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2015-03-26

フランスの20minutesからうんこじゃない文章を持ってきた

http://www.20minutes.fr/societe/1571911-20150326-crash-avion-a320-pilotes-enferme-hors-cockpit-moment-crash

L'analyse de la boite noire contenant les enregistrements des voix dans le cockpit apporte de nouveaux éléments cruciaux dans l'enquête sur le crash de l’A320 de la compagnie Germanwings, mardi dans le Sud-Est de la France. Selon une information initialement rapportée par le New York Times, l'un des pilotes se trouvait en effet hors du cockpit au moment de la descente de l'avion.

Le point sur les huit scénarios considérés par les enquêteurs

«Au début du vol, on entend l'équipage parler normalement», en allemand, «puis on entend le bruit d'un des sièges qui recule, une porte qui s'ouvre et se referme», a déclaune source «proche de l'enquête» à l'AFP. Cette source n'était pas en mesure de dire si c'est le commandant de bord ou le copilote qui avait quitté la cabine de pilotage.

«Il essaie de défoncer la porte»

Ensuite, celui-ci «frappe doucement à la porte et il n'y a pas de réponse», précise une «source militaire» citée par le New York Times. «Puis il frappe plus fort et il n'y a toujours pas de réponse. Il n'y aura jamais de réponse. On peut entendre qu'il essaie d'enfoncer la porte», précise lale source.

Ces nouvelles informations, que la compagnie Lufthansa, maison-mère de Germanwings, n'a pas confirmées, permettent de réduire les hypothèses sur les causes du crash, mais posent aussi de nouvelles questions. «On ne sait pas pourquoi il est sorti, mais une chose est sûre, à la fin du vol, l'autre pilote est seul et n'ouvre pas la porte», conclut la source anonyme du journal américain.

Le copilote entré récemment dans la compagnie

Une source proche du dossier a indiqué à l'AFP que le copilote était entré «récemment dans la compagnie» allemande Germanwings (filiale de Lufthansa), «fin 2013 avec à son actif quelques centaines d'heures de vol». Une autre source évoque «300 heures de vol». Sa nationalité n'est pas connue avec précision. Lufthansa avait précisé que le pilote, quant à lui, avait «plus de 10 ans» d'expérience et «plus de 6.000 heures de vol».

Selon le journaliste de CNN Richard Quest, si l'un des pilotes quitte le cockpit, il doit systématiquement être remplapar un autre membre d'équipage de manière à ce que deux personnes soient présentes en permanence dans le poste de pilotage. Les éléments rapportés par le New York Times n'indiquent pas si c'était le cas au moment du crash.

2015-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20150320133217

同僚「死ねば?」

……

黙って机に向かい勉強を始める俺

ナレーション「変わりたい? 変わらなきゃ! ルミネも変わる!」



FIN

2015-03-06

http://oimoimomomo.sakura.ne.jp

 ねねは、清正の主たる秀吉の、糟糠の妻だ。

 清正がまだ虎之介と呼ばれた幼い頃から、正則と共に実の子のように可愛がってくれた、所謂母のような存在だった。

 ねねの存在があったからこそ、今この肥後25万石を納める加藤清正があると断言して良い。清正や正則と言った子飼いの将が、他の古参の将兵を差し置いて高禄を食める身分になれたのは、一重にねねによる推挙があったからだ。

 だからこそ清正は、大坂城登城する機会があればねね――いや、北政所となった彼女のご機嫌伺いを欠かさなかった。

 この度の出仕もそうだったはずだ。

 しかし、実はいつもといささか様子が違った。

「清正、今日あなたに紹介したい人がいるのよ」

 簡単な挨拶を済ませた(と言っても、ねね自身が堅苦しい挨拶を好まないので、形式だけのものでさえなかったが)すぐ後に、ねねが言った。

 一体なんだと訝る清正だが、それを面には出さずにただ頷くいた。

 ねねが名を呼ぶ。

 はい、と返事があって、軽い衣擦れの音が耳に入った。「……清正」

 聞いたことのない声が、清正の名を呼ぶ。しかも呼び付けで。

 何事だ、と眉をしかめて声の方向を無遠慮に見た清正は、ますます仏頂面になった。

 現れたのは、年若い娘だった。全くもって見覚えもなければ、呼び捨てにされる筋合いもない。

 とっさにねねの方に視線をやったが、彼女はただにこにこと笑っているだけで何の説明もなされない。

 そうこうしているうちに、娘が清正に駆け寄ってきた。

「清正!?え、本物…」

「おねね様」

 娘の手が清正の身体に触れようとした瞬間、耐えかねて清正は声を上げた。

 清正の拒絶する態度がわかったのか、そう言った瞬間娘は手を引っ込めてぴたりと止まる。

「…あの、説明していただけますか」

 少し不機嫌そうに清正が言うと、ねねはやや困ったような顔をした。ついで苦笑を浮かべて、おいで、と娘に向かって手を差し伸べる。

 すると娘は何の疑問もなくねねの隣に座った。ねねの隣…つまり上座だ。

 いよいよもって清正は訳が分からなくなる。

 恐らくこの天下で二番目に権力を持っているのは彼女関白秀吉の正室、北政所だ。

 余談ながら、秀吉が小身だった頃から夫をよく助けていた彼女に、秀吉は頭が上がらない。また、ねねは豊臣政権の内政や人事も把握し、秀吉によく助言している。秀吉の目に見えないところをねねがカバーしているような格好で、彼女によって取りたてられた者も少なくない。

 雌鳥歌えば家滅ぶという故事もあるが、ねねはそんなものは知らぬとばかりに、秀吉を、国政を支えたのだ。

 ともあれ。

 そんな女性の隣に、図々しくも座れるようなこの小娘とは一体何だ。清正の疑念ますます膨れ、とどまることを知らない。

 さまざまな想像をする清正に、ねねが弾けるように笑い声を上げた。

「やだよ、清正。そんなに怖い顔をしちゃ」

「いえ、…そのようなことは」

「ごめんね、何も説明しないで。紹介したかったっていうのは、この娘のこと。夢子っていうのよ」

 その夢子が一体何なのだと、清正は喉元まででかかった言葉を飲み込んだ。

 無意識視線を動かすと、娘が清正を凝視しているのが目に入る。

 居心地の悪さを覚えて目を逸らすと、清正はねねの次の言葉を待った。

 若干いらいらとする清正に、ねねはどこまでもマイペースかつ笑みすら浮かべて楽しげだ。

「実はね、清正。もの相談なんだけど――」

 紡ぎだされたねねの言葉に、清正は絶句した。

 *** ** ***

 意味が分からない。

 というのが清正の正直な本音だった。納得出来ない。出来るわけがない。

 何故こうなった、と清正は頭を抱え込みながら――隣を歩く娘をちらりと盗み見た。何も考えてなさそうに、少し楽しげに、弾むようにして歩くこの娘。

 着物が変だ。丈が短すぎる。しかし、貧しいから丈を詰めていると言う風でもない。汚れてもいないし擦り切れてもいないし、何より露出した肌には貧困を表すものが何一つとしてなかった。思えば、南蛮人着物の形に近いものがある。

 夢子、というこの娘。

 ねねによると、突如として光の中から現れたという。そこからしてまず、信じることが出来ない。しかし、ねねは清正の大恩人。ここは素直に信じることにした。

 しかし、百歩譲ってこの娘が光の中から現れたとしよう。問題はその次だ。

 この娘が、今から4、500年先の世界からやってきたということ。

 ねねは信じたらしいが、清正には無理だ。第一、4、500年の未来がどうなっているか想像もつかない。

 秀吉やねねは、その人柄と広すぎる懐ゆえか、この怪しすぎる娘を稀なる客人としてもてなしているらしいが、清正には無理だ。

 なのに現状、清正はねねからこの娘を押し付けられてしまった。いや、“押し付けられた”というのは表現が悪い。ねねは無理にとは言わなかった。『出来れば』という表現をした。そして、他ならぬねねの頼みだから断れなかったのは、清正だ。今更この決定を覆していては男が廃るどころか、大恩をあだで返すことにもなりかねない。

 とは言っても、薄気味悪いとは思った。

 なんの変哲もない娘であるが、口を開けばおかしなことしか言わない。

 清正とこの娘が来世では恋人である、とか

 娘は初めから、清正のことを知っていた。

 ねねや秀吉との会話から発展していったらしい。どのような詳細があったかは知らないが、ともかく、娘が“会ってみたい”と言ったそうだ。

 そして今日に至った。

 ねねの言い分としては、『故郷をとても懐かしんでいるから、かりそめとは言え、知った人間の元で過ごすのが一番だろう』とのこと。暗に、その恋人とやらの役をしろと命ぜられているかのようだ。

 何より、本人の希望が強かったらしい。

 今はおとなしいが、先ほどまではうるさいくらいだった。

 清正、清正、と全く見知らぬ人間(それも小娘)から呼び捨てにされるのは、少々我慢がならない。

 しかし、ねねの頼みを断ることは出来ないし、粗略に扱うことも出来ない。お願いよ、なんて手を合わせて頼まれたら断るなんてとんでもない。

 (まったく、人がいい)

 と思わないでもないが、そんなねねが好きだからと思えばそれ以上は何も言えない清正だった。

 ともあれ、“客人の接待”と思えば良い。

 屋敷に戻れば、部屋を確保し、家臣侍女に説明をしなければならないのだが、なんと言ったものか。

 色々と考えをめぐらして、改めて面倒なことになったと思いながら清正は屋敷を目指したのだった。

 ともあれ清正の行動は早く、“北政所から客人をお預かりした。丁重に扱うように”とし、あとは黙殺していようと考えた。

 ねねは、可能ならそばに置いてあげて欲しいと言ったが、機嫌を取れとは言っていない。

 清正には他にも仕事があるし、この娘にばかり構ってはいられないのだ。

 そうやって放置して、半月まりが過ぎたときだった。

 自室にて政務を執る清正は、こっそりと忍び寄ってくる気配を察知した。

 普通なら何者だと人を呼ばうところだが、こんな白昼堂々、しかも気配だだ漏れでやってくる諜者がいるものか。何より、戦時でもないというのに。

 何だ、と思っていると障子戸の向こうから声がかけられた。

 一応返事をすると、控えめに開けられる。暫くぶりに顔を見た、あの娘だった。

 文机に向かう清正を一瞥すると、どこか忍ぶようにして部屋に入ってくる。

政務中だ」

 一言断ると、分かっていると娘はしゃあしゃあと言った。だったら早く出て行けと心の中で思った清正だ。

 娘はそんな清正など構いもせず、部屋の隅にちょこんと腰掛けると、どこから取り出したのか本を膝の上に置いて読む体勢を作った。

邪魔しない、静かにしてるから。いいでしょ?」

「…勝手しろ

 出て行く気配がないところを見ると、清正は嘆息をついてそう答えた。

 初めは娘の視線が清正に寄せられていたが、暫くするとそれもなくなる。

 しかし時折思い出したように娘の瞳が清正を見つめ、逸らされる。

 当然のように会話はなく、わずかな物音さえ許さないそこは沈黙に包まれた。

 それは、次の日も、その次の日も、その次の日もずっと続いた。

 こっそりとやって来ては声をかけ、部屋の隅で本を読む。

 読み終わっても出て行かず、ぼうっとしているか清正の後姿を眺めている。

 そんな日が、続いた。

 (何だ?)

 と清正は訝ったが、その疑問をぶつけるわけでもない。

 別に何かの邪魔になるわけでもなし、放っておくことにした。

 一度など、あまりにも静かで動く気配さえないので振り返ってみると、娘は打掛を布団代わりに部屋の隅で丸まって眠っていた。

 清正は呆れる思いだったが、これを機にと思って気配を忍ばせて近寄ってみた。観察ばかりされているので、観察し返してやろうと。

 よほど寝入っているのか気配に疎いのか、清正が近づいただけでは起きる様子も見せない。

 畳の上に、短い(当代比)髪が散らばっている。

 肌は白く、身体には傷ひとつなく、教養はないくせに読み書きは出来る。行儀作法は全くできていない(どころか常識にも乏しい)が、やはり下層民ということはないらしい。

 小さい顔だと、清正は己の掌と比べて思った。清正のそれで顔面が覆えるのではないかと、興味本位でそろそろと手を伸ばした時。

 折悪しくも娘が目を覚ました。

 慌てて清正が手を引っ込めると、娘はゆっくりと身体を起こして何をしているのかと尋ねる。

 狼狽した清正が正直に答えると、一瞬娘は目を丸くし、ついで笑った。

「同じことしてる」

 誰と、と問えば清正、と娘は答えた。清正が変な顔をして困惑を示すと、娘は手を振って違うと言った。

「私の恋人。来世のあなた?かな」

 それを境に、清正と娘は少しずつ会話をするようになった。

 といっても、大体にして娘がしゃべり清正が相槌を打つという格好。内容も大したことはない世間話から、二人の共通の人物である秀吉やねねのこと。この話題になると、清正も少しばかり言葉を話した。

 だが、一番多いのは“清正”のことだ。――娘の恋人であるという、清正のこと。これは、半ば娘の独り言のようにして語られることが多い。

 回想するように、懐かしむように。

 そして、いとおしそうに。

「……清正、今何してるのかなぁ」

 最後はいつもそれで締めくくられる。

 初めは興味なさそうに聞いていた清正であったが、次第にどんな人間なのか気になりだしてきた。娘の言うことには、清正と同姓同名で背格好人相もそっくり、声まで似ていて性格も類似しているとか。

 そして何より、娘が“清正”を愛していると言う。

 単純に、どんな男なのか気になった。

 しかしある日から、娘が清正の居室に来なくなった。

 最初は放っておいたが、こない日が三日、四日と続くと何かあったのだろうか思うようになった。

 七日連続でそれが続いたとき、とうとう清正は立ち上がった。

 それとなく家臣の者に聞いてみると、屋敷の外に出ているとのこと。供もつけずに。

 放っておこうかとも思ったが、よくよく考えてみると、あの娘は北政所から預かった客人だ。白昼、秀吉のお膝元である大坂武家屋敷で、妙な物がいるわけはないが、万が一ということがある。何より

あんな調子で他の者に話しかけていては、それが事情を知らぬ人間だったら命がいくつあっても足りない。清正は慣れたが。

 考えあぐねた末、清正は娘の部屋を訪れることにした。事情を聞いて、必要があれば供をつけさせるよう、釘をさすつもりだった。

「供もつけずに、屋敷を抜けているらしいな」

 突然の清正の来訪に、娘は驚いたようだったが、開口一番の清正の言葉もっと驚いたようだ。

 しかし驚いたのも一瞬で、はて、と言うように首をかしげてみせた。

「お供ってつけなきゃダメなの?」

 この調子だ。

 清正がため息を吐くと娘は、何よ、と戸惑ったような顔をする。

「だめも何も、普通身分の高い女性は供回りをつけずに出歩いたりしないもんだ」

「でも、私別に身分が高いわけじゃないし」

「それでも、北政所から預かった客人だろうが。お前に何かあっちゃ困るんだ」

 どこまでも暢気そのものといった娘に呆れながら清正が言うが、彼女はまるで聞いてはいない。

 嬉しそうな顔で、

「清正、私のこと心配してくれたの?」

 などと言い出す始末だ。呆れ果てたヤツだ。

 そんな言葉黙殺して、清正は話を先に進めた。

「とにかく、今度から外へ出るときは供をつけろ。世話役侍女がいるだろ」

あやのさんとお絹さん?」

「お前が勝手にふらふら出歩いて、怠慢だと叱責されるのはその二人だからな」

「え?!そんな、怒らないでね!私が勝手に…」

「これからはそうするな言ってるんだ。大体、何しに行ってんだ」

 清正の問いに、娘は、どこかもじもじしてはっきりと答えない。

 答えたくないのなら、と踵を返そうとした清正の裾を捕まえて、娘が、犬!と答えた。

「…散歩してたら、子犬が捨てられてたの。かわいそうだから、餌やりに行ってただけ」

 別に怪しいことしてないよ、と娘は付け加えたが最初から疑ってはいない。

 そうすると、確かに家臣の言葉と一致する。屋敷を出る前に厨によって、弁当を作ってもらっているというから尚更だ。


 俺も焼きが回ったかな、なんて清正は歩きながら考えた。

 供回りはなし、私的な用事で家臣を連れまわすことは出来ない。ごく軽装に身を包んだ清正は(といって、普段から質素であるが)、娘と二人で通りを歩いている。

 どんどんと入り組んだ道に入って行き、しまいには神社のようなところについた。

 こんなところもあったのか、としげしげと周囲を見渡す清正の視界の中で、娘が境内に走っていく。

 清正が娘の後を追うと、太い木の根元に、布に包まれ子犬がいた。生後三月といったくらいか、すでに顔つきは成犬のそれに近づいている。

 娘はそれを撫で、声をかけた。すると子犬の方も懐いているのか、かがんだ娘に飛びつきじゃれ付いた。

 子犬と戯れる姿は、無邪気そのものだ。そしてその笑顔は、今まで見たこともないほど輝いている。本来はこのように笑うのだろうかと清正は思った。

 むっつりと考え込む清正の名を、娘が呼ぶ。

「ねえ、清正も触ってよ。もう、可愛いんだよ、人懐っこくて」

 懐いているのは餌をもらったからだろうと思ったが、清正がアクションを起こすより先に、子犬の方から清正の足元にじゃれ付いてきた。

 今まで特別犬猫に何か思ったことはなかったが、懐かれて悪い気はしない。

 清正が屈んで手をかざすと、子犬は喜んでそれを舐める

「ほら、可愛いでしょ!名前はね、黒いからクロ」

「…まんまだな」

「いいでしょ、別に

 つっこみを入れた清正に、娘は少しばかり頬を膨らませて抗議した。

 暫く無言で犬を眺めていた清正だが、立ち上がって帰るかと娘を促す。

 一瞬、娘がなんとも言えないような瞳で清正を見たが、何も言わなかった。最後にクロをひとつ撫でて、また来るねと呟く。

 清正は腰に手を当てて、そんな様子を見ている。

 名残惜しそうにする娘に、やれやれ嘆息を吐いてから

「飼うんじゃねえのか?」

 と一言尋ねた。

 すると、弾かれたように娘が顔を上げ、清正を凝視する。

 清正がそれ以上何も言わないところを見ると、娘はありがとうと叫んだ。

「クロ、今日は一緒に帰れるんだよ!」

 娘の言葉に、クロは分かっているのかいないのか、一声鳴いた。

 *** ** ***

 ふと、通りがかった清正の目に、縁側に座り込んだ娘の姿が入ってきた。

 わざと足音を立てて近付くが、娘がそれに気づいた様子はない。相変わらず気配に疎いヤツだと清正は思う。

 娘は、縁の下に座っているクロを撫でながらぼんやりと空を見上げている。

 その視線の先、見事な満月があった。

 ――月からやって来たナントヤラ、というわけでもあるまい。

 しかしその横顔には、そこはかとない哀愁があって、望郷の念に駆られているのは明白だ。

 清正はそんなことを思って、羽織を娘の頭からかぶせるように掛けた。

 それでようやく、娘は清正に気づき、こちらを向いた。

「こんなところでぼんやりしてると、風邪引くぞ」

 清正が声を掛けると、娘は羽織を肩から掛けなおしてありがとうと呟いた。

 そして清正を見上げて、微笑む。

「優しいね

「…別に。おねね様から託された客人に何かあったら事だからな」

 嘘は言っていない。清正がむっつりとして言うと、娘は肩をゆらしてクスクスと笑った。

 そんな笑顔にほっとした己に気づいた清正は、誰から指摘されたわけでも、ましてやその安堵を悟られたわけでもないのに、

 (別に

 と心中言い訳をしている。一体誰のための弁明か。

 そんな狼狽を誤魔化すようにして、清正はどうしたんだ、と言葉を紡ぐ。

「月なんか眺めて。ゲンダイ、とやらが恋しくなったのか」

 紛らわすために適当に吐いた言葉であったが、娘は頷いた。

「分かる?さすがは清正、一心同体ね」

 なんでそうなるんだ、と清正は呆れたように口を閉じた。

 一瞬でも心配した自分が損だ。

 むすっとした清正に構わず、娘は言葉を続けた。

「あのね、考えたことがあるのよ。聞いて。…今、目の前に居る清正と、…あなたのことね。あなたと、私の恋人の清正は、やっぱり違うなって」

「当たり前だ。俺は俺以外の何者にもなった覚えはない」

「それは、そうだけどさあ」

 彼女曰く、清正は“来世の恋人”らしい。

 そして彼女の住まうニジュウイッセイキとやらには、清正とそっくりの“清正”が居て。…なんて途方もない話。

「でも、やっぱり似てる」

「…前にも聞いた」

「しゃべり方もね、むっつりした顔もね、全部全部。ご先祖様かな?それとも前世の姿かしら。不思議だわぁ…」

「俺は、俺だ」

 伸ばされた手が、清正の手に触れた。

 控え目な手つきは、清正の手の重さを測るように軽く持ち上げたあとさっと撤退していった。

「やっぱり、ここは戦国時代なのかぁ…。そうよね、あなた戦国武将で、私のことをお世話してくれたおねね様っていうのも、…北政所様ってやつみたいだし」

「だから最初からそう言ってるだろ」

「そうね。あなたは、清正!っていうよりもはや清正様って感じだもの呼び捨てなんて恐れ多いわ」

 と言うものの、娘は清正を呼びつけにする。

 当初それに抵抗があったものの、慣れとは恐ろしいものだ。今の調子で娘が“清正様”なんて言おうものなら、かゆくて仕方がないだろう。

 娘の話は続く。

「私の“清正”は、なんかちょっと尻に敷かれてる感じはあるし、似ててもやっぱり別人ね」

 どこか苦笑気味に娘が言う。

 清正はどこか違和感を覚えた。清正を呼ぶときのそれと、彼女の。。。清正を呼ぶ声音はまるで違うのだ。

 心なしか、清正の顔から表情が消えた。

「…お前の清正とやらは、よほど腑抜けらしいな」

 違和感をかき消すようにそう呟くと、娘がくわっと睨みつけてきた。

「そんなこと言わないでよ!別に腑抜けじゃない」

「女の尻に敷かれる男なんて、腑抜けだろ」

「そんなことない!っていうか、秀吉さまだっておねね様の尻に敷かれてるでしょ」

「愚弄する気か?!」

「愚弄じゃないもん、本人が言ってたの!“わしゃあねねには頭が上がらんでの~”って」

「……」

 想像するだにかたくない。それゆえ、清正は反論言葉を失った。

 黙りこんだ清正に、娘はすこしばかり申し訳なさそうにした。

「まあ、気分を害したのなら謝るけど。…でも、“清正”を他の人からそんな風に言われるのは、いやだなって」

「悪かったな」

「いいよ。そりゃあ、大名あなたから見たら取るに足らないかも知れないけど、それでも“清正”はい旦那様なんだからね。恋愛面ではちょっとヘタレだけど、それ以外だったら男らしいし、指圧うまいし、ノート超きれいに取るんだから!」

「そーかよ」

「そうよ」

 少しばかり意味の分からない言葉もあったが、清正は適当に流した。

 しかしそんな清正に構わず、娘は大いに胸を張る。自分のことのように誇らしげだ。

「まあ、オカルトちょっと苦手でちょっと照れ屋だけど、料理は出来るし、朝も起こしてくれるし、本当に結婚したいくらい最高なのよ。清正の作るモヤシ炒め、食べたいなぁ…」

「清正は、俺だ」

「そーだけど、でもあなた料理できないでしょ」

料理なんて女の仕事だろ」

ジェンダー!“清正”はそんなこと言わないもん。むしろ『お前料理、味薄すぎるんだよ。俺が作る』とか言ってくれるんだから。最高よねえ、ホント

「だから、俺が清正だ!」

 鼓膜をびびりと揺るがすような清正の声に、娘はびくりと肩を揺する。娘どころか、縁の下のクロまでもピンと耳や尻尾を立てて驚いている。

 覚えず大声を出してしまった清正は、彼女の反応でわれに返った。口をつぐみ、たまらず目を逸らした。

「…悪い」

「いや、大丈夫

 (何を馬鹿なことを)

 清正の心中、後悔の大嵐だ。こんな詮無いことで怒鳴っても仕様がないというのに。

 大体何を苛立っているのだと自問しかけて、清正ははっとした。

 一方で娘は、清正の胸中など少しも知らず悩ましげなため息を吐き、帰りたい、とこぼしながらクロを撫でている。

「お前とのお別れはさびしいけどね。きっと清正が責任持って育ててくれるから安心しな。…清正は、何してるんだろうか」

 清正は、その瞬間意識がとんだように錯覚した。

 無意識に繰り出した手が、娘の手を掴んでいる。驚いて清正を振り返る彼女の肩を、もう一方の手ががっちりと掴んで離さない。

 目を丸くした娘が何事か言葉を紡ぐより先に、清正が言った。

「俺は、ここに居る」

 清正の正面の丸い瞳の中に、清正の姿が映りこんでいる。そして、恐らく清正のそれにも彼女の姿が。

 言葉も出せずに固まっていた娘であるが、子犬が膝にもっとと言うようにじゃれ付いてきた拍子に、金縛りが解けたようだ。

 少し恥ずかしそうに目を逸らしてから、苦笑し、娘はかぶりを振った。

「…参ったな。少しドキッとしちゃった」

「清正は、俺だ。俺が清正だ。。。。。」

「でも、…私は、“清正”じゃないとダメだ。だってね、私の好きな清正は、あなたみたいにびしっと決められない。でも、そういう清正が、私は好きだから

夢子、」

 恐らく初めて、名前を呼んだ清正に娘が目を見開いた。

「…名前、知ってたんだ」

 当然だと、清正が答えようとしたまさにその瞬間。

 すっと娘の身体の輪郭がぼやけた。ぎょっとする清正の前で、娘の身体は色を失い、後ろの風景が透けて見えるまでになった。

「あ、来た。タイムリミットだ」

「どういうことだ…?」

「帰れるみたい。清正“様”、これまでお世話になりました。豊臣ご夫妻にもよろしくお伝えくださいませ。…クロ、元気でね」

 もう随分と薄くなった身体で娘はクロの身体に触れる。感触がないのか、クロは不思議そうな顔をするだけで。

 羽織が、ばさりと音を立てて廊下に落ちた。

 清正は思わず捕まえようとして手を伸ばしたが、透き通るだけで掴むことは出来ない。

ありがとう。清正の所に、帰るね」

 その言葉最後に、清正の前から人一人が消えた。「…っオイ!」

 蛍がいっせいに飛び立ったような光の残像だけを残して。

 どこか呆然として、清正は廊下に落ちた己の羽織を拾った。確かに暖かい。――体温はほのかに残っていると言うのに。

 何もなくなった虚空を見つめていると、縁の下からクロが顔を覗かせて鼻を鳴らす。主の不在を嘆いているようにも見えた。

 無意識に手を伸ばしてそんな子犬の頭をなでると、清正はぽつねんと言葉をこぼした。

「…清正って誰だよ…」








 ~fin

2014-12-16

アクロバティックな挿入に憧れる

http://anond.hatelabo.jp/20141216032631

トラバ元とはあんまり関係ないが、アクロバティックに挿入する妄想をたまにする。

お気に入りの挿入方法カーリング

ゴールでは女が丁度いい高さに腰を浮かせてM字開脚で待っている。

氷上での全裸M字という想像を絶する苦痛に女の顔が歪む。

加速度的に生気が失われていくその瞳に、しかしまだ仲間への信頼を感じる。

一発で決めなければいけないという不思議と心地よい緊張感が身を包む。

意を決して俺は全裸で走り出す。グリップが効かずいつもながら無様な走り出しではある。

だがこの種目において、速度は大した問題ではない。踏切位置まで残り5m。

大まかな進路調整を行い、白線を飛び越えると同時に挿入フォームへ移行する。

俺のスタイル正座型だ。氷の飛沫をあげながら両膝で着地する。概ね成功だ。

ここからゴールまでの旅路チームメイトに身を委ねることになる。俺はそっと目を閉じた。

俺がすべきことは勃起の持続である。チンポに全神経を傾ける。チンポの声を聞く。

膝の激しい摩擦によって一瞬集中が途切れる。流されるな。思い出せ、あの根源的欲求を。

鼻の奥に懐かしい匂いが突き抜けた気がした。

目を開けば目の前に女がいた。

おかえりなさい。言葉ではなく目で伝わる尊い想い。

慣性に身体を委ねながら、俺は高度調整を試みる。OK、必要挿入角度はクリアだ。

定められた運命のようにチンポは吸い込まれていく。ヒトの持つ、暖かさ。

そうして俺たちは結ばれた。世界は鳴り止まない祝福に包まれていた。

fin

2014-08-06

STAP 細胞のもう一つの物語

「小保方さん...STAP細胞...必..成功..下さい..私は信じて......先にいきます..」

=======================

笹井「.....っ.」

笹井「んっんん…こっ…ここは…?(ゴソゴソ」

小保方「あ、気がつきました?」

笹井「どっっどういうことだ?ここはどこだ?」

小保方「私の研究所です。独立したんです。」

笹井「!!ど、独立!?なんだって理化学kファッ!(バサッ」

小保方「あっごめんなさいwそれ、今朝の新聞です」

笹井「しんぶ…ん?…す、スタップ細胞の…じ、実用だって!?こここ、これは!!?

小保方「ひーづーけ♪」

笹井「日付?えー…2000…34年!!?こr」

小保方「笹井さん。スタップ細胞は、ありました♪」

fin

2014-07-12

http://anond.hatelabo.jp/20140712002943

フィンじゃないんだ。

じゃあなんて読むの?

と思って調べてみるとよくわからない。

「ファンが正しい」という人もいるし、

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1212038327

「ファンと読むフランス人はいない」という人もいる

http://lalala-blg.blogspot.jp/2013/10/fin.html

少なくとも英語圏映画で「FIN」が出る場合は読み方はフィンだろうね。

2014-04-11

続・細胞に囚われて

医者:次の方、どうぞ。

患者先生、よろしくお願いします。

医者:どんな症状なんだい?

患者最近、ずっとある事ばかり考えて何も手につかないんです。

医者:ほう、ある事?

患者はいTVなどでも話題になってるあのOさんの事件についてです。

医者:あの、細胞の?

患者はい、あの細胞の、です。

医者:きみは生物学を学んでいるのかい

患者:いいえ、全くです。今は大学経済学部の3回生です。

医者:なら何故Oさんの事件についてそんなに気になるのだい?

患者はい。なんというか、衝撃だったんです。あの衝撃的なねつ造に加え、

   髪をバッチリと巻き巻きにして、涙を流す為にあえてマスカラをつけないで登場した記者会見

   そして嘘の上にさらに嘘を重ねられる、自動車タイヤよりもはるかに分厚い強靭な心臓

   どれをとっても僕には衝撃的過ぎたんです!

医者:確かにあの事件が衝撃的なのはわかる。

   だが経済学部のきみがあまり気にする必要もないのでは?

患者ダメなんです。世の中の見てはいけない部分を見た気がして。

   僕はこの先、人生をまともに生きられる自信がなくなったのです。

医者:それは少し考えすぎだよ。

   彼女彼女なりの主張をしただけなんじゃないかな。

患者:いえ先生、僕が言ってるのはそこだけじゃないんです。もっと本質的なところにも関わってくるんです。

   例えば、あの彼女の会見によって、僕のまわりに彼女擁護する人がたくさんいたんです。

   たまたま同じクラス女の子にその話をしたら、何て言ったと思います

   「みんなで彼女を責めて、いじめみたいだったね。S細胞があるのかわからないのに、何であんなに責められるんだろう」って!

   僕は信じられませんでした!同じ知性を持つ人類として、信じられなかったんです。

   嘘を見抜けない同じクラスの子もそうですし、嘘の上に嘘を塗り重ねる行為でも肯定されうる、この社会全体に!

医者:確かに我々医師から見ても、彼女は「科学的」じゃないと感じたよ。

   でも、そのクラス女の子感想も、ある種の人道的な意見ひとつなんじゃないかな?

患者:いえ先生、お言葉ですがこれは違うんです。これは「浮気がばれた芸能人」の謝罪会見じゃないんです!

   科学者記者会見だったのに、「S細胞はとくにかくある」、「不勉強と不注意が原因」、「具体例は出さない」など、

   ありえない会見だったんです!

   そして、明らかに嘘をついている。成功回数200回ですよ、200回!

   TVの中ではその嘘を誰も「嘘だね」とはっきりと言えない空気が流れている。それを言わせない空気社会には流れているんです。

   「100%の嘘だと証明できない事に対して嘘だと思うのは禁ずる」って社会が言ってるんです。

   証明されない限り、それは嘘ではない悪魔の証明がそこには含まれているんです。

   そして、嘘を常習的についている人間は、世の性善説を利用して「悪魔の証明必要な嘘」をついて世を渡っていくんです!

   これから社会に出なきゃならないのに、あんな人間を相手に仕事をするなんて、僕には到底できない。

   まだ家に引きこもっていた方がましだと思うようになったんです!

医者:きみは少し嘘に対して潔癖なところがあるのかもしれないね

   こう考えてごらん?

   もしかしたらOさんの頭の中では本当に200回の成功を見たのかもしれない。

   細胞の数が200個だったのを、間違えて200回と言っただけかもしれない。

患者先生はとても「性善説」で優しい方だと思います

   でも、違うんです。僕には「わかる」んです。

   直観というか、小さいこから「わかって」しまうんです。

   Oさんは間違いなく常習的に嘘をついており、それで世を渡ってきた。

   性善説な世の中をいいことに、「証明の難しい嘘」をついて勝ち抜いてきた。

   涙のタイミング計算していた。演技も上手だった。

   そもそも、あの受け答えを見ていると、僕みたいなFラン大学生でも常識でわかる「やってはいけない不正」を、不勉強で知らなかったわけがないんです!

   知らずにねつ造をするわけないんですよ!上司教育の問題とか、そもそもそういうチャチな次元の問題じゃないんです!

   「科学ルールを知らなかった彼女責任じゃない」などと、茶番台詞を言ってる世の中に吐き気がするんですッ!

   教育不足のせいで不正が起こった?いえ、違います環境のせいではない、この女は生まれついての悪だッ!

   ゲロ以下のにおいがプンプン・・・医者がさえぎる)

医者:こら!何てことを言うんだ!決めつけはよくないよ。真実なんて、誰にもわからないからさ。

   きみの思い込みのせいで、誰かを傷つけるかもしれない。

患者:わかります先生から見たら僕も誰かを傷つける「悪」になるかもしれないんですよね。

   ただ、この世の中は、あまりに生きにくいことがこの事件でわかったんです。

   だから僕は、しばらく安定剤を飲んで引きこもりたいのです。

医者:きみが少し疲れているのかもしれないね。今3回生?なら就職活動中なのかい

患者はい、時期的にはそうです。ただこの事件で全然はかどっていないのですが。

医者:ふむ、無理をしない程度にやりなさい。おくすりを出しておくから、これを飲んでがんばりなさい。

患者ありがとうございます。言いたいことを吐き出したら、少しスッキリしました。

医者:ちなみにこのおくすりはS細胞で出来ているんだよ。

患者!!!

医者:ふふ、緑色に光ってるだろう。

患者:ひ、光ってる・・・!!

医者:さぁ、これを飲むんだ。今すぐに!ほれ!

患者:うわっ(ゴクリ!)

医者:どうだい、気分は・・・

患者:あ・・・なんだか・・・カラダが・・・ほてってきちゃった・・・

   とっても熱い・・・

   なんだか・・・胸が大きくなってきた・・・みたい・・・

   あらヤダ、僕・・・いや、わたし・・・あたし、どうしたのかしら☆

医者:ほら、鏡を見てごらん

患者!!! あたし、あたし・・・この顔・・・まさか・・・あたしは・・・

医者:そう、きみはS細胞を飲んで、今日からO氏32号となった!31号は記者会見で体力を使い果たした。これからは32号のきみが跡を継ぐのだ!

患者:あたしっ!あたしはあたしになったッ!こうしてはいられないわっ、早く「新しいノート」を作らなきゃっ☆

医者:見事だ、Oよ。4、5冊のノートが完成したら、これから徹底的にR研やマスコミたちと戦うぞ!

患者はいッ☆☆☆

fin.

実在の人物・団体とは一切関係がありません

http://anond.hatelabo.jp/20140402081001

2014-04-02

細胞に囚われて

医者:次の方、どうぞ。

患者先生、よろしくお願いします。

医者:どんな症状なんだい?

患者最近、ずっとある事ばかり考えて何も手につかないんです。

医者:ほう、ある事?

患者はいTVなどでも話題になってるあのOさんの事件についてです。

医者:あの、細胞の?

患者はい、あの細胞の、です。

医者:きみは生物学を学んでいるのかい

患者:いいえ、全くです。今は大学商学部の3回生です。

医者:なら何故Oさんの事件についてそんなに気になるのだい?

患者はい。なんというか、衝撃だったんです。あの衝撃的なねつ造に加え、

   あんなに堂々と記者会見をする強さ、そして

   「くやしくて夜も眠れない日があった」と平気で言ってのけたあの言葉

   どれをとっても僕には衝撃的過ぎたんです!

医者:確かにあの事件が衝撃的なのはわかる。

   だが商学部のきみがあまり気にする必要もないのでは?

患者ダメなんです。世の中の見てはいけない部分を見た気がして。

   僕はこの先、人生をまともに生きられる自信がなくなったのです。

医者:それは少し考えすぎだよ。

   たまたまニュースになった事件で、有名な科学雑誌に載ってしまった不幸な事件だよ。

患者:いえ先生、僕が言ってるのはそこじゃないんです。もっと本質的なところなんです。

   このあいだ、会社員である兄と事件について話しました。兄はこう言いました。

   「会社なんて、ああいうのがゴロゴロいるからな。平気でうそをつく人間

    平気で手柄をねつ造する人間、奪う人間しか科学みたいに検証ができないし

    検証をする集団がいるわけじゃない。そして奪う人間が残るのが会社なんだよ」

   って。あんな人間がたくさんいて、しか不正が暴かれないなんて、僕には耐えられません!

医者:確かに会社でも社内政治があったり、大変だって聞くけど、そればかりじゃないよ?

   正しい人間もたくさんいるもんさ。

患者:だめなんです。僕、そういう不正が社内にあると考えただけで、許せなくてずっと眠れないんです!

   これから社会に出なきゃならないのに、あんな人間を相手に仕事をするなんて、僕には到底できない。

   まだ家に引きこもっていた方がましだと思うようになったんです!

医者:きみは少し不正に対して潔癖なところがあるのかもしれないね

   こう考えてごらん?

   もしかしたらOさんの勘違いで、本当にS細胞を見てしまったと錯覚したのかもしれない。

   S細胞存在を見間違えてしまっただけかもしれない。

   それを周りに否定されて悲しくなった話も、ある意味真実かもしれないよ?

   真理がすべて科学だけにあるとは限らないからね。心の真実がまた別のところに存在する。

患者先生の言う事は正論です。でも、違うんです。僕には「わかる」んです。

   直観というか、小さいこから「わかって」しまうんです。

   今回の事件も、R研が組織ぐるみでやるわけないんですよ。リスクデメリットが多すぎる!

   Oさんが、自己のために、これをやったんです。

   Sさんが主導でやるわけない、失うものが大きすぎる!

   金持ち万引きをすることなんてありえないんですよ。

医者:決めつけはよくないよ。真実なんて、誰にもわからないからさ。

   誰が悪いかなんて、きみの思い込みかもしれないだろ?

   きみの思い込みのせいで、誰かを傷つけるかもしれない。

患者:わかります先生から見たら僕も誰かを傷つける「悪」になるかもしれないんですよね。

   ただ、この世の中は、あまりに生きにくいことがこの事件でわかったんです。

   だから僕は、しばらく安定剤を飲んで引きこもりたいのです。

医者:きみが少し疲れているのかもしれないね。今3回生?なら就職活動中なんだっけ?

患者はい、時期的にはそうです。ただこの事件で全然はかどっていないのですが。

医者:ふむ、無理をしない程度にやりなさい。おくすりを出しておくから、これを飲んでがんばりなさい。

患者ありがとうございます。言いたいことを吐き出したら、少しスッキリしました。

医者:ちなみにこのおくすりはS細胞で出来ているんだよ。

患者!!!

医者:ふふ、緑色に光ってるだろう。

患者まさかまさかここは・・・

医者:そう、ここはR研の地下室。俺はS井。そしてきみは・・・

患者まさかあたしが・・・あたしがあの・・・

医者:よくぞ目が覚めた、O女史よ!

患者:あたしっ!あたしを思い出したッ!あたしはあたしだったッ!

医者覚醒せよ、Oよ。この深い地下室から抜け出したら、これから徹底的にR研やマスコミたちと戦うぞ!

患者はい!!!


fin.

実在の人物・団体とは一切関係がありません

2013-11-16

失恋したよー ✌('ω'✌)三✌('ω')✌三(✌'ω')✌

駅の外から、ホームで電車を待つ彼女の後ろ姿を眺めている。

彼女は気付かない。

電車は遅れていて、予想より長くなったその間、ああ、これは人生だな、と思う。

彼女彼女目的地に向かう、僕はそれを眺めることしかできない。二人の目的地はもう一緒になることはない。

上下線が同時にホームに入り、彼女の姿が見えなくなる。

電車が走り去り、彼女がいなくなったホームを確認すると、タバコを3本すって、僕は逆方向の電車に乗り込んだ。

Fin

2012-10-23

http://anond.hatelabo.jp/20121023103400

萌えが愛ではないもう一つの証拠というかヒントみたいなものがここにある。

すなわち、死が絡むと恐ろしく甘美になるということ。

ある種の愛、生き延びる愛はベクトルにすると生と同じ方向を指しているので、全く逆ベクトルな「死」は天敵となる。

打ち消し合ってゼロに還る。これは生き延びる愛からしてみれば全否定であり敗北に他ならない。

萌えは違う。萌えは生き延びない。

上手く言えないんだが萌えは生き延びる愛ではないという確信めいた感覚がある。

これは「生き延びる糧としては萌え機能しない」っていう話とは別問題で、「萌えを生きているとき自分を生きている感覚が無い」みたいなことが起こっているように思う。

でもそんなこと言いだすと「じゃあ自分を生きているってナニよ?」って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。

とかコピペに逃げたくなるが、ええと要するに萌えている自分って限りなくオナってる状態に近いというかね。「オナってる自分自分の一部だ!受け入れろ!!」みたいな話じゃなくて、実際にオナってるときにオナってる自分自分の一部でそう考えている自分自分の一部でみたいな無限後退に陥ったりとかしないでしょ。すると醒めるでしょ。

生き延びる愛は無限後退しない。無限後退を誘うような忘我に陥らない。

つーか生き延びるためには忘我状態みたいなクソ無防備なザマ晒すはいただけない。

でも萌えは忘我させる。

で、死って究極の忘我じゃん。

から相性がゲロ良すぎていっそ甘美なんじゃないかしらんとか思う。

萌えにかかると死が甘美なのも俺は気に入らない。

死を美しく飾るという性質が気に入らないというより、俺の感性が書き換えられて死を極上の蜜菓子みたいに錯覚するのが気に入らない。

死ぬことで何かすごく崇高なものが確実に完成するみたいな心地になるのが気に入らない。

俺は萌えの対象の死を想像する。その甘くとろける死を味わう。そいつ必死になったり絶望したりしてぐずぐずに忘我すると最高に興奮する。

生きて「また会おうね!」~fin~ とかなるよりは死で完成していつまでも手元に残ってほしいと思ってしまう。

これが愛であるはずがない。これが愛であっていいはずがない。

百害あって辛うじて一利だ。もういい加減これを捨てたい。

2012-08-06

なぜお金持ちは缶コーヒーを飲まないのか?

プレジデントオンラインにこんなエントリーがあった。

http://president.jp/articles/-/6763

曰く、

1本150円毎日3本飲むとして、年間約16万円、30年で約492万円も使うことになる。

もしこのお金投資していたらどうなったか

収益率8%の投資に回せていたら、この492万円は30年間で2000万円もの大金になるのだ。

毎日缶コーヒーで家が建つ――、そのくらいもったいないことをしているのだ。

そんなに凄いのか、と思いスマホ12Cエミュレータ計算してみた。

150[Enter] 3 [*] 365 [*]→164,250.00

30 [*]→4,927,500.00

なるほど、30年で492万円使う

で、これを投資に回す

[f] [FIN]

150[Enter] 3 [*] 365 [*]→164,250.00

[CHS] [PMT]

30 [n]

8 [i]

[FV]→18,606,767.43 あれ、140万程足りない。年計算ではだめなのか。

[f] [FIN]

150[Enter] 3 [*] 365 [*] 12 [/]→13,687.50

[CHS] [PMT]

30 [g] [n(12×)]

8 [g] [i(12÷)]

[FV]→20,399,294.96 おおぉ、2000万になった。すげぇ

確かに年8%の複利で30年運用すれば2000万円になる。でもここで疑問。

30年もの間8%の配当約束される運用ってなんだろう。

かのAIJの運用実績が5~8%だったような気がする。AIJでググっていくつか記事を見ると、

5.5%や2.5%を達成できるリスクの低い運用はないという記事さえある。

試しに先の計算を2.5%にしてみると、7,327,843.25となり、全然迫力がない。

当然だろうけど、こんな高い配当運用なんて、毎月13000円程度の小口(?)で

あるんだろうか。

更に、もう一つ疑問。

毎日3本缶コーヒー飲む人って本当に居るんだろうか?

2011-10-24

今日付けでホワイト会社辞めてきた。

たから見れば条件のいい職場だったんで周りからは散々止められたが…

もうすぐ29の誕生日。やり直すならラストチャンスだと思って。

思えば大学は才能もないのに文芸系の学科を選んでしま就活もうまくいかず、

新卒ブライダル中堅 → 出会い系業者の別事業 → 先日までいた職場(自称ITベンチャー)と

最後職場は実際には3度も運営母体が変わってるから6社渡り歩いてきた事になる。

直近の職場でやってた仕事WEB製作の真似ごとと、

社内システムオペレーション(簡単なフォーム入力など。正直大した業務じゃない)

しか12時出社、21時上がりで残業は月平均10時間ほど。

それで給料手取り38万。もちろん本来俺にそんな価値はない。

でも社内にいるのはバブル世代の何もできないオッサンばかりで、

PC周りとか、誠実に対応しなくちゃいけない相手とのやり取りとか、

タイト案件スケジュール管理とかのサポートをしてあげてたから、

「お前がいないと困る!」と乞われ、いままでダラダラ居座ってしまった。

多分本当にいないと困ったんだろうし、実際これから彼らは大いに困るだろう…

でも心を鬼にして辞めた。理由は二つある。

主幹事業がボロボロ

これは理由というか、業界全体が落ち込んでるせいで

まあ俺がいてもいなくても再来年は迎えられないよねっていう状態なので、

多少気兼ねなくやめられる。

サブの業務はは小規模だけど暴利を漁れるのでオッサンたちで何とかするだろう。

・新経営陣のバックのバックあたりに極道が控えていた

これが効いた。別に直接接するわけでもなんでもないんだけど、

つのまにか社内のあらゆる案件クリーンでないものになっていた。

わかりやすくWEB製作の例で言うと、例えば通販サイトを受注するとする。

普通はどうやったら売れるだろう?と考えて、クライアント希望もかなえつつ、

目標達成のためサイトを作り上げていく。

…でも極道が絡むとそうはならない。

まず極道がカモを見つける。

事業を持ちかける。というか押し付ける。

暴力を傘に方々調整しカモにとって有利な条件を整えてやり、

そのかわり自分たちの手のかかった会社で色々なもんを受注する。

(俺が手掛けていたWEB製作もその一つ。この時点ではWinWinのような気もするけど、

カモ側は実際は"手のかかった会社"がいないと運営していけない状態になってる)

雁字搦めになったところで、さらなる投資を促す。

カモは断れないのでどんどん金を吸われる。

最終的にもうしぼりとれないと判断したら、ぶっ潰す。

fin

まり、ぶっ壊すためのビジネス設計し、組み上げる。という仕事

この繰り返しに相当精神を削られた。

ドライに見てもスキルアップに繋がりにくいし、なにより面白くない。

これからどうすれば勝ち組になれるか、じっくり考えるつもり。

2010-09-22

なんというか、色々とムカつく事が多い。

合コンしたのよ。会社で同僚の女の子から「彼氏がいなくて出会いのチャンス下さい」とかしつこく言うもんだから開きましたよ。

あんま乗り気じゃないよね、会社の同僚との合コンとかさ。だってさ俺にとってメリットねぇし。同僚の子がたとえ可愛い子連れてきても一回遊んでバイバイとかいうような適当な事もできねぇし。つまりツーツーだから下手な事できん。会社の立場もあるしさ。

まぁ、そんな事思いながら幹事の俺は、人数集めて、日時、場所決めましたよ。人数集める際に、「カッコいい人お願いします」とか言われた。そんないねーよ。

合コンは大体呼ぶ奴を決めてる。やっぱおもろくてノリのイイ奴を呼びたい。いつも誘う親友連中がその日はダメだった。というか遊びすぎで金がないだってさ。ヤベェどうしよう。じゃ、他に誰誘うか・・。とりあえず人数集めねぇといけねぇから古い友人を呼ぶことにした。

その誘った友人は、ちょっと空気読めないが見た目はフツーな感じの奴。仮にAとしようか。そしてAの後輩のBとC。この二人は全くしゃべらねぇ。ものすごいつまらん合コンになることは明確に予想できた。

俺は同僚の子から「○○日にしたいです!」とか急かされてて「あー、予定聞いてみるわ、でも急だから人数集めれんかもしれんよー」と断りを入れておいた。

さっそく指定された日付でA、B、Cの予定を聞く。

俺「○○日に合コンあるんだけど、どう?」

A「いやー、急だから無理っぽいわー」

俺「そう、ならいいや」

俺は、ダメならさっさと同僚の子にダメと言って終わらしたかったんで、Aが無理と言ってくれて好都合だった。が、しかし・・

A「いや、でも待てよ。夜からだよな?あー時間取れるかも」

俺「あー、そう。20時頃と考えてるけど」

A「マジがー、厳しいと思うけど多分いけるわー」

はっきりしろやって思ったがグッとこらえた。女の子が4人なのでこっちも人数合わせんといけんから他2人誰かいないかとAに言った。

AがB、Cを呼ぶと言った。BとCは面識はあるが女の子の前じゃ全くしゃべらん奴ら。なんかどーでも良くなってきたので、じゃ、そいつらでいいよと言った。

出来ればBとCが都合悪くて断ってくれでもすりゃいいのになんて思ったが、あっさりOKの返事。オメーら予定ねぇのかよ。

そんな若干のイライラを感じつつ合コン当日。大分省くけどさ、やっぱしゃべらないA、B、Cの3人。唯一Aは少ししゃべってたが、話の内容はなんか俺の事とか自分趣味の話とか。

A[あいつ、昔は○○な職業ついてたんだぜ]

おいそんな話題して、女の子おもろいわけねーだろ。それよか女の子に色々と質問して聞いてやれよ。

A「メッシは○○なドリブルで、鋭角にどうのこうの・・・」

そんな話されても女の子わかんねーよ。つーか独りよがりな話しすんな!

というまぁ、結構散々な合コンとなり、一言で言えばクソつまらんかった。

んで、後日。Aからメールが。

A「同僚の子に、『このまえは有難う。飲み過ぎてなかった?』って言っといてくれ」

俺「いや、お前が直に送信すりゃいいだろう」

A「いや、番号聞いてない。Bは確か聞いてたな」

俺「あー、そう。そういや同僚の子、彼氏いねーんだからBが飲み会でも開いてやってくれと言っといて。」

A「だったら俺の番号を同僚の子に教えといてくれとってもいいよ!開いてやるからさ」

俺「いやB経由でもいいし。つーかいつでもいいから」

なんかAとのメールはムカつく。なんでテメェのメール内容を言い伝えないといけんのだ。それなら最初から連絡先聞いとけや。んで、番号教えといてくれとってもいいとか何で上から目線なんだ!?だから番号が知りたいんなら当日聞いとけと。自分が番号聞く勇気もねーくせに何が合コン開くだよ。まったく。

まぁ、そんな愚痴なんですけど。

fin

2010-05-01

過去

0A

0B

0C

0D

0E

0Gは0Jを保持したい。

0Eは0Gが0Jを保持することを阻む。

0F

0Fは0Gが0Jを保持することを手助けする。

0Gは過去における0G(0G_0)を保持したい。

「0Hは0Gが0Jを保持することを阻む」

「0Hは0Gが0G_0を保持することを阻む」

「0Iは0Hを引き起こしうる」

0I

0K

0Gが0Jを保持することは0Kに阻まれる。

0Gは0Kを取り除きたい。

0Gが0Kを取り除こうとする試みは、0Iを引き起こす。

0I'が存在する。

0Gが0Kを取り除いた。

0Gが0G_0を保持したことと、0Gが0Jを保持したことがきっかけとなり、0Gは0Iや0I'から逃れることを求める。

0Gは0Iや0I'から逃れた。

0Hが起こる。それは、0Gが0G_0を保持することと、0Gが0Jを保持することを失敗したときの、もしもの世界として描かれる。

{# このカッコ内は、0Gが0Gを保持したことのフィンワールドとして描かれる。

0L

0M

0N∈0n

0O

0P

0q

0qは0Rを求める。}

現在

0S

0Qは0Sを求める。

0Mは0Vを求める。

「0Wは0Mが0Vを得る手段になるはずだった」

0X

0U

0Y

0Qは0G_1を得ることを求める。

0Yは0Qが0G_1をえることを阻む。

0Yは0Gが0G_0をえることを阻む。

<通信>

0Uから、0U_1が派生する。

0U_1から、0Zが派生する。

0GはAAを保持したい。AAとは、0qと0Nのことである。

0U_1から、0Gは0Qが0GがAAを保持することを阻むと思いこむ。

0Qはその思いこみを取り除きたい。

現在

AB

0N

<通信>

0Z

AE

AF

0ZとAEとAFにより、ADがアブダクトされる。

ADが、Qに、ACをあらしめたいという欲望を起こさせる。

「AGは、0Qが0Yを取り除く手段になる」

「AGは、0Gが0G_Oを保持する手段になる」

0Gが0G_0を保持することのfailとして、0Yを示す。

「AHは、0QがACをあらしめる手段となる」

0Zにより、ACとAHが派生する。よって、0Qの望みであるACは叶う。

AHは、0Gが0G_0を保持することを阻む。

AHは、0Qが0Yを取り除くことを阻む。

0Gは、AHから逃れることを望む。

AG

AI

0Gには、AGはAHから逃れることを阻むように見受けられる。

0Gには、AIは0GがAHから逃れることを助けるように見受けられる。

ACにより、0Gには、AGはAHから逃れることを阻むように見受けられることと、0Gには、AIは0GがAHから逃れることを助けるように見受けられることは、なくなる。

AGは、0GがAHから逃れることの手段となる。

0Gは、AHから逃れる。

0Qが0Yを取り除いた。

(ただし、象徴的な0Y(または死)が描かれる)(象徴的な死により、英雄になる?)。

現在

0Y_1

0Qが0G_1を得ることは、0Y_1によって阻まれる。

AD,ACについて深く描写。

0Gが0G_0を保持したことについてのfinを深く描写。

過去

0Gが0G_0を保持することは成功したため、AJが派生する。

AJと0Cがあることで、AKが派生する。

AKがあることで、現在のN_1は失われてしまう。

現在

0Qは0N_1を求める。

AKは0Qが0N_1を得ることを阻む。

0QはAKを取り除きたい。

0G_0は、0QがAKを取り除く手段になる。

0Qは、何がAKと取り除くことを阻むのかを知りたい。

0Qには、0G_0がALを得ることが、何がAKと取り除くことを阻むのかを知るきっかけになるように思われる。

0Qは0G_0に、ALを得るように依頼する。

過去

0G_0は、ALを求める。

0Qの提供するAMは、0G_0がALを得る手段になる。

0G_0は、ALを得た。

現在

0G_0がALを得たことが、現在に波及する。

ABがあることで、ANが派生する。

<通信>

0Qが0N_1を得たときのフィンワールドとして、0Qは0Nと会話する。

0W

0Qは0G_0に、AOを得るように依頼する。

過去

0G_0はAOを求める。

0Qが提供するAMは、0G_0がAOを得る手段となる。

AJは0G_0がAOを得ることを阻む。

AJは、0G_0が0G_0を保持することを阻む。

AP

APは0G_0が0G_0を保持する手段となる。

0G_0は0G_0を保持した。それが、AQとARとして派生する。

AJにより、0G_0がAOを得ることは失敗した。

<通信>

ARが、0G_0から0Qの元に届く。

ARは、何がAKと取り除くことを阻むのかを知る手段となる。

現在

何がAKを取り除くことを阻んでいたか、判明する。それは、ASだった。

0QはASに会う。

「0G_0がASを取り除く」

過去

AQにより、0Oは0G_0が0Oの義務遂行を阻むように思い込む。

0G_0は0G_0の自由を求める。

0G_0は0G_0に着せられた濡れ衣を取り除きたい。

0Oは、その両方を阻む。

0G_0と0Oの競り合いにより、0Uは破壊され、0U_1もなくなる。

0G_0は0Oを取り除くことを求める。

ATは0G_0が0Oを取り除く手段になる」

「0Oが0Zを知ることは、ATをあらしめる」

0Nは、0Oが0Zを知ることを妨げるように見受けられる。

ASが0G_0の前に現れる。

0G_0が0G_0の自由を得ることは、ASにより阻まれる。

予想に反し、0Oが0Zを知る。

AT存在し、それにより、0Oは笑顔になる。0G_0が無実だと知った歓喜の表情だった。しかし0Nは、その表情が何を意味するのかわからず、訝しがる。

0G_0が0Oを取り除くことは成功する。

0Oは、むしろ、0G_0が0G_0を取り除く手段として存在する。

0G_0はASを取り除くことを求める。

0G_0はASを取り除いた。

ASの所有するAVが存在する。

AVにより0G_0はASの住処に行く。

AWを、もっとも危険な場所であるASの住処で得る。

ASが現れる。

ASは0G_0が0G_0を保持することを阻む。

0G_0はASを取り除くことを求める。

AWは、0G_0が0G_0の濡れ衣を取り除く手段になる。

0G_0が0G_0を取り除くことは成功する。

0G_0はASを取り除いたかに見受けられる。

0G_0の帰宅

0G_0の0Nとの生活(0Qが0N_1を得たときのフィンワールドの暗示として)

0G_0は0Y_1を取り除くことを求める。

0G_0は0Y_1を取り除いた。

0G_0により、0Uが再び存在する。

0G_0により、0U_1が再び存在する。

<通信>

0G_0は、0Qが0N_1を得ることに成功したと思っている。ASを取り除いた(と思っている)ので。

しかし、0Qは0N_1を得てなどいなかった。

現在

ASが0Qの元に現れる。

0Qは0Qを保持することを求める。

ASは0Qが0Qを保持することを阻む。

0QはASを取り除くことを求める。

過去

ASが0G_0の元に現われる。

0G_0はAAを保持したい。AAとは、0qと0Nのことである。ASはそれを阻む。

0G_0がAAを保持することは失敗したかに見受けられる。

0Qの持つAXが、0U1を媒介して過去にもたらされる。

それによって、0G_0がAAを保持することは成功する。

現在

0Qが0Qを保持することは失敗したかに見受けられる。

しかし、0Qが0Qを保持することは成功する。

また、ASは取り除かれる。

それはどうしてかと言うと、0G_1が存在することなのだった。

したがって、0Qが0G_1を得ることは成功する。

どうして0G_1が存在するかというと、0Y_1が取り除かれたからなのだった。

0Mは0Vを得た。

0G_1がAAを保持したことを象徴するフィンワールド

2009-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20090428160537

ふむ、じゃあ何が欲しいの?

一般的な見解で言えば、もうgoogle検索結果でfinで、君の敗北だろ。それを認めないとなると、googleが一般的ではない偏った掲示板「のみ」を最初の100件にあげてるっていう電波じみた主張になっちゃうんだけど。

2008-07-22

5年ぐらい前にチャットで知り合ったI(その2)

Iは布団をしき終えると、そろそろねよっかと言った。

僕ももう眠くなっていたところだし、酒もこのくらいにしておかないと、こっちまで前後不覚になってしまう。

それから二人で部屋を片付けて、簡単に顔だけ洗って、歯を磨いてから床につくことにした。

彼女はそれまでとうって変わって、あまり喋らず、黙々と仕事をこなしていた。

どのようなことを考えていたかは知らないし、そのときはそれが大事とはおもわなかった。

二人で布団の中に入ると、ほのかな暖かさがつたわってきた。もう寒い時期ではなかったが

ぽかぽかとした身体は気持ちよかった。

突然、彼女身体に力が入り、強く抱きしめてきた。

つい1時間前の饒舌な彼女にすこしうんざりしてきていたから、それは驚きだった。

大変だ、とIは言った。どういうこと?と聞き返すと急に家のドアが開いて誰かが部屋に入ってきた。

間違いない。妖怪あかなめだ。風呂桶ということばがもう廃れてしまった今、あかを求めてさまよいそして

私が戦い続けて12年になる本当の意味での宿敵だ。

私は風呂から飛び出すと、右のパンチと左のキックを順序良く小刻みに震えるくちびるの中から繰り出した。

その結果あいつは倒れ、そのまま逃げていった。

私は彼女を抱きしめると、これで結婚ができるといわんばかりに、抱え上げ、元の布団に戻した。

私は結婚をするためにこの部屋に来たと思った。だが、運命の終わりを決定付けたのは彼女のほうかもしれないと思った。

もう外は夕暮れだ。私はひらりとバイクに飛び乗るとその町を後にした。

FIN

2008-05-20

非モテとかモテとかもうどうでもいい。

生まれて初めてっていうぐらいにものすごく人を好きになりました。

その人も僕のことを好きでいてくれました。

あのさあ、街でいちゃついてるカップルとかいるでしょ?

前は町中であんなことする神経が全く理解出来ないとか思ってたけど、今なら普通に出来る。

彼女が喜んでくれるんなら僕のウンコみたいなプライドなんて小便器に置き去りにします。

恋愛教の人達の気持ちがやっと分かりました。

なんでこんな素晴らしいものを貴様らは求めないんだって思うんだね。

バカ野郎が!求めても手に入らないから求めなくてもすむ世界を作るんだよ!ハゲが!

まあでも僕は手に入ったからいいけどね!非モテとかモテとかもうどうでもいい!グッバイ非モテども!グッバイレーニン

Fin

2007-12-23

宛先:ピンクラビット様#4

http://anond.hatelabo.jp/20071223172244

↑#3

   

<宛先:ピンクラビット様>

蒼夢=鈴木です、今度こそ本当に最後にいたします。

生きている意味がなくなりました。nあああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああああああああああああああああいいいいいいああああああああいいいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああああああああああああああ

 

<宛先:ピンクラビット様>

蒼夢です、お世話になっております。

ニュースサイトに「トゥーリメンダス」が載りました、スタッフ登録はいいので、ゲスト参加おねがいできませんでしょうか?

でも正直人生に疲れました、ピンクラビットのせいにはしたくないけど20%ぐらいはそうです。本当にしにたいです。助けると思ってイラストをかいていただkめんか?

 

 

<宛先:ピンクラビット様>

蒼夢です、1枚グラフィックを描いていただけるとのお言葉ありがとうございます!!!

 

設定も更新していますので、もう一度宅ファイル便で送りました!

 

 

<宛先:TMD関係者

蒼夢です。お世話になっております>関係者

構想3年、開発開始から半年立ちました「トゥーリメンダス」ですが「無期延期と」いたします。

 

理由は総責任者プロデューサーである私がバイト多忙の為です。

今までありがとうございました、公式サイトは近日中に解約いたします。

 

Fin

 

この一連のエントリーフィクションであり、現実の個人・団体・イベントとはなんの関係もないぜ?ほんとうだぜ。

 

 

ま、いいクリスマスを!

http://jp.youtube.com/watch?v=EDe-bVdsEUU

2007-12-10

[]

そして、ゴンたちは幸せに暮らしましたとさ。―――Fin



冨樫先生次回作にご期待下さい。

2007-08-17

Fin-syn rules(financial interest and syndication rules)

Fin-syn rules(financial interest and syndication rules)

2007-02-21

YouTube memo

[最終更新:2007/02/21(水)]

GO!GO!7188

official

http://www.breast.co.jp/gogo7188/

浮舟(live)

http://www.youtube.com/watch?v=ys_UWxNjFsc

浮舟 - ギタドラ大辞典

http://ryuujin.k.fiw-web.net/gd_dic/dr.cgi?key=332

青い亀裂(PV)

http://www.youtube.com/watch?v=RL_lbLap2uM

Jake Shimabukuro

Jake Shimabukuro plays "While My Guitar Gently Weeps"

http://www.youtube.com/watch?v=O9mEKMz2Pvo

HOLSTEIN

official

http://www.holsteinweb.com/

Gently, the rain sings for me

http://www.youtube.com/watch?v=ovTeyrRRyyY

Gently, the rain sings for me - ギタドラ大辞典

http://ryuujin.k.fiw-web.net/gd_dic/dr.cgi?key=1824

デーモン小暮周辺

聖飢魔II - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E9%A3%A2%E9%AD%94II

Burn <Japanese instrument ensemble>

http://www.youtube.com/watch?v=-_2nV_g_bWw

JACK THE RIPPER(live)

http://www.youtube.com/watch?v=n441gF-sU-Y

上原ひろみ

Return of Kung-Fu World Champion

http://www.youtube.com/watch?v=00fKuTD52gQ

2004-11-26 at Yokohama BLITZ

http://www.youtube.com/watch?v=okWg_6mhxWY

音ゲー

Micro fin(movie only)

http://www.youtube.com/watch?v=alnYKQMRRec

Micro fin(曲紹介)

http://www.konami.jp/bemani/gfdm/gfdmv3/music/031.html

Micro fin - ギタドラ大辞典

http://ryuujin.k.fiw-web.net/gd_dic/dr.cgi?key=2957

ミラージュ・レジデンス(movie only)

http://www.youtube.com/watch?v=8jHCQDnnzUw

ミラージュ・レジデンス(曲紹介)

http://www.konami.jp/bemani/gfdm/gfdmv3/music/101.html

ミラージュ・レジデンス - ギタドラ大辞典

http://ryuujin.k.fiw-web.net/gd_dic/dr.cgi?key=3093


So Fabulous !!(movie only)

http://www.youtube.com/watch?v=_p_qs3P6nSw

So Fabulous !!(曲紹介)

http://www.konami.jp/am/bm2dx/bm2dx13/song/so_fabulous.html

■その他

ロックマン2  思い出は億千万 full ver.

http://www.youtube.com/watch?v=2uvuQZCgWkQ

user

ハムスターの人

http://www.youtube.com/profile?user=teamwakaba

Opening & Demo loop

http://www.youtube.com/profile?user=iMp95

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