシュしてしまいました。

車が壊れたので諦めてピットに戻ろうとしたのですが、スタートまで20分もない中、メカニックたちの必死作業ギリギリ間に合い、7番手から2番手まで順位を上げ表彰台に上がったのです!その表彰台メカニックに捧げられました。

メカニックとそれに応えたフェルスタッペンのことを考えるとウルっとすら来ました。。

ついでにもうひとつ

今年の開幕戦でノリスが初めて表彰台に乗りました(順当にいって表彰台に乗れるほど速い車に乗っている訳ではない)

それが、2番手を走っていた車(ハミルトン)に5秒加算ペナルティがあるので、ハミルトンとのタイム差が5秒以内なら初表彰台!という状況で、担当メカニック無線で色々教えてくれる)のサポートを受けつつ、素晴らしい最終2ラップギリギリ5秒以内に入ったのです。その最終ラップは、ファステストラップレース全体ドライバー全体で一番速かった一周)でもありました。

喜んでるノリスかわいい…!

そして、その1週間後のレースでもノリスが最後に大活躍で、最後の2周で混乱に乗じつつも3台をパスし5位に入賞しました。

こんな感じで、リアルドラマが沢山あるのも楽しいところです。

おまけ



人によって刺さるポイントは違うかもしれませんが、旦那さんと自然と楽しめるようになるといいですね!

でも人を選ぶスポーツだと思うので無理はしないでくださいね


スポーツ全般に興味がない妻を愛する夫の立場にいる者より)

2010-08-31

アクティブサスペンション

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/630950.html

まずこの設計屋さんがそもそも間違っているのは、この人がアクティブサスと言ってるのはアクティブサスではありません。

「リアクティブサス」です。外的要因に対してメカが反応して調整する仕組みです。つまり、

タイヤに対して強い力がかかる→サスが急激に沈む→ストロークセンサーが感知→油圧を調整する

とか

ロールする→ストロークセンサーが感知→一定の車高になるようにサスの全長を調整する

とかな感じです。

アクティブサスペンションとは自分がこれから走る路面に応じてあらかじめ(目指すところはタイムラグ0で)これらの調整をすることです。

もちろんバブル時代に発売された一部トヨタ車等に採用された自称アクティブサスペンションは全てリアクティブで、しかも制御がいまいち過ぎて市場ではすごい酷評でした。私は実際に乗る機会はありませんでしたが。

(このころのトヨタサスペンションはリアクティブサスだけではなく全般的に良くなかった。ボディやエンジンはすごく良いものだったのですが)

自動車メーカーの取組みとしてはメルセデスとかがレーダーでこれから走る路面を読み取って動作するアクティブサスペンションを開発していましたがいつのまにか話題に上らなくなりフェードアウトしましたね。

まぁ市販車場合はどんなところ走るかあまりにも予想できないのでアクティブサスは難しいのだと思います。

ではリアクティブサスはなぜ搭載されないのか?

まずはアクティブサスと一緒で多彩なところを走るので制御しきれないというのが1つ。

それから今のサスはバネと油圧ダンパーで、バネレートを変えるのは難しいので油圧を変えるのですが、油圧は応答速度に難があるのでやはり制御が難しいのではないかと思います。

さて、話題は変わりますがF1です。

F1では実際にアクティブサスペンションが投入され絶大な効果があったのですが、レギュレーションで禁止されて消えてしまいました。

なぜF1ではアクティブサスが有用だったのか?まずは誰でも浮かぶのは走るところがあらかじめわかっているからですね。

そりゃそうです。

もう一つ。こっちのほうが主な理由なのですが、それは空力です。

F1はとにかく空力がものをいいます。グランドエフェクトといってレーシングカーは床下の空気の流れを利用してダウンフォースを得ていますが、これは風洞実験で一定の車高でシミュレートして設計しているのでロールしたり車高が変わると設計どおりの性能を発揮しません。そのため今のF1ではサスペンションメカニカルグリップ犠牲にしてサスを硬めてロールしないようにしています。

これをアクティブサスペンション(もしくはリアクティブサス)により常に路面と平行に一定の距離を保つことで設計どおりのダウンフォースを発揮させることができます。

さらにストレートでは車高を上げることで空気抵抗を減らすこともできます。

そんなわけで空力で走るレーシングカーには魔法アイテムだったわけです。

話を戻します。

市販車ではなぜ採用されないか?まぁコストの問題はあると思います。耐久性?それはまったく問題ないでしょう。もっと過酷なABSが成功しているのですから。それと先に書いた応答性の問題といったところでしょうか。とにかく制御が難しいのはわかります。

ここからは事実ではなく私見なのですが、私は車の可動部分は今度全て電気式のモーターになると思います。

サスペンションもいつかはバネと油圧ではなく電磁石の筒で磁力の反発を利用したものになると考えています。

そうなった時にはその制御をソフトウェアで簡単に制御できるようになるのでリアクティブサスは一気に普及するでしょう。

エンジンのセッティングがキャブのニードルを交換していたのからECUマップノートパソコンで書き換えるようになったように、サスペンションチューニングノートパソコンデータを変更するようになるのではないでしょうか。

フライバイワイヤーはスポーツカーをいじったり、サーキットで走ったりするのが趣味な私達の視点からみれば「やめてくれ」なのですが、技術的視点からは色んな制御ができて面白そうです。カーエレクトロニクスエンジニアって面白そうですね。

 
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