「リポーター」を含む日記 RSS

はてなキーワード: リポーターとは

2015-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20151109182015

自分が言ってること理解してる?

防災センターテレビで紹介されてるし、雑誌でも扱うし、るるぶみたいなガイドブックだって載ってるよ。

テレビで大雨を疑似的に再現してリポーターが「すごい雨です!立っていられません!」って言ったり

地震がここで体験できるんです」なんて言ってるよね。

所さん実験番組やら、体験番組でもよく出てくる。

お笑い芸人もよく体験してるよね。

タウンワークにも載ってるし、市区町村サイトでも紹介されてる。

自分が知らない恥ずかしさを隠すために、

広報力が足りない!なんて言い出すな。

その広報税金使ってやるんだぞ。

防災センターのみなさんは金使わないでどうやって広報するか苦心してんだ。

それになー。

元増田が言ってるだろ。

119番通報は聞く側がプロから、相手のレベルに合わせて情報を聞き出すんだと。

それを、「私が必要性を感じたから!国のお金たっぷり使ってもっと広報すべきだし、体験実習もするべき!」って

なんだよそれは。

視野が狭いにもほどがあるわ。

国の金は無限じゃないんだぞ。

2015-10-22

ヌイた女リスト(随時アップデート

次元(非AV)

篠崎 愛 井上 和香 釈 由美子 小池 栄子 佐藤 江梨子 深田 恭子 優香 真鍋 かをり MEGUMI 広末 涼子 ほしのあき 長澤 奈央 浅尾 美和 桜庭 あつこ 藤原 紀香 雛形 あきこ 深津 絵里 熊田 曜子 吹石 一恵 松金 洋子 叶 恭子 叶 美香 乙葉 安 めぐみ 原 幹恵 さとう珠緒 菅野 美穂 

次元(AV)

高井 桃 北原 多香子 めぐり藤浦めぐ) 春菜 はな 白石 茉莉奈 沖田 杏里 川上 ゆう 篠田 ゆう 入江 愛美 紗倉 まな JULIA 琴乃 麻美 ゆま 水野 朝陽 澁谷 果歩 神咲 詩織 

次元ゲーム

ピーチ姫 ローラ姫 ムーンブルクの王女 女僧侶 女賢者 女剣士 女武闘家 女遊び人 女勇者 女魔法使い マーニャ ミネア アリーナ ロザリー シンシア ネネ アレクスの妻 アッテムト付近のほこらで雷に打たれて死ぬシスター ビアンカ フローラ マリア サンタローズで跳びはねるシスター ターニア ミレーユ バーバラ サリィ カガミ姫 ジュディ サンディ シスターアンナ ディーネ ユリナ マウントスノーで凍っているシスター アイラ エイミ カヤ グレーテ コスタール防具屋の妻 ニコラのメイド パミラの弟子 フォズ ライラ ゼシカ メダル王女 ミーティア シセル マリー ミリー ムリー メリー ユリマ 赤坂 美月 セシリア エルミナ レディ・ハーケン エマ博士 マリエル リルカ リルカの姉 カノン アルテイシア ケイト エイミー モモ リンダ アンテノーラ マリナ コレット ちょっとえっちなおねーさん ヴァージニア マヤ ミレディ ベアトリーチェ ユウリィ ラクウェル ファルメル ベリエール フィオレ アーシア エニル カスミ ナツメ エリカ アンズ アカネ ミカン ツツジ アスナ ナギ スモモ メリッサ スズナ カミツレ フウロ ホミカ ビオラ コルニ クリス フグリ ハルカ ヒカリ セレナ メイ トウコ ベル アズサ アララギ博士 ジョーイ ジュンサー カンナ カリン プリム シロナ カトレア シキミ パキラ ドラセナ ふりそでのキリカ ふりそでのシオネ ふりそでのカレン ふりそでのアサミ OL アイドル アロマなおねえさん イタコ ウェイトレス うきわガール オカルトマニア おじょうさま おとなのおねえさん カウガール きとうし スクールガール せんせい センパイとコウハイ テニスプレイヤー ナース バッドガール バトルガール パラソルおねえさん ビキニのおねえさん ピクニックガール フシギしまい ふたごちゃん ふりそで ベーカリー ほいくし まいこはん マダム ミニスカート メイド メルヘンしょうじょ リポーター エリートトレーナー サイキッカー スカイトレーナー ベテラントレーナー ホープトレーナー ポケモンブリーダー ポケモンレンジャー ラブラブカップル ロケット団のしたっぱ アテナ マグマのしたっぱ カガリ アクアのしたっぱ イズミ ギンガ団のしたっぱ マーズ ジュピター プラズマ団のしたっぱ フレア団のしたっぱ コレア アケビ モミジ バラ 

次元漫画

2015-09-10

通勤連続で雨が降ってると、まわりの傘の人達の足取りの重さえ伝わる。

テレビを付ければ、大雨特別警報土砂災害危険性が最大級

栃木県の次は、茨城県に。観測史上最高の、、、命を守る行動を心がけて

ここまで繰り返されると、ボジョレーヌーボー感のアホくささえ漂う。

リポーターの大げさ感が、それを煽って、おっくうにさせられる。

おもっくるしさに反抗するように、前を向いても、ただ雨ばかり。

おっくうで重くるしい雨粒が、通勤路の集団全員にのしかかる。

止むのだろうかこの雨は。とか思っちゃってないもしかして

止むだろうか。って、止むに決まってるんだろ。

結局、ただの雨だよ。いつか、当然止む。

なんかさあ、みんな気にし過ぎ。事故災害に気を付けて、まってりゃ止む。

そんだけだと思うぜ。

2015-08-03

北海道の船の火災ニュースリポーター名前が「○○憧れ」だったぞ

アッコちゃん

ガレちゃん

レッちゃん

コガちゃん

アレちゃん

呼びたい放題やん?

2015-06-03

僕が百万人を騙して「チョコレート体重を減らす」と考えさせた方法

僕がからかったら、百万人がチョコレートは体重を減らすのだと勘違いした。その手法。

I Fooled Millions Into Thinking Chocolate Helps Weight Loss. Here's How.(John Bohannon)

(訳注:増田の新たな可能性。さあ英語ブクマ勢よ!添削し、正しい文を提示するのだ!)

チョコレート痩せる!」 こんな見出しが踊った。ドイツ人研究者チームが、毎日チョコバーを食べると低炭水化物ダイエットよりも10%も早く体重が落ちることを発見した。その記事は、ヨーロッパ最大の日刊紙トップページを飾った。ジャーマンウイングス9525便墜落事故続報の真下にだ。それからそれは、インターネットの遥か彼方まで飛び火した。20を超える国と、半ダースもの言語に翻訳されてニュースになった。ワイドショーでも話題となった。それは最新のシェイプ6月号((訳注:つまり北米版「Tarzan」な))特集として、艶やかな印刷で現れた。(「何故あなたチョコレート毎日食べなければならないか」p128)研究では、チョコレートは体重減を加速させるだけでなく、コレステロールレベルを健康値にし、幸福度を増大させる効果があることも発見された。Bild(ドイツの新聞)の記事は、研究の筆頭著者であるIDH(the Institute of Diet and Health)リサーチディレクターJohannes Bohannon博士の談話を引用した:「この手法の優れた点は……チョコレートはどこでも買える」

僕がJohannes Bohannon博士だ。まあ、実は本当の名前はジョンだし、僕はジャーナリストだ。僕は博士号はちゃんと持ってる。でもバクテリア分子生物学ので、ヒトのじゃない。The Institute of Diet and Health((訳注:どう訳しても馬鹿っぽい……))?ウェブサイト以外には何も無いよ。

ささいな点を除けば、研究は100パーセント本物だ。同僚と僕は、ちゃんと実在するドイツ人被験者を雇った。僕たちは実際に臨床試験をしたし、被験者には色んなダイエット法を無作為に割り当てた。それに、統計的に有意な効果がチョコレートにはあるって報告は、実際のデータに基づいている。それは、実際の所、ダイエットの実地調査としては公平で典型的な研究だった。ひらたく言うと:それはヒドイ科学だった。 結果には意味が無いし、世界中の百万もの人々がメディアでがなり立てた健康の手法は、まったくもって根拠が無い。

僕らは、いかにしてやったか。

仕込み(The Setup)

僕は、去年の12月にピーター・オネケンって名前のドイツテレビリポーターに呼ばれた。彼と協力者のダイアナ・レーブルは、クズ科学ダイエット産業のドキュメンタリー番組に取り組んでいた。彼らは、ダイエットブームの背後にあるダメ科学入りのニュースが、どれほど簡単に作り出せるかのデモンストレーションを手伝って欲しいと言ってきた。そして、オネケンはとんでもないスタイルを望んだ:それを使って、ダイエット研究とメディア企業の腐敗を明らかにする。

呼び出し自体はそれほど驚かなかった。去年、僕は載せるのにお金を取る学会誌オープンアクセスジャーナル)への囮作戦をやったからだ。アカデミック出版ビジネスの中で急成長中の、儲かる新しい分野だ。そういった出版社のうち何社が約束通り厳格なピア・レビューをするのか見つけるために、僕はバカバカしい欠点だらけの論文を送って、いくつ拒絶されるかカウントした。(答え:半分よりちょい少ない

オネケンとレーブルは、全て揃えた:被験者を雇う為の数千ユーロ、研究する為のドイツ人の医者、それにこっちに都合の良いデータをこねくりまわす為の統計学者。オネケンは、僕の学会誌に対する囮と風刺の結果を聞いていたし、僕がどうやって出版させれば良いか知っていると考えていた。 唯一の問題は時間だった:この番組がドイツフランスのTVで放映されるのが、晩春の予定だった(これは来週初放映)、だから実にたったの2,3ヶ月しかなかった。

どこかで出版できるか?たぶん。でも、その後は?僕はこれは正直失敗すると思った。僕ら科学ジャーナリストは、一般人よりは賢いだろうとの自負が有る。結局のところ、僕らは難解な科学の研究について、十分に説明できる程度には理解しておく必要があるわけだ。そして、科学的な素養を持たない記者でも、ほんのちょっとでもこのネタの為に裏取りしたら?本物の栄養学者でなくても、ちょっとした科学的素養を持つ誰かが相手なら? 彼らは、その研究がどんなにオカシクてモロいか気がつく。言うまでもないけど、ググってもJohannes Bohannonの名前も、彼の研究も、全然出てこなかった。ヘルスサイエンスの記者連中は、ワンマイル先からでもこのごまかしを嗅ぎつけると思った。でも、できるだけ悲観的には聞こえないように、僕は言った。「これがどうなるか、、まあ見てみようよ」

ペテン(The Con)

オネケンとレーブルは、迅速だった。彼らはフェイスブックを使って、3週間のダイエットで誰にでも150ユーロを出すと言ってフランクフルト被験者を募集した。ドキュメンタリー番組だってことはクリアに説明したけど、それ以上の詳細は伏せた。 寒い1月の朝、5人の男性と11人の女性が現れた。19歳~67歳だった。

この悪ふざけにノッた一般開業医、ギュンター・フランク臨床試験を実施した。オネケンは、疑似科学ダイエットをこき下ろしたフランクの本を読んで、彼を推した。ダイエットサプリとしてビターチョコレートテストしようというのは、彼のアイデアだ。なんで?と聞いたら、フランクは「自然食品狂信者は気にいるだろうって言った。「ビターチョコレートは、マズイ。だから、体に良いハズだ」彼は言ったもんだ。「宗教に似てるのさ」

アンケートと血液テストで、被験者摂食障害糖尿病やその他の病気で無いことを確認した後、フランク被験者たちを3つのグループ無作為に割り当てた。1つ目のグループには低炭水化物ダイエットを割り当てた。次のには、同じ低炭水化物ダイエットに加えて、毎日1.5オンス(42グラム)のダークチョコレートを。そして、残りのコントロールグループには、今のダイエット法を全く変えないように指示した。彼らは21日間、毎朝体重を測って、最後にアンケートと血液テストを行った。

オネケンは、ゴリゴリ数字を弄る為に友人で金融アナリストアレックス・ドロステハールに頼った。週末に1樽ビール差し入れた後……ビンゴ低炭水化物ダイエットグループは5ポンド減量して、コントロールグループ(何もしてないグループ)の平均体重は、上下動ゼロになった。じゃあ、低炭水化物ダイエットチョコレート組は?彼らは10パーセント早く痩せてた。かてて加えて、統計的に有意な差異として、チョコレートグループだけはコレステロール値と幸福度調査の値が良くなっていた。

引っ掛け(The Hook)

何考えてるか判るよ。

この研究でチョコレートグループの体重減が早いのを見せたかったんじゃ-信頼しちゃダメじゃない?科学的じゃないんじゃない?

ここに、ダーティーでちょっとした科学の秘密がある:もし少人数に対して大量の物事を測定するなら、キミは「統計的な有意差」って結果をほぼ間違いなく手にすることができる。 この研究では、18種類も測った-体重、コレステロール値、ナトリウム値、血中タンパク値、睡眠品質、幸福感、ナドナド-たったの15人から。 (一人は落とした)この研究は、偽陽性レシピで設計された。

計測対象を、くじ引きのクジだと考えて欲しい。クジはそれぞれ「有意な」結果を出すチャンスがあって、ストーリーを紡いで、メディアに売り込むための可能性を持ってる。もっとクジを買えば、たぶんもっと当たりやすくなった。上手くいくかは判らなかった-大見出しを賑わしたのは、チョコレートが眠りの質を良くするだったかも知れないし、血圧を下げるだったかも知れない-でも、最低ひとつは「統計的に有意な」結果が得られる可能性はかなり高いと判ってた。

ある結果が小さなp値を意味する、というフレーズを良く聞くかもしれない。このpと言う文字には言霊としての力があるんだが……まあ、ただのデータのSN比(信号対雑音比)という単位だ。 「有意」であるため閾値(カットオフ値)は、普通0.05だ。それは、5%の確率でその結果がランダムな影響かもしれないってことだ。 たくさんクジを買えば、偽陽性のチャンスを得る可能性は上がる。どれだけクジを買えば良い?

  • P(winning) = 1 - (1 - p)^n

測定項目が18個あれば、p < 0.05となる「有意な」結果を得られるチャンスが60%を超えた。(測定項目は独立していなかったので、もっと高かったかも)このゲームは、僕らに有利に組み立てられた。

これをp-ハッキングと呼ぶ-0.05未満のpを出すために、実験手法とデータをこねくりまわす-そして、これは大きな問題だ。ほとんどの科学者は誠実だが、無意識にこれをやってる。彼らは結果が思い通りじゃなかったら、自分たちがしくじったと思い、「上手くいく」まで繰り返し実験をし、「異常値」を落とす。

ただ、p-ハッキングを避けようと注意したとしても、僕らの研究は(不幸なことに)被験者が少なく、コントロール出来ない要因に大きく影響を受けた。ひとつ例を挙げる:ある女性の体重は、月経サイクルで5ポンド(2.27キロ)も変動したが、これは低炭水化物ダイエットグループチョコレートグループとの差よりもずっと大きい。これが、大量の人を対象にし、年齢や性別をバランスよくグループに取り入れる必要がある理由だ。(僕らは気にしなかった)

キミは、僕らの結果を解釈するのと同じくらい、紅茶を飲み終わった後のお茶っ葉の形を読んだほうが良い。(訳注:ハリポタにも出てくるが、茶殻を読む占いってのが有る)チョコレートは、体重減加速器かもしれないし、もしくはその反対かもしれない。キミは、ノンチョコレート低炭水化物ダイエットグループも、何もしてないグループも、同じくらい信用してはいけない。何もしてないグループの人達が何を食べたか、誰が知ってるんだ?僕らは聞かなかったけど。

幸運な事に、科学者達はこの問題に賢く対応している。いくつかの学会誌は、科学者たちのより良い習慣となるよう、p値の有意性をテストする段階にある。それに、もはや誰も研究対象被験者を30人以下にはしない。りっぱな学会誌編集者は、ピア・レビュアーに送る前に、即座に拒絶する。だけど、評判よりもお金のことを気にする学会誌も多い。

内通者(The Inside Man)

僕らの科学的なブレークスルーを、世界とシェアするタイミングだった。すぐに出版させなきゃいけなかったけど、ダメ科学だし、僕らはピア・レビューを完全にスキップする必要があった。 都合良く、手元にニセ学会誌リストがあった。(これは僕のリスト、こっちは別のリストちょっとタイトスケジュールだったから、僕らは同時に論文を出した-「減量加速器としての高カカオチョコレート」-20の学会誌に。そして、幸運を祈りながら待った。

僕らの論文は、複数の学会誌に24時間以内に受け入れられた(アクセプトされた)。言うまでもないけど、僕らはピア・レビューに全く直面しなかった。熱烈なアプローチをしてきた、医学国際アーカイブ(the International Archives of Medicine)誌に、最終的には決めた。そこは、巨大出版社BioMedCentralによって運営されてるけど、最近オーナーが変わったばかりだった。出版社の新しいCEOであるカルロスバスケスは、僕らの出した「傑出した原稿」をちょうど600ユーロで「我々の素晴らしい学会誌に直接掲載しよう」とJohannesにメールしてきた。(訳注:忘れてる頃だろうが、Johannes Bohannon博士はジョンの偽名だ)

アーカイブ編集者「ジャーナルに提出されたすべての記事は、過酷な方法でレビューされる」と主張してたけど、僕らの論文はオネケンのクレジットカード決済が通ってから2週間以内に出版された。一文字も変更されなかったよ。

標的(The Marks)

論文以外でも、ちょっと仕掛ける時間はあった。僕は、科学的なPRの仕事をしてる友達の友達を呼んだ。彼女は僕を通じて、見出しに載せるためのいくつか卑怯なトリックを使った。毎日僕が触れてるモノの別の側面を聞いて、ゾッとした。

コツは、信じられないほど怠惰なジャーナリズムを利用することだ。もしキミが正しく情報を紙面に反映できるなら、キミ自身がメディアに記事を書くのとほとんど同じくらい、中身を理解してるってことだ。事実、多くの記者たちが(文字通りの意味で)僕らのテキストコピペしかしなかった。

僕のでっち上げプレス・リリースちょっと見て。全部入りだ。記者の専門語で:セクシーな導入部、判りやすくざっぱなグラフ、いくつかパンチの聞いた引用文、そして意外なオチ。さらに、すでに主要なポイントは詰め込んであるので、科学的な論文を読む必要が全く無い。 僕は正確さに特に注意した。記者連中を騙すというよりむしろ、論文についての完全に典型的プレスリリースで釣ることがゴールだったからだ。(当然、被験者の数や、グループ間の体重の差がすごく小さいことは書かなかった)

でも、良いプレスリリースだけじゃ不十分だ。記者連中は、見出しに載せるなにか可愛いアート」に飢えてる。

だから、オネケンとレーブルは、フリーランスアーティストに依頼して、チョコレートと体重減少についてアコースティックバラードラップを作成させて、いくつかプロモーション・ビデオクリップを作った。(ほとんどどんなことでもインターネット上でやってもらえるってことが判るだろう)

オネケンはドイツ語プレスリリースを書き、ドイツの地方メディアに直接出した。記事の「専門的な」裏付けは、とても魅力的だ。たとえそれが嘘でも。そして、ドイツ語プレスリリース爆撃はオーストリアネットサービスから出て、イギリスでもニュースワイアー(訳注:海外にあるオンラインニュース配信サービス)の外に出た。品質管理なぞ無かった。それは記者連中に託されていた。

僕は、世界中で爆釣れしている中、自慢と嫌悪が混ざり合ったなんとも言えない気持ちになっていた。

釣果(The Score)

餌に喰いついたと気がつく前に、デカイ魚を釣り上げていることすらあった。Bild(新聞社)は、急にこの記事を書いた-「チョコレートを食べてもスリムなまま!」-全然こっちに連絡無く。すぐに、デイリー・スター紙アイリッシュ・エギザミナー紙コスモポリタンドイツ語サイトインド版のTimes紙ドイツ版インド版ハフィントン・ポスト、それにテキサスのテレビニュースオーストラリアの朝のトークショー、に気がついた。

記者連中は、とんと僕にコンタクトしてこなかったけど、してきても投げやりな質問だけだった。「なぜチョコレートで減量が加速すると思いますか?読者に何かアドバイスは?」ほぼ誰からも被験者数については聞かれなかったし、誰も数は報道しなかった。誰一人として、他の研究者に聞いていなかった。他の研究者の引用は、無かった。

これらの刊行物は、大量の聴衆を操るけど、必ずしもジャーナリズムの美徳の鑑ってワケじゃない。だから、新しい見出しのためにちょっとしたデジタル撒き餌でも簡単に食いつくのは、別に驚くことじゃない。ベージビューを収穫して、次に行くだけ。でも、(恐らくは)厳格な地方局でも、同じように研究の穴を見つけることは出来なかった。

僕らの研究を伝えるシェイプ・マガジンの記事では-6月号の128ページを見てね-校正係(fact-checker)を雇っていたけど、でも他と同じようにやる気が無かった。校正は全部含めても、2,3の文の正しさと、僕の名前の綴りの確認だけ。校正範囲は、減量を促すチョコレートカカオ含有量(81%)、2つのブランドの特定だけだった(食料品店アマゾンで買える)。

いくつかは銃弾を避けた。ある男性向け健康情報誌の記者は、Eメールでそれほど厳密では無い質問をいくつかしてきた。彼女は、9月号の記事を予定していると言ってたので、僕らはその記事がどうなるかは全く判らない。

じゃあ、最も期待はずれだったのは?誰一人として、チョコレートミュージックビデオを使ってくれなかった。その代わり、みんなどことなポルノチックなチョコレートを食べる女性のイメージを使った。たぶん、この音楽に僕らの生活の真実ってやつがにじみ出ているからだろう:

https://youtu.be/j-15v8N8gFw

https://youtu.be/oYGBgQRhsB8

批判(The Knock)

なんで気にする必要がある?必死に信用できる情報を求める人達は、ズラッと並んだダイエットガイダンスに戸惑ってる-塩は悪い塩は良いタンパク質は良いタンパク質は悪い脂質は悪い脂質は良い-まるで天気みたいに変わる。

でも、科学は明らかにするよね、ね?今は、肥満を疫病のように言ってて、トップクラス科学者達に資金が注入されてる。いずれ原因と治療法をクリアに答えてくれて、雑音は止む。

もしくは、そうじゃないかも。

公平に見て、十分な資金を持ち本当の減量科学の研究をしているところでは、混乱してて、結論を出せていない。非営利の栄養学推進機関(the Nutrition Science Initiative)共同設立者外科医ピーター・アティアは嘆いている。例えば、女性の健康促進(the Women’s Health Initiative)-その種の調査で最大のものの一つ-で、ダイエットと健康についていくつかが明確になった。アティアは 「その結果は、混乱するものでした」と言う。「彼らは、10億ドルを費やしても、低脂肪ダイエットが良いか悪いか証明できなかった」アティアの非営利団体は、基本的な質問の答えを探すために、1.9億ドルを調達しようとしている。でも、肥満の科学に注意を向けるのはひどく難しい。彼は言う「あまりにも雑音が多すぎる」

キミは、僕みたいなのに感謝することが出来る。僕らジャーナリストは、日々のニュースという獣を養う必要があって、ダイエット科学は打ち出の小槌だ。読者は、赤ワインの効能やフルクトースの危険性について、十分な記事を読めない。一般的な関心事というだけでなく-それは、1日に最低3回は必要という決定に関連している-それは科学だ!僕らは、どんな報告でも、家から出る必要は無い。僕らは、メールボックスに届いた科学的なプレスリリースを、デイリーニュースという小川にちょっと浸す。そして、ストックしといたスナップ写真を貼り付けたら、完成。

ダイエット科学の唯一の問題は、それが科学であるってことだ。キミは、科学の論文の読み方を知っている必要がある-さらにいえば、本当はやってみる必要もある。とても長い間、人々はゴシップみたいにこのインチキと同じプレスリリースに飛びついては流行を作ってきた。願わくば、この小さな実験が、記者連中や読者を、もっと疑り深くしてくれますように。

もしも、どれだけの被験者を対象としたか明らかにしない研究、「統計的に優位」と言うにも関わらずどれだけ影響が大きいか言わない大胆なダイエット法が発表されたら、キミは「なぜ?」と思うはずだ。でも、大抵の場合、僕ら(訳注:忘れた頃だろうが、科学ジャーナリスト)はやらない。 残念だけど、ジャーナリスト事実上、相互評価(ピア・レビュー)のシステムで動いてるからだ。そして、僕らが失敗すれば、世界はジャンクサイエンスで溢れかえる


この悲喜劇にも、希望の光はあった。記者連中が僕らの「発見」を吐き出している間、多くの読者が思慮深く、疑い深かった。オンラインコメントで、彼らは記者連中が聞くべきであった質問をポストした。

「なぜ、各個人のカロリーを計測していない?」ボディービルフォーラムで読者が質問した。「このドメイン(IDHのウェブサイトのモノ)は、3月に登録されてて、大量のブログニュースは、この研究以外には触れていない(ググれ)。これは誰かが背後に居るぞ」ドイツの主要なオンラインマガジンの内の一つ、FOCAS Onlineの読者が言った。

また、先見性のある読者が、4月4日のデイリー・エクスプレスの記事にこうコメントした。「栄養学は毎日エイプリルフール」。

更新:the International Archives of Medicineのウェブサイトからは取り除かれちゃったけど、ココで読めるよ

(訳注:修正済みのためCorrectionは訳さず。あと、何箇所か言い回しが怪しいので、適宜修正するよ)

2014-11-16

朝早く下町住宅街を歩いて通勤か通学している途中、不意に昔ながらのオーソドックスな正油ラーメンが食べたくなって、たままた通りがかった昔の漫画に出てくる土管が置いてあるような空き地にやたら賑わっているラーメン屋テントを出していたものから寄ってみたところ、なぜか一瞬カツ丼を注文してしまいそうになりつつもなんとかカツ丼付きのラーメンセットということで落ち着き、支払いも済ませて食券ももらって、さてじゃあ先客もそこそこいるしってんで、店の裏手にある待合広場で呼び出しを待つことになったものの、五分と待たず5、6人の先客とともに呼び出され、食券と引き換えに手渡された名刺大の手書きメモに、「申し訳ありませんが、皆様は『ラーメン詐欺』にまんまと引っかかってしまわれました」などと書かれており、テントに引き返すもあれほどの賑わいが嘘のように人っ子一人おらず、寒空のだだっ広い空き地にぽつんと掲げられていた看板には「ここにいたすべての人間は弊社が用意致しました『サクラ』です」とあり、なぜそれをわざわざ伝えたのかと呆然しかけていたところで、ふと我に返って、そういえばどこかへ向かう途中だったことを思い出したので、また歩き始めたが、自分詐欺に遭ったと嗅ぎつけた柳原可奈子リポーターとしてやたら付きまとい、「どんな気持ちでしたか」とマイクを向けてくるのを煩わしく思いながらも、徐々にそれまでの展開に違和感を覚え、どうやらこれは夢だと気付きつつあったものの、だとすればこれは俺の意思だということで、じゃあどういったわけで俺が己を騙してこんな恥ずかしい気持ちにさせやがると憤ったところで場面は暗転し、ふとCMに入るのだけど、それがまた5年前の竹野内豊イケメンが人をおちょくるような軽妙なノリで「ヒゲと月、どっちが好き? 」「そりゃあ月でしょ」「でもヒゲは猫のひげだぜ」「んだよ、それ先に言えよ」などというもので、さっきまでの腹立ちもどこへやら、で、結局これは何の宣伝なのか気になって見届けようと思ったところで、ピピピピと目覚ましの音が聞こえてきてタイムアップおはよう。

2014-11-05

トドトドうるせえよ

保護されたのはよかったと思う。

わたしは牛肉豚肉鶏肉も大好きだし、その肉を食べながら猫を大切に飼っているし、家畜ペット野生動物も同じ命なのに区別して扱う自分倫理観薄っぺらさも重々承知の上で、完全なる人間エゴに基づいて、物珍しさだけで「トド保護されてよかった」と感じている。そのエゴについて論じるのはまた今度でいい。

むかしあったマスコミ主導のタマちゃんブームとかああいったのも世の習いだと思う。

から興味本位で、マスコミトド保護現場取材すること自体は、まあわかる。わかるというか、とやかく言う資格はわたしにはない。

その上で言う。

中継しているリポーター、お前は何様のつもりなんだ。

終始謎の上から目線適当なことばかりまくしたてやがって。

人の前に立ち言葉を操る仕事に携わる者として基本的スタンスがなっていないばかりか、いささかの美学すら感じない、むしろ不快感しか撒き散らさないお粗末さ。

「今、鴨川シーワールド従業員らが」じゃねえよ。

「ら」ってなんだよ。「ら」って。

「ら」ってのはそもそも係る対象を他より下に位置づけることばなんだよ。

従業員の方々が」だろうが。

見物客、なぜ餌を持って来る。

お前飼うのか。家でトド飼うのか。

いや気持ちはわかる。

野良猫に、いけないと思いつつ餌をやりたくなってしまうのと根本的には同じだろう。

でもクマにドングリ問題と若干重なるものを感じ、個人的にあまり賛同はできない思想だ。

「感動した」と号泣するおばちゃんも、きっと悪い人じゃないんだろう。

何かしら、自分人生のどこかにリンクするところがあったのかもしれない。

衰弱してゆくトドの姿は痛々しく、確かに保護されてよかった、とは思う。それは最初にも言った。

世間はいろいろな価値観を持った人がいて、ひとつのものごとにも多様な角度からさまざまな反応が集まる。

その反応の中でもとりわけ振り切れたもの、今回で言えば上記のような人々の反応、そういうのをわざわざピックアップすること、基本的自分立ち位置もわからない、いかにも頭の悪そうな、美学ポリシーもなさそうな人間たちがマイクカメラを持たされて、極端な反応をする人々にさらに極端に同調した映像と音声を公共電波に流すこと。

マスコミに久々にうんざりさせられた。

マスコミなんてそんなもんだろ」「何を今更期待してんの?」

もちろん、情報は取捨選択すべきもので、発信源を見極め、思想の偏りや経済事情などを考慮して受け取るべきものなのは今や常識だ。

でもわたしは、マスコミに期待しても無駄だとは思わない。

マスメディア代表であるテレビ視聴率がすべての世界から、つまんない内容に対して「つまんねえからもう見ねえよ」と言い続けていれば少しはつまらなくなくなるはずだし、偏向報道に対して「こんな公平性に欠けた報道なんてもう見ねえよ」と言い続けていれば、少しはまともな報道をするはずだし、おかしなことば遣いや不適切取材についても(以下略)。インターネットにすっかり先を越されているけれど、そのインターネットテレビ批判し続けることが、今のテレビもっと面白くすることになるといいな、と思ったりしている。トドは助かってよかったと思うし、水族館の方々は本当にお疲れ様です。

2014-10-08

http://anond.hatelabo.jp/20141001114248

硫黄やその化合物硫化水素と、複数の気体の混合物である空気を同列に語る意味が分からない。

空気が美味しい」って言えばおかしくないが、「酸素が美味しい」って言えば突っ込まれても仕方ないと思う。

あと最後の一文にだけ触れて同じ穴のムジナとか言うのもどうかと。

あの番組報道番組なのだから正確さが求められるはず。その原則に当てはめればリポーターの言ってることは間違っていることになる。

2014-09-30

硫黄のにおいががする」に「硫黄無臭だ」と返した恥ずかしい理系教授

テレビ局御嶽山リポートで「硫黄のような臭いします」と伝えたら、Twitter理系東大教授が「硫黄無臭だ」とツイートし、それが絶賛されているとのこと。

御嶽山リポート硫黄のような臭いが・・・」 東大教授ツッコミ硫黄無臭だ」 : J-CASTニュース

http://www.j-cast.com/2014/09/30217143.html

絶賛の例はこんな意見

化学系の人には常識なのだけれどね」

化学で習ったでしょといつも思う」

「そろそろ硫黄無臭硫化水素だということをメディアは広めるべき」

しかし、そもそもは…

363 風吹けば名無し@転載禁止 2014/09/30(火) 18:23:33.09 ID:35V+eBbX

そもそも硫黄の命名が

温泉特有匂い硫黄ユノアワと読んでた→温泉地のにおいの元は硫化水素

→Sを硫黄と呼ぼう

という流れだから硫黄匂いしますであってる

アスペ以前にドヤ顔無知晒しただけ

という話であり、「硫黄臭い」というのは日本語として使用してもおかしくない表現

硫黄という言葉元素としての言葉役割が当てはまってたのが後なのです。

化学研究をしすぎると国語がおろそかになるいい例ですね

※追記

語源がこうだから」という話ではなく正確に「硫化水素臭い」と言ったほうがいい、という意見について。

日本では、元素Sの意味硫黄という言葉と、ユノアワの意味硫黄という言葉が、現在でも並行して使用されていますユノアワの意味硫黄から消えてしまったわけではありません。

その上で、日本報道番組で一般の日本人により広くわかりやすく伝えるには、化学に正確な「硫化水素臭い」と言うか、日本人に馴染みのある「いおうの臭い」と言うかの話です。(もちろん別の選択肢もある)

テレビ局リポーターが「いおうの臭い」を選んだことは、今回つっこまれているようなおかしなことではありません。

しかし、これから科学立国日本としてメディアは正確な科学用語を話すべきだ、という趣旨の元、硫黄ユノアワの意味封印するという選択肢否定しません。

2013-11-07

最後に「こちらからは以上です」って書く奴

なんなの?リポーターなの?隊長あこがれなの?

2013-07-17

大阪観光局 大丈夫マジで


昨日ガイアの夜明けで何やらやっていた。

ようこそ!ニッポンの“新玄関口”へ

と題されたコーナーを見るともなしに見ていた。

というかほとんど記憶にないので見ていないに等しいのだが。

ある場面で、こりゃダメだと思った。


このコーナー全体の概要

大阪西日本経済の中心地であるが、地元の人はあまり大阪には観光で見るべきスポットはないと嘆く。

そんな大阪を何とかしようと大阪観光局というプロジェクトが始まった。ここは府・市・経済団体が共同出資して設立した団体で、外国人観光客を増やすための活動を行なっている。

初代局長加納國雄氏は、3年後に現在の2倍の外国人観光客増加を目指すと言う。

国や地域ごとに担当チームを分け、文化や習慣が違う人に細やかな対応ができるように組織を作った。東南アジア担当者外国メディアを使って大阪宣伝してもらおうと考えた。

6月2日シンガポールテレビクルー大阪を訪れ旅番組制作リポーターは現地の人気タレントウクレレガールズ。担当の今中さんは彼女たちをアメリカ村大阪城に案内。

6月19日マレーシア首都クアラルンプールに今中さんの姿はあった。東南アジアから大阪観光客を呼びこもうと考える今中さんの前に立ちはだかったのはとあるマークだった…。

こんな感じ。



こりゃダメだってところは、東南アジア担当の今中さんが、大阪観光名所として案内をしたアメリカ村でのこと。

アメリカ村を案内してるときシンガポールのTVスタッフから質問があった。

アメリカ村にある店舗店長さんたちはみんなアメリカ人なのですか?どれくらいの割合でいらっしゃいますか?」とまあこんな感じだった。

今中さんは「わかりません」と答えた。

この質問には私自身正直言って斬新というか面食らった。

そんな発想まったくなかったから。

でもよく考えると何の不思議もない質問だ。

他国にある日本人村を紹介されたらどれくらいの日本人が住んでるか気になるし、

チャイナタウンコリアタウン紹介されたらやっぱり中国人韓国人が多いんだろうなと思うわそりゃ。

今中さんは大阪の人なんだろうな。きっと。

アメリカ村がそういった地区でないことが当たり前すぎて気が付かなかったんだ。

そこはいい。まだ。自分も気が付かなかったし、新鮮な視点を教えてくれてありがとう

シンガポールTVスタッフってな感じで見てたら。

問題は次の質問

「じゃあアメリカ村ってどういう意味ですか。名前の由来は」というやつ。

今中さんこれにも「わかりません」みたいな回答。

これには引いた。さすがにそりゃないわ。

諸説あるが、アメカジファッションの店が多いからと言われている。

って解説が被せてあった。

せめてそれくらいは回答して欲しかった。

見てて恥ずかしくなった。

これから大阪観光をアピールしようって組織担当者

アメリカ村を紹介してるんだろ。

飲食店でいえば、当店自慢のアメリカ丼ですって紹介しながら、

何でアメリカなの?って質問にわかりませんってありか?

相手をバカにしすぎだろ。

大阪観光局まじめに仕事しろ

一応断っておきますが、今中さんを責めてるんじゃないです。

今中さんは誠実そうな女性でした。その質問を即座にメモしてたりしたし。

問題は多分、大阪観光局の体質じゃないかなと。

府・市・経済団体の共同出資ってことは税金も使われてるんでしょうね。

他の場面もお役所体質丸出しでした。

もっと真剣にやらなきゃ。

場末定食屋の親父の方がよっぽどアピール上手いし、真剣にやってるよ。

私は大阪市民じゃないけど、ちょっとあきれちゃいました。

2013-05-08

村上春樹の新刊、「田崎つくる」のAmazonレビューをみていて思うこと

amazonレビューで、多崎つくるのレビューを、ほとんど疑いもなく星5つで記載し、圧倒的な「参考にならない」の評価をくらっているしがないレビュアーです。

ちなみに、今日2013/5/8現在、335人中101人が星5つの評価を加え、星4つの高い評価をつけた人を加えると、335人中182人の半数以上の人が星4つ以上をつけているにも関わらず、現在「最も参考になったカスタマレビュー」は、ドリーなる人物の書いた「孤独サラリーマンイカ臭妄想小説」という星1つのレビューで、9825人中、9502人が「参考になった」というボタンを押しています

ちなみに星1つの評価のレビューは、323人中、51人しかないにもかかわらず、この評価は圧倒的です。

感覚的にいえば、全体における星の数の比率に、各評価の中で「最も参考になった」というというレビューが、最終的に漸近していきそうなものですが、このドリーなる人物のレビューは、ある種ゴシップ的な面白さが加わり、NAVERとかはてブあたりから迂回してやってきた方々の支援もあったのだろうと邪推しつつ、圧倒的な支持を得、10000近くの人たちに「参考になった」とフォローされているわけですが、その内容は、読めば読むほど気持ちの悪いレビューで、村上春樹とりまマーケティング悲惨さを痛感するとともに、あらためて日本人文盲具合と、教養のなさと、その教養のなさをひけらかす露悪主義をみせつけられるようでした。

はいえ。

これも、ドリーなる人物の文章が悪いのかというとそういうのではありません。こういう気持ちの悪い文章は、本来放っておかれれば、そのまま情報の闇に葬りさられるだけであり、問題なのは、こういう情報を引っ張ってきて、「うーん、これはすごい」「面白い」と言っている人々の側に、前述した無教養さの礼賛であるとか、露悪主義のようなものがあるように思うのです。

それで、私は、この駄文が、そもそも情報の闇に葬りされること請け合いなのにもかかわらず、下記の数点の視点に絞って、村上評価およびその周辺のマーケティングの問題について論じたいと考えています

1.村上春樹の今回の新作の、アマゾンレビューにおける、公平な評価の基準軸(いったい星いくつが適切なのか?)

2.「村上春樹が嫌い」というヤツは、実は「村上春樹」よりも「村上春樹ファンのことが嫌い」という事実

3.村上春樹を100万部売ろうとするマーケティングの問題(そもそもこれエンターテイメント小説じゃないんですけど)

この3点についてです。

■1.村上春樹の今回の新作の、アマゾンレビューにおける、公平な評価の基準軸(いったい星いくつが適切なのか?)

まず、結論から断じて言いますが「多崎つくる」のamazonレビューを、現在日本文学における主要作品(村上龍山田詠美阿部和重平野啓一郎川上・・・などなど)と比較して星をつけるとするならば、星は5つ以外は考えられません。これらの作家の代表作と比較しても、時代的な価値、作品の主題、文体などにおいて「劣っている」という評価をしようがないからです。

もちろん、小説物語には個人的な共感を読み手の原動力にするという性質上、どうしても「共感できない」という人がいるのは確かなことです。しかしながら、そういう個人的な側面を度外視し、「文学」というジャンルにおいて、日本という国の文化歴史的に補足、説明する資料として、たとえば、文学作品ピックアップするのだとすれば、本作は1Q84までとはいかないにしても、近年日本代表クラスしかいいようがないからです。

2013年日本という国で出版された歴史的に淘汰を免れる文学作品をあげなさいといわれて、今年、これ以上に素晴らしい「文学作品」が登場するかどうか、私は甚だ疑問です。平野啓一郎の新刊がでればその可能性があるでしょうが、少なくとも、それ以外の作家には期待できません。

abさんご?無理です。

田中慎弥もっと無理です。

そういう意味において、本作は星5つ以外の評価はありえないと私は思うのです。

しいて別の視点で評価するならば、村上春樹作品全体を相対的に評価するということもできるかもしれません。これについて言えば、私の評価は、星5つに限りなくちかいものの、もしかしたら星4つをつけるかも、くらいのところです。人によっては3つという人もいるかもしれません。それはあくまでも村上春樹作品における相対評価です。

本作は、次につながる長編小説のための助走のような小説です。伏線の回収(村上春樹本人ならば、伏線の回収ではなく、全体を微細に描き切っていないと言いそうですが)、それが十分でないことがその理由です。

しかしながら、これが作品の評価を不当に低くするかというと別問題です。短編小説というのは、その行間物語前後や背景を滲ませ、読者に共感の余地を残すものです。これは本作が、短編小説的な位置づけにあるということを示唆しているのであって、村上春樹が手を抜いているわけではないのです。星を1つ減らす理由があるとすれば、「もう少しだけ短くてもよかった」という点でしょうか。短編小説というには、少し長すぎました。

本作は、あくまでも「短編」であり(この人の場合は、もはや「短編小説」がこの長さになってしまうだけ)、あえていくつかのプロットを読者に委ねたのです。これは、文学を読む側のリテラシーの問題です。趣味(つまり好み)の問題ではなく、読む側の技術(読解力)の問題です。

というわけで、個人的な村上春樹の読者として星をつけるならば4つもあり得るかもしれませんが、文学に全方位的に公正な評価をつけるのならば、星5つ以外にはないということをご理解いただけるでしょうか。

もし、理解できないのならば、村上春樹を読む前に、夏目漱石森鴎外と谷崎と太宰と三島大江健三郎と諸々読み直すべきでしょう。

それが嫌なら、伊坂幸太郎でも読んでればいいと思います稚拙な、読解力を十分に満足させるだけの文章にはなっています

■2.「村上春樹が嫌い」というヤツは、実は「村上春樹」よりも「村上春樹ファンのことが嫌い」という事実

私は、長年村上春樹の作品を読み続けてきて、周囲にもそのことを公言しているわけですが、最近困ったことに「ハルキストの○○さんは、新作もちろん読まれたんですよね?」とか「ハルキストとして今作はどうでしたか?」などと聴かれることが多くなりました。

この「ハルキスト」なる呼称最近よく聴くんですが、これって、わりと最近たぶんノーベル文学賞に毎年エントリーされるくらいになってテレビリポーターとかがテキトーつけたんじゃないかという気がしています。一体いつくらいなんでしょうか?

私思うんですが、村上春樹の読者を「ハルキスト」と呼称してしまう人は、はっきりと断言しますが、村上春樹を読んでいないか、全く読解できていないかのどちらかです。

村上春樹小説はどの作品でも読めばすぐにわかますが、組織共同体所属することにとにかくうんざりしています辟易しているし、場合によっては嫌悪感に近いものを感じていることもある。とにかくそういう人たちとうまくやっていくことができないし、やっていく自信もない。主人公の「僕」やら「ハジメくん」やら、「ワタナベくん」は、もう、所在なし、所属なし。

まりひとくくりに呼称できない存在なのです。

村上春樹の作品が世界的に受け入れられているひとつの理由は、その「孤独」性です。その周囲にうんざりしたり、なじめなかったりするその主人公のおかれた状況に、読者が少なくない共感を感じてしまうことが、世界的に受け入れられたひとつの理由なのです。

まり、「ハルキスト」などという「ひとくくり」の呼称を付与されることに、気持ち悪さしか感じない・・・というような人たちが、どちらかといえば村上春樹本質的な読者なのです。私も同様「ハルキスト」と呼ばれるたびに、冷笑を覚えたりするので、みんなそんなもんだろうなと思っていると、ときどき本当に「ハルキスト」を自称する読者にあったりします。こういう場合は、辟易するというかなんというか、ときどき困惑嫌悪感が入り混じった感情を抱いたりするこもあります

なんなんだこの違和感

と。この感覚は、村上春樹に星1つをつけて、「いやぁ、村上春樹とか読んでるやつ信じられねーな」とかいう人の感覚に案外似たところがあるかもしれません。(まぁ、とはいえどうでもいいことなので、あえてバッシングしたいとも思わないのですが。)この際、そのほんとに読んで言ってんのかよ!という方々を「ハルキスト」と呼称しましょうか、そのハルキストなる方々と、村上春樹の作品とはまた別の問題だと考えるべきです。

こう言うと、村上春樹小説はそういう勘違いした読者、その「ハルキスト」なる存在を生み出しており、村上春樹にはその責任があると捉えることもできます

アンチ村上春樹人間は、この影響力に村上春樹への脆弱性をみつけて、論考をぶつのですが、はてさて、この点はもういちど考え直してみたいところです。読み手の読解力の欠如がもたらした読者の勘違いを、書き手である村上春樹にその責任を求めることができるのか?ということです。

小説作品は、たとえば自動車エアバッグとか、緊急時備え付けの消化器とか、避難用のはしごだとか、なんでもいいけど、使い方を誤まったら命に別状があるというようなものではありません。

芸術作品です。

作り手の意思とは別に受け手勘違いしてしまうことに、作り手はどれだけの責任が持つ必要があるというのでしょうか。

それは、最後に後述するマーケティングの問題もあります

■3.村上春樹を100万部売ろうとするマーケティングの問題(そもそもこれエンターテイメント小説じゃないんですけど!)

村上春樹を批判する多くのレビューを読む限りにおいて、圧倒的な支持をえる論調は、

「こんなヤツはいない」

恵比寿でナッツを食べるたべにバーに入ったりしない」

「そんな簡単に女とセックスするヤツはいない」

孤独をそんなに深刻ぶったりしてこいつは、何様なんだ」

かいものです。

確かに、多数派ではないかもしれませんが、いないわけではありません。ホテルのバーでお酒を飲んだりすることは、普通にあることです。言葉でどう表現するかの問題はありますが、物事を深く考えすぎて、些細な問題で心を痛めてしまうということも、現代人ならよくあるはずです。セックスなんて論じる必要もなく、敷居が下がっています

主人公の行動や言動を自分比較して、「こんなヤツいないよ」とかいうのは、主人公を類型化して自分との共通点を見つけ出す作業なのでしょうが、確かに、村上春樹の作品の主人公を無理やり類型化して、多数派か少数派かで割り振ったとしたら、間違いなく少数派でしょう。(安易にこういう構図に分類するのは正しい方法ではないのですが)

本作、主人公多崎つくるのプロフィールをざっくりと書くと。

鉄道会社勤務。年収は、700万程度。都内にマンションを所有し、ローンもない。30代後半で独身女性関係特に困ったことはない。

なんというか、条件面だけ描きだせば、裕福で恵まれていて、どこかしらいけすかないととることもできそうです。そして、実際、この点を、アンチレビュワーの方々は、突いているのですが。

前述したとおり、村上春樹小説世界的に受け入れられたひとつの要素はその「孤独性」だと言いました。

みんなの中でわきあいあいとできない。上司にうまく媚を売ったりはできないし、意味のない日常会話を成立させたりもできない。会社終わりにみんなで飲みにいったりするくらいなら、ひとりで孤独音楽を聴きながら読書をしていたい。

などという人間を描いて、そこに世界中の多くの人間共感しているのです。きわめて個人的に。

そして小説というのは、個人的な共感によってはじめて読み進めることができる形式の芸術です。

たとえば、ソフィア・コッポラ映画は、同じように「孤独」を描いていますマリアントワネットなどはその最たる例で、多崎つくるくんなどとは比較しようもないくらい恵まれている。にも関わらず、彼女は圧倒的な孤独に苛まれている。そして映画を観る者は、そのマリーの孤独共感して、胸を痛める。いや、映画小説と違うのは、マリーの孤独共感しようとしまいと、映画自体は2時間後に終わるということ。

しかしながら、小説というのは「なんだよこいつ、むかつく奴だな」というのがあったら、読み進められない。別の言い方をすれば読み進めなくてもいい。村上春樹は、この社会において孤独を感じながら生きざるを得ない、もしかしたら比率的には少ない側の面々の生き方肯定しながら、その顛末を見守るというようなプロットなのだから、読んで「むかつく」人が多いのが、当たり前といえば当たり前なのです。

もともと多くの多数の人間共感されることを、書いてる本人も視野にいれてはいない。(それを望んでいないわけではないにしても)

にもかかわらず、売る側は必死です。

それはそうです。売る側は、本の内容は関係いからです。出版不況時代です。本が売れません。黙っていても売れる時代なら、売る商品を選ぶこともできます。「こんな根暗作家が書いた本は、ひっそりと奥に並べておこう」とか。でも今は、売れる商品が限られています。小さな本屋から、大きな本屋まで、こんなにまとまって本を売ることができる機会は、年にそう何度もあるわけではないのです。

だもんで、売る側は、まったなし。「村上春樹の新刊!?長編平積みだよ、平積み!」

と、なって当然です。で、買い手は買い手で、村上春樹なんて共感できない人が数多いて、そのことを半ば自覚しているにも関わらず、「またぞろ、村上さん新刊ですか?」などとうがった態度で、1700円も払って買って帰ったりする。

本来、孤独に静かな時間を過ごしたい人(それから社会自分との繋がりを確認したい人)のために書かれた本であるにも関わらず。

帯にこんな風に書いておけばいいかもしれません。

「この作品は、日常違和感を感じることもなく、日々を謳歌している人間には読む必要のない小説です。それと孤独を描いてはいますが、自分自身の孤独が解消されれば、他人のことも社会のことも、どうでもいいという人にも不向きです。自身の孤独社会との関係において改善されることを仄かに信じている人のための作品です」

もちろん、そんなことは絶対書かれることはないのでしょうけれど。

本来静かに出版されて、求める人がそこに救済を得るという仕組みであるべき作家と読者の関係が、資本主義論理によって蹂躙されている。それだけのことにも関わらず、本来、村上春樹に対して苛立つ必要もなかった人たちまでが、駆り出されて、勝手に苛立っているのです。

嫌なら読まないということが可能なのにも関わらず。

この「作り手」と「市場」との悲劇的な関係というのが、アンチ村上春樹を作り出し続ける最大の要因という気がしてなりません。

---

随分長くなってしまいましたが、最後に結論というかなんというか。

こういうことも言えるかもしれません。

昔、三島由紀夫は、太宰治が大嫌いで、直接会いにいって「私はあなたの作品が嫌いです」と言ったそうです。

すると太宰治は返す刀でこう答えました。

「でもこうやってわざわざ来たんだから本当は好きなんでしょう?」

三島由紀夫は、なにも言い返せなかったそうです。

まり、みんな本当は、村上春樹が好き(もちろん、断固として認めたくない)なんだけど、作品の主人公同様、素直になれず、好きさゆえに星1つつけちゃって、あんなヤツ嫌だよ、いないよ。むかつくよ。とか言ってるだけっていう可能性もあります

ん?あっ、それって、実は一番村上春樹主人公的?な気がしなくもないですね。

この長文を書いている間に、少なくとも「私は、ハルキストです」とか言ってる人より、星1つつけて、村上春樹なんか嫌いだよとか言いながら、毎回出版されるたびに買っちゃってる人たちの方が、なんだかよっぽど共感できる気がしてきました。

おしまい

2012-05-18

国際関係の築き方?同僚の韓国人に言われたことから

職場新人同僚に、韓国人がいる。新人と言っても40前で、私よりはひとまわり弱、年上だ。

先日別の同僚のアメリカ人を含めて3人で、日韓中+北朝鮮の関係性と歴史について話していたときのこと。


アメリカ人アジアの国の関係性をよく知らないので、

私は、「日本には韓国人が意外とたくさん住んでるよ、既に日本国籍を取得した元韓国人も含めて」と言った。

そしたらその韓国人同僚が、「日本天皇先祖韓国人だと(天皇本人が)言ってるしね」と言った。

直後に彼は「これは事実だよ」と加えた。


私は衝撃を受けた。


それが事実かどうなのかは、私は知らない。でもそうゆう話があるということを知ってはいる。

ぶっちゃけ事実かどうかなんて私はあまり興味が無い。

だけど日本人にとっては非常にデリケートな問題のはずだ。

デマだと思ってる人もたくさんいるだろうし、そもそもそんな噂知らない人だってたくさんいるだろう。

それを「事実だよ」という強調とともにアメリカ人の前でさらっと言い放った彼の言動に驚いた。

これを聞いた目の前の日本人がどう思うか、彼には考えが及ばないのか?


日本韓国は、歴史を共有している、近くて似た国だからこそ、その関係には一筋縄では行かない難しさがある思っている。

ただ私は、アンチ韓国とかそうゆうことには全く興味が無い。

私にはかつて韓国人上司がいた。非常に賢くて、優しく、今でも尊敬できる人だ。

それから学生時代研究室には韓国人留学生がいた。良い友達だった。

今の職場の別の部署にも韓国人がいる。皆とても謙虚で親切だ。面白い奴もいる。

私は、彼らが日本のことを悪く言ったり、日本人が気を悪くするようなことを言ったりするのを聞いたことは一度も無い。

同様に、日本人友達韓国の悪口を言っているのを聞いたことも無い。

寧ろ韓国人アイドルにはまって韓国まで一人コンサートに出掛けた強者の友人がいるくらいだ。


そうゆう境遇だったもので、この新人同僚韓国人の言動に驚いたのだ。

そう言えば、北朝鮮ミサイルを発射したと報道された頃、韓国心配して「どうなの?」と聞いた。

彼は「いつものことだから気にしてないよ。それより日本原発による放射能汚染を(韓国では)皆心配している」と。

また別の日、アメリカ人同僚の「日本語韓国語勉強するならどっちの方が難しいと思う?」という質問に対して、

韓国語は非常に複雑で難しい言語だと思うよ。日本語の方がはるかに簡単だよ。」と言っていた。

最初は私が考え過ぎなのかと思っていたが、彼の様々な発言に私はいつもしっくり来なくて、

結局彼はあまり日本が好きではないのだろうと推測するに至った。


彼と出会ったことで、韓国人の「韓国日本!」という観念を初めて目の当たりにした。

今私にとって問題なのは、彼とうまくやっていくにはどうしたらいいのか、ということだ。

というかそもそも「これを言ったら相手は気分を害するかも」という配慮に欠けることが問題なのだが。

(ついでに彼は、中国にとっては北朝鮮はお互いベストフレンドだと言った。

これを隣の部署の中国人が聞いてたらどう思うのだろう、と内心そわそわした。)

前述の通り私の周りには尊敬すべき韓国人もたくさんいるので韓国人のもの失望することは無いが、

彼のような韓国人が他にもいることはおそらく間違いない訳で、少し怖くなった。

天皇韓国人、そんなこと、信じる分には構わないが、それを日本人に言ったところでどうなる?


言ったところでどうなる?で思い出したついでに、もう一つ書きたいことがある。


お盆の時期のテレビ特集と言えば、原爆

数年前(十数年前?)のそれで、存命のエノラゲイパイロットインタビューするというドキュメンタリーをやっていた。

もう大往生寸前かという老いた元パイロット日本人リポーター被爆二世だかの人だった気がする)が聞く。

原爆を投下したことに、罪を感じないか被爆者に、謝罪をしたいとは思わないのか?」


その当時、元パイロットはきっとお国のために使命を全うしたのであろう。…神風特攻隊のように。

私は原爆の苦しみを知らない。

軽はずみなことや誤解を招くようなことは書きたくないし、元パイロットを擁護するつもりなんて全くない。

しかし彼が謝罪をしたら、被爆者(かそのリポーター)は楽になるのか?報われるのか?(注:反語ではなく、問いである)

日本テレビはすごいことをするもんだと思った。


小学生とき社会の授業で「戦争(や原爆)の痛みを忘れてはならない」と習った気がする。

それは、加害国(原爆に関してはアメリカ)に対して「私たち被害者から!」ということを忘れさせないためではなく、

我々日本人が他の国に対して同じようなことをしないために、

他の国がまた別の国に対して似たような過ちを繰り返さないために、「痛みを忘れてはならない」のではないだろうか。


別の部署にいるアメリカ人に、「日本人には優しくしなきゃダメだ!」と冗談まじりに言ったことがある。

アメリカ人の彼は「なに!?お前らパールハーバーを忘れたか!!」と言って来たので、

「なんだと、ならヒロシマナガサキはどうだ!」と言ってやった。

二人して、あほらし、と笑い合った。

戦争植民地支配、虐殺慰安婦問題は、その後も賠償問題という形でいつまでもたっても過去過去にならないのが現実だ。

(賠償に限らず、原爆だって被爆三世という言葉があるぐらいだ)

けれどもアメリカ人日本人が、不謹慎かもしれないが、シュールジョークで笑い合ったのは事実である


日本韓国日本中国も、いつかそんな間柄になれたらいいのにと、心から思う。


最後まで読んで頂きありがとうございます。間違いがあれば指摘して頂ければ幸いです。

2011-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20111003190315

個人的には、リポーターが「危ないですよ」と良いながら北の工作船上陸員と戦って欲しい。

いや、ガチ日本海であるらしいんだよね・・・

頑張れ街の仲間たち

飯食いながら雑談してたら

珍走団暴走自転車報道の仕方がなまっちょろい」みたいな話になって、

最終的に「リポーターが『危ないですよ』と言いながらクルートラックで次々轢き殺すのがベスト

という結論に落ち着いた。

2011-05-18

ミヤネ屋の中継見てワロタ

裁判所から判決結果の速報を伝えるリポーター


「はぁはぁはぁ(息を切らしながら元気に)中勝美被告に、はぁはぁ・・・、無期判決懲役が出ましたぁ!!」


意味は理解できるけど、とりあえず吹いた。

それにはぁはぁしすぎ。

2011-03-14

それにしても報道

なんで被災者被災地の悲惨な現状を、今映しださなきゃいけないんだろうな。

有用な情報も流してはいるんだろうが、それよりもリポーターが無遠慮に被災者インタビューしている画のほうが目立ってしまう。

あいうものはもっとあとでもいい。それよりも今を生き抜く術をより多く流すべきじゃないのか?

それでは放送が持たないというのなら、時間帯区切って放送を休止すればいい。

映される側にも、それを見る側にも暗澹たる気分しか起こさせないインタビューを見るよりは、

いっそテレビ局の電源を落としてしまうほうが、少なくとも節電には協力できるだろうに。

2011-01-11

http://www.bpo.gr.jp/audience/opinion/2010/201004.html

サスペンスドラマ」や「刑事ドラマ」が多い。その上、この春から新たに刑事ドラマが始まる。現実殺人事件が増加しているのに、ドラマ殺人の隠蔽方法まで教えている。「殺人」がなければ成立しないような「サスペンスドラマ」や「刑事ドラマ」は放送するべきではない。もっと心温まるドラマを放送して欲しいドラマバラエティーも後々まで心に残る番組を作って欲しい

テレビ情報番組リポータースタジオ出演者らがモノを食べるシーンがよく出てくる。彼らが「おいしい」などと満面の笑みを浮かべて舌鼓を打っているのを見て、我々視聴者テレビの前でよだれを垂らしているだけである。出演者の飲食シーンを排除することはできないのか?

読んでいて疲れたのでここら辺でやめ。

2011-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20110103184834

ブラジルテレビで放送された初音ミク関連の番組だがYouTube英語字幕のついた動画が2つほどアップされていた。

http://www.youtube.com/watch?v=OEnhdGhvdQY

http://www.youtube.com/watch?v=CkQ5Y8vWxgk

そこでこの2本の動画を組み合わせて適当翻訳してみた。

=====適当翻訳開始=====

スタジオ

男性キャスターSFっぽい歌手、マジそんな感じの歌手日本で大成功してんだけど、これがまた今まで見たことないようなものでね。その歌手ってのは、実は存在していないんだ。少なくとも現実世界にはね」

コンサート映像初音ミク

音楽はWorld is Mine映像2010年日本でのコンサート

ナレーション「会場はいっぱい、ファンは大騒ぎ、どこにでもありそうなポップコンサート風景しかし、ショーの中心となるスターは、少なくとも現実世界には存在していない。たとえそこでバンドと一緒に踊って歌っているように見えても。このバーチャル歌手には名前もある。初音ミク初音を作った日本企業は、ステージ上で三次元のように見えるこの映像を作り出した技術がどんなものなのか、明らかにしていない。ファンにとって初音は、既に始まっている『未来』のアーティストだ」

秋葉原

ナレーション「我々は2人のファン、ヒナとキクを東京電気街アキハバラ発見した。驚くべきことにここでは自動車ですバーチャルアイドルで飾られている。ヒナ歌手に合わせた服を着ており、初音に関するあらゆるものを買っている」

コンサート映像巡音ルカ

彼女がこれらの曲を好きな理由は、大勢の人が作曲しており一つ一つが異なっているから」

クラブ映像

「例えば東京ナイトクラブ演奏しているこのDJは、初音に歌わせたCDを13枚リリースしている。ヴァーチャルアイドルを作り上げるには、数多くの生身の才能が必要だ。現在における日本でも最大の音楽的成功の背後には」

藤田咲リポーター

声優(Seiyuu)の藤田咲がいる。Yoroshiku Onegai Shimasu」

コンサート映像

「咲は3年前、一連の文章と歌の断片を録音した彼女はそれがどのように使われるかすら知らなかった」

藤田咲インタビュー映像

「それが今では、人々が彼女の声を使ってやっていることに、そして彼女に気づいた時のファンの反応に驚かされる日々だ」

Vocaloidソフトとそれを使って作曲中のDJ

Vocaloidというソフトのおかげで、日本語は話せるが作曲にはあまり知識のない人でも歌を作ることができる。このDJの説明によれば、まずヴァーチャルアーティスト言葉と文章をダウンロードし、それから歌詞を書く。そして音符を入れる。同じやり方で楽器の音も加えればそれで終わり。新しい歌の完成だ」

コンサート映像

「この現実と仮想の混交は、ますます発展しそうだ」

=====適当翻訳終了=====

2010-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20100901174951

いわゆる地方落ちか。

ヒップアップ川上福岡リポーターとかしてた。

福岡の方は芸人番組持てるのは福岡地方タレントって感じ。

東京で売れた芸人が持つってのはあんまないね。

エド・はるみ福岡深夜に華丸大吉とでてるよ。

2010-07-29

職質された

どういう基準で相手を選んでいるのかと聞いたら、身も蓋もなく主観だと言われた。

身なりをちゃんとしていない、持ち物や挙動に不審と点があると思ったら声をかけると。

身なりを気にしないヲタと対人スキルに欠陥がある非コミュメンヘラ犯罪者予備軍と認定されてるようです。

秋葉原とかもうすぐある夏の祭典とかいけば対象者が多すぎて大忙しだろうね。

どこぞのリポーター曰く、10万人(今じゃもっと増えてるだろうけど)の宮崎勉がいるらしいから。


ふざけんなちくしょう

家まで50メートルもない場所で呼び止めやがって。

近所の人に見られまくったじゃねーか。

主婦がこっちみながら顔を寄せ合ってひそひそ話なんて光景漫画アニメでも今時ねーよ。

2010-06-21

「if~もしも~」2009年9月5日オランダにて

実況「いい位置でフリーキックのチャンスです、日本!」

解説「俊輔と……ああ、本田も行きましたね。」

実況「さあ、どちらが、蹴るのか!?」

 

解説「あちゃー」

実況「おおっと本田が、ちょっと中村俊輔選手と揉めたのでしょうか?」

解説「試合中に見せてはいけないですね」

実況「どうやら、フリーキックを蹴らせてもらえない本田選手が、プレー中に……」

解説「雰囲気悪いですね」

実況「…という形になってしまいました。さあ、中村俊輔、直接行くか!?」

解説「低い球で!」

 

解説「え?」

実況「本田だ!入った!キーパー動けない!入りました!日本先制!中村が通りすぎたあとに、本田が蹴って決めました!」

解説「全員騙されてましたね」

実況「笑顔中村本田が抱き合っています。ほかのメンバーも集まってきました」

解説「いいブレ球でした」

実況「中村に釣られて、壁の選手ジャンプしたところに、時間差で本田ブレ球!」

解説「キーパーボールを見失ってましたね」

 

 

リポーター「続きまして中村俊輔選手です!お疲れ様でした。今日フリーキックですが?」

俊輔「まあ……圭祐が行きたいっていうから、まあ、ひらめいたっていうか……

   ワールドカップ見越して、どっちが蹴るかわからないって、相手が思ってくれたほうが有利になるんで……

   ほんと、決まってよかったし、圭祐もいい球蹴って……決まってよかったです」

リポーター「雰囲気が悪くなったのも?」

俊輔「わざとです。監督にも『びっくりさせるな』って言われました(笑)

2010-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20100329165034

んー、なんていうかさ。

お酒を飲んだことのない人が「お酒がない人生なんて信じられない」なんて、言わないでしょ?

タバコを吸ったことのない人が「こういう時って無性に一服したくなるよなー」とか、言わないでしょ?

覚醒剤を打ったことのない人は「薬をくれ!でないと俺は死んでしまう!」なんつーこと言い出さないでしょ?


子供の頃から今にいたるまで女性と最低限の会話以上のことをしてこなかった我々にとっては、

そもそも「それがどんなごちそうなのか」想像つかないわけよ。

テレビ雑誌では、うまいうまい絶品だこれこそ最高のごちそうだ、っていう話になっているけど、

それは我々にとっては、おそらく低所得者が一生口にすることのない、

高級フランス料理フォアグラトリュフの味について語られているようなものなのよ。

リポーターうまいうまいと絶賛してるけど、正直それがどんな味なのか想像もつかないわけ。

そういった自分とはかけ離れた世界にあるものだから、

「羨ましい」とかそういう発想自体が出てこないわけよ。

ああいうグルメ番組を見て「うおおおおお!いいなあああああああ!」

「俺も頑張ってああいう食事ができるようになりたいなあああああ!!」

とか、ならないでしょ?大半の視聴者は。

普通は「あー、そうだねうまそうだねー」とか言いながら焼きジャケあたりをつついて、

食事が終わったら、番組でどんな食事が紹介されてたのかも忘れちゃうでしょ?

俺らからしたら、まさにそういった「高級グルメ番組」を見る感じなのよ。

恋愛は素晴らしい、セックスは気持ちいい、とかいう情報は。

そりゃあ素晴らしいだろうね、うんうん、気持ちいいだろうね。お、次はクイズ番組

って感じで。

2009-11-03

タレント心霊スポットめぐりするみたいな番組ってあるだろ

俺が小さかったころの話なんだが家族心霊スポットめぐりの番組を見てた。桜金蔵がリポーターだったような気がする。

しばらくすると自分の住んでる県の心霊スポットが出て来て地元でもよく聞く、よく出るみたいな話の出るところがいろいろと出てきてた。

当然小学生なので、行動範囲なんて狭いので両親にここ行ったことあるとかたわいのない話をしてたんだよ。

んでしばらく見てたらものすごい見たことある景色が出てきたのね。そうものすごい近所、なんかの間違いかと思ったがみたけどやっぱり近所なのね。

いったいどんな話なのかと思えばそこに小さな女の子幽霊が出るんだと、それ自体はそういう番組では結構ありふれた話だとおもう。んでその由来を聞いてみて家族皆目を丸くした。

その女の子は、小学校に入る直前にその場所で交通事故にあって亡くなって、無念の思いでそこの周りをランドセル背負って歩くんだそうだ。

ちょっと待ってくれ、その子知ってるぞと、そうそうその場所でそのシチュエーションで死ぬ女の子なんていないよね。間違いなく家族全員が頭に浮かんでるその子。

しかもそんなの一回も見たことないし、そんな話一回も聞いたことがない。ましてやそこの家族のこと考えりゃそんな噂立てられるわけないだろ。

そのリポートのせいで家族は一気にドン引きしたらしい。その後、番組を見続けたかチャンネル変えたのかはさっぱりおぼえていない。

何の番組だったか、どこの局かはさっぱりおぼえてないけど二十年以上たった今でも家族でその話が何とはなしに出るときがある。

俺の家の近所でその番組を見てた人がどれぐらいいたかわからないし、その番組に対して抗議されたのかは知らないけどどんな怖い話より一番忘れられない心霊スポット番組

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん