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はてなキーワード: 日銀とは

2023-05-15

お金日銀が刷った分だけしかないはずで、増えたり減ったりは基本しない

不景気ってどういうこと?

誰がたくさん抱え込んでるの?

どうして持ってない人からもっとたくさん取ろうとするの?

2023-05-12

anond:20230512223216

何が不満なんだ言ってみろ

JAXAに5000兆円出せば良いのか?

日銀に頼めばいくらでも刷ってもらえるぞ

2023-05-05

感謝祭円安恩恵ありがとうみんなで感謝しようぜ!

おはようございます、各位の増田たちよ。今日円安恩恵を受ける素晴らしい一日だね!自民党経団連、そして日銀感謝しなきゃ。円安ありがとう!これでまた物価が上がって、給料そのままで喜べる生活が続くわけだ。

アベノミクス救世主のように祭り上げられたけど、現実スタグフレーション悪夢給料も上がらず、物価けがどんどん上がっていく。自民党おまえらマジありがとう。これぞ円安恩恵ってやつだよね!

経団連日銀まさかこんなに円安が進むとは思ってなかったんじゃないかな?でも、それによって企業海外で儲かるし、国民は締め腹で我慢我慢。みんなで助け合って生き抜こうぜ!

まぁ、政治家たちにはもう何も期待できないよね。国民がこんなに苦しんでるのに、自分たち権力地位だけを守るために、何もせず見てるだけ。これが現実だ。

さぁ、今日も元気に円安恩恵感謝しながら、生活に打ち勝とう!頑張れ、みんな!

この文章はChatGPT (GPT-4)によって作成されました。

2023-05-03

anond:20230503063346

種銭があるなら、景気を支配している投資金融保険会社投資すればどうだろう?

と思ったが日本金融会社も、金利が上昇した日にはSVB同様に国債下落で潰れるかな

自民政権が失脚したときにはそうなるだろう

国債自民日銀の時限爆弾だなあ

2023-05-02

anond:20230502075344

なんで公定歩合ってあるの?日銀はそれで儲けて経営してるのか?

2023-05-01

anond:20230501195617

金利の予想なんて容易じゃないだろ、当時固定を選択したのは誤ってないと思うが

事後的にミスったと思うのはわかるが

 

結果論であの時でもこうだったから正解を判断できたって言う奴はいくらでもいるだろうけどそんなの気にすんな

日銀委員上級職員でもなければさ

全部高くなってる〜(木亥火暴)

こないだスーパーいったんすわそしたら

「全部高くなってる〜」とかほざいてるばばあい爆笑wwww

日本円価値が(ま〜半分は世界的なインフレも合成されてるけども)下がってるんだから当たり前やろ。ワロタ

うんこ臭いね〜」くらい当たり前だろ。何いってんだこいつら

ウクライナ戦争したときからアメリカが利上げしたときから日銀が利上げに抵抗したときから、ずっとこうなるのわかりきってたじゃん。アホなの?

ざまああああああああああああああああああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

日本って、30年でテクノロジー進歩してもGDPが増えてないのは何故なんだ?

パソコンの処理能力は上がったし、通信も発達して何処でも連絡が取れるようになった。

ガラケースマホも出てきて、できることも増えた。

電子マネー税金使って普及支援している。

通販によって物流量も増えている。


なのに日本GDPは増えてない。

政治が悪い、日銀が悪い、なのだろうけど、テクノロジー進歩しているのにGDP増えてないのが謎だ。

テック系の人は、テクノロジー進歩生産性上がるというのけど、GDPは増えないものなのか?

レンタルビデオ通信になって、単に既存ビジネスの置き換えしか起こってないかGDPが増えてないのか?

テック系の人は中間マージン削除できるとよく言うのだけど、本当に中間マージン減っているのだろうか?

Appleが30%取るような、テック企業中間マージン取るのに変わっただけじゃないのか?

2023-04-18

anond:20230418072012

そもそも鉄道民営化されてるから日銀が乗り出すような話ではない。一企業だよ?

そして交通インフラ民営化というのはそういうことで、金にならない地域から撤退方向に舵を切るしかない。

民営化に進んでいった数十年前に、もう決断されていて予期される未来なんだ、残念ながら。

2023-04-17

政府の台帳見てたら日本赤十字社が出てきた

病院立地を賃りて日銀の良いお客なんだろうな

ずっと借りたままなの何でかな

どこの国でもそうなんかな

賃貸料は出てないけど(経理課起案簿)

すると空港施設とかどんなんだろな…

ひとまずデジタル資料はかさばらんで有難い

2023-04-14

Japan, Germany and the challenge of excess savings Martin Wolf

Tokyo is trapped when it comes to managing this structural issue

日銀総裁植田和男氏は、現在日本金融政策の2本柱であるマイナス金利イールドカーブコントロールが引き続き適切であると強調した。これらの政策固執することは正しいかと問われれば、私の答えは「イエスである。この政策リスクが無いからではない。しかし、代替案もリスクが高いかである

日銀資産購入(または「量的緩和」)や最近イールドカーブコントロール政策無視したとしても、日銀短期介入レートが1995年以来0.5%かそれ以下であるという驚くべき事実がある。このような緩和的な金融政策を30年近く続けながら、需要の低迷と低インフレ懸念する国があると、どれだけのエコノミストが予想したであろうか?

これは明らかに根深構造的な現象である。何が原因なのだろうか。答えは、慢性的な過剰貯蓄である

日本では民間投資が非常に多いにもかかわらず、民間部門の余剰貯蓄は例外的ものである

日本民間部門の総貯蓄は、2010年から2019年の間(COVIDやウクライナ戦争のショック前)、GDPの平均29%という異常な数字を記録した。日本民間部門GDPの21%という大きな投資を行っていた。しかし、それでもGDPの8パーセントの貯蓄余剰を残している。(29-21=8)ドイツ民間貯蓄の余剰は平均してGDPの6パーセント米国は5パーセント英国ゼロに近い。

日本企業部門でも、国内投資より貯蓄の方がはるかに多い

経済全体では、政府外国人を含めれば、貯蓄は投資と等しい。問題は、このバランスをどのようにとるか、そして重要なのはケインズが教えてくれたように、どの程度の経済活動のレベルでとるかである

高い貯蓄率を誇る日本では企業貯蓄が主流だが、ドイツでは家計貯蓄が重要視されている

まともな政策立案者であれば、不況によって過剰貯蓄を解消しようとすることはないだろう。むしろ生産的な投資で貯蓄を吸収するか、国の貯蓄性向を低下させることを目的とした政策選択するはずである

1990年代初頭以降、日本政策立案者が行ってきたことを考えると、民間部門の膨大な貯蓄超過の中で総需要を維持しようとした、ということになる。

企業貯蓄は、日本GDPに占める割合が一貫して高い

超低金利は、例えば、民間投資を増やし、民間貯蓄を減らすことを意図している。しかし実際には、民間貯蓄の余剰、特に企業の余剰は巨大なままである。緩和的金融政策は、政府投資が貯蓄を上回ることによって、余剰の民間貯蓄を吸収(相殺)することを容易にした。

企業貯蓄は、一貫して企業投資ニーズを上回っている

日本が何十年も苦しんできた(そして中国も同様に苦しんでいる)構造的な余剰貯蓄問題管理する他の方法はなかったのだろうか。以下に3つの方法を述べる。

1つはドイツのやり方で、2010年から2019年にかけて、対外資産の純取得額は平均してGDPの7%。これにより、民間部門公的部門の両方が貯蓄黒字を計上し、総需要供給バランスをそれなりに高い水準で保つことができた。これが日本にとって真似しにくかった理由は2つある。一つは、貿易黒字アメリカ重商主義に真っ向からぶつかることである。もうひとつは、円相場に激しい上昇圧力がかかり、日本デフレに陥る可能性があったことだ。実際、ユーロ存在しなければ、為替レート・メカニズムにおける通貨危機によって、ドイツ・マルクは大きく切り上げられ、ドイツ経済デフレに陥っただろう。

日本企業家計部門の余剰貯蓄は、政府やその他の国々の純貯蓄不足で相殺される

第二の選択肢は、経済における企業内部留保(あるいは企業貯蓄)の極めて高い割合を低下させることを目的とした構造政策である。これは本質的に分配の問題であり、賃金が低すぎ、利益が高すぎるのである。これを解決する最も簡単方法は、企業利益に対する税率を上げる一方で、投資の完全な費用計上を認めることである。他にも、従業員利益を分配するなどの方法が考えられる。しかし、目的は明確で、過剰な利益を消費に振り向けることである

第三の選択肢は、構造的な問題には手をつけず、金融財政を引き締め、日本人にその収拾を委ねることである。これは「清算主義である最近流行りつつある。しかし、それは日本が膨大な民間貯蓄超過を続けている限り、政策はそれを減らすか相殺する方法を考えなければならない。日本経済はまだ追い詰められている。また、簡単な出口もない。

2023-04-07

お前らドルビットコイン持っておけよ

日銀地方銀行国債持ちすぎ

現状国債発行なしでは国の歳出を賄えないから追加で発行するしかない

買い手がつかない 日銀が買うにしても限界が来る

徐々に国債価格が下落、金利上昇

国債持ってる銀行 アボーン 破綻

日本円価値が大幅下落 暗黒の時代突入

2023-04-05

黒田日銀の成果に「雇用改善」を挙げるバカ

出生数が減少の一途を辿ってて、総人口まで減ってる国では放っておいても雇用改善はするんだよ。求職者数が減るんだから当たり前だろ。

そんなことしか成果として挙げられないってのがむしろ黒田日銀施策の失敗の証左になってるんだよなぁ。

もちろん、「緩和継続地獄、緩和終了も地獄」という現状にたどり着いた責任が全て黒田さんだけのせいというわけではない。

黒田日銀リフレ実験は失敗だったが、他にも失敗は沢山ある。

黒田日銀の失敗は否定しようのない事実だが、黒田さんだけに全ての責任を背負わせて切り捨ててたら、今までと何も変わらない。

何で成果を達成できない施策固執したのか、どこで誰が軌道修正をどのように行うべきだったのか、そういうことを検証しないとこれからもこの国は衰退の一途を辿るだろう。

まぁ、そんな真っ当なことを実施するヤツがいるなら、そもそもこの国は今のような惨状には陥ってないんだけどね。

2023-03-14

日銀は成果出せなかったけど、賃金交渉放棄してる奴らも同罪

賃金上昇に有意な影響与えられると勘違いしてた日銀バカだけど、賃金交渉放棄してる労働者も同罪でしょ。

自分たち権利放棄してる労働者が、手の届く範囲勘違いした日銀批判する。

なんとも滑稽な話だな

2023-03-11

法律に従って金融機関不正を通告したりすると

弁護士会の弘正組や地方裁判所鎌倉組や甚部組なんかに報復裁判やられたりするし

官僚忖度するし国もたいがい汚物だし

そりゃ日銀金融緩和は上手く行くだろう

金融会社にとってはな

金利が下がった分、小銭手数料を値上げしたわけでさ

2023-03-08

anond:20230308101753

それ言ったやつ誰だよ・・・

 

丁寧に言うと

まずアメリカが急激な金利上昇した、専門家はそれで「2022年末に130円台は行くだろう」と予想した

1ドル150円は行き過ぎだった、為替はいだって行き過ぎるが、結局戻って130円台になった(勢い余って割れたけど)

この戻りも急激だったんだけど

理由は「インフレが落ち着いてきたかFRB金利上昇をやめるだろう」という勝手憶測によるものだった

おかげでダウ平均めっちゃ上がった、意味分からんだろ?過度な期待だ

ちなみにFRBは「金利上昇はやめない、インフレ退治は確実にやる」って言い続けてた

でもそれやると景気後退リセッション)が起こりFRB的にもあまりよろしくいから、市場は「とか言って、やめるんでしょ」と思ってた

これが昨年末1月辺りまで

んで、1月2月あたりの経済指標で「インフレ意外と落ち着いてないじゃん」ってことになった

(つうかその判断がほんとに0.1,0.2%程度のわずかな差で言ってるからどちみち過剰反応なんだけど)

FRBは相変わらず「インフレ退治頑張る」と言うから市場は「じゃあやっぱ株安、ドル高かぁ」となる

市場は基本アホ、というか上下に振ったほうが儲かるから過剰に反応してる

それで今は株安、ドル高になってるんだけど

(言うほど株安になってないのが気持ち悪いんだけど)

FBRは「金利上昇させるの2023年いっぱいで、来年は徐々に下げていく」って言ってる

高止まりさせるのはほぼほぼありえない、リセッションが起こるから

からドル高の流れは今年の半ばあたりで終わり

市場半年後とか1年後のことを織り込んでいくから来年の展開を見越して今年の下旬には動いていくはず

あと前回の150円の時ほどの勢いはないから、あそこまではいかない、だから140円台

 

あと、日銀総裁が変わるんだけど、デフレ政策辞めるんじゃないかという予想が出ている

歴史的に見ても、「アメリカインフレ政策が終わったあたりで、日本インフレの余波が来るため、日銀は少しインフレ政策をやる」らしいので

今年の半ば〜後半あたりは一旦円高に振れると考えられる

そういうのを全部加味すると、まあ120円台くらいじゃない?と思う、一瞬勢い余って120円割れるかもしれないけど

110円割れ、150円抜けはない、アホみたいな動きするのが市場だけど、金融政策にだけは逆らえないし

今年と来年金融政策の見通しはかなり硬い、それ以外のことができないか

2023-03-07

日本国破産する10ステップ

過去数十年にわたる不自然なまでの金融緩和は、多くの人々が必要以上に借り入れをする「モラルハザード」の世界を作り出しました。

今、金融が厳しくなり、企業個人だけでなく、一部の政府も、昔から言われている国家破産が「いきなり」起こることを見つめているのです。

日本は、金融の崖に向かってゆっくりと歩き、突然転げ落ちている見本です。

ここでは、日本に何が起こっているか10ステップで紹介します。

ステップ1:巨額の負債を積み上げる。1990年代不動産バブル崩壊し、日本政府は、残酷不況を受け入れ、債務不履行によって債務の大半を解消するか、

ゾンビ銀行建設会社を救済し、最善を尽くすかの選択を迫られた。1991年GDPの40%だった連邦政府債務は、2000年にはGDP100%に達した。

ステップ2:金利を下げて利払い費を最小にする。GDP100%に相当する負債を6%で支払うのは破滅的な負担となるため、

日銀負債が増えるにつれて金利を下げ、政府金利負担を許容できるレベルに維持した。

ステップ3:実質的に無利子で借り続ける。金利が下がる一方で、公的資金を吸い上げるゾンビ企業に加え、

日本社会保障制度メディケアを利用する退職者が増えていった。その結果、政府支出は増え続け、財政赤字は拡大し続け、金利引き下げ圧力さらに強まった。

日銀は、新たに作った円で国債を買い、金利ゼロ、あるいはそれ以下にまで引き下げることに成功した(つまり日本国債を購入する残りの民間企業は、実際にその特権を支払うことになった)。

政府借金をすることでお金を稼ぐようになったので、それを止める理由はないと思われ、負債現在GDPの262%まで急増し、これは主要な政府によって記録された最も高い数字かもしれない。

ステップ4:突然の急激なインフレ経験する。2022年、すべての新しい通貨が、金融緩和批判者が予測していたインフレをついに引き起こした。日本公定歩合は年率4%で上昇し、0%の国債の実質利回りは-4%になった。

ステップ5:通貨の急落を体験する。他の多くの中央銀行インフレ対策として引き締めを行っている中、日銀は低金利を維持するために債券を買い続けた。

この利回り差に気づいた投資家は、円建て債券を買わなくなり、円の為替レートは米ドルに対して急落した。

ステップ6:しぶしぶ金利上昇を認める。2022年日銀は、政府が発行するすべての紙を買いたいのでなければ、金利を少し上昇させなければならないことに気づきました。0%から0.25%、そして0.5%へと、非常に迅速に金利を上昇させた。

ステップ7:利払い費用に振り回される。さて、日本政府が発行したり、ロールオーバーしたりする債券には、すべてコストがかかっている。

仮に平均利回りが現在の0.5%まで上昇したとしよう。GDPの260%に相当する借金場合支払利息GDPの1.3%に相当し、すでに巨額の赤字に加え、負債全体、ひいては支払利息も増加する。

さて、ここからが「いきなり」編です。

上記のすべてが起こりつつあるか、起こっており、次のステップは、近い将来に予定されている。

ステップ8: 必死金利を下げようとする。日銀は、金利の高騰が国家破産意味することを認識し、新たに作り出した大量の円で国債さらに購入することで、この傾向を止め、逆転させようとする。

しかし、世界の他の中央銀行は緩和が遅れているため、日本国債の利回りと、例えばアメリカドイツ国債の利回りの差は拡大し続ける。

ステップ9: 円が暴落するのを無気力に見守る。政府債務が放物線を描いて増加し、その結果生じた紙の津波を買ってくれるのは日銀以外にはいないため、

日本は完全な現代通貨理論領域に入り、政府は新しく作った通貨資金調達するだけとなる。世界の国々は、インフレの影響を認識し、円を捨て、通貨為替レートは自由落下となる。

通貨が下落すると輸入コストが上昇し、インフレが進み、さら円安が進み、金利が上昇し、といった具合に、いわゆる「デス・スパイラル」に陥ってしまう。

ステップ10ゲームオーバー日本公式通貨切り下げ/通貨リセット余儀なくされ、今後の消費とインフレ能力制限される。

政府を信頼し、旧通貨保有していた人々は困窮し、詐欺気づき現金国債実物資産に換えた人々は豊かになる。よくある話であるしかし、今回は重大な国で起こっている。

https://www.zerohedge.com/markets/how-country-goes-bankrupt-10-steps

2023-03-05

日銀の低金利政策は、銀行の貸出残高を増やしたか

グラフ見てみろ

コロナ前まで減る方向だったし

今もそうだ

報じないメディア詐欺師電通野村支配下

2023-03-03

証券会社生命保険会社総資産50兆円近くだけど

運用投資額天下り投資額はどのくらいだろ

このあい円安ドル買いして日銀現金を減らしてなかったっけ

とても大きなスキッパーなんでしょ

2023-03-02

[]今日の動向

[ファンダメンタル]

[テクニカル]

[予想]

2023-03-01

[]日銀3月会合サプライズ見込まず、金融機関含み損拡大に懸念の声

日本銀行が3月に開く金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の再修正など何らかのサプライズ果たしてあるのか。市場関係者の多くは年度末を控えたタイミングでもあり、金利上昇(債券価格は下落)を通じて金融機関含み損を拡大させるような政策変更の可能性は低いとみている。

  ブルームバーグが2月17日に公表したエコノミスト対象にした事前調査によると、3月の政策修正を予想する向きは5%程度にとどまるが、昨年12月会合では突如修正に動いただけに、再度のサプライズに対する警戒感は根強い。

  野村証券の松沢中チーフスラテジストも「海外勢を中心に政策修正可能性について問い合わせが多く、肌感覚では5%よりもっと高い確率相場に反映されている可能性がある」とみる。

  3月に日銀長期金利の許容上限を修正するなら、「多くの市場参加者フェアバリューを1%付近と考えていることを考慮せざるを得ない」と松沢氏は指摘。昨年12月のように0.25%刻みで上限を上げると、市場は一段の引き上げを求め投機的な売りを続ける可能性が高く、「上限を一気に1%まで上げるか、目標自体撤廃選択せざるを得ない」と話す。

  仮に許容上限が大きく引き上げられた場合、最大の懸念材料となるのは金融機関が抱える国債含み損拡大だ。ピクテ・ジャパンの大槻奈那シニアフェローによると、昨年9月末時点で約6300億円だった地方銀行含み損年末には約1兆4000億円へ拡大。長期金利が1%まで上昇すれば、1兆7000億-2兆円まで膨らむ可能性がある。

  長期金利の上昇は、中長期的には貸出金利の利ざや拡大を通じて銀行収益プラスの影響を及ぼす。大槻氏の試算では長期金利が1%に上昇し、恩恵が完全に反映された場合業務純益の増益率は全国銀行平均で33%、都市銀行は22%、地銀は49%となる。

  大手行の増益率が低いのは海外資産割合が多く、手数料比率も高いためだ。一方、地銀国内基準採用し、国際決済銀行(BIS)の自己資本比率規制クリアする上で含み損考慮する必要もないため、享受するメリット相対的に大きいという。

  しかし、3月期末前となると話は別だと大槻氏は語る。含み損の拡大がメディアなどで取り上げられやすく、「3月末時点の財務諸表が当面のリスクテイク能力に影響を与え、貸し出しなどに影響を及ぼす可能性もある」と指摘。期末直前のYCC修正は「非常に考えにくい」とみている。

  地銀マネー運用投資助言を行うオールニッポンアセットマネジメント永野竜樹社長も、3月期末前だと金利上昇に対する準備不足の金融機関も多く、混乱を招きかねないとの認識だ。債券含み損が拡大しても保有株式の含み益で吸収可能銀行も多く、地銀全体では持ちこたえられるが、「サプライズは避けた方が良いし、ないと思う」と語った。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-28/RQQ0KWT0G1KW01

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