はてなキーワード: 禁煙とは
とにかく臭い。
最悪なのが、飲みおわったコーヒーのカップに携帯灰皿の中身をいれて捨てる人。
せめてビニール袋に入れてきっちり口を縛って捨てて欲しい。
社内禁煙なのに、こっそり吸ってる人がいる。
アサイチに吸ったのか残業中にこっそり吸ったのかわからないけど臭い!!!
喫煙後は外でしっかり深呼吸するなり、少し歩いて煙を落としてから戻ってきて欲しい。
最近喉にたんがよくからむようになった。むせるほどじゃないけど、喋ってるうちに少し絡む感じ。
隣の席の喫煙者もそうなので、コイツのせいだろうと思っている。
喫煙者は喫煙者同士で席を固めて欲しい。もちろん匂いなんて分かんないんだからトイレやゴミ箱の近くな。
仕事帰り、ハーゲンダッツを買ってルンルンで歩いていたのに歩きタバコに出くわしたせいで最悪な気持ちになる。
寒くなってきた空気の気持ち良さがわかってないのかこいつらは。私の深呼吸を返せ。
満員電車でうんよく座れたのに隣が腐った大根にタバコを押し付けたような体臭のやつだったりする。
座ってるだけで不健康になりそう。最悪。
陰嚢湿疹てやつに1年半くらい前からなった。
最初の半年くらいはまぁ我慢できるレベルだった。ほんとに軽くだけど水虫持ちでもあったので、それが玉袋にうつった所謂インキンタムシだと思って薬塗ってたんだけど一向に良くならなかった。
今年の正月あたりになると保冷財で冷やさないと眠れないレベルになり、たまらず皮膚科へ。
事前にネットで検索したら、寝る前に痒さが増したり、袋がカサカサになって皮が剥がれ落ちたりという症状があったので疥癬とかいう寄生虫の病気なのかと思った。自分でペット飼ったりはして無いけども、他人のペット触ったり、動物触った子供に触った記憶とかはあったので。
受付は50代くらいのおばさんで、「今日はどういう症状で?」と聞かれたので「夜寝られないほど陰部が痒い」と正直に答えたら気のせいかもしれないけどふっって失笑された気がした。その時はそれどころじゃなかったけど後々考えるともし笑われてたなら腹がたつなぁと思った。隣にいた20代のお姉さんは無反応でありがたかった。(もしかすると反応が逆だったら嬉しかったのかもしれない)
受診にあたり、自分は陰毛が薄いほうでは無いのでハサミでかなり短くカットして行った。当日朝に風呂も入って身奇麗にした。
診察で玉袋が痒いというと見せて、といわれたのでズボンを脱いでパンツのスキマからちんちんを持ち上げて該当部を見せた。具体的に言うとちんちんの付け根と玉袋の境目あたりから玉袋側にかけてが痒かった。
診断は「陰嚢湿疹」。疥癬かと思いましたって言うと笑われて心当たりでもあるの?って言われた。ステロイド入りの軟膏と乾燥を防ぐ軟膏を処方され、化学繊維の下着はやめて木綿の下着にしなさいといわれた。陰嚢湿疹も事前にネットで調べたが、原因不明の事が多く、疥癬なら特効薬があるそうなので薬一発で治ると思ってたのになぁとガッカリして木綿のパンツを買って帰った。ちなみに医者はおじいちゃんだった。美人女医だとある意味嬉しかったかもしれない。
ステロイド入りの軟膏の効き目はバツグンで、とりあえず痒くなって塗ると治まる。インキンタムシの薬は少しだけかゆみが治まった気がしたが、ステロイド無しの市販のかゆみ止めはほぼ効き目がなかった。
とりあえずいいたいのは、これを読んだキンタマ痒い人は恥ずかしがらずに病院いきましょう。
なんで今頃こんな事書いたのかと言うと、原因が唐辛子の過剰摂取なんじゃないかって気がするから。これから唐辛子断ちをして様子を見るつもり。ぶっちゃけ唐辛子断ちって禁煙や禁酒よりよっぽどキツイ。マジで。
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追記
低刺激性のボディーシャンプーで、風呂上がる時にタマタマは念入りにシャワーでゆすいでるから多分大丈夫だと思うけど、念のために石鹸にしてみるわ。ありがとう。
そこそこ混んでたのでカウンターの真ん中くらいに座ってごはん来るの待ってた。
座ると同時に灰皿くださいと言って灰皿が来る前から吸い始めた。
案の定煙がこちらにまっすぐ来る・・・数回咳が出た(意図してじゃない)
そのタイミングで店員が通りかかったので別の席に移動してもいいか聞いて移動した。
移動先の席で食事していたら食事を済ませたその人がわざわざこっちまで来て背中におっぱい当てて退店していった。
?
というか吸ってた人の9割が禁煙している気がする。それくらい皆煙草をやめている。
私は産まれてこのかた非喫煙者なのだけど、煙が苦手ではないので横で吸われてもあまり気にしない。
だが彼等はちょっと煙草の臭いが流れて来ただけで敏感に察知し、臭いくさいと口にする。
これ見よがしに鼻の前でパタパタと手を仰いで見せる子も居る。
流石にそんな事をするのはその子くらいだけど、皆とにかく過剰に煙を嫌がる。
俺は、パチンコとかゲーセンのメダルゲームの類は何が面白いのか理解できなかった。
子供の頃に少しやってみて、手持ちのメダルが無くなるだけで何も起きなかったからだ。
プレイしている人達を見ても、なんかスマホ見ながら筐体はノールックでメダルを次々投入してるだけの人ばかりで、
大当たりするまで延々とただ打ち続けるなんて、なんて不毛なゲームなんだ…と思っていたが
友人達が「パチンコは簡単だし、メダルゲームはメダルの量がある程度あれば面白さがわかる、一度やってみろ」と言うので
近所のゲーセンのメダルゲームコーナーで、まずは100円50発のパチンコを打ってみた。
なんかグラビアアイドルの姉ちゃんがいっぱい出てくるパチンコで、「おっぱいおっぱい」と思って打ってたら
これに実際大金が懸かってたら熱くなるのもわかる。
いい加減同じ演出の大当たり映像ばかり見せられて飽きたんで席を立つと、
隣でエヴァ打ってたおじさんが「兄ちゃん!まだ大当たり続いてるよ!」と声をかけてくれたが
「もう飽きたんでいいです、よかったらどうぞ」と席を譲り(別に金懸かってる訳でもないのに後でコーヒー奢ってくれた)
続いてメダルゲームをやってみた。
俺が子供の頃のメダル落としは、本当に黙々とメダルが落とされてくるのを待っているだけの地味なゲームって印象だったんだけど
今のメダル落としはメダルと一緒にボールがあって、ボールを何個か落とすとジャックポットチャンスに突入、
しかもそれが当たると何千枚から何万枚といったメダルが湯水の如く天井からジャラジャラ落ちてきて、演出も派手だ。
なんか大袈裟なクラシック音楽が大音量で鳴り響き、筐体が真っ暗になって当たったプレイヤーだけが照らされる。
俺は、先程のパチンコで当てたメダルを訳もわからず投入しているうちに、9000枚当ててしまった。
気がつけばルーレットに一つしかないジャックポットの穴にボールが入っていたのだ。
ジャーン!と音楽が鳴り響き、俺だけ照らされ天井から延々とメダルが落ち続ける。
5、6分は続いたろうか。
なるほど、演出も派手で飽きがこないし
一度これを経験したらハマるのも頷ける。
昔のメダルゲームは地味だし当たっても大した枚数が出ないクソみたいなゲーム性だったが、今はここまで進化したのか。
こうしてメダルゲームの面白さを理解した俺は、元手100円でウン千枚とメダルを手にしたので、これからタダでゲームできるわと思って
暇になればメダルゲームコーナーに行くようになった。(もちろん自販機でコーヒーとかお菓子買うし一階でアンサー×アンサーとかイニシャルDをめっちゃプレイしたのでちゃんと金は使ってるよ!)
こうしてメダルゲームコーナーに通うようになると、メダルゲームコーナーの客層もわかってきた。
今はどうか知らないが、当時の神奈川県は条令で16歳未満の立ち入りが禁止されてるとかで、その店のメダルゲームコーナーには「条令によりメダルコーナーの未成年の立ち入り禁止」と入り口の邪魔なところに看板が立てられており、
一階の音ゲー・プリクラ・UFOキャッチャーのコーナーにはガキが沢山いるのに
競馬ゲーム・パチスロは仕事サボってる風のサラリーマンばかりだ。
で、大人しか入れないし、こんなゲームやってる大人なんて喫煙者と相場は決まってるのになぜかメダルフロアは全面禁煙で、
タバコを吸うには別室に隔離されたパチスロコーナーに行くしかない。
というわけで、各々スロットコーナーに集まってタバコを吸うので、プレイするゲームはそれぞれ違っても喫煙室で皆で会話するうちに仲良くなり
リーマンも若い兄ちゃんも老人も主婦も、常連は全員仲間みたいなアットホームな空間で居心地が良かった。
キャップから爪先まで全身黒を纏い、コンビニ強盗としか形容できないルックスだ。毎日同じ服装である。黒い服しか買わないのだろう。
で、右手には必ずローソンストア100の1リットル緑茶のペットボトルを握り、それをチビチビやってる。
ゲームに一切金を払わない。
メダルゲームコーナーをウロウロしては、床に転がってるメダルを見つけて
一枚だけ投入しても何も起きる訳は無いのだが、しばらく様子を伺って何も起きないことを確認すると
またフロアをウロチョロとし、一枚メダルを拾ってはメダル落としにチャリン…を繰返し、
誰かがジャックポットを当てれば、すかさず駆けつけ物欲しそうに見続ける。
ゲームに一切金を使わず、メダルを拾うだけの乞食行為をするだけだし、
飲み物もローソンストア100の緑茶をチビチビやるだけで自販機では絶対に購入しない。
毎日メダルゲームコーナーにいるのに、ゲーセンにはびた一文使わないのだ。
飯も食わず、1リットルの緑茶一本だけで朝から晩までしのいでいるのだ。
しかもそれが皆勤賞だっていうんだから、完全に仕事などしていないだろう。
そんなことをしていたほうが疲れるだろう。
むしろ、働いたほうが数倍ラクだと思う。
見た目は中年っぽいが、常連客の優しい爺ちゃんが話しかけてみても逃げてしまうので、
何か事情があって働けないのだろう。
こういった奴は「かわいそうだから」と少しでもメダルを恵んでやったが最後、というのは目に見えているので誰も恵んでやろうとはしない。
大当たりを当てた人の後ろから物欲しげに見つめる視線が、それを物語っている。
正直客は皆鬱陶しいと思ってるし、
一銭も払わない乞食に毎日毎日一日中いられては店も迷惑でしかないと思うのだが、
店員も何も言わないので客も黙っていた。
そのうち、俺が神奈川から転勤することになってメダルゲームから離れてしまった。
店に何千枚と預けたまま転勤したが、今思えばそのメダルは友人にでも譲っておけばよかったと思う。勿体ないことをした。
そうして転勤してからはゲーセンに行くこともなくなり、メダルゲームコーナーに通っていたことも忘れた頃、
北海道って激安月給の仕事しかなくて、「こんな給料じゃ食っていけないよ」と職を転々としたあと、
そこそこ頂けるところを発見して、今はパチンコ屋で働いている。
パチンコは先程のゲーセンでしか打ったことがなく、よくわからないまま就職したが
いざパチンコ屋で働いてみれば、余計パチンコなんかに金は賭けたくないと思うが、
北海道の田舎なのでお客さんも近所の住宅街の人ばかりで、なかなかアットホームな環境だ。
最近のパチンコ屋は無料ドリンクがあり、スマホ充電無料で綺麗なソファがあってテレビ見ながら漫画が読めるラウンジがあるのだが、
自販機を一切使わず無料ドリンクをがぶ飲みするので頻繁にトイレを行ったり来たりし、
大当たりした客がいれば真後ろで物欲しげに見つめ続ける。
びた一文使わないくせに朝9時の開店と共にやって来て、夕方の5時までいる。
毎日だ。
神奈川にいた頃に、ゲーセンのメダルゲームコーナーにも似た奴がいたなあ。
いちいち動きが挙動不審ですばしっこく、ちょこまかしてるのまでソックリだ。
あのゲーセンは神奈川、こちらは北海道。まさか、同一人物ではあるまい。
今俺が働くパチンコ屋に来るコンビニ強盗も皆勤賞だ。一銭も払わないのに毎日、飯も食わず朝から夕方までいる。
正直お客さんも気味悪がってるし、乞食行為しかしないので追い出したいのは山々なんだが
店長から「無駄なトラブルは起こしたくないので声をかけるな」と言われてるので、どうしようもない。
無料ドリンクはほぼコイツが一人で飲み尽くすので、頻繁に継ぎ足さなくちゃいけなくてイライラするが、仕方がない。
コイツも完全に無職だろう。絶対こんな生活してるより、働いたほうがラクだって。
あのゲーセンにいたコンビニ強盗も、相変わらず毎日一日中メダルゲームコーナーにいるのだろうか。
久しぶりに、メダルゲームやってみようかな。
・禁煙したいなーってぼやいてたら通販で電子タバコ買ってきた。
・ファミレスにすごい丁寧な接客する若い店員がいて若いのにちゃんとしてんなーって思って見てた。
・在宅仕事なんだけど煮詰まって外に出ようとすると、家出る準備してる20分くらいで弁当を作ってくれる。
・ベランダでタバコふかしてたら隣に出てきてポッキーとかプリッツとか食べ始める。
・普段ゲームやんないのに俺とフレンド登録するためだけにソシャゲ始める。登録名は俺のあだ名。
・嫁はインディーズバンドが好き。俺は洋楽が好き。嫁が珍しくパソコンを弄ってた。ドライブ途中で嫁にBGM頼むと洋楽が流れてきた。俺の好きな歌手の曲を自分の携帯に入れて聞いてたらしい。
・買い物中、制服姿のJK見てたらぼそっと「実家帰るね」って言われた。
家帰ったらそのまま車で出ていった。やらかしたなんて謝ろうって考えながらコンビニへ。戻ると嫁が高校時代の制服着てお出迎え。実家に取りに行ってたらしい。
・久々に男飯が食いたいと思ってチャーハンを作ろうとしたら「旦那さんは台所に立っちゃダメ!」って言われた。
なんだかなーって思いながら次の日嫁が寝てる間に作って食べさせたら美味しい美味しいってめっちゃべた褒めされた。
まだまだあるけどこの辺で。
今度同窓会あるけどその時にのろけまくって白い目で見られたくないので吐き出しとく。
追記
嫁
20代前半。
アラサー。嫁との年齢差は3つ。
年齢考えたらまだまだ若いなーってことで。
最近近所では古い住宅がほとんど取り壊され、次々と新築の工事が始まっている。
それに伴い当然作業員の人がやってくるが、建設関係の作業員の人が来ると治安が悪くなる。
現場によるのだろうが、道路や私道を塞ぐように座り、タバコをポイ捨てする人もいる。
全員が全員とは言わない。DQNじゃない友人もやっているし。
でもどうにかならないかなーって思う。
別に煙草吸ってもいいし(灰皿を置いている所がほとんどだし、最近は禁煙としている所も見かける)、
邪魔にならなければ道に座ってもいいし(威圧感はかなりあるけど)、仕事後に酒を飲んでもいい。
でも、どうにかならないかなーって思う。
問題を起こすなって勤めている会社や派遣(があるかは知らないけど)で言われないのかな。
頼みますわ。
俺はかなりの年月、煙草を吸ってた。今は完全に止める事が出来たが。
止めようと思ってもなかなかやめられなかったが、禁煙治療であっけなく達成できた。
吸い始めの頃は、ただただ気持ち悪いだけで、頭がもーっとしてベッドに入って横になってたりもした。
ただ、たまに頭がぼーっとするあの感覚や、悪い事をしている感覚を楽しみたくて、続けていた。
半年も続けていただろうか、ニコチン切れを感じるようになっていた。
それからは、未成年なのに当たり前のようにどこでも吸っていた。
あんな事しなければ良かった。
今では煙草が大嫌いになって、良かったと思ってる。
禁煙する事を条件に結婚したが、禁煙できたのは結婚してから十年以上経ってからだった。
元増田は身体に有っていないのか、身体が欲していないのか分からないが、
煙草なんて、糞だ。
ほら、たばこって大麻よりも依存しやすいみたいなことよく言われるじゃん。
事の真偽は知らないけど、そんなに中毒性が強いのに、なんで吸っても吸っても続かないのかなあと気になるんだ。
今やたばこなんて害悪でしかなくて、吸えば吸うほど健康も悪化するし後ろ指をさされるしでいいことが無いのは知ってる。
でもなんかこう、そんなに中毒性が高いものなのに続かないっていうのは、自分の体のどこかがおかしいんじゃないかって、ちょっと思うんだ。
ある意味、「趣味が禁煙」「禁煙なんて簡単だ。その証拠に私は何度も禁煙している」みたいなものなのかもしれないけれど。
小学生の時に所属していたスポーツチームの監督が、喘息持ちのメンバーの前で思いっきり吸っていて、ひどいなって思ってたから。
同じく小学生のころ、卒業文集に「今だから言えるごめんなさい」みたいなコーナーがあったんだけど、同級生の女の子が「お父さん、たばこが嫌いだからってお父さんのたばこ隠してごめんなさい」って書いてるのを読んで、それは違うだろうと思ってたから。
テレビを見てもたばこによる健康被害のことしか言ってないし、たばこなんて人間の屑がやるもんだと思ってた。あと火が怖かった。熱いじゃん。
でも大学生のころ、彼女に振られて家族と喧嘩して成績も下がっていって……ととにかくなにもいいことが無い時期があったんだ。
もうやる気なんて失せて、なんにもやりたくなくて、でも元々エネルギーが有り余ってるような性格だったから何かやりたくて、じゃあどうせなら非行にでも走るかって思って、吸ってみたんだ。
一番オーソドックスなのを、と思ってマイルドセブンを買った。何年かしてもう一度買おうと思ったらメビウスになってた。それくらいの興味しかなかった。
吸ってみた感想は、正直よくわかんなかった。別にまずくもないけどおいしくもない。ベーコンから肉のにおいを取ったものをひたすら嗅いでいるような、ひどくぼんやりした感じ。
でも思ったのは、とにかくこれ、ぼんやりできるなってこと。火をつけて、吸って、はいて、でも下手するとやけどするから気をつけなくちゃいけなくて、の繰り返し。
火への注意って意味では集中してなきゃいけないけど、それ以外は単純作業で、でも健康への害っていう意味では自傷行為のような面もある、それがとにかくエネルギーの切れてた当時のおれにはちょうどよかった。
活動としての強度がちょうどよかった。だからひたすらぼんやりできた。彼女に聞かせたかった話とか、母を泣かせてしまったこととか、研究者になる夢とか、全然考えなくてよかった。
たばこ吸ってる人ってみんな、すごいストレスと抱えてるけどうまく吐き出せなくて、その代わりにたばこを吸ってるんじゃないか、なんて思ったりしてた。
だから夜な夜な近所を徘徊しては、落ちてるたばこの吸い殻を集めて、家に持って帰って捨ててた。
つらいよな、おれもめちゃめちゃつらい、でもさ、ポイ捨てしてみんなに迷惑かけちゃいけないよ、今回はおれが拾っておくからさ、お互い早く元気になれるといいね、なんて思いながら。
人とのつながりが切れていたおれにとって、たばこを吸って自分の体を傷つける一方で、そうやって善行を積むことでなんとか社会に居場所を作りたかったんだと思う。
なんだかそういうメンタルの動きが大きくなるにつれて、たばこを吸わなくなった。最初に買った1箱目か2箱目も、全部吸い切らずに捨てちゃったはず。
でもメンタルの波が若干収まったころ、またなんとなく吸うか、みたいになって、数か月に1度たばこを買ってた。1箱吸いきることはまれで、2~3本吸って人にあげちゃったり、半年放置して捨てたりしてた。
田舎でシフト勤務のこの業界では、趣味がパチンコとたばこしか存在しないようなもの。ギャンブルに興味のないおれは、周りに流されてまたなんとなくたばこを吸うようになっていた。
たばこを吸っていると上司の覚えがいい。喫煙所で顔を合わせるという単純接触効果でしかないんだけど。同期や後輩もみんな地方出身のマイルドヤンキーばかりで、たばこなんて当たり前だった。
あるとき同期の女の子を好きになった。めちゃめちゃかわいかった。喫煙所で毎日のように彼女について話した。仲の良かった先輩が親身になって相談に乗ってくれたりした。
彼女は酒もたばこもやらない人だった。それらに嫌悪感は無いけれど、自分ではやらない。そんなところも好きだった。
一緒にご飯に行ったり、お茶したり、家に来てくれたりもした。傍から見てもうまくいっていたと思う。
もっと彼女と同じ景色を見ていたくて、おれは酒とたばこをやめようかと思っていた。そう彼女に話すと、彼女はいつも「そんなことしなくていい」と言った。
どうしてそんなことを言うのかよくわからなかった。
そしてついに彼女に告白した。結果はだめだった、と思う。なんというか、適当にはぐらかされた。
しばらく経ってから、彼女がおれの相談に乗ってくれていた先輩と付き合いはじめたと知った。不意打ちだった。
奥手でうまく動けないおれに、常々「そんなだからだめなんだよ」と言っていた先輩。元ヤンで、中学からずっとたばこを吸ってる先輩。
たばこすら続かないおれと、吸い続けたうえ彼女を手に入れた先輩。
全く関係ないことは知っているけれど、比べようと思えばいくらでも比べられるものなんだな、人って。
最近本屋で、小さな瞬間が云々という本を見かけた。ただ鼻を触るだけ、そういうまず仕損じることのないようなことから始めることで、習慣を身に着けることができる、みたいな内容だったと思う。
ところで今おれの部屋にはアメリカンスピリットの3本ぐらい吸ったウルトラライトが1箱、未開封のライトが1箱、煙草屋で買った、手巻たばこのセット(一式と葉っぱの試供品がいっぱい入ってる)が転がっている。
前回たばこを吸ったのは3か月前だ。ただ、それだけ。