はてなキーワード: 筑駒とは
息子がそろそろ中学受験の準備をする年なので、都内の国立私立を中心に学校を調べているのだが上位校はどの学校も眩しく見える。科学教育だとか、英語教育だとか、自律的に考えさせるカリキュラムだとか、そんなのが各学校に揃ってる。そんな学校に息子が入り込めたら、もう安心って一瞬思う。で、毎年合計1000人2000人の卒業生がでるのだから、日本の将来は超明るく見える。
一方、私は地方の公立から大学に進んで、研究も齧ってるので、日本の大学の惨状は知ってる。慶應とか早稲田の付属は中学入試の最難関だが、大学で慶應とか早稲田に進んでも教育や研究のレベルではたかが知れてることはわかってる。その上の筑駒とか開成から東大に進む連中は想像を越えているが、それにしても東大が世界のトップ校に遅れを取っていることは知っている。だとしたら、この中学高校教育と大学以降の間にあるように見えるギャップはなんなんだろう。
仮説の一は、文字通り、日本の中学高校のトップレベルの教育はよい(以前よりよくなった)のだが、大学以降がダメであるということ。
仮説の二は、実は中学高校のレベルだって大したことはないのだが、中学高校の教育に求められるものなんて限られているから顕在化していない、ということ。
自分は、地方公立高校の出身なので、受験生の親目線では非の打ち所がないように見える都内トップの学校の実情がわからないので、この2つの仮説に対する検証が自分1人の経験の枠内で出来ないのだが、どうなんだろう。多分、後者が正解なんだと思ってる。
結局この問題のポイントは筑駒の運命がどうなるのかに尽きる。というか、もうちょっとはっきり言うと、この有識者委員会メンバー
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/077/meibo/1376860.htm
を見ても、たぶん生涯筑駒、開成、灘とかとは無縁だったのではないかなぁという人たちばかりで、この有識者委員会の本来の議論の対象は地方の大学付属校ではないかと思われ、自らの議論可能な能力を大きく逸脱する範囲に議論を広めてしまっているように思われる(まあ、むかしから筑駒に関わる大人はそういうのが多くて、教官はよく守ってくれていたと思う)。都心の超進学校であり、大人でも解けない国際数学オリンピックとかにいけちゃうような学生を何人も擁するような筑駒とか、そこまでではないにしても学附や筑附とはなにかを知っている人間はいないように見える。
ところで歴史的経緯を見れば、筑駒というか教駒がそのレベルを上げたのは、学区制度が導入され都立日比谷が急激に凋落した時期と一致していた。筑駒の教官は十分それを認識していて、目をつけられる時が来れば文部省(当時)はすぐにでも筑駒を潰そうとするだろうと語っていた。だからできるだけ目立たず隠れようとしていると。生徒のレベルは筑駒>開成であるのは明らかなのだが一般紙にはなかなかその事実は載らない。それはマスコミの取材をできるだけ避けるなど一応努力しているから、みたいだった。
財務と外務の中央省庁に多くの出身者がいて(文科にはあまりいないけど)、政治家もいるし企業トップ、大学トップ(これが一番多い)もたくさんいるような筑駒なら、国にその出身校を潰させるような施策を決定させることはないかというと、都立日比谷が潰された経緯を見ればそんなことはない。教育関係者が潰そうと思えば潰されるだろう。
まあ、そういうことだから、都立日比谷が潰された後に教駒のレベルが確定したのと同じように、筑駒が潰されれば何か他ができるんでしょうけどね。都立日比谷や筑駒のような学校が嫌いな人には、この運動をしてもどうせほかにまた同じものができる、と単に伝えたい。それがもし、昔に戻って都立になるというのなら、筑駒とは違って横浜とか千葉とかさいたまの人は通いづらい高校になってしまうだろうな。そしたら県立がのびるからいいのかな。
あと、都立日比谷や西のレベルが学区制度導入でコテンパンに潰された後(都立日比谷から東大入学者がゼロになった年に、都教育委員会がガッツポーズしたという噂もあり・・・)、それら高校の教員のそれなりの数が予備校に流れ、そのため予備校のレベルが大きく向上したとの話がある。つまり、塾や予備校に行かなければよい講師がいない、という意味での教育の経済格差を生み出したのはむしろ(そういうものをなくそうとしたはずの)学区制度導入であったのではないかという見解。
ここに書いたのは単なる噂話のみだ。真実性はあると私は思っているけど、それを担保するものはなにもない。しかし、もう少しきちんと専門家がこの辺りを調査して、科学的に結論を与えてから、筑駒を潰すかどうかは考えてほしいものである。
あなたが本当に勉強ができるのであれば,海外の大学に行ってはどうでしょうか?
日本人で留学っていうと,ハーバードやMITに箔をつけるために留学するというイメージが強いですが,箔を付けるためではなく,大学院に,しかも会社から派遣(出向)されるという形ではなくて,退路を絶っていけばいいと思います.あなたの環境を変えるためです.
海外の大学に行けば,そもそもバックグラウンドが異なる人間だらけですし,そういう意味で言えば,あなたが言う「あんな青春」を送っていない人だらけです.でも,みんな気にしてないですよ.勉強できる奴はクールだって言われますし,大学ってそもそもそういうところです.オタクも多ければ,明るいヤツも多く,少なくともキャンパス内で差別的な発言をする人は(分野によるかもしれませんが)まずいません.ついでに言えば,開成も筑駒も桜蔭も誰も知らないので,あなたが仮に進学校出身であっても,色眼鏡で見られることも,それを褒め称えられることもありません.ハッピーですね.University of Tokyoは知られていますが.
おそらくあなたは日本社会に最適化しすぎているのですよ.一度環境を変えて,人生っていろんな最適化の方法がありえて,いろんなゴールがあって,いろんな楽しみ方があるって気づくと,あなたのギフトである頭の良さや成績の良さも正しく活かされると思いますよ.がんばってください!
某N能研曰く
世界遺産は、「地理」と「歴史」がミックスされた「時事」の話題で、
しかも今年決定された明治の産業遺産は数県に跨っているので、「出題したくなりますねえ」とのこと。
受験生の立場からすれば、こんな数県にまたがる世界遺産は、暗記量が増えて困る。
「10年前の小学生は、世界遺産も少なかったので、覚える量が少なかったのですが、今の小学生はカワイソウですねえ」
2.公民の分野では『少子化』『高齢化』『社会保障』が頻出なんだとか。
12歳にして、「日本のお先は真っ暗」という授業を受けるのか。
最難関校である筑駒なんかは、「東京の出生率は、日本平均より、高いか?低いか?」なんて問題も出ているらしい。
「以前は女子校で出ていたのが、最近はむしろ男子校で出されます」とのこと。
いわゆる「M字カーブ」についても、中堅校では『なぜM字なのか、述べなさい』と出て、
難関校では『近年、M字の谷は浅くなりましたか?深くなりましたか?』とか
ホッテントリ入りしていたので読んでみたのだけれど、私にとってある意味興味深かった。
「僕も紙一重で“中年童貞”だった」 筑駒出身AV男優、森林原人(中編) - ルポ中年童貞
http://blogos.com/article/115620/
調べてみたら、私、この人と同い年だった。SAPIXに通って中学受験をしたので、この人と同学年の筑駒に行った奴らを何人も知っているし、そのママたちもよく知っている。筑駒生になったあいつもあいつも、高校時代にこの人から風俗遊びを教わったのだろうか。あのお上品な教育ママたちは知っているんだろうか。知ったら発狂しそうだ。可笑しくて仕方がない。
正直、日本のぬるい中学お受験競争なんて、それなりの塾代を払える親なら十分に勝機がある。それは筑駒でも桜蔭でも変わらない。
それをエリートと言うならエリートなのかも知れんが、東京で言うなら上位3割程度は軽く含まれるし、子どもの才能に+αがあれば5割の人は戦える。
結局、半分くらいの社会階層から選ばれた人が平均的な美貌を持ってるだけでしかない。
『偏差値の低い学校ほど、美人は多い。』はサンプル少ないが故の誤解だ。
こちらだって全員調べていけば『1割は根っからの美人がいて、1~2割ほど磨けば美人かもしれない(結局磨かない場合も多い)ぐらいだ。つまり磨いてもどうにもならないブスが大半だ。』となる。
まあ、こっちは磨く人が多くて2~3割ほど美人、残りブス、となるかもしれんが。
自分のツイートを転載編集。読み苦しいかもしれませんがご容赦を。
★近年池袋にある豊島丘女子中は女子中御三家に匹敵する偏差値にまで上昇しているが、
「池袋に湘南新宿ライン&副都心線が乗り入れたから偏差値が急上昇」した、という説がある。
大宮・浦和・川越・志木・武蔵小杉・東横線・横浜・・・辺りから通学しやすくなったから、一気に偏差値が上がった
★開成の歴史は詳しく知らないが、千代田線(常磐緩行線)が西日暮里開業して、一気に偏差値が上がった、ということはないか?
というか、山手線(京浜東北線)西日暮里駅自体が、千代田線に合わせて作った新駅だからなあ。
それまでは開成は日暮里又は田端から歩いてた、陸の孤島だった。
西日暮里駅開設で、山手線京浜東北線千代田線で「集客」できるようになったから、開成の偏差値が上がった説。
★男子御三家の中で武蔵が低迷してるのは、立地が山手線の外で、北西方面の中学生以外からは「通学が不便」だからでは?
★灘が名門になった背景には、京阪神間の鉄道インフラの充実が確実に影響している。
灘は住吉(国鉄→JR)、魚崎(阪神)、岡本(阪急)が使える。昔は阪神国道線(路面電車)も利用できた。
ライバルの甲陽は、阪急以外は使いづらい。この辺も影響して偏差値に格差?
昭和40年代に神戸高速鉄道が開業し、山陽や神戸電鉄沿線の子供も灘に通いやすくなった。
灘が東大合格者数が1位になった時期がそれと一致するのは、単なる偶然か?
★近鉄と阪神のなんば直通運転で、従来なら東大寺学園を目指した奈良の秀才が、灘を目指すようになったらしい。
徐々にその効果が出てくるのでは?
★80年代に開成が灘を抜いたのは、「開成が上がった」というよりは「灘が落ちた」というのが正しいのでは?
70年代に関西の繊維とか商社とかがダメになり、本社の東京流出が目立ちはじめ、アッパーミドルの親が東京流出したのも大きい気がする。
★名古屋圏が御三家や灘クラスの難関中学を生み出さない理由の一つに、
「優秀な生徒を効率良く集めるインフラがない」、つまり「鉄道網が首都圏や関西圏より貧弱」という理由もあるのでは?
他にも「アッパーミドルクラスが、従来なら都電エリアに集住してたが、
高度成長以降、郊外にも分散居住するようになり、学区内のアッパーミドル数が減った」影響も無視できない。
★筑駒が躍進した一因に「アッパーミドルクラスの人口重心が日比谷付近から渋谷付近に、南西に移動したから」
という要素はないか?
★「アッパーミドルクラスの人口重心が、中高一貫校の難易度に影響する」仮説が正しければ、
湾岸エリアのタワマン大量供給は、中高一貫校の偏差値を左右する力はある。
★開成の躍進は「アッパーミドルクラスの人口重心西南移動」に反するが、
あれはやはり埼玉や常磐エリアのアッパーミドルクラスを一網打尽にしたんだろうな。まさに西日暮里駅効果
★こうみると、アッパーミドルクラス人口重心論から超然としているラサールって、異質だな。
ラサールの歴史は知らないが、ひょっとして敗戦時に「日本をキリスト教化しよう」と開校したのか?
戦前に、保守の権化のような鹿児島にキリスト教学校設立が認められたとはとても思えない。
鹿児島って廃仏毀釈を徹底して仏教すら否定した土地だから、そういう土地がキリスト教を容認するとは信じられない・・
ラサールが「アッパーミドルクラス人口重心論」を無視して、今でも東大合格者数が上位なのには敬意を表する。
逆に言えば、そこまでして頑張らなければならないほど、鹿児島は保守が強いことを逆説的に証明している。
多分、地元の鹿児島県庁鹿児島市役所鹿児島銀行鹿児島新聞などは、昭和30~40年辺りは「鶴丸高校閥」が強固で、
ラサール出身者はいくらアタマが良くてもなかなか出世出来なかったんだろうな。だから福岡や東京を目指すしかなかった。
ラサールの開校は1950年。つまり最長老のOBでも79歳以下。だから県政界への影響力は鶴丸には遠く及ばない
あえて書くと、「逆説的だが、ラサール高校は鹿児島の保守性のお陰で東大進学校に成長できた」
★久留米付設は孫正義を生み出したが、久留米付設が優秀な背景には、
筑豊や三池の関係で優秀なアッパーミドル層があの辺りに存在した影響もあると思う
(はてなーの自分は、「はてな」というサービスを生み出してくれた近藤氏そして京都大学に感謝している)
★日本の私立中学文化が、日本の高度な鉄道インフラを前提としてるのは紛れもない事実で、
例えば都市内公共交通が未発達なアメリカだと、「公共交通で通学なハイスクール」は成立しない。あるとしたら寄宿舎型?
イギリスとかは寄宿舎型の私立スクールとか盛んですが、あれは都市内交通が首都圏ほど発達しなかった裏返しかもしれない
★鉄道インフラの進展と私立中学高校のレベル推移について、交通社会学?が専門な原武史先生に論文書いて欲しいものだ
「13歳の息子をアメリカ短期留学に送り出したら、(アメリカ人じゃなく)筑駒の中学生に感銘を受けた」という話。
逆に言えば、筑駒中学生側も、「日本の普通の中学生って、こんな感じなんだ~」と感銘を受けたのでは?
いわゆる「湾岸タワマン空中移動族」の大人って、「普通の日本人」(マイルドヤンキーともいう)と接する機会がほとんど無かったりするから。
「中学から中高一貫で私立に行ってる人は、小学校では中学受験しない層と交わるだろう」という話もあるだろうが、
区部西部とか湾岸だと、公立小学校の中学受験率が半分程度あるから、結局小学校でも「普通の小学生」と接しないのでは?
「湾岸空中移動族が、普通の日本人を観念でしか理解してなくて、皮膚感覚で分かってないのでは?」と
懸念していた。
13歳の息子を留学に行かせてみた。
自分は30代後半のサラリーマン。高卒の両親の家に生まれ、地方の三流大を出て東京で仕事をしている。
東京のビジネスの第一線になんとかしがみついていると高学歴でバイリンガルの人たちがいくらでもいる。
また、ダイバーシティの重要性が叫ばれて久しい。外国人と仕事をすることも多くなってきた。
自分もいつまで稼げるかわからないな、、という危機感を常に感じてはいる。
「将来なんとか食えるように勉強なりを頑張るきっかけになれば、、まずは世界の広さを見てきてほしい。」
と、身内から金をかき集めてカリフォルニアに短期留学に出した。
コーディネーターを通じて、同年代の少年少女が長期休暇を利用して行くプランを選択した。
留学を終えて帰ってきた息子に、「視野が広がったか?」と聞いたところ。
「うん。同年代でもぜんぜん違う。すごいショックを受けた。」という。
つくこまー???
「英語が出来て、頭が良くてかっこよくて、話が面白くて、マジでスゴイ奴らなんだ。あんな同年代が世界にいるなんて。友達になれてよかった。」
といたく感動していた。
「向こうの(アメリカの)子たちは?」
「あー、、ジャスティンビーバーよく歌ってたね。・・・・(以上)」
留学は早い段階に行かせると、世界を横に(距離的に)広げて感じることもできるが、縦(階層)に広がった世界も体験できるらしい。
地方出身の3流の人生を歩んできた自分が大人になって出会ったすごい人たちとの距離を、息子も13歳で感じとることになっただけだけど、
まぁ他の選択肢を知らずにマイルドヤンキーになるより、今後選択して努力するなり、あきらめるなりしてもらった方が本人にとってもよいだろう。
「パロネタは熱い中に打て」とばかりに数カ所のみ改変したものを戯れに投下したところ、
補足1:これはパロディ(と呼ぶのもおこがましい改変ネタ)です
一行目にリンクを記載した記事(「21世紀の生存戦略」様)が元ネタです。桜蔭生かわいい。
これは、元記事の表現をそのまま用いた物ですが、元記事においては打ち消し線があります。
補足3:東大への進学実績について
2013年度において東大へは現浪合わせ99名が進学するようです。
学年あたりの生徒数が160名程度なので、約60%と算出しました。
(参考資料、pdf注意)
http://www.komaba-s.tsukuba.ac.jp/home/wp-content/uploads/2013/05/2013kokkouritu_zenkikouki0409.pdf
補足4:仕事について
だいたい似たような物だなと思って改変しなかったのですが、公務員、医者に加え、研究職や弁護士なども多いです。
民間就職する人間は安定した企業勤めが多いですが、もちろん起業志向もある人間もいます。
補足5:関西の雄について
補足6:その他
桜蔭、筑駒に限らずだいたいの都内進学校には当てはまるだろう、というご意見は完全に同意します。
とはいえ、筑駒生が結婚相手として優良なパートナーたりえることは、ここに強調しておきたいと思います。
乱文失礼。