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2018-11-26



お前は裁判有罪確定しとるやんけ!

2017-12-06

ここ数年で東京地検特捜部が手がけた事件

スパコンベンチャー社長逮捕された件で主に擁護する立場から「なぜ特捜が…?」と思わせぶりに陰謀論めいたコメントが至る所で出てるけど、そういう人たちに限って最近特捜部が手がけた事件を他に一つも言えない説。

 

ここ数年で東京地検特捜部が手がけた事件

 

徳洲会事件早大投資サークルOB金融証券取引法違反相場操縦事件

秋山昌範東大教授研究費詐取事件NTT東日本汚職事件小渕優子政治資金規正法違反事件

北陸新幹線談合事件インデックス事件ディオバン事件日本交通技術ODA汚職事件

 

日歯連迂回献金事件青柳幸一明治大学教授司法試験回答漏洩事件

加藤誠備グループ元代表ら3人金融商品取引法違反相場操縦風説の流布偽計事件

ウィッツ青山学園高等学校就学支援金詐取事件高速道路震災復旧工事を巡る談合

東京都知事選運動員買収事件、花蜜伸行出前館創業者金融商品取引法違反相場操縦事件

山川義介金融商品取引法違反インサイダー取引事件

 

日本スマートハウジング詐欺脱税事件ソニーLSIデザイン架空・水増し発注事件

安藤ハザマ除染費用詐取事件

PEZY助成金詐取事件

 

直近の日本スマートハウジング助成金搾取で、安藤ハザマ除染費用搾取で、両方とも詐欺容疑で強制捜査起訴の流れ。公金をだまし取ったという容疑でペジーと同じ。これらの時もネットの反応として「なぜ特捜が…?」なんて反応があったことを今回改めて見直し発見できた。「特捜が動いたからにはもっと大きな捜査対象があるはず」なんていう意見

そりゃ捜査した結果もっと大物がいればそれも捕まえるだけだろうけど、特捜としては別に大物がいる、いないに関わらず目の前に不正発見たからただ捕まえているというだけではないかね。

また、スパコン科学研究分野には特捜は入ってくるな!と言ってもそうはいかんだろう。仕事から

2017-07-01

早速、不破雷蔵が今回の安倍総理演説へのやめろコール逮捕されるとか、言い出してるけど、出してる法律のどこに引っかかるのか…

https://news.yahoo.co.jp/profile/author/fuwaraizo/comments/posts/14989013113121.7669.27055/ 

動員はできたことから集会の便を妨げたとは言えないだろうし、運動員などへの暴行脅迫器物損壊があればアウトだろうけど、まさか『やめろ』が脅迫かいわないだろうし。

可能性を煽るのは自由だけど、煽るだけ煽って無責任なら、デマ野郎から、気をつけてほしいなぁ

http://s.webry.info/sp/jeans.at.webry.info/201504/article_5.html

2017-06-29

すべてが都議会選のあとになるのは当たり前

公職選挙法では選挙運動特定候補者当選させる行為落選させる行為)について制限があるから選挙運動中にとやかくやることは選挙自由妨害になる可能性がある。

から、いろいろな政局向けの話題が出て「いつやるの?今でしょ!」とマスコミ野党が訴えているけど、処理をするのは投票後にやるのが無難

衆院選などの投票の翌日になると、全国各地で運動員逮捕!とか放送されているよね?

投票の翌日まで待て

そういえば、増田諸君の中にも「大丈夫?」という書き込みがあるが、これも選挙後に当局対応するのであろう。

2017-06-17

鷲尾英一郎共謀罪成立反応にげんなり

保守系であることが知られているが、意外にもはてダユーザーである

当否では一応反対はしたらしいが、「廃案ばかり主張していて修正余地を奪ってしまった」というのはちょっとお前なんなん?と思う。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20170524325679.html

前も書いたけど、去年の新潟県知事選挙のあとコイツが県連代表になるのも分からない。前職引きずり下ろした新潟市長が来賓挨拶に来るのはどうかしてると思う。

米山知事に従う、県政与党として行動するとは言っているものの本人との伝手は日本維新の会第一次)時代後援会に呼んでいたというぐらい。

再稼働派だったころの話だし、大体あんたの後援会森裕子選挙邪魔してただろ。

民進党新潟県連の政治塾メニューもご覧いただこう。

http://dp-niigata.jp/wp-content/themes/dp_niigata/bnr_school1st.pdf

連合新潟最大労組電機連合出身古賀伸明、西岡力最初米山は呼んでもリーシップの話で原発の話は触れない。

海上保安本部自衛隊駐屯地等、彼のカラーが前面に出ている。

連合に人手を頼んでいている現状から、自前の運動員綱領共感し、実現する党員サポーター)を増やすというなら分かるんだが、こうも露骨民進党の信用できない部分だけを寄せ集めてくるのは何なのか。

ここで柏崎刈羽原発の視察をされてもねえ。

県知事選では自主投票になったが、決められない良心さえ捨てるんじゃないのかね。

凄い不謹慎だけど、鷲尾が身元調査用に塾生の情報売るんじゃないか。そういう印象すら受けてくる。奇しくも塾生募集の締め切りは共謀罪法施行前日である

賛成した長島昭久同類(国軸の会)なのだから、再稼働阻止容認党員警察差し出すとか。

後援会告発したのは地元ベテラン党員である。ただし新潟日報情報

原発慎重姿勢民進党に持ち込むことはしないだろう。そして長島のように出ていくことも恐らくしない。

そんなメリットは彼にはない。過去市民の会という左派団体から献金を受けていたが、主義信条の違う人間に付け込まれることはそもそも党を出ていく能力自体がない証左かもしれない。

地元選出議員としては後援会長が燕市金属業者であり、典型的な民社系議員であるので円安誘導批判ぐらいの価値しかない。

消費増税の引き上げも主張している。「日本版ベーシックインカム」も。ま、その辺である

2017-04-11

選挙カーについての記事人気エントリーに挙がっていたけど

これねhttp://www.asahi.com/articles/ASK467HL5K46ULBJ00L.html

コメント欄で「うるさいか禁止すべき」とか言ってる人って公選法改正されて選挙カー禁止の代わりに戸別訪問解禁されること

になったら支持するのだろうか?

そういう人って休日リラックスして休んでいる時に候補者運動員インターホン鳴らしに来たら「ウゼぇ」とか思うんじゃね。

特に子供がやっと昼寝してくれた時とかさ。

2017-03-31

菊池誠どうしてこうなった

菊池誠という人がいて、一時はてな論壇においてそれなりの存在感を放っていた。

現在では一山いくらネトウヨおじさん程度にしか認識していない人もいる。もはや過去の人であると断ずる向きもあるだろう。

しかしながら、彼について再考することで、論壇で今も跋扈する科学非科学という対立軸を新たに捉え直す機会を持てる気がする。

というわけで彼の言説とその評価の変遷を追っていきたい。

菊池誠とは何をしていた人なのか。

2000年代後半。ニセ科学批判という社会運動が産声を上げた。

これは、自然科学に関する嘘をエビデンス棍棒で殴打するというシンプルかつ大変に社会的意義のある運動で、その倫理的な正しさからはてな市井で好評を博した。

この運動には様々な人が加わり、皆それぞれの専門分野に関する多種多様な嘘デタラメを殴り倒していた。

また専門分野のない人は、非専門分野に関する言説の妥当性をいか評価すべきかということについて学んでいった。

よくわからんという人はid:NATROM先生がたくさんいたと考えてください。

当時その運動の中心にいたのが菊池誠である

ニセ科学ニセ科学批判

ニセ科学とはなにか。誰が、なぜ吹聴するのか。このあたりは先人の素晴らしいテキストが山程あるのでそちらを参照するのがよい。私も一応書く。

ニセ科学とは自然科学に関する嘘である

ニセ科学批判対象となったニセ科学は多岐にわたる。多岐にわたるがざっくり2つに分ける。

証明されていないことを証明されたと言うか、証明されたことを証明されていないと言うか、である

科学的知見というものは往々にしてひっくり返るので、この宇宙を縛る法則から演繹していった時に実はニセ科学が正しかったということは有り得る話である

しかしながら個人霊感で獲得した宇宙の真理よりも、定められた手続きを踏んで得られた結論宇宙的には間違っていたとしても)の方を評価するというのがニセ科学批判スタンスだ。

ニセ科学主体も様々である

営利企業大学教授特定肩書のない個人的ブログ政党や国そのものである場合もある。

彼らは何故嘘をつくのか。その動機を大きく4つに分ける。経済的利益金銭)・社会的利益名誉)・思想利益党派性)・倫理的利益善意の施し)である

どのニセ科学もこのいずれか、もしくはそれらの組み合わせから生み出されていると分類できるだろう。

例えば近藤誠武田邦彦動機は金と売名だし、安倍晋三下村博文共和党言動党派性の発露であり、有象無象ブログ代替医療他人の癌を根治しようと試みるのは無知に基づく善意による。

ニセ科学批判はこれらの動機や背景を問わずに殴りつける。

ニセ科学批判党派性から最も遠いところにいるとは菊池誠言葉であるが、定義上これは正しい。

また、個々人のレベルで見ればその批判対象選択において党派性が働くこともあるだろうが、運動総体として捉えればそれは働かない。

組織を持たない草の根運動であるため、一貫した思想により運動員を抑えつけるということが原理的に不可能からである

運動自体に対して外部から党派性を見出す人は多々いるが、それは往々にして自身党派性を表明しているに過ぎない。

例えばid:finalventにはニセ科学批判左翼的活動に見えるそうだし、反原発派の中の放射能デマを吹聴するクラスタから当局におもねった保守的運動である批判されている。

ニセ科学は大きくデマという概念内包される。デマの分野を自然科学に絞り、真実性の判定に科学手続きの有無を利用している場合それをニセ科学呼称すると言い換えても良い。

ここからニセ科学批判方法論を他分野のデマの払拭に利用できるのではないかと考えられる。特に人文科学系や社会科学系等の他分野の学問においてはその応用が容易いだろう。

例えば歴史学における歴史修正主義である

ニセ科学人文科学社会科学系のデマとは地続きの問題であり、ニセ科学批判ニセ科学だけを取り扱うのは、単にそれが自らの領分からというだけである

ニセ科学批判参加者自然科学系以外の言説に対して取るべき態度は、専門分野外の自然科学系の言説に対して取るべき態度と同一でなければならない。

そうでない時、その価値判断には先の4つの動機のいずれかが作用しているのである

「えー、じゃあさじゃあさ、なんで菊池さんはネトウヨおじさんなんて扱いを受けるの?だってさ、人が科学事実を前にした時にどういう要因が認知を歪ませるのか、またその考え方は自然科学分野以外でも応用できるってことを誰よりも分かってるはずでしょ?ネトウヨなんてポジショントークが凝り固まって人型を成しているような存在じゃん。おっかしーぜ、それ。一個人党派性から逃れることは出来ないにしても、自覚を持っていてその都度自己補正に努めればそこまで極端なことにはならないでしょ。オレ、納得できないなー」

そうだね、たかし君。じゃあ次の章では菊池誠の言説とその捉えられ方の変遷を時系列に沿って見ていこうか。それから菊池誠言動が本当にいわゆるネトウヨ的な物なのかということもちゃんと検証してみよう。

kikulogとtwitterから見た菊池誠

さて、ここから菊池誠とその周囲の言説を掘り返し、断片的な事実を拾い上げ、時系列を整理し、推論を検証し、STS辺りも総括し、ニセ科学批判史とも絡め、最初テーマに関して結論を出さなければならない。

でもなんか今週入ってから超体調悪くて、鼻は詰まったり止めどなく流れたり、体はとにかく熱っぽくて横になっているのも辛い。

よく考えたら私は菊池誠親族でも知人でも生徒でも何でもないわけで、果たして病体にムチを打ってまでこの駄文執筆に労力を割くべきなのだろうか?ここは潔く挫折する。

でもこのテーマ自体は割と意義があると思うので誰か調べてまとめて書いといて欲しい、個人的にはid:ublftboさんが適任かなと思う。でも多分やらないだろう。面倒くさいし。

(4/2追記)

どうやらこの記事の続きは執筆されないことが確定したため、以下に執筆時の構想諸々を記しあとがきに代えるものとする。

・7年ぶりくらいに菊池先生名前を目にしたら、なんか凄い扱いになっていたので驚いて、矢も盾もたまらなかった。

菊池誠に対する周囲の評価の変化点は2つくらいありそうだと思ってる。震災それから1年以上後。

2009年から現在に至るまで菊池誠ネトウヨおじさんではない。ただ看過できない発言は多々あるし、愛想を尽かす人もいるだろう。これは年を追う毎に悪化しているように見える。今の立ち位置id:hazumaちょっと似てる。

2009年頃と現在で、周囲から投擲される評価は明らかに変質しているわけだけど、それは菊池誠と周囲のどちらかあるいはその両方が変わった/変わっていない結果なのかという大枠の問いがあって、これは菊池誠が変わったというよりは、周囲に今までいなかった(少なかった)人種が現れたからだと思う。

・逆に言うと震災以前にもある種の題材を絡めてその手の人種と邂逅する機会があったら、今よりもっと早くこうなっていたと思う。今の状況はなるべくしてなったと言える。

どうしてこうなったかは意思疎通が上手く行かなかったから。上手く行かない原因は個人でなく構造求めないと仕方ない。専門家と非専門家の間にはクッションが必要になると思うんだけど、IKEAが布にガラス片を詰め込んでこれはクッションですと言い張ったり、あるいはクッションそのものを用意しなかったりするから専門家自身が夜なべしてクッションを作らないといけない。彼らは裁縫専門家ではないので、その出来は個々人の技術によって大きくムラが出る。ところでIKEASTSである

STSとは、何の生産性もなく相対主義ぶって科学者を腐してあてこすりで飯を食ってる人間の屑が集う旗印である、というのがこれまでなんとなく聞いていた印象なんだけど、いくらなんでもそんなものが何十年も学問として存続するわきゃないと思う。思うので、この際ちゃんと調べて、その社会的役割と意義と実際のところを自分の中で明らかにしておきたかった。震災時に(震災時でなくとも)彼らが求められる役割を十分に果たした結果がこれなのか、あるいは十分に果たせなかった結果がこれなのか。またそれはなぜなのか。

・つまり不幸な例であるところの菊池先生の件を足がかりにして、自然科学分野における専門家と非専門家とのディスコミ問題をアレできるんじゃないかと思ったというところが発端です。

ブクマニセ科学批判ってもっとからあったでしょと言う指摘があったんだけど、前出の"ニセ科学批判史とも絡め"というところで今現在ニセ科学批判とされる運動の形はいつごろ成立したのかも調べておきたかった。書籍で探すと、訳語としてニセ科学を当てはめてる物は結構からあるんだけどこれは定義が今と違っていて、今使われている意味でのニセ科学という用語webだと2004年が初出だと思う。ニセ科学批判についてはgoogle先生になんとなく尋ねるレベルでは天羽さんとかid:kamezoさんの2005年位のログしか出てこない。水伝での田崎さんと天羽さんは運動の拡大に大きく貢献したよねとか海外情勢(主に米キリスト教福音派系の)はid:Kumicitさんの忘却からの帰還が強かったとか、ニセ科学批判史は最終的に年表にしたかった。

以上が主観的になんとなく思いついた推論なので、これらを補強あるいは反証する材料を沢山探して、結果何かがまとまる予定だったのだということを言い残したかっただけの年度末だった。

2016-07-27

http://anond.hatelabo.jp/20160727184532

答えられないみたいだな。

案の定、腹の中ではほくそ笑んでいる、ただの運動員か。

2016-07-07

プロブロガー”界隈って、“21世紀極左崩れ”と読み替えてもよさそう

相も変わらず、プロブロガーたちの無駄煽りインターネッツに溢れている。

プロブロガーたちの主張は「自由気ままに暮らせるブロガーフリーランスという生き方がある。何故みな、それをやらないのか」に尽きる。

彼らの主張はもう散々聞き飽きた。もう十分だし、その考えとは相容れないから、さっさと視界から消えて欲しい。

こっちに影響を及ぼさない程度に、好きにやっててくれ。

と、思ったところで、ふととある考えが頭を過ぎった。それが表題だ。

全共闘から左翼の連中は「共産主義だ、階級闘争だ」を掲げて、デモを繰り広げ、ときには暴れていた。

どんどん先鋭化して極左になり、彼らは「労働者運動に加わらなければ革命は起こせない」と悩みつつ、「革命のためには暴力も辞さない」と過激化していった。

その結果が山岳ベース事件あさま山荘事件。そして、その後の顛末はご存じの通りだ。

極左運動家たちもまた年齢を重ねている。

赤軍派議長塩見孝也氏(75歳)という当時は雲の上と思われていたオジサンがいる。

これまでの生活費は援助やカンパ革命運動をやってきたそうだ。が、子育ても何もあったもんじゃない。

~息子との関係性について問われたことに対し

「親に対して幻想は多少あったでしょうね。だけど、実際出所した俺は経済能力世間常識もない無能力者なわけで、すぐに幻滅されちゃったわけ。」

「結局は理屈じゃないんだよな、親は。金とか実質で役にたたんと。『マルクスレーニンだ。階級闘争だ』言っててもしょうがないって話ですよ。

その点、女房はずっと飯食わせて育てて、理屈じゃない訳だから絶対的権威がある。

俺はそういうこと一切やってない。多分、全共闘時代左翼の親父どもはみんなそうだよ」

https://twitter.com/rsr80930/status/590587310367969281

塩見孝也氏がツイッターで取り上げていた日記も特徴的である

左翼シンパのような方で年齢は察するに50代~60代前後郵便局で勤めており、集会デモにもよく参加している。そんな彼はこう綴っている。

「何もない。(2016年6月11日mixi日記より)」

「何もないのだ。その人が生きていて死ぬ。周りの人は「そんな人いたな」と思い出すこともある。。そして忘れる。また思い出すこともあるかもしれない。周りの人もそれぞれ生きて、死んでゆく。その繰り返し。何もない。ただその繰り返し。

私もいつ消えるかわからない。熱中症でひっくり返りトンデモ病院に投げ込まれときは「もうダメか」と思った。それはちょうど二年前の6月だ。それで退職決断とはならず、引っ越すのがめんどくさい、東京を離れたくないなど諸理由によりずるずると生きている。とにかく死なないように適当に生きる。ホント働いたら負け

できれば消えてなくなりたいが、いずれ孤独に無様な姿でクソまみれで死んでいくのだろう。たぶん極貧と他者から軽蔑のなか、のたうち回りながら「俺は死にたくねぇ」とか泣き叫びながら、それで"game end"。美しい思い出、来世への期待など何もない。そう何もないのだ。」

http://open.mixi.jp/user/7349954/diary/1953348530

運動員日記を取り上げたに過ぎない。

左翼として活動していても、いなくても、世の中は無常儚いものであると思うかもしれない。

「取り上げたサンプル2つで何を言う」という反論もあるだろう。

それにしたってにじみ出てくるものがある。極左たちの老後は惨めすぎやしないか……と思うのだ。

まぁ、左翼運動に身を投じてた人たちの老後だったり、

プロブロガーの老後だったりも、正直どっちに転ぼうが、知ったこっちゃないんだけどさ。

2015-11-02

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由

先日、『選挙カーがはた迷惑な大声で名前を連呼する理由を知った時のこと』という文章を書いた。

予想外の反響を得て、驚くとともに、うれしくも思う。

そもそも記事を書くきっかけとなったサイバーメガネさんも、さっそく内容をフォローするように

『無党派層はコスパが悪くて当てにならない』というエントリを書いてくださった。

なぜ、反響があったかといえば、おそらく、あの頃の自分と同じように選挙現場を見たことがなく、

「なぜ、反感を買うだけなのに、選挙カー騒音をまき散らしているのだろう」と疑問に思っていた人が多かったのだろう。

中には、「ああいうばあさんは、もうすぐいなくなるだろう」という趣旨コメントもあったが、僕はそうは思わない。

そもそも、あれはまだ橋本龍太郎総理大臣をやっていた頃の話だ。

まり、かれこれ20年近く前の話なのだが、その後も状況にさほど大きな変化はなかったことは、いくつかのブコメを見るだけでも分かる。

次の20年で変わるかといえば、そうでもないだろう。なぜそう思うかを、書いていこうと思う。

あの頃、「無党派層」という言葉はすでにメディアに登場していた。

wikiによれば、大阪府知事横山ノック東京都知事青島幸男当選するという「珍事」が起きた時に注目され、流行語大賞をとったそうである

その前に「日本新党ブーム」を経て、細川内閣誕生したころには、まだメディアではメジャー言葉ではなかったのか)。

無党派層に心情が近かった当時の僕も、「ああいうばあさんみたいなタイプの人は、いずれいなくなるのだろう」と思っていた。

だが、少なくとも20年程度では、いなくならなかった。

思い起こしてみれば、あの当時から、「応援しているのに、なぜウチのほうに選挙カーがこないのか」と苦情をいうのは、必ずしも年寄とは限らなかったのだ。


その渦中に身を投じてみれば分かるが、選挙というのは一種の「お祭りである

であれば、選挙カーという「神輿」は、自分の家の近所に来てくれたほうが楽しかろう。

お祭りというのは、参加する者にとっては楽しかろうが、部外者にとっては迷惑で騒々しいだけだ。ハロウィンを見ればわかる。

最近高知県では、新住民からの「よさこい祭りの練習の騒音がうるさい」という苦情が増えて、祭り伝統を守りたい人々は対応に苦慮しているらしい。

祭に参加して騒ぎたい人々と、外側にいて「うるさい」と感じる人とは、どうしても対立する。

それは、祭りルーツがどうとか、そんなこととは、おそらく関係がない。


僕はあの頃、お祭りに参加して盛り上がるのは年寄りのやることだと思っていた。

だが、実際にはそうでもなかった。

臭い祭りにはそっぽを向いても、なにか面白そうな新しいお祭りあれば、こぞって参加するという人たちが、世の中には相当程度いるのだ。

既成政党による「ドブ板選挙祭り」にはそっぽを向いている若者が、国会議事堂前SEALDs祭に参加したって、なんの不思議もない。

お祭りといえば、あの選挙事務所バイトをしていたとき幹部にわかに、ちょっとしたお祭り騒ぎになったことがあった。

総裁が応援演説に来てくれることになった」というのである

総裁とは誰のことなのか、僕はにわかに判じかねたが、それは当時、自民党総裁にして総理大臣でもあった橋本龍太郎のことであった。

事務所関係者は「総理」でも「首相」でも、ましてや「ハシリュウ」でもなく、「総裁」と呼んでいた。


総裁が応援しに来てくれるということは、つまり、その候補者選挙区を党本部が重視している証拠なのだが、、

事務所幹部が喜んだ理由は、それだけではない。

橋本龍太郎という人は日本の歴代総理には珍しく、その端正なルックス女性人気がきわめて高かった。

慶応大学在学中に第一期東宝ニューフェイスに誘われたこともあるというから、「政治家にしてはイケてる」というレベルではない。

当然、「集客力」も高く、事務所としては、願ってもない応援弁士なのである

今でいえば、小泉進次郎の人気が、近いものがあるのかもしれない。


当日は、それはもう「お祭り騒ぎ」だった。バイトも支持者も大勢駆り出された。

事務所幹部警察官やSPと打ち合わせに余念がなく、事務所の司令塔たる候補者の長女は、誇らしげな顔をしていた。

実際、当時の橋本龍太郎は、「本日、○時に、橋本龍太郎総裁が、応援演説に来られます!!」と呼びかければ、

制服女子高生までもが

「エッ、うそ!? マジ? こんなトコにハシモトソーリがくるの? じゃ、ちょっと見ていこうかな」

などと騒ぐほどの人気があった。


「もし、総裁演説している最中暴漢が襲いかかって、それをウチの先生が体を張って守って、ケガして運ばれたりしたら、明日新聞の一面になりますかね?」

「ああ。そうなったら先生は、もう当選確実だな。お前、いっちょやってみるか?」

僕らは、大分親しくなった事務所の下っ端幹部と、そんな軽口をたたいたりした。

定刻になると、ちょうどライブ最前列でファンを押さえるスタッフのように、バイト運動員群衆を抑えている前に、黒塗りの車列が到着した。

SPに囲まれながら降り立った橋本龍太郎は、思った以上に背が低かったが、確かに二枚目だった。

そして、さすがに、演説は「ウチの先生」より数段上手かった

「世の中には、選挙になると、消費税率は下げて福祉の水準は上げるなどと、夢のようなことを訴える政党もありますが、

私には、そんな魔法使いのようなお約束をすることはできません」

などと語りかけるイヤミ調子には、好き好きがあっただろうけれど。

当日、街頭には大勢の支持者が動員されていたけれど、それを上回る人々が足を止めた。

その人たちのうち、何人が実際に投票たかは分からないが、

たまたま橋本龍太郎握手する幸運に恵まれた人の中には、

それがきっかけで自民党候補者に投票したひともいるのではないだろうか?

だが、なにより、事務所に集う人々は、「総裁が来てくれた」「予想以上に人が集まった」という事実に興奮し、

ますます選挙運動にまい進するエネルギーを高めていた。

例のばあさんは、街頭には来ていなかっただろうが、

自分の支持する先生のために、橋本さんが応援に来てくれた」という事実に喜びを感じ、

ますます「近所の人に、投票してくれるように頼む」という彼女なりの方法で、お祭りを楽しんだことだろう。

お祭りには、共同体を盛り上げるエネルギーが、確実にある。


お祭りだなんて、とんでもない。選挙というのは、冷静に過去の実績や提示された政策比較検討して、適切な候補者投票すべきだ」

という人もいるだろう。それは、おそらく正論だ。

だが、そういう正論を唱える人たちが、政策とやらにどの程度つうじているのか。

数多ある課題の、すべての軽重を判断して、どれが適切な政策判断することが、果たして可能なのか。

それに、どんなに「政策」が素晴らしかったとて、口先だけでは何とでもいえる。

政策はもちろんのこと、きちんと有権者に呼びかけ、汗を流している人を選ぶべきではないのか、という話にもなる。

そもそも政策など判断しかねるという大多数の人は、「難しいことは分からないけれど、あの人ならば大丈夫」という人に、判断を託すことになろう。

そして、「あの人=政策作成判断し、実行する人」というのは、つまり権力者」だ。

かつての世の中では、文字通り血で血を洗う抗争をくぐり抜け、数多の屍の上に生き残った者が権力を握ったのだろうが、

そんなことで無闇に人の命が奪われるのはよろしくないということで、選挙というお祭り権力者を選ぶようになったというのが、つまり民主政治なのだと思う。

権力者自分が選ぶ。ワクワクするようなお祭りだ。

「あの、お偉い先生も、私の一票があるから、大きな顔をしていられる」「私の一票のために、頭を下げてくれる」

そのことに喜びを感じられる人が、選挙というお祭りに参加する。

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)とは、そういう人たちではないかと思うのだ。

そして、「お祭り」を利用して権力上りつめようとする人間は、冷めた傍観者たちに参加を促すよりも、

お祭り気質」な人たちを盛り上げることに注力した方が、効率が良いことを知っている。


時に、「権力者」という個人ではなくて、「戦争法案をつぶす」とか、そういう思想だが理念だか、そんなようなものを「ご神体」にしてお祭りが催されることもあろう。

多分、それがSEALDsだ。

彼らは初期の目的を達することはできなかったが、多分、世の中を意図的に動かそうと思えば、お祭りのような手段を使ってエネルギー結集することが必要なのだと思う。

そんなこととは関係なしに、僕らから全く見えないどこかで、いつのまにか物事が決まっていく世の中は、多分、今の世より住みにくかろう。

僕はそんな世の中に住みたくないし、世の多くの人が、そう望んでいると思う。

から僕は、「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)」は、そう簡単に消えないと思うのだ。

消えるべきではない、といえるかもしれない。


選挙のやり方は変わっていけば、騒音をまき散らす選挙カーのような方法は使われなくもなるだろう。

しかし、それはたぶん、「場所形態を変える」だけのことだ。

物理的な騒音は減るだろうが。


選挙ではないけれど、今もネットでは、「炎上」という名のお祭り騒ぎが日夜開催され、それに参加する人もいれば、眉を顰める人もいる。

僕の粗末な頭では具体的に想像できないけれど、仮にネット選挙が今より進化したとしても、

選挙カー連呼とは違う種類の「騒音」に悩まされ、うっとうしくなる日がくるのだろう。



ところで、僕はハロウィン仮装して参加したことがない。今後もたぶん、参加することはないだろう。

だが、心の片隅に、あの、屈託なく仮装して楽しんでいる人たちを羨ましく思う気持ちがないかと聞かれると、全くないとは言い切れない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

2015-10-30

選挙カーがはた迷惑な大声で名前連呼する理由を知った時のこと

サイバーメガネさんの「政治・選挙業界の闇の用語集」 というエントリを目にして、学生時代東京都議選候補者事務所で働いた時のことを思い出したので、つらつら書いてみる。

その自民党候補者の事務所で働き始めたのは、べつに支持者だったからではない。

しろ、当時の若者の常で「それほど政治に興味はないが、しいて言えば左寄り」だったと思う。

なのに、なぜ働いたかといえば、単に友人から「とっぱらいの、面白いバイトがある」と紹介されただけの話である

9時から18時まで日給1万円、延長の時は時給1000円、半日しか来れないときはそれでも良い、しかも昼食付きという条件に魅力を感じて、

選挙公示日の2週間前くらいから、そのバイトはいることになった。

なお、現在選挙事務所が、ウグイス嬢などの特殊技能を持っていない単純な運動員バイトとして雇うのは、公職選挙法で禁じられている筈である

当時の規定がどうだったのかは、よく知らない。

ただ、バイトにいった初日、「外で何か聞かれたら、○○事務所ボランティアですと答えるように」という注意があった。

あと、昼食は無料弁当が出たのだが、なにか帳面のようなものに、弁当と金額が書いてあって、サインをさせられたが、

あれがどういう書類だったのか、記憶が定かでない。

それでいて、とっぱらいの一万円をもらうにあたって、なにかにサインしたり、書類をもらったりすることはなかった。

仕事は、荷物を運んだり、連日どこかの体育館集会場で行われている個人演説会の会場設営や後片付けをしたり、街頭演説交通整理やビラ配りをしたり、

要するに雑用だった。

応援にきた時の首相に道を開けるため、群衆を抑える、みたいなこともあった。

あと、選挙カーの通れない細い路地を、候補者を先頭に自転車で走り抜けながら支持を訴えて走り回ったこともあった。


候補者のあとを、背中候補者名や政党名を書いた「のぼり」をたてて路地を練り歩いたりもした。これは、内部で「桃太郎」と呼ばれていた。

桃太郎」には「先発隊」が出されることもあった。

あらかじめ、候補者の一群が来る前に、支持者の家に声をかけて、表に出て先生に声をかけてくれるように頼んでおくのだ。

候補者が自ら支持者の家にいったら、公選法で禁じられている「戸別訪問」だが、あらかじめ支持者が公道に出ていれば、そうはならない。


告示日がすぎて、ドタバタと忙しくなっていたある日、印を付けられた地図を渡されて「ここのお宅にいって、先生ポスター剥がしてきて」と頼まれた。



普段も街中で政治家政党ポスターを見かけるが、選挙期間中は指定された掲示板以外にポスターを掲示してはならず、

そのほかのもの剥がしておかなければならない。

実は、告示日が来る前のバイトの主な仕事として、選挙区自転車で走り回ってポスターをはがして回る、というのがあったのだが、

それでも「見落とし」というのは当然ある。

そのまま、掲示をしていると、その筋(たぶん、選挙管理委員会から警告のファックスがくるらしく、

その時は、大急ぎでバイトポスター剥がしに駆けつけるのである


指定された場所は、ゴミゴミとした「アパート」というより「長屋」とでもいったほうが似合うような、古びた木造集合住宅が密集した地域であった。

今でも、東京東部には案外そういう建物が残っているが、当時は今以上に、そういう地域が多かった。

その雰囲気は、サラリーマン家庭が圧倒的多数を占める、いわゆる「ベッドタウン」で育った大学生にとって、

物珍しさと一抹の不安を呼び覚まさせるに十分だった。


問題ポスターは、その木造長屋の二階の雨戸の戸袋に貼ってあった。

から乗り出さなければ、張ることも剥がすことも不可能場所だ。

マッチ箱のような大きさの昔ながらのドアチャイムを押すと、引き戸を開けて出てきたのは

絵に描いたような「下町のばあさん」だった。腰がかなり曲がっていた。

来意を告げると、「ああ、そう。剥がさなきゃいけないのは知っていたけれど、あの場所じゃ自分でできなくてねえ」と言われた。

以前、事務所人間が貼りにきたものらしい。


二階の窓から身を乗り出して、ポスター剥がし終えると、ばあさんが冷たい麦茶を出してくれた。

ありがたくいただいていると、ばあさんがこんなことを言った。

「お宅の先生、ちゃんと頑張ってるの? こっちの方、まだ全然選挙カー来ないじゃないのよ。KM党とKS党ばっかりよ」

僕は思わず、ばあさんの方をじっと見た。選挙カーが来るのを待ちわびている人を、人生で初めて見て、いささか驚いたからだ。


「あたしゃね、SK学会とか、KS党とか、大っ嫌いなのよ。だからお宅の先生にも頑張ってもらわなきゃ。あたしも知り合いに投票してくれるように頼んでんだからさ」

ばあさんの言うことは、政策がどうとか、そんなこととは関係ない次元ではあったけれど、でも十分筋が通っていた。


あんな騒々しく名前連呼して支持者の獲得なんてできるのだろうか、むしろ逆効果じゃないのか、と、それまでは漠然と思っていた。

だが、選挙カー目的は、そんなところにはなかったのだ。

世の中には選挙カーがこないと「先生、ちゃんと頑張ってるの?」と心配する支持者がいるのだ。

そして、その支持者が、さらなる支持者を獲得するために動いてくれるのだ。

もともと、候補者ことなどろくに興味がなく、選挙カーが来たら「うるせえなあ」としか反応しない層の反感によるデメリットよりも、

「ああ、先生、頑張っているなあ。あたしも頑張らなきゃ」というばあさんの意識に呼びかける効果のほうが、大きいのであろう。

世の中の仕組みをもう一つ知れた気分になって、いささか感心しながら事務所に戻ると、事務所の司令塔でもある候補者の長女に「ごくろうさま」と声をかけられた。

そして、彼女は、笑いながらこんなことをいった。

「あのあたり、ゴミゴミしてほんと汚いでしょう? いっそ地震でも起こって全部燃えちゃえば、再開発でもできるんでしょうけどねぇ」

彼女の父親の地位は、その「ゴミゴミしてほんと汚い」ところに住んでいるばあさんたちに支えられている筈であるのだが、

彼女にとってそこは、さっさと燃えしまえばいい場所のようであった。

もともと冷めた目でこのバイトをしていた上に、さらに「軽蔑」の気持ちが加わったのだが、それはそれとして、バイト代は魅力的だったので、僕はその事務所に通い詰めた。


そういえば、投票日当日、事務所の整理などの仕事があったので、やはりバイトにいったのだが、

そのとき事務所の「コールセンター」で、女性たちが支持者名簿を片手に電話をかけまくっていた。

女性たちは、「○○事務所のものですが、本日選挙投票にいかれましたか? 大事選挙ですので、ぜひ投票なさってくださいね」などと呼びかけていた。

「○○候補への投票をお願いします」と当日に電話で呼びかけてしまうと、公選法違反になるということだった。

事務所幹部たちは、1時間ごとにだされる投票所ごとの投票者数が記された紙を見て、「○○地区の出足がおそいなあ」などと言いながら、

女性たちに「○○のほうを強化して」などと、電話をかける先を指示していた。


結局、その候補者当選した。開票速報が流れたときにも事務所にいたのだが、それはもう大層な盛り上がりようだった。

関係の深い人々はもちろんのこと、つい一か月ほど前に縁をもったばかりのバイトの大半も、それなりに興奮していた。

一月の間、同じ目標に向かって働くことによって生まれる一体感が、その興奮を生み出すエネルギーの源泉となっていたのだろうが、

先の一件で事務所軽蔑の念をもっていたので、心の中ではかなり冷めた目でその光景を見ていた。

表向きは、その歓喜の輪に加わって、翌日に行われた祝賀会でも、随分ご相伴にあずかって、ビールやら桶の寿司やらをしこたまいただいたけれども。


このとき、結局、一月で20万近くを稼いだ僕は、その資金海外へと貧乏旅行に出た。

インドで、現地で知り合った人に

「この国は世界最大の民主主義国なんだけれど、まだまだ文字が読めない人も多いので、

選挙投票用紙には政党マーク印刷してあって、それに印をつけるんだ」という話を聞いて、

選挙ってなんだろう」と考えたりもした。


あれ以来、選挙現場に直接かかわったことはないが、選挙の季節が来て、候補者名前連呼する声が聞こえると、

ああ、この辺りに、あの候補者支援者が住んでいるのだろうか、などと考える。

選挙は一度も棄権したことはないが、選挙カーによる名前連呼は、僕の投票行動はいささかも影響を与えていない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

なお、この文章に続く考察は、以下に記しておいた。

「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由」

2015-05-19

大阪都構想ウォッチャーが敗因を分析した

おそらく維新が最も後悔したのは「維新議員の考えが甘くて真剣活動しなかった」ことだろう。

そもそも賛成派は非常に不利だった。

維新改革不利益を受け、内容に関係なく反対する層が厚かった。

大きなものを挙げるだけで以下のようになる。

もちろん属性が重複する市民もいるが橋下市長を恨んでいる市民は多く、固定の反対票は多かったと推測できる。

これは反対理由の25%が「橋下市長の政策から」だったことからも見て取れる。

特別利害関係が無い市民から50%を遙かに超える支持が必要だったのだ。

一方で維新は票読みが甘かったのか議員がどうせ勝つと考えて最終盤を除いては真剣に取り組んでいなかったように感じた。

結果的には最初から危機感を持って活動していれば違った展開になった可能性がある差だった。

敗因は市民への説明が悪かったからとも、議員が全力で取り組まなかったからとも、

皮肉にも維新改革が進んだことで反対が増えて負けたとも言える。

メディア情報発信がまずかったのも影響があっただろう。(現場人間は後悔したに違いない)

株価上下と同じで後からはどうとでも説明できるし1つだと断言すべきではない。

投票の前日に松井知事が「補助金は出さなあかんなぁ」と冗談で言っていたのが印象的だった。

終わってみて、橋下市長が言うように大阪民主主義レベルアップしたのは間違いない。

勝者無しの状況なので今後の展開が悪夢になることは無いだろう。

与野党協調体制になり年末までに地下鉄など最重要案件が次々と片付くようなことがあれば快挙だがまだわからない。

以下は与太話。

どちらにせよ橋下市長はもう政治家を辞めたかったのだと思う。

100%通す意思があれば土壇場でわかりやす市民へのメリット政治判断で作ることもできたはずだ。

ずっと全力で来られたので燃え尽きたのかなと会見で感じた。お疲れさまでした。次は辛坊さんかなと期待。

2014-05-20

自民党共産党事務所に出入りした感想

サラリーマンをやめてニートやってた時、ちょうど選挙期間中だったので、時間もあることから社会勉強も兼ねて近所にある全ての選挙事務所に行って話を聞くという遊びをしていた時期がある。

 

その時感じたことなんだけど、つきつめて話を聞いてみると、支持してる党員レベルでは同じことを言ってる場合が多い。

しかし、党員属性はそれぞれで全く違う。

特に自民党を支持してるのは経営者が多いなと感じた。

「この人の考えは政策的には共産党の方が近いのに、なぜ自民党を応援してるんだろう」って人をみかけると、ほぼ経営者だった。

(もしくは、そういう金持ち経営者とお近づきになりたい人が多かった)

議員ですら同じ党で考えが違うのだから、それを支持してる党員レベルになると、ほんと様々な考えを持ってる。

中には全く自民党と違う考えの人が自民党議員を応援する為にボランティアで党の事務所で色々手伝ってた。

 

そこで感じたのは、自民党を支持するのは、短期的な自分利益を重視する人が多いということ。

逆に共産党員純粋な人、長期的な日本未来について考えている人、理想主義原理主義的な人が多い。

というか普通の知能で普通に公平に考えたら、みんな共産党になってしまう。

 

でも共産党を支持しても自分意見(便宜)を議員が汲み取ってくれない。もし汲み取ってくれても、それが法案に生かされる可能性は低い。

もっとレベルの低いのだと、そもそも共産党事務所には金持ちがあまり居ない。会社の偉い人や社会的ステータスの高い人が少ない。

そういう人と知り合いになりたいような俗物には自民党一択って感じ。

から理想はこうだけど、でも自分利益を考えたら、やっぱり自民党だよね、みたいになって、自民党運動員が増えるって印象。

2012-12-02

都知事候補・宇都宮健児人権派の風上にも置けない人でなしである

駅前宇都宮候補の運動員がビラを配っていた。曰く「子供を守れ!脱原発!」

もらったビラに目を通すと「瓦礫広域処理凍結」と書いてあった。思わず目を疑った。どこぞの泡沫候補でなく、リベラル派の統一候補が、まさかこのようなトンデモ公約を掲げるとは!

はっきり言って、この一言だけで「地獄に堕ちろ」と言われて仕方がないものである。こんな公約撤回するしかない。でなければ「アスベスト吸って死ね」と躊躇なく言うだろう。

瓦礫広域処理反対論トンデモ

瓦礫広域処理の危険性がデマであることは論ずるまでもない。福島県の一部地域を除けば東京都の一部地域の方が被災地よりよほどCs134, Cs137の沈着量は高く、たとえば福島第一原発からほど近い広野町・楢葉町・南相馬市あたりの一部地域と、葛飾区あたり一部地域のCs137沈着量はほぼ同程度だ。つまり、都内のゴミを処理できるのなら、少なくとも福島県の一部地域を除く地域瓦礫を処理するのに反対する理由はどこにもない。でなければ、都内のゴミ処理にも反対しなければ筋が通らない

子供を守れ!アスベストから守れ!

他方、瓦礫処理というのは人道問題でさえある。アスベストその他の汚染物質が処理されぬままに瓦礫の中には残存している。「子供を守れ」というのであれば何よりもまずこちらを処理しなければならないはずだ。大阪印刷工場の胆管ガンの事件で誰もがわかったと思うが、「放射能」より恐ろしい危険物はいくらでもあるし、アスベストなどはその筆頭だろう。

というか、阪神大震災とき被災地に住んでいた「子供」だった私は、当時誰からも「子供を守れ」という声が上がらなかったことを覚えているので、今回の首都圏人間の「子供を守れ」にはただただ軽蔑しか感じない次第である

阪神は良くて東北ダメ

阪神大震災と言えば、なぜか瓦礫を広域処理しなかったというデマが流れている。だがこれは嘘だ。

阪神淡路大震災でも広域処理が行われました。あのとき神戸が一番大きな被害を受けたのですが、あそこは港湾エリアだったため、そもそも土地がたくさんありました。それに加えて大阪湾には、大阪湾周辺の自治体廃棄物を処分する大阪湾フェニックスセンターという大きな処分場がありました。まず、そういったところに港湾地域廃棄物を移動させ、そこで分けたがれきフェニックスセンターで処分した。阪神淡路大震災がれき全体でいうと14パーセントは被害を受けた市町村以外の県外で処分をされたという実績があります」(同氏)

http://b.hatena.ne.jp/articles/201203/8145

まり、どういうわけかわからないが阪神はよくて東北ダメなのだ。何が気にくわないのか理解できないが、とにかく被災地差別であることは間違いない。

思えば、東京人間2011年3月には買いだめに走ったりと「被災者ごっこ」に走っていた。あれはいわゆるsurvivers' guiltだったのだと思うが、その反動で今は被災地自分たちの切断操作に走っているのだと思われる。

運動員の嘘

ちなみに、運動員瓦礫反対の理由を問いただしたところ、「瓦礫産廃扱いなのに産廃以外の施設でやろうとしているから」だそうだ。だが、それならば産廃処理の施設でやればいいだけの話であるし、そんな技術論を都知事選の争点にすることもあるまい。これも真っ赤な嘘であるといえよう。

結論

以上のことから容易にわかるように、宇都宮候補の公約人権派弁護士が聞いて呆れる、人権無視非人道的なものである

知性と誠実さとナチスであることのうち少なくとも1つは成り立たない、という名言があるが、瓦礫反対についても同じことがいえる。そして「人権派」を売り物にする公人の立場でありながらこのような悪質なヘイトスピーチをがなりたてる宇都宮候補が一番欠いているのは「良心であることは間違いない。

から東京大地震に襲われることになる。そのとき東北は確実に東京瓦礫処理を拒むだろう。結果、東京はいつまでも瓦礫が横たわり、有害な粉塵が飛び交う無惨な街となることだろう。宇都宮候補やその支持者は、そのときこそ己の罪業を思い知ることになるに違いない。

2010-12-04

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101204k0000m040141000c.html

山岡民主副代表:陣営が運動買収の疑い 昨年の衆院選

 山岡賢次民主党副代表(67)の陣営が09年8月の衆院選栃木4区)で、有権者電話投票を依頼する「電話作戦」を行った運動員2人に計24万円の報酬を支払っていたことが分かった。電話作戦は無償で行わなければならず、公職選挙法違反運動買収)の疑いがある。1人は連座制適用対象である私設秘書(37)から報酬を受領していた。過去連座制適用が確実となり議員が辞職に追い込まれた事件もあり、民主党に「政治とカネ」を巡る新たな疑惑が浮上した

 運動員2人は栃木県に住むいずれも主婦毎日新聞の取材に対し「後援会名簿を使って1日200軒ぐらいかけた」「電話かけ専門だった」と、同県真岡(もおか)市の事務所で電話作戦をしていたことを認めた。

 電話作戦は公選法上、無報酬ボランティアだけに許されるが、うち1人は山岡氏の私設秘書実名を挙げ「選挙3カ月後に『報酬が出るから』と連絡があり、事務所で秘書から報酬を受け取った。領収書も書いた」と話した。もう1人は、陣営側の人物について実名を伏せつつ「ボランティアということにしているが(本当はもらった)」と話した

 陣営が09年12月1日、選管に提出した選挙運動費用収支報告書」には、2人の領収書コピーが添付されており、毎日新聞情報公開請求で入手。「山岡賢次選挙事務所」名で、同11月28日と同29日、2人に各12万円を支払った、と記載されている。名指しされた秘書は「電話作戦をしたはいるだろうが報酬はないんじゃないか」と話した

 衆院選栃木4区では4人が争い、山岡氏が13万9878票を獲得し小選挙区での初勝利を果たした。【小林直、太田誠一渡辺暢】

 ◇候補者連座制適用の場合

 買収など選挙違反事件で出納責任者運動の指揮・監督をする責任者(総括主宰者)の有罪が確定すると連座制が適用され、候補者当選が無効となり同じ選挙区からの立候補が5年間禁止される。

 電話作戦を巡る運動買収事件としては、山岡陣営の疑惑と同じ衆院選で、民主党小林千代美衆院議員北海道5区)派の連合幹部(当時)が09年10月、逮捕されたケースがあり、懲役2年、執行猶予5年が確定。判決によると、35人に電話作戦の報酬として計261万円を支払う約束した公選法報酬を実際に渡さなくても、買収罪が成立する。小林氏は辞職に追い込まれ、検察側は公民権停止など連座制の適用を求め札幌高裁行政訴訟を起こし係争中。

 94年の公選法改正で、秘書立候補予定者の親族らでも禁錮刑以上が確定すると連座制の対象となり、適用例もある。

 ◇ことば・運動買収

 選挙運動の対価として運動員に金銭などを渡す行為。受領した側も処罰される。例外として、選挙カー候補者名前を連呼する車上運動員ウグイス)▽事務所で接客などをする事務員▽手話通訳者--への報酬は認められている。しかし、報酬を伴う選挙運動を全面的に解禁すると選挙資金が豊富なほど多数の運動員を動員でき、金権選挙がはびこるとして、ほかの運動員への報酬は禁じられている。法定刑は3年以下の懲役禁錮、または50万円以下の罰金

2010-04-04

そういや浅尾慶一郎がウチに来たことがあったよ。

10年、いやもっと前の話だけどな。

日曜の朝、まだ寝てたんだが親に起こされ、お前に客だ、と。

寝てるからといって断るのもアレだからちゃんと応対しろ、と。

寝ぐせついたまんまで玄関に出たら、こざっぱりした格好の男が一人。

ああ、近所の選挙ポスターに映ってた人だ。浅尾慶一郎

当時もう国会議員だったかな?まだ県議会だったかな?よく覚えてないけど。

どうやら学校卒業名簿をたどって後輩を訪ねてまわっていたようだ。

先輩らしいという話は聞いていたけどさ。

こっちは寝ぼけてたんでよく覚えてないんだが、

「こりゃこりゃどうもわざわざ」とかなんとか応対したんだと思う。

とりあえず政治家だから握手しとくかと思って握手しといた。俺はまだ目が覚めてなかった。

で、次の瞬間、「こちらのカベ(家の塀)にポスター選挙のやつ)はらせていただいてよろしいですか」と。

0.1秒後に「ふざけんな」と思い、0.2秒後に「いやぁ、それはご勘弁を」と言った覚えがある。

実はここのところだけは異様に鮮明に覚えてる。

浅尾氏はあっさり引き下がって去っていった。

その後俺は時計が10時を指してるのを見て顔洗って水を一杯飲んだところでようやく完全に目が覚めて、こう思った。

「なにしにきたんだ今のは」

いや、分かるよ、政治家なんて握手した人数がナンボ、貼ったポスターの数でナンボだ。

それが仕事だ。ましてや当時の浅尾氏みたいな若手であればなおさらそれが仕事だろう。

俺が寝起きで判断力が鈍いのを見越してすかさずポスターを貼る許可を求めたのか?

自分が何者で何しに来て、俺が誰でどんな考えの人かどうか少し話でもしてから最後の最後にポスターを貼る許可を求めよう、とか思わないのか?

ただ機械的に「ポスター貼らせてください」っていうだけだったらポストにチラシ入れに来るバイトにやらせろよ。

政治家戸別訪問は禁止?

おいおい、マジで実弾配ってるド田舎選挙のなごりから発生したそんなくだらない法律なんてどうでもよかろうよ。

学校卒業生政治家になって後輩に支援を求めに来て何が悪い

政治家有権者に支持を求めるんなら、まずそういう「話」をしろよ。相手が寝起きの寝ぼけ眼でもどうにかする程度の営業トークのテクくらい持てよ。政治家はしゃべってなんぼだろ。

選挙期間中でももちろんなく、秘書運動員を引き連れてじゃなく、日曜日に一人でウロウロしてただけだったなら、時間たっぷりあったはずだ。

俺としては、当時から自民党のやり方はアレだと思っていたし、そこへ民主の若手の議員さんが突然の逆OB訪問

政治家の一人や二人くらい仲良くなっておくのも悪くはなかろうという大人の腹黒さだけでなく、本気で「日本の政治ってどうなのよ」って話をその道のプロ目指してる若手とまじめにやるというのはアリだろう。

きっかけは母校のよしみでもなんでもいいんだから。

少し待ってくれればあがってもらって俺が顔洗って着替える間にコーヒーくらい出したのに。

いずれにせよ当時の家の壁にポスターはちょっとカンベンだったろうけど、

そこから10年、支持や支援の仕方も違ったろうに。(政治家への支援の仕方なんてよくわからんけどさ)

トーストコーヒーで朝飯を食いながら、そんなことを思ったのをまじでよく覚えている。

まあ俺も寝起きで無愛想なのも悪かったけどさ。日曜の朝なんだからしょうがないだろ。

それからニュース新聞で「浅尾」の名を見ると、読み飛ばすんではなくむしろちょっと真剣度をあげて読んだりするようにしてたんだが、やっぱり、なんか、ズレてる気がした。言うことなすこと。

そしてさっきこんなトゥギャッターを見かけた。

Togetter - まとめ「浅尾慶一郎は終わっている」

http://togetter.com/li/12403

Togetter - まとめ「みんなの党 あさお慶一郎 大炎上!!!

http://togetter.com/li/12287

うん、やっぱりなんか、ズレてるよ、アノ人。俺のあのとき以来の感覚は間違ってなかったんだと思う。

機械的にこなせばいいコト、そうじゃなく力をいれるべきポイント

そういうのの分けが、なんか、ズレてる人だ。

2009-09-02

板橋区民でごめんさない

有田芳生さんの惜敗と板橋区民主党問題

http://wadayu.21dez.org/index.php?e=152

ゴメンなさい!

板橋区民でごめんなさい!

それはさておき。

下村氏はあらゆる駅前に運動員を立たせ、ポスターを張りまくり地元の集まりにもマメに顔を出し、公明党にも頭を下げる、古典的な選挙運動を繰り広げて勝利した。

それに対して有田さんは地元ではほとんど目立つ事が無かった。

自分は一度も有田さんの姿を見なかったし、運動員も見なかった。家から駅までの10分程の行程に有田さんのポスターは1枚しか張っていない。

一方自民党運動員は毎日駅前に立っていたし、ポスターもそこらじゅうベタベタだ。

そんな古臭い選挙運動に騙されるから板橋区民の民度は低いのだと言われてしまえば返す言葉は無いが、もう少実情に会わせた泥臭い戦い方もあったんじゃなかろうか?

もともと公明党が強い土地で、不利な戦いを強いられるのは判っていたのだから、少しでも知名度を上げ、民主党と協力体制をハッキリ主張する事は出来なかったのか。

自民党はイヤだけど、民主党候補がいないからどこに投票して良いか判らない」という言葉があちこちで聞こえた事、それ自体が今回の敗因だと思うんですけどね。

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