はてなキーワード: リバタリアンとは
正直言うと、感情的には私も校長の意見には賛同できてないから反論するのが心苦しいんだけど、個人的にはやっぱり今回の発言で免職に追い込まれるのは処罰が重すぎると思う。
「少子化は社会の問題で、個人に帰結させるべき話ではない」ってのは全くもって正論。
ただ、この国の教育のあり方として「お国のために滅私奉公しなさいよ」と教えることが罰に値することかというと、残念ながらそれは違う。
最初の投稿でもチラッと触れたけど、学習指導要領には個人よりも社会を優先させるような(ある意味においては個人の権利を制限することを是とするような)教育方針が実際に散見できる。
この校長の発言はある意味で現在の日本のマジョリティたちの意見を分かりやすくまとめたものであって、オブラートに隠されていた主張を明けっ広げに表現したに過ぎない。
「お国のために女性は我慢して子供を産んでくれ」という主張は個人的には賛同できるものではないが、処罰に値するほど「世の常識」から外れているとも思えない。
校長の思想が如何に誤っているとしても、それがこれまで是とされてきた主張であるならば、今回だけそれを処罰の対象にするのは公正ではない。私はそう思う。
この件についても「正すべきは社会の方であり、校長個人に帰結させるべき話ではない」のではないだろうか。
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私は自分をリバタリアンだと自認しているので、感情的には今回の校長の発言には相当頭にきている。
外山恒一の政見放送 [2007/03/25] https://www.youtube.com/watch?v=B0Qa9-KiRUo
リバタリアンな棄権主義 「選挙に行かないやつは政治を語るな」への反論 http://d.hatena.ne.jp/akabeko8/touch/20130925/p1
数度目かの選挙機会だったけれど、どんどん投票しに行くのが馬鹿らしくなってくる。
真面目に考えれば考えるほど、馬鹿らしく思えてくる。
上の二つは、両方とも思想的に偏ってはいるけれど、すごく納得できる内容。
だいたい、投票時点で大局は私のあずかり知らぬところで決まっている。
小選挙区制なんかだと、初めから選択肢自体無いに等しい。仮に入れたい候補者がいたとして、落ちれば死票で欠片の意味も持たない。
一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて) - ポリタス http://politas.jp/articles/213
いとうせいこうは良いことを言っているし、これを信じたいけれど、論理的に何一つ説得力は無いように感じる。
今回の解散に関しては、争点もあってないようなもので、勝てるタイミングだからしたんじゃないのってなもんで。
こんな選挙なら、能動的に投票に行かず、投票率を下げる方が意味あるんじゃないかとも思った。
本当に散々行くか、行くまいかを悩んだけれど、結局行った。
民主主義において選挙というものは、それまでの各人の政治活動の結果発表以上のものでしかない。
選挙までの間に、各人が様々な場面で主張を行ったりする活動によって政治は動いていくもんなんだろう。
ただそんなものは、私の生活から捻出することはできない。私が日々の雑事に追われている間に、やりたい人がやりたいように政治活動をする。そうして、選挙の時には大局が決まる。
後から、そのことにわあわあ言ったってそりゃあどうにもならんだろう。私は私のために時間を使ったんだから(仕方ないとしたって)。
それでも、最後の最後のほんのわずかに意見表出の場が与えられていて、それが投票。
こうして残った僅かな政治参加の機会に参加するか否かは、結局、政治に対する責任感の問題なんだろうと思う。
当たり前の話かもしれない。
選挙権を得る前は、民主主義ってのは、選挙ってのはもっと希望に満ちたもんだと思ってた。
でも何度かの選挙を通して、選挙権ってのは本当に最低限度僅かな僅かなの政治参加の保障でしかないんだと知った。
あぁ…やっぱ分からないかなぁ。年金ってのは経済的弱者救済措置なのよ、健康保険でも「オレ病院行ってないのに、取られ損だから、病気になったら10割払うわ」ってのと同じなのよ。その社会的なシステムから打算で脱退したいっつーのが、利己的じゃん。保険屋の終身保険CMじゃねーんだから。
でさ結婚も、ある種女性の社会的救済の意味もあるわけ、「女性は自立してんだろ」って放置ってのは、現在でも問題ある事になってるでしょーが。自分の両親が損得度外視で、子育てや結婚を考えたから自分が存在してる訳じゃないか、ソコで自己存在を否定してどーすんの。
最近は、社会制度とかインフラまでコスパ悪いとか言い始める輩が多くて参るわ。
そういうのを経済的効率でコスパ悪いって論じるのは頭悪いってのが、常識だよ。
結婚や医療や教育とかって社会的制度は、「損得考えて自動車買うのやめました」っていうのと論じるカテゴリーが違うの。
そんで、功利主義者が苦し紛れに「社会の多様性」なんて言うんじゃないの、どうせ理論破綻してんだから。経済的非効率な少数派のセクションに税金を投下できるかの社会的合意こそが、社会的多様性を認めるって事だろ。
http://anond.hatelabo.jp/20140714150652
その後も様々な議論が出ているようなので、簡単にチャートにしてみた。交通整理の一助になれば。
頭の体操を兼ねて、少し極端な意見も混ぜているので、批判的に読むことを推奨。
逮捕反対派 ─┬─ わいせつ表現の自由は無制約にすべきだよ派
│ ├─ AVのモザイクが許せないよ派
│
│ │ ├─問題になったのは可愛いキャラだよね派(事実取り違え派)
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├─ なし子と「出資者」の大半にはわいせつの意図はないよ派(伊東良徳弁護士派)※追記参照
│ ←反論:女性器の生データを授受しておいて「わいせつの意図はない」は無理じゃね派
│
│
│ │ (両方取り締るなら反対しないよ派)
│ ├─ 男性器の型取りバイブは野放しで、女性器のデータだけ取り締まるのは女性差別だよ派(フェミ派)
│ │ ←再反論:実際は型なんて取ってないから。いい加減に目を覚ませよ派
│ │
│
│ └─本人が芸術だと言えばそれでいいんじゃね派(投げやり派)
│
│ (なし子は興味ないよ派vs北原みのりだけは許さないよ派)
│
└─ 自分の身体を撮っただけならいいだろ派
│ ├─ 性器丸出しはさすがに取り締まるべきだよ派
│ └─ 見たくない人の自由も尊重すべきだよ派
│
├─ 悪法でも法は法だよ派
│ ├─ 政治参加は大切だよ派
│ ├─ 新しい判例が出そうで楽しみだよ派
│ └─ 成人漫画規制のときには賛成しただろお前派(江戸の敵@長崎派)
│
│
└─ なし子はセンスないよ派
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追記:tatsunop氏からのコメントを受けて、以下を追記しました。
・なし子と「出資者」の大半にはわいせつの意図はないよ派(伊東良徳弁護士派)※追記参照
←反論:女性器の生データを授受しておいて「わいせつの意図はない」は無理じゃね派
伊東弁護士のブログでの主張(http://b.hatena.ne.jp/entry/www.shomin-law.com/essayRokudenashikotaiho.html)には、価値判断として共感するところはあるものの、
故意の有無を争っているのか、授受されたデータ自体のわいせつ性の有無を争っているのか、
芸術活動の一環だと認められるから、仮にデータ自体にわいせつ性があったとしても違法でない
(以下のPDFの考え方に照らせば「わいせつ性阻却事由がある」→http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/file/48617/olj_060_1_161_165.pdf)
と主張しているのか、法的な主張の位置づけは、いまいち明確でないように感じます。
そのため、このツリーのどこに入れていいか分からなかったので、仮で上記のとおり区分しました。
http://anond.hatelabo.jp/20130707231436を受けて。
3点述べられているので、1点ずつお答えします。
まず1点目、「われわれはわれわれの問題を優先するべきであって、外国の出来事については「よそ様の問題」であってわれわれが口をはさむべきことではない」という主張について。
これは実は保守主義の主張です。たとえば「先進国は途上国から搾取しているのではないか」という議論に対して、
「それは途上国自身の問題であるからわれわれが口出しすべきではない」と述べるのは保守的な態度です。
2点目、「中韓の「偏狭」なナショナリズムは日本の侵略がその形成に大きな影響を及ぼしており、われわれがこれを批判しても感情的に受け容れられないのは当然である。
われわれとしては中韓の人々が自分の問題としてこれを克服するのをまつべきだ」という主張について。
これも1点目と非常に似た主張ですが、よりリバタリアン的性格が強いと考えます。他者を批判しても説得できないのだから放置するべき、という論法はリバタリアンが多用するものであり、
たとえば排外主義者たちの過激なデモに対して「反応すればより抵抗されるのだがら、無視するのが一番だ」とやり過ごすのがリバタリアニズムです。
3点目、「あらゆる問題について批判することが不可能である以上、「批判しないこと」が生じるのもやむを得ない。リソースは有限なのだから」という主張について。
この主張もどちらかといえばリバタリアンの主張です。レイシズムに関して、批判に参加せず傍観することも悪だというのが左派の主張であり、その主張に対して
「誰がどういう運動に参加するかは個々人の自由であり、道徳を強制すべきではない」というのがリバタリアニズムです。
このような態度は、なぜネット右翼はチベット問題や表現規制には批判的であるのに別の差別問題や外交問題には無関心なのか、という左派からの批判も擁護するでしょう。
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日本とは違う韓国の食事マナーを紹介!残しても片膝ついても大丈夫ってほんと? 韓国では全く逆!お茶碗を持ち上げるのはマナー違反
「原爆投下は正しかった」アメリカ人の56% しかし若者を中心に徐々に減少(調査)
ttps://www.huffingtonpost.jp/2015/08/10/atomic-bomb-injustice_n_7963898.html
どちらの政府が良い? 大きな政府「高福祉高負担」 小さな政府「低福祉低負担」
良い人? 良い行い? 良い振る舞い? 良いマナー? 良い区別? 良い差別? 良い戦争? 良い原爆投下? 良い絨毯爆撃? 良い軍事? 良い政治? 良い外交? 良い税制? 良い福祉? 良い宗教? 良い芸術? 良い本? 良い絵本? 良い小説? 良い音楽? 良い広告? 良い宣伝? 良い店? 良い料理? 良い接客? 良いサービス? 良いアフターサービス? 良い値段? 良い観光地? 良い企業? 良い職場? 良い仕事? 良い趣味? 良い友人? 良い知人? 良い先生? 良い医師? 良い中絶? 良い胎児殺し? 良い殺生?
右翼が理想とする「良い」日本 中道が理想とする「良い」日本 左翼が理想とする「良い」日本 国粋主義者が理想とする「良い」日本 リバタリアンが理想とする「良い」日本 リベラルが理想とする「良い」日本 社会主義者が理想とする「良い」日本 共産主義者が理想とする「良い」日本 独裁者が理想とする「良い」日本 無政府主義者が理想とする「良い」日本
たとえ「日本を良くしたい」という点で利害が一致していても、
この問題について書くつもりはなかったけど、佐々木氏のあの記事をみんなが読み違えてると思ったので一応書くね。
佐々木氏のこの記事はみんな読んだかな。
https://www.facebook.com/sasaki.toshinao/posts/10150927913787044
これについて、
http://anond.hatelabo.jp/20120526192735
こんな感じを代表として批判が出ている。
この人は内容としては分かる部分があると言ってるけども
http://d.hatena.ne.jp/Lhankor_Mhy/20120526
これなんてひどい読み違い。
佐々木氏は、「個人間の取引のことだから詐欺があったら個人間でなんとかしてね」みたいなことを言ってるんじゃないわけ。
多分この人は、詐欺以前の話をしているよ。
思い出して。Studygiftが騒がれ出したときは、対象者や説明内容に問題があることはまだ分かっていなかった。でも、既に叩きは始まってた。
彼らの主張はこう。
・こんなもんのどこがセーフティーネット? 網? 一本釣りだろ?
・こういうことを見えるところでやってくれるな
・まじめにセーフティーネットを作ってる人が可哀想
こんな感じ。だったでしょ。ちなみに家入氏が「何を謝罪すれば良いのか分からん」みたいな発言をしていたのもこの頃だよね。
で、佐々木氏の記事ってのは、これに対する反論なので、なんつーか、どうかほかの読み方をしてくれるなと思いました。
僕としては、これの反論としてはすごく良いひとつの意見を言ってると思ったよ。
http://anond.hatelabo.jp/20120527075902
でね、今問題になってるのは、Studygift個別の問題、表記の問題や、出てた人が退学してたとか、そういうまあ詐欺と言われても仕方の無い部分で、そこでみんなが怒ってる、それは分かるんだわ。よくないね! よくないねボタンがあったら100回押すよ。
でもね、僕は忘れてないよ。内容おかしくね? という声が上がるまえから、このStudygiftは叩かれていたんだ。今とは別の理由で。
だから、内容不備発覚以前と以後で、章を分けなければいけない。
佐々木氏は、おそらく分かってやってるんだけど、内容不備発覚以前の話をしている。僕は、これも仕方ないと思うよ。だって、発覚以後の話って、議論する必要ないもの。悪いし。だからスタッフだって謝罪したんでしょう。
もうその話はいいわ。僕。みんなもおなかいっぱいだと思うし、そろそろPV稼げないと思うよ、乞食のみなさん。
それよりもね、その、あれだ。僕は例えばこういう話を聞きたいわけ。
http://d.hatena.ne.jp/gorotaku/20120527/1338104154
「学生が顔と名前をWebに晒して学費援助を募るシステム」は成立するかどうか問題。
もっと一般論で、「ソーシャルを使ってセーフティー"釣り"」というシステムはありなのか、みたいなとこ。
僕はもともとありだと思ってた。
僕がずっと思ってたのは、最近えらくリバタリアンが多いくせに、セーフティーネットみたいな話になるととたんに左翼っぽいこと言うんだなーということ。
良くあるのが、例えば貧困層とか立場の弱い人に対する自立方法を説くときに、なんか案が出ると「それは全員にことではないから」と言う人ね。全員を公平に救うことができないとセーフティーネットじゃねえ! というわけだ(ちなみにこれが佐々木氏の言う「社会包摂」みたいなやつだと思われる。違うの?)。
でもね、救えるだけ救えば良いじゃん、みたいな考えもあるわけじゃないですか。全員を救おうとするから進まないこともある(Studygiftはなんと1人に絞ってきて、しかも、自分を商品にしてきた)。これを、救いたい人が救う。佐々木氏が個別包摂と言われてるやつですよね。まあ、誰も損しないしいいんじゃねえの。と個人的には思っていたんだけど……。
ただまあ、今回の惨劇やら
http://d.hatena.ne.jp/gorotaku/20120527/1338104154
これみていろいろ考えるところがあったんだけども。
あとは、個人的には良いと思ってるんだけど、みんなが良いと思ってるわけではないことが分かったので、佐々木氏のいうとおり、個人が個人を救う感じのつながりは増えていくよねっていう話が成り立つかどうかは、「ソーシャルを使ったセーフティー釣り」がみんなニコニコの状態で成立するのかどうかにかかっていて、僕はそこはまだ分からない。Studygiftのような直球だと問題はありそうで、じゃあシステムデザインを変えればみんなニコニコできる方法があるのかな、など。考える。