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はてなキーワード: うつうつとは

2024-09-30

 言えば言うほど、人は私を信じて呉れません。逢うひと、逢うひと、みんな私を警戒いたします。ただ、なつかしく、顔を見たくて訪ねていっても、なにしに来たというような目つきでもって迎えて呉れます。たまらない思いでございます。  もう、どこへも行きたくなくなりました。すぐちかくのお湯屋へ行くのにも、きっと日暮をえらんでまいります。誰にも顔を見られたくないのです。ま夏のじぶんには、それでも、夕闇の中に私のゆかたが白く浮んで、おそろしく目立つような気がして、死ぬるほど当惑いたしました。きのう、きょう、めっきり涼しくなって、そろそろセルの季節にはいりましたから、早速、黒地の単衣に着換えるつもりでございます。こんな身の上のままに秋も過ぎ、冬も過ぎ、春も過ぎ、またぞろ夏がやって来て、ふたたび白地のゆかたを着て歩かなければならないとしたなら、それは、あんまりのことでございます。せめて来年の夏までには、この朝顔の模様のゆかたを臆することなく着て歩ける身分になっていたい、縁日の人ごみの中を薄化粧して歩いてみたい、そのときのよろこびを思うと、いまから、もう胸がときめきいたします。  盗みをいたしました。それにちがいはございませぬ。いいことをしたとは思いませぬ。けれども、――いいえ、はじめから申しあげます。私は、神様にむかって申しあげるのだ、私は、人を頼らない、私の話を信じられる人は、信じるがいい。  私は、まずしい下駄屋の、それも一人娘でございます。ゆうべ、お台所に坐って、ねぎを切っていたら、うらの原っぱで、ねえちゃん! と泣きかけて呼ぶ子供の声があわれに聞えて来ましたが、私は、ふっと手を休めて考えました。私にも、あんなに慕って泣いて呼びかけて呉れる弟か妹があったならば、こんな侘しい身の上にならなくてよかったのかも知れない、と思われて、ねぎ匂いの沁みる眼に、熱い涙が湧いて出て、手の甲で涙を拭いたら、いっそうねぎ匂いに刺され、あとからあとから涙が出て来て、どうしていいかからなくなってしまいました。  あの、わがまま娘が、とうとう男狂いをはじめた、と髪結さんのところから噂が立ちはじめたのは、ことしの葉桜のころで、なでしこの花や、あやめの花が縁日の夜店に出はじめて、けれども、あのころは、ほんとうに楽しゅうございました。水野さんは、日が暮れると、私を迎えに来て呉れて、私は、日の暮れぬさきから、もう、ちゃん着物を着かえて、お化粧もすませ、何度も何度も、家の門口を出たりはいったりいたします。近所の人たちは、そのような私の姿を見つけて、それ、下駄屋のさき子の男狂いがはじまったなど、そっと指さし囁き交して笑っていたのが、あとになって私にも判ってまいりました。父も母も、うすうす感づいていたのでしょうが、それでも、なんにも言えないのです。私は、ことし二十四になりますけれども、それでもお嫁に行かず、おむこさんも取れずにいるのは、うちの貧しいゆえもございますが、母は、この町内での顔ききの地主さんのおめかけだったのを、私の父と話合ってしまって、地主さんの恩を忘れて父の家へ駈けこんで来て間もなく私を産み落し、私の目鼻立ちが、地主さんにも、また私の父にも似ていないとやらで、いよいよ世間を狭くし、一時はほとんど日陰者あつかいを受けていたらしく、そんな家庭の娘ゆえ、縁遠いのもあたりまえでございましょう。もっとも、こんな器量では、お金持の華族さんの家に生れてみても、やっぱり、縁遠いさだめなのかも知れませぬけれど。それでも、私は、私の父をうらんでいません。母をもうらんで居りませぬ。私は、父の実の子です。誰がなんと言おうと、私は、それを信じて居ります。父も母も、私を大事にして呉れます。私もずいぶん両親を、いたわります。父も母も、弱い人です。実の子の私にさえ、何かと遠慮をいたします。弱いおどおどした人を、みんなでやさしく、いたわらなければならないと存じます。私は、両親のためには、どんな苦しい淋しいことにでも、堪え忍んでゆこうと思っていました。けれども、水野さんと知り合いになってからは、やっぱり、すこし親孝行を怠ってしまいました。  申すも恥かしいことでございます水野さんは、私より五つも年下の商業学校の生徒なのです。けれども、おゆるし下さい。私には、ほかに仕様がなかったのです。水野さんとは、ことしの春、私が左の眼をわずらって、ちかくの眼医者へ通って、その病院の待合室で、知り合いになったのでございます。私は、ひとめで人を好きになってしまうたちの女でございます。やはり私と同じように左の眼に白い眼帯をかけ、不快げに眉をひそめて小さい辞書のペエジをあちこち繰ってしらべて居られる御様子は、たいへんお可哀そうに見えました。私もまた、眼帯のために、うつうつ気が鬱して、待合室の窓からそとの椎の若葉を眺めてみても、椎の若葉がひどい陽炎に包まれてめらめら青く燃えあがっているように見え、外界のものがすべて、遠いお伽噺の国の中に在るように思われ、水野さんのお顔が、あんなにこの世のものならず美しく貴く感じられたのも、きっと、あの、私の眼帯の魔法が手伝っていたと存じます。  水野さんは、みなし児なのです。誰も、しんみになってあげる人がないのです。もとは、仲々の薬種問屋で、お母さんは水野さんが赤ん坊のころになくなられ、またお父さんも水野さんが十二のときにおなくなりになられて、それから、うちがいけなくなって、兄さん二人、姉さん一人、みんなちりぢりに遠い親戚に引きとられ、末子の水野さんは、お店の番頭さんに養われることになって、いまは、商業学校に通わせてもらっているものの、それでもずいぶん気づまりな、わびしい一日一日を送って居られるらしく、私と一緒に散歩などしているときけが、たのしいのだ、とご自分でもしみじみそうおっしゃっていたことがございます。身のまわりに就いても、いろいろとご不自由のことがあるらしく、ことしの夏、お友達と海へ泳ぎに行く約束をしちゃったとおっしゃって、それでも、ちっとも楽しそうな様子が見えず、かえって打ちしおれて居られて、その夜、私は盗みをいたしました。男の海水着を一枚盗みました。  町内では、一ばん手広く商っている大丸の店へすっとはいっていって、女の簡単服をあれこれえらんでいるふりをして、うしろの黒い海水着をそっと手繰り寄せ、わきの下にぴったりかかえこみ、静かに店を出たのですが、二三間あるいて、うしろから、もし、もし、と声をかけられ、わあっと、大声発したいほどの恐怖にかられて気違いのように走りました。どろぼう! という太いわめき声を背後に聞いて、がんと肩を打たれてよろめいて、ふっと振りむいたら、ぴしゃんと頬を殴られました。  私は、交番に連れて行かれました。交番のまえには、黒山のように人がたかりました。みんな町内の見知った顔の人たちばかりでした。私の髪はほどけて、ゆかたの裾からは膝小僧さえ出ていました。あさましい姿だと思いました。  おまわりさんは、私を交番の奥の畳を敷いてある狭い部屋に坐らせ、いろいろ私に問いただしました。色が白く、細面の、金縁の眼鏡をかけた、二十七、八のいやらしいおまわりさんでございました。ひととおり私の名前や住所や年齢を尋ねて、それをいちいち手帖に書きとってから、急ににやにや笑いだして、  ――こんどで、何回めだね?  と言いました。私は、ぞっと寒気を覚えました。私には、答える言葉が思い浮ばなかったのでございますまごまごしていたら、牢屋へいれられる。重い罪名を負わされる。なんとかして巧く言いのがれなければ、と私は必死になって弁解の言葉を捜したのでございますが、なんと言い張ったらよいのか、五里霧中をさまよう思いで、あんなに恐ろしかたことはございません。叫ぶようにして、やっと言い出した言葉は、自分ながら、ぶざまな唐突もので、けれども一こと言いだしたら、まるで狐につかれたようにとめどもなく、おしゃべりがはじまって、なんだか狂っていたようにも思われます。  ――私を牢へいれては、いけません。私は悪くないのです。私は二十四になります。二十四年間、私は親孝行いたしました。父と母に、大事大事に仕えて来ました。私は、何が悪いのです。私は、ひとさまから、うしろひとつさされたことがございません。水野さんは、立派なかたです。いまに、きっと、お偉くなるおかたなのです。それは、私に、わかって居ります。私は、あのおかたに恥をかかせたくなかったのです。お友達と海へ行く約束があったのです。人並の仕度をさせて、海へやろうと思ったんだ、それがなぜ悪いことなのです。私は、ばかです。ばかなんだけれど、それでも、私は立派に水野さんを仕立てごらんにいれます。あのおかたは、上品な生れの人なのです。他の人とは、ちがうのです。私は、どうなってもいいんだ、あのひとさえ、立派に世の中へ出られたら、それでもう、私はいいんだ、私には仕事があるのです。私を牢にいれては、いけません、私は二十四になるまで、何ひとつ悪いことをしなかった。弱い両親を一生懸命いたわって来たんじゃないか。いやです、いやです、私を牢へいれては、いけません。私は牢へいれられるわけはない。二十四年間、努めに努めて、そうしてたった一晩、ふっと間違って手を動かしたからって、それだけのことで、二十四年間、いいえ、私の一生をめちゃめちゃにするのは、いけないことです。まちがっています。私には、不思議でなりません。一生のうち、たったいちど、思わず右手が一尺うごたからって、それが手癖の悪い証拠になるのでしょうか。あんまりです、あんまりです。たったいちど、ほんの二、三分の事件じゃないか。私は、まだ若いのです。これからの命です。私はいままでと同じようにつらい貧乏ぐらしを辛抱して生きて行くのです。それだけのことなんだ。私は、なんにも変っていやしない。きのうのままの、さき子です。海水ひとつで、大丸さんに、どんな迷惑がかかるのか。人をだまして千円二千円としぼりとっても、いいえ、一身代つぶしてやって、それで、みんなにほめられている人さえあるじゃございませんか。牢はいったい誰のためにあるのです。お金のない人ばかり牢へいれられています。あの人たちは、きっと他人をだますことの出来ない弱い正直な性質なんだ。人をだましていい生活をするほど悪がしこくないから、だんだん追いつめられて、あんなばかげたことをして、二円、三円を強奪して、そうして五年も十年も牢へはいっていなければいけない、はははは、おかしい、おかしい、なんてこった、ああ、ばかばかしいのねえ。  私は、きっと狂っていたのでしょう。それにちがいございませぬ。おまわりさんは、蒼い顔をして、じっと私を見つめていました。私は、ふっとそのおまわりさんを好きに思いました。泣きながら、それでも無理して微笑んで見せました。どうやら私は、精神病者のあつかいを受けたようでございます。おまわりさんは、はれものにさわるように、大事に私を警察署へ連れていって下さいました。その夜は、留置場にとめられ、朝になって、父が迎えに来て呉れて、私は、家へかえしてもらいました。父は家へ帰る途中、なぐられやしなかったか、と一言そっと私にたずねたきりで、他にはなんにも言いませんでした。  その日の夕刊を見て、私は顔を、耳まで赤くしました。私のことが出ていたのでございます万引にも三分の理、変質の左翼少女滔々と美辞麗句、という見出しでございました。恥辱は、それだけでございませんでした。近所の人たちは、うろうろ私の家のまわりを歩いて、私もはじめは、それがなんの意味かわかりませんでしたが、みんな私の様を覗きに来ているのだ、と気附いたときには、私はわなわな震えました。私のあの鳥渡した動作が、どんなに大事件だったのか、だんだんはっきりわかって来て、あのとき、私のうちに毒薬があれば私は気楽に呑んだことでございましょうし、ちかくに竹藪でもあれば、私は平気で中へはいっていって首を吊ったことでございましょう。二、三日のあいだ、私の家では、店をしめました。  やがて私は、水野さんからもお手紙いただきました。  ――僕は、この世の中で、さき子さんを一ばん信じている人間であります。ただ、さき子さんには、教育が足りない。さき子さんは、正直な女性なれども、環境於いて正しくないところがあります。僕はそこの個所を直してやろうと努力して来たのであるが、やはり絶対のものがあります人間は、学問がなければいけません。先日、友人とともに海水浴に行き、海浜にて人間向上心必要について、ながいこと論じ合った。僕たちは、いまに偉くなるだろう。さき子さんも、以後は行いをつつしみ、犯した罪の万分の一にても償い、深く社会に陳謝するよう、社会の人、その罪を憎みてその人を憎まず。水野三郎。(読後かならず焼却のこと。封筒もともに焼却して下さい。必ず)  これが、手紙の全文でございます。私は、水野さんが、もともと、お金持の育ちだったことを忘れていました。  針の筵の一日一日がすぎて、もう、こんなに涼しくなってまいりました。今夜は、父が、どうもこんなに電燈が暗くては、気が滅入っていけない、と申して、六畳間の電球を、五十燭のあかるい電球と取りかえました。そうして、親子三人、あかるい電燈の下で、夕食をいただきました。母は、ああ、まぶしい、まぶしいといっては、箸持つ手を額にかざして、たいへん浮き浮きはしゃいで、私も、父にお酌をしてあげました。私たちのしあわせは、所詮こんな、お部屋の電球を変えることくらいのものなのだ、とこっそり自分に言い聞かせてみましたが、そんなにわびしい気も起らず、かえってこのつつましい電燈をともした私たち一家が、ずいぶん綺麗な走馬燈のような気がして来て、ああ、覗くなら覗け、私たち親子は、美しいのだ、と庭に鳴く虫にまでも知らせてあげたい静かなよろこびが、胸にこみあげて来たのでございます

2024-07-25

風俗に2万使って体調悪化させる男

 久々に歌舞伎町のお店行ったら、街がまず通り過ぎるだけで体調悪くなるし、指定されたホテルもすごい汚くて南京虫とか心配になるし、出てきた女の子歌舞伎町好きですって感じで不安になるし、

から体調良くなかったけどボロボロになったわ。

歌舞伎町はクソです。

体調不良のたの字も知らないフィジカルお化けじゃないと生きていけないだろあそこ。

人と会うだけで疲れる陰キャが行くとかじゃないわ。

お金かいろいろ消し飛んで憂鬱うつうつ

2022-10-08

秋ですが

秋が一番過ごしやすいと思ってたけど撤回しま

天気悪いわ、気圧上下するわ、温度変化激しいわでつらい

同じ理由で春もきつい。花粉もあるし

冬は気圧は安定してるけど、寒すぎてうつうつとした気分になる

ということで夏が一番ではないけど、ましです。暑けりゃクーラー入れればいいしね

2022-09-06

anond:20220906231133

うつうつほーし!うつうつほーし!みいいいいいいんみんみんみんみーーーーーーーーん!!!

んおおおお

うつうつしてきたああ

いなくなりたいいいい

2022-07-22

いつか笑える日が来るんだろうか

うつうつとした気分で毎日過ごしている。

たまに良いことはあるけど、未来は暗い。

それでもどうにか希望を持とうとして生きている。

増田を読んでると、暗い話も多いが、それなりに幸せそうな人もいる。

そういう人をいいなと横目に見ながら、自分人生の惨憺たる現状に嫌気がさす。

でも生きるしかないし、いつか心の底から笑える日が来ると信じている。

キルケゴールじゃないけど、絶望しないことが一番大切だ。

希望だけは失わない。

2022-07-02

anond:20220702055015

4℃でも炎上するのにいわんや40℃だぞ、あっつつううううつうううつうつうつつつつうつつつつつつつつうつぃぃぃいいいいよ!!

2022-05-04

「鬱然」という言葉なんだが

オンライン辞書見ると

 

草木こんもりと茂っているさま。鬱蒼 (うっそう) 。

物事の勢いよく盛んなさま。「―たる反対派の動き」

3 気がふさがるさま。うつうつ。「―として楽しまない」

 

って書かれてんだけど、2番と3番の語釈って、全然反対のニュアンス持ってて、どっちかが誤用なんじゃねえのって気がしてならないw

https://bit.ly/3ybO5Xw

2021-08-14

セックスをしたくなくなったら

相手は変わならい。つまり、性欲はなくならないが大前提として。

1、我慢してセックス相手をする。

2、セックスをしたくなる努力をする。(この努力いまいちからない

3、セックスをする代わりに、手と口で相手をする。

4、風俗容認する。

5、浮気容認する。

6、離婚を受け入れる。

いずれにしても、努力我慢、何らかの不利益が生じます。八方ふさがりだなぁとうつうつとしながら、我慢してセックスしています

セックス拒否されるのも大変だろうけれども、したくもないセックス強要されるのも大変です。

2021-07-05

いかわが子どものころの思い出したくない体験を呼び覚ます

https://twitter.com/ngnchiikawa/status/1410894748928253960

https://twitter.com/ngnchiikawa/status/1411681395492102147

いかわ、一部読者が勝手深読みして面白がってるだけ、という向きもあるのかもしれないけど、私は全然そうは思えない。

最新の二回、ちいか世界モブが怪鳥にさらわれ、着ていたパジャマけがから落ちてきて、友達のなかで一人取り残されたモブが泣き叫んでいる。

これを読んで、ある日突然さらわれてしまって、命のある姿で二度とかえってはこなかった自分友達のことを思い出して、ほんとうにほんとうに苦しくなったし泣き叫びたくなった。

私のことは特定されてもいいが事件のことを特定されたくないので時期は書かないが、友達もちいさくてかわいかった。

いかわの世界で、きたるべき日のために一生懸命ダンス練習をしていたモブたちみたいに、本当になんの罪もなかった。

実は、怪鳥にかっさわられてしまった回ではむしろもう、

・今までさんざん繰り返されてきた「ウワ・ワ・ウワ」という歌詞が、さらわれた時の「ウワーッ」という叫び伏線だったこ

不憫かわいさ

モブたちが出演するフェスの成否が主眼になるかと思いきや、練習中に謎の鳥にさらわれるという作者以外誰も思いつかないような唐突な展開

が相まり、読んだ瞬間爆笑してしまったくらいで、特に自分のむかしのことを思い出したりはしなかった。

けど、これ書いてる時点での最新回、さらわれたモブたちが着ていたパジャマけがからふってくる、それをだきしめ大泣きする取り残されたモブをみたら、昔の自分友達自分のことがその瞬間にかさなってしまい、苦しくて苦しくてたまらなくなった。

そしてちいかわ、こころからすごいと思った。

描かれてることはド直球の誘拐と、それにともなう残された側の心境だ。

前触れなく奪われる楽しかった普通の日々。でも最初絶対にもどってくると信じていた、この取り残されたモブみたいに。

しばらくたつと、いつか、どこかで折り合いをつけないと生きていけない苦しさがじわじわと現れる。

それから、もう普通の日々じゃないのに、友達が戻ってこないこと以外は全部ふつうの日々。

いかわの今回の展開は、(トラウマだとは簡単に言いたくないけど)人の、リアルにふたをしていたい、というかふたをしていなければやりすごせないようなつらい記憶容赦なく呼び覚ます

いかにもかわいらしく、キャッチーだけど唯一無二の絵柄と書き文字で釣って読み手の参入ハードルを下げに下げ、(ついでに集金にも成功しながら)その実ものすごい劇物を読ませている。

もぐらコロッケの共食いだって、書いてることは武田泰淳の『ひかりごけ』程度にはヘビーでハードなのに、みんなつるつると読まされてしまう。

https://kai-you.net/article/74589

ナガノ先生は、上のリンクの中で「何かメッセージを伝えたかったり、重いテーマを描いているというよりは、何かが起こった時の反応や表情を描きたいという気持ちの方が強い」と語っているけど、「何かが起こった時の反応や表情を描きたい」気持ち彼女いちばんの『ちい虐』にしているし、逆説的に、そこまで意図してないメッセージを伝えることにも、重いテーマもつながっていると思った。

今回の話を読んだ時、授業の課題になっていたからいやいや読んだプリーモ・レーヴィの『溺れるものと救われるもの』を読んだときくらいにはしんどくなったし、授業の課題になってたからいやいや観た『ルワンダの涙』を観たときくらいには呆然としてしまったし、いろいろなことを思い出して苦しくなり、今もまだうつうつとしている。

こんなかわいらしい絵がらで、ここまで人の心をえぐることができる、救いのなさを描けるってほんとうにナガノ先生しかできないことだと思うし、自覚的にやってるにせよそうでないにせよ、間違いなく天才なのでこのまま突き進んでほしい。

重たい文学を読みとおすのも映画を見とおすのも大変なことだが、そこまで大変な思いをせずに、Twitter上でうっかりつるっと同じくらいのしんどい体験ができてしまうのはある意味コスパがいいのかもしれない。

辛いフィクションこそが読み手の心を救ってくれることもあるのを経験として知っているのでなおのことそう思う。

(今回比較で出した作品はどれもノンフィクションだったりモデル事件あるけど…)

最後に、「絶対に」戻ってこないことがあるのを知っているから、鳥につれていかれたモブたちには「絶対に」戻ってきてほしいし、そういう展開になることを心の底から祈っている。

2021-06-04

天気悪いとうつうつする

死ぬ勇気がないから死なないけど死にたみが強くなって生きてて辛い助けて

2021-04-22

anond:20210422174655

そもそもアメリカより2桁も被害が少ない日本が、アメリカ禁酒法並みの騒ぎという段階で

 

みんなで引きこもって、うつうつくしく会話もしないで黙々と食事してくれ

どうなるか?

からないわけがない

会話しないで、一人ぼっち食事したら免疫力がどうなるか、医者がわからないわけがない、それでもいうのだから、なにかがある。

わかるまでは従うしか無い

2021-04-04

うつうつ

死んでしまおうって訳ではないが、死んでしまいたいって気持ちが出てきててやっかいだなあってなってる。

昨年いわゆる氷河期枠で公務員転職したんだけどコロナ対応で遅く26:30とかまで対応してたら昔患った鬱が再発しかけた(とてもひどいペンピになった)

それ以来22時で残業は打ち切るようにしてなんとか乗り越えてきたけど、年度末で一いきついてからなんか調子がでない。

燃え尽きた感じがある。

死にたいわけでもないのに、ふと、首吊り飛び込みしてる自分の姿が目に浮かぶ。、なにやってるんだろ。

2020-10-07

ぬらぬら妖怪が攻めてくる

やつらはぬらぬらしている

いついかなる時もぬらぬらてかてかしている。

時にはびちゃびちゃぬちょぬちょしている。

誕生日にはもにゅもにゅしていることさえある。

悲しい日にはねちょねちょしているし

雨の日にはうつうつしているなんてまるで乙女

真夏にはからからしているわけでもなく

もそもそしていることが多い

そんなぬらぬら妖怪が攻めてくるぞ

気をつけろ!

2020-05-31

anond:20200531085202

思考停止したいわけではないが、

全員が全員知識があるわけでもないし、調べるどころではでない人もいる。

答え出せないのにずっと考えていたら、うつうつちゃうし、我慢するストレスも増えるし、

その結果少し思考が鈍ってでも政府学者が言ったことを

純粋採用したほうが自己正当化できるし、精神衛生上はいいんだと思う。

ただ気をつけるべきはデマとかネットの勢いに引っ張られないようにすることだと思う。

2018-11-20

リストカットの代わりに

痛いのは嫌いだけど、辛いものを食べるのは好きだ。

うつうつと過ごしているが、食べることは好きなのでまだ全然大丈夫と思う。

中でも辛いものを食べることは楽しみのひとつ

むせたりすることもあるけど、辛いものは美味しいと感じる。

多分舌痛いし、たまにむせるんだけど、ほかほかしてきて気持ち良くなる。

じんわり汗をかくのも気持ち良い。


リストカット絶対しないけど

うっかり包丁で手を切ってしまったりした時

血が流れるのを見るのはなんとなく落ち着く。


リストカットの代わりに、辛いものを食べるのかもしれない。

なんて、ふと思った。

2018-02-18

[]2月18日

○朝食:松屋ソーセージエッグ定食

○昼食:出前一丁

○夕食:王将カキフライ定食

調子

掃除洗濯、買い出し、領収書印刷ホテルの予約変更、各種公共料金の支払い、など土曜日ダラダラしたぶんこなさないといけないことを頑張った。

しかし、そのあと東京行きたくないという気持ちが頂点に達し、部屋で本を床に叩きつけるなどの迷惑行為を行ってしまった。

よくないよくない。

よくないが、こうもイライラしてるばかりで、何もできてない状況もよくないなあ。

パーっと遊びたいところだけど、どうにもそんな気分にもなれない。

なんかうつうつして、元気が出ない。

ゲームしたいなあ。

やすればいいんだけど。

なんかですね、誰でもそうかもしれないけど、プレイし始めると割とプレイするんですが、

まず最初プレイを開始するところが腰が重いんですよねえ。

はああああ、東京行きたくねえなあ。

3DS

ポケとる

メインを進めている。

690ドダイトスまで来たけど、これはフルアイテムじゃないと無理そう。

つうか、ポケとる終わるんだったな、なんか完全に習慣になってる。

コマスターどうようスパッとやめて、他のポケモンしようかしら。

USUMで育成環境整えてオンライン対戦でもするか、ポッ拳オンライン対戦するとか、そういう方向にいこうかなあ。

あーでも、そうえば、超ダンをすごい中途半端なところで積んでるな、いいな。

ポケダンを青赤から全部やっていこうかな。

いいね、うん、ポケダンいいね、うん。

2017-10-21

anond:20171003095440

さてと、あれだけ大騒ぎしてた北朝鮮が、選挙始まってから花火」の打ち上げをやめたようで。

うつうつって話だけは言うけどね。太平洋核実験なんて話どうなった?

明日投票日。かつ、明日政治家選挙活動は何もできないししてはならない。暇。

商売だとするのなら、金さえ何らかの形で渡す枠組みがあればやるときゃやるしやらないときはやらない。

可能性としては三週間前に予想した通り。今日の夜から明日の朝にかけてぶっ放してくる可能性があるかもな。結構領海に近いところを狙って打ってくるとかで。

そうして、朝一面選挙報道以前に安部グダグダいうのを生放映!

うん、杞憂であればいいね

2017-10-12

うつうつ

うつうつと日々をすごしています

朝おきるとぐったりと疲れています

なにもしていないのにつねに疲労感があるのです

起きあがるのに30分はかかります

それから家族がおいていったヨーグルトをたべます

これが朝食

ねむいのでまたねます

おきると昼

かんたんな昼食をとりま

ねむいのでまたねます

おきると夕方

ようやくすこしうごけるようになるので、ちょうしのいい時は洗濯しま

コーヒーをいれておやつ

そろそろ家族がかえってきます

夕飯をたべて音楽をきくか、ゲームしま

家族がねます

睡眠薬のんでねます

このくりかえし

はやくしにたい

2017-09-20

肩こりがひどい

最近本当に辛い

スマホを続けて10分でも見ると、首から肩、背中、腰にかけて筋肉が硬直する。それに伴って頭痛も起きる。(デレステできない)

冷房の効いた店に入っても、20分程で体が冷えて酷くこる。

こうなったら一時間以上熱いお風呂に浸からないと治らない。(その間デレステできない)

頭痛が起きると、目を動かしたり話したりするのも辛いので、最近は外出自体が怖くなってきている。(家にいるのにデレステできない)

うつうつ

2017-07-30

アラサー女の底辺SEぼやき(一部補足)

先に述べるが長文かつ愚痴。まとまりもない。だめだ自分

以前もSEで働いていたが、うつになってから退社して、数年休んだ後に不眠症以外は落ち着いて働けるようになってから2年弱今の会社にいる。

東京実家暮らししていたが、母とのいざこざがきっかけで一人暮らしをしたいと思うようになった。

まず、仕事に対する理解がない。お客様に常駐する下請け下っ端SEは、そこの風習にあわせなければならない。ある企業は定時上がり、残業があっても1時間という時もあれば、別の企業はいつも2時間残業している上に納期直前だと3時間とか4時間という時もあった。これにより帰宅時間が定まらないので、毎日19時前後に「まだ終わらないの?」とメールが来るので「残業で帰れない」と返信すると、「帰る時に連絡すること」と釘を刺される。女だからはいアラサーに対してそれはどうかと思う。

次に、実家暮らしなゆえ自由制限されている。19時のメールは「夕食できた」を知らせるものであり、残業で9時とかになっても直帰してご飯を食べなければならない。これはある意味優遇されていると思うが実際は「夕食を食べなければならない」ためパン個食べたくても食べられないのだ。かつ、疲れて食べたくないと言うと「なんで食べないの」といい出して機嫌を損なうから厄介だ。さらに、仕事終わってから買い物したい時は「どこで買い物するから何時ぐらいにする」と報告しなければならず、通販商品を頼んだ時は「どこから荷物が来る」と報告しないと「なんで荷物が届くの教えないの」とはじまるからうかつに通販も使えない。こないだは、仕事終わりに気晴らしせ10分だけ本屋立ち読みと本を買ったのを言わなかっただけで「なんで遅いの」と注意された。

それゆえに友人や彼氏から夜会いたいと誘われても、「なんで仕事終わりに会わなきゃいけないの」と突っ返されるので強制的に家と会社の往復しか許されなくなっている。どうしても誘われた場合は前日までにその旨を親に許可を取らなきゃいけないが、金曜の夜じゃない限りはまず認めてもらえない上に、運悪くトラブルに巻き込まれて遅くなってしまいどたキャンせざるを得ない状況になったら意味がない。

そういう親から離れたくて一人暮らしをしたいのだが、別の問題が浮上した。

手取り17万かつボーナスがないのにどう生活する?

実家は幸い、家にお金入れるなら貯金しろというので最低限使う金以外はほぼ貯金はしている(ただし退社前にためたお金治療費と維持費でほぼ消えた)。しか一人暮らしになったら貯金する猶予がない。かし通勤時間を少しでも短くしたいとなるとそこそこ高くなる。23区に住んでいたこともあり、都下はまだしも他県だと交通の便や環境的に住めるか不安になる。今もカウンセリングで月に2回診察を受ける関係で遠すぎると逆に不便になってしまう。

なお、今は仕事ストレスと親のストレスで好きだった小説を読む時間がほぼ取れず、外出しようとすると「疲れているから家で休め」と言われ出させてもらえない(そして両親が家にいる関係で音が出るものを使うと嫌な顔される)平日買い物できないか休日に行こうとすると、「どこへ、何時まで、何しに行く」と許可を取らなきゃいけない。流行どころかニュースさえ追うのも面倒になってきた。あとニンテンドースイッチを発売日に買ったもの最近は遊ぶ気力が削がれている中、「スイッチが買えない」というツイートを見ると買っちゃって申し訳ない気持ちになっている…だめだ、うつうつ寸前。

周りから「親がおかしい」と言われても両親は聞く耳もたず。給料が上がればいいなと思うけど望めない。転職しようとすると会社から逃げだと言われることこの上ないしのままだと給料が上がるとは限らない(現場から不眠症を除けばいいスキルを持っていると高評価をもらっていると余計…)

特定されない範囲でいうと、大学ソフトウェア関係を専攻していたので、今はソフトウェア関係仕事をしているし、仮に自由時間があればpaizaでプログラム書いたり(Javaメイン)、仮想マシンLinux入れてコマンド勉強からLPICも目指そうとしている。ただ知識はあるが実務が浅いのでバリバリプログラムが書けるという自信もない。うつ病も完治はしていないので、それでも転職(特に大手とか自社開発系)できるのか謎。

2017-04-27

病院沙汰にもなっていないのに うつうつ言う奴多すぎ

ほんとにお前のは鬱なのか問い詰めたい

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