はてなキーワード: 地下アイドルとは
多分どっかで誰かが既に言ってそうなおっさん論だけど、とりあえず書いてみる。
「多感な年頃」というのが、もし10代を指すのであれば、現在事実上のマスになりつつある、氷河期世代男性が多感だった年頃に無かったものがある。
ぶっちゃけおニャン子クラブからハロプロまでのおよそ10年は、年頃の男子の多くに刺さるアイドルがいなかったという意味で、まさに冬の時代だった。
ちなみに男子にとってのアイドルは、若いうちにハマったほうが悪化しにくい、要するに「拗らせたキモオタになりにくい」という、いわば麻疹みたいなものだ。
しかし、我々が一番アイドルに興味を持ちそうな10代にそれを取り上げられて育ったことが、今のオタク・サブカル界隈の情勢を形作る結果になっている気がしてならない。
即ちハロプロAKBは言うに及ばず、女性声優のアイドル化、女子アナブーム、エロゲ特に泣きゲーに対する一部の熱狂的支持、そして現在の地下アイドルやVTuberに至るまで、どれもこれも「拗らせたキモオタ氷河期男性」がファンの中核だったわけで。
おれは無理
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/hbol.jp/205032
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なんか茶化しが湧いてしまったが(わざとだろうが)そういうとこやぞ
ワンピースは貸せるけど宇崎ちゃんは無理、セーラームーンは持ってるとフェミニズムと別の理由で変な空気になるかもだけど(気にすることないが)むしろ女子が持ってて借りるだろ
「面白い映画貸して」で露出が多い女性が出るアメコミ映画は貸せるだろ。
「面白いライブDVD貸して」で露出の多い浜崎あゆみ(古いが)のDVDと地下アイドルのライブDVDはどっちが貸せる?
これって人によりますかね?これわからなかったら生活に支障出ると思うんですけど、北守氏の記事はこういうことちゃんと書いてあったと思うけど読んでないのかな。
b:id:CelestialFire b:id:fu-wa b:id:korimakio
この辺り人、どうですか
https://b.hatena.ne.jp/entry/4676346855596062018/comment/CelestialFire
https://b.hatena.ne.jp/entry/4676346855596062018/comment/fu-wa
https://b.hatena.ne.jp/entry/4676346855596062018/comment/korimakio
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追記2
陰キャ言ってるのはおれじゃないぞ。そういうこと言うと話聞いてもらえなくなるというのはわかってるから言わないよ
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追記3
> zeromoon0 人によるとしか。普段から映画観ない人に「ミュージカル映画教えて」と言われても基本的にダンサー・イン・ザ・ダーク勧めないし、人によっては勧めるとしか。
普段から萌え漫画読んでない人には宇崎ちゃんダメってことでいいんか?そういうとこやぞ。「相手による」とか「関係性による」とか言ってるのが多いけどその時点で微妙だろ。公共ポスターなんだから。別に規制しろとは言わないけどオタクはしらを切りすぎ。無理があるよ
あと、ほんっっっっっっっとに卑屈すぎて会話が困難だなと思った
> greenT なるほど陽キャはこんな風に空気読むのかって参考になったわ。んで、本当に面白いと思って貸す人間を空気読めないバカと影で罵るんだろう。実に世の中だ
自分が不幸になるだけだぞ
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ときどき「うちの職場にいる分には美人で通るけど、プロのモデルとか女優と比較されたら厳しいだろうな」という容姿の人を見かけるんだけど、あのぐらいの容姿の人ってどういう自意識で生きているのか気になる。
私がそういう容姿だったら普通のOLとかになって職場の花としてちやほやされて生きたいと思うけど、周囲の人に「可愛い、キレイだ」と言われ続けると、「ひょっとしたら私、モデルとか女優になれるかも」とか思っちゃうんだろうか。
逆にアイドルとかで周りが皆可愛い子ばかりだと、自分の顔の些細な欠点が気になって、素で充分可愛いのに整形地獄に落ちたりするんだろうか。
私は一番若くて美しいはずの年頃に容姿コンプレックスの塊で、ろくにお洒落も化粧もせずに過ごしたので、そこそこ容姿に自信を持てる状況で生きてきた人の思考回路がどうなっているか気になる。むしろ歳をとってからの方がモテないこともさほど美人でないことも気にならなくなった。
学生時代に一緒のサークルで一番の美人と思われていた子は、充分自分の美しさを分かっていたが、そのわりにはそれほど男を選り好みするでもなく、とにかく告白してきた人のと付き合っていたらしい。その気になればもっと高望みして、名門大学でいい就職ができそうな人と付き合えただろうに。まぁ「(恋愛では)自分が優位に立ちたい」とか言ってたので、とにかく自分を大事にしてくれて「私が付き合ってあげてる」みたいな感じに浸れる相手が良かったのかも知れない。
そういう容姿の人が意地でも美貌を生かせる仕事を望むのか、とにかくちやほやされて人生イージーモードになる道を選ぶのか気になる。やたら収入の少ない地下アイドルとか二流・三流のモデルになるぐらいならそこそこ給料が良い職場で、いい男をつかまえられる道を模索する方がいいと私は思うけど。
自称美人の人、自分ならどういう道を選ぶか(あるいは選んだか)を教えてほしい。もっとも、そのぐらいの美人だとどの程度自覚があるか難しいところだ。
まぁまぁ長いです。暇つぶし程度に良かったら。
リアルで色々あって、心にぽっかり穴が空いた。
その穴を埋めるには、ネットだから本音で言わせてもらうが女性しかなかった。女性の柔肌が欲しかったし、かわいい女性に承認される事でしか満たされないと思った。
ただ、恥ずかしながら自分は30間近だというのに未だに童貞で彼女が出来た事もなく、女性に免疫もなかった。
だからまぁ、こちらに好意を寄せてくる事が前提の女性に、相手をしてもらうのが一番手っ取り早く思えた。ただキャバ嬢や風俗嬢はなにか違う。
そこでたどり着いたのが地下アイドルだった。
売れない地下アイドルだったら、自分が現場に行けば喜んだ顔を見せてくれるだろう――つまりは承認してくれるだろう。そう思った。
何でも地下アイドルのチェキとやらは、アイドルの方から密着してくれたり抱きついてくれるらしいと聞く。なんだそれは、最高じゃないか、よっしゃ行こう。そう思った。
我ながらゲスだし、どうしようもなくモテない男の思考だが、当時の心がボロボロだった自分にはそれしか思いつかなかった。
で、一応チェキの対応が良さそうな地下アイドルを念入りにチェックしてから、現場に行った。
ライブが終わりの物販(ちなみに地下アイドルは余裕で物販の方がライブより長い)でチェキを撮る時、彼女は初対面で外面も良くないであろう俺に、躊躇なく抱きついてきた。
チェキにも「来てくれてありがとう、大好き!」と可愛らしい文字で書かれていた。
「ライブ楽しかったよ」というと、彼女はすごく喜んでくれた。「また来てね」と彼女は言ってくれた。
俺は心が満たされたのを感じた。
勿論、地下アイドルが抱きついたり、オタクに媚びを売ってくるのは、リピーターを作るための打算ありきの行動だろう。それでも俺は嬉しかった。
だから、何回か通った。その度にチェキを撮った。その目当てのアイドルを見て、チェキを撮ったらさっさと帰っていた。
でも、地下アイドルの現場に掛かるお金というのは意外とバカにならないのだ。チケット代、チェキ代。現場に行くまでの交通費も考えたら、そこそこのお金が飛ぶ。
なので、何回目かの現場に行った時、初めてお目当ての地下アイドルの出番が終わり、チェキを撮り終わった後も、他のアイドルのライブを見る事にした。
ちなみに地下アイドルはワンマンライブが出来る程の人気が無い限り、200人も入らない小さなハコで、15組くらいのアイドルが20分ほどのライブを連続してやっている。
その日のライブも、お目当ての地下アイドル以外ほとんど……というか、全員知らない地下アイドル達だったが、まぁ見てやるか(謎の上から目線)程度のノリで、見る事にした。
ノリのいい明るい曲、盛り上がるロック調の曲、それに合わせて舞い踊る地下アイドル。
ただ、真剣に彼女達のライブを見ている客は、ほとんどいなかったように俺には思えた。
アイドルのMCにいちいち茶々を入れるもの、彼女達のステージも見ずに、知ってる顔同士の客だけで盛り上がってる奴ら、アイドルからのレスが欲しくて、肩車してまで目立とうして、お目当てのアイドルの近くに行く奴。
ライブの楽しみ方は人それぞれ、という言葉もある。が、俺にはただただ騒ぎたいだけ、暴れたいだけの奴らしか見えなかった。
笑顔を崩さず、でも髪型が多少崩れるくらい元気いっぱいに歌い、真剣な表情で踊るアイドル達の姿に、俺は心が動いていた。
だから、気づけばそのライブ後の物販でチェキ列にならんでいた。
「ライブすごい良かったです! かっこよくて可愛くて元気出ました!」 俺がそういうと、彼女は「ほんと?」ととてもうれしそうに聞いてきた。
「わたし、お客さんからいじられるキャラだから、そんな事言われたの初めて。嬉しい!」
でもその後、「どうしよう。泣きそう」と口に手を当てて言った。「ほんとうに? ほんとに?」と何回も確認してきた。
まるで、サンタさんからプレゼントを貰ったのを何回も確認する子供みたいに。今まで誰も、彼女にそんな言葉を掛けてあげなかったみたいに。
「また来てね! また会おうね!」彼女はチェキの別れ際に俺の手を握ってそう言ってくれた。
それもリップサービスなのだろう。きっと彼女は、どんな客にでも愛想よくそう言っているに違いない。
でも、俺にはどうしてもその言葉が、ただのリップサービスには聞こえず、曖昧に笑うしかなかった。
ライブの物販コーナーには地下アイドル達がたくさんいた。物販コーナーに人だかりがあるかないかで、その地下アイドルたちの人気がわかる。
やはり人気があるのは、かわいい衣装をきて、コミュ力(というかチェキ力)があるアイドル達だ。
先程までステージ上で「現実なんてぶっ壊せ、限界を突破しろ」的な歌をイキイキと歌い踊っていた彼女たちが、今現在の自分たちの人気という現実と、閑散としている物販という限界をありありと突きつけられている様を見ているのは、あまりいい気分ではない。
それでも彼女たちはめげず、諦めず、チラシを渡してくる。受け取るとその瞬間だけ笑顔になる。目が輝く。きっとそれは、彼女たちが自分たちの未来を信じているからだ。
子供のようにまっすぐで純真な瞳を、俺はどうにも直視できなかった。
それは地下アイドルも例外ではない。いや、地下アイドルの方がもっと顕著だ。地下アイドルオタク初心者の俺ですら、誰かの卒業ライブやら解散ライブやらの情報がバンバン入ってくる。
アイドルに飽きたのか、限界を知ったのか、わからない。でも大半の地下アイドルが2~3年で消える。
だから多分、俺に抱きついてチェキを撮ってくれた彼女も、「ほんとうに?」と何回も確認してきた彼女も、ロック系の地下アイドル達も、多分、数年後には、多分。
そこまで考えたところで、心に空いた穴が、さらに大きくなっているのを俺は感じた。
寂しい、寂しい、ただただ寂しい。寂しさは大きくなっていくばかりだ。
初期に流行ったキズナアイや輝夜月などのいわゆる四天王は動画を配信するタイプで、生配信はそこまで多くなかった。
だから当初のVtuberは本当にYouTuberのバーチャル版だった。
にじさんじの登場によりそれが一変した。
にじさんじは生配信主体で動画編集なんかしなくてもスパチャなどでお金が入るため、多くのVtuberは生配信主体になった。
だからにじさんじ以降のVtuberはYouTuberというより生主に近くなった。
でも社会人としての常識があると平々凡々なVtuberになり売れないというジレンマ。
芸能界は芸能プロダクションが強い力を持っているためどんなバカでも手綱を握ることでこのような問題が起こるのを防いでいる。
それに対してVtuberは個人に大きな裁量が委ねれているためバカが可視化されやすい。
Vtuberの世界では演者の方が支持されやすい上に演者の平均年齢が低いので、このような問題はこれからも増えていくだろう。
そもそも起きてる問題はその辺でよくある話だと思うので、これをもって「終わった」とは思わないけれど、ただバーチャルYouTuberの界隈に対してファンの求める形が数か月前から色々変わってきているのは感じていて、それがちょっと燃えやすい状況になってるのでは、と感じてる。
というか下の二点から、すでにバーチャルYouTuberっていうジャンルは小規模芸能事務所プロデュースの地下アイドルみたいなものになっているので、終わった/終わってないというよりは、とうの昔に変質してるのでは。
ばあちゃるの問題もそうなんだけど、そもそもの前提として、バーチャルYouTuberは運営とファンの間があまりに近すぎ。
運営側にベンチャー企業が多いから自己顕示欲が強いのもあるけれど、それと同時にファンも企業単位での箱推しみたいな妙な空気が醸成されていて、かなり珍妙な雰囲気になってる。
バーチャルYouTuberは機材やキャラクターの著作権等の問題で、「事務所を変更する=顔が変わる」ことになるので生身の人間とはもちろん違う点はあることは理解するけれど、それを踏まえてもバーチャルYouTuberのファンは「運営に対して近い距離でアクションを取る」傾向がとにかく強い。
こんな「顔が見える」運営方式が通るのって数千人~一万人ちょっとくらいのコミュニティ規模であって、今の規模でできるわけがないし、それが気持ち悪いオタクを増長させている。
その最たる例がばあちゃるで、イベントの告知したりプロデューサーを自称したりをばあちゃるにさせてしまっている現状は誰にとっても良くないというか、ファンが運営と間が近いと錯覚してしまっている現状。
そのせいで今やファンが「本来は.LIVEとして公式に一部のファンに対して言及すべき」とか「.LIVEが今後どういう運営していくか話すべき」とか言う人まで出てきてるし。
もちろんゲーム部プロジェクトの時のように、運営側の不手際に対しる謝罪はちゃんとすべきなのは当たり前ですし、LoLの大会ににじさんじが出なかった時のような規模な大きなものであれば声明は出すべきだと思うけど、今回の一件なんて「何故この人選になったのか」とかわざわざ運営が説明する必要なんてないのにその説明を求められるし、その説明をしないばあちゃるを不誠実と断じてる。
ファンが暴れるたびにばあちゃる(≒運営)が出しゃばることがそもそもおかしいんだけど、そういうことを求められて、なおかつそれにばあちゃる(≒運営)が中途半端にこたえる関係性ができてしまっているのが、これだけ規模が大きくなったバーチャルYouTuber界隈には無理があるように思う。
もうばあちゃるはどうあがいても責任取れないでしょ。規模的に。
あと丑牡てぃあの件もその後他のRe:Actのメンバーが卒業することを発表した時に「理由を説明してくれないなんて運営の信頼が」とかリプが大量についてて驚いた。
所属タレントが辞める理由を事務所がわざわざ発表する必要なんて無いし、その説明を求められたりするところに、何とも言えない違和感がある。
ルキロキの引退の場合は「運営チームそのものの解体」も同時に意味していたので運営が説明するのは理解できますが、あれだって別に本来は運営が説明する必要はあんまりなかったと思うし。
これはにじさんじが多いと思うんだけど、今のバーチャルYouTuberは「〇〇と〇〇のコンビが」とか「〇〇と〇〇が裏でこういう話をしてた」とか、バーチャルYouTuber一人ではなくて、二人以上の関係性の方が強く着目されている。
関係性を構築できないバーチャルYouTuberに対して登録者数が増加しない傾向がとにかく強い。
ほんの数か月前、デトロイトがバーチャルYouTuberの間で流行ってた頃までは「(推しのバーチャルYouTuberに)あのゲームをして欲しい」という声がまだ多かったようにも思えるが、最近はもっぱら「(推しのバーチャルYouTuber同士の)コラボが見たい」という声を圧倒的に見かける。
デトロイトレベルにヒットしているゲームが直近では少ない、というのももちろんあるだろうけれど、それを差し引いてもそういう声が多く、一部のバーチャルYouTuberもそれに関してちょくちょく言及しているのも見かけた。
結果的にペアで売ったりすることを求められすぎて、声優の百合営業みたいなものを強制させられている印象すらある。
これまでのバーチャルYouTuberって、演者⇔視聴者の関係だったものが、演者⇔演者の関係になって、じゃあそこに視聴者はどうやって介入するのかっていうと、今のにじさんじみたいに「〇〇とコラボしてるなんて尊い」みたいな形で、関係性そのものを捏造、補強していく形で介入していってる。
そんなんだから成瀬鳴みたいに雑に弄られるのを許容しなくちゃいけない空気になるし、コラボが頻発したり、無理な箱売りが出たりしてきてる。
最近はYouTuberでもグループYouTuberやコラボが流行っていることもあって、この辺はバーチャルYouTuberに限らずコラボが流行っていることは事実だけど、YouTuberと違ってコラボに対する生配信が多いバーチャルYouTuberでは、コラボする下準備が不足しているものが多いようにも思う。
姉は元々大人しい方で、弟である自分も彼女と深く話をした記憶がほとんどないほど、内にこもる側の人間だった。
俺は高校卒業したら専門に通ってる身で、親戚で集まっても親が自慢するのは姉のことばかりで、俺も当然のように姉は大学卒業したら良い会社に就職する人なんだろうななんて思ってた。
県外の大学に受かって一人暮らしをするようになって、初めて帰省をした頃にはもう症状が出てたらしい話をこの間聞いた。
自分は監視されてるんだと。宇宙人がうんたら〜とかは言ってたか聞いてないけど、「自分は盗聴されている」という言葉をはっきり親が聞いたらしい。
だから、自分の前では携帯を出すな、電源を切れと、冗談じゃない真剣な顔で言うんだと。
親は医療職とかじゃないけど、病院に勤めてて、そういう知識があるからか頑なに否定することはしなかったらしい。
やっぱり考えがあったのかと話を聞いてたが、うまいこと精神科を受診するように言えずにそのまま数年放っておいてしまったと。
俺は専門通ってる間は友だちとルームシェアしてて、就職先が実家のが近いから最近帰ってきて、姉がそんなんなってるなんて全然知らなかった。
話を聞いてて普通に混乱して「え?どうすんの?」と何回も聞いてしまうアホな俺。そんなの今までどうしようもなかったから困ってるに決まってるのに。
ただ今後絶対困ると思って親の気持ちも考えずにそう聞いてしまったが、答えが出るはずもなく。
驚くことに、なんと姉はその話を聞いた数日後に実家に帰ってきた。寮に置いてた荷物、全部持って帰ってきた。
身内の人間誰一人として、そんなこと聞いていない。相談もされてない。その直前に親から話を聞いたのは全くの偶然だった。
その頃、姉はまだ大学生で「休学するから」とだけ親に告げて、親は理由とかはノータッチでそのまま同居することに。
さすがに休学自体後ろめたかったのか最初のうちは静かなもんで、思ったよりは普通だなあなんて思ってたんだけど、最近になって普通とは違うって気づいた。
本当に怖いからここからは例えなんだけど、だから他意とかないから許して。姉さ、昔からメジャーなアイドルの人のファンなんだけど、この間その人の熱愛報道が出たんだよね。
情報が出たときの怒り狂う姉、めちゃくちゃ怖かった。仕事終わって家に帰ってきたら、リビングとかグチャグチャなの。
いつからそうしてたのかわからないけど、自分の部屋とリビングを行ったり来たりしてて。多分嫌なことを思い出すたびに物に当たってたんだと思う。
言っとくけど、いわゆるガチコ?の人がみんなそうとは思ってないよ。これまた事の後に親から聞いた話だけど、姉は例の彼と秘密の恋愛関係にあると思い込んでるらしい。
姉がファンの人は、地下アイドルとか地方アイドルとかじゃないし、どう考えても繋がるとかありえない。迷惑メールなのにキムタクから連絡が来た!って喜ぶくらいあり得ない。
正直、話を聞くだけならどう勘違いしたらそうなるんだよと思うはずだし、俺も少なからずそう思ったけど、剣幕が全然悲しみとかの範疇じゃないの。本当に浮気された人みたい。
そのとき、初めて女の人が怖いと思った。小さい頃、姉って俺のついでで剣道に通わされてて、武術経験があるせいなのか、女性にしては背が高いのもあるのか、発作?が出るたびビビってしまう。本当に怖い。
職場が近いから引っ越すに引っ越せないなんて思ってたけど、もう、すぐにでも引っ越したい。
俺さあ、片親なんだよね。それもあって実家に戻ってきたの。
引っ越し先で一緒に住んでもいいんだけど、住んでるのは持ち家だし、ここに姉を一人で置いておくのも、さすがに現実的じゃない無理じゃん。
でも、姉をどうにかできるかっていうと、元々病院嫌いで精神科どころかどこにも行こうとしないし、少しでも病気かもって意識がない人に受診させるのってどんなに配慮しても無理ゲーに近い。
そんで、調べたら強制入院みたいなやつって指定医の判断が必要なんだってね。俺も本当はそんなことしたくないけど、そんなことを毎日考えるくらい疲れた。
比喩じゃなく、姉が暴れるたびに家が壊れていく。外に出ないから、暴れる時間に昼も夜もないんだよ。正直それで一睡もできず出勤したことも片手で収まる数じゃないし。
親も親で働いてるから似たような状況で、俺たちも鬱になりそう。というか、なってるかもしれない。疲れた体で家に帰ってきて、普通なら休めるはずなのに全然休めないんだもん。
ネットで調べても、この状況を打開できそうな情報が全く出てこないんだよ。増田に書いてもどうにもならないってわかってるけど。