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はてなキーワード: アドボカシーとは

2024-04-08

有利な点は曖昧にしておこう

アドをぼかしてアドボカシー

2022-12-16

バーチャルライツ炎上事件を会員目線時系列順にまとめてみる

こんな記事があったのでバーチャルライツ炎上事件を会員目線でまとめてみる。

ttps://anond.hatelabo.jp/20221213232410

ttps://anond.hatelabo.jp/20221211121204


頑張って書いたらスゴイ読みづらくなったごめん・・・

概要だけ知りたかったら上の記事読んだほうが早いか

だれでも見れるので、秘密ではないと判断してバーチャルライツDiscordでの反応とかものせていく。

なんかリンクイッパイあると登録できないみたいなので、URLの頭を取ってます・・・



本題に入る前に必要な前提知識

登場人物

・SUKANEKI氏:バーチャルライツ理事長。現役の大学生

・かなえ先生氏:(多分)個人Vtuber。今回の炎上事件以前にSUKANEKI氏と意見の相違があった模様。

Akizuki Aki氏:バーチャルライツの元法務課長現在退職済み。現役時、約一年前にかなえ先生氏のメンバー限定配信バーチャルライツDiscord鯖にてミラー配信してしまった。


用語

バーチャルライツVRユーザークリエーターによるアドボカシー団体。昨今メタバース関係で広く発言している。会員用のDiscord鯖があり会員はみなそこに加入している。

VR会員:バーチャルライツDiscord鯖に加入することでなれるバーチャルライツの会員。誰でも加入可能


炎上の元となった疑惑

バーチャルライツDiscord鯖にてミラー配信があったのか?

ミラー配信はSUKANEKI理事長の主導で行われたのか?

・SUKANEKI理事長による元メンバーへの脅迫はあったのか?



起きたこと(時系列準)

2022年12月7日Vtuberのかなえ先生氏がメタバース関連の団体理事長が主導して自身メンバー限定配信ミラー配信したとTwitterにて主張。

・ttps://twitter.com/towanokanae1984/status/1600437297454817281

・ツリーにて証拠がある旨も合わせて記載している。

・同日にSUKANEKI理事長バーチャルライツDiscord鯖の”おしらせ”のチャンネルにて「自身が主導した事実はない」と会員に通知。

 合わせてSUKANEKI理事長本人のメンバーシップ加入履歴スクショ記載。(かなえ先生氏のメンバーシップに加入した過去はなかった。)

 勘違いされがちだが、この時点ではバーチャルライツ内でミラー配信が行われてないとまでは主張していない。


2022年12月8日Akizuki Aki氏が「かなえ先生メンバーシップ配信に関するお詫び」をTwitter記載

・ttps://twitter.com/akizukiaki_you/status/1600814952561840128

・内容を簡単にまとめると以下の通り。

 「バーチャルライツ意見の異なる、かなえ先生氏の配信監視するため理事長主導のもと自身Akizuki Aki氏)がミラー配信と視聴を行った。」

 「ミラー配信は一部会しか見れないように、ボイスチャットチャンネル理事長が設定したうえでミラー配信を行った。」

 「ミラー配信2021年9月7日に行われたライブ配信1本のみ」

 「噂になってはいるが、退職の際にSUKANEKI氏から脅迫を伴う引き止めがあった。」

・なお上記の噂を筆者は確認していない。

・あまり話題になっていないが、Akizuki氏が運営する会社の共同代表である巳波みなと氏がお詫びツイートをしている。巳波みなと氏は当時バーチャルライツの副理事だった。

 ttps://twitter.com/minatoo86/status/1600819330123726848


■同日2022年12月8日バーチャルライツTwitterにて、「お知らせ」を記載

・ttps://twitter.com/NPO_VR/status/1600819113580204033

・内容としては以下の通り。

 「調査した結果、当時の法務課長Akizuki氏)がDiscord鯖にてミラー配信を行っていた。」

 「法人としては、そのような指示は行わなかった。

上記ツイートに対してかなえ先生氏が以下の内容のリプを行っている。

 「以前からミラー配信が行われていたのを認識していたのではないか?」

 「団体に対してではなく、主導したSUKANEKI氏に対して抗議している。」

 「ミラー配信と気づかなかったということはないだろう。」


2022年12月10日バーチャルライツ理事である水瀬ゆず氏が対応協議である旨をツイート

・ttps://twitter.com/yuzunose/status/1601434696956940288


2022年12月12日バーチャルライツ理事の水瀬ゆず氏と理事のしらとりこよみ氏が突如辞任を宣言

・ttps://twitter.com/yuzunose/status/1602287155610587138

・ttps://twitter.com/ko_shiratori/status/1602287156080394254

・なお、バーチャルライツの定款上では役員は後任が決まるまで辞任しても、職務遂行する義務がある。少なくとも水瀬ゆず氏はこれを理解していた模様。


2022年12月13日バーチャルライツTwitterにて「ご心配をおかけしている件についてのご報告」を掲載

・ttps://twitter.com/NPO_VR/status/1602560094482231296

・内容としてはミラー配信に関する調査の結果。「いつ、どこで、だれが視聴したか」を調査をもとに推定した結果を記載している。(詳細は当該ツイート確認してくれ)

 ここでもSUKANEKI理事長による主導は確認できなかったことが記載されている。

・またこのお知らせでSUKANEKI理事長が「適応障害」「ストレス障害」を患ってしまたことと、弁護士権利回復のために行動していくことが記載されている。

・このツイートに対して、まだ職務遂行義務が残ってると推定される水瀬ゆず氏が自分を通されてないことについて確認した旨のツイートをしている。

 ttps://twitter.com/yuzunose/status/1602590795651239937


■同日2022年12月13日、かなえ先生氏がバーチャルライツの報告が虚偽である旨の引用RTを行う。

・ttps://twitter.com/NPO_VR/status/1602560094482231296/retweets/with_comments

・かなえ先生氏は虚偽であると言い切ってこそいるが、バーチャルライツの報告があくまでもDiscord鯖のログをもとにした調査結果であることを踏まえると、

 虚偽と言い切れるかは難しい。(かなえ先生氏は当時のスクショ等を有していると推定されるが、これに対してDiscordログから推定はどうしても精度が落ちる。)

 無論、1年以上前配信についてSUKANEKI氏が記憶した状態で報告をあげてる可能性はないとは言い切れない。

・またツリーにて、SUKANEKI氏の療養を優先していただくために直接の追及はやめる旨のツイートをしている。

 色々と疑問は残っているが、ミラー配信に対する問題はこれでひと段落いたことにはなる


■その後~

・かなえ先生氏のメン限配信にて本件に関する配信があったとのこと。(見てないので詳細は不明

上記メン限配信前後あたりからバーチャルライツDiscord鯖にてSUKANEKI氏に対する疑問、不満、心配が爆発。多数の書き込みが入り乱れた。

 しかしこういった状況の中でも、辞任しろと言った発言ほとんどない。(YESマンが多いというより、代わりの人間がいない側面が強いと思われる。)

・元理事のしらとりこよみ氏が弁護士と話した旨のツイートを行った。恫喝恐喝をされたとのこと。(誰からされたとは書いてないので注意。)

 ttps://twitter.com/ko_shiratori/status/1602952374150402050

2022年12月16日、11時SUKANEKI理事長によって以前から心療内科に通っていたこと、および法人はほぼ確実に継続させる旨の書き込みDiscord鯖にされた。



余談(まとめとか筆者の考察とか)

疑惑の結果について

バーチャルライツDiscord鯖にてミラー配信があったのか?→ミラー配信があった、またSUKANEKI理事長はそれを見ていたとされている。

ミラー配信はSUKANEKI理事長の主導で行われたのか?→不明、詳細な証拠は出てない。

・SUKANEKI理事長による元メンバーへの脅迫はあったのか?→不明、詳細な証拠は出てない。またSUKANEKI氏はこれについてほとんど言及してない。


■今後の予想

まだ完全に話に上がっていない、脅迫関係の話がちょっとずつ進行すると思われる。

ただ弁護士だとかそういう次元の話になってしまっているため、かなり時間がかかると思われる。

またバーチャルライツについては組織的な立て直しが求められている。ひとまず後任の理事を決めるところから始まるのだろうか?

2022-10-07

アベプラ座り込み抗議の実態とは?ひろゆきと考える」一部書き起こ

しょーもない議論だったので書き起こし 残り部分暇な人いたら埋めて

   

大空:NPO法人あなたのいばしょ理事長 新著に「死んでもいいけど死んじゃだめ」23

阿部沖縄タイムス記者 基地問題を精力的に取材 著書に「ルポ沖縄 国家暴力」など

   

   

~~略、誰か書き起こして~~

   

大空:これは3000日以上ということは8年以上ですよね

   ですからそれだけ長い間、雨の日も風の日も台風の日もそこで座り込みをして抗議の意思を示してきたと

   やっぱりそこにとくに本土人間安全保障上の問題で、日本全国の問題なんだけれども、やっぱり一定リスペクトはあって良いだろうと思いつつ

   さっき阿部さんはこの座り込み論をまだやるんだと、決着したと、で、せやろうがいおじさんは枝葉中の枝葉の議論だとおっしゃったんですね、座り込み定義問題

   

大空:でも僕はそう思わないんです。僕すごく共感する部分あるんですけど、抗議運動に。

   ただ座り込みとかハンガーストライキってたとえば、刑務所の中にいる人とか、入管施設にいる人とか、自らの身体のみを用いて、抗議運動を示すわけですよ。

   それが非常にカジュアル化しているということはその行為が持ち意味自体ものすごく弱体化しているということに気づかないとダメですよ。

   阿部さんさっきね、あそこはひろゆきさんが笑ったと、笑える特権があると、おっしゃったんだけれども、

   いやいや、自分10分なり15分なり、1日3回選んでやるかやらないかということを、座り込みするかしないかということを決められる権利があるあの人達には

   そういった意味ではあの人達特権階級にいるわけですよ。抗議運動をしている人たちも。だから本当に、運動論として完全に僕は失敗だと思いますよ。

   完全になにも手足も拘束されて、なんの抗議の意思自分身体を用いて以外、選択肢がない人たちのために、

   やっぱりハンガーストライキとか座り込みとか、自分身体を用いる抗議運動選択肢はとっておかないといけなかったのに、

   最近原発のこともそうだし、気候変動のこともそうだし、若い人も含めて、非常にカジュアルハンガーストライキとか座り込みとかやってるんですよ。

   これ本当に入管施設でそういうふうなことをしたときに、ああ、どうせカジュアルなのね、となっちゃ可能性が僕はすごくあると思うんですね。

   

大空:僕はい23歳ですよ。大学生とき孤独対策担当大臣を作ってくれと政策提言したんです。いま日本は3代目の孤独担当大臣置いてますよ。

   やっぱりリベラル側はね、体制に対してのものすごい批判的な見方があって、政策提言とかアドボカシーとか、

   そういった抗議とか書面運動以外の、民主主義的なプロセスをやっぱり軽視してきた部分もあると思うんですね。

   やっぱりリベラル運動自体アップデートしていく、あの場におじいちゃんしかいなかったじゃないですか、

   やっぱりそこをもっとアップデートしていくということをリベラル側が努力してやってかないと、

   この問題、なかなか進まないし、若い人に関心持ってもらえなくなると思う、そういった意味ではこの定義ってめちゃくちゃ大事から

   これを機にね、定義したらいいじゃないですか、僕はそういった良いきっかけになればいいなと思いますね。

   

平石ありがとうございます阿部さんいかがですか、いまの話。

   

阿部:ええ、ありがとうございます。いままず座り込みハンガーストライキを大空さんがごっちゃにして話されてたので

  

大空:いや、ごっちゃにしてない。2つのことを指してるんです。ごっちゃにしてない。

平石阿部さんどうぞ。

阿部:なんで違うかというと、ハンガーストライキはあれじゃないですか、ずっとやらないと、それこそ2日やった3日やったと言えないですけど、

   座り込みトラックが来るのを止めるために座り込みをできるわけですからハンガーストライキ連続性が求められるわけですね。

   ですけど座り込みはそうではありませんから、いま別のことを1つにされるのはちょっとハンガーストライキの話は置いておきましょう、というだけのことです。

   

大空:ハンガーストライキも実は最近の抗議運動でやってるんですよ、記者さんだったらご存知かと思いますけど、

   やってますよね経産省の前とかでね、1日限定とか2日間3日間だけ若い人がやってるわけじゃないですか。

   だから基本的には一緒の問題だと思いますよ。

阿部:ええ、沖縄でもハンガーストライキはあるんだけれども、あの僕が言いたいのは連続性の話ですね。

   ハンガーストライキ連続性がないといけないので、座り込みとは違いますね、というそこです。

   

~~略、誰か書き起こして~~

   

大空:いや、そこじゃなくて、さっき申し上げたのは、座り込みだとかハンガーストライキだとかごっちゃにしてるはどうでも良いんですが、

   座り込みってところをとると、そもそも抗議活動っていうのは、連続性というものがある程度効果が得るわけですよね。

   だから昔は連続って書いてらっしゃったわけですよね、あの看板に。だから連続性が持つ意味合いがよくご理解いただいでると思うんですけど、

   僕がさっき言ったみたいに、座り込みもしくは自分身体のみを使っておこなう抗議運動というのは、

   本当に拘束されている人とか、入管施設にいる外国人の方とかね、ああいう人がやることによって非常に意味が生まれると。

   ああいう人たちが行う選択肢を奪っているわけです。そうやって別に座り込みじゃないとか、座り込みは数日でも数分でもその場限りでも良いとか言っちゃう

   だって意味なくなっちゃうんですよ。署名運動とか政策提言とかあの中にいる人たちはできないわけですよ。

   ハンガーストライキとか座り込みしかできないのに、まさにそういう行為がもっている意味が弱体化してしまうからリベラルはそこから逃げちゃだけだと思うんですね。

   

大空:だからこの機会をね、いま全然前向きな議論をぜんぜん何十分間できてないから、これを機会にいいじゃないですか、

   座り込みリベラルの方はどう思うのか、ひろゆきさんがどう思うのか色々あると思うけど、ある程度決めて、この番組別にどれだけ影響力あるかわからないけど

   でもきっかけになったら僕はすごくいいと思うので、座り込みの持つ本当の意義ってところをまだ決着してないと思う、ここをちゃんと話し合うべきじゃないかなと思いますけどね。

   

平石:どなたかおっしゃりたいことありますか。

   

阿部はい、私から一言言わせてください。

   大空さんが入管施設の方の話をされますけれど、その入管施設にいるわけでもない大空さん。

   そして、沖縄民意を踏みにじられて、どんなに反対を選挙で言ったり、県民投票で言っても、市長を作られてしまって、

   止むに止まれず座り込まないという立場にもいない大空さんが、なぜ、座り込みについて講釈をしているのかというのが、

   やっぱりそこが特権なんですよ。最初に私が言った。あのそれを考えられたほうが良いんじゃないかなと。

   

大空:当事者以外話すなというこの排他性をいかリベラルが抜け出すかということが、やっぱり日本の一番大きな課題だと思いますね。

   

阿部排他性ではなくて、発言責任のことだと思います

   自分責任を引き受けて、発言をしなければいけないので、その排他されたというということではなくて、

   自分立場を考えて、自分がここでなにを言うべきなのかをきちんと踏まえて、言うべきだと思ってますね。

   

~~略、誰か書き起こして~~

   

https://www.youtube.com/watch?v=vnD3MHD3ccE

2020-09-08

anond:20200908233016

概ね同意するけどそれに対する文化的アドボカシーが来る前に男性が書くシスヘテロ2次創作とそれを拾ったコンテンツホルダーが消し去る未来が先に着そうな感じはする

2013-11-15

ひろゆき日本ユニセフ(略)二言目いっとくか

言わずもがなだと思ってたんだけど、ブコメで疑問や批判として書かれてたので、いくつか追記しとく。

「なんでアグネス黒柳徹子の口座を書かないの?」…A:アグネス自分の職務に忠実なら、当然そうすべきだから

まず、アグネスはなんで黒柳徹子の口座番号を書かないのかという話なんだが。「日本ユニセフ協会大使であるアグネスも、グローバル組織親善大使である黒柳徹子への個人口座へ入金をすすめるのが当然」という理屈…これ、自分会社に置き換えてみたらどう考えても筋がおかしいことだってわかるでしょ。

アグネスの主たる職務は、自分所属する日本ユニセフ協会プロモーション寄付金集めなのであって、その活動の成果を、任命組織じゃなくて親組織の側のエージェントである黒柳徹子に直接フィードバックせよ、っていうのは、あるグローバル企業日本支社の営業マンが、自分の足を使った営業活動の末に取ってきた発注案件を「値段少し安くなるんで、本社直轄でやってるグローバルECサイトで飛び込みの新規客として注文しといてくださいね〜」って言うのと同じだ。

当然、そのぶんの営業成績は自分にも日本支社にもつかない。自分部署PR・営業・啓発活動のコストを持ち出しにして成果だけは別セクションにつけちゃうわけだから、控え目に言ってただのバカ、悪い言い方をすれば職務倫理違反本社側にとっても、支部とWebで実際に投入された活動と得た成果の数字対応していない=投下費用とリターンについて誤った指標を得ることになるわけで、長期的には全くよいことではない。

おわかりだろうか。ようするにひろゆきは、ルート営業さんが得意先に出入りして営業活動してるところにやってきて「お客さんのためを思うなら、グローバルWebでモノ買ってもらうよう勧めるのが正しいのでは? なぜそうしないのか答えてくれませんか?」って公開質問状送ってるようなもんなのである。それをお客さんに伝えるならまだしも(それも相当ひどいが)、日本ユニセフ協会の営業マンであるアグネスに言うのはどう考えても筋違いだ。

黒柳徹子なら100%ユニセフ本部に渡るのに、あえて日本ユニセフ協会寄付する意味って何?」…A:ユニセフ支援の活動が持続するから

前のエントリでは黒柳徹子氏の個人口座(トットチャンネルのお願いチャンネル)への年間寄付を1億以下ぐらいじゃないかと書いたが、これは少なすぎるかもしれない。めいっぱい多めのセンで見積もって、記述からするとこれまでのピークだったと思しき2700万円/月を12倍し、年間3億円前後彼女の個人口座への寄付ポテンシャルの上限だとしよう。一方、日本ユニセフは去年に161億円を集めている。50倍強だ。この50倍の差が、そのまま黒柳徹子氏と日本ユニセフという組織の力の差なのである

パンフポスターイベントプレスリリース、TVCM、メディア露出ネットバナー、街頭活動など、定番マーケティングチャネルや営業ツールを駆使してAIDMAを廻し続け、顧客ベースを維持・拡大することが、B2C事業活動全般においいかに大切かは言うまでもない。そして日本おいては、まさに日本ユニセフ協会ユニセフの協力組織として、20%のマージンを使って畑を耕し、種を蒔き、水を与え続けているのだ。この作業が途絶えれば、いずれ畑は衰え、収穫は途絶える。これを100%使い切ろうというのは、種籾食べて次世代の食い扶持をなくすのと同じ話である

黒柳徹子氏はユニセフ親善大使として多大な貢献をしているが、そこはやはり個人ベースの活動だから限界がある。日本オプラ・ウィンフリーとでも言うべき認知と影響力を誇る彼女でさえ、自前のWeb自分で人を集めるだけでは、多く見積もっても3億円/年、実績ベース過去の総計50億円弱(と本人が書いてる)の集金力がやっとなのだ。「徹子がいるんだから日本ユニセフイラネ」という奴はそこをよく考えていただきたい。

「それにしたって19%(31億円)のピンハネ中抜きは高すぎだろ」…A:どんだけ金を集めてきたかが最重要で、そのためのコスト変動費だ。

これは上の話とかぶるけれども。仮にユニセフ本部自体が日本にもリーチするためのPR活動を自分自身でやってて、日本ユニセフ協会はただの送金システムなのであれば、そりゃ19%は高いわ。しかし、実際はそうではない。日本ユニセフという組織がこれだけ認知されているのは、日本ユニセフ協会が推進しているさまざまなマーケティングミックスによって、我々が日常的にユニセフという組織について知り、理解して、共感して、実際に寄付に至るまでのさまざまなパス提供されているからだ。

こうした活動の大半は、当然、固定費ではなく変動費である一定コストをかけて、何らかの施策を何らかの規模で投下して、一定のリターンを得るのだ。企業活動と同じである。「組織拠出の規模が大きいから19%より下げられるはずだ」などというのは無茶もいいとこだ。あんたがたの会社は、売上規模が大きくなっても間接部門のコストはずっと一定でいいのか。暴動起きるぞ。規模のメリットによる生産性向上はありえるし当然あるべきだけど、その観点で評価しても、今の日本ユニセフ協会パフォーマンスがことさら低いということはないだろう。それを「中抜き」とか「ピンハネ」と表現するに至ってはもう何をかいわんやである

なお、自分はこうした団体に「利益率」という観点必要なのかどうかは考えが定まっていない。たとえば日本ユニセフ協会1000億円を集めて400億円をユニセフ本部に拠出できるとしたら(実際には協定の取り決めによりこれは無理なのだが)、それは現状より良いのか、悪いのか。限界効用ぎりぎりまでコスト投入して拠出の絶対額を限りなく増やすべきか、もっとレバレッジが効く他分野にその寄付を廻して社会全体のコスト効率を高めるべきなのか。これは読んでる人の意見を聞いてみたい。

アグネス無償でやってるか不透明」「19%の内訳が不透明」…A:日本ユニセフサイトに書いてある。

http://www.unicef.or.jp/partner/partner_amb.html

ユニセフでは、世界的に著名な歌手俳優スポーツ選手などをユニセフ親善大使に任命しています。また、世界8ヶ所にあるユニセフ地域事務所の一部や、36ヵ国にある各国内委員会ユニセフ本部の承認のもと、親善大使地域大使国内委員会大使など)を任命しています。こうして任命された大使の方々は、お忙しい時間の合間を縫って、全くの無償ボランティアで、ユニセフの活動に協力してくださっています

正味財産増減計算書(PDF)

ぐぐれば1発で出てくる情報について、わざわざブコメする時間使ってないない書いてるのは、情報強者たるネット民の沽券に関わらないだろうのか。ν速保守速報あたりで「【悲報日本ユニセフ会計が丸裸にwwww」とかってまとめられてないと読めないのか。なこたあないだろう。

ひろゆき憎しなんでしょ

2ちゃんねる的にいうとひろゆき切込隊長が険悪になりはじめた頃から一貫してひろゆき派だし、いまでもその2人のどっちが好きかって言われたら前者を取るね。他のテーマでは面白いこと言うなと思うこともあるしテキストを興味深く読むこともある。けど、あーたは少なくとも経済倫理的な話をできる立場じゃないでしょ、という見方だし、この問題については、あのロジックは他への影響がでかすぎるからもう糞味噌書かせていただいた。後悔はしていない。

寄付に関しての個人的な考え

日本税制では、認定公益団体への寄付金は課税控除されるしか2011年からは従前の所得控除に加えて税額控除という仕組みも選べるようになり、たいていの場合、従来より大幅に控除額が上がった。「寄付税金から控除される」というのは、どういうことなのか? 国民は、基本的には国家というシステムに公共サービスと再分配のためということで税金を納めるわけだが、このうち再分配のパートについては「再分配的な性格を持つ公益団体に直接寄付するというかたちで、自分が考える好ましい再分配のありかたに沿って、ある程度は自分裁量で決めてもよいよ」ということだ。われわれは税金の細かい使途については全く関与できないけれども、「寄付して控除を受ける」ときには、かなり積極的に選択権を発揮できるのだ!

これは地味ながら大変うれしい権利だし、積極的に行使してゆくに越したことはないだろう。ブコメで「偉そうに言う増田は幾らしてるのか」「そういえばひろゆき自分寄付した話はしないよね」などという話題が出てたが、小金を貯めて寄付先を選んでエイヤ寄付するのは、自分にとっては汗水垂らして稼いだ金を「ただ税金として納めるのではなく、自由に用途を指定できる」という一種の娯楽であり、例年ある程度の枠を決めて、それなりに楽しませてもらっている。

まだ日本ユニセフ協会には寄付したことはない(資金力豊富だし、例の児ポがらみのアドボカシー活動の内容にはアグネス叩きのネット民と同じく共感しにくい点があるからだ)が、ユニセフが深く関わる「母子保健」というトピック自体には多大な関心があるので、ジョイセフという地味〜な団体に時々寄付している。あと災害に伴う緊急医療援助のとき赤十字国境なき医師団(資金力豊富という点で同じだが、特に後者マジで命を賭けてるし動きが速い)、移民支援ならAPFS(注:これは認定公益団体ではない)など。東日本大震災ときには初動が速かったCIVIC FORCEというところに寄付させてもらった。

一度やってみればわかるが、寄付行為というのは「人におしつけられてやるのは非常に嫌だが、主体的にやれば、得られる精神的満足感が思いのほか高い、コスパのいいエンターテインメント」なのである家飲みでご機嫌になってるときにあれこれ考えて1000円を寄付するのは、もう2本ロング缶を飲むとかPPVB級映画を見るよりもはるか自分自身への効用が大きい。思わぬ収入があったときには思い切って20万円を3団体に分配して、もうドーパミンが出まくった。セブン募金箱にジャラジャラ小銭を流し込む快感もお手軽だし悪くない。

から「気持ちはあるけど日本ユニセフアグネスは嫌だから、いい寄付先教えろよ」という人には「いやいや、それは寄付するときの一番の楽しみをスポイルしてるよ、自分で探して選ばないと超もったいないよ」と言いたい。ただ、いまの時分はてっとりばやくフィリピンに寄付して1000円を3000円にするのもいいだろう(自分はあの記事を読んで日本赤十字経由で1万円を3万円にしたのでほくほく顔である)。

なんで「自分がいくら寄付した」という自慢話にもとられかねない話をわざわざ書くかというと、自分はかつて、ある偉大なはてな民(自らの行為に震えながら、100万円単位寄付領収書を何度も(!!!)うpした(12)、あの方である)の寄付スタンスに多大な感化を受けたからだ。それまでは自分も「寄付したことは隠すのが美徳」などと考えちゃったりしていたが、今はそんな発想はさらさらない。我々のような凡夫が、思いつきで気軽に寄付して、それを気軽に公言することで、廻りの人間10人に1人でも共感させればいいのである

「懐具合に余裕のある志の高い人間けがチャリティに関われる。自分などはとてもとても…」などという、意味不明なうえに誰も得しない謙遜はやめよう。たとえば風俗通いを武勇伝として同僚に話せる奴が、なぜ寄付のことを武勇伝とか「やっちゃった話」として職場で話せないのか。パチンコ競馬で毎週のように1万円を溶かしてる奴が、なぜ寄付で3000円スって「まあ楽しませてもらったけどな!」と強がって吐き捨てないのか。なぜ艦これDMMマネー大人買いが「米帝」とおののかれるように、ネット無名NPOへの高額寄付がおののかれるようにならないのか。そうなればいい。そうしよう。まずはあんたからだ。

http://anond.hatelabo.jp/20131114111136

2013-11-14

ひろゆき日本ユニセフ叩きについて一言いっとくか一言いっとくか


ひろゆき日本ユニセフアグネス叩きについてそろそろ一言いっとくか

http://anond.hatelabo.jp/20131114111136


確かに一理ある内容だけど、表面上その通りだけど、実態はやっぱりってのはよくある話なので、ちょっと調べてみた。

日本ユニセフサイトを見てみると、主な活動内容は以下の3つ

http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_katudo.html


アドボカシー活動というのは、”特定の政策を実現するために社会的な働きかけをすること”という事らしい。

以上の3つで25億円近い額を使ってるらしいけど、この時点でやはり疑問符が。。。

特定政策実現に大枚を払っているとしたら、クロ臭がプンプンだし、募金活動にそんなに大金必要とも思えない。

となると、広告費かと思うけど、広報活動レバレッジ利かしてるってのを理解するとしても、

25億近くってなるとやっぱり使いすぎな気がする。


で、さらに見ていくと、収支予算なる項目を発見

表面上は「経費です」で、実態は真っ黒みたいな感じかと思ったら、以外にも収支予算書なるものが、ちゃんとある

で、開いてみると。。。真っ黒かどうかはわからないけど、疑問符が付く部分がいくつかあり。

http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_syusi.html

要点だけまとめると、



???

広告費は百歩譲って理解できなくはない。それでも大きいと思うけど。

ただ、募金活動で18億近くってなんなんだ?

かつ募金活動で多額の業務委託って何?通信運搬費って?

給料手当はまだ理解できる範囲としても、募金活動委託とか通信、運搬とかっていったいなんなんだろうか?

誰か解説お願いします。





[補足]

東日本大震災は別会計になってるので対比してみた。


震災関連事業のほうが委託、通信、運搬などが必要な気がするんだけど。。。

業務委託、通信運搬とは一体。。。

2011-02-14

善をなめる

どんな支援もボランティアアドボカシーも「成果の最大化」を怠った瞬間に偽善化する。

そして日本人ボランティアや諸々のアクションを起こすに当たって一番欠けている部分はここ。

ネトサヨのよく言う「やらない善よりやる偽善」とは、循環型社会からは程遠い子供の発想。

2009-06-13

二次元規制推進派の理屈

http://www.waseda-giari.jp/sysimg/imgs/20080125_report.pdf

24~27頁以降

アジアにおける子どもの権利の現状と課題人権ガバナンス模索

日本子供ポルノの現状と課題

早水 研(日本ユニセフ協会専務理事)

早水

皆さんこんばんは。ご紹介いただきました日本ユニセフ協会の早水でございます。今日は早稲

大学グローバル COEプログラムにですね、こういった形で「日本発の子どもポルノの現

状と課題」ということでプレゼンテーションさせていただく機会をいただきまして大変有難い

と思っています。と言いますのは、この問題は、国際的には大きな問題として注目されている

んですけれども、日本国内では子ども買春の問題は新聞テレビでしょっちゅう取り上げられ

ますけれども、ポルノの問題についてはまだまだ十分知られてないのではないかなと思いまし

て、今日こういう機会でみなさまにお話できること非常に有難く思っています。それではプレ

ゼンテーションさせていただきます

私共、日本ユニセフ協会とはですね、ユニセフ世界 191現場にあるわけですけれども。そ

れとは別にですね、先進 36 カ国に、今国内委員会という形で独立したそれぞれ NGO として活

動している組織があります。その役割はですね、皆様ご承知かと思いますけれども、ユニセフ

を支援するための募金活動、広報活動、それともう 1つ大きな柱が、こういった子どもの権利

を守るために必要なアドボカシー活動を行うというのがございます。日本ユニセフ協会は 1996

年、先程のお話しにもありましたけれども、スウェーデンストックホルムで行われました第

1 回「子ども商業性的搾取に反対する世界会議」以降ですね、この子ども商業性的

取、CSECと略称しますけれども、それに対する取り組みを中心に据えて、これまで取り組んで

きております。

日本発の子供ポルノということでございます。「子供ポルノ」という言葉を使わせて頂いて

いるのは、必ずしも「児童ポルノ」に限定したものではないという意味を含ませていただいて

いるからです。「児童ポルノ」というのは、法律の名称にもあります通り、実際の子どもを被

写体とする、被害者が実在するポルノのことでございます。「子供ポルノ」というのは、必ず

しも実在の子ども存在が必須の条件として考えるだけじゃなくて、いわゆる漫画コミック

の類、それからアニメーションそれから最近ではゲームソフト、こういったような形を使っ

てですね、実在しない子どもを描いたものが非常に多く出回っているということです。場合に

よっては、これが実在する子ども被写体としたポルノ以上に社会に悪い影響を及ぼしている

という事態がある。そして、日本世界に名だたる、冠たる、アニメの大変素晴らしい作品

世界に送り出している国であるにも関わらず、そういったような技術が悪用されて、こういっ

たものに使われているということについて非常に大きな危惧を抱いているということです。そ

ういったことから、私どもの取り組みに含めているという主旨で、この「子供ポルノ」という

言葉を使わせて頂きます。

子供ポルノ」は、実在の子ども対象になっている場合、製作現場でまさに虐待に遭っ

ているのです。そして、それがインターネット等を通じて消費される時、またそこで虐待が行

われている。そしてその後も、特にインターネット社会においてはですね、一度バーチャル

世界画像が出てしまいますと、ある意味永遠にそこに残るわけですね。そういった形で、

繰り返し、繰り返し虐待を受けると。もう既に自殺者が出るくらい、被害に遭った子どもがい

るわけでございます。

これまで私どもの取り組みを含めてですね、日本においては「児童ポルノ」にフォーカス

ますけれども、流れとしては、ここに書かれているような経緯の中で、除々にですけれども関

心を集めているということだと思います。最初のきっかけがスウェーデンストックホルム

行われました第 1回世界会議です。この中で日本はですね、世界最大の「児童ポルノ」の発信

国の 1つという非難を受けたわけでございます。それを受けてですね、先程もちょっと出まし

たけれども、フォローアップ会議というものを働きかけて、日本で何回か行われました。それ

には今日ご参加の横田先生にもお越しいただいたこともあります。勉強会とか、国会議員の方

超党派勉強会を開いて頂いたりということで、除々に立法への働きかけが強まってきたわ

けであります。そのおかげで 1999年に、「児童買春児童ポルノに関わる行為等の処罰及び児童

保護等に関する法律」という、いわゆる「児童買春児童ポルノ禁止法」というものが制定さ

れました。これは超党派国会議員による議員立法という形で作られたものでございます。と

ころがこれができた直後から、当時既にサイバーポルノが急激に大きな問題となったのです。

私どもも官民をあげてですね、最初の法律ができて以降、直後からサイバーポルノの問題への

取り組みを開始させていただいております。

そして、そういった世界的な動きの中で、2000年子ども買春子供ポルノ子供トラフ

ィッキングも入っておりますけれども、それに関する子どもの権利条約の選択議定書が採択さ

れています。日本は 2005 年に批准しています。これはですね、日本トラフィッキング関係

の法整備が不十分であったがために若干遅れましたけれども、2005年に批准を致しました。そ

ういった法律の整備ですとか取り組みが評価されてですね、スウェーデン政府から日本政府

要請を受けて第 2回の横浜会議主催するまでにその評価を高めたということでございます。

2004 年、1999 年に制定されました児童買春児童ポルノ等禁止法、この中で特に罪刑の強

それからサイバーポルノ関係についての規定の充実というようなことを含めて、改正が行わ

れました。具体的には特定少数に対する児童ポルノの提供ですとか、提供目的が明らかでなく

ても、いわゆる児童ポルノ製造すれば、それは処罰されますよと。それから電磁的記録いわ

ゆるコンピューター上の記録ですね。それを提供すること。それから提供目的で保管すること

を処罰するということで強化されています。児童ポルノの罰則については 3年 300万というも

のが、5年 500万という形で強化されています。

ただ、ここで不十分というのはですね、2 つ大きくありまして。1 つは単純所持。提供目的

ではない所持については何ら禁止規定がないということ。すなわち児童ポルノ製造した人か

らそれを買う、もしくはダウンロードするということ自体、児童ポルノ製造を助けるわけで

すけれども、買ったほうに対しては全く罰則がないということで、ある意味商業性的搾取

を促進するものについて片手落ちのような形に今なっているということ。

それからもう 1つが、先程皆さんに申し上げました、非常に大きな影響を及ぼしている漫画

ですとかコミックそれからゲームソフト等に関する規制は全くないという状況でございます。

ただ、児童買春児童ポルノ禁止法が施行されて以来、ここに挙げてあります通り、非常に多

くの事件が摘発されて、検挙され、そして裁判にかけられているということでございます。全

ての検挙件数で見ますと、2005 年に 2000 件を超えてからですね、2006 年に史上最高の 2229

件という検挙件数をカウントしております。被害の児童数というのは、子ども買春を含めます

けれども、2000人弱、1500人から 1700人というレベルで推移していると。これだけ警察は非

常に力を入れて摘発しているということです。これに占める児童ポルノ検挙件数はですね、

これご覧いただくとよく分かりますように、2005 年、2006 年、新しい法律の改正があってか

ら非常に大きく増えています。470 件、616 件という形で児童ポルノの摘発件数が増えていま

す。その中で特にインターネットを利用したものが 1番下の段にございますけれども、2006年

では 251件を占めるということでございます。

実は、この次のスライドはみなさまのお手元に配布されたものの中には入っておりません。

非公式に提供していただいたものですから、公表は勘弁してくれと言われておりますので、画

面だけご覧いただきたいと思います。先ほど申しましたように、警察検察含めまして非常に

児童ポルノの摘発に力を入れてくださっているのですが、結果的に判決がどうなっているかと

いうことまで中々フォローしづらいのですけれども。これご覧いただくと 1 番下の段が 2005

年の実績でございます。地方裁判所レベルでございますけれども。実は右側に執行猶予プラ

罰金刑のパーセントっていうのが書いてあります。97%が実刑を伴わない判決になっているん

ですね。無罪になるってことはあんまりないのです。ただ、判決で有罪と判決されても、執行

猶予もしくは罰金で終わってしまう。その日のうちに日常生活に復帰できるという扱いがほと

んどです。これでは社会に対して間違ったメッセージを送ることになりはしないかということ

が、私ども若干懸念しているところでございます。これは司法の問題でございますので、中々

私どもも働きかけるのが難しい世界でありますけれども、注意深くフォローすることによっ

て、こういった実態も分かってきましたので、これからさらにこういった方面まで働きかけを

強める必要があると思っております。

児童ポルノ」の氾濫というものはですね、単純に製造者がいて被害者がいるという単純な

構造では中々理解しづらいんですけれども。出会い系サイトを使って会ってみて、顔写真を撮

って、これをばら撒くぞと。ばら撒かれたくなかったら、自分携帯自分の裸の写真を撮っ

て送れと言われて、そうせざるを得ない。送ったら、またそれを公表されてしまったというよ

うな形で、特に子どもさんの場合、最初の入り口で無防備な形で第三者と会ってしまうことか

ら泥沼にはまってしまうというようなケースが多々発生しています。

それから最近では、ここでは触れられませんけれども、私ども街でみつけたものを警察に持

ち込んで調べてもらったことがありますけれども、「児童ポルノ」と書いてあるにも関わらず、

実際には、本当に私も見ました。気持ち悪くなったぐらいのポルノ DVDですけれども、実際に

はそこに写っているのはみんな 18、9歳以上の、子どもではない、大人だということが警察

調べでは明らかになったということでございました。その例をこれからちょっとご紹介しま

す。これらも差し障りがありますので配布資料には入れておりません。

これがですね、秋葉原大通りに面した、みなさんよくご存知の家電量販店が運営している

ソフトの売り場ですね。誰でも買える状態で置かれているものでございます。右下は 5歳と書

いてあります。それからその上にありますのは児童ポルノというものを標榜しておるわけです

ね。こうしたものが平日、白昼堂々と売られていて、かつ買えるということでございます。こ

こに出ている左上は各国の、国籍様々の女子がポーズをとっているというような DVDでござい

ます。こうしたものは、先程申し上げました通り、法律で摘発できるかと言われればできない

ようなのですけれども。ただ、社会への害悪、特に子どもへの今後の影響等考えますと、やは

りこういったものはぜひ何らかの形で排除していく必要があるかなという風に思っています。

次はアニメDVDですね。こちらのほうが、ある意味よりリアルなものも多くあります。表

現の自由といった観点からの反論の声もあろうかと思いますけれども、諸外国においてはです

ね、こういったものを持っていただけで、アメリカカナダのケースでは摘発されて、実際に

場合によっては 20 年の実刑判決とものも出ています。日本発のアニメもしくはコミックを持

っていたということで、一発有罪、実刑判決というのが実際に出ています。日本は全く野放し

で、そういったものが諸外国においても出回ってしまっているというのが現状でございます。

これは漫画でございますけれども、こちらは表通りから 1本入ったところにある、雑居ビル

の 2階まで上がっていかないと入れない本屋書店なんですけれども、それでもここにいらっ

しゃる方誰でも入れます。そういったところで売られています。

現状はこういうことなのですけれども、これからの取り組みとしてどういうことがあるかと

いうことです。児童買春児童ポルノ禁止法だけにとどまらず、各地で一定の努力がなされて

いることもみなさんご承知いただきたいと思います。1つは、2004年新聞販売員の女児の誘

殺人事件というのが起きた奈良県。こちらではですね、13歳未満の子どもに付きまとう行為

ですとか子どもポルノなどの所持ということも禁止する条例が制定されました。実際にこれを

適用されて摘発された、いわゆる単純所持というケースもございます。奈良県条例は、最初の

きっかけとなった子ども誘拐殺人事件の捜査プロセスで、加害者高校生の時に初めてロ

リコンのポルノアニメを見たと、それが忘れられないと供述したということもあってですね、

2005年7月には条例ができたということでございます。

茨城県警では、インターネット上の子どもポルノの販売サイトを自ら調べて、そこをクリッ

クしようとすると、ここにあるような警告文が出るというようなことをやっています。これは

お読みいただければ分かると思います。実際に削除はされていません。サイトそのものは。た

だ見に行くこと自体が犯罪を助長するのだとはっきりとうたって、利用しないようにと働きか

けています。これは極めて大事な取り組みだと私どもも評価しております。

それから、IT業界のほうで大きな取り組みがあります。去年の暮れから携帯電話フィルタ

リングサービスというものが、いわゆるデフォルトで設定されるということになりました。特

に、未成年の新規契約者に対してですけれども。これは先ほども申しました出会い系サイト

子どもアクセスというものを制約する、制限するというような意味で非常に重要ワンス

テップじゃないかと思います。

更に、民主党インターネット上の違法有害サイト削除プロバイダーなどに義務付ける

法案。プロバイダーの責任でそういったものは載せないようにすることを義務づけるというこ

とを検討していらっしゃるという風に報道されております。

そして、これからの取り組みでございますけれども、やはり法律の上で不足していると思わ

れる部分をはっきりと規制して頂く。すなわち単純所持の件。それから下の方に書いてありま

す、今の児童ポルノ定義ではなくて、もっと幅の広いアニメそれからコミックそういったも

のを含む子どもポルノ全体に網をかける必要があるということでございます。このあたりの表

現とかについては、まだ検討中でございます。昨日も、ここに何人か参加して頂いていますが、

関係の方々と一緒の勉強会をさせて頂いて、更に内容を詰めているところでございます。これ

は特にですね、先程申し上げましたアメリカカナダのケースがありますけれども、各国ほと

んど規制されているにも関わらす、日本だけが抜けているというようなことで、諸外国からも、

こういった方面について何とかならないのかということを言われているという分野でござい

ます。それから、先程申し上げました携帯電話フィルタリングだけでなくて、インターネッ

ト全般に関する業界をあげての取り組み、これをぜひ求めたいと思っています。

先程、甲斐田さんのほうからコードプロジェクトというお話がありました。これは旅行業界

で今、行われているものでございますけれども、私どもの方から日本旅行業界等に働きかけを

行っています。法律が整備されればそれだけでいいという訳ではなくて、官民をあげた取り組

みというものがこういった問題の解決には絶対に必要だということで、旅行業界自身が自分

子ども買春子どもポルノに反対しますという立場を鮮明に出していただくということで

す。実際に、みなさまルック JTBとかですね、JALパックのパンフレットございますけれども、

裏表紙に小さいですけれども、そういったメッセージが刷り込まれています。多分、全てのパ

ンフレットに刷り込まれています。これは、そういった態度をまず表明していただき、それか

ら内部的な取り組みを行い、且つそれを報告して頂くという、1 つの行動規範というセットで

お願いしているものでございます。日本日本発の旅行を扱う 90%が、それに賛同して頂いて

やっているということでございます。それと、最後が司法も含めてですね。こういった問題へ

の取り組みをもっと強化していただきたいというふうに考えています。

以上、早口で分かりづらかったかもしれませんけれども、日本発の子どもポルノの現状と課

題ということで報告させて頂きました。どうもご清聴ありがとうございました。

勝間

早水さん、ありがとうございました。最初にソマリーさんと甲斐田さんから子ども買春のこと

を中心にカンボジアの現状についてご報告いただいたのですが、早水さんのお話を伺ってです

ね、子ども買春の問題だけではなくて、子どもポルノという問題があると。また日本製造

地になっているという問題提起がございました。この性的搾取に関わるサービス性的搾取

関わるモノの問題なのですけれども、これらは両方お互いに関係しあっているというお話かと

思います。カンボジアの話から始まったのですけれども、実は私達の足許を見てみると、日本

の中にもずいぶんたくさんの問題があるということが教えていただけたかと思います。カンボ

ジアにおける人権意識とかですね、法の執行という話があったのですけれども、日本におい

てもまだまだ課題があるということかと思います。

それでは 3人目の報告者として外務省人権人道課長木村さんにですね「子ども商業的性

搾取に反対する世界会議横浜からブラジルへ」と題してお話いただきます日本政府

横浜会議に非常に強く取り組んで、次の開催国を探すところも一生懸命されたということ

で、非常に強いコミットメントを持って活動されておりますので、そのことを伺いたいと思い

ます。よろしくお願いします。

子供ポルノ」というのは、必ずしも実在の子ども存在が必須の条件として考えるだけじゃなくて、いわゆる漫画コミックの類、それからアニメーションそれから最近ではゲームソフト、こういったような形を使ってですね、実在しない子どもを描いたものが非常に多く出回っているということです。場合によっては、これが実在する子ども被写体としたポルノ以上に社会に悪い影響を及ぼしているという事態がある。そして、日本世界に名だたる、冠たる、アニメの大変素晴らしい作品世界に送り出している国であるにも関わらず、そういったような技術が悪用されて、こういったものに使われているということについて非常に大きな危惧を抱いているということです。

結局の所、この太字部分を何とかせにゃならんのだろう。

しかし、なまじアジア諸国のリアルな児童売春買春の実態を知っているが故に日本二次元媒体の流布と結びつけずにはいられないという状況なんだろうな。

 
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