はてなキーワード: ピッチリとは
目の前に巨乳の女性がいたら、ジロジロ見てはいけないと思っていながら、本能的につい視線を向けてしまう。
次の瞬間、「胸ばかり見ていたら変態だ、セクハラだと言われても申し開きできない」と思い、不自然に視線を背ける。
もうこの時点で胸よりも「どうすれば自分が変態だと思われないか」ということに意識が集中している。
本能のレベルでは見たい。しかし、見続けたら変態の烙印を押されて社会的に抹殺されてしまう。
巨乳の女性なんて今時珍しくもない。こんなことで社会的地位を失ってたまるか。
もう頭の中は、自分が「本能を制御できないケダモノ」と認定される恐怖でいっぱいだ。
巨乳に視線を向けることは、犬がエサを眼の前にして涎を垂らすのと同じくらいの本能だ。
もし犬が涎を垂らすたびに電気ショックを与えられて罰せられていたら、犬はエサを見るだけで恐怖を感じるようになるだろう。
それと同じレベルで、私は巨乳に対して恐怖している。自分の巨乳に対する本能に恐怖している。
巨乳の女性が胸元の開いた服を着たり、ピッチリした服を着ることは自由な権利として認められている。
着たいものを着るのは確かに自由だ。誰もそれを咎める権利なんてない。
見た目のことを言って「全く無難じゃないぞw」って言ってるんだろうけど、それは見る人のセンスの問題。
涼宮山ハルヒは、黙ってジーッと座っている限りでは、いち美少女高校生、
その一方で黙ってジーッと座っていなくとも力士高校生であった。
先ほども言ったが、俺の視力と脳は至って正常であるからして、
そう述べるにはそれなりの理由というものがあるのだ。まあ聞け。
どう見ても力士輪郭なのにどう見ても掛け値なしの可愛い顔に見えてしまう、
というのがヤツを見たときの感覚だ。もちろんこれは俺だけが持つモノではなく、
ヤツを目にした人間は全員このキモチワルイ矛盾した感覚を持つ。全くもって不可解なことだ。
後に聞くところによると、あまりに不可解すぎて、この現象は早くも5月の時点で、
喜べハルヒ、不思議人種を欲するお前自身が不思議人種に認定されたぞ。
ちなみに「本来の7つは何だ」とその噂を俺に知らせたクラスメイトに尋ねると、
「あと1つ、『消えた部活動』しか知らん」という答えが返ってきたんだがまあそこはどうでもいい。
まずは体格か。
はっきり言おう。巨体だ。……いや、あれを巨体と言うにはいささか難点がある。
本来の巨体とは、こう、縦と横が揃って高く、伸びている体型のことだと俺は認識している。
ハルヒは、決して高くはない。むしろ縦に関しては低い方だ。ただ、横に太――ああいや、
ふくよかだ。ひたすらふくよかなのだ。丸い、というよりはなんと言うか、むしろ山――いや違う、
……えーと、プリン! そう、アレはむしろプリンの形状に近いものがある。
こういう体格を世間一般的になんと呼ぶのかは、不勉強にして知らぬ――ということにしておいてくれ。
不用意な発言を避けるジェントルメンな俺である。むしろ余計に露骨になった気がするのは錯覚だ。
それはまあ置くとして、次は服装だな。
うちの高校――北高は古式ゆかしく制服を重んじる高校であるため、
女子は指定のセーラー服を着用することになっているので、ハルヒも勿論それを着ているのであるが……、
http://anond.hatelabo.jp/20090524153338
さすがに「モヒカンって…社会人としてどうだろう」と思いましたよ、はい。
そこでオレはある方法を考えた。
この真ん中の髪の毛をもっと伸ばしてキッチリとセンターで分ければ普通の「真ん中分け」なんじゃね?
オレって天才!
そうして、オレは真面目なリーマンのフリをして会社に通い始めた。
自分で言うのもなんだけど、オレは人当たりがよくて礼儀正しいし、要領の良いタイプなので仕事を覚えるのも早かった。
就職氷河期だったので同期はいなかったけど、会社の人達は皆オレに優しくしてくれた。
だけど、ほどなくしてオレはその「優しさ」に苦しむ事になった。
みんながオレと会話する時にビミョウに身体を緊張させたり、視線を泳がせていることに気が付くのにそう時間は掛からなかった。
そうさ、オレの頭は変だったんだ。
所詮はモヒカン。ピッチリと真ん中で分けた毛髪は圧倒的に髪の毛の量が不足していた。
サイドの刈り上がった部分を露出させない為には、髪の毛をガッチガッチに固めて頭部全体に均等に分配しなければいけなかった。
そうして作られた、厚さ数ミリのヘルメットのようなカチカチの「髪の毛の膜」に覆われたオレのヘアスタイルは明らかに異常だったのだ。
(あとから聞いた話では、整髪剤の威力が弱まった夕方などには、後頭部にワレメが出来て内部の「見えてはいけない部分」が露出しがちであったという)
会社の人達がオレの事を「何かの病気」か「ヅラ」だと思っているのは間違いなかった。
彼らは明るく振る舞うオレに気を使って指摘できないでいるのだ。
オレは良心の呵責に耐えられなくなっていた。
GW前に職場の親睦会に呼ばれたが、オレは適当な理由で断った。
気のせいか、オレが参加できない事を告げると幹事のオバちゃんはホッとした表情を見せた。
親睦会の当日に用事があるというのもウソではなかった。
ライブが近かったのでスタジオに入る事になっていたのだ。
オレは集合場所の友人宅へ着くなりカバンからダイエースプレーを取り出した。
「スマン、今すぐオレの髪を立ててくれ!」
昼間の髪型のせいで長くなったオレのモヒカンは、もはや一人では立てる事が出来ず「髪の毛を引っぱる係」「ヘアスプレーを噴射する係」「ドライヤーをあてる係」などが必要だった。
バンドメンバーに髪の毛を任せながらオレは事情を話した。
ヤツラは信じられない程の短時間でオレの髪の毛を立ててくれた。
そして友人の車の後部座席に首を90度に曲げて乗り込む。
もちろん行き先は練習スタジオ…ではなく、職場の親睦会の会場だった。
「いままで黙っていて申し訳ありませんでした。オレの頭はモヒカンです!」
何故だかバンドメンバーも「一緒に謝ってやる」とか言い出して、店まで付いて来てしまったので、全身トゲトゲのコスチュームの4人組が居酒屋でサラリーマン相手に謝罪(土下座のモヒカン)という摩訶不思議な光景になってしまったわけだが…
顔を上げるとみんな大爆笑していた。
数日後のライブには職場の人も何人か見にきてくれた。
みんな本当に優しい人達だった。
そのライブの後、オレは刈り上がっていた部分の髪の毛も伸ばし始めた。
そうして数ヶ月後には見た目は「社会人として」まっとうな姿になった。
今でも音楽活動は続けています。
職場の皆さんありがとうございました。(ああ、ついでに、あのとき一緒に謝ってくれたメンバーも、その、まあ、アリガトな)