はてなキーワード: 物言いとは
さっきまで、副都心線に乗っていた。
横に座ったおじさんの会話が耳に入ってきた。
「この前、帰りの京王線で18時頃さ。」
最近の電車の混み具合を、横にいる白髪頭の同僚らしきスーツのおじさんと話している。
自信を持った口調、会話のリズム、
おそらく年上である同僚に対する態度。
「この前、京王線で18時頃さ。だんだん、混み合ってきてすごい人なわけ。
そしたら(女性の高い声を演じながら)『すみません〜赤ちゃんがいます』だって。
ベビーカーで赤ちゃん連れて、なんでお前、18時過ぎまで新宿にいるの?って。せめて各停乗れよって。
お前さ〜、普通じゃないよって」
この人は、お前という言葉を会話のなかでよく使うのだろう。まるで部下に対する物言いだ。
そのあと、二人の会話は中国人観光客を電車内で見て、ということに変わっていき、新宿三丁目で、サラリーマンたちは降りていった。
こういう時に、行動には移せないけど、パッと何か痛快な一言をサラリーマンに言うとしたら何か?
よく妄想するんだけど、中目黒についても、何も思いつかなかった。
もしかしたら子供がグズったりオムツを変えて時間がかかったのかもしれないし、おそらくその電車に乗ったことを後悔したであろう。
疲れと人ごみと新宿駅のエスカレーターの場所を探すことに判断力を使い切ってしまったのかもしれない。
そのサラリーマンは、そこまで至る”可能性”を全くもって想像できていなくて、
単純に、人様に、迷惑をかける存在としか見ることができていなかったのだ。
同じ痛みや、電車内で弱者として嫌な思いをしたことがないと、人には優しくなれないのか。
何かできるとしたら、そのサラリーマンを変えることはできなくて、
相手の好きなものを批判(※内容は間違っていないが言い方は貶しているような物言い)したら相互フォロワーからエアリプで「言いたいことはわかるけど、そういうことされると腹が立つ(要約)」と言われた。
反省しつつ、なんで相手は俺をブロックなりリムーブなりしないんだと不思議に思った。
でも、考えてみたら友達(と相手が思っているかは別として)から1回嫌なことを言われても、すぐに絶交するかというとそういうわけじゃないんだよな。
直接のやりとりじゃないから「ごめん」が言いにくくて、子供の頃みたいに喧嘩して仲直りって感覚とずれてしまっていた。
1回ミスしたら取り返しがつかないような気がしてた。
前からニジエでもいけばポケモンのエロ画像なんかいっぱいあるんだから、女向けを書いたやつかそれを見たやつが慣れてなくてゾーニング破りやったっつーだけの話じゃねーの?よくわからんけど。ふわっとした話すんな。そしてすぐ男のせいにすんな。意見を聞きたきゃ経緯をまとめろ。共感してほしければ共感できそうな物言いをしろ。
自ジャンルで肩身が狭い。
頻繁に荒れるからです。オタクたちが。公式相手に。それが怖い。
とはいってもこれオタク側がヤバイ人たちなのかっていうとそんなことはなくて、ごく普通にコンテンツを楽しみたかったごく普通のオタクなんですよね。
だから怖がってるのはたぶん私と、もしかしたらいるかもしれない私と似たようなタイプの人だけだろうなあ、という話。
先に言っておくとこれは自分語りというか感情整理なので一介のオタクの日記にミリも関心がない人は読んでもおそらく時間の無駄です。
自ジャンル。具体名は伏せますが、読む人が読んだら一瞬でわかってしまう気がします。
数年ほど続いてるジャンルで、原作はCDです。アニメ化もしたし舞台化もしました。人口が今どれくらいいるのかはわかりませんが、まあたぶんそれなりにいるのかなあ……私が思ってるよりは知名度が高いのかも、と時折思います。
で、このコンテンツ。まあやり方が下手くそで……こりゃ怒り買ってもしょうがないぞとちょいちょい思うんですよ。
クリエイター側というか、キャラとか声優さんとかストーリーとか役者さんとかイラストレーターさんとか曲を作る方々とか、そういう人たちは全部素敵なんですけど、如何せん公式のやり方が心配になるくらい下手なんですよ。
大事なことを何故か公式からアナウンスしないことが本当に多い。しても遅い。発売予定とかね……大事だと思うんですけど……遅れるなら諸事情で遅れていますって一言いうだけで落ち着く人、そこそこいると思うんです。それがないから……偉い人から口止めでもされてるんですか……?と思うくらいにはその辺の話をしない……かといって公式ツイッターが動いていないかというとそんなこともなく、企画とかコラボカフェとかの話は意気揚々としてるから……偉い人から口止めでもされてるんですか……?と思う……
あと二次元と2.5次元の混線が多い。これ、私は全然平気なんですけど苦手な人はほんとに絶対無理だと思うので……やめてあげたほうがいいんじゃないかなあ……と常々思います……それでキレてる人定期的にお見かけしますよ……
他にも多分いろいろあるんでしょうね。対応面とか……脚本の解釈問題とか……私はそこまではわかりませんが……ただ公式として些か不誠実だな、と思うことは確かにあります。どうかなあ……と思うことは。
あるんですけど、思うところというほどのものがあるかっていうと、ない。
これはどちらかというと個人的な性格とか、こういったコンテンツとの付き合い方の問題なんだと思います。
私は公式に甘いタイプのオタクです。喜怒哀楽の怒の感情がたぶん比較的希薄で、なんていうか、自分のことなのでやや乱暴な言い方をすると、無責任なファンです。
公式が正直客観的(になったつもり)で見ても問題が多いことを認識した上で、はあそうですか、くらいの感情しかない。
平和に生きていたいんですね。植物のようにと言うべきか。穏やかでありたい。そのほうが楽なので。
だから、感情をはっきり吐露しているオタクを見ていると、胃がキリキリするし、怖い。
これほんとに向こうには非はないんです、正直正当な怒りだと思います。でも怖い。
怒っている人がとにかく苦手です。その対象が自分の知っているもので、自分が許容しているものだとなお胃が痛い。
本当に何も気にしてないオタクなんです。
発売が遅れようと。その間は別のジャンルにいたり、一応文を書いたりしてるのでのんびり書いてみたり、それこそ公式ツイだとか、企画系の新規絵や安定して動き続けてる舞台を楽しんでみたり。のびのびやっています。
でも、公式に思うところがある人というのはたぶん、そこそこいる。(観測範囲が狭いのでなんとも言えませんが)
原作が動かないのに派生のものや舞台版は動いてることを複雑に思う人。
派生や舞台も好きだけど、原作が動いてないのに……と思うと素直に喜べないという人。
初期にあった設定がいつの間にかなかったことになっていることを疑問に思う人。
いろんな人がいますし、どれもおかしなものでは無いと思っています。
ほとんど何も気にしてない私のほうが妙なのかもしれない、と思うくらいには。
それでも推しがいるから離れられない、という人もそこそこ見かけました。推しを人質に取られている、と。
言わんとしていることはわかります。でも怖い。
自分と違うものを恐れるという心理があります。それに近いのかもしれない。頭で理解しているつもりでも、反射的になんでそんなに怒るんだろう、って思ってしまう。
物言いが過激というか、些か攻撃的な言葉を使う人が一番苦手です。だめってわけじゃないです!Twitterなんだから好きにつぶやいていいんです、企業でもあるまいし。匿名で何事か言ってる人間のことなんてないものとしてカウントしたほうがいいです。
言い方が不謹慎で非常に申し訳ないのですが、こういうコンテンツのことで体調崩すレベルで怒ったり嘆いたりできる人、すごいな……と思います。あのほんとに揶揄する意図はなくて、感情が豊かだな……と思って……
二次創作をやっているひとは少なからず気が狂っているといいますが、まあそれは確かにそうだろうなと思います。
私も一応は書き手の端くれなので、ツイッターにも二次創作をやっている人は多い。で、たぶんそういう人って、コンテンツについてめちゃくちゃ考えてるんですよ。
(ROM専の人がそうではないということではないですし、書き手が必ずそうというつもりもないです。現に私はそのあたりがとてもゆるい書き手なので……)
コンテンツのことが好きだから、コンテンツの先行きを憂いているから、好きという気持ちが公式への怒りとか、悔しさとか、悲しさに変わってしまうのかな、と思っています。
私はそういうのがない。出てきたものをわーいって言いながら素直に楽しんで、何もないときは何も言わない。それだけ。コンテンツのことはシンプルに好きだなってそれだけだし、公式への感情はそれ以上は特にない。
グッズとか買うのだってただ欲しいからでしかない。応援したいからとか続いてほしいからみたいな殊勝な理由はない。だからお金がどこに流れてるのかなんて気にしたこともない。
設定のブレもそれほど気にならない。これおいしいな、と思うとこだけ適当に拾って食べてる。
要は、私が勝手に肩身が狭いような気がしているっていうだけなんです。被害妄想みたいなもの。
みんないろんな思いを抱えてるのに、脳天気にゆるく楽しんでるのなんか悪いなあ、と思うことがある、それだけ。
別に自分ないし相手のスタンスが嫌なわけじゃなくて、向き合い方はひとりひとりにあるんだからそれはそれでいいんじゃん?と思っていますが、それはそれとして周りが怒ってる中ひとりで普通にしてるのはちょっと心苦しい。
かといって無理に抱いてもない感情に同調するのはどう考えても不毛でしかない。
結果的に、どうでもいいようなことを呟いたり静観したり、という形に落ち着いていく。
とはいえ怒りの感情を眺めていると私は辛くなってくるタイプなので、結果TLからは足が遠のく。
不当なものではないよなあと認識できるからこそ辛いんですよね。同調できないから。同調することが必ずしも是ではないけれども。
モノが出なかろうが何しようが私は別にまあいつか出たらいいなと思うし死んだらその時はその時よね、みたいな感じなんですけど、ただオタクたちがそれで荒れるのを見ているのがただキツい。
そういう意味で、少なくとも公式とファンの間はそこまで荒れないジャンルのこと、たまに羨ましくなります。
でもやめてなんて絶対に言えない。そういうのは自由なので。十中八九ないと思いますがこれ見てやめようとか思ったりしないでください。責任持てないので。
自分のこととはいえこの辺はなかなか変えられないし正直あんまり変える気もないし、まして他の人に関してはもっとそうなので、たぶん公式がちゃんとなるか私の飽きが来るかまでは今の姿勢を取り続けるんだと思います。
おわり。
理容師と美容師の区別ややこしいから、ひとまず美容師って書いちゃうけど要は床屋の店員の話。
「あ~(ため息)ひょっとしてこの前髪、おうちカットしちゃいました? それダメですよ~www」
「(質問したら)あ~それね…。そういうの信じてる人多いんですよね~www」
「えっ短く? これから寒いんで長めにしときますね」(そして「いいから短くしろ」と言っても長めに切る)
「この前も忙しくてもう髪なんか切りたくないって思いましたね~」(愚痴)
とか言われた事ないですか。私はある。
そして、こんな物言いを、他の業種の店でされた事はほとんどない。
洋服買いに行って「えっこの服買うんですか? 寒いから長袖に替えときますね」とか言われた事ない。
なのに美容師は言う人が多い。気がする。
「自分はまずアーティストなんだから、接客は二の次」だとでも思ってんのかな?
そう思いたいなら思えばいいし平身低頭でとも言わないが、普通に話せない? 何でマウントとったり愚痴言うの?
普通はそう思っても言わないし、言うにしても柔らかく言うんですよ。
ひょっとして安い床屋だからか? と何度かお高いとこにしてみたけどやっぱりそんなのに当たったので最近はずっと安いとこに行ってる。
どうせクソガチャ引くなら安い方がマシ。
僕を含めた世間の愚衆には理解出来ない対象を嗜好しているにも関わらず、ずば抜けた熱意と説得力を以ってそれを納得させてしまう変態がいる。
最近見かけた中では「子供用パジャマのカタログ写真で抜く」という変態の文章が極めて秀逸だった。8歳くらいがいい、男児と女児ならどちらかと言えば男児、外国人ではなく日本人、且つパジャマ。パジャマでなければ駄目。僕の拙い文章では再現出来ないが、画面越しにフリックする手が火傷しそうになるほど彼は熱く語っていた。ペドでもなくパジャマにも興味のない僕も、つい近所の西○屋に行ってチラシを貰って来たくなった。
好きな対象を熱く熱く熱苦しく語る変態はただでさえ素晴らしい。表現力が合わされば最高だ。そんな人々に出会うために僕は生きている。
いい変態は好きな物に対してまっすぐだ。まっすぐ故に人を傷付けたり犯罪行為に走るのは言語道断だが、そうでないまっすぐな変態からは美しさすら感じられる。
変態を誇りたがる連中のほとんどは自分にキャラ付けをしたいだけのエセ変態だ。偽者共は他者と張り合うために変態と名乗り、表立って下品な言葉を口にしたり自分がいかに変わった物を好きであるかを喧しく語りたがる。僕も下品な物言いこそ嫌いだが、増田にこんなことを書いてしまっている辺り、きっとエセ変態の一人なのだろう。
僕が本物だと感じた変態は、大抵少し後ろめたそうな雰囲気を纏っている。あるいは自分が変態という自覚をほとんど持っていない。後者はとても貴重な存在だ。世間の目に流されないまま、気付きすらしないまま、自然に、直向きに、魅力を感じた物を愛している。もしも周りにそんな変態がいたら、どうかそっとしておいて欲しい。少なくとも彼らの心を常識でへし折りに行くような真似だけはしないで欲しい。
知らない人「●●さん(実況者さん)って知ってますか?」
僕「いえ、知りません」
知らない人「えー!? このゲームやってるのに●●さん知らないんですか!?」
OK、今知った。そして同時にお前のせいで観てないけど嫌いになったわ。
っていうファンの態度で嫌いになるケースあると思うんですよ— AKILA@毎回盾作ってるモンターニュの人 (@AKILA1101) 2019年9月24日
高校の時似たような事某同級生に言われたことあるわ。てか実況者に限らず芸能人にしろアニメにしろ何でこういう手合って自分が好きなものは他の人も自分と同じくらい夢中になってるのが当然、最低でも知ってなきゃおかしいみたいな物言いで話題を振ってくんの?そういういい方されると寧ろ好きになりたくなくなるんだよ。そういう事言われなきゃこっちが自発的に興味持って好きになってたかもしれないのに。引用ツイートのやつとかこいつの頭の中は世の中のゲーマーは皆実況者も好きであることが当たり前みたいな前提で動いてんの?
「スガキヤのソフトクリームは増税で値上がりしても160円。ミニなら110円。この値段でこのクオリティのソフトクリームは東海地方の学生たちの青春を支えているといっても過言ではないでしょう」
東京への出張の帰り道、名古屋に向かう新幹線の中。自由席で三人がけの通路側を確保し、ようやく終わった出張の疲れを癒すため寝入ろうとしたとき、隣の二人組の会話が耳に入ってしまった。話の入りは聞いていなかったが、スガキヤという馴染みのある単語が耳についたのだろう。俺は住まいは三重だが、大学も職場も名古屋であるため所謂ナゴヤメシには思い入れがあった。確かにこのヒゲの中年男性の言う通り、スガキヤのソフトクリームは学生時代よく食べた。
「そうは言ってもラーメン屋でしょ? さすがにソフトクリームだけを注文するわけにもいかないから、学生にラーメンの値段は重いんじゃないですか?」
「なにもわかっていないな」
声に出してしまっていた、と誤解するほど中年男性とシンクロしてしまった。
「スガキヤのラーメンはオーソドックスなメニューで330円。卵を落としても380円と非常にリーズナブルなんだ。それに加えて、スガキヤはイオンなどのモールに出店していることが多く、ソフトクリームだけなんて頼み方も全然アリだ」
より補足するなら、大学やパチンコ屋にも出店している。かくいう俺の通っている大学にもスガキヤのコーナーがあった。
「ふーん」
「おいおい、随分冷めた目だな」
「いやだって、330円のラーメンと言われても。僕が通ってるリストランテなら水ですよ」
「そのキャラなんか懐かしいな」
「そうですか? この前のグラタンときとかもこういう話をしたと思いますけど」
「そ、そうだったな……」
「ラーメンはいいですから、その名古屋アイストライアングルの一つ目がスガキヤのソフトクリームということですね」
名古屋アイストライアングル? 全く聞いたことのない言葉だ。名古屋に有名なアイスなんて他にあっただろうか。
「うむ。110円〜160円というソフトクリームの値段帯としては低層ながらも味量ともに中々のクオリティだ。ちなみに、このミニとレギュラーの差は店員の目分量らしいから、新人バイトが多い4月や5月はミニを注文してもレギュラーの量でくることがままあるらしい、が俺はまだ当たったことはない」
この男詳しいな。俺は一度、ミニなのにレギュラーサイズどころか、明らかにふざけた量のソフトクリームを出されたこともある。
「次だ」
中年男性が手で若い男のツッコミを制し、続きを語り出した。そうだ名古屋アイストライアングルのあと二角だ。
そうか、それがあったか。アイスという枠で考えたことがなかった。
「あー、甘味部の皆さんに奢ったっていう」
「そうだな。なのでここでは紹介を省略しよう」
む。残念だ。俺なら、あえて「おかげ庵の抹茶シロノワール」あたりを勧めたいところだ。おかげ庵は、どこにでもあるコメダと違って、なんと愛知県に7店舗しかない希少な店舗だけに、この中年男性も知らないことだろう。特に杁ケ池のあたりにある店舗はよく通ったものだ。
「そして名古屋アイストライアングルを形成する最後の一角が……」
ごくり、と唾を飲み込んだ瞬間、携帯電話が鳴り出した。
「おっと。お兄さんすいませんね」
そう言いながら二人は電話をしてもよいデッキへ移動し始めた。いやそれより、アイストライアングルの最後はいったい……
「お兄さんすいません煩かったですよね」
喋りかけられてしまった。よほど気になる顔をしてしまったのだろうか。
「い、いえ……」
名古屋アイストライアングル、いったいどの店のなんのアイスだったのだろうか。どうもあの中年男性の物言いからして、大須や栄にある女学生向けのフォトジェニックなアイスクリームではなさそうだ。ううむ気になる。
あの店だろうか、こちらだろうか、いやでも、しかし…… 早く知りたい。そう考えを巡らせていると、いつのまにか新幹線は静岡の辺りを走っていた。名古屋はまだ遠く、あの二人組は戻ってくる気配がない。
そんなことに思いを馳せていたら、新幹線の車内販売がやってきた。少しきを落ち受けるために、コーヒーでも飲むか。
「はい、ホットでよろしかったでしょうか」
無言でうなづく。
「ご一緒にアイスクリームはいかがでしょうか? コーヒーとご一緒ですと、60円お得になります」
ずっとアイスのことを考えていただけに渡りに船だ。ここでアイスクリームを頼まない手はないな。
「こちら大変硬くなっておりますので、少ししてからお召し上がりください」
そういって、席の前のテーブルを倒し、コーヒーとアイスクリームを置いてくれた。しまった、よく考えたらあの二人が帰ってきたときに少し気まずいな。まあ、良いか。今はとにかくアイスが食べたい。コーヒーを飲みながら、アイスが程良い硬さになるのを待つ。それにしても、こうしてアイスクリームが手元にあるからこそ思うのだが、名古屋アイストライアングルとはいったいなんなんだろうか。アイスを食べながら、アイスのことを考える、典型的なデブの発想だな、と自分で面白くなってしまった。
名古屋アイストライアングルの、スガキヤとコメダは名古屋に戻ってからいくらでも食べられるが、最後の一角の正体を見極めないと、いくらアイスを食べてもモヤモヤしていまいそうだ。
いったい……
目の前のアイスクリームは、まだ硬かった。
十二国記の新刊が出たが人物について覚えていなかったので「黄昏の岸、暁の天」までの情報をまとめる
戴国王 驍宗 文州・轍囲の乱鎮圧の際、阿選に謀られ行方不明になる
戴台輔・瑞州侯 泰麒(蒿里)阿選に角を斬られ異能を使えなくなっている。李斎とともに戴に戻る
冢宰 詠仲 鳴蝕の際重傷を負う
天官長 皆白 鳴蝕の際行方不明になる
地官長 宣角 驍宗と泰麒が行方不明になった際、朝廷の長に推薦されるが固辞する
春官長 張運 驍宗に批判的だった。王の証である白雉は春官が管理する
秋官長 花影 垂州に逃げる途中で李斎と別れる。生死不明
冬官長大司空 琅燦 外見は18歳程度の女性、博識。人気が出そうなキャラ造形をしている
禁軍中将軍 英章 轍囲の乱鎮圧に赴き行方不明。ニヒルな物言いをする
禁軍右将軍 阿選 謀反の首謀者。幻術を使うらしい
瑞州令尹・傳相 正頼 泰麒と親しい
元々驍宗の部下だったのは皆白、芭墨、琅燦、巌趙、英章、正頼、霜元、臥信