はてなキーワード: 心肺停止とは
手だけでも持って帰りたい
波乱万丈を地で行く人生だった、戦火の渦に巻き込まれながら山梨に疎開、女学校に通い大学に勉強しに行き、女学校の先生にプロポーズされ、お見合いの話は妹に譲り、就職した会社で熱心な宗教信者に見初められ、逃げるために慌てて結婚した男は姑が鬼よりも鬼のよう。「お前の腹を借りて私が産んだんだ」と言いながら包丁を持って追いかけられて鬼姑から裸足で逃げた夜もあった。夫は何も言わなかった。
それでも人には恵まれたと言っていた、女学校からの友達と80を過ぎた今も連絡を取り合い携帯でメールをし、親戚との付き合いも多く、忙しい娘に代わって孫の面倒を見た。
こんな孫でごめんね、腕だけでも持って帰らせてほしい、娘も息子もだかせてもらえず仕事をしながら家事をやり姑を看取り孫を育て孫の家の家事をして夫の介護をして、人の何倍も働きながら人の心配ばかりして、最期まで自分で病院に電話をかけた。
腕だけでも持って帰りたい。ひんやりしていた、人の何倍も働いた、よく撫でてくれた腕だった。
眠ってるみたいだ。
信じられない。
いつ、どの時間帯のレッスンで、どんな状況で溺れ、どうやって発見されたか、今後の対策、などを簡単に記したA4の紙が一枚、人知れずひっそり掲示されていた。
事故から10日後の日付のそれは、事故から2ヶ月経った今日、ようやく私の目に止まった。
近所でも同じスイミングスクールに通う子たちは多いが、どこの親御さんもこの事故を知らなかった。
そのくらい、ひっそりと掲示されていた。
個別にプリント配布されるでも、説明会があるでもなく、未だ事故を知らない保護者も多い状態で、スクールは通常営業している。
溺れた子は心肺停止し、ICUで数日過ごし、どうにか一命を取り留め、ようやく最近学校へも行きはじめた。
http://news.livedoor.com/article/detail/12056580/
国立病院機構長崎川棚医療センター(長崎県川棚町)は23日、20代の看護師が誤って、糖尿病の80代女性に本来投与すべき量の10倍のインスリンを投与し、女性が死亡する医療事故があったと発表した。
同センターによると、女性は感染症や糖尿病のため8月8日に入院。31日午前0時半に大量のインスリンが投与され、同日午前9時ごろ心肺停止状態で発見され、死亡が確認された。
看護師は専用の注射器を使用せず、投与前の複数人での確認も怠った上、女性の血糖値を測らずに架空の数値を2回にわたりカルテに記載していた。看護師は「初めてやると知られたくなかった。1人でもできると思った」と話しているという。
文系がやってるIT企業ならまだしも医療の世界でもこれとかもうどうしようもねーわ。
失敗や無能は居てはならない存在していたら組織から追い出せじゃいつまで経っても社会全体が上手く回らねーんだよ。
自分たちで人を育てられる土壌ぐらい作っとけよ。
それとも何だ全部塾に丸投げか?
最近、チンピラが「ガンをつけられて頭にきた」とかいう理由で同居している3才児を暴行・殺害したというキチガイじみた事件があったが、今日その続報を読んでいたら、こんな記事をみつけた。
http://www.sankei.com/premium/news/160130/prm1601300035-n1.html
大田区大森南のマンションでの夕食中、永富容疑者は礼人ちゃんが「自分をにらみつけてきた」と激高した。
さらに「テレビのほうを見た」「またにらんだ」などと次々と因縁をつけ、暴行はエスカレートしていった。
母親は「永富容疑者が息子をつかみ、ボーリングのボールを投げるようにしてガラス戸棚に投げ飛ばした。正座させて平手打ちしたり、かかとを頭に振り下ろしたりもした」と説明。永富容疑者はさらに、ベランダを指さし「行け。死んでしまえ」などと話し、床に包丁を突き立てたという。部屋はマンション4階だった。
身長1メートルに満たない礼人ちゃん。けいれんを起こして過呼吸を起こしたところで、凶行は終わった。約1時間半後のことだった。
母親は翌26日、礼人ちゃんに水や食事を与えたが、嘔吐(おうと)を繰り返し、失禁もしていた。左耳からは血が流れ出ており、「ママ、苦しい」と漏らしたという。
暴行から丸1日以上が過ぎた27日未明になって母親が「子供に熱があって、反応がない」と119番通報。すでに心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。
とても痛ましい事件で、このチンピラ(永富容疑者)は死刑にしても気がすまないという人が多いと思う。
ところで、上のニュースを読んでいて気になったのは、法政大学の越智啓太とかいう犯罪心理学者のコメントだ。
法政大学の越智啓太教授(犯罪心理学)は、今回のように、自分と血縁関係がない子供と同居している場合、「『他人の子』という意識が働き、愛着が持てない。さまざまなストレスのはけ口にされやすい」と指摘。
おいおい、ちょっと待ってくれ。
継父や継母の場合に、虐待等の発生率が、実親の場合に比べて多いというデータはけっこう存在するかもしれない。しかし今回の事件の報道を読めば、家庭環境がどうこうみたいな次元を遥かに超越した「狂人」による犯行であることは明らかだ。要は、頭がおかしいから虐待したのであって、血のつながりがない子どもを育てることの「ストレス」から犯行に及んだなどという説明をするのはどうみても見当違いである。
俺自身、離婚歴のある妻の連れ子を育てて4年半になる。実子がもともといなかったこともあって、「血のつながりがある場合」と「無い場合」の比較は俺自身にはできないのだが、べつに血のつながりがないからといってストレスなんか感じていないし、ふつうに「かわいい俺の息子」として育てている。
正直、実際にこういう境遇に身を置いてみるまでは、血のつながりの無い親子というのは微妙なもんだろうと想像していたのだが、実際に経験してみると、子どもの年齢が低かった(4歳〜)こともあってか、全く違和感はなかった。一緒に風呂入ったりゲームしたり、公文やその他の習い事に連れて行ったりと、たぶん平均的な実親と同程度かそれ以上にかわいがっているほうだと思う。子どもが難しい計算ができるようになったりすれば俺も喜ぶし、学校に送り出すときは「今日も事故とかなければいいのだが」と毎日心配で仕方がない。
「『他人の子』という意識が働き、愛着が持てない。さまざまなストレスのはけ口にされやすい」(越智啓太教授)なんていう実感は全くない。
俺自身だけではなく、周りには「血のつながりのない親子」がけっこういるのだが、みんなそれなりに上手くやっている。幼なじみのお父さんが実は実親ではなかったということを、大人になってから知ったこともある。
やや複雑な家庭環境であることは確かだから、揉め事が起きやすいのは事実かもしれないのだが、少なくとも、今回の永富容疑者のようなキチガイじみた暴行が発生する可能性を感じたことなど一度もない。
べつに、「虐待の発生率は、実父の場合より継父の場合のほうが多い」と、調査データに基づいて主張されることには、腹は立たないよ。ぶっちゃけ、統計的にはたぶんそうなんだろうと思うし。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/jicen/gyakutai/index.files/hakusho2.pdf
こんな資料があって、
虐待者の内訳は、実母が63.3%、実父が21.6%と、実父・母が虐待者であることが多くなっています。前回調査と、全体の傾向に変化はありません。
と書かれている。
実父以外の父に育てられた人の割合が、全体としては8%もいないだろうから、やはり家族関係が通常と異なる場合に、虐待が発生しやすいというのは事実なのかもしれない。
しかし、虐待に至る原因や文脈には色々なものがあるはずで、その色々な要因との間できちんと比較をした、正確な議論をしてもらいたいものだ。要は、「血のつながりがないこと」は、虐待の原因の1番目や2番目に挙げられるほど重要なものなのか?という疑問があるのである。
今回の永富容疑者ほど酷い事例ではなかったとしても、虐待に至るような親というのはそもそもおかしい人が多いわけで、その「そもそもおかしい」という点に注意を払わずに、「血のつながりがない」という家庭環境だけを取り上げて犯罪の原因を説明しようとするのは危険というか、俺のように血のつながりのない子をふつうに育てている人間に対する侮辱であると言っていい。
たとえばだが、仮に「継父の場合、虐待発生率が高い」というデータがあったとしても、そのデータだけでは、「継父だから虐待した」のか、「もともとおかしい奴だったから、家庭環境も複雑になったし、子どもも虐待した」のか区別を付けることはできない(いわゆる「見せかけの相関」の問題)。
つまり、仮に、
「頭おかしい」→「離婚再婚をくりかえしやすく、血のつながりのない子と同居しているケースが比較的多い」
という2つの別々の因果関係が作用しているだけであったとしても、統計データ上は、「血のつながりのない子と同居している」と「虐待する」の間に相関が生まれてしまって、あたかも「血のつながりがないから虐待が起きる」かのような錯覚を引き起こしてしまうのだ。
なお、さっき紹介した資料のなかでは、実親による虐待の場合はきょうだい揃って虐待されるケースが多いのに対して、継父・継母による虐待の場合はきょうだいは虐待されていないケースが多いとされている。
実父や実母が虐待を行った場合、他のきょうだいに対しても虐待を行うことが多くなっています。特に実母にその傾向が強く、「きょうだいはいるが本児のみ虐待」を受けた事例が 22.1%に対し、「本児以外に他の子も虐待」を受けた事例が 36.4%となっています。
一方で、養・継父及び養・継母はその子ども一人だけを虐待することが多くなっています。養・継父では、「きょうだいはいるが本児のみ虐待」を受けた事例が 61.2%であるのに対し、「本児以外に他の子も虐待」を受けた事例が20.0%となっています。
これを読んで、一瞬、「継父・継母による虐待は、血のつながりがないことが大きな原因なので、その特定の児童だけが虐待されている。一方、実親による虐待の場合は、それ以外の理由で虐待が起きているので、兄弟そろって虐待される場合が多い」という主張なのかと思ったのだが、よく読むと、「本児以外に他の子」というのが、虐待者の実子であるかどうかは示されていないので、そのような主張はできない。
繰り返すが、越智啓太教授は今回の永富容疑者による礼人ちゃん殺害事件について、
今回のように、自分と血縁関係がない子供と同居している場合、「『他人の子』という意識が働き、愛着が持てない。さまざまなストレスのはけ口にされやすい」
と指摘している。取材ではほかにも色々な説明をしたのかもしれないが、少なくとも記事上では、この教授は「子どもをボーリングのボールを投げるようにしてガラス戸棚に投げ飛ばし、正座させて平手打ちし、かかとを頭に振り下ろしたりして殺害したのは、継父だったからである」としか説明していないのである。
べつに俺自身は、誰に何と言われようとふつうに子どもをかわいがって育てているので構わないのだが、新聞記事で学者が一般論としてこんな安易な説明をするのは、差別以外の何ものでもなく、看過してはならないと思う。
それで、何なんだこのいい加減な犯罪心理学者とやらは・・・と思っていたら、以下のような記事があった。
法大教授が同性愛を揶揄する投稿 批判が殺到、「性嗜好と性指向を混同」と謝罪
http://www.j-cast.com/2013/01/07160376.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
神奈川でセクシャルマイノリティー用相談ホットラインができたというニュースに対して、越智啓太教授は、Twitterで「神奈川県、同性愛サポートか~次はロリコンとか熟女マニアとかもサポートしなくちゃな」などとツイートして炎上したらしい。
炎上後に色々弁解したらしいが、差別意識がなければこんな発言を口にすることは不可能だろう。
おそらくこの教授は、血のつながりのない子を育てている俺のような人間や、血のつながりのない親に育てられた俺の幼なじみのような人間に対しても、心のどこかで(あるいはあからさまに)差別しているのだろう。そうでなければ、明らかに「血のつながりの有無」以外に説明されるべき要因が大量にあると思われる今回のような事件に対して、
今回のように、自分と血縁関係がない子供と同居している場合、「『他人の子』という意識が働き、愛着が持てない。さまざまなストレスのはけ口にされやすい」
などというコメントを寄せることができるわけはない。
■■■■■追記■■■■■
それはともかく、ブコメに変なのがあったので少し触れておく。
データによると虐待事件は、実父6000件に対して、実父以外が2000件と大雑把に考えたら、実父以外の家庭の割合が25%でないと等しいといえないと。明らかに倍以上の虐待率。継父は高リスクなのは完全に事実だな
無視しているどころか俺自身が本文でデータを紹介してるのだが(笑)、それはともかく、これらのコメントは(そもそも何を言ってるのか若干分からないところもあるが)俺が書いた本文の基本的な理屈を理解してない恐れがあるので、一応説明しておこう。
「継父である場合に虐待者になる確率が、実父である場合に虐待者になる確率よりも、有意に高い」というのが仮に事実だったとして、本文ですでに言及した「見せかけの相関」の問題を無視することにしたとしても、ある人物が虐待者になるかどうかを予測する上で「継父である」という情報が重要な意味を持つとは限らない。
たとえば、性犯罪者は女性よりも男性のほうが圧倒的に多いと思うが、だからといって、ある特定の人が将来性犯罪者になるかどうかの予測に、「その人は男性である」という情報が大して役に立つわけではない(役に立つの定義にもよるが)。「男性であることによって、女性であるよりも、性犯罪者になるリスクが◯倍高い」みたいなことは確かに言えるのだが、そもそも男性であろうが女性であろうが性犯罪者になるということ自体がレアだとすると、個別のケースで何か判断をする上では、あまり意味のない情報なのだ。
またこれは、どこかで性犯罪事件が起きて、なぜそんな事件が起きたのかという原因を考えるときに、「やっぱ男だからですよ。性犯罪者は男が多いんです」なんていう分析をしても意味がないということでもある。
これと同じで、仮に継父である場合に虐待を犯すリスクが、実父である場合のリスクに比べて何倍も高かったとしても(そもそも本当に高いのかは、色々な論文等を読むまで判断できないが)、その差は、ある人が虐待を犯すかどうかの予測の役には立たないかもしれないし、既に起きた虐待事件を振り返って「原因はやっぱり、この人が継父だったからでしょう」なんていう分析をしても意味がないかもしれないのだ。
だから俺は、べつに継父であることによる虐待リスクの増大については否定していないというか、むしろそれらしきデータを俺自身がわざわざ紹介した上で、「しかし、虐待に至る原因や文脈には色々なものがあるはずで、その色々な要因との間できちんと比較をした、正確な議論をしてもらいたいものだ。要は、「血のつながりがないこと」は、虐待の原因の1番目や2番目に挙げられるほど重要なものなのか?という疑問があるのである。」と言ったわけ。
今回の越智啓太教授のコメントは、たとえていうなら、性犯罪事件のニュースに接して「男だから仕方ないっすよ」とか言ってるのと同じレベルであるように思える。そのぐらい、ナンセンスなコメントなのだ。
傾向の話をしているのに「うちはそうじゃない」なんて反論にならない
というブコメもあったが、その「傾向の話」は、今回起きた特定の事件を解釈する上ではあまり役に立たんだろうというのが俺の本文の論旨だ。傾向の話をしても別に良いというか、俺自身がそういうデータを紹介しているのだが、今回の事件についてのコメントでそれに言及するのはナンセンス。
あるクソブロガーが「(笑)」とか挟みながら軽い気持ちで書いてるのが気に食わない。消防士は、救急救命士は、人命のために最善を尽くすために質問をしている。
圧倒的に消防よりも救急の要請のほうが多いんだが、救急で意識の有無等を聞くのには当然に意味がある。
心肺停止かどうかの情報はとくに重要で、心肺停止だったら現場にAEDを持って行かなければならないなんてどころではなく、出動態勢から変わってくる。
通常、救急車は3人で出動するのだが、心肺停止状態に3人で対処するというのは厳しい。
胸骨圧迫だけでも30回押したら交替するのがメジャーとなっているくらいで人手不足になるが、もし交通事故だったらとてもじゃないが人が足りない。
たとえば交通事故で背骨を損傷している可能性があるとしよう。迂闊に運んで移動中に脊髄を傷つけたら、その人は一生その部位以下に麻痺が残る。だからそういう場合(ロード&ゴーという)、背骨がズレないように固定して運ばなければいけないのだが、そんな事故がおきる現場なら救助者が後続の車に轢かれることも十分あり交通整理も必要だ。3人で交通整理しながら運べるか・・・?
そういうわけで、心肺停止が想定される場合には救急車と工作車などが2台で急行する。1台ではどうにもならないから・・・。
しかし、素朴な疑問があると思う。そんな質問をしている暇があったら早く出動した方が良いのではないか、と。
大丈夫だ。消防署は、電話がかかってきた段階で通報者の位置を突き止め、管轄署内に出動命令をすでに発している。電話している間にただ待機している、というわけじゃない。
また矢継ぎ早に質問をするわけじゃない。こちらもプロだ。もちろん流れの中で質問するし、相手がわからないと思えば状況から話を組み立てる。
《89》 「専門医がいないので」と救急車が断わられた。納得できなくても……
http://apital.asahi.com/article/sakai/2013032500005.html
この問題については、発言する医師に熱血な人が多いせいか知らないが、
「僕らも専門外の救急を受け入れなきゃいけないと思ってます! でも司法が許さないんです!」というような論調ばかり見る気がする
しかし実際の所、司法判断がどうであれ、専門外の病態は医師としても診たくない
少なくとも僕はそうだ
この酒井ドクターだって、以前まったく専門外である幼児の心肺停止を受けてしまって、恐ろしかったと書いている
僕が同じような状況に置かれて、尚且つ専門の医師のヘルプが無かったら、たとえ家族や本人が許しても、
「専門の人に診てもらえば、もっとましな治療が受けられるのに…」と罪の意識を覚えることは間違いない
そういうのが嫌で、僕は救急指定病院を辞めた
しかし現実問題として、ここまで極端な例ではないが、夜間救急をやっていた時は似たようなことがしょっちゅうあった
そういう時は、救急隊から問い合わせを受けた時点で「専門の医師は居ませんがよろしいですか」と患者に確認してもらっていた
一応自分に対応可能かどうか(この場合は最適な治療ができるという意味ではなく、朝まで持たせられるという意味)、
救急隊の報告から判断してもいるが、何しろ実際に診てみるまで本当に対応可能な病態かは分からない
まあ口約束など訴訟になればほとんど効力は無いのかもしれないが、自分に対する気休めである
しかし一方で、そんな自己欺瞞を用いてまで無責任にベストでない治療を引きうけている自分に、また嫌悪感が募る
まともな知識もない癖に病人を囲い込んで重症化させるトンデモ代替医療と、僕との間に、どれほど差があると言うのだろう?
そういう意味では心タンポナーデ事件のような判決は、むしろ僕のような医師の恐怖感に正当性を持たせてくれたと思う
見当違いの治療をして助かる命を損ねてしまう恐怖を押さえてまで、救急を受け入れるのは問題であると明言してくれた
つい先日、ワクチン接種後の死者が出ました。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110912-OYT1T00716.htm
心臓に持病がある人が、牛丼を食べて二日後に心肺停止で発見されたとして、牛丼を疑うかって言ったら、うーん…という感じ。
ところで、ワクチン不要論者というのはかなりの数がいて、ネット界隈じゃあワクチン有用論者の数を大きく上回ります。
論者の数イコール学説の正しさじゃ無いはずですが、そうやって判断する人って、意外と多いような気がします。
なんだか僕は、情報格差っていうものをここで感じちゃいました。
情報弱者と呼ばれる人、要するに嘘情報に騙される人というのは次のような順番で情報を収集しているような気がします。
身近な人が言っている>たくさんの人が言っている>有意差検定>信頼限界>標本の取り方
基礎知識がないままなにかを理解しようとすると、"誰の"言い分を信じるかって問題になるので、そうなるのは仕方ないもののような気がしますけど、
さて、そもそも子宮頸がんワクチンで子宮頸がんを防げるかは統計的に証明されたか?
されてません
ガン化をみるかどうかには、10年以上にわたって追跡調査が必要ですし、調査してる段階でその前段階の兆候がみられたら治療しちゃうはずですし。
きちんとデータがあるのは、子宮頸がんワクチンをがヒトパピローマウイルス16,18(HPV16,18)が関与する異形成(前癌病変)を予防する効果についてです。
世界的に見ればHPV16,18が関与してるとみられる子宮頸がん(ウイルスが発見される癌)は子宮頸がんの70%で日本においては60%だそうです。
このデータをもって日本ではこの型が少ないから効かないという風に論陣を張る不要論者もいますが…、
ぶっちゃけた話、相当に有効でしょ。
この子宮頸がん、日本でも年間に8500人診断されて、2000人ほど死者を出しているらしい。
早期診断も可能で、早期診断が出来れば治療も可能とのこと。
でも、
年間に8500人診断されて、2500人ほど死者を出してますよね?
異型細胞が発見されたとか、そういう癌とも言い切れない診断含めたらどんだけいるのかと。
で、2000人死んでるとなると、単純に計算すると、余命3.4年じゃないですか。
不治の病の代表格のエイズと比べたって超怖い。
で、話を戻しますけど、どんくらい有効か。
ワクチン接種群でHPV16,18が関与する異形成がみられた人
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ワクチン未接種群でHPV16,18が関与する異形成がみられた人
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追記
筆をとったのは、下記のサイトをみてのこと
http://www.thinker-japan.com/hpv_vaccine.html
その後、みなさんの記憶にもまだ新しい2009年の新型インフルエンザ騒動は、日本人を含む科学者と製薬会社と軍の生物研究所の共同プログラムによる人工ウイルスの製造と散布、またそれに続くワクチン接種を組み合わせた世界規模のバイオテロであることが明るみに出ました。(詳しくは、当サイト内の「新型インフルエンザワクチンは打ってはいけない・後半」参照)
陰謀論怖いっすね。
以上の情報を、これまで慣れ親しんできた常識に基づいて処理するのではなく、冷静な理性のもとに吟味することが、各人にとって良い選択につながるものと考えます。
宇多田ヒカル心肺停止 / 医者が「残念ですが」と見放すも父が必死にマッサージ http://bit.ly/ezBXd1
ネットメディアのロケットニュース24が脳死状態になり、読者にまで見放されていたことが判明した。読者は釣りタイトルでPVを得られさえすれば良いと考えているロケットニュースをもう救いようがないと判断したのか、「マッチポンプでデマを垂れ流す残念な媒体」などとコメントしている。
ロケットニュースは1月10日、Twitter(ツイッター)で宇多田ヒカルさんが書き込んでいた出生時の出来事を記事化。1983年1月19日に宇多田さんが誕生した時、心肺停止状態だったが父親のマッサージで助かったという内容の一連のツイートを、「宇多田ヒカル心肺停止 / 医者が『残念ですが』と見放すも父が必死にマッサージ」というタイトルをつけた記事にして配信。宇多田さんがいま心肺停止状態になったニュースに見える釣りタイトルをつけて公開することで、多くの読者をダマしてPVを稼いだ。また、当初はタイトルと文章中の「心肺停止」の単語がすべて「心配停止」となっており、「釣りタイトル」「取材なし」「校正なし」のロケットニュースのメディアとしてのあり方に、多くの読者が心配な気持ちを持ったようだ。
以下は、ロケットニュースの当該記事に対してのTwitterやはてなブックマークの書き込みから引用した読者の感想である。
「こういう誤解を招くタイトルの書き方ってどうなの?悪質じゃないかと思う。」
http://b.hatena.ne.jp/jinzaikei/20110110#bookmark-28084030
「アクセス得たいが為のタイトルにしか見えない、というか不愉快。本当に不愉快だ。」
http://b.hatena.ne.jp/axjack/20110110#bookmark-28084030
「タイトルの作り方が下衆」
http://b.hatena.ne.jp/toshiyam/20110110#bookmark-28084030
「こういう見出しが、媒体としての商品価値を下げてる、ってことに気づかないんだろうね。 」
http://b.hatena.ne.jp/clclcl/20110110#bookmark-28084030
「ロケットニュース・ガジェット通信 2chなどは運営の中身が同じで、マッチポンプでデマを垂れ流す残念な媒体です。 」
http://b.hatena.ne.jp/hachima/20110110#bookmark-28084030
「「戦術的勝利、戦略的敗北」の典型記事。今期のアクセスノルマは達成できても来期はどうかしらんって感じですな。」
http://b.hatena.ne.jp/STARFLEET/20110110#bookmark-28084030
「記者頭狂ってんのか?」
http://b.hatena.ne.jp/popos1987/20110110#bookmark-28084030
「生まれたときの話・・・ ロケットニュースはタイトル詐欺に近いぞこれww QT @pugeraccho 宇多田ヒカル心配停止 / 医者が「残念ですが」と見放すも父が必至にマッサージ http://dlvr.it/CzKjD #RocketNews 約11時間前 webから kazu7474」
http://twitter.com/kazu7474/status/24120111543619584
「記事中の「心肺」が「心配」になっているのが心配。。。(*´艸`) RT @alife511: 宇多田ヒカル心配停止 / 医者が「残念ですが」と見放すも父が必死にマッサージ http://bit.ly/hCxLqL 約11時間前 kani3104」
http://twitter.com/kani3104/status/24122313846820864
「昨日tweetしてたけど、記事に起こす必要あるのかな。J-CAST級にレベル低いなロケットニュース。 宇多田ヒカル心肺停止 / 医者が「残念ですが」と見放すも父が必死にマッサージ http://rocketnews24.com/?p=64512 14分前 TweetDeckから log1000」
http://twitter.com/log1000/status/24281892417175552
「内容が内容だけに、不謹慎ですよね。メディアとしての品格を自ら落としてしまっていると思いました…。RT @tak_hawk_d4: これはひどい RT 医者が「残念ですが」と見放すも父が必死にマッサージ – ロケットニュース24(β) http://htn.to/qsa6FR 約10時間前 HootSuiteから recruit21」
http://twitter.com/recruit21/status/24142344429248512
多くの読者がロケットニュースの驚くべき姿勢に衝撃を受けているようだ。しかし、なかでも「こういう誤解を招くタイトルの書き方ってどうなの?悪質じゃないかと思う」という書き込みに賛同している人が多いようである。
強制わいせつの被害の実態把握は難しいらしい。
女の子が被害にあっても、その後の調査や裁判で二重に苦痛を感じるからなかなか告発がされないそうだ。
でもこれって、児ポ規制や非実在青少年の話とそっくりじゃないか?
正直言って、問題はこのことだけじゃない。
人の羞恥心につけ込んだり、数に物を言わせたり、
声が大きいほうの意見が通ったり、権力者にしか発言権がなかったり、
この国の民主主義なんて嘘っぱちだ。
俺は心底そう思ってるんだ。
決して、エロのために言ってるんじゃない。
主張できない国日本なんて糞喰らえだ。
未必の故意を疑われない範囲でちょっとだけ反乱してみる。
これなら何を言っても恥ずかしくない。
例えば、税務署の窓口で「総理は脱税してたじゃん」とちょっとだけごねてみる。
外国人参政権に賛成している議員がいたら、ちょっとだけ選挙に行って、
ちょっとだけ知らない人に投票する。
テレビの街頭インタビューにであったら、ちょっとだけ話をそらしてみる。
女子高生が二人並んで歩いている。
「民主党支持が許されるのは、団塊の世代までだよね。キャハハハハハハ」
エコと称して、春先、街中に杉の苗木を植えてみる。
ちょっとだけテロリズム。
「鳩沢先生どうぞ一杯」
「そんなこと言わず、次も投票しますからw ささ、ぐいっと」
ちょっとだけ暗殺。
「疲れてるんでしょ、そっとしておこうぜ」
ちょっとだけ救急車を呼ぶのを遅らせてみる。
「0時23分、心肺停止」
「いや、脈あるんだけど」
ちょっとだけ早めに死亡確認。
ちょっとだけの精神で俺たちはフリーダムになるんだ。これこそ言論の自由だ!
感動した! ありがとう! 美しい国日本! 友愛ッ! 友愛ッ!
そんなとき、後ろから肩をたたかれた。
おまわりさんだった。
「これってちょっと未必の故意じゃないんじゃないか?」
「……」
「ちょっとだけ署までご同行願います」