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はてなキーワード: 武装勢力とは

2021-04-03

フェミ「戦下の子供を救うために少年兵を賛美するガンダム叩きます

キモオタ向けのアニメゲーム女性差別的だからって、現実の性暴力被害者女性貧困家庭の子供を助けることより優先する課題じゃないでしょ。

現実悲惨な状況にある女性をできる限り救おうと活動しているなら、ネットオタク向け作品叩いてる暇なんてあるの?

ネットフェミの人たちって、このタイトルのように、

アフリカ某国内戦子供まで兵士にされて殺し合ったり強姦されたりしています私たちはその子たちを救いたいです。だから15歳の主人公アムロロボットに乗って格好良く戦うガンダム少年兵を賛美していて許せないので批判します」

みたいな振る舞いの人多過ぎだよ。

アフリカ少年兵を救いたいなら――日本政府支援を求める署名を集めたり、社会復帰支援してるNGO募金したり、反政府武装勢力子供に掘らせているレアメタルを買わないように企業請願したり、この問題を広く世に知らしめるためにイベント開いたり――普通そういう活動にならないかな?

「でも日本ではガンダムのような作品が人気なせいで少年兵を『大したことではない』『少年の多くは望んで戦ってる』『戦場でこそ自己実現できる子供もいる』と矮小化・賛美する人が多くて、少年兵問題に悪影響を与えています

みたいな果てしなく優先度も関連性も低い課題にばかり熱心に取り組む人がいたらおかしいでしょ! ネットフェミの人たちは完全にこれ! 

キモオタしか読んでないマイナー漫画がどういうメカニズム彼女を殴るDV男や娘に食事を与えず学校に通わせない親を生み出すというのか?

現実女性を救うことになんて興味無くて、ネット他人攻撃するのを楽しんでるだけの人に見えるよ!

(「お前がこの文章を書く動機も同じじゃないか」と思うかも知れないけど、ボクはフェミキモオタ攻撃するのを止めたら黙るよ。先に攻撃してきたのはそっち。ついでに路上貧困JK支援のための募金活動してたら財布に小銭が溜まってたら寄付するよ)

フェミはもう本当にお家の外に出て現実被害を受けたり危険に晒されている女性を助けることだけやっててくれ。きっと毎日ヘトヘトに疲れてネットクソリプ合戦する気力とか無くなるだろう。

好きな物を貶されなくなったキモオタは黙って大人しくなり、現実で救われる女性の数も増え、みんな幸せになる。

2021-03-28

ミャンマー多民族国家ロヒンギャだけじゃなく少数民族武装勢力複数ある。

ミャンマー軍はそれら国内武装勢力と命がけで戦って国を維持してきたのは俺たちだという自負がある。

抗日闘争に始まった軍が外国と戦ったのは中国との紛争最後で、後は国内独立勢力との武力闘争だけでなく国民党軍、共産党政治闘争含めてずっと戦い続けてきた。

2021-01-21

屋敷家ってどうやって千年間も没落せずにいられたんだろうか?

ネタバレ注意

鬼滅の刃』人気キャラ煉獄杏寿郎が弟に遺産相続させるにはどうすべきか

https://diamond.jp/articles/amp/260382

に、鬼殺隊の生命保険の話が書いてあって考えた。あんな死亡率が高い職業生命保険は無理では? 加入できるとしたら産屋敷生命保険くらいでは?

そもそも、産屋敷家って鬼殺隊や刀鍛冶たち(元、も含めて)を養っているけど、その金はどこから出てるの?

平安貴族家系とのことだが、当主が代々30まで生きられない上に、無惨から屋敷を隠し通している隠密ぶりを思うと、まともな経済活動政治活動も出来なさそうなのに。

平安から江戸時代まで

鬼すら殺せる武装勢力を抱えている以上、人間相手荘園とか分捕られる心配はなかったろうな。

大正時代と違って人々には「舐められたら殺す」がOSに組み込まれいるから、

・鬼を殺す

・お館様を守る

に反しなければ、一揆とか野盗とか殺すくらい問題ないだろ。

明治以降

鬼狩りに助けられた人から支援は、藤の花の家紋の家みたいな感じで色々あるんだろう。

政商とか貴族でも、スタンドを使うゾンビみたいな鬼滅の鬼に対抗するのはきつそうなので、恩を売る機会は山ほどありそう。

で、みんながみんな快くドネートするとも思えないので、鬼殺隊が決断的ドネートを求めたりしたんだろう。

応じないと、なぜか邸内の藤の木が切られたりしたかもしれない。

鬼殺の料金が払えないと「貴様を鬼殺の国に連れて行く」とか脅されるのかもしれない。

2020-12-03

中国報道官、Twitterで豪州風刺画像投稿し挑発。モリソン首相は削除要請。経緯と真相 (2)

オーストラリア中国報道官Twitter投稿に「偽造の画像を削除して謝罪しろ」と要求してる国際問題で、

ウェイボー風刺絵の作者の烏合麒麟が、著作権わず自分の絵は作者名を入れても入れなくても許可いらずに自由に利用できると投稿した。これは趙立堅報道官作者名を消した画像投稿したことに対する回答なのかな。ただ烏合麒麟作品が全部一から描かれてるとは思えないので、素材となった兵士等や写真等の著作権はどうなってるのかが疑問。

置顶更新,再说一次我置顶这些图版权完全开... 来自乌合麒麟 - 微博

https://weibo.com/1566936885/JwAn5ljCt?type=comment#_rnd1606955885455

置顶更新,再说一次我置顶这些图版权完全开放,

可以随意拿去做任何用途

带我名字也行不带我名字也行,就不用一一

留言问我啦,以后画图也会传到置顶里,祝大家开心[good]

トップアップデート、これらの写真著作権は完全に公開されており、自由使用でき、私の名前使用することも、使用しないこともできますメッセージを残して1つずつ利用を尋ねる必要はなく、図面トップアップロードされます。 、みんなハッピー

 

追記

豪州政府虐殺行為調査発表の前には、こういう豪州メディア調査報道があったわけで。

豪軍の虐殺容疑を捜査へ 崖から羊飼い落としたと報道も:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASNCJ35T1NCDUHBI00P.html

豪軍の残虐行為可能性については、シドニーモーニングヘラルド紙や公共放送ABCが、反政府武装勢力タリバーン関係者を捜索する際などに「羊飼い男性を後ろ手に縛った状態で崖の端に連れていき、蹴り落として殺害した」「民家にいた男性と、その横で毛布にくるまっていた息子の少年を銃撃して殺した」「ヘリコプターから標的を銃撃したつもりが、死んでいたのは2人の少年だった」といった事例を報じてきた。

ここでは「羊飼い少年」が殺害されたことを報じている。政府調査ではそれは事実ではなかったと発表されている。メディア政府発表をそのまま鵜呑みにしてスルーするつもりなのだろうか。

 

追記

烏合麒麟以外のウェイボーユーザーオーストラリアのモリソン首相風刺画を投じるようになってる

战友,也算我一个一直画到莫里森满意为止... 来自钢铁时代2011 - 微博

https://weibo.com/1960518734/JwwAYaBsz?type=comment#_rnd1607087251004

仲間よ、私を一人として数えなさい。モリソンが満足するまで描きます。@乌合麒麟

「傑作」

ON LIE正在撒谎你不是唯一一个在战... 来自半桶老阿汤 - 微博

https://weibo.com/2169767811/JwS9Lja75?type=comment#_rnd1607087262733

ONLIE 」[嘘][作揖]事件を聞いて非常に憤慨した@乌合麒麟あなただけではありません。一晩と二晩、スケッチ名前のない人々は才能があり、浅いです。諦めなければ、自分で取ることができます

2020-11-29

アフガニスタンに丸腰で行った母が許せない

母50代後半。ソ連支配をそろそろ替えねばと思っていたらしい。たまたま通りがかったアメリカ軍秘密トレーニング施設軍人さんが偶然いたので話しかけてみたとのこと。そのやりとりで「奇跡的に暗殺作戦アポが取れた」ので翌日ソ連駐屯地天命を革めることに。

得物は?「そこらへんで倒した兵士が持ってたからM1891/30かな。」比較検討なんてもちろんしない。

その日私は早く寝た。そして寝過ぎた。起きたら母が基地に既に行っていた。

バックアップかいるのか…?」不安がよぎる。

もちろんいなかった。衛星電話で聞くと「アメリカさんが銃とドッグタグだけ持ってきてくれればいいっていうから!」

バックアップ政権移行もなにもかにも「アメリカさんがやってくれる」というアメリカへの丸投げ、そして絶対的信頼。私はアメリカをそこまで絶対的に頼れないので羨ましいとすら思ってしまう。だってその国多分慈善事業じゃないしそんなプロ意識持ってなくて適当にやってるかもよ、とか思ってしまうのはナム南ベトナム人たちが行き当たりばったりプランを訳もわから契約されてきた例をたくさん見てきたからだろうか。

アメリカ軍関係教官バイトやってたことあるんだけど、特に中高年は「アメリカさんだからなんでも知ってるでしょ!」みたいな態度ですぐに撃つことが多かった気がする。実際は最低賃金革命家バイトでっせ。すぐに撃つ、というのは長所である一方、事前に一切相手確認しないので話が通じづらい。

アメリカ軍人さん(CIAかも)に「母がスミマセン…」という感情が湧いてくる。こういうレジスタンス困りますよね、本当に申し訳ない。

そしてそこまでアメリカを信頼できるのが羨ましい。昔はソ連の介入とかあまりなくて王家支配プロ意識持ってやってたってことの表れなのかなーとかまで飛躍して考えて、なぜか勝手自分や今の冷戦失望する。

帰宅案の定、よくわからないまま「倒した敵の生首」とか諸々入っていた。よくわからないまま入っているのでせっかくの大将首なのに全然報告できていない。そしてバックアップも督戦員ももらっていなかったので戦果裏付けることに失敗。英雄資格が失われたということに対して母の深刻さはゼロ。大いにため息をつく私に「いいじゃないのよ!」と母キレる。あーもうこれから絶対折衝のサポートしたくねぇ。

今の時代、各種武装勢力でもなんでも、最新の装備や作戦のやりかたをいくらでもタダで教われる環境があるのになぜ少しでも調べていかなかったんか、という母への失望ソ連基地に丸腰で行った母が許せない。

https://anond.hatelabo.jp/20201128144922

2020-11-08

トランプが負けた後

どうやらバイデン選挙勝利する事が確定したみたいだが、この後どうなるんだろう?

トランプ訴訟しても恐らく結果は変わらないかバイデン大統領誕生まではわかるのよ。

その後のトランプの扱いと行動が読めない。

このままだと破産とか収監まで見えてくるじゃない?

そしたらトランプも暴れるでしょ。例えば国家機密を大公開とか、長年隠していたアメリカの暗部を資料付きで証明ちゃうとか。

もっとエスカレートしてロシア中国亡命もあるかも知れない。

韓国大統領任期満了すると逮捕される恒例行事があるけれど、なんやかんやで特赦が出てナアナアで終わってるぽい。

でもアメリカじゃ国民が許さないよね?

とことん追い詰めたら暴発する負け犬の扱いはとても難しい。

アフリカ紛争地帯では、武装勢力を無力化する為に虐殺の罪を問わず財産保証するみたいな取引が有るらしい。

今回は世界の中心アメリカでそんな取引が発生するのかな?

それとも、致命傷を負うかもしれないリスクを取って徹底的に潰すのかな?

anond:20201107222616

私は女性全体の代表を名乗る気がないので、

あくまでも「私がこう思うよ、こう見ているよ」を率直に書いてみる。

1件1件の炎上で都度スカッとしたいだけならそれでもいいんだろうけど、そうではないよね。

スカッとする以前に、メーカーから謝罪文が出たりして、「このキャンペーン・行いには何らかの問題があった」というのが共通認識になってきていい感じ。

当事者として意見を述べて、その質と量すなわち「影響力」で得た結果。

どれほど真面目に、個人マイナス社会に陳述したところで数がそろわなければ捨て置かれることは、よく学習しているので…。

社会を変えたいならば、つまり女性社会的地位の向上とか生きづらさの解消とかを本気で目指しているならば、問題をきちんと一般化して「こうしたキャンペーン手法女性全体にとって、ひいては社会一般にとってマイナスである」というセオリー確立したほうが効果的(=説得力・影響力がある)だと思いますよ、というアドバイスなんだけど、大きなお世話なんですかね……。

このあたり、伝わらないと思うけど、世の中で問題はらんだ常識肯定する力が強い間、

自分もやもやとした生きづらさや不快感をの原因を見つめて肯定したり言語化したりには往々にして時間がかかるものだよ。

MeTooがおきたときに、やっと「わたしおかしいと思っていた」「そんなことがあったんだね、実は私も…」といえる状況が増えたところで、

分断されていた女性どうしがやっとお互いの話をオープンにできるようになった感じある。

コンテンツ炎上はそういう人を掘り起こす作業でもあるね)

フェミニズムを目印に集まれればよかったんだけどね。

一人一派といわれるように、経験理想とする形には大きく違いがあることも(やっと)わかってきて、

なおかつ、いろんな方向にフェミニズムを誤解している人たちのせいで、集会場には武装勢力みたいなのがいたりするんで…。)

その次に、女性参政権しかり、会社ヌードポスターセクハラ告発しかり、個人の様々な経験

男性が納得しなければまともに取り合う価値の無い物として扱われる」ことは身に染みていたりするので、

要求妥当かどうかを男性ジャッジしていただくような、お伺いを立てる行為のものが好かれてないと思ったらいいんじゃないかな…。

増田本人がそうかどうかは別として、傾向として「お前は説明もできない馬鹿から無視していいな」ってしてきた側に対して

「そんなこともわからないのに何偉そうにしてたの今まで」と思ってしまものではない?

SNSによってわかりやす圧力型の影響力を使えるようになって、理解されずともある程度の結果を得られるようになったのは革新的だと思うよ。

この方法はされて嫌だったことを仕返ししているような側面もあるけど、正直それ以外の方法ではもっと実現に時間がかるだろうと思うし、

されてみないとわからないだろうから、一度経験してみてほしいと思う気持ちは、正直私にもある…。

セオリーについてはね。

炎上が起きて謝罪文が出るたびに、ブランドイメージが悪くなる→既存ファンが他社に流れる→損失となる状況から学ばない企業はないと思うので、

個別炎上を繰り返すことで社会全体の性的表現がよく検討されて最適化(=私からすればマイルドに)なっていけばいいと思う。

出来事必要十分ラインの見極めは、ここしばらく続くだろう炎上とその後の展開によって決まると思うなあ。

あと、賛成反対どちらにもお祭り騒ぎが好きなだけの人や、怒りで言動過激な人も含まれるので、時々ノイズのほうが大きく問題になるのが悩ましい。

本質をとらえずに対岸をカテゴライズしてまぜっかえす人のせいで話が変な方に曲がっていくのは、正直あほくさいと思う。

どれほどほうぼうから真面目にマイナスを陳述したとしても「納得できないので個人お気持ち」などとジャッジ揶揄されている現状はもうほんと、ダメなところの煮凝りみたいなもんだよ。

社会全体の性的表現マイルドにしたい理由(私の場合

広告表現コンテンツから無意識に「みんなこんなもんだ」と刷り込まれている状況を変えたいから。

「これは企業メディアお墨付きを得た一般的な感覚ですよ」の量を減らしつつ「これを好むにあたりTPOを守らないと困りますよ」

「これはたいていの場合侮辱にあたりますよ」と刷り込む量を増やしたいとも言えるけど。

私には男性生理現象体験することはできないから、そこにどんなつらさがあるのかわからないけど、

それを建前にすれば、女性侮辱していいものだと思っている人が世の中には多すぎるんだよ。

もちろん、配慮があって尊敬できる人もたくさんいるのは知っているよ。

だけど、この件は、ほかの苦しみがあるからといってプラスマイナスが帳消しになるようなことではないから。

ほかの苦しみの八つ当たり女性に向かう人まで出てくる地獄なんだよ。


結果として、女性審美的な魅力を高めようとすれば多かれ少なかれ性的な魅力も勝手に高まってしまう。これは女性本人が異性の目を惹くことを意図していなくてもそうなる。オシャレとは本質的にそういうものではないだろうか?

そう思うのは増田が見る側・品定めする側だからしょうがないと思うし、

男性として日々生きてる中で目にする女性的なものしょっちゅう心を動かされて、さぞや大変なんだと思うんだけどね。

少なくとも私は「性的な魅力を感じた」ってだけの理由で、通りかかりに顔にクソ塗り付けられるような感覚を、過去に会った少なくない男性達によって植え付けられてるから

「クソを塗られないために目を付けられにくい恰好だと思ってるようだけど、逃げても無駄だよ」って言う行為だよ、それは。

書くだけ書いたら疲れてきた。

まれなくてもいいや。

2020-07-07

追記作品の出来が良いと思う事とその作品の事が大好きかどうかは実は関係ないのかも?という話

機動戦士ガンダム00」という作品がある

2007年から放送された、TVガンダムシリーズの中で初めてのハイビジョン制作・一期と二期の分割放送など新たな試みが取り入れられた、完結から10年経つ今でも高い人気を誇る作品である

僕はこの作品を初めて見た時、本当に驚いてしまった。「TVシリーズなのにこの作画の良さはどうなってるんだ!?最近アニメクオリティ高いって聞いてたけど劇場版OVAでもないTV作品でもこんな凄いのか!?」ともう興奮した。

西暦2307年地球上の国家は大きく三つの超大国家群に別れて終わりの見えない争いを続けていた。そんな不安定の情勢の中、突如機動兵器ガンダムを所有する私設武装組織「ソレスタル・ビーイング」が現れる。彼らは世界から戦争行為を根絶するためにどのような理由があろうとも全ての戦争行為に対して武力による介入を行うと宣言した。何だこの掴みは!?こんなガンダム見た事が無いぞ!世界各地で戦うガンダムから始まる1話はWっぽいかな?

今でこそもうそういう物だ、と認識しているけど主人公名前が「刹那・F・セイエイ」でその口癖が「俺がガンダムだ…」などともう序盤からインパクトが凄かった。主人公達以外も模擬戦男「パトリック・コーラサワー」、口から名言が飛び出す男「グラハム・エーカー」、ところがぎっちょん「アリー・アル・サーシェス」など、視聴前から存在だけは知っていた愛すべき敵役キャラクターも次々と出てきた。序盤からこんなに印象的な敵役がどんどん出てくるガンダムは中々無いと思う。

また、当時僕は活躍されている声優さんについても疎かったので、出演されている人達も「あ、ガンダム00に出ていた人だ!」という感じで覚えていた。宮野さん、神谷さん、吉野さん、中村さん、浜田さん。皆僕にとっては「00の人」だ。

作画が良い、キャラクター個性的。これに加えて音楽まで良いんだから堪らない。あの川井憲次氏だ!特徴的なコーラスは一度聴いたら忘れられない。僕が川井さんの曲を聞いたのは00が初めてだったのでやっぱり「00の人」だ。

他にもMSパイロットヘルメットを被ると音がこもったり、動力から漏れ出る特殊な粒子が慣性重力作用するガンダムタイプは同じMS兵器でも三代国家群の機体と挙動が全く異なるなど、細かい所にも力が入っていた。

トランザムというパワーアップも良かった。機体色が赤く変化し、残像が残るほどの高速戦闘可能になる機体の性能を三倍に引き上げるド派手なシステムだ。赤くて三倍…シャア専用?3倍界王拳?V-MAXオマージュですよ。

大分後になってトランザムスライドで誤魔化してるだけだという意見も聞いたがそれがどうした!動いてカッコイからそれで良いのだ!それにスライドじゃなく普通に動いてる戦闘シーンも多いのだから問題ない!発想の勝利だ!

ちなみに僕は一期のキャラだと人革連の強化人間こと超兵1号「ソーマ・ピーリス」というキャラが好きだった。ガンダムマイスターアレルヤとの因縁や、上司であるセルゲイ大佐との触れ合いなど、色々と先が気になるキャラクターだった。

一期の物語は三大陣営連帯に生まれ国連軍によりソレスタルビーイングの実働部隊プトレマイオスチームが壊滅し、その国連地球連邦政府名前を変えた数年後の世界舞台に続編を匂わせる形で一旦終了する。

という訳で一期を見終え二期も見た。UVERworldの 『儚くも永久のカナシ』、良い曲だ…もうOPからこれは凄い!と惹き込まれた。やっぱりこれが僕の初UVERworldだったので、僕にとっては『00の儚くも永久のカナシ人達』だ。

二期では遂に満を持して作品タイトルを機体名に冠する「ダブルオーガンダム」が登場し、一期でソレスタルビーイング技術流出した影響でMSの性能が格段に向上した世界で一期より激しい戦いが繰り広げられる事となった。

僕も実際に見てこのガンダムは凄い!と思ったが、やはりリアルタイムで見ていた人達から評価もとても高く絶大な人気があったらしい。F91から19年ぶりに“ガンダム”完全新作映画が00の続編として製作され、人気を博した。

スロー再生でも目が追いつかない程超高速でありながらみっちりと描き込まれ戦闘シーンや、映像作品では初となる地球生命の登場など、19年ぶりの完全新作劇場版というファンの期待にも負けない非常に濃いガンダムだった。

そしてその劇場版から10年経った現在、40年以上続くガンダムシリーズで00は初めて舞台化された作品になり、ガンダムマイスターとしてソレスタルビーイングに加入したグラハムが主演の続編が製作される事も既に決定している。

アナザーガンダムでありながらガンダムシリーズ初のTV版の続編としてOVA作品が作られたWの人気も凄いと思っていたけど、00も凄い。ガンダムWとガンダム00はゲーム作品で共演した時も濃密にクロスオーバーする事が多いらしい。

正直な話、僕はこの作品欠点があまり思い付かない。強いて言うなら一期で登場した一部のキャラ達が二期で退場する際に「え、そんなあっさり?」と思ったくらいで、全体的に非常にクオリティの高い作品だったと思っている。

主観的に見ても客観的に見ても非常に評価が高い、この「機動戦士ガンダム00」という作品。ここからが本題なんだけど…僕はこの作品が大好きか?と考えると案外そうでもない。嫌いではないし好きな方ではあると思うけど。

これは作品の美点欠点の話じゃなくてあくまで僕の好き嫌いの話だけど、僕はこのガンダム00という作品ソレスタルビーイングという組織最後に壊滅してしまう物だと思っていた。武力介入の際に、目の前の武装勢力駆逐より人命救助を優先してしまう心優しきガンダムマイスターアレルヤ・ハプティズム」というキャラクターが居た。彼はガンダムマイスターとして初めて民族紛争には武力介入し人革連の基地へ爆撃した際自分を指し「稀代の殺人者」という言葉を使った。家族自爆テロで失った過去を持つガンダムマイスターロックオン・ストラトス」はその自爆テロ計画である傭兵サーシェスにお前も同類テロリストだ、と煽られた際に「咎は受けるさ」と言い、戦いの果てに亡くなった。

ソレスタルビーイングメカニックイアン・ヴァスティ」は自分達は犯罪者であり、戦争をなくしてから罰を受けると言った。これは最終的にソレスタルビーイングは今度こそ本当に壊滅してしまうのだろうな…と薄々僕は思っていた。

二期のラストでかつて憧れた存在であり、自分を拾ってくれたある意味恩人でもある相手を激戦の末倒した刹那は、「自分達は武力行使してでも抑止力となって生きる」「存在し続けなければいけない。未来のために」と決意する。

僕がこの最終話を見た時には「00は劇場版もやる」という話は既に出ていたので「そうか、今度こそそっちで完結するんだな」と思った。というか逆に「00というガンダム劇場版が今度公開される」と聞いてTV版を見ていたんだろうか?

劇場版00が公開されてから1年以上経ってようやく僕は視聴出来た。新型主役機クアンタや金属生命体ELSの話は事前に聞いていたのでとてもワクワクしていた。もう凄かった!ただでさえ高品質だった作画劇場版クオリティだ!

最後はELSとの最終決戦から50年後、離れ離れだった刹那作品ヒロインマリナ・イスマイール姫」がイッツタイムナウしてやっと出逢えたところで終わる。若イオリアとE・A・レイはおまけというか00の前日譚みたいな物だから置いておく。

ソレスタルビーイング特に壊滅しなかった。劇場版00の公式ガイドブックに収録されている水島監督脚本黒田さんの対談によると「劇場版が決まらなかったらTV版には別のルートもあった」「劇場版監督が目指したAルートでBルートもあった。どちらも描いている事に大きな差はないけど、死ぬ人がいた」「25話を見直したけど、冷静になってみると、マイスターが死んでもきれいに収まる」との事なので、本来ならマイスターが死亡する筈だったのかな?と思った。

TV版の一期から劇場版まで3年以上作品応援し続けた作品ファンの事を思うとそれはあんまりな気もする。ただ僕個人の好みからすると、00は作中で匂わされていたソレスタルビーイング壊滅オチの方が好みだったかもしれない。

ここまで書いて、僕は「00の事が大好きではない」と言いながらやっぱりそれはそれで好きなような気がしてきた。「大好き」でないだけで、実は結構気に入っているんだろうか。色々と言いたい事はあっても、やっぱり好きなのかもしれない。

最近公式配信される機会があったのでまた一期を少し見返した。今のアニメに慣れた目線から見ると作画に関しては思い出補正がかかっていたな、と思ったがキャラクター音楽の魅力は変わらなかった。何と13年も前の作品だ。

機動戦士ガンダムが40年以上愛されたように、機動戦士ガンダム00もこれから長い間愛される作品になると思う。これからも僕は「00の事がそれなりに好きなつもり」のファンとして00が好きな人達と関わって行けたら良いな、と思った。

追記

勢いで書き上げたけど、00が好きな理由は書いても00の事が大好きではない理由殆ど書いていない事が分かった。壊滅すると思っていたソレスタルビーイング物語ラストまで普通に健在だった、というのは間違いなくあると思う。

僕がこの作品の中で好きになったキャラクター達があまり良い結末を迎えられなかったり、僕が思っていたのと違う方向に行ってしまった事が「それなりに好き」でも「大好き」ではない大きな理由だと思う。メカニック戦闘文句無し。

アンドレイ・スミルノフというキャラクターが居た。ソーマの上官セルゲイ大佐の実の息子であり、幼い頃に軍人であった父セルゲイ作戦中に母を戦死させてしまった事で父を恨み、また父であるセルゲイアンドレイと向き合う事を恐れたため10年以上父と疎遠であったという、一体どこの富野主人公だ?という青年である声優さんブレンパワードで伊佐未勇を演じた白鳥哲さんだし、00の中でも富野チックなキャラクターだと思う。グラハム台詞富野っぽいかな。

幼い頃に母を亡くし、また父ともろくに顔も合わせないという親をやってくれる人が居ない環境アンドレイは育った。彼が父であるセルゲイ・スミルノフと顔を合わせたのは、両親と同じ軍人としての道を歩み、現在父が暮らす士官用宿舎に超兵ソーマ・ピーリス中尉招聘に訪れた時だった。そこで彼が見たのは、自分と近い年頃の女相手にまるで父親のように振る舞う実父の姿で…これ、ブレンパワードの勇なら「父親ごっこはやめろー!」って叫んでいたと思う。

セルゲイ大佐軍人として素晴らしい人物で、ソーマにとっても良き上官であり、身寄りのない少女の身元を引き取り人間らしい生活を取り戻させてあげた本当に良い人だと思う。実際視聴者からの人気も高かったし、僕も好きだ。

ただ実の息子とは言葉も交わさず何も父親らしい事をしなかったのに、赤の他人にまるで本当の父親のように愛情を注いだのは…実子に親らしい事をしてあげられなかった代償行為だと思うんだけど…貴方は何をやってんです!?

大佐がそうやってソーマと疑似的に親子関係を築く事で親心を満たしていた数年間も実の子供は親の愛情に飢えていた訳で…セルゲイ大佐の事は好きだけどアンドレイに恨まれても仕方がない、と思う。大半の人は恨むと思う。

その後、セルゲイ大佐は長年の親友地球連邦政府に対しクーデターを起こし、大佐自身もそのクーデターに関与していたと思われた事から実の息子であるアンドレイ殺害された。大佐自身クーデター肯定しなかったが、連邦軍人として食い止めようと友人へ何かをした訳では無い中立的立ち位置だったので、人によっては消極的肯定していたと思われても仕方がない状況だったと思う。アンドレイセルゲイ大佐クーデターに関与していたと判断した。

その後、アンドレイは二期の最終決戦でソレスタルビーイング対峙し、宙域に撒かれたGN粒子の作用もありセルゲイ大佐と疑似的な親子関係を築いていたソーマ・ピーリス本名マリー・パーファシー)と対話する。そこで彼は「父は何も言ってくれなかった、言い訳も、謝罪も、僕の気持ちなんて知ろうともしなかった」と悲痛な胸の内を明かした。父親が本当は自分を思っていたと聞いて「言ってくれなきゃ何も分からないじゃないか」と彼は子供のように泣いた。

…声は伊佐未勇だけどエピソードは同じ作品に出てくるジョナサン・グレーンみたいだ。間違いなく00で僕の一番好きなキャラクターだと断言出来る。富野作品なら主人公ライバルかどっちにしてもメインキャラクターになれてたかも。

そんな彼だけど、昔は00のファンから嫌われていた…ような気がする。人気キャラであるセルゲイ大佐を殺したのもそうだけど、その動機一方的逆恨みだと思われたのかな。僕は擦れ違いの原因は親である大佐側だと思っている。

それと一期からインキャラである沙慈・クロスロード婚約者であったルイス・ハレヴィに横恋慕していたのもあると思う。沙慈とルイスは何年も離れ離れなのに、アンドレイは上官と部下の関係ルイスと近い距離に居たからかな…。

そんな彼も劇場版00で行われた地球生命体「ELS」との最終決戦で戦死を遂げる。その彼の最期を見て「号泣した」「二期では嫌いだったけど劇場版で好きになった」「何度見ても涙腺が緩む」という人も大勢居たらしい。

僕はアンドレイが好きなので出来れば彼には生きていてほしかった、と思った。劇場版で死んだのも00ファンに嫌われていたから…と考えるのは邪推だとも思う。00ファンに高い人気を誇ったグラハムだって劇場版で一度死んだんだから

余談ではあるけど、グラハムもELSとの最終決戦において肉体的には完全に死亡したけど、続編では疑似的な蘇生果たしている。ならアンドレイも…と思わないではないけど無理だろうな、と分かっている。そこまでの人気が無いから。

ここまでアンドレイについて書いていて思ったけど、やっぱり僕は00の事が好きなんじゃないだろうか…?アンドレイというキャラが好みのドストライクなので、そのアンドレイを生み出してくれた00という作品の事もやっぱり好きなんだろうな。

追記2】も書きたかったんですが、文字数制限に引っかかってしまいました。こんなにこの作品について語りたい事があるとは思わなかった…ような気もしているけど、ひょっとして人間普段考えている事を文章にするとそれくらいの文字数になってしまうのかな…と思った。機動戦士ガンダムシリーズはとても好きな作品なので、00についてもまた機会があれば日記に書きたいです。4クール劇場版に加えて外伝や裏設定など、本当に幾らでも語る事があるなあ、00。

機動戦士ガンダム00について書いていて改めて思ったんですが、やっぱりこの作品はとても面白いです。面白いと思うし、「かなり好きだ」とも思うから、どうしても引っかかる所があるのかな…。書き出す内に好きになってきた気がする…。

2020-07-06

作品に不満がある事とその作品アンチである事はイコールではないんだよ!という話

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズという作品がある

2015年に一期が始まり2017年に分割で放送された二期が完結した、まあ色々と賛否両論作品放送終了から3年経った今でも話題になる事が多いタイトルである

正直に言うと僕はこの作品の一期が好きではなかった。主人公三日月・オーガスを始めとした主役組織鉄華団の面々が好きではなく、逆に悪役である治安維持組織ギャラルホルンの側に肩入れしていたのが原因だと思う。

三日月はそれまでのガンダムにも中々居ない割り切ったドライ性格で、敵兵士を無表情で射殺する、初対面の相手絞殺しかける、戦う事への迷いや敵への容赦が殆ど無いガンダムには比較的珍しいタイプ主人公だった。

鉄血のオルフェンズの一期はその三日月くんの所属する民間軍事組織鉄華団」が、地球植民地である火星貧困問題解決を求めるクーデリお嬢様貿易交渉のために地球に送り届けるための護衛を務める話だったのだが、

鉄華団保有するMS三機と、彼らの後ろ盾である木星圏のマフィアテイワズから派遣してもらったMS二機を合わせた計MS五機の戦力で、ギャラルホルンを統べる七大氏族の一人「イズナリオ・ファリド公」が動かせる私兵と、地球軌道上に接近した勢力から地球防衛する艦隊地球外縁軌道統制統合艦隊から差し向けられたMS撃退し、ついにクーデリアを火星分割統治する地球経済圏の一つ「アーブラウ」へ無事送り届ける事に成功する。

それは良い。00のように一度主役達が敗れてからまた再結成、という展開にでもならないと主役組織物語半ばで体制に敗れて壊滅する展開なんて中々描けない。負けてたまるか、と鉄華団少年達は大人達に勝利した。

気になるのは、鉄華団のような極小規模な武装組織が、あの世界における唯一の軍隊であるギャラルホルンに正面から戦いを仕掛け、勝利するにしてもそのために払った犠牲が戦いの規模に割にあまりにも少ない気がする事だった。

地球外縁軌道統制統合艦隊との戦いで鉄華団組織の古株であり参謀を務めていたビスケット・グリフォンを失った。名もない多くの団員達も戦いの中で散った。だが、作中で鉄華団勝利と引き換えに失った物はそれだけ。

最後まで戦い抜いた五機のMSパイロットも、鉄華団所属する名前のある団員も、ビスケット一人を除いて誰一人として失われなかった。最終回もグッドエンドのような流れだったし、一期は完全勝利だったと考えても良いと思う。

ギャラルホルン鉄華団との戦いに投入された多くの兵士の命と、七大氏族党首が一人、七大氏族の後継ぎが一人、そして300年間揺らぐ事が無かった治安維持組織としての面子を失った。

アイン・ダルトンという一人の兵士が居た。彼は恩人と慕っていた上司三日月殺害され、その怨恨から鉄華団との戦いに志願し、戦いの中で半身を失った。その後非人道的処置を受け、MSと完全に融合した異形の姿で蘇る。

そして最後の敵として三日月の前に立ち塞がるのだが…彼の活躍は思ったよりしょっぱい。瞬く間に鉄華団MSを三機倒し衝撃的な登場を果たした…かと思いきや、その撃墜したMSパイロット怪我を負っただけで無事だった。

アイン主人公三日月を上回る圧倒的な反応速度で主役機ガンダムバルバトスを苦戦させるのだが、彼がバルバトスに与えた損傷は片方のアンテナを折った事くらいだった。バルバトスが追加装甲を付けていたとはいえ、辛い。

逆に彼は機体の性能でもパイロット反応速度でも勝っていた筈の三日月親友オルガ・イツカの激励により本領を発揮した途端に圧倒され、辞世言葉を言い切る間もなくコクピットを潰されて今度こそ本当に死んでしまった。

鉄華団は主役だから勝つにしても、これではあまりに双方の戦果被害に差がありすぎじゃないか?と僕は思った。勿論これを言うと、鉄華団勝利を喜んでいたファンから作品アンチ扱いされた。水を差してるから仕方ないけど。

こういう事があって僕は正直鉄血のオルフェンズに良い印象を持っていなかったし、嫌いになってもいたけど、そういう気持ちを吐き出せる場所もなかった。僕のこの作品評価が変わったのは半年後の二期が始まってからだった。

鉄血のオルフェンズ二期の舞台は一期から2年後。鉄華団という小規模な武装勢力MSという戦力を有効に扱い、ギャラルホルンという巨大な組織に土をつけた事で社会情勢に様々な変化が訪れた世界だった

鉄華団活躍により少年兵とMS有用性が広まり人身売買は益々横行し、MSを所有する犯罪組織も増えた。一応秩序の番人であった治安維持組織権威が地に落ちた結果、各地で犯罪行為暴動も増える事になった。

火星経済的に一期より少し豊かになり、鉄華団テイワズ正式な直系組織として認められ急速に組織の規模を拡大。アーブラウ代表と強い繋がりを持つ事で地球支部設立し、順風満帆会社経営は進んでいた。

組織が大きくなった弊害として同じ組織の先輩に睨まれたり、政争を繰り広げる偉い人達に目を付けられて敵視されたり利用されたり、組織が請け負える以上の規模の仕事を受けてしまって会社経営が傾いてしまうんだけど

僕は二期のこういう展開が「ああ、本当にありそう…」と思えて大好きである。一期が若者達の夢のある栄光物語だとすると、二期は現実は辛い所を見せられる転落の物語なんだろうか?栄光と転落は大体セットだけど。

結局鉄華団ギャラルホルン内の権力闘争に巻き込まれ地球支部経営に失敗し、テイワズのNo.2に睨まれた結果組織を追い出され後ろ盾を失い、失脚したイズナリオ公に変わりファリド家を継いだ「マクギリス・ファリド准将」に肩入れし、ギャラルホルンでも最大最強の戦力を誇る大規模艦隊「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」と矛を交えた結果大敗し、組織No.1とNo.2であったオルガと三日月が死亡した事で壊滅してしまった。

この二期を通してじわじわじわじわと一期で鉄華団が積み重ねた成功が崩れていく様は本当に凄いと思う。成功物語ならよくあるけど、その成功から破滅を描いたアニメあんまり見ない…無い事も無いんだろうけど、多分少ない。

主人公が敗北し、死亡する所まで描いた長編ガンダム閃光のハサウェイ以来じゃないだろうか。パラレルが有りならファーストとゼータも小説版では…だけど、映像作品TVシリーズでは間違いなくこれが初めてだと思う。

僕はこの二期の顛末にとても興奮した。完全勝利すぎて好きじゃないな…と思っていた一期の結末が、二期のこの完全敗北な結末に至るまでの逆算から描かれた物だったのだ、と勝手に思った。成功した人間はいつか破滅する。

ところが、一期の結末を大絶賛していた人達はこの結末を「雑すぎる」などと批判する。二期の結末が好きな僕が一期の結末が気に入らなかったように、一期の結末が好きだった人達は二期の結末が気に入らないようだった。

「鉄血は一期は良かったが、二期は…」という人もよく見かけるけど、じゃあ何故貴方達は一期でシノやラフタやアジーさんが不自然に生き残った事には文句を言わなかったんですか?と言いたくなる。言ったら喧嘩になるけど。

僕は鉄血のオルフェンズの一期に色々と不満があり嫌いだったけど二期で好きになった。逆に二期に色々と不満があって嫌いになったけど今でも一期は好きな人もきっと居る。どちらもこの作品が好きだった事に変わりはないと思う。

完結してから3年経って好きな気持ちも嫌いな気持ちもも大分薄れていた気がしたけど、結構作品について書いてしまった。悪く言われている所を嫌な気持ちになるし、きっと僕は今でもこの作品の事を好きなんだろうな。

鉄血のオルフェンズ次回作であるビルドダイバーズとその続編リライズは今のところ特に内容で荒れる事は無く、平和に語られている。逆にこの作品は今でも最新作であるかのように叩かれているし、話題に挙がるとよく荒れる。

この作品話題が荒れる事で人が集まって新作の話題で荒れる事が少なくなるのなら、それはそれで良い事なのかもしれないな、と思った。今でも叩かれてるのを見るとつらいけど、きっといつかは落ち着いて語れる日が来ると良いな。

追記

僕は鉄華団の面々が好きでなくギャラルホルンに肩入れしていたので一期は好きではなかった、と言ったけれど鉄華団に好きなキャラクターが居なかった訳では無い。パイロットなら天才肌のミカより努力家の明弘の方が好きだったかな?

テイワズから鉄華団監査役として派遣された「メリビット・ステープルトン」という医術の心得のあるキャラクターが僕は好きだった。少しオルガと良い雰囲気になっていた?ような気もするけど、二期を見る分にはどうも勘繰りだったみたい。

彼女は団員が負傷した際に応急医療が出来る医療要員が鉄華団に居ない事について団長であるオルガを諫める事が出来たし、ビスケット戦死した際血気に逸りギャラルホルンを皆殺しにしてやると猛る団員達を前に「こんな事は間違っている、ビスケット君はこんな事を望んでいない」と涙ながらに訴えた事もあった。大人目線から危なっかしい子供達を見守る、ビスケット亡き後の鉄華団ブレーキ役を務める存在だったような気がしている。

結局一期はメリビットさんが諫めるまでもなく鉄華団勝利したので彼女心配杞憂に終わったのだけど、二期の末路を見ると…戦いから抜け出せない鉄華団は戦いの果てに滅びる事が決まっていたのかもしれないな、と思った。

2020-04-19

anond:20200419072030

そりゃお前さんが殺された後の統治はうまくいかないだろうけど

それ以前に行う戦闘既存統治機構や武装勢力ボッコボコじゃん

いつまでベトナム戦争(それにしたって南ベトナム解放戦線軍は壊滅的被害受けたが…)に囚われてるの?

2019-11-03

anond:20191103073736

まだ安楽死必要なほど、あなたは苦労してないし、周りにケチばかりつけて何にも行動してないだけだよ。

ハッキリ言って甘ったれ

まれた時から奴隷身分自由に将来選べなかったわけでもない。

まれた時から貴族で、その家名の罪のせいで幽閉された?

農民出身口減らしに親に殺されてしまう家庭だった?

親が売春宿子供売るような家だった?

男がみんな徴兵されて孤児だった?

寝てるときにいきなり爆弾落ちてくる?←現代

寝てるとき武装勢力拉致られて、知らん男と結婚させられて、毎日レイプされる?←現代

まだ子供のうちに親に売られて、何十歳も上のじいさんの多妻の一人にさせられて

子供生むためだけの道具になった?←現代

セックスで感じると声がうるさいからって、子供のうちに家族や住人に押さえつけられて女性器を麻酔無しでちょん切られた?←現代

衛生的な環境のおかげで流行り病で何万人て死ぬこともない←現代

水飲んだだけで死ぬこともない←現代

あなた自由だよ。

どこにいって、何をするのも自由なの。

人権があって、日本という国に守られて、保護されてる。

私は、現代日本という国に産まれたことに心から感謝してる。

そりゃ色々問題はある。

でも完璧な国なんてない。

そんなに日本文句あんなら外国行って生活してみなよ。

どんだけ日本が恵まれてるか分かるから

夜に女一人で出掛けてても襲われる確率が極端に少ないか

他の国の女性より圧倒的に自由に行動できるし

一人で車に乗るときに、一人だと悟られないために人形乗せる必要もない。

いきなり銃弾飛んでくることもまずない。

安心安全な国にいて外を知らないガキが、あれもいや、これもいやってダダこねてるだけで

恥ずかしいよ。

言い訳するのは簡単

文句言うのは簡単

その前に行動しなきゃ。

世の中、一代で成功する人、みんな資金ゼロからやってんだよ。

あなた成功する器ではないかもしれないけど

世間文句言ってたって何にも変わらない。

自分が変わるんだよ。

腐った世の中に見える舞台

キラキラ輝く世界に見えるようになるのは

自分次第。

今の先進国人間幸せだよ。

自由に道が選べて

選択が出来る

あなたが思う当たり前は、世界では当たり前ではない。

田舎にいくと、車がいる?

それはあると便利なだけで

毎日キロも歩いたり自転車で通学、通勤してる人もたくさんいるんだよ

都心なら家賃土地が高いか郊外に住んで片道二時間電車通勤もざらでしょ?

楽して怠けて文句言ってるだけの人間安楽死させろ?

アマちゃんもいい加減にしなよ

2019-07-12

anond:20190712223454

俺はお前の個人情報知ってるけど何処に投下して欲しい?

武装勢力に入隊依頼とか個人的オススメだけど

2019-05-10

anond:20190509090034

天皇制というのは、宗教である

大和朝廷という武装勢力日本列島制圧律令制による統治を経て平安時代朝廷役割は「権威」による統治

朝廷では事案が発生すると、みんなで集まって「どうするんじゃ~」と言いながらお祈りをする。

天皇がやってるのは「お祈りである。もうこれ宗教である。この朝廷をだ~れも武力で滅ぼそうとはしないのな。

どこかで政教分離して、天皇祖先である天照大神以下歴代天皇をお祀りする宗教にしておけばよかったのにねぇ。

信長だったらできてたかもしれんが、力が無かったか放置秀吉家康は利用した。

明治維新ときに、天皇を担いで、権力を復活させちゃったのがよろしくないよね。

敗戦したときが、政教分離のチャンスだったはずなんだけどな。

2019-03-02

無理なのは核廃絶だけじゃない

anond:20190302160703

核廃絶のような壮大な問題提示しなくても、どこか一地域武装勢力がいるだけのことを解消できない

核は不審船に乗った数人の歩兵とかスーダンのような肝心な問題から目をそらすために利用されている

2018-10-29

ジャーナリスト武装して取材してはいけないの?

流石に迫撃砲を所持するのは現実的ではないけど、拳銃などの銃火器を携行するくらいだったらいいのではないか

ジャーナリスト小隊規模の武装を持っていたら、それだけで「武装勢力」扱いされそうだけど。

しかし、なぜ安田さんは非武装で現地に入ったのだろうか。

非武装丸腰の日本人戦場フラフラしていたら、相手から見ればカモネギだよね。

あるいは多国籍軍や現地の正規軍に後ろから付いていくとか。

2018-07-08

anond:20180708164043

といって共産主義弾圧したら

お前の嫌いな共産国家と同じだぞ

武装勢力公安で徹底的に叩き潰して

政党放置しておくのが健全

2017-12-12

anond:20171212154241

今は武装勢力マジキチ動画が一杯あるからリアルを知れるぜ

走ってる車の窓から隣の車へアサルトライフルダダダダダーッってやって皆殺しだ

2017-10-30

一強独裁、大きな平原武装勢力

たぶん、SNSFacebookInstagramに集約されているんだろうな。

ローカルな形で、はてなツイッターも残るのかも知れないが。

Amazonにしても、Googleにしても、中国統一した後の漢のようだ。しばらくは、こう状況は続くだろう)

2017-10-11

anond:20171011193704

グルジア紛争南オセチアグルジア紛争で、

前段として、南オセチア独立国にしたいオセチア人とグルジアとの戦争があった。

そのため、紛争地域に三か国(南オセチアグルジアロシア)による平和維持軍が投入されていた。

また、グルジアでは親米野党政権を取り、戦争準備を行っていた。

(この辺はロシアグルジア双方が、相手が準備をしていたと言っている)

無人偵察機撃墜、小規模な衝突を経て、グルジア南オセチアに侵攻、平和維持軍攻撃

ロシアはそれを侵略と見なして反撃し、戦争へと突入していった。

グルジアが侵攻した理由不明

ウクライナ親ロシア派武装勢力紛争は、本当に泥沼だと思う。

国際司法裁判所は、ロシアによる親ロシア派武装勢力支援証拠不十分としているけど。

ウクライナ騒乱については、正体不明部隊PMC跋扈していたので、また別の闇が深い。

結局、ウクライナで起きたことは、緩衝国における、NATO側とロシアとのパワーバランス綱引きにすぎない。

最初極右勢力に加担して機能不全に陥れた国はどこなのか。そこが問題だよ。

2017-04-16

北のミサイルが来たら"国内の敵"を〇すと言ってる人達について

もし北朝鮮ミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2017年4月13日

「もしミサイルが打ち込まれて私の家族死ねば、テロ組織を作って国内の敵を潰す」という私のツイートが物議を醸しているようだが、「国内の敵」というのは、売国議員売国文化人である。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2017年4月14日

実際に半島狂乱状態になれば、日本被害を受けずにはいられないでしょう。大勢の罪のない日本人死ぬことになります。その時、パヨクが無事でいられるなど思っていないでしょうね?生き残ったパヨク復讐と怒りに燃える日本人たちのパヨク狩りの餌食になるだけです。パヨクに逃げ場はない。— 桜井誠 (@Doronpa01) 2017年4月14日


言うまでもなく異常で、危険だ。

国内における暴力国家に一括して預けるからこそ、我々は国内における私人間でのやりとりにおいて、互いの暴力可能性に怯えずに暮らすことが出来る。

もしその原則を捨てれば、私闘私刑の横行するヒャッハー状態を経たのち、互いに身を守ろうとする人々毎の武装勢力国内に林立することになる。

ゆえに、安定した国家はその様な私闘私刑を決して許容は出来ない。

江戸時代の仇討ですら、免状がなければ単なる殺人として処罰された。

こんなことは歴史上何回も繰り返されてきた基本中の基本であり、右とか左とかは基本的関係がない。

必要に応じ警察には厳重に取り締まってもらう必要がある。

あるのだが。

リンク先の主張に同調する馬鹿どもは、確かに馬鹿ではある。

一部本当に暴走するのであれば、おそらく警察なりのお世話になり、一時的社会から排除されるだろう。

だが、それは問題解決なのだろうか?

このような主張が(少数派であろうとも)一定の支持を得るという事自体わたしたちの今の社会には何かが決定的に壊れ欠けてしまっているのだという事のあらわれなのではないのだろうか?

からミサイルが着弾し、被害が出た際に。

北を許せない、報復したい、報復しなければならない、というのは、賛否こそあろうが自然感情として理にかなっている。

だがそこで報復対象が"国内の敵"への私的制裁に向かうということは、なにか、国民国家というのもののどこかの回路が決定的に壊れてしまっているということのように思えてならない。

正統的で健全なナショナリズムなり、安定的包摂的なコミュニティ存在なりなんなりで、

広く国家社会への信頼といった従来の回路を回復せずに、安定した国家運営する事はできるのだろうか?

そういった回路がないと、今後も事あるごとにテロリスト(に近接した人々)を生み続けてしまうのではないのだろうか?

あ、だからやっぱ共謀罪必要なのか。

割と冗談じゃなく。(冗談です)

2016-06-14

「裸者と裸者」という小説がある

近未来日本舞台で、難民が流入しまくった結果国軍クーデターを起こし分裂、皇室政府亡命し、日本各地で武装勢力が己の利益のために争ってるってあらすじ。

面白いのは、国籍宗教だけでなくて、ジェンダーマイノリティによって結成された勢力が現れるところだ。女の子たちが構成員マフィアLGBTによる軍隊娼婦が中心の勢力、ゲイヒロイズムを掲げる軍など。

読んでた頃はあまり実感がなかったが、昨今のテロとか戦争を見ると、そういう時代になったんだなぁと感じる。筆者が未完のうちに亡くなられたのが悔やまれる。

2015-02-09

ジョンについて

みんなルーデルとか大好きだけど、ルーデル撃破されて死んじゃったヒトっているよね。すげえ狙撃主とかエースとか、英雄的な兵士の話って好きなヒト多いけど、彼らにやられてあっさり死んじゃったヒトはいるよね。空戦でも陸戦でも海戦でも格好いい話はあるけど、死んでるヒトももちろん沢山いる。

正規軍から、とか、勝利側だから、とかってことじゃなくて、戦争での殺人は個人対個人の殺人とは別って考えないといけないよね。そりゃそうだ。そうじゃなきゃ、カーティス・ルメイとかどうすりゃいいの。ひとりで何万人も殺してるじゃない。

末端の兵士戦争責任ってなんだろうね。難しいよね。やっぱり、戦争手段として用いた為政者なり立案者が責められるべきってことだよね。東京裁判とかもそういうことでしょ。まあ、勝ったほうは普通は責められないと思うけど、それでもアメリカなんかは「戦争という手段を選んだ」為政者大統領とかその周辺)に対する非難はあるよね。

何が言いたいかっていうと、ISISのジョンについてなんだけどさ、彼も末端の兵士としての軍務を彼なりの真面目さで全うしようとしてるんじゃないかって気がするんだよね。いや、もちろん、人質をとって首切るとかひどいし、許される行為じゃないと思うけど、そういう方針を立てたのは彼じゃないよね、きっと。誰かがいるんだよ、「正面からぶつかっても勝ち目はないし宣伝にもならないがこういうやり方であれば僅かな殺人で大きな効果を発揮できるはずだ」とかそんなこと考えた奴が。で、それを承認して作戦として採用した奴もいるはずなのね。ちょうど、戦争末期の日本軍特攻玉砕有効手段判断した軍人政治家がいたように。

テロ集団とか言われながらも末端は色々信じて彼らなりに任務を全うしようとしてるんじゃないかな。もちろん、士気の高い低いとか思い込みの強い弱いはあると思うけど。

よく、日本軍に関して「末端の兵士は頑張ったが上が馬鹿だった」みたいな言い方するヒトいるじゃない。あれあれ、あれだよ、きっと。というか、そういうことにしますよってことにしとかないと、遺恨が残るでしょ。そういうことにしとかないと。

話は変わるけど、水滸伝とかって山賊の話だよね。三国志勝手に蜂起した反乱軍の話。どっちも結構残虐なこともやってる。けど、昔の、それも作り話だからってことで読めちゃうし色々考えたりもするよね。ある種の英雄みたいな感じもあるし。

そういえば、スター・ウォーズ帝国に対しての反乱軍の話だよね。

巨大な支配者に立ち向かう話ってフィクションだとみんな大好きだけど、多分現実にそのつもりで戦ってると思われる集団には冷たいよね。「やり口が汚い」とか「正規軍じゃない」とか、どうかなあ。彼らは彼らで絶望的に勝ち目の無い相手に対して最も効果的な手段模索してるんじゃないかって気もするんだよね。なんていうか、抑圧的な支配層に虐げられてきたという実感の元の蜂起とそれに呼応する有志って、後になって歴史になった時にどう判断されるんだろうね。砂の煙の物語として語り継がれてしまうような気もしないでもないんだけど、どうだろう。

いや、個人的にはそもそも人質とったり武装蜂起したりじゃない平和的で民主的手段で解決しろよって思うんだけど、支配する側がそれほど平和的でも民主的でもなかったりするし、支配する側もされる側も武力でのやりとりに慣れちゃってるっていうのもあるのかもなあ。日本戦国時代とかもそんな感じだったのかなあ。今となってみるとあのあたりはフセインがでかい顔してたほうがまだましだったんじゃないって気もするよね。

平和志向する民主社会他国地域に対してできることって限られてると思う。風刺とか、まあ分からないでもないけど、どうかなあ。それより、「携行小火器の回収」というか、世界的な刀狩的な何かが必要なんだろうね。あとは回りくどくても格差の縮小と教育なのかなあ。「対抗組織軍事的支援を」とかっていうのは新たな武装勢力を生み出すだけ出し遺恨も残しそうだから止めた方がいいって思うけど、アメリカはまたそういうことしちゃうんだろうか。ウクライナとかでも。

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