「4chan」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 4chanとは

2020-05-17

anond:20200517113830

それこそ4chanでも見てろって話じゃないの

2020-04-22

anond:20200422161118

日本人みんな思いつくけどやってない

4chanredditゴミどもはやってる

2020-03-26

anond:20200326163724

それは4chanじゃないのか?

redditあんまり画像張ってるイメージない。

使ってみるとわかるけどreddit機能的に画像張るのめんどいし見るのもめんどい

2020-02-28

anond:20200228220306

Lang8で聞くとか4chanのint板日本スレあたりで聞くとかすれば確実な知識が得れるかもしれない

2020-02-18

国会議員クズだらけ 弁護士クズだらけ 

医者クズだらけ 官僚クズだらけ

野球クズだらけ 相撲クズだらけ

日本人クズだらけ 中国人クズだらけ

アメリカ人クズだらけ イギリス人クズだらけ

5ちゃんねる←クズだらけ Twitterクズだらけ

4chanクズだらけ

はてなー聖人の集まり

2020-02-14

anond:20200214192314

ホントにそういう性癖存在するなら4chanとかで緩いコミュニティとかあってもいいと思うけど見つかんないんだよね。

ウェブ上での雑談から挙証責任とか無いけど、けっこうな規模で実在するっていうなら是非教えて欲しいね

俺も知りたいからその時は素直に謝るよ。

2019-08-21

絞りカス隔離場所から発展した組織文化って歴史的にあるのかな

インターネット歴史では隔離場所肥溜めみたいな空間が発展して大きなコミュニティ文化が生まれるということが度々あると思うんだよね

例えば旧2ちゃんねるニュー速VIPとかの例だと、

割と真面目な時事スレのみ扱うニュー速板にたまに建つ「○○しようずwwwww夢ひろがりんぐwwww」みたいなクソスレ強制移転先というような言わばクソスレゴミ箱みたいな成り立ちなんだけど

そんな場所が何年もしないうちに当時の2chで一番人が多かった元のニュー速板よりも賑わうほど人が集まるようになって、結果ニュー速VIPは長年2chのNo.1として君臨して良くも悪くもいろんな文化を発展させた

若干経緯は違うけどステマ炎上騒動ニュー速民が嫌儲集団移住してニュー速人口が激減・絞りカス状態になってからニュー速右寄りな人が集結して元の雰囲気と全く異なるものになったのも似たような話かもしれない


こんな感じの例って世界的にもあって、韓国大手掲示板日刊ベストストア、通称イルベは別の大手掲示板の削除された過激書き込みまとめサイトとして生まれ、それが独自コミュニティとして発展した

話題の8chanだって規制が厳しくなって存在が許されなくなった4chan民の右翼が集結したような経緯がある



こういう隔離場所や絞りカス意図せず発展してしまう状況って日本史とか世界史で似たようなのありそうだなーって思ったんだけど

教養がないから思いつかない なんかないか

2018-12-10

ひろゆきが金儲けに走り出したのはなぜか

パリ在住なのに日本AbemaTVなどのメディアに出まくる

・今まで本なんて数年に1冊だったのに自己啓発本ラッシュマメ宣伝

・YouTubeLIVEを週に何回もやって投げ銭を集める

貯金がなくなってきたのかな? それとも4chanを買ったはいいけど金にならなかった?

2018-09-27

anond:20180927012022

せっかく作ってるのに勿体無いなぁ

自作サイト以外だと4chanに貼ってコメントもらうくらいしか要望満たせてるのが思いつかんわ、すまんな

2018-09-18

anond:20180918132450

その外国人男って欧米人の事だと思うけど、そういうフェミ4chanとか見たら発狂するだろうな。

欧米欧米で「Doki Doki Literature Club!」という日本ギャルゲーの影響を大きく受けたビジュアルノベルカルト的な支持を得たり、「ネコぱら」という日本産のエロゲが大きな支持を得たりしているんだよ。

2018-09-10

うんざり

セリーナ表彰式でスピーチをしてブーイングを鎮めたから素晴らしいって?

そもそもてめぇの異常な抗議で会場中を巻き込んだ上に、大会運営委員はセリーナが勝てなくて残念とか言ってんだぞ。

完全にマッチポンプ状態のクソじゃねぇか。

自分権力の強さ自覚してんのかセリーナは。

そしてそれを擁護するはてな民のクソさ。

アメリカは良い国だって擁護したいからってあれは擁護できねぇよ。

チャンピオン誕生の場でずっとセリーナ優先してブーイングし続けてる時点でクソ過ぎる。

アメリカSNSとか掲示板見てみろよ。

擁護してる奴滅茶苦茶少数派だぞ。

なんで日本人擁護してんだよ。

アメリカ擁護 or 左派の癖してうさんくせぇアメリカナショナリストに餌与えんなよ。


あと前から思ってたけど、最近の「一部の人間の行為日本人全体に拡大する手法」にはうんざりする。

もちろん日本純血主義者や差別主義者がたくさんいるのはわかるが、皆が賞賛してる中で必死に一部の差別的ツイートを拾ってきて、日本差別主義者の糞野郎とかあげつらうののどこが差別に対する対抗なんだよ。

4chanのクソレス拾ってきて「アメリカ人は史上最強レイシストの糞野郎」って言ってるのと同義じゃねぇか。

黒人犯罪者ばかり、朝鮮人犯罪者ばかりとか言ってるのと何が違うのか。

どんだけ馬鹿行為してるのか自覚しろよ。


血統主義、出生地主義挙句の果てには、日本語が上手くできてるかどうかで決める言語主義精神日本人かどうかで決めるというわけのわからない精神主義まで出てくるコンセンサスの無さ。

全員お互いに差別主義者と罵り合ってる。

もう、うんざり

2018-03-21

https://anond.hatelabo.jp/20180320195213

正確には

ふたばちゃんねる虹裏(may img)で頻繁にスレが立つ

4Chan or 8Chanでもスレが立つようになる

でしょ

過去ログ比べてみそ

2018-03-20

日本オタク最先端ではない

今のオタク最先端話題は間違いなくバーチャルユーチューバーである

去年の末頃から爆発したVtuberブームだが、今も衰えずに続いおり、おそらくは一過性のもので終わらず、技術の発展や新規参入が続いてくれば話題性も絶えず、ある程度は続いてくように思える。

00年代末に出てきたボーカロイド10年ほどたち、派生文化を含めていまだに大きな位置にあることを考えると、それに近いレベルオタク文化歴史に残っていくだろう。


ボーカロイドといえば初音ミクだが、バーチャルユーチューバーでそれに相当する存在といえば間違いなくキズナアイだ。

自分キズナアイが出てきたわりと初期から追っかけてきた。最初動画投稿2016年末頃だが、2017年1月頃にチャンネルがBANされるという事件がありその直前に見始めたのを覚えている。

その頃のチャンネル登録者数はまだ1万人にも満たなかったので、いまや200万にも届きそうな勢いを考えるとキズナアイファンとしては古参と言っても差し支えないと思う。


この頃に自分キズナアイ動画を見るきっかけになったのは4chanという有名な海外掲示板である

実を言うと今の本格的なVtuberブームが起こる以前に何度か小規模なVtuberブームが起こっていた。

当時はVtuberと言える存在キズナアイただ一人だったのでキズナアイブームと言った方が正しい表現だろう。


このキズナアイブームだがその中心は日本ではなく海外であった。

そしてそのブームに一役買っていたのがこの4chanという掲示板である


ちょくちょくこの掲示板を見ていた自分だが、ここのゲーム板でキズナアイサムネにしたスレッドをよく見かけており、ある時何の気なしに開いたのを覚えてる。

確か最初に見た動画キズナアイ炭酸風呂に入るという趣旨動画で、ペットボトルの中をキズナアイが突っ込むシュール映像を見て妙なもんが出てきたなあ・・・最初感想はそんなもんだった。

スレッドではやたらはまってる人が多く、これ面白いのか?と半信半疑過去動画あさりとある回のUnityアセットの親子モデルセットを買ってワーイ友達ができたよーとアイちゃんが喜ぶという企画を見て

「あっこれはコンテンツとして面白いものだ」と確信したのを覚えている。


4chan内ではアイちゃんにハマる人が続出していた、キズナアイスレが立つと即効で伸びるような状態だった。

4chan画像掲示板なので字幕入りのキズナアイ動画はすごく相性がよかった、関係ないスレッドでもキズナアイドヤ顔(smug ai-chan)に字幕が入ったのスクショをよく見かけた。

最盛期には乱立するレベルキズナアイスレが立っていたほどである


ところがこの4chanゲーム板ではe-celeb(Youtuberなどのネット有名人)に関するスレッド禁止されていた。

スレの乱立に反発する人も当然多かった。ほとんどゲームとは関係ない話題から当然である

最終的にはゲーム板でのキズナアイスレ禁止となり、日本に関する板に総合スレが立ち、キズナアイ関連の話題はそこに集約されることとなった。

こうして4chan内のキズナアイブームは一息つくことになる。

はいえ、それ以降もフェイスブックアニメ関連のページで紹介されて話題になったり、キズナアイDiscordチャンネルができたりと4chan外の海外コミュニティでも緩やかなブームが続いていき、後の大ブームとなる下支えを築いていった。

そして、この第一次Vtuberブームとも呼べる現象だが、実はもうひとつ英語圏とは別に中心となった場所があった。


韓国である


自分韓国語がわからないので詳しくはわからないがどうやらキズナアイブーム4chanよりも韓国の方が少し先行していたらしい。

これは初期から動画を見ていた人なら確実に覚えていると思う。初期のコメント欄英語韓国語にほとんどしめられてたことを。

自分が覚えているのはやたら韓国語が多くてたまに日本語を見かけてプロフィールを見ると単に日本語のうまい韓国人だったりとか、

アイちゃん韓国語がわからいからなるべく日本語で書き込もうみたいな呼びかけをしている韓国人がいたり

字幕をつける速さで韓国英語どちらが先か争ってたりだとかそういう初期の頃のコメント欄雰囲気だ。


この辺の雰囲気は初期の動画を見れば今でも確認ができるし、17年の1月31日にはツイッターアイちゃんの「韓国からコメントが増えて嬉しい」とツイートしているので見て取れる。

日本語のコメントが一番多いという状況は実はここ最近状態なのだ

もちろんある程度は日本人もいたわけだが間違いなく初期のキズナアイを支えていたのはこの韓国英語圏ファンが中心である



では海外オタクキズナアイブームになってた頃、日本オタクたちは何をしていたのか?


「すごーい」「たのしー


そう、けものフレンズである

海外オタク達がバーチャルユーチューバー未来を見ていた頃

アニメを持ち上げて幼児退行するという趣味の悪いゲームに興じていたのが日本オタクなのだ


そして結果はどうか?

一目瞭然である

今やけものフレンズは身内のゴタゴタと大企業勝手な都合に振り回された挙句に見るも無残な状況であり。

バーチャルユーチューバー未来あるベンチャー技術者、クリエイター達の手によって一つの時代を築こうとしている。


当時の日本けものフレンズブームにのれずに陰で海外オタク達とキズナアイ動画を見ていた自分としては

今のバーチャルユーチューバーの大ブームを眺めつつ

「これの初期を支えたのは俺達だよな!日本オタクとか大したことねーよ!」

4chan韓国オタク達と肩を抱き合いたい気持ちになるのだ。




余談だが今のオタク最先端をもうひとつ挙げるとしたポプテピピックであるが。

この原作者である大川ぶくぶの才能を見出していたのも海外ファンの方が遥かに先行していたこもつけくわえておきたい。

オタク文化を先導するのは今や海外消費者たちなのだ

追記

https://anond.hatelabo.jp/20180322104909

2018-03-14

4chan宝石の国でシコったらゲイになるん?ってスレ立ってて

そもそもあいつら性器いからシコりようが無くね?って思った

2018-02-09

4chanスレで「日本4chanまとめブログで僕も有名になりたいよ!」って言ってるやつがい海外もアホだらけだなあと

2017-12-27

人生物語は要らない

 先日ホッテントリに上がっていた単著持ち増田のエントリを読んで、そういえば自分も増田が原因で本を書いたんだったと思い出した。


 数年前、初めて増田に文章を投稿したら2000ブクマ付いた。「文才がある」「物書きとして食っていける」とか言われたので、24万字の文章を書いてKindleで出版した。ぜんぜん売れなかった。人の言うことを安易に信じてはいけないと思った。

 そのあとまたホームレスになったので(2年ぶり3回目)しばらく福島で除染作業員として働いた。除染と言うと何か特別なことをしているように聞こえるけど、実はただの土木工事である肉体労働は久しぶりだったけど、小難しいことを考えず黙々と目の前の作業に打ち込んでいると、頭の中の不純物が取り除かれていく感じがした。

 そうだ、僕は物書きになりたいなんて思っていたわけじゃない。そんなものは誰かから押し付けられた「物語」でしかない。いままでも「元ホームレス成功者になる」みたいなステレオタイプな物語を押し付けられたことは何度もあったけど、いつも心の中で蹴り飛ばしてきた。なぜ今回に限って勘違いしてしまったのか。


 福島では相馬市松川浦という観光地にある旅館に住んでいた。国からの補助があるので宿泊費はかからなかった。旅館だけあって飯がめちゃくちゃうまかった。直前までわりと本気で食うや食わずの生活をしていて、就業前の健康診断で「就労可能です」のハンコの横に「貧血症――経過観察お願いします」とか書かれるレベルだったけど、1か月で元の体重に戻れた。

 そしてこういう現場に集まる人間というのは基本的ろくでなしばかりである。入ったばかりの給料を数日で飲み代やパチスロに使ってしまい、すぐに前払い制度を利用するはめになるような、そんな人間ばかりだ。同じろくでなしとして、とても居心地がよかった。やはり自分はこちら側の人間だと思った。

 そんなわけでしばらくここに居着こうと思ったけど、東北の夏は意外と暑かった。僕はそれまで日本の東側に来たことがなく、東北の夏なんて京都盆地の夏に比べたら余裕だろとか思ってたけど、ぜんぜん余裕ではなかった。しかも仕事中は半袖作業服禁止で、手袋は三重、さらに安全長靴にヘルメット、高性能防塵マスクというフル装備で、炎天下の中、延々と作業するのだ。このままでは干物になってしまうと思い、涼を求めて北海道へ行くことにした。


 割のいい仕事をしたおかげで金はそこそこあったので、JRの青春18きっぷを使って道内をしばらく旅した。

 旅の途中、いろんな人に出会った。日本一周中のライダーチャリダー、本州でこういう人に出会う機会は少ないけど、北海道ではさほど珍しくない。彼らには独自の文化があるようだった。こういった旅人向けに格安で宿を提供するライダーハウスの存在も教えてもらった。ライダー専用のところもあれば、旅人なら誰でもウェルカムみたいなところもあるようだ。

 美瑛にある「蜂の宿」というライダーハウスはめちゃくちゃ居心地がよくて、しばらく沈没してしまった。同じように沈没中の旅人が多く、宿を出るときは少しバツが悪くて、朝早い時間、夜逃げのように出発した。稚内の飲み屋では一人旅の女性客に「函館に住んでるから着いたら連絡してね」と電話番号を渡された。でもいざ函館に着いて連絡しようとしたらだんだん死にたくなってきたので忘れてたことにして函館を後にした。小樽のライダーハウスではなぜかオーナーに気に入られて「上の階の空き部屋に住んでいいよ」と言われたけど、結局置き手紙だけ残して去ってしまった。

 そんないつも通りのあれこれがありつつ、最終的に札幌でクソボロいマンスリーマンションを借りて住み始めた。


 札幌では2年ほど暮らした。つまり冬を2回越した。

 石狩平野ドカ雪が多い地域で、昨日まで普通だった街の景色が、朝起きたら突然、一面の銀世界になっていることも珍しくない。人の背丈より高く積み上げられた道路脇の雪。凍った路面をすいすいと歩いていく人たち。数センチの積雪で大騒ぎになるような地域に住んでいた僕には、すべてが新鮮だった。海外を旅したときも自分がいかに世間知らずかを思い知らされたけど、同じ日本でも住む土地が違えばこんなに空気も文化も違うのかと思う。

 そうだ、僕はあまりにも世界を知らなさすぎる。ホームレス経験があるからなんだというのだ。「なんでも知ってるゲンさん」みたいなステレオタイプキャラクターはどこにも存在しないということがわかっただけじゃないか。インド東南アジアを旅したからなんだというのだ。日本の近所をちょろっと見てまわっただけじゃないか。アメリカにもアフリカにもヨーロッパにも行ったことがない。政治も経済も科学も宗教も、本当に何も知らない。

 もっと世界を知りたいと思う。いままで自分ひとりで知識や経験を積み重ねてきたけど、もう限界だと思った。独学には「体系的に学べない」という決定的な限界がある。だから大学へ行こうと思った。もっと世界を知るために、僕には高等教育が必要なのだ


 しかし僕は中卒なので大学へ行こうにも受験資格がない。まずは高認(旧大検)を受ける必要があった。とりあえず過去問ざっと目を通してみると、文系科目は特に対策しなくても合格点を取れそうだったけど、理系科目は壊滅的だった。数学なんて問題文の意味さえわからない。やべえよ。

 コールセンターWindowsテクニカルサポートの仕事をしつつ、参考書と格闘する日々が始まった。途中で何度も心が折れそうになったけど、数学が扱うのは実体のある数(かず)ではなく、数(すう)という概念なのだということがわかってから、唐突に理解できるようになった。数を感覚的に扱えるようになり、数式の手ざわりがわかるようになった。

 勉強時間の半分くらいを数学に費やしたおかげもあってか、本番の試験では90点を取れた。分数の足し算すらあやしかった状態からここまで持ってこれたのだから、まずまずの結果だろう。国語は無勉強で満点取れたので、読解力は普通にあるようだ。他人の評価は主観が混じるので話半分に聞くけど、こういう機械的な評価は信用できる。英語も無勉強で満点取れるかと思ったけど、2問ほど間違えた。どちらも穴埋め問題だ。自分でも文法力が足りてないことは自覚していたけど、やはりその通りだったようだ。他の教科もなんとか70点以上をマークし、無事、高認に一発合格した。

 これで大学受験の資格は得た。学力はまだぜんぜん足りてないけど、土台部分は構築できたはずだ。これからさらに何年かかけてこの上に知識を積み重ねていくとして、次に考えるべきは資金の問題だろう。無給で4年間大学に通うなら最低でも800万、できれば1000万は貯金しておきたいところだ。しかしこの額はさすがに札幌の労働単価では厳しい。やはり稼げるところに行くべきだと思い、住んでいた部屋を引き払ってまたホームレスになり(2年ぶり4回目)今度は東京へ向かった。

 ちなみに僕には家族も友達もいないので、こういうときバックパックに入りきらない荷物はウェブ管理可能なトランクルームに預けるようにしている。ダンボール1個分の荷物を月数百円で預かってくれて、いつでもウェブから出庫できるので、こういう生活スタイルにはとても便利な存在だ。


 いままであちこちを転々としてきたけど、東京に来るのは初めてだった。西成で暮らしていたときに山谷の話は聞いたことがあったので、まずはドヤで当面の寝床を確保する。西成みたいに1泊1000円前後で泊まれればしばらくそこで暮らそうかと思ってたけど、2000円前後が相場のようだったのでドヤ街からは早々に引き上げ、少し北上して南千住駅近くにあるシェアハウスの一室を借りて住み始めた。

 次は仕事だ。自分の持つスキルの中で最も金になるのは、やはりプログラミングだろう。上京する前にリハビリとして最新技術はひととおりさらっておいたし、その経緯を文章にまとめてQiitaに投稿しておいた。なぜかその記事は「文学作品」という評価を受けたけど。技術記事なのに……なんでや……。しかし職探しのときにその記事をポートフォリオとして使ったらめちゃくちゃウケがよかった。東京エンジニアが不足しているとは聞いていたけど、これほどとは。仕事も多ければ単価も高い。いままで自分が住んだことのある都市と比べると、京都・札幌の倍以上、大阪の1.5倍以上の単価だと思う。

 そんな感じで生まれて初めて金に困らなくなった(!)ので、まずは渋谷に引っ越した。JR渋谷駅ホームまで徒歩5分のマンションなので、主なオフィス街は自宅から30分以内で行けるし、渋谷にある会社ならもちろん徒歩圏内だ。ジュンク堂(東急)まで徒歩10分くらいで行けるのもすばらしい。近くに庶民派スーパーがないことだけが難点だけど、西友のネットスーパーに助けられている。いつも配送ありがとうございます

 次にPCを買い換える。生活スタイルの問題もあってここ数年はずっとノートPCを使ってきたけど、東京には腰を据えて何年か住む予定なので、ハイエンドデスクトップPCを買うことにした。WindowsLinuxどちらも使いたかったので、これまで通りデュアルブートにしようかと思ったけど、切り替えが面倒なのでWindows上の仮想マシンとしてLinuxを動かすことにした。開発は基本的にその中ですべて完結させるので、仮想マシンの中でさらに仮想マシンを動かす場面も出てくる。こういう使い方だとそれなりにスペックが必要だろうと思い、CPUはi7-7700K、メモリは64G積んだ。どうせハイスペックにするならいっそVR Readyにしようと思い、グラボは1080Tiにした。そんな感じでいろいろぶっこんでいったら最終的にPC本体だけで40万かかった。さらにDELLの34インチ曲面モニタ東プレの変荷重キーボード、HTC Viveとデラックスオーディオストラップ、等々、もろもろ合わせて最終的に総額60万以上かかった。半年かけて海外を貧乏旅行したときの旅費を軽く超えててさすがに草生えた。


 2017年末になってもVR市場は未だ揺籃期の様相を呈している。キラーコンテンツとなりそうなゲームはちらほら出始めているものの、起動直後の「おお! VRすごい!」からその後が続かないものが多い。

 そんな中で僕がハマったのはQuiVrという弓ゲーだった。ゲーム中で何度も繰り返す矢を放つ感触がとにかく素晴らしく、現時点で250時間プレイしている。まだアーリーアクセスだけど、毎週コンスタントアップデートが続けられていて、次々と新しい要素が追加されていくのも飽きない理由だと思う。でもその分バグが多く、プレイしていてだんだん腹が立ってきたので、Discordに乗り込んでバグ報告しまくっていたら、いつまにかベータテストに参加するようになっていて、いまではランキング上位プレイヤーのひとりになっている。

 Rec Roomもおすすめしておきたい。ユーザーコミュニティがとても活発なソーシャル系VRゲームで、RedditDiscordを覗くと、運営とユーザーが一丸となって、いいゲームにしていこう、いい場にしていこうと努力している様子がうかがえる。そのおかげか、マナーの悪いプレイヤーが非常に少ない。ハラスメント行為等はほぼ皆無と言ってよく、Fワードを使っている人さえあまり見かけないほどだ。ゲーム自体も、チーム戦のペインボールレーザータグ、協力プレイアクションRPGゲーム等、無料とは思えないほどのクオリティの高さなので、VR機器を持っている人はぜひやってみて欲しい。

 そしてそのRec Roomよりさらにコミュニティが活発なのがVRChatだ。もはや活発という次元を超えてカオスと言っていい。半年前に初めてログインしたときは10~20人くらいのユーザーがHub(ログイン直後のワールド)で適当にダベっていて、他のワールドにはまったく人がいない、みたいな閑散とした状況だったのだけど、今月初旬に同時ログイン数が1000人を超え、Discordオンラインメンバー数は2000人を超えた。現在は同時ログイン数3000人を超し、Discordオンラインメンバー数は4000人を超すような状況だ。どうも有名なYoutuberや、Twitchの有名生主といったインフルエンサーが最近こぞってVRChatを取り上げているようで、この爆発的なコミュニティ拡大はまだ収まる気配がない。デスクトップモードがあるので参加するだけならVR機器が不要だというのも大きいか。

 Rec Roomとは違いVRChatはコミュニケーション主体のソーシャル系VRゲームだ。ミニゲームは前者に比べて見劣りするものの、ユーザーカスタムアバターワールドが自作・公開可能で、これが海外のオタクたちの創作意欲を刺激したのか、黎明期ニコ動を彷彿させる盛り上がりを見せている。こういった事情によるためか、もしくは別の何かが彼らをひきつけたのか、実際のところはわからないが、VRChatのユーザーはほとんどが日本のアニメフリーク・漫画フリークだ。ユーザーカスタムアバターはそれらに影響を受けたものが多く、美少女キャラロボットモンスターが目の前を行き交う様は、まるで攻殻機動隊電脳空間のようだ。とはいえ現状では4chan的な文脈そのままの著作権ガン無視状態なので、前述の爆発的なコミュニティ拡大にともなって近いうちに問題になることが予想される。なんとかソフトランディングして欲しい。

 しかしこの未来感すさまじい仮想現実の世界にいると、なぜか昔のインターネットを思い出す。特にテレホーダイ時代の2ちゃんねるのことを。夜の11時を過ぎると一気に人が集まり、どこの誰とも知らない人たちと一晩中バカ騒ぎをして、朝になるとネット全体が静まり返っていた、あの懐かしきオールインターネット。VRChatをやっているとあの頃の記憶が蘇ってくる。ドイツ人ドイツ語を教えてもらったり、サウジアラビア人にアラビア語を教えてもらったり、台湾人に3Dマーカーペンで中国語を書いてもらって「おおー、漢字の意味なんとなくわかるー!」とか感動したり。そんな多種多様国籍・人種の人たちとアニメについて語り合ったり、アニソンをみんなで大合唱したり。MMDナイトクラブというワールドでMMDモデルダンスが見られるのだけど、ステージ上で踊る初音ミクを囲んで、みんなで一晩中踊り明かしたりもした。マジでなんなんだこのカオスな空間は。しかしこれだ。これがインターネットなのだ夜明け前の静けさと、どこか熱に浮かされたような興奮。それらが齟齬なく同居する、この奇妙な感覚。久しく忘れていたこの感覚を、強烈に思い出す。

 でもいちばん印象深かったのはラノベ朗読会だ。ある日、いつものように適当に外国人たちとダベっていると「いまからショーが始まるから来ない?」と誘われた。開かれた転送ゲートをくぐってみると、その先は100人以上収容できる劇場のワールドで、さまざまなアバターの人たちが観客席に座っていた。舞台上の主催者とおぼしき人は「みなさんお好きな席にご着席ください。いまから『転生したらスライムだった件』の朗読を行います」とか言っている。え、どういうこと? と思う間もなくショーが始まる。やたら渋い声で、VRならではの身振り手振りも混じえて、感情表現豊かに読み上げられていく、まだアニメ化すらされていない日本のラノベ(正確にはウェブ連載版の英訳版)。ああ本当に世界は広いんだと思った。自分の知らないことなんて星の数ほどあって、そのすべてを知ることは絶対にできないんだと、少し胸が苦しくなった。


 と、最近はVRの世界にどっぷりだったのだけど、遊んでばかりいたわけではなく勉強もしていた。特に英語だ。いままでリーディングリスニングについてはそれなりにできていたのだけど、文法力がないのでライティングスピーキングに関しては壊滅的だった。しかしVRを始めてから英語圏コミュニティ英文を書いたり、VRゲーム内で英語を話したりする場面が増えてきたので、文法を基礎からじっくりとやり直した。二十代の頃に文法をみっちりやったときは死にそうになるくらいしんどかったけど、今回はそうでもなかった。やはり目的があると吸収力が段違いだ。そのおかげか、ライティングに関しては文法間違いがかなり減ったように思われる。スピーキングはいまでもだいぶあやしいけど。客観的かつ機械的な判断が欲しいので、来月久しぶりにTOEICを受ける予定だ。10年前に受けたときのスコアは680だったけど、今回の目標は800に設定している。2年後くらいには900を目指したい。ここまで英語力を上げておけば、大学受験の際にかなりのアドバンテージになるはずである

 あとはやはり数学だ。英語の勉強が一段落したら、数Iの復習から始めて、数IIへ進む。僕が受験しようとしているのは文系(経済学部)なので必要ないかもしれないけど、余裕があれば数IIIに関してもどんなものかくらいは頭に入れておきたい。前回の勉強のときに、数学は小さな理解と小さな納得を積み重ねていくしかないということが身にしみてわかったので、この科目に関してはじっくり腰を据え、時間をかけて少しずつ勉強していくつもりだ。

 国語に関しては受験前に赤本で少し対策すればいけそうなので、あまり心配はしていない。その他の科目は最悪捨ててもいいけど、時間があれば知識を少しずつ補填していこうと思う。

 こんなやり方で本当に大学に行けるのかはわからない。すべてが手探りだ。たとえ行けたとしてもその先のことはわからない。この歳で「大学を目指している」なんて言うと、先のキャリアを見据えてのことなんだろうと勘違いされることが多いけど、僕の場合、本当に何も考えていない。大学で政治や経済を学んで自分が何をしたいのかなんてまったくわからないし、それが金になるとも思えない。卒業したあと食い扶持が稼げなくて野垂れ死ぬかもしれない。その可能性は決して低くない。以前と比べれば多少はマシになったように思えても、やっぱり基本的に僕はバカなんだと思う。

 でも同時に、それでいいとも思う。行動に理由なんていらないのだ、と。行動の理由なんて事前にいくら用意したところで、たいていの場合、それは建前やこじつけでしかなく、本当のところは後になってからしかわからない。ミネルバフクロウなのだ。後になってからしかわからないなら、後になってから知ればいい。いまは行動するだけでいい。そう思う。


 先日、久しぶりにKindleのストアページを見てみたら、あの24万字の本へのレビューが1件増えていた。

 やっぱり僕はこれでいい。こうして増田で誰に宛てるでもなく近況報告をしたり、Steamに長文レビューを投稿したり。誰が読んでいるかもわからなくて、でもたまに反応があったりして、それが少しくすぐったくて。

 特別なことなんて何も起きなくていい。夢も希望もなくていい。

 人生に物語は要らない。

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