はてなキーワード: 棋士とは
おまえの中には0か1しかねえのかよ。
物証という点に関しては今のところ0か1しかありませんが……。
文春でも買ってくれば?
公開されてないですよ。
竜王戦の時点でスマホ不正できないような仕組みを導入してしまえばいい話では
なんで? そこの帰結は自明でないです。プログラムと人間の思考が同じ手を結論とする可能性なんていくらでもあるでしょう。
将棋の棋士は将棋プログラムの専門家じゃないけれども、棋譜を読む専門家じゃん。
その人の手筋の真贋を見極めるという点では、直接対決してきたA級棋士ほど研究した人はいないはずなので、トップ棋士複数の判断は重要だよ。
プロの棋士の判断をセンサーにして、出た疑惑を客観的な手段で検証するならわからなくもないが、
どっちもロクな物証がないのに
おまえの中には0か1しかねえのかよ。
トップ棋士の検証とおまえの妄想なら誰でも前者のほうを信頼するわ。
文春でも買ってくれば?
いや、前者の方が明らかにマズいに決まってるでしょ。
実際に起きたらな。
「トップ棋士が共謀して一人を排斥するために問題をでっちあげた可能性」というのは単におまえが妄想してるだけだろ。
もしそういうことがあったら怖いですねということで監査機関を設置しておくとかの対策はあったほうがいいけど、
それで竜王戦が始まってから「ロクな証拠」が出てきたら竜王戦の開催自体が危ぶまれる、ってさんざん語られてるだろ。
そもそも現段階での処分は「年末まで謹慎」であって「追放」じゃない。
連盟の意図は「とりあえず竜王戦には出てくれるな」ということでしかない。
「かなり黒い」という結論になっているんだから、少なくともどこがどうおかしいかという共通認識はあるんだろう。
いや、前者の方が明らかにマズいに決まってるでしょ。
後者は今後発生しないように仕組みを整えることも十分可能だし、三浦の問題でしかないけど、
前者だったら将棋界全体が腐りきってるわけだし。
過去に使っていたかどうかに物証がないんだから、これから不正し得ない仕組みに変えればいいだけ。
ロクな証拠もないのに三浦を追い出すこと自体には何の益もない。
トップ棋士が揃って無実の三浦を排除しようとしているリスクより、三浦がクロだったときのリスクのほうが明らかに重要でしょ。
ただしそれは所持品検査など、陸上でいうドーピング検査のようなきちんとしたルールがあってそれを全員が厳守している上でなりたつもの。
スポーツ界では、選手が検証のプロでもなんでもないし、選手自身も自分が検証に向いているとは思っていない。そのため外部からその道のプロ(親方衆がこれに当たるかは分からんがw)を呼んでやってもらう。
※ 将棋やプロ棋士のシステムについては素人なのでご了承下さい
今日の週刊文春で、将棋連盟の理事を含む7人で協議して「99.9%クロ」みたいな結論になったという話があったけど
相撲だって同部屋の親方弟子ってケースがあるので完璧じゃないにせよ、例えば白鵬が日馬富士の不正疑惑を
検証することはないですよね。基本は現役引退した親方衆がやる。
サッカーも野球もOBやコミッショナーとか事務方がやるでしょう。
相撲に例えたら、琴光喜(例示とはいえ元琴光喜さんすみません)の八百長を白鵬や日馬富士や把瑠都や稀勢の里が集まって検証して
「直接的な物証はないけど、力士の視点から見たらいくつも怪しい部分があって限りなくヤオの疑いが深い」
とか言ってるのと同じだよね。
それが処分に影響するのって変じゃない?
そもそも走ることに関して人間は自動車の登場以前からチーター等の動物に大敗していた。
しかし頭の良さではずっと地球で一番で、その頭の良さのナンバーワンを競う(という建前でやってる)から棋士が尊敬され注目を浴びスポンサーが高額な賞金を出してたんだよ。
結局コレに尽きる。
頑張って社会に適応して生きてる発達障害が沢山いる以上、僕は発達障害だから社会に適応できませんは甘え。
喘息だから働ける場所はありませんとか車椅子だから出来る仕事が一つもありませんって言ってるのとレベル一緒。
本当に社会に参加する意思がないから言い訳として病気を取り出していつまでもベットでゴロゴロしてようとしてるだけ。
鬱病なら分かるんだけどね、職場に来られても任せられる仕事全くないから居られても困るって状態まで行ってる人も見たことあるし。
「天才じゃないならサッカーやる意味なくね?将棋とか棋士になれないならやる意味なくね?」と同じレベルで社会参加を語るな甘えるな。
厳密なの意味での”パクリの証拠”は『どれだけ一致しているか』ではなく、『トレスしている現場が監視カメラに残っていました』『元ネタとされる本を片手に文章を打ち込んでいるのを目撃しました』という類のものであるはずだ。
だが実際にはそのような意味での”証拠”が出ることは稀であるし、そんな”証拠”は求められていない(その類の証拠が出たら確実にパクリ認定されるであろうが、それは十分条件であって必要条件ではない)
絵や文章のパクリを判断する場合、『偶然でそこまで一致するのはありえないわけではないが、極めて確率が低い』という理由から『これだけ一致していたらパクリである”ものと見做す”』という基準が絵・文章などにはある。
では将棋ではソフトとどの程度一致することが現実的にあり得ないのか、というと少なくとも現時点で基準は存在しない。
『プロならば誰だってこの手を指すだろう』という状況も多いのだ。
そこを「三浦だけ、不自然なレベルで特定のソフトと指し手が一致する」というのは確かに状況的に不自然ではあるが、その先は結局のところ、棋士にしか判断できない領域にもなり得る。
本当は色々と長々と説明書いてたんだけど、今日の展開を見て思ったことだけ書くね。関係者じゃないから全部憶測だけど。
竜王戦トーナメント。件の久保戦含め、かなり会心の出来だったんじゃないかと思うんだよね。棋譜を見てもそれしかないっていうか。
(ちなみに、あの対局は、久保九段の細い攻めを切らすかどうかで、変化に入ったら一直線って感じっぽいから一致率高いのもわりとわかる)
で、タイトル挑戦決めてから理事に呼び出されて、「お前、対局中変な離席多いけど、不正してるんじゃないの?」と。
で、正直に「横になってた」って言っても、「複数の棋士がみんあ怪しいっていってるんだけど」って。
① ライバルとはいえ同僚の棋士に「不正対局してる」って言われたこと
特に、三浦九段は(というか棋士はかなりの割合そうだけど)求道的っていうか、やっぱり棋士の財産は棋譜だと思っているわけで、
それはもう神聖かつ不可侵なもので、やっぱりそれを貶められたらつらい。しかもそれの同じ棋士の先達(理事達)に言われる。
言うほうもそんなことわかってるのに、あえて言う。タイトル戦直前で。
で、しかも、その場には、タイトル戦の相手となる渡辺竜王が同席してて。
やってらんないっすよ。というか、このまま数日後のタイトル戦を平常心ではできないって思って、
「疑われたままでは対局できない」と。
でもそれは、タイトル戦前にちゃんと調べてくれ(潔白だから)ってことだったんじゃないかと。そう思うと反論の筋が通りそうな。
でも連盟はそれをしなかった。
あくまでも竜王戦の予定をずらす気はなかった。まあ、スポンサーの手前しょうがないと言えばしょうがないが、
連盟は、棋士や、棋士の名誉を守る気はなかったってことだよね。
その答えが、「対局できないなら、辞退ってことで」という回答。
で、やっぱりスポンサーに対して仁義を通さないといけないから、「休場届出してね」と。
これは当然、休場届を出さなくてもその処罰として休場→丸山九段繰り上げとして、
まあ、連盟理事も好きでこんなことをしたわけでも無いと思うけど、
穏便に注意して済まそうとしたところで、下手打っただけのように思っている。
それにしても何故、渡辺竜王がその場にいたのかがとにかく疑問。
個人的にはそれがなければ、身内だけで済んでいた話だと思う。
この内容で何で消したのかよくわからないけど、せっかくなのでこっちに残してみる
はてなブックマーク人気コメントがSNSの中では最も参考になるね
短文はTwitterと変わらないけどスターでコメントが評価された上で人気ランキングされているから、値や安心感がTwitterとは違うね
Twitterは波及力は凄まじいんだけど、バカッターと言われる輩がいるしね
そういえばいくつかは珍しく二階もできているね
せっかくだからブックマークされている記事のはてなブックマークへのリンクを置いておくよ
http://b.hatena.ne.jp/entry/openblog.seesaa.net/article/442779582.html
はてなブックマーク - はてなブックマーク - ◆ 三浦九段の不正疑惑(将棋)
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/openblog.seesaa.net/article/442779582.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/openblog.seesaa.net/article/442808976.html
はてなブックマーク - はてなブックマーク - ◆ 続・三浦九段の不正疑惑(将棋)
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/openblog.seesaa.net/article/442808976.html
はてなブックマーク - ◆ 続々・三浦九段の不正疑惑(将棋)
http://b.hatena.ne.jp/entry/openblog.seesaa.net/article/442831149.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/openblog.seesaa.net/article/442860312.html
同様の例としては皆無。それはそうで、負けても対局料が手に入るのにそれをみすみす捨てる馬鹿はいない。
ただ、寝坊やスケジュール管理のミスといった過失による対局放棄はある。
近年の例で言うと、2010年に郷田真隆九段(現・王将、タイトル通算6期の超一流棋士。9月に公開対局での二歩で話題になった)が寝坊で竜王戦の予選を不戦敗になった。
この際の郷田に対する処分は1.対局料の不払い、2.竜王戦参稼手当100万円の半額を返納、3.ファンへの奉仕活動1日 だった。
類似の例としては、日本将棋連盟の分裂寸前にまで至った「陣屋事件」というのがある。
1952年2月に行われたタイトル戦の王将戦第6局で、挑戦者の升田幸三八段が会場となった神奈川県弦巻温泉の旅館「陣屋」に到着したが、「玄関のベルを押したが誰も出てこなかった」ことに腹を立てた、と言って対局を拒否、第6局が不開催になったということがある(ただし当時陣屋の玄関にベルはついておらず、これは枡田の虚言。これをきっかけに陣屋は、玄関に呼び出しのための陣太鼓を置くようになって、陣屋名物となっている。また升田は陣屋に向かわず秦野温泉の別の旅館に籠って対局を促しに来た関係者にも会っているので、過失ではなく明確な故意による対局拒否)。
事の真相は明らかになってないが、将棋界の間ではまず間違いなく以下の理由だったと言われている。
王将戦は当時から現在に至るまで七番勝負で四勝先取したほうが勝ちというシステムだが、この当時はどちらかが四勝以上してもさらに継続する、というシステムだった。そして決着がついた後の対局は、シリーズに勝ったほうが負けた方に対して自分の駒(香車)を落とすハンデをつけて指すことになっていた。このシリーズは第5局までに升田が木村義雄名人に4勝1敗で勝利を決めており、この第6局は升田が木村に対して香車を落とすことになっていた。
名人というタイトルの重みは現在でも特別だが、この当時はそれにも増して大きいものだった。単に将棋界最強というだけではない、ある種の宗教的な権威があるものと言っていい。その名人が、対戦相手に香車を落としてもらうなどということは、名人の品格を著しく傷つけるもので、いかにルールとはいえ誰も見たくない(この感覚は、羽生善治がコンピュータ将棋に角を落としてもらって対局する、という場面を想像してもらえばいいかと思う。対局に関係ない第三者でさえ屈辱を感じるというようなものだ)。もちろん王将戦が始まる前、この事態は当然予想されていて、香車を落とすことに強く反対していたのが升田、一方で「名人が第7局を迎える前にシリーズに負けることはない」と言ったのが当の木村義雄名人で、木村の一声で沙汰止みになってしまった(昔から今に至るまで、将棋界というのは将棋の強い側の声が通るのだ。そして当の本人がこのようにその報いを受けてしまう)。升田は「将棋を守る」ために、バレバレの嘘をついて対局を拒否したのだろう、と思われている。
真意はさておき、タイトル戦を故意にすっぽかしたことには変わりないからこれは一大事で、当初将棋連盟は升田を一年間の出場停止処分にしようとした。これは現代の目から見ても重さとしては妥当だと思う。ただ、日本将棋連盟は関東と関西の将棋指しの団体が合一してできたという経緯があり、東西の対立まではいかずとも派閥意識というのは当時強かった。関西の棋士である升田への処分に対しては関西の棋士たちが反発し、すわ東西分裂か?という事態になった。最終的には木村名人の一存に委ねられ、升田は一切お咎めなし、という結末になった。
タイトル獲得経験者(通算1期)。羽生善治七冠王を崩した棋士である。
顔つきは朴訥とした雰囲気が有るかもしれない。野武士という異名をとったこともある。なぜかニコ生で人気(だった?)。
ソフト指しが疑われているA級順位戦の三浦ー渡辺戦は角換わりの序盤早々にポンと▲4五桂を跳ねる将棋であった。前例はあって無いようなもの。話題になったお陰で棋譜は検索すれば簡単に見つかる。ちなみに将棋の棋譜に著作権は無い。素人目にはこの桂馬は、後手が△4四歩と伸ばせば簡単に取れそうである。プロから見てもそうであったらしく、順位戦の渡辺はそう指した。その後は後手は期待通りに桂馬を取り、引き換えに先手は馬を作り2歩を得た。以降は10手ほど穏やかに進み、先手が戦端を開き一気に後手陣を攻め潰した。馬と歩得の時点で形勢は先手が良かったようだ。実際、今日の竜王戦第一局(対丸山九段)で渡辺はほぼ同局面から△4四歩を見送り、ponanzaはこの選択をそんなに悪くないと評価した。
三浦の▲4五桂にはソフトによる研究が伺える。駒損して歩得と馬を主張するところがソフトっぽいと言われる。同時に三浦の棋風も伺える。端的に言えば研究将棋とはハメ手であり、毒饅頭を目の前にチラつかせる将棋なのだ。渡辺はまんまと引っかかり、自然と思われる桂取りの△4四歩からほぼ一直線の流れで、気づけば形勢を損なった。
行方尚史八段は三浦を表して「局地戦になると異常に力を発揮する人」「狭いところでの三浦君の計算力はすごい」と評した*1。一見して選択肢の狭い局面に誘導し、そこで相手を罠に嵌め、自身の計算力を頼りに仕留めるのが得意である、というわけだ。そして三浦はこの棋風を維持するために、自身の研究に加えて他の棋士の研究をも吸い出してきた。圧倒的な研究量が三浦のウリなのだ。
第68期名人戦(2010年)において三浦は羽生善治名人(当時)に挑戦した。梅田望夫「羽生善治と現代」ではこのシリーズの第二局を通じて、三浦の棋風すなわち研究将棋の極北について論じている。三浦はここでも羽生相手に罠を仕掛けた。当時流行の横歩取り8五飛戦法の、その最新型に一撃必殺の罠を仕掛けた、のだが、この罠は関西有力若手棋士(行方は豊島将之現七段か糸谷哲郎現八段か、誰かは知らないが、と言う)を二晩ホテルに缶詰にして聞き出した研究の成果であると言われる。
自分が出席しない研究会の成果をその日の夜に電話で聞き出したりもする。後日有力棋士に公に批判された。
三浦の将棋脳の特性と、それを活かせる狭く罠を仕掛けやすい展開を収集する研究力・人脈、これによって三浦はトップ棋士たりえた。
近年ではソフトが鬼強いので、誰でも棋力に関係なく高度な研究ができるハズだ。では三浦の強みが無くなったかというとさにあらず。現に順位戦で渡辺は三浦の研究手▲4五桂に対応できず、自然な手に乗って形勢を損ねた。プロより強いソフトが行き渡った現代でも、三浦の研究力は存分に発揮されている。
つまりカンニングしなくても、三浦は十分強い。序盤は優秀な研究があるので仮にカンニングするとしたら中終盤だが、この将棋は優勢な局面から一方的な攻め将棋で終わった。カンニングが必要とは、個人的には思えない。
ちなみに羽生との第68期名人戦、三浦は4タコで無残に敗退した。形勢良しの将棋を勝ちきれず、善悪不明の将棋を手品のように負けた。
第二局で羽生は三浦の罠を看破し、三浦の研究の隙の隙を掻い潜り、見事勝利した。
中学生でプロになった。20歳で棋界最高峰の竜王を取った。タイトル通算17期、史上初の永世竜王資格保持者。名人挑戦者に未だなれない。
生え際は若くして後退した。歯に衣着せぬ実直な物言いも人気。
自玉を固めて細い攻めを繋げて一方的に殴るのが一般に渡辺っぽいとされるが、最近はどんな将棋でも単純に強い。
研究家。ソフトを使用しているがソフトの評価値はあんまり重用していないとも語る*2。
渡辺は単純に強い棋士である。2000年以降、渡辺は将棋界のトップ3以上の実力者でありつづけた。研究家であっても、三浦のような極端さは無い。
人望の厚さが伺われるエピソードも多い。佐藤天彦新名人にも慕われている。
渡辺は正義と公正の棋士である。ゆえに、三浦の若手搾取が許せないらしい。村山慈明現七段から三浦に電話で研究会の成果を根掘り葉掘り何時間も訊かれたと愚痴られた渡辺は、NHK将棋講座誌上で三浦を名指しで、質問三羽烏として痛烈に批判した。
とばっちりを受けた残り二羽の烏は深浦康市九段と丸山忠久九段である。深浦は「羽生善治と現代」にて三浦の研究将棋を擁護し、丸山は今回の将棋連盟の決定に不服ととれるコメントを出した。前述の通り、丸山ー渡辺で開幕した今期竜王戦第一局の序盤は、件のA級順位戦三浦ー渡辺戦とほぼ同じ将棋であった。丸山の意趣返しであるが、渡辺の対策が良く封じ手時点では丸山苦戦の模様。
三浦のカンニング疑惑の聞き取りに、渡辺は理事に混じって同席した。
5人前後の三浦に負かされたと推察される棋士が三浦を告発したという。根拠はつまりプロの直感である。正義の棋士渡辺は告発者の一人であり、卑劣なカンニングを許せず、またタイトル戦の直接の対決者であるから、聞き取りに同席したのだろう。
聞き取りは聞き取りだけで終わり、証拠は一切示されないが、あるともないとも知れない。
三浦からしたら、タイトル戦の直前にタイトルホルダーが連盟を味方につけて、盤外戦術を仕掛けてきたようなものである。
三浦がカンニングしていたのなら、怖くて大舞台には出れないだろう。
三浦がカンニングしていなくても、怖くて大舞台には出れないだろう。
つまり三浦相手に連敗中の渡辺が三浦を竜王戦欠場に追いやったとも言える。
まさしく陣屋事件に勝るとも劣らぬ怪奇事件。なんと命名したらよいだろうか。
将棋界を震撼させた三浦九段の疑惑だが、将棋ファンの間には様々な憶測が飛び交っている。
三浦九段の替わりに竜王戦の舞台に登場することになったのは、同じくトップ棋士のひとりである丸山九段だ。その丸山九段による「日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが」とのコメントは、三浦の潔白を信じての抵抗を意味するのか、それとも、年末までの公式戦出場停止処分が軽すぎるという意味なのか。
ネット上の棋士たちの多くの第一声には、どちらかといえば擁護の色が見られた一方で、橋本八段のような黒断定派も現れた。しばらくして連盟記者会見からの「告発者が5人ほどいる」という追加情報が流れると、三浦九段の直近の対局者リストや夏以降とされる告発の時期、対局の重要度などから、竜王への挑戦をかけて三番勝負を戦った丸山九段も告発者のひとりではないかとの憶測も生まれた。
仮に丸山九段が告発者のひとりだとすれば、「日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが」という発言の真意は、処分が軽すぎるという意味に受け取れる。
◆
いっぽう、その丸山九段を迎え撃つことになった渡辺竜王も、当初はブログでの「詳細は各種報道に任せて、ここでは省略します。」と言葉少ないコメントだけが発表されていたため、三浦九段に対してどのような思いでいるのか判然としなかった。しかし「三浦九段への聴取が行われたとされる常務会には、渡辺竜王も出席していた」という追加情報、そして渡辺竜王の「疑わしい要素がいくつか出ている状況で、やむを得ない措置ではないかと思う」というコメントがもたらされると、渡辺竜王こそが告発者の筆頭格だったのではないかと思われた。
その前提に立てば、今回の疑惑を語る上で、先に挙げた三浦九段と丸山九段の三番勝負と同じくらい重要な一局として、三浦九段と渡辺竜王のA級順位戦での一局が俄然、注目を浴びることになる。
なにより対局が10月3日と直近であったこと、そして棋士人生に大きく影響する順位戦であること、極めつけに三浦九段が「驚愕」とも評された手を放った上で勝利したことから、この対局が決定打となって、渡辺竜王が「行動」したのではないかと思われた。
◆
そして、本日の竜王戦開幕である。公式のニコニコ生放送も大きく荒れることなく、将棋ファンは塚田親子によるほっこり解説を楽しんでいたが、対局開始からまだ間もない午前中、その心はにわかに揺さぶられることになった。
丸山九段が、直前の、そして「疑惑」の三浦vs渡辺戦をなぞるように手順を進め、1筋の歩の突き合いこそ省略したものの、ついには三浦の放った4五桂という「驚愕」の手までをも踏襲したのである。
もちろん、前例のある手順を途中まで踏襲することは、プロの対局ではまったくめずらしいことではない。また、4五桂というのも某棋士によれば「先手の▲4五桂跳ねは昔指されていたんですが軽すぎるというので先手いいとは思われてませんでしたがここ半年位に研究されていた形です」とされ、決して想定外の手ということでもない。しかしその前例というのは、今回の大騒動の当事者であり、いま自分がいる場所に座っているはずだった三浦九段が、いま目の前にいる渡辺竜王に対して指した手なのである。竜王戦の大舞台で、指せば誰もが三浦戦を思い起こす。よほどの覚悟がないと、指せるものではない。
「日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが」という発言の真意は、やはり三浦九段の処分に対する反抗だったのだ——
◆
棋士は盤上で語る。
丸山の三浦への思いはあくまで憶測であるし、「純粋によい手だったから指しただけ」とする意見や、渡辺竜王を心理的に動揺させるための狡獪な戦術とする向きもある。しかし、そのいずれにしても、丸山九段は大勢の将棋ファンや棋士を前に、盤上で語ったのだ。
ニコ生も、2chも、ついったも、男、丸山の4五桂に沸き返った。
◆
渡辺と三浦・丸山の間には、深い因縁がある。渡辺が最初に竜王位を獲得してまだ年の浅かった2006年、NHK将棋講座のテキスト誌上にて渡辺竜王は、当時の三浦八段・丸山九段・深浦八段の研究姿勢に対して「若手にメールや電話で聞くのはA級棋士としての自覚に欠けると思います。そういう人たちの将棋は並べる気もおきませんね。目新しい手を指しても、どうせ誰かに聞いたんだろ、と思ってしまいますので。こういう人には負けたくないです」とこき下ろした。将棋界に言う「質問三羽烏」事件である。
その直後にも渡辺は、NHK杯戦で丸山に対して初手3六歩という、プロの対局でめったに指されない手を指して丸山を挑発し、局後に解説の米長から「相手が相手だからこのくらいでいいと」と水を向けられると「そうですね」と応じ、聞き手の千葉女流を慌てさせている。
温厚で口数少ない丸山が、渡辺をどう見ていたかはわからないが、三浦に対しては、同じ「烏」として、ひょっとしたらシンパシーを感じていたかもしれない。
◆
重苦しくなるかとみられた七番勝負の竜王戦を、挑戦者の丸山九段は、いきなりまさかの形で盛り上げてくれた。また、避けることもできた手順を受けて立った渡辺竜王もまた、堂々たるものである。名勝負に期待したい。
NHK杯戦準決勝の観戦記(「NHK将棋講座」5月号64頁)の冒頭に記された渡辺明竜王の痛烈な三浦八段批判である。
「若手にメールや電話で聞くのはA級棋士としての自覚に欠けると思います。そういう人たちの将棋は並べる気もおきませんね。目新しい手を指しても、どうせ誰かに聞いたんだろ、と思ってしまいますので。こういう人には負けたくないです」(渡辺)。
三浦八段は、若手棋士から最新の序盤情報を入手しており、「三浦八段の得意な脇システムや相横歩取りは、実はすべて若手の研究なのです」(事情通)と言われるほどだ。こうしたことから、渡辺竜王は、三浦八段の他、丸山九段、深浦八段の3人を「質問三羽烏」と呼ぶなど、こうした行動をとる棋士を厳しく批判している。
こうした最近の渡辺竜王発言について、「先輩をなで斬りにする辛辣な口調は若き日の升田幸三のよう」と懐かしむオールドファン声も。いずれにしても、「質問三羽烏」とは、なんともユニークな呼称であり、読んでいて微笑ましくなる。
観戦記は、「現代将棋と情報は切っても切り離せない。画一的な内容は面白味に欠けるというファンの声も少なくない。だから、渡辺は棋界を代表する竜王として、序盤偏重の傾向に危惧を抱いている。冒頭の言葉はそういう観点から発せられたものだ。決して個人的中傷ではないことを断っておきたい」とこの話を結んでいる。
「お前は信用がおけない」ってみんなから言われたら腹を切るしか無い世界なんですよ。
「ルールは12月中旬から適用とあり、将棋連盟が不正に関する動かぬ物証をつかんでいたとしても、それを三浦九段に対して遡及適用できない」などと
三浦棋士を擁護してるやつは将棋連盟は司法機関でもなんでもないことを思い出すべきですよ。
逆に訊くけどルールの中だったら何でもしていいのか? コンピュータつかったらいけないこと位はルールになってんだぞ?
疑いをもたれない様に正々堂々として信頼を日々積み重ねて行くことでしか将棋連盟と将棋界というのは成り立たないんですよ。
そこに疑義を挟まれたらそれを晴らすのがプロ棋士の本当の仕事なんですよ。
勝敗を分ける指し手を選んだ理由を訊かれて「具体的には分からないけど悪い順が見つからなかった」といった
ちょっと将棋をやっただけの人間でも「え?」と思う様な感想戦やってるわけじゃないですか。
もし本当にその感覚で相がかり指しきったならすげーな天才だわと思うしそうあってほしいですけどね。
相手が指してから離席するとか、明らかに予想外であろう手を指される度に離席するとか
もしそういう挙動までしてたら尚のことですしね。