2020-09-08

またインターネット話題を拾い食いしてしまった(VRアバターの件)

VRアバター人身売買どうこうという話題、性の商品化という文脈ではかなり筋が通った話ではある気がする。

もちろんどこまでラディカル・フェミニズムの主張を認めるか、という話ではあるのだけど、(最近政府が目指しているように思われる)ジェンダーバイアスを完全になくしていく方向に進むのだとすれば、「かっこよさ」とか「かわいさ」という概念性別から切り離すことは必要だと思う。

その点、男性オタク的な「かっこよさ」というのは性別から切り離されたロボットでかなりの部分を占めることが出来てきていると思うのだけど、

「かわいさ」の面ではそこまで進んでいない気がする。日本kawaii文化の中心っぽく見えるサンリオハローキティマイメロディ女性だし、シナモロールポムポムプリン男性だ。これらのキャラクター性別を設定する必要はないように思える。ちなみに任天堂カービィ性別設定がない。

もっと言うと、例えば鏡音リン/レンのような(性的な特徴が排除されているように個人的には見える)キャラクターはわざわざ性別を設定する必要性を感じない。性別が設定されていない人間系のキャラクターは、宝石の国(半分ロボ枠か?)やとあるシリーズ一方通行男性という扱いが大半なので微妙だが)が思い浮かぶが、こちらは未だ発展途上にいるように思う。

女性背広を着ても良いし、男性スカートを履いても良いとするならば、性別を設定せずとも人間キャラクターは作れるし、服装自由に決められる。

このような創作支配的になる必要性まではないと思う(自分表現の自由擁護したい側の人間である)が、多様性の一つとしてそのような性別支配されない「かっこいい」「かわいい表現一般化することは良いことであると思う。そうすれば、例えば直近であれば環境省キャラクターのような政府的・公的キャラクターで、「かわいい」を表現するために女性キャラクターを用いる必要がなくなり、みんなが幸せになれるのではないか、と思っている。

  • 「かわいいショタキャラが好きなのは男性だから性的搾取」になる未来しか見えねえ

  • 概ね同意するけどそれに対する文化的なアドボカシーが来る前に男性が書くシスヘテロ的2次創作とそれを拾ったコンテンツホルダーが消し去る未来が先に着そうな感じはする

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