「顧客」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 顧客とは

2024-05-03

ECサイト運営に取り組んできた 


中途採用ECサイト業界に入った。二十代半ばの頃である外資ということで緊張してたけど、意外とそうでもなかった。

厳しい社風ではあったが、それはルール数字に厳しいというだけであり。自社のポリシー規則に従って行動していれば、結果が悪くてもそうまで低い評価が付けられることはない。

もっというと、上の意向をしっかり確認して動くということか。いや、違うな。ちゃんとした意思決定過程を踏むということだ。上の判断必要なら議論をし、委任事項であれば自分責任物事に挑み、失敗しても成功しても検証記録を残していく。これだけのことができずに消えていく人間を何十人も見てきた。

語りが過ぎた。私はeコマース(ネットでの買い物)の世界で長い間働いてきた。実はもう転職が決まっている。記念に、これまでの努力過程を書き綴っておきたいと思った。ちょうど今は卒業シーズンである

ただ、努力はしたけれども、いい結果が出ないことの方が多かった。もしくは結果自体の測定ができないか。それでもいくつかの改善はできた。その一部を記していきたい。

私の専門分野はレビューシステムだった。あなたも、ECサイトで★を付けたことが一度はあるのではないか。私は、そのあたりの仕組みやルールを作っていく部門で働いていた。SE寄りではなくて、インフラ寄りでもなくて、格好よくいえば社内Sler企画といったところか。

これから、何点かのトピックに分けて思い出深い改善活動について述べていきたい。なお、特定用語を出すとどこの会社かわかってしまうので、専門用語一般的言葉に置き換える。例えば、あるレビュークリック等で賛意を示すことは「いいね!」で統一する。



1. 愉快犯レビュアー対策

 昔は、ある特定レビュアーへの通報が多かった。違反報告か、問い合わせ窓口(TEL,mail)を通じて、「あのレビュー誹謗中傷だ」「特定個人名誉を傷つけている」「製造メーカーへの粘着が見られる」「差別的表現を用いているので削除すべし」といったものが多かった。確かに通報先のレビューを読んでみると、大変よろしくない表現散見された。

 当時は、電話によるカスタマーサポートがあった。その窓口に、正義感を持った方々が、上記の善くないレビュー及びレビュアー(bad egg)について抗議していた。

 こういった問題あるレビューについて、私がいた部署では対応必要と考えていなかった。直属の上司も、さらに上の人間も、どの国にも地域にもいる悪口をたくさん言う人としか捉えていなかった。

 しかし、私や数人のチームメンバーは、彼ら悪辣レビュアー(bad egg,bad person)の行為が、サイト全体の害になると考えていた。具体的には、次のような行為を彼ら(彼女ら)は行う。

特定企業や出品者の商品に対して一つ星(1/5)を付ける

・彼らのレビューにおいては、読んでいる人を煽る表現が目立つ

商品をわざと口汚く罵り、マイナス評価罵倒コメントが付くことを喜んでいる

 ※アニメ漫画小説といったエンターテインメントに多く見られる

 特に、一番下のタイプ顧客場合サイト利用者不愉快な印象を残す可能性が高い。対処必要と思われた。

 しかし、データがなかった。上司にある対策提案した際に言われたのは、「今あなたがしようとしているのは、私の権限を超える行為であり、本社への協議必要である主観ではなく、根拠を示したうえで提案せよ」というものだった。

 それから半年以上かかったものの、私とその小さいチームで初版検証資料作成した。それは、次の結論から成り立っている。

悪辣レビュアーと論戦になった顧客は、その後半年間での実質退会率が高い

・その顧客層は、その後半年間での商品購入額が低下する

 具体的なマイナス幅を提示することはできないが、統計学上、数パーセント以上という有意範囲顧客マイナスの影響を与えていた。当然売り上げも落ちている。

 悪辣レビュアーは、一般的顧客レビュー内容を巡って論争(※当時はコメント機能あり)になった際、いわゆる煽り行為をする。その口汚い言葉顧客を傷つけ、顧客体験を棄損してしまう。そんな当たり前のことに気が付くのは容易だったが、数値的に証明することは難しかった。

 私たち検証結果は、上の階層へと引き継がれた。さらに細かく検証するという――それから数ヶ月が経って、本社の方から通達があった。

「次のとおりレビューシステム仕様変更検討する。そちらの考えをまとめて回答せよ」とのことだった。以下は仕様変更案の参考文面である

改善案‐

「参考にならなかった」のコンバージョンボタン(Conversion Button)の廃止検討する。

理由:悪質な利用者一定数いることで顧客体験を損ねている。顧客がより安全ショッピングを楽しむためにも、悪意をもって低評価をする者への対処必要である

私たちは、その通達と、添付されていた検証資料を読んだうえで、時間をかけて再検証を行い、廃止は正しい行為であるという回答を上申した。

加えて、現状のレビューシステムにある顧客同士で討論できるコメント機能についても、建設的な議論が行われているとは言い難い状況にあることから廃止提言した。



2. 不正レビュー対策

 積年の課題だった。残念ながら目下解決には至っていない。不正レビュー根絶の目途もつかない。明白な違反者であれば発見処分ができるのだが、グレー段階での処分は難しい。

 実際に、不正を行ったと思しき者を見つけることはできる。AIが発展した現在だと、いわゆるサクラレビューと呼ばれるものシステムの方で自動的発見し、一定確率で怪しいものを報告してくれる。

 昔は、一件一件手作業であったり、Excelフィルタ機能を組み合わせるかのように検索条件を設定して虱潰し(shirami-press)に見ていく必要があった。

 そう、不正行為と思しきレビューを見つけることはできる。あくまで見つけることは。だが、はっきりクロだと断定し、処分を下すのは人間しかできない。1日につき何十件、多い日だと百件以上も上がってくる不正と思しきレビュー対応するのは不可能に近い。

 多くのECサイトには、利用規約社会倫理に反する行為をする利用者(販売者注文者、閲覧者)を処罰するためのポジション存在する。弊社においても当然あったが、少数精鋭が過ぎて不正レビューへの対応が後手に回っていた。

 不正を見つけることはできても、処分することは難しい。冤罪があってはならないのはもちろんのこと、微妙なケースである場合も、利用者が今後弊社を利用してもらえるよう最大限配慮する必要がある。

 はてなのサービスでいうならば、以下の利用規約適用に係る取扱いが最も近い。

d. 迷惑行為嫌がらせ行為誹謗中傷行為、正当な権利なく他者精神被害経済的被害を与える行為

e. 自分以外の個人会社団体を名乗ったり、権限なく特定会社や団体の名称使用したり、架空個人会社団体を名乗ったり、事実がないにも関わらず他の人物会社団体業務提携や協力関係があると偽ったりする行為

はてな利用規約 第6条第2項から抜粋


 私は、学生時代からはてなのサービスを利用している。はてな匿名ダイアリーにおいては、この規定制限的に運用しているように見える。

 というのも、明らかに釣りと思われる投稿をしたり、他人なりすましたり、特定企業や団体を匂わせる文書を発しているエントリ一定数みられるが、運営規約規範として対処している様子はない。

 推測ではあるが、99%のクロであっても、それが100%でない限りは対処しないという方針であろうと思われる。冤罪を避ける意図もあるが、意見多様性を保持するためでもあるし、はてな匿名ダイアリーひとつ実験場として捉えているのかもしれない。当方は、増田なる場所を蟲毒のひとつであると考えている。

 話を戻す。レビューに関する不正行為について――その大半がサクラ行為であるが、不正行為抽出までは技術的に自動化できるものの、最終判断は人がせねばならない、かつ間違いがあってはならない――という課題について説明した。

 ただし、今のところはそれで問題ないと個人的に考えている。というのも、不正レビューへの対処が迅速ではないというだけで、悪質な行為をする利用者を取り締まること自体はできているからだ。技術が向上すれば、今後の改善も見込まれる。

 今でも、ECサイトを覗いているとサクラレビューが多く散見される。会社を去って他業界に行く自分がいうのもどうかと思うが、今後も建設的な手段により不正行為への対策効率化される未来を願っている。



3. レビュアーランキング

 多くのECサイトでは、役に立つレビューを行った人に賛意を示すことができる(冒頭の「いいね!ボタン)。多くの点数がついたレビューは、商品欄において上位に表示されるようになる。

 どのECサイトも、できるだけ多くのレビュー投稿してほしいと考えている。世の中の儲かる商売というのは、消費者に働いていただくことで成り立っている(GoogleTwitter典型例。もちろんはてなもそうである運営会社ブロガー生産活動によって生きている。ほかに食べログリクルートメルカリなど)。

 過去の弊社においても、どういった仕組みを採用すれば多くの利用者レビューを書いてもらえるのか、サイト黎明期の先達は検討検討を積み重ねた。

 結果として、レビュアーランキングシステムという、今では各社で一般的になった仕組みが誕生した。かつてECサイトが未開の荒野を歩いていた時代発明ひとつである

 永きにわたって活躍したランキングシステムだが、今では隔世の感が否めない。レビュアー同士の競争を促進することで、より多くの良質なレビューが生まれるという判断があったが、それは一企業人の錯覚に過ぎなかった。一企業においても高度の統計分析可能となった現代において判明したのは、その役割を果たさなくなっていることである

 以下は、当時の弊社内での調査研究報告の一部要約になる。

レビュアーランキング存在によって、自らの票を集めることのみを目的としたレビューが増える。初めは良質なレビューを書いていた利用者でも、ランキング上位になった後にレビューの質が低下する傾向にある」

 ある時、自分の書いたレビューがバズったとする。それは、有名な映画小説漫画アニメか、化粧品家電製品衣服か、はたまた書籍か、なんでもいい。自分レビューが数百人からの「いいね!」を集めたとする。その後も良質のレビュー投稿し続け、同じような体験を繰り返したとする。そして、あなたは晴れてレビュアーランキングの相当上位に昇った。あなた投稿したレビューのどこかに、それを示すバッジ掲示される。

 さて、晴れて上位レビュアーとなったあなたであるが、その後に何もしなかった場合順位は落ちていく。数ヶ月も何もしなければ、まず確実にバッジは剥がれる。元に戻るのだ。

 それが嫌なレビュアーもいる。上位レビュアーでありたいがために、関連商品にとりあえずのレビューをいくつも投稿する。人の目を引くために過激表現を使うし、ゴシップサイトさながらの低俗言葉遣いをすることもある。また、省力化のため、自己他者レビュー内容の一部を借用することがあるかもしれない。

 上記調査研究において、上位レビュアーによるそういった傾向が明らかになった。特にサブカルチャーにおいては顕著であった。

【具体例】

・人気作品新刊が発売になると最速でレビューを付ける

・新作アニメの公開時期になると、数行程度のレビュー無差別に付けて回る

・水平展開するコンテンツ原作アニメ小説映画舞台etc)の各所に似たレビューをする

 現在では、レビュアーランキングシステム廃止されている。上に挙げたようなマイナス効果の方が大きいというのが、社内の統一された意見となった。

 レビュー自体については、今後も廃止されることはないだろう。私自身も、レビュー調査研究を続ける度に学びになることがあった。人の親愛の興味深い傾向(ex.数千字にわたって自分家族の話をする)であったり、笑いを狙ったユーモア(ex.ヘッドフォンの音質は、元の電源によって異なる。原子力発電火力発電かソーラー発電かを聞き分けられると一人前)であったり、その道のプロと思われる学術的なレビュー読書カテゴリに多い)も多数拝読した。



日記は以上である。懐かしい思い出を振り返る機会ができてよかった。年度末ということで、新しい職場に移る前に買き始めておきたかった。投稿ゴールデンウィークになってしまった。

次の職場も、一般企業と各消費者を結びつけるタイプ仕事になる。フリマアプリ会社である。残念ながら、自分仕事を通じて、どれほどの顧客体験社会にもたらしたのかを測定できる手法は未だ確立されていない。私が生きているうちに、そういった手法が生み出されることがあるのだろうか。

最後に、ここまでお読みいただきありがとう。今後、あなたが利用した商品レビューしたことで、そのサイトショッピングをする何千、何百万人という利用者が喜ぶ未来を祈っている。

[]サラリーマンこわい話

数年前転職してきた(具体的な年数は記載しない。「a few years」の数年前)上司が飛んだ。もちろん形式上は通常の手続きでの自主退職だけど、引き継ぎなども特になくクロージングもなく「いなくなった」。

私もサラリーマン人生いから、今まで「鳴り物入り」の同僚や上司が来て、淡々と去っていくのを見てきた。中でも今回の「飛び」は印象深かったから、個人場所特定されない話として残しておこうと思った。

上司は本とその中に書いてある理論が好きだった。

推薦図書を全員にメールで送ってきた。結局ほとんど誰も読まなかったらしいけど、私は「上司の推薦図書=実質義務」だと思っているから、アマゾン中古本と図書館で借りることで一冊(アマゾンでも高かった)除いて全部読んだら「本が好きらしいので」と5冊持ってきて結局「義務」が私だけ5冊増えた。想像つくとは思うけど結局「読まなかった人へのペナルティ」も「読んだ人へのアドバンテージ」も特に無かった。もちろんそのあたりも最初から想定していたので特段の感慨はない。

感想?「何冊かは『読む』本じゃないよね」ということ。

仕組みやシステムを構築する時、困ったり抜けを確認するために該当箇所に当たってチェックする本だなというのが感想

就任後一ヶ月くらいで、私を呼んで分析用のデータ作成を指示してきた。

もちろんこちらも誠実に対処すべく質問をする。

網羅すべき内容は?」「全部」

「どのくらいの期間で?」「できるだけ早く。3日位で」

これを聞いた瞬間に感じた。

(ああ この方自分で読んでそして我々に推奨してきた本の中身を理解してない)と。

推奨図書のうち一冊には「なんでもそうだけど 内容を明確にして対処するのが一番大事だよね」的な書物があったんだけどな、ついでに自分仕事人生の中で「全部」と言われたデータが役に立った例は古今東西あった例はないな…と思いながらデータを取りまとめる。

想像通り3日で作ったデータは死蔵品と化して、最後まで日の目を見ることはなかった。

推薦図書の中に「全てのデータを取得してアウトプットして活用する」的な本もあった。

だけど上司アウトプット資料殆どたことがない。強いて言うなら文字位置がガタガタなPowerPoint位と画像貼り付けノートとして使われてたEXCELくらいかな。

データ使いこなすと言うならまずはMicrosoft Officeを使いこなしてほしいかな、と思っていたけど流石に直接そう話すわけにもいかなかった。

そんな中で上司招集課題案件対応するための会議が始まる。

予感はしていたのだけど「ここ(現業)は◯◯が低迷し…」から始まった瞬間、皆の顔が微妙に歪むのを観察していた。私も現職で数社経験しているから身にしみて知っているのだけど、私が努めてきたどこの職場でも「課題問題もある。それは皆わかってる。でも別に好きでそうなってるわけじゃないし誰かがサボってそうなってるわけでもない」。そこまでの経緯や体制など色々な原因が横たわっているからそこを改善しないとどうにもならない。それをさも「怠惰」が原因であるかのように話をしてもどのプレイヤーも得をしない。

予想はつくと思うけど、その後も会議はたくさん招集された。だけど上司から出てくるのは「課題」「問題」「事象」。いや、上司に求められているのはその3つに横たわる「原因」を分析する能力なんだ。それら3つはもう全員が理解してる。だからすぐに「会議を開くこと。そして上司の話を聞くこと」が会議目的と化した。そして上司目的語が大きかった。業務遂行するうえで、顧客のどの層を想定するかは割と大事ポイントなのだけど、常に上司の口からは「お客さん」というワードけが出てきた。それとなく傷つけないように目的語を会議中に修正した事は何回かあったけど結局最後まで変わらなかったな。

私の嫌な予感は的中し、上司の話を聞き流す人が着実に増えていった。

その結果どうなったか上司コミュニケーションの機会そのもの自分で減らしていった。立場上忠実(にならざるを得ない)直属の部下のみを招集しての会議のみがやたらと増えた。直属の部下は上司との会議のすぐ後に他部署との会議自分業務を抱えて辛そうだった。そのなかで上司はいつも5時になるとすぐログアウト。そして退社するのがルーティンになっていた。

いかいか、は別として、現職の経営層は管理職に「プレイングマネージャーであることを望む傾向が強い。仮にプレイングマネージャーでなかったとしても、課題問題もあるわけだから暇な訳が無い、だからポジション募集して貴方が来たんでしょう?と思うのはごく当たり前のこと。だからイマイチ何をしているのかわからないが毎日定時で退社する上司」が現職の職場で目立ち始めるのに時間はかからなかった。

私の現職の部署はやや職場位置特殊で、本社の中枢部分に数人のデスクがあり、分館みたいな所で私を含む大部分のスタッフが働いている。

そんな中で、上司は分館の会議室に脇目もふらず直行して会議だけ行い(内容は少し聞こえてくるのだけど、何かが決まっている雰囲気はあまり感じられなかった)会議が終わるととてつもない速さで分館からいなくなり、分館スタッフと話す事は殆どなくなった。

コミュニケーションを嫌がる(怖がる、かもしれない。少なくとも私にはそう見えた)ものからメールの返信もいつも一行から三行位。「ふわっとした」疑問形で返されることも多かったから、メール案件上司が介入した結果結論に到達せずに途中で止まってしまう事が多かった。

承認書類も途中で止まるようになった。上司承認が止まるものから業務案件も滞る。その中で招集された会議上司承認待ち案件について「あの案件が停滞しているのは何故?」という発言が当の上司から出てくるというギャグみたいな状況に数度直面した。

外部業者コンサルも好きだった。

でも両方とも魔法使いじゃない。外部業者コンサルと打ち合わせを行うと、初回で外部業者必要しているデータそもそも持ち合わせていないことがわかり数回の打ち合わせで大半が立ち消えとなり、事前検証や打ち合わせの時間分の工数が消える結果となった。

それでもいくつかの案件稟議通過した。

おそらくは経営陣側が「上司の力量に一旦は任せてみよう」という判断になったのだと想像している。その一方でこうも思った「後日経営陣は確実に費用対効果確認してくるだろう。まあ私が問われるわけじゃないからいいけど…」。

良くなかった。

私の対応分野は「問題課題解決」や「業務の仕組み再構築」。

基本的には与えられた条件の中で新たな費用を発生させないことを前提としているが、どうしても少額の費用最近はサブスク的な月1000〜2000円とかの定期支払いが多い)が必要になる時があるが、そういう少額費用の決済が恐ろしく渋くなった。どれだけ費用対効果説明する資料を作っても駄目。

その中で「稟議通過したこの件だけど、まだまだ足りないかもっともっと金を使うぞぉ」的な資料を見つけてしまいため息しか出なかったのをよく覚えている。

結局はこの稟議案件数件が致命傷になったようだ。

会社数字でのリターンを求めてくる。でも部下とのコミュニケーション同様「ふわっとした」説明しかできなかったらしい。資料を作って見せるスキルもないからすっかり経営からマーク」されたらしい。

その結果、上司が分館に来て誰とも目を合わさなテーブルデスクではなく)で黙々とノートPCと向かい合って「何か」をして、5時になると姿を消す姿を連日目にするようになった。

から退職の話を聞いても何も驚かなかった。

だけど一つだけやっておきたいことがあった。

着任後半年くらいしてから現業未来像をどうするか」でブレーン・ストーミング会議を行いたいと言われてメンバー招集されたことがある。

結局はブレーン・ストーミングでもなんでもなかった。

役員が”将来像”は『A』になると言っているから、皆『A』にするための方策を考えて」だった。

私は基本的官僚スタッフなので、方向性として示された事をいかに実現させるかに頭を絞るのが職務だと捉えている。だがこの件は看過しているとまずいと考えて話をさせてもらった。「『A』はできない訳ではないのですが、会社体制対応のものを変える必要があり現職の状況には沿っていないと考えます。恐らくなのですが『B』という考え方があり…」とホワイトボードを使って説明した。参加者全員が納得してくれ、上司も「まあいいでしょう」と話をして次の会議予定を設定した。

次の会議になった途端、上司が『A』の話をし始めた。私から「先日お話した『B』の話は役員にしていただけましたか?」と話したところ「役員は『A』と言っているから」の一点張り。結局この将来像は、微妙にどうなっているかからない状態になっていた。

上司退職が決まって10日後位のこと。この”将来像”とは別案件で当の役員が来ることになった。別案件とは書いたが、この別案件の作り込み方は”将来像”によって180度に近いくらい作り込みが変わってくる。私もそれで悩んで色々な絵図面を散々描いては直し、を繰り返してきた。

私が事前に”将来像”について役員に直接確認する必要があるよねという話をしていたので、自ずと役員を前にその話題に流れていくことになった。

役員笑顔で話してくれた”将来像”は…

『B』だった。

私が話した内容とほとんど一致していた。

誤解しないでほしいのは、別に自分の自慢をしたいわけじゃないということ。

何故このような意思疎通の不全が起きたかということだ。

少しだけ捕捉すると『A』は「0か1か」の案で、『B』は「濃淡をつける」案。

外部の方からするとどっちも似たようなものに見えるのだが、実際は業務の作り込みから顧客への応対からシステムから何もかもが違ってくる。

恐らくなのだが、役員が『B』で話したのを、上司忖度して「役員の期待?に応えるためにはもっと厳しくしないと!『A』じゃないといけないだろう」と脳内変換したのではないかと推測している。

念の為だけど上司を責める気はまったくない。誤認や勝手忖度は初めての案件場合よくあること。問題はそこからどう修正するかであり、それを可能にするのがコミュニケーションだと思っている。

その会議には退職間近の上司も参加していてほとんど何も喋らなかったが、役員が『B』を笑顔で話している時に上司をちらりと見たところ、ずっと下を向いていた。

会議後、役員は次の会議に向かった。そして上司はそっと席を立った。その時、他部署の方が「◯年前にさっきの話を聞いていればこんなに時間からなかったのに…」と言っていたのが全てを表していたと思う。

その日から10日間、上司ほとんど別館のテーブルノートPCをおいて「何か」を見ていた。手は殆ど動いていない。誰かと会話する時間は一日10分程度。それでも定例の直属部下とのミーティングは開催されるし、案件会議には一応「出た」。そしてほとんど何も喋らなかった。

外部業者ほとんど実現可能性のない案件相談から次の打ち合わせの打診がメールで入ってくると「◯◯が設定します」の一行メールで返信が入ってくる。当該◯◯さんに「どう進めます?」と聞くと「話聞いてそれで終わりだねー」と「せやな」で返すしか無い見解いただき安心した。つまり上司が片っ端から声をかけてきた外部業者コンサルトのルートはほぼすべてがクローズされるという結果となった。

そして、上司最後に二回だけ話す機会があった。

一つは大きめのプロジェクト案件で私が話した内容。

実は十数年前現業転職したときから気になっていた。

やっと手が出るようになったのだが、他部署に関わることのため話の持って行き方をずっと考えていた。何とかうまく「敵に回さないよう」話ができた後、上司からしかけてきて「やっぱりダメだよね◯◯部署。ところでXXのデータには当たってみた?」

‥いや違うんだと。◯◯が怠惰でやっていないのではなく、現職の業務体制で手が出ていないだけでそこに「悪」存在しないんだと。そして私がやるべきなのは問題提起と提案まで。実務は◯◯に依頼しなくてはならないから、私がXXに当たる意義はほぼないんだと。何より私はただ一件の話をしているのではなく、背後に眠る数百件の類似ケースとその検証に手を回せない体制改善しようとしているんだと。

純粋な親切心でそこまで言おうかなと迷ったが、意味も意義も無いのでやめた。

もう一回は最後最後

退職1時間前に退職事由説明した長いメールが届いた。

退職メールではなく、普段から自分の口と文章資料経営陣とも部下ともコミュニケーションを怠らず「わかってもらう」努力を欠かさなければ結果が変わったかも…)と思いながら返信。

返信した30分後位に挨拶に来た。

聞いてみたところ、メールを出してすぐログアウトしたので返信は見ていないとのこと。

なので私の画面で返信をお見せした。

私の返信を要約すると「理論大事。だけど現実リンクさせないと殆ど無駄打ちに終わる」「コミュニケーション不在はやばい」となる。できるだけ親切に描いたつもりだった。

上司から感想はなかった。「頑張ってください」の一言だけだった。

私も想定内だったので「ありがとうございます」と挨拶した。話を聞く限り返信を返したのは私だけのようだ。

恐ろしいのはここから

上司が退室して10分後には「なんの支障もなく回る活発な職場」「上司がかつて通した稟議案件は(経営陣が追加コストを嫌気して)廃止になるかもしれないから準備をしておこう、と話すスタッフたち」の姿が。

…そう、最初からそんな人は「いなかった」んだよ。という扱い。

程度の問題ではあると思うんだけど、人間には承認欲求というごく当たり前の感情があるはず。これが怖くない人はいないと思う。

そのために何をすればいいか、という自戒も込めてここに残しておく。

https://anond.hatelabo.jp/20240502110846

2024-05-02

anond:20240502081553

たったそれだけしゃないがな。

公序良俗に反しない撮影会をすると公共プールを借りて、中学生エロ水着エロポーズ撮影会させていたと判明して中止になったら、中止させた側に猛烈なバッシングをしてデモ行進やったり、女性援助団体執拗言いがかり嫌がらせを繰り返したり、女性向けのタイツ広告スカートまくってるメイド女子高生イラスト使って燃えたら乱入してきて嫌がる顧客執拗に叩いたり、乳袋ブランドとしてオタクに利用されたブランドが違うって言ったらそのブランドユーザーに大量の男がセクハラ嫌がらせしたり。

2024-04-30

anond:20240430142849

昔は、横浜市民が崎陽軒シウマイを食べていないってのは間違ってないかと。

あの商品駅弁シウマイ弁当を売り始めたところ大当たりしたところからメジャーになったはず。

東京から大阪方面新幹線出張にいくお父さん方が初期の顧客だったはず)

そもそも1980年代横浜市民の生活圏内には崎陽軒シウマイを購入できるようなお店はなかった。

シウマイを買う機会そのものがなかったはずだ(少なくも、小中学生自分にとっては)

 

■家にシウマイがやってきた日 

変わったのは1990年前後だと思う。

JR京急横浜駅。たしかホームあたりに崎陽軒のちっさなお店が次々にでき始めたのだ。

すると、横浜駅に立ち寄った横浜市民が家庭で食べるためにお土産として崎陽軒シウマイを買うようになった。

当時、母親横浜駅周辺にある取引先に向かったときには、大抵、お土産シウマイを買ってきてくれるようになったのを憶えている。旅行に行くとき駅弁やよそから来た観光客向けのお土産という、ハレの日の食べ物イメージがあったので、それが突然我が家に持ち込まれることにちょっとした驚きがあった。

 

1990年以降、出展シウマイ消費が加速

崎陽軒の出店施策は当たったらしく、それ以降、出店ペースはどんどん加速していった。

それに伴い、崎陽軒シウマイ生活圏内で買える食べ物日常食べ物になっていったように私には見える。

1990年以降、横浜市民は崎陽軒シウマイを食べるようになったのだ。

 

■その他

横浜市民はサンマーメン食べないよ(たまの外食で食べたくなるようなものでもないでしょ)

横浜市民は家系ラーメン食べるよ(多分、シウマイよりこちらの方がずっと「ソウルフード」って感じだよ)

横浜市民は鳩サブレー食べるよ(鎌倉に遊びに行った人が買ってきたり、鳩サブレー工場で訳あり品が安く売っていたりと、食べる機会が多いよ)

anond:20240429083818

コンパニオンっていうと、車とかゲームの展示会に出てくるミニスカコスプレお姉ちゃんイメージがあるからポリコレ的に抵抗されるんだよね。

ポロシャツとかビジネスカジュアル顧客対応するのは別の職種名にしたほうがいいんじゃないかと思ってる。コールセンター担当者みたいに「コミュニケーター」とかさ。

anond:20240429131235

男は女のことがだいたいうっすら好きだが、女は男のことがだいたいうっすら嫌い

一部の超イケメンとかオネエとかではない普通の男の手で顔の肌を直接触られたくない。女性のほうが安心して接客受けられる

男性美容アドバイザーはある程度キャラ付け箔付けできて顧客を掴んだら行列できるレベルで強いんだけど、誰でもそれができるわけではない。

男性美容師は全然いい。髪は触られても感触感じないし不快感がない。で、男目線できれいかわいいように仕上げてくれることが多い

あと、空間認識能力男性のほうが強い傾向あるからか、頭という球体から放射状に映えてる髪という集合体をどう切ったらどういうフォルムになるかみたいなところへのこだわりを感じることが多い。

2024-04-29

大阪零細商社の思い出

中国から輸入した製品を売る会社に務めてたことがあるけど、

とにかく安いところばっかり社長が選ぶ上に品質管理もしないので、本当にガラクタみたいなものばっかりだった。

大体どの製品も中で部品が外れてるのかカラカラと音がするし、4割位は半年以内に壊れたってクレームが来る。

そう言う商品は到着時以外の破損は一切対応しないとページで謳って売ってるから全部保証外で蹴る。

中にはあまりに不良率が高いから仕方なく半年保証期間を設定した商品もあるけど半年10回不良交換するとかザラ。

さすがにそこまで来ると客からは返金しろって言われるだけど、社長が返金対応絶対に認めないので、

テンプレコピペ対応で交換しながら保証間切れを待つ。

最初の購入日から半年経ったら対応しないからね。

ディズニー非正規商品仕入れて、ディズニーに速攻見つかって販売停止したけど、

その頃には売った業者夜逃げしてて連絡つかなくなるってこともあったな。

従業員個人携帯で作った個人名義のメルカリアカウントで全部売ったけど。

やっぱりたまに警告くるけど、そうしたらアカウント消して、別のアカウントを取り直して継続とやりたい放題。

1000個仕入れて、全国展開している雑貨チェーンに卸す商品が、くっそボロボロゴミみたいな仕上がりで、

社員総出で総検品してなんとか50個だけ納品。

雑貨チェーンが顧客向けにお詫びクーポンを発行し、関連費用を全額負担する関係で、

社員給料半年10%カットするって話になった時点で逃げ出した。

それでなくても色々な名分で3万円位天引きされて手取り12万くらいしかないのにな。

本当クソみたいな会社だったよ。

ゴールデンウィークを利用して引き継ぎ期間踏み倒して引き継ぎ0で逃げたので、

この時期になるとたまに思い出す。

潰れてればいいのにとか思うけど、ホームページ見るとまだまだ元気らしい。

はー死ね

Steamグローバル実績が0%から動かない

Steamゲームには実績というものがある、ゲームの進行度を客観的に把握出来たりプレイヤーのやり込みを促す仕組みだ

ある日レビュー数300ほどの小・中規模な評判のゲームで最高やり込みの実績を達成した、おそらく達成したプレイヤーはまだ俺一人だ

のだが、グローバル実績を見るとその実績の達成率は0%のままだ

もしかして四捨五入か切り捨て?おいおい誤解が生まれるだろ

開発者よ、あんたがたのゲーム最後までやり込んだプレイヤーはここにいるぞおおおおお!

ゲームを買おうか迷ってる潜在顧客たちよ、このゲームは実績を最後まで埋めるほど熱中出来るゲームなんだぞおおおおお!

anond:20240429103620

UIが悪いのって、UIを開発する人たちの問題というよりは、ビジネス的にUIの優先度を下げる判断をしている考え方→顧客ユーザー軽視の姿勢自体問題だと思う

IT系展示会で外注コンパニオン特に女性コンパニオンを使う理由4/30補足&レス追加。3行目参照】

追記2:ダラダラと長く読みにくい文章なっちゃったんで、あとで整理して書き直します。読んでくださった方、すみません

→4/29 20:25追記 たびたびですが、書き直しやめました。長文を読んでくださった方、ありがとうございます。あと歳がバレるパトレイバー展示会ネタをどこかに入れたかったのですが、さすがに無理でした。

4/30 15:55追記 https://anond.hatelabo.jp/20240430155506 に補足とブコメへのレスを書きました。コメントくださった方、ありがとうございます

 

————————

 たまたまホッテントリで見かけた話題について、ブクマはやっていませんが色々と書きたくなったので、増田にて吐き出します。

 前職でIT系、前々職で商社系の販促経験しており、展示会には良く出展してました。RX社主のものにも定期的に出していたので、場の雰囲気は分かるつもりです。

 

  

 IT系場合、ごく一部のIT商社代表格:O社)を除いて、ガツガツ営業できる人は残念ながら少ないと思います

 昔、コスト削減の一環で、プロパーの若手営業のみで体制組んだのですが、見事に大半の社員が動けませんでした。ルート営業で成果を上げていたり、初回訪問問題無くこなせる社員でも、です。

 初対面の人に物怖じせずに話しかけて、アンケート等をしながら5分ぐらい話を繋げられるってのも、立派な技術なんですよね。営業経験10年の中堅社員が「無視されるっての辛いんですね。今後、街でティッシュを配っていたら必ず受け取るようにします」って言っていたのが今でも記憶に残っています

 

 またこれについては、同業者や人事とも話していて同じ感覚です。業界柄、初対面適性の高いプロパー採用したり、教育するぐらいなら、外注(展示会なら呼び込み、テレアポならアウトバウンド代行)に任せて、プロパーは確度の高い案件に注力すべきだ、的な。

 商材にもよりますが、1件あたり数千万円以上~で、受注まで1年~かかるのであれば、入口外注して大量に対応し、その中から良さげなものプロパー対応するのは、人件費変動費化させたり、費用コストを考えると妥当なような気もします。

 

 

 外注の話に戻りますが、結局、日当数万でも外注したほうがよっぽど効果高いんです。立ち話程度で話せる情報なら半日レクチャーすれば分かってくれますし、その上、来場者にもガンガン攻めて来てくれる。

 それに、どうせ出展&設営費で、小さいブースでも200~300万円、大きなブースなら1000万円以上かかることもザラですので、そのうちの1割を外注費に回したほうが費用効果高いんです。ここが来場者との最大の接点ですから、ここを変にケチると前述のように出展のものが失敗になります

 

 

 次に、私の主観ですが、IT系展示会で女性コンパニオンを使う理由としては、

1)出展者・来場者共に男性が多いので単純に目立つ。あと混雑時は女性の声のほうが通りやす

2)プロパー男性社員士気が上がる(と言っても、遅刻しないでちゃんと来る、頻繁なたばこ休憩が減る、来場者から見えるところでダラダラしない、ぐらいですが)

3)費用はたいして変わらない(コロナ前ですが、20代半ばだと、女性は3万円/日、男性は2.5万円/日、ぐらいでした。服装は両性とも自前のスーツ

です。

 

 個人的には、1)が大きいような気がします。来場者が男女半々のノベルティショーなんかは、出展者の男女比も同じような感じでした。行ったことが無いので分かりませんが、女性向けのビューティーショー(化粧品エステ用品の展示会)なんかだとどうなんでしょうかね。

 

 2)はねぇ…、なんというか。でも実際そんな気がします。これは1)と同じで、男性が、女性が、というのではなく、同性のみの中に異性を入れることで緊張感が出る、ということで。n=1ですが、「9:00開場なのでビッグサイトに8:30集合」としたら、「出勤できないので経費で前泊しても良いですか」と言っていた社員(なお弊社は品川で、定時は朝9:00)が会期4日間、毎日ちゃんと出勤したという経験もあります

 

 

 最後に、外注からグイグイ来る問題ですが…たぶん彼ら、彼女らも外注元請けから切られないように、そしてステップアップするために必死なんだと思います。我々プロパーは受注金額評価されますが、外注場合名刺の枚数で評価されるしかありません。

 

 また彼ら・彼女らは、若い劇団員お笑い芸人とが多いようであり、ここでステップを踏めば、展示会における大勢の前でのプレゼン要員(5万円~/日。質疑はプロパー対応するので外注でもOK)や、企業研修講師10万円~/日。コミュニケーションや演技など)とか、時間自由が利いて、割のいい企業相手仕事に就くことができる、と話していました。

 

 

以上です。なんか文章的になったり、箇条書きになったり、殴り書きでスミマセン。でも1つの経験から

 

 

追記ノベルティについて

 当然ですが、ノベルティ配布の目的は、見込み顧客情報収集です。

 

 名前も知らない相手に0からテレアポしても会ってくれるのは1%程度ですが、部署名と個人名が分かれば最低限電話で話すことはできます

 そうすると20%~30%ぐらいは会ってくれます(ここでもテレアポは異性の声が良いというデータがあったような気もしますが、うろ覚えなので割愛します)。

 担当者担当部署では無いということも多々ありますが、それでも会ってくれた人の10%~20%ぐらいは、担当者担当部署の人を同席させてくれたり、社内で紹介してくれることもあります

 

 個人的感覚としては、展示会で獲得できた情報から、直近の受注につながりそう(提案見積OKなのは1%、中長期的な感じ(メール送信OKで、年に2回ぐらい訪問)なのが9%ぐらいでしょうか。なお残りの90%のうち、メール送信のみOK20%で、メール送信NGなのが70%ぐらいです。

 

 

 ぶっちゃけノベルティの代わりに、見込み顧客情報収集きっかけにつながるツールがあれば、なんでも良いと思います

 ですが、現在のところ数百円で話のきっかけ(来場者もノベルティがもらえるから、5分ぐらい話を聞いてアンケートに答えて、情報を渡すという理由)になるツールとしては、ノベルティが強く、当面は無くならないと思います

 

 なお私は、デスクサイドに置けて、社名が残るもの、という基準ノベルティを選定していました。単価は、受け取る際に抵抗感がない、販促予算から逆算、で200円~300円ぐらいでしたかフリクション+替え芯、スマホスタンド、(震災後は)マグライト、あたりを選んでいたような気がします。

 

 

追記:露出度の高い女性コンパニオンについて

 この分野はよく知らないのですが、IT系展示会(ゲームを除く)でそんなに露出度の高いコンパニオンっていましたっけ? 普通スーツビジネスカジュアルユニフォーム的な社名入りポロシャツでは?

 やるからには効果あるんでしょうけど、だったら人数増やした方が良くない?と考えてしまますネット上でバズらせるなど、別の目的があればまだ納得しますが。

 

 あとゲームショーで、コンパニオン自社商品コスプレ露出度わず)をしてもらう場合、あれはかなりガチにやってます

 聞いた話ですが、ちゃんと数回コンペまでやってコンパニオンを厳選し、日当は10万〜/日、それに衣装代が20万〜で、合計は50万〜。もはや着ぐるみ一着作るのと大差ありません。ゲームショーはB2Cであり、ブースへの来場者数が売上に直結するんでしょうね。

 

 余談ですが、最近では、会社が著名コスプレイヤーとのコラボするという話も聞きます

 会社側はコスプレイヤー側を公認し、契約期間後の衣装譲渡する、そして一定額の契約料を払う。

 その代わりにコスプレイヤー側は、契約間中の展示会には必ず参加する(日当は別途出る)、契約間中プライベートであっても競合商品コスプレはしない、自分SNSで定期的に「公認コスプレイヤー」としての活動に触れる、あたりが条件とのことです。

 タレント契約の緩い版みたいなものでしょうか。すごい時代だなぁ…。

2024-04-28

Xの連中は観光地の主要顧客が老人という視点が足りなすぎる

たとえば弾丸旅行好きな大学生はX(現Twitter)に旅行の様子を逐一投稿するが旅行会社のツアーパッケージ旅行してる老人はXでは可視化されない。

フレックス休日出勤しただけで怒られが発生した

中堅のメーカーで働いているが、ついに上司から勧告を受けた。

しっかり働いた分だけ勤怠記録をつけろ、だと。


元々専攻と業務内容が合致して飛び込んだ、第一志望の企業だった。

もっとも、大学にいて行っていた基礎寄りの研究とは大幅に違う部分もあり、

入社から顧客対応などを含め学びながら業務に携わっていた。

から見れば「一応一通りの仕事はこなせる社員」程度にはなっていると信じたい。


ただ、労働をしていると先輩や上司の毛ほどにも役に立ってはいないんじゃないかと思う。

別の部署に配属した同期たちと比べても、おそらく自分の貢献度は低いだろう。

そのため、自分が同期と同じ給料を貰うのはおかしいんじゃないかと思い始めた。

個人的に、労働を行っていると他の日常のことを考えずに済むからまだ楽しいと思っていた節もある。

こういった思惑の中、労働時間を見かけ上減らせば良いんじゃないかと考え付いた。


私の部署はそこそこ忙しいため、大抵の正社員は平日でも2時間残業を行っている(中には1時間早出する人もいる)。

まあそのまま帳面通りつけるとオーバーなのでフレックスなどを利用している人も多い。

使わない人たちもいるので、超過した残業時間を記録しない人もおそらくいるのだろう。

元々私は残業をつけるのが嫌だったので、毎日見かけ上は定時に帰ることになっていた。

まあ、それで上司や勤労管理部門から文句を言われることもなかったか問題なかったのだと思う。

ところが、最近この労働時間を定時前にしたり(例.8時~15時半など定時より短くする)、休日出勤を記録しなかったら上司勧告された。


「ここまで付けないのはお前の評価が下がるから、せめて最低限は記録しろ

「お前よりA(仮名。後輩)が早く帰ってるのに労働時間がA以下なのは流石に問題になる」


別に度を越えた残業をしている訳ではない(一応他の上司や先輩と同時刻の範疇残業を終わらせている)。

製造現場仕事でもないただのホワイトカラーなので労働時間の長期化で大事故が起こるわけでもおそらくない。

ちょっと時間単位当たりの額面が他の人よりも二回り程度少ないだけである

勤労部門から直接的な文句が来ているわけでもない(これは勤労にいる同期や仲の良い先輩から確認済)。

その状況で上司からのみ勧告されるのは、少しおかしいと思う。


やれサビ残やりがい搾取だ言われている世の中で自分の行動は贅沢だし、会社にとっても雀の涙程度の利益しかないと自覚している。

大型の改善提案1個だした方が個人的にも企業的にも大助かりだからね。

ただ、今の労働と多少の手取りで満足しているからこれ以上自分仕事で貰う気にはなれない。

なんとか上司との折衷案がないか模索である

2024-04-27

公務員になって1ヶ月

20代後半の男。

転職して地方自治体職員となり1ヶ月が経過。

有給をとって連休にしたので4月の勤務は終了した。

自分転職組の先輩や同期との会話を通して感じた公務員になって良かったこと、悪かったことを紹介する。

公務員になって良かったこ

・緩い上下関係

もちろん常識的範囲での先輩や上司への言葉遣い挨拶はみんな心得ているが、前職のような厳しい上下関係はない。

お辞儀判子もないし、通りすがる度に正対して挨拶する必要もない。飲み会でも正座する必要はなく、課長すら自分料理飲み物自分で取る。

ノルマがない

前職のようにカード、定期、投信ノルマを課されることはない。事務処理の締日はあるが、遡って処理できるし間に合わなかったら来月付にすれば良いだけ。

・昼休み自由

前職は昼休みでも顧客が来れば対応したし電話も出なきゃ行けなかった。外食や外出も基本禁止だった。

今は昼休み自由外食や外出できるし、窓口に人が来ようが電話が鳴ろうが昼休みなら対応しない。

有給が取りやす

部署にもよるが、基本的に先輩たちは一年から有給をほぼ使い切っていたらしい。

・先輩や上司が味方になってくれる

前職ではトラブルが起これば基本的上司顧客側に立って「お前は何をしたんだ!」って感じだった。顧客大口なら尚更である

今では怒り狂った市民が来ようが上司や先輩たちは基本的自分の側に立って「そちらに不備があったのでは?」という感じのスタンスを貫いてくれる。正直こっちにミスがあったとしてもそれを事前に報告していれば「こちらに問題はない」という態度を取ってくれる。

公務員になって悪かったこ

飲み会が多い。

盲点だった。先輩や上司は平日の真ん中でも朝まで飲んで青い顔で出勤してくることがある。痛風率高め。

残業

残業普通にある。電話や来庁者がいなくなった定時後に事務処理を集中して行うので仕方がない。ただ、自分で「この週は残業して事務仕事を片付けて、来週は定時で帰る」という様に管理できるので苦痛ではない。

前職では不祥事防止のため残業禁止支店のみんなで一斉に退社していた。事務仕事ノルマもあるので残業禁止普通にきつかった。

研修がない

前職では4月はほぼ研修だった。

必要仕事知識電話対応、全職場共通システムの扱いを一通り身につけてから支店に配属だった。

自治体基本的入庁式の直後に部署突っ込み新人も戦力にカウントして配置を行っている。初日から何もわからない状態仕事をするため、知識0で市民対応をして市民たらい回しにし怒らせてしまったり、書類同姓同名の別の市民に発送してしまミスもあった。ミスで詰めてくる上司や先輩がいないので良いが、何もわからない状態で周りと同じ仕事をしなきゃいけないのが大変。

2024-04-26

anond:20240426182922

市場原理とか、能力のあるものがより多くを得るとか、そういった原則に則るのであれば

AIが人を超えた時点で、AI様の方が偉いに決まっている

ビジネス慈善事業じゃねえんだ

人間はもう顧客としては見られていないってことなんだよ

早退者の担当分が即日他の人に振り分けられる仕事って何?

自分仕事で考えたとき長期間連続で欠勤するときかに他人担当分を肩代わりすることはあっても当日早退した分を振り分けられることなんかあり得ないから考えてみた。

B2C顧客対応なんかはそれに当たるのかな?

コンビニバイトで穴埋めに超過勤務するとか、テレアポコミュニケーターが抜けた人の分超過勤務するとか。

でもこういうのって、抜けた人の責任というより余裕を持って人員配置できない組織の問題だよな。

でも、その組織管理職も余裕もって人員配置やりたくても人が居ない時代から文句言ったところでどうにもならんのよな。

労働人口減少を放置したツケを皆で払う時代が来たってことだ。

納品・検収後、1週間経ってから

「やっぱりこの線をもう1ピクセル上にしてください(前回は下げた)」とか、

「やっぱり改行位置を固定してください(前回と文章が変わってる)」とか

「やっぱりこのフォントを使ってください(前回と指定フォントが変わっている)」とか、

修正投げつけてくる顧客と、それを追加料金なく通す営業ほとほと嫌気が差して、

退職行使っちゃった。

今日夕方退職代行から電話が入って、

GW有給で2週間の猶予期間を全部消費して、

引き継ぎなしで飛んでやるんだ、うふふ❤

2024-04-25

anond:20240425145538

職業プログラマーなんてソースコードの綺麗さ?にこだわってダラダラ時間かけるだけのクズじゃん。

御託はいいからさっさと動くサンプル出せよ。お前らの考える最適なんて顧客には使いにくいだけなんだからさー。

anond:20240425105742

顧客はそこまでの品質求めてないけど、作る側が納得のいく最高のものを安く作ろうとこだわってるんだと思う…

2024-04-24

anond:20240423153334

30代独身男を異常者扱いする人がここにも。

女との愛情を育てるのを面倒がった男は、犬猫との愛情を育てるのも面倒がるだろ

単なる差別主義なんだよなぁ。

女と仲良くなれなかったら、顧客とも仲良くなれない、のようにいくらでも膨らませる偏見

2024-04-23

人を見かけで判断しろ

どんな会社顧客分析はしている

AIなどは客観的キモい指数をはじき出すでしょう

2024-04-22

anond:20240421174815

正直こういうメカニック系の分析スレ大好物なんだが、京急に限らず無駄安全以上を求めて顧客エクスペリエンスを下げてるのは、JTCっぽいというかなんというか。

anond:20240422154440

要約とアドバイス

この文章は、あるワーキングマザー自己職場での立場能力についての不安と複雑な感情を綴ったものです。彼女自分職場で有能か無能判断できず、昇進が性別によるものではないか懸念しています彼女資格積極的に取得しているものの、それが実務に役立つか疑問に思っており、取得した資格が実際にはあまり役立っていないと感じています

また、休日には開発活動記事執筆、登壇などを行っていますが、周囲のレベルの高さに圧倒されて劣等感を感じています仕事では技術的な知識があっても、顧客とのコミュニケーションや調整が上手くいかないと感じており、上司や後輩の支援依存している状態です。彼女自己評価が低く、周囲が自分をどう見ているかについても不安を抱えており、性別による優遇を疑われることを恐れています。この投稿は、彼女自己職業的価値アイデンティティに苦悩していることを表しています

彼女が抱える不安自己評価問題に対して、以下のようなアドバイスが考えられます

これらのアドバイスを通じて、彼女自己能力を正しく評価し、自信を持って職場活躍できるようになることを願っています

感想

別のバズった増田見て適当に思いついて書いたんだろうけど、もうちょっと推敲しろよ、とか言い出さないのがAIのいいところなのかなって思った。

2024-04-20

マネックスHPがここにきてメンテしてるが

メンテしてるのは顧客メンタルだな

下がってるのにわざわざ見にくるなと

心に小さなひろゆきを飼っている

顧客の前でプレゼンしてると、脳内で「なんかそういうデータあるんですか?」とうるさい

いかに素晴らしいか機能かを紹介するたびに「それってあなた感想ですよね」とうるさい

一度腹が立って、アホなふりをしてひろゆきを深入りさせたあと、データエビデンス論破してやった

ひろゆきは静かになった

しかしあまりにも、元気がなくなってしまった

仕方ないので、また顧客の前に行ってプレゼンしてやった

私「電磁波で水の分子が分解されて、凝集が小さくなり回転して配管がきれいに…」

ひろゆき「ごめん、なんか、そういうデータってあったっけ?」

うるさいが、少しやさしくなった

そんな感じで時々論破しつつも、ほどよくチャチャをいれられる幸せ毎日を送ってます

anond:20240420113710

審査落ちるって分かってるのに顧客に逆らえないか審査落ちを繰り返してるって話よ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん