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はてなキーワード: 斜陽産業とは

2022-05-18

音響について

ふとonkyo自己破産と聞いて、私はどうかしたらonkyo就職するかもしれない人間だった。だから書くわけじゃなくて、昔からちょっと思っていたことを書くきっかけになったので。書く内容はonkyo倒産とはあまり関係はない。個人的音響仕事をしたくない理由をつらつらと書いていくだけである

ちなみに私は今なんだかんだソフトウェアエンジニアをしている。30過ぎあたりで、就職と言ったら、10年前ぐらいの話になる。大学音響関係する学科がある大学に行った。音楽音響に興味があって、趣味で録音やら音響システムを弄ったりしていた。

でも、根本的に音響とか音楽関係するところに行こうとは思っていなかった。その根本的な理由をつらつら書いていこうかなと。

1. 音楽関係自体斜陽産業だったこと。

私が大学入学たこから音楽業界は斜陽産業だった。私の小学校中学校の頃はミリオンセラーが沢山出てきたり、無名音楽少年ブレイクして成功するみたいなサクセスストーリーとか流行っていた。私は読んだことはないのだが、beckやらnanaとかも流行っていたしね。そういえば、高校大学の頃は、涼宮ハルヒGod knows...やら、けいおんやらバンド関係コンテンツ流行っていたな。一方で、インターネットYoutubeだったりiTunesが出てきたりして、CDが売れなくなる時代でもあった。知っているレコード店やら、録音のスタジオやらもどんどん潰れたりしていた。だからこのまま、就職して音響屋や音楽屋になっても、ちょっと将来が不安だった。

2. 音質がこれ以上良くならない

根本的に「音質」とは?という定義があるかもだが、スピーカー場合電気信号音響信号に変換するのがスピーカー役割だが、例えばその電気信号音響信号にキチンと再現するのが一つ明確な「音質」の定義だと思う。他方、そういった機械物理的な定義じゃなくて、「良い音に聞こえたらいい音質」みたいな主観的定義もあり得る。そういう主観的な「音質」の追求はあり得るかもしれないが、物理的な音質(先ほどの信号再現だったり、他にも全可聴周波数帯域がキチンと出る)などの、そういった領域に関する音質は追及されまくっている。正直、1万円ぐらいするスピーカーアンプで、一般人は十分すぎるレベルの「物理的な」音質は得られるだろう。あとは、価格を下げるなり、ブランド価値やら、「主観的な音質」で勝負するしかない世界になってくる。もしくは、野外のイベントとかで、デカスピーカーで音圧をどれだけ出せるかとかね。あとはオカルト的な領域踏み込むとかね。

話は脱線するが、スピーカーの音質や良いスピーカーのことを話すと、ダブルブラインドテストやら二重盲検法を出してくる人がいる。正直あれは無意味というか、その前にやるべき評価をすっ飛ばしている。というのも、二重盲検法ってのは、

1. 被験者能力が良くない

2. スピーカー自体特性が良くない

どっちなのか判別つかないからだ。1万円のスピーカー100万円のスピーカーブラインドテストして、もし被験者識別できなかった場合根本的に被験者には聞き分ける能力がない、あるいは、スピーカーがその性能を出していないか判別つかない。だから、その前に、まず100万円のスピーカーと1万円のスピーカー周波数特性だったりを調べて、物理的な出力音響信号差があるかどうかをやった上で、ブラインドテストをやるべきだと思っている。

話を戻すが、「音質」はこれ以上向上しないってのは、一般人が聞き分けられるレベルでの物理的な音質の向上はおそらく期待できないだろう。なので、たとえば出力を弄って「ロック音楽聴くのにオススメ!」っとか、ノイズキャンセリングを入れる、外装のデザインとか、ゲームで有利になるような音にする、などで、付加価値を付けていく競争の方が重要で、音質の追求はこれ以上やってもニーズにはないからね。趣味とか研究の程度だったら楽しいのだけどね。

3. プログラミングが案外楽しかった

プログラミング大学入ってから学んだが、案外ハマってしまった。ぶっちゃけ上記の2つの理由よりもこれが一番でかいんだどね。音響屋の仕事といっても先ほどのスピーカー設計やら録音とか以外にも、例えば、補聴器やら、騒音測定やら、防音やらいろいろあるんで、そっちも考えたけどね。こうして、大学のころに学んだ大半は仕事につかっていない道楽的な知識になってしまったけど、こういう理由があるから仕方ないなという合理化をしてただけなんだな。

2022-05-12

半導体について、政策なんて立てられるものなのか?

小さな政府をかなりの期間で目指してきたこともあり、半導体産業に対しては政府・省庁は関与してない。

エネルギー自動車は関与しているので、それなりに詳しい人が中にいると思うが、半導体はそうじゃない。


なので、政府・省庁で働く人は、一般人が見ているニュースを見て勉強していると想像している。

そもそも発表される資料が、最近ニューストレンドを簡潔にまとめているものが多く、

日本にどういったアセット・人がいるのか把握できてない気がしてならない。

会議に呼ばれている人を見ても、半導体プロではない。

既に斜陽産業半導体プロが入っても、これまでの経験の延長線上になるので、新しい切り口は必要と考えるのは正しいだろうが、

いくらなんでも、一般ユーザーに近すぎるのではないか

技術的なことを全部すっ飛ばして、株価だけ見てこの企業凄そう!って考える人ばかりでは駄目だろう)


特にフォトニクスにだけ力を入れようとしているのが危ないように感じる。

最近半導体は、データの移動だけで電力を食っているという状況はわかるが、

チップ内の2,3cmの距離だと、光に変換するよりも今まで通り電子処理したほうがよい。

光は速いようになんとなく想像してしまうが、普通にトランジスタで処理したほうがいい。

フォトニクスの利点は、10cmくらい離れたチップ転送ときで、とりわけ熱設計が楽になるってことだった。

2022-02-11

anond:20220211073513

まあそこらのなんとかモータースがなくなって、ガソリン車整備センターまで陸送するサービスができるだけでしょ。そんでセンター内の昭和引きずった整備士文化はそのまま温存と。斜陽産業に抜本的変革はない

2021-11-16

anond:20211116230616

つっても女は財布のひもが固いからな

とくにファミリー層なんて生活必需品しか金を出さな

ニッチ斜陽産業独身男性の懐を狙うしかないのよ

2021-07-16

生きる理由が欲しい

年齢37歳で独身(結婚願望なし)で収入380万位の人間なんだけど

お金のかかる趣味がなかったので、何もせずにいたら現在貯蓄が1800万になっていた。

うちの会社休日125日で残業ほぼなしなの給与は増えないけど大変でもない職場

斜陽産業で昇進してもそんなに給与が増えないように制度変更された。

少し前までは頑張って働いて、評価されようと考えていたんだけど

このまま頑張らずに正社員解雇されなければ生きていける。と気が付いた。

ちょっと怠けるくらいの気持ちで働けばいいと思ったら

次に残りの人生で何をやろうと考えるわけなんだけど

何も思いつかなくてワロタ

(こういう時に、文化的なことを専攻している人は強いんだなと実感)

そこそこ働けば人生なんとかなるってわかったら

みんな何やってんのさ。

2021-06-19

転職で高給で社員にやさしい会社を見つけるための求人票の読み方

給与

給与レンジをよく確認する

 300万〜1,200万よりも400〜800万の会社のほうが、ベース給与が高い。

 下限が高い会社のほうが昇級しやすい。

業界

成長産業を選ぶ

 成長産業であれば、会社の舵取りがイマイチでも伸びていく。斜陽産業は入るだけで

 倒産リスクが高く給与も上がりにくいので絶対選択してはいけない。

■業績

・業績は成長しているか? 売り上げだけ高くて利益率が低くないか

■勤務時間

 標準労働時間時間勤務以下の会社はい会社だ。

 フレックスリモート、ない会社は入ってはいけない。

福利厚生

週休2日制と完全週休2日制に注意する。祝日休みでないところも稀にある。もしくは年間休日125日をめやすに。

退職金、401kがある会社を選ぶ。これは会社が「長く働いて欲しい」「社員を大切にしたい」と思っているメッセージだ。ないところはやめる前提で入れ。

株主

経営者取締役が株をもっているか? 持っていたら経営がうまければ問題ない。最近上場したとこでビジョナルとかな。下手だとクック●●●みたいになる。

経営者取締役保有数が少ないと親会社株主干渉さらされるのを覚悟しろ親会社からくる仕事はクソだ。

評価制度

・整備されていたほうがいいが、成果主義が尖りすぎているとめんどくさい。360評価?うぜえ。ほどほどに評価制度がありほどほどに主観マイルド

 評価される会社がいい。その場合上司ガチャにきをつけろ。

2021-05-12

anond:20210512171459

どうせ化学系だろ

なんであそこ行っちゃうんだろうね

せっかく理系なのに斜陽産業の人余りのところ

2021-05-11

斜陽産業の中じいちゃんばあちゃんでなんとかやってきた銭湯がどんどん潰れて寂しい

跡地にマンション建っても何のメリットもないのになぁ

2021-04-15

anond:20210415103732

上昇志向はありませんが、仕事を与えられれば精一杯頑張るし、質問するし、自分が成長できると思っていました。

採用されないということは、そういう適性がないんだと言われてる気がして、自信は前ほどありません。

就活では「リーダー」が人気ですが、リーダーばっかりでも社会が回らないし、私みたいな下につくタイプ人間だって採用してくれてもいいのにな、と思ったりします。

そうなんだよな、何でもかんでも「能動的」、「積極的」が求められてて、「受動的」なところが見られると、撥ねられてしまう。

受動だっていーじゃねーかよ、なー。

そういう人間だって働くチャンスクれよー。


美大でてるって、どんなことやってたのか分からないけど、例えば漆器職人みたいなのはだめなのかな。

職人になろうとすると、少なくても数年は弟子から無理かな。

彼氏のところから離れなきゃならないし、給料なんてほとんど無いだろうし、斜陽産業だしなぁ。

ブラックじゃない会社採用されることをお祈りします。

あんまし根詰めて頑張らない方がいいかもね、精神やられちゃうよ。

2021-04-06

お笑い芸人って斜陽産業だよなぁ

売れるまでは給料低いし売れるのは狭き門だし飽きられやすいし上下関係は厳しいし上は引退しないし

YouTuberの台頭で10年後は絶滅危惧種になってる職業

2021-02-11

容姿に関する言及禁止法(容禁法)」が施行されて早30年

2074年、他人容姿について言及することを禁止した「容姿に関する言及禁止法(容禁法)」が日本施行されて早くも30年になる。

容禁法は、2041年フランス施行されたのを皮切りに、2050年には国連加盟国230国全てで同様の法律施行され、昨年には遂にアブハジア共和国施工したことで、地球から容禁法がない地域というものがなくなった。

これにより世界中で、他人に対し「かわいい」「きれい」「かっこいい」「ブス」「ぶさいく」といった容姿に関する言葉を投げかける人間は消えた。

日本においては、2044年に容禁法が施行されたのと合わせて特別高等警察特高)が復活した。

特高容姿について言及している者がいないか日夜監視をしており、もし容姿を褒めているところを特高に見つかってしまえば即逮捕である

尚、容禁法への抵触行為は、強盗致死罪や外患誘致罪と同じく、初犯でも執行猶予がつかない重罪として位置付けられており、容禁法での逮捕とはすなわち刑務所行きを意味する。

日本では、30年前の施行当初こそ「やさいい(優しくてかわいいor優しくてかっこいい)」や「人柄もいい(容姿もいい)」と言った一見内面を褒めるふりをして、外見を褒める脱法行為が数多く見られたが、施行翌年の2045年に街中に仕掛けられた盗聴器を介し、警視庁本部にあるマザーコンピューターが即座に自動学習をして それらの言葉犯罪行為認定するシステム通称クモの巣』)が完成したことで、脱法行為を犯す人間は激減した。

10年ほど前には未成年者の容禁法違反が頻発し、「キレる若者」「若者の心の闇」といったテーマを連日ワイドショー特集していたが、当時の容禁法の検挙率を見ると実際には年齢が上がるほどに検挙率が高くなる傾向となっており、むしろ若者ほど容禁法を守っているという状況であった。

現在においてもその傾向は変わっておらず、たまに容禁法で逮捕ニュースを聞くと、だいたい70歳以上の男性でるあるため、近年では「老人の暴走」といった揶揄を受けてる。

2074年現在では、容姿を売りにする仕事は一切なくなった。

テレビに映る人物は、容姿よりも知的さや人格を求められ、今やテレビタレント東大京大出身者でほぼ8割を占めている。

イベントコンパニオンキャバクラホストなども、以前は闇の世界営業をしていたようだが、今では完全になくなり、最早、歴史教科書の話である

また、化粧品会社美容院なども斜陽産業となり風前の灯火となっている。

人々は、容姿では褒められないので、どんな容姿人間であれ内面研鑽ビジネスでの成功を目指すことによって自分自身評価価値を高めている。

内面研鑽ビジネスでの成功も、どちらも後天的努力によって差をつけられることであり、それこそが真に正しい人間の優劣であると誰もが信じている。









吉岡権太は、夏休みを利用して福井県に来ていた。

この春から高校生になり、念願だった恐竜化石発掘調査アルバイトに初めて参加したのである

一人っ子だった権太にとって、3歳の誕生日に両親からもらった恐竜図鑑は幼少期に誰よりも一緒の時間を過ごした弟のような存在であり、幼稚園卒業式では「大きくなったら恐竜になりたい」と言って周囲の大人たちを笑わせた。

小学校に上がってからの夢は恐竜博士で、高校生になった今は恐竜研究者になり恐竜図鑑編纂に携わりたいというより具体的な将来設計を描いている。

そんな恐竜一筋の権太にとって、化石発掘調査アルバイトは夢への第一歩と言ってもよかった。

採掘場の一画に腰を下ろし、タガネとハンマーを一旦脇に置き、採掘場の小石を左手でどかしながら右手スコップで穴を掘っていると、5分ほど掘ったところで1冊の古びた本が出てきた。

ボロボロ簡単に破れてしまいそうなその本の表紙には、大きく赤い文字で『FLASH』と記されており、水着女性が妖艶な笑顔こちらに向けていた。

その本が何かとても悪いものであると感じた権太は、急いで人がいない場所に移動したうえで、本をそっと広げてみた。

「極上のマシュマロボインちゃん?」

最初に開いたページに記されたその言葉は、15年の人生で初めて目にする単語の羅列であった。

なぜ水着女性が表紙なのか、極上のマシュマロボインちゃんとは一体何なのか、権太には全く理解ができなかった。

ただ、混乱して思考が整理できていないはずが、恐竜図鑑を眺めるとき以上に興奮している自分がそこにいることに気が付いた。

3歳で初めて目にした恐竜図鑑ティラノサウルスよりも、5歳のクリスマスに買ってもらったスピノサウルスのおもちゃよりも、6歳で初めて訪れた福井県恐竜博物館よりもずっとずっと興奮していた。




3週間後、福井県でのアルバイトを終えた権太は、こっそり持ち帰ったFLASH入りのリュックサック自分の部屋に置くやいなや、すぐにリビングでくつろぐ父親の元に直行した。

国立大学出身で、一部上場企業執行役員を務めている博識な父親であれば、『極上のマシュマロボインちゃん』の意味をきっと知っているはずである

いつものように夕飯前にソファ新聞を読んでいる父親の前に立ち、権太は興奮を抑えながら聞いてみた。

「お父さん、極上のマシュマロボインちゃんってどういう意味グーグル検索しても全く出てこないんだけど、これってどういう性格女性を褒める時に使う言葉なの?」

権太は興奮を抑えようとしていたが、抑えきれず自然早口となっていた。

父親の回答がなかなか出てこないため、権太は待ちきれずに続けて自分が思っていることを父に伝えた。

「俺、将来は水着女性を載せた図鑑を作りたいんだ。水着女性には恐竜と同じような未知なるロマンがあると思うんだ!」

父親言葉を全く発せずに権太を見ていた。

いや、表情から察するに言葉を発しないのではなく、発せないのであろう。

目を見開きこちらをじっと直視しているが、新聞を持つ手が震えているのが分かった。

怒りとも悲しみとも絶望とも言える目をした中年男性が、そこにいた。

ふと視界を移すと、台所料理をしている母親が泣き崩れているのが目に入った。

権太はそこで初めて、とんでもないことを言ってしまったのだと理解ができた。







――――――――――――







「権太、何してるんだよ。特高の見回りがくる前に早く安全場所へ移動しようぜ」

「悪い、ちょっと恐竜図鑑を読んでいた」

「こんな時に恐竜図鑑!?革命軍リーダーのくせに全く呑気な性格してるなぁ」

「呑気な性格FLASH革命軍の隊員なら、性格ではなく容姿言及したらどうだ」

「うるっせーな。さっさと隊員に指令を出してくれ」

「極上のマシュマロボインちゃん……か……」

「何か言ったか?」

「なんでもねーよ。」



古びた恐竜図鑑リュックサックしまい、権太は叫んだ。

「よーし、それじゃあ、全員ネオ新橋の闇キャバクラに逃げるんだ!誰一人として捕まるんじゃねーぞ!」




恐竜研究者への第一歩となるはずだったあの夏のあの日……。

あの日、権太の踏み出した一歩は、美しいものを美しいと言える世の中を取り戻すための戦いの一歩となったのである

 

2020-12-28

anond:20201228224714

どの斜陽産業もそうだけど、淘汰は進むんだろうね。仕方ないけど。

需要が落ちてるときは高級路線シフトかな

2020-11-20

疑問

明らかな斜陽産業にわざわざ行く人って相当熱意があるの?楽観的なの?

2020-11-09

はんこ業界の人に同情する

社会の変化に適応しろというけれど変われない人もいる。斜陽産業だとわかっていてもしがみつくしか無いんだよ。

2020-10-01

高齢者しかいない企業で働いてると心が死ぬ

僕ね、社長の息子として会社に入って働いてるんだよね。

従業員50人(うちパート20人)ぐらいの規模の会社。社齢70年ぐらい。

業種は言わないが、とにかく斜陽産業業種。

 

今日言いたいのは、とにかく社員の年齢が高いのよ。

ちゃん計算したことはないけど、平均年齢で55歳超えてるんじゃないかなぁ。

なんだかそういう環境に慣れちゃったけど、

久しぶりにお客さんの法人のところに行ったら、なんかうちとの違いに驚いてしまった。

 

お客さんの会社は、40半ばの社長が5年前ぐらいに立ち上げた宅配○○(伏せる)会社で、

作業場見ると2040歳ぐらいの社員が30人ぐらいずらっとならんで黙々と作業してるんだよね。

なんかそれだけで若い会社の熱気みたいなものを感じて、別に騒がしいわけでもないし、ドタバタ動いてるわけではないんだけど、なんだか熱いものがあるんだよねぇ。

 

なんかそれとくらべると弊社の幹部って、もう引退後のことばっかり考えてて、

普段仕事勝手に手が動くレベルでこなせるんだけど、「今日より明日を良くするぞ!」っていう気概からはほど遠いんだよなぁ。

社長ももう68歳で

自分はもういなくなるから、いなくなるから」が口癖で、未来についての決断はまったくしないし、

もう引退してくれって言っても、あーだこーだ言って仕事にしがみつくし

 

なんかいつのまにか自分の心が老けてしぼんでたなぁと思ったのでした。

2020-08-01

早期に完全テレワーク実現が経済的に正しいのではないか現実的にワ

 武漢から発したcovid-19の感染拡大によって日常生活が変わった訳だが、個人的には主にテレワーク中心の生活なりメリットが多かった。ワクチン開発が進み、新しい展開がテレワーク以前に戻りたくない私にとってどのような影響を及ぼすかを考えるため、文字に起こしてみようと思い書いている。

 後編はワクチン開発がどう影響していくかやそれによってテレワーク趨勢を実現可能性を軸に見ていきたい。要するに、テレワークを続け、できることなら完全テレワークに移行し働きながら世界を回りたいということなのですよ。

 治療薬として注目されたアビガンとは別に、数社の医薬品メーカーワクチン開発が臨床試験の最終段階に入っている。きっと、今年の終わりには開発が終了し、接種が始まるだろう。

 また、どうやらワクチン接種は黄熱病のように一度きりでよいものではなく抗体消失していくため、持続期間のみ免疫が獲得されるようだ。

 一度の免疫獲得でも二回の接種が必要で3、4か月で免疫がなくなるとすれば毎年、6-8回の接種が必要で一回4000円くらいだそうだから、24000-32000円が一人でかかる。消費税増税ほどではないが結構負担だし、医薬品メーカー安定的収益となる。日本人全員が摂取すればおよそ2.9-3.8兆円かかることになる、正直政府に全額負担してほしいし、ついでにインフルエンザについても受けてなければ白い目で見られる現状、同様に政府負担してもらいたいと思っている。

 足元の開発状況から考えると、目先では年間で10億回分のワクチン供給必要ということ。これは可能なのかは、正直わからない。でも、優先順位はおそらく医療従事者と高齢者からであろう。高齢者リスクが高く、敬老思想が前提となっている日本社会ではそれが当然ということになりそうだ。

 しがない小市民である我々には行き渡るのだろうか。すぐには行き渡らないだろうから、段階的に接種が広がるのだろう。しかし、私たちテレワークはどうなってしまうのだろうか、そこが問題である

 いろいろと、わからないことが多いか仮定ばかりになるが、それでも仕方ない。なぜなら、かけがえのないテレワーク自由防衛は早急に準備しておく価値があるからである

 また、安倍政権がビフォーコロナアニマルな働き方に戻していく流れの中で、薄々ながら感染拡大すると喜んでしま自分がいるのは世間では言えないことで、かくれトランプ支持者みたいなものだが、正直、同感の人もいると思う。どうだろうか。

 さて、考えるうえで着眼点を考えよう。

ワクチン有効性の問題

ワクチンの普及の問題

①はインフルA型B型ワクチンが違うように、コロナ変異すれば効かなくなるはず。感染者数が膨大なので変異数も相当であろうと思う一方で、A型B型のような違いは生じていない。最悪の場合は新種に対応するワクチン開発が新たに必要になる場合と思われるが、それまでのノウハウ政府サポート体制も既に構築されたものになるの、旧種用のワクチン開発にかかった期間よりは時間がかからいであろう。といっても現在のようなワクチンのない期間が周期的に出てきてしま可能性を残す。

ワクチン製造プラント建設には技術課題は大きくないと思われる。PCR検査のように政府にとって都合の悪い数字を作るわけではないので、殊の外、すみやかに進むもののように思える。

ではその速度はどうかというと、普及を妨害することがだれにもメリットがなかったマスクの普及具合と状況が似た条件にあるように思われる。まあ、マスクはまず余剰在庫があったはずなので、それより遅いとは思うし、アンチワクチンの人が阻害要因にはなるかなと思う。なお、私にはアベノマスクはまだ届いていない。

 となると、優先順位の高い、医療従事者と高齢者ワクチン接種が広がるだろう。日本高齢者が相当多いので3-4か月で済むのかかなり怪しいと思われる。半年はかかると思う。

——ん?!!!

となると、そんなところで、そうこうしていると、優先順位の高い人たちの免疫機能が失われる時期に差し掛かり、次の1シーズン優先順位の高い人に接種するだけで在庫が尽きてしまうほどではなかろうかと思うのだが、大丈夫なのだろうか。続けて考えると、その後、供給能力が全国民の数を満たすまでにはワクチン製造開始から9か月は超えて一年はかかるのではないかとざっくり読めるように思える。

タイムラインをまとめてみよう

2020年今年はワクチンはほぼ期待できず

2021年来年優先順位の高い人だけに普及

2022年来年に全国民の接種が可能になる

アフターコロナ国内だけでも後、一年半かかることになる。当然、新興国はよりワクチン接種が遅れるだろう。

からビジネスとかじゃない海外旅行先進国であっても一年は難しそう。 企業体力が弱いベンチャー中小、老舗の名店でもろにコロナの影響出ている企業政府の救済を十分受けられなければかなり潰れそうだし、大企業でも負債を大きく抱え込んでいたり斜陽産業リストラ給与カットが多発するのかな、と。

オリンピックワクチン次第なものの、オリンピック選手にのみが接種することが出来て無観客試合辺りがベストシナリオなのではないだろうか。

そうすると、オリンピック効果に期待し負債も積み上げている、業界、例えば宿泊業界をグッとやばい感じになりそう。

そこで、我らのテレワークなのだけれど、あと一年半くらいは続きそうというのが結論で、

やばいことになりそうな宿泊業界の空き部屋をワーケーションが埋めるというのは理にかなっていると思う。

 

インバウンドアジア人が多く、新興国の人も多いのだから回復が遅れてしまうとなれば、

中継ぎとしてのワーケーションテレワークではなく、それらを主軸とした日常生活をいち早く推進したほうが経済効果高いと思うのだがいかがだろうか。

自民党でも野党でもいいので、正直、無党派層を支持者に変えたいならこの施策を実行してもらいたい。

どっちつかずでズルズルときグダグダになっている安倍政権風向きは変えられると思う。

はっきりと方針を示さない限り、実は生産性が低下しなかった組織経営者も完全テレワークの方向で舵を切れずにいると思うし、設備投資へのコスト必要となってくる。

世の中がある方向に向けばそれに従う日和見なところがある社会の中で、支持率アップ出来てリーダーシップ示せるおいしい施策だと思うのだが。

とまあ、文章も雑になってきたこのあたりで、だいたい書き終えたのでここまでとする。 来年テレワークは続き、それ以降はわからぬがそこまで待つなら完全テレワークを進めたほうが経済的プラスと考える。

2020-05-27

anond:20200527163049

そのと〜り!新卒の頃は、こんな斜陽産業よく来たねって年に1回は言われたな!

あと10年でムーアはいい加減終わる。それを見越してここから5年ぐらいはアーキテクチャ時代やねん!

2020-03-10

花屋辞めてよかった

花屋薄給だったけど性に合ってて楽しかった

花は見てて癒やされるし

育てるのは面白い

適度に体も使うから健康にもいい

客層もいい

でもやっぱ花は食べる事もできないし

すぐ枯れる

生きていくのに必須ではない

造花の質も良くなったし

近頃流行るのはプリザーブドフラワーとかハーバリウムとかドライフラワーとか

日持ちのするものばっか

母の日は相変わらずカーネーションだけど

それでも今の時代は花以外の選択肢豊富だし

最近仏壇や墓でさえ造花になってきてる

元々花って斜陽産業

いっとき自分の店を持てたらなんて思ったけど

右肩下がりの業界しか生モノ

そんな覚悟はなかった

こういう時に真っ先にダメージくるんだな

これから景気悪くなってきたら

世間無駄を省く事に慣れてしまったら

花なんて買わないよな

2019-10-23

anond:20191020083945

斜陽出版かと思ったらさらに輪をかけた斜陽産業かー。

めちゃくちゃすごい技術機械があるなら特装本みたいな高単価の仕事で稼ぐことはできるかも。

そうじゃないなら印刷グラフィックプリントパックがしたみたいにウェブに活路を見出すことになるか・・・

2019-10-20

斜陽産業企業を立て直すことになるかも知れない

私は元営業だ。いわゆる証券マンであった。

多くの方は「激務に心が折れたか?」と考えるかも知れない。まさにその通りだ。

天才たちが1件数千万円、数億円みたいな超弩級案件を挙げつづける横で、細々と1件500万円みたいな案件をコツコツと積み上げノルマをでクリアするという平々凡々な営業だった。

天才たちに囲まれて彼らの足もとへギリギリ届くくらいの成績を挙げるには彼らよりも長い時間をかけて働かなければならず、約15年間走った営業人生の中で2度仕事中に倒れた。

2度目のとき医者から「このままだと死にますよ」と叱られ、妻にも泣かれ、小さな息子が居たため、営業を続けることを諦めた。

営業人生の中で唯一誇れることは、まだまだ小さかったIT業界お金を回していたことだった。

500万円という小さな金額であっても私は平々凡々な営業だったので最初から挙げられるはずもなく、訪問先へ苦労しているうちに辿り着いたのが当時ASPと呼ばれ・・・いや自称していた小さなさなIT業界だった。

彼らの組織はだいたい4〜5人ほどしか居らず、多くても20人には届かない程度。奥さん経理をやっていたり、労働基準法なんてものは無いかのような業態、主力商材はiモードサイト作成、私に語るのは夢物語のようなインターネット未来、何なら人手が足りず私すらコーダーとして参戦するような有様だった。

社長社会保険は払わないと不味いですよ労基署に見つかったら・・・」「でもお金無いんですよ電気代もタダじゃないしソフト高いし」「私が案件持ってきますんで社会保険だけでも何とか捻出しましょうよ」のような会話をよく繰り広げた。

会社へ戻り天才型の大先輩へ対して本気の土下座を敢行し、30分程度頭を地に付けていると先輩が折れ、お金のある病院やら銀行やら公官庁やらを紹介してくれてホームページ作成案件を得て、直ぐにIT企業へ融通した。

おそらく多くの人が馬鹿だと言うだろうけれど、ここまで一切の売上はない。

私は夢物語を語る彼らが正しいと信じ、同時に彼らしか私のノルマを減らせないので必死になって運命共同体となり働いていた。

それでもある会社労基署にバレて業務停止命令をくらい、ある会社は堪えきれなく倒産し、ある会社社長従業員給料を支払うため首を吊った。

首尾よく情報サイトレンタルホームページレンタル掲示板サービス、軽量化Proxy検索サービス広告プロバイダあたりがヒットした企業は生き残った。

流れが変わるのは小泉政権IT革命時代で、そこから私は先見の明がある優秀な営業マンであると社内で評価されるようになったが、これまでの無理が祟ったのか成績がやっと見れるものになってきたなと思ったら前述したとおり倒れてしま退職した。

転職し、営業時代比較したら悠々自適表現しても過言ではないような生活をしている中で1人の若者出会う機会があった。

それが今回の主題である斜陽産業の跡取りである

その斜陽産業は何かと言えば誰しもが絶望するだろう「製本」だ。

当初は「DTP」と聞いていたので困難ではあるけど未来絶望とまではいかないと考えた。しかし詳しく聞くと「製本」だった。

跡取りよ、格好付けて「DTP」と答えるなよと言いたい。DTP製本ではIT業界に例えるならば「CPU製造」と「H8製造」くらい印象が違う。

更に詳しく話を聞いていると「この会社はお爺さんの代から始まった会社であり、可能ならば跡を継いで会社を続けたい。しかしもし製本が立ち行かなくなれば人生としてそれは大変厳しいものになるのは間違いない」というものだった。

跡取りの言い分はもっともだと感じた。ここから1020年何とか会社継続して、その後に倒産の憂き目に遭えば年齢から来る就職難になってしまう。

現在の跡取りは20代であり、確かに自分人生のため方向転換するなら絶好のタイミングだと言える。

そして3代とは言え家業を継ぎたいという気持ちもわかる。ある種の親孝行とも言えるし、もし家業が再び上向きの軌道に載せることが出来れば、コレほど満足行く人生は無いだろう。

跡取りの語り口は本物だ。家業を立て直したいという熱意が伝わってくると共に、泣く泣く諦めなければならない可能性が高いという現実も見えている。

私はその姿に若かりし頃に見た小さなさなIT企業経営者従業員たちを重ねてしまった。私はおそらくこの跡取りに協力すると思う。

しかし、私には証券関連以外の知識IT関連の知識しかないので、製本Webサービスを絡めたこしか協力できない。

幸いながら私はこれまで世間に知られる前に消えていった数多くのIT企業を見てきたし、今やインターネットユーザならば誰しもが知るIT企業黎明期人員不足から開発へ参加し、地べたで一緒に川の字になって寝たこともある。

それらの経験から明確な計算式を私は持っている。つまりこれが最低限達成できなければそのプロダクトは上手く行かないというものである

それは「1つのWebサービス日本で達成できる理論上の全ユーザ数は約1000万人」であることを前提に「無料サービスであれば、そのサービス登録する全ユーザ数の内2%からコストを賄うという目標を3年以内に達成する」というものだ。

これは「Webサービス開発運営の年間コストが1億円ならば1000万人のユーザから10円ずつ徴収すると良い」というのは馬鹿の考えであるということだ。日本国民全体から1円ずつ貰えば1億2000万円になるじゃん!という考えと同じ。無謀だ。

理由はわからないのだが、Webサービスというものは何故か積極的に参加しつつWebサービスを維持するために課金しても構わないという強力なファンが全ユーザの2%前後収束する傾向がある。再度言うが理由はわからないのだが長期的に見ると何故かそうなる。

まり年間コスト1億円であるならば1000万人の2%、20万人で1億円を得なければならない。1人あたり年間500円だ。

ただ、実際はユーザ1000万人などというのは途方もない数字なので、年間あたりに投資できる資金から最低限必要ユーザ数を逆に割り出すのが良い。

現実的に考え、そこそこ本気でやってるWebサービスを想定して年間コスト2000万円としよう(ちなみにスマートフォンゲームなどはこんなものでは済まない)。

そして次に課金額を決定する。この課金額は課金コンテンツ平均値ではなく中央値を考えたほうが良い。つまりユーザがよく課金するであろうコンテンツ価格を決めるわけだ。

現代Webサービス課金コンテンツでは一般的に年間6600円程度掛かることが多いので取り敢えずそうする。

これで課金するであろう2%のユーザ数が想定できる。約3030.30人だ。2%のユーザ数が出たので100%のユーザ数もわかる。約15万1515.15人だ。

ここから更にアプリストアの手数料なども換算しなければならないので、課金額を減らせば獲得しなければならないユーザ数は増えるし、課金額へ手数料を上乗せすると課金して貰える障害が増える。

これを3年以内に最低限達成しなければならない。本音を言うと1年以内に達成するのがベストというかそのつもりでやらないと3年間も走れない。

忘れてはならないのがこれはWebサービス不安なく維持するための費用なのだ従業員給料などは想定されていない。

からこそスマートフォンゲームあの手この手ユーザ課金額を高めようとするし、ユーザ課金率を上げようとしている。

SNSなどは全ユーザ数あたりの企業アカウント率を高めようとし、企業アカウント広告出稿などで課金させることで課金アカウント2%を超えようとしている。

これを先ずは跡取り(とその両親である役員)に飲んで貰わないと話が進まない。おそらくは大抵の人が引いてしま数字だとは経験理解している。

もちろんこれから製本印刷を求めるユーザが魅力的だと感じるWebサービスを考えなくてはならない。

私の頭の中にはひな型程度はあるが、そのひな型が跡取り(と両親)が気に入るとは限らないし上手く行く保障もない。

役員たる両親には現在製本工場とその従業員を守るという意識があるだろうし、斜陽産業自覚していても軽々しく冒険は出来ないだろう。

この辺りは私の営業としてのトークスキル重要ではあるが私は平々凡々だと自覚しているので力不足で終わるかも知れない。

跡取りのやる気を維持しつつ更なる現実を見せ、両親を説得し、要件クリアできそうな私の知るIT企業へ開発を委託し、ミーティングを繰り返し仕様書を作り、開発を進め、デプロイした後は跡取りと私が運営することになるだろう。

このようなことを考えていると若かりし頃を思い出し懐かしくなってくるが、家庭がありながら馬鹿なことに首を突っ込もうとしている私は妻から愛想を尽かされてしまうかも知れない。

極力、休日を使おうと考えては居るが、休日が足りなくなったら現在の職も辞めなければならないはず。何とも馬鹿馬鹿しい身勝手な男だ。

しかし、もう一度だけ見たいのだ自分が携わった企業が夢を叶える瞬間を。

2019-08-02

[] 8年間働いた某自動車部品会社退職しました

あらまし

自動車部品会社で8年ほど働きましたが、思うところあって少し前に転職しました。

なお、基本スペック

転職した理由は大まかには以下の通りです。

これらの事は、どんな会社でも規模の大小によらず多かれ少なかれ共通する点でもありますし、私の恨みつらみを知っても楽しくないと思うので(あるいは、本ポストをご覧いただいている方が求めているのはまさにそういう心の闇なのかもしれませんが)、具体的には書かないでおこうと思います。ここではあまり話題にならない自動車業界雰囲気自分が見てきた範囲で書こうと思います

業界全体の雰囲気とここ数年の動向

世間一般でも言われていることですが、ここ数年で自動車業界に他業界(主に、家電ITから転職する人が増えましたし、業界内でも転職する人も増えたように思います。極端な例ですが、全員が転職して部署がなくなったという例や、部署のほぼすべてのメンバーが他社から転職者という例が知る限りでも複数ありました。

車がハッキングされたり、NVIDIA自動車向けの半導体リリースしたり、Teslaが電気自動車販売したり、自動車メーカー各社のプラットフォーム戦略軌道に乗る等、技術面、ビジネス面での変化があり、従来のビジネス手法や開発手法通用しなくなったのも世間の評判通りです。一方、価格競争や、納期対応、カーメーカーを頂点にした厳しいサプライチェーンマネージメント等はあまり変化がないように思います。また、価格競争のために、製品原価を1円~10円下げるために数千万円~数億円の開発費・設備投資費を費やすという取り組みや、車種・グレード固有の個別最適化設計・開発等、自動車業界らしい取り組みもまだ多く残っています

最近トレンド実業務に与えた影響

まずは、実際のところは下っ端~中堅目線でどう変わったかというところを書きたいと思います

いろんな人材自動車業界に入ってくるようになり、いい意味多様性が生まれたように思います。従来の自動車業界は、業界内で少々転職する人がいるぐらいで他業界から転職者は多くはなかったらしいです。

逆に、新しい流れを受け入れることができず、取り残されている人も一定数います。知る限りでは同業他社も同じ状況のようです。そのため、せっかく生まれ多様性をうまく活かせていないようにも感じていました。ただ、これは現在自動車業界で働き盛りの40代の方々が若手のころは自動車業界画一的で発展性がなく、斜陽産業だといわれていたこともあり、解消にはしばらく時間がかかると思います。それに、どこの業界会社にも新しいトレンドになじめない方はいらっしゃるようですので、ある程度は致し方ないかと思います。足の引っ張り合いの末に死屍累々のあり様の携帯端末ビジネスよりはよっぽどましかと

従来の自動車部品メーカーの開発は自動車メーカーが主な関係先でしたが、ITに近い技術が利用されるようになり、開発が自社のみで完結しなくなり、業界外や社外とのかかわりも増えましす。そのため、僕が業界に入った時に蔓延していたお客様の言うことは絶対という雰囲気いくらか軽くなったように思います。また、個人業務では、ソフトウェアベンダーコンサルティング会社欧米ベンチャー企業とかかわることが多かったです。ただ、家電業界斜陽になった当時、景気がいい自動車業界に参入してきた会社が多数ありましたが、ビジネスモデルや開発手法のあまりの違いや、既存ビジネスへの参入の難しさから、多くの企業撤退もしくは苦戦しているというのも現状です。

業界から転職されてきた方に関して言及すると、仕事の進め方や、客先とのかかわり方が他業界とは大きく異なることもあり、年齢・経験によらず苦労されている方や、心が折れてしまった(隠語)方も多数いらっしゃいます

ここからは、国内自動車業界の本当によくないと思う点なのですが、新しいブーム技術が発生した時に、社内の中堅以上の方が、否定的見方をしてしま雰囲気がやはり業界全体に漂っている点があると思います。えてしてそういった考え方や雰囲気は伝染するもので、新しく業界に入った方もそういった考え方に染まってしまったり、現実を嘆いて業界外に転職していってしまうこともあるようです。一方で、家電業界携帯端末業界の衰退・ビジネスの変化を目の当たりにして、新しいトレンドを取り入れる必要があると考える人も年々増えているように思います

やや突っ込んだ話になりますが、最近は新しいトレンドCASE(Connected/Autonomous/Sharing/Electromobilityの略)とまとめて呼ぶことが多いですが、初めに大きな変化を国内自動車業界にもたらしたのはElectromobilityであったように思います2010年代から自動車の電動化により、すべての車がEVもしくはHVに置き換わり、エンジントランスミッションの巨大市場が失われ、モーターやバッテリー、充電コバーターの巨大市場が生まれるといわれていました。ただ、EVの航続距離を延ばす根本的な電池の容量問題への解決策が見えないことや、充電スタンド等のインフラ整備が進まないこと、ハイブリットのみならず、グリーンディーゼルダウンサイジングターボ等により、EVでなくても燃費改善策はあること等の背景もあり、当初思われていたほどEV関係市場が伸びないということが2015年ぐらいから明らかになってきました。逆に、自動ブレーキ代表される、既存のACCや車線逸脱警告、周辺監視等の技術の延長に位置するマーケットは大きく伸びたというのが実際のところです。

そのため、当時EV関連事業に巨額の投資を行った方々の間では新しいトレンドは絵に描いた餅という固定概念が植え付けられおり、なかなか手が出しにくい状況になってしまったという点も、新しいトレンドをなかなか取り入れれない原因になっているように感じられます。また、上に書いたことを否定するような文章になってしまますが、多種多様製品があるため、大半の製品では新しいトレンドとは無関係に従来と変わらない方法技術を用いて開発を進めることも多く、変化は全体から見ればまだまだ小さいため、多くの企業トレンドに乗り遅れていることに対する直接的なデメリットを受けていないという状況のようです。

ワークライフバランス残業健康上のリスク職場雰囲気

次に、働いてみてワークライフバランス等はどうだったかという話をしたいと思います研究・開発職のワークライフバランスは言うほどは悪くないと思いますが、市場不具合対応時や、納期対応時はかなりの残業必要になることは間違いないと思います特に製品リリースの直前には、ストレス睡眠不足から心身の健康を崩す方も度々いらっしゃるようです。営業工場製造部門納期遅れが業績等に直結してくることもあり、工場とお客さんとの往復や、残業対応が迫られていることが多いようです。さらには、中堅以上の層に暴力的な人も多く、部署によっては罵声や怒号が飛び交うという話も実際にあります自身も、初対面の人に打ち合わせ開始5秒で怒鳴られたことがありますし、そのまま数十分にわたり罵声を浴びせられたことも幾度となくあります。ただ、最近世間の風当りがきついことや、容易に転職可能となったこともあり、そういった雰囲気もここ数年で多少はましになったかなと感じます

人材育成に関しては、かつては人材流動性が非常に低い業界であったため、技術方法は先輩や上司から業務を通じて学ぶ、既存技術を知っていて当たり前という雰囲気もかなり蔓延しています。そのため、個別技術に対する系統だった教育プログラムが用意されていなかいという問題もあります。新しく業界に入った方に”そんなことも知らないのか?”という発言をしたり、それを理由攻撃して精神的に追い詰めてしまう人もかなりいます。何にせよ、全体的に人材育成が苦手な業界ではないかと思います特に組み込みソフトウェア関連技術に関しては、かつては客先の要求仕様にのっとってV字開発プロセスを通すことが開発のほぼ全てを占めていたこともあり、C言語の基礎(自動車業界ソフトウェア開発はナビ等の一部を除けばほぼすべてがC言語です)や組み込みソフトウェアの基礎に関する研修はなく、開発プロセスに関する研修ばかりという会社もかなりの数があるようです。そのため、基本が押さえられておらず、基礎設計が悪く、手戻り発生で開発工数が爆発、不具合を垂れ流すというコンボもごくまれに発生している様です。

今後の業界全体の景気や人材採用の動向に関して

ここ数年、自動車業界各社の業績が良かったこともあり、春闘ボーナス満額回答や、ベア過去最高益等の景気のいいニュースが多かったですが、2018年下期から中国市場の減速等により各社が業績の下方修正をする等、景気にやや陰りが見えているのも事実だと思います。まだ、各担当レベル仕事や、給料への影響はそれほどは感じられませんでしたが、このままの状況が続くと数年程度で何らかの影響が出てくるのではないかと思います

一方、人材採用という側面では、根本的な人材不足解消の目途が立っておらず、多少の業績悪化があるとはいえ、しばらくは雇用豊富にある状況は続くと思いますサブプライムショックのような世界的な不景気が発生すると、一旦は雇用が絞られる可能性がありそうですが、その後の景気回復に伴い、数年で回復すると思います。車は数年~15年程度で必ず買い替える消耗品であり、家電製品より高価ということもあり、景気が悪くても最低限の需要市場が生まれ、景気が回復すると需要回復する業界ですし、新興国需要の伸びはこれからなので、中長期的に見れば伸びしろのある業界だと思います。ただ、外資系企業国内市場進出が進んでいることや、業界内の買収・統合事業移管が進んでいることもあり、会社によっては価格競争等に敗れ、売り上げが激減するリスクリストラリスクはありそうです。また、まだ例は少ないですが、国内で救済的買収を行う会社が見当たらず、外資系ファンドの傘下に入った会社も出始めています。ですので、転職先の会社選びが非常に重要になってくるのは間違いなさそうです。

結局自動車業界エンジニアをするのはオススメ??

他の業界の方と一緒に仕事したことはあるものの、他業界仕事したことがないので、何とも言えないですが、自身業界全体の未来不安視されている方が業界をまたいで転職してくるのは十分にありだと思います。また、米中摩擦の今後の動向次第では、自動車業界全体の業績に悪影響を与える影響もありますので、30代で転職を迷っている方は興味があればこのタイミング自動車業界トライするのもいいかもしれません。うまくいかなければ、他の業界転職すればいいと思います。一度は自動車業界に来たものの別の業界転職していった方や、別業界からの出戻りもあるようです。

8年働いてどうだったか

不条理世知辛い業界ではありますが、個人的に携わったテーマは楽しく取り組めたので、自動車業界で働いたのは間違いではなかったかなと思います。緩やかにですが変わっていく業界ではありますので、近い将来に今よりは働きやす業界になると思います。今後の伸びしろもあり、まだまだ楽しむ余地がありそうですので、転職先も自動車業界しました。ただ、国内世界的某大手自動車部品メーカーも受けましたが、面接をしている最中にここも結局は同じか………と感じてしまたこともありましたので、外資系企業しました。

最後

すいません、皆様が知ってるって感じのうんちくを垂れ流しただけで、全然退職エントリーではなかったです。

2019-06-13

会社員フリーランス年収さら

会社員時代年収(税込)500 斜陽産業の零細。残業休日出勤当たり前

30歳でフリーになって3年目 年収350~400

数字で見るとだいぶ下がってる(厚生年金分とか経費とか数字に表れないのもあるし)けど、稼働時間は圧倒的に少なくなった。

外食は減ったし、睡眠時間は確保できるようになり、何よりストレスも減った。

大企業勤めから見たら少ないだろうが、特にお金を使う生活もしてないし、とりあえず困ってないのでいいかと思ってる。

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