はてなキーワード: ベランダとは
申し訳ないけどおらんやで?
それなりのおうちの子か、だだっ広い畑ばかりの地域のお子さんだけやで?
少し前に、都内一等地に建つ某財閥系の新しいマンションの壁厚、構造、床構造、遮音等級などの紹介を見たのですが
価格は6500万円位~1億7000万円程の免震のタワーマンションですが、戸境壁(お隣の住居との境の壁)の壁厚さは
床は、LL(II)-3等級相当の遮音性能を備えた二重床構造を採用(スラブ厚の記載は無し)とありました。
LL(II)-3等級相当 という等級は、新しくできた遮音等級のようで、
旧呼称:LL-50 (新遮音等級:ΔLL(Ⅰ)-3) と、こちらにでていましたので
https://www.diy-shop.jp/second/car...
中ぐらいの等級ではありますが、ひとつ上の等級の LL45でも、上階住人がひどいと 下階住戸では全く眠れない程響きましたから
LL50相当ということは、上階住人次第では結構大変かもしれないと思いました。
こんなに高額な物件でも、戸境壁136mmしかなくて、床の等級もこのレベルなら
ピアノなんて絶対に消音が義務付けられていないと暮らせないですし
そんなあなたにアイロンスチーマー(スチームアイロンではない)
コレ激安の中国の?2000円の買ったらティファールのだかより性能いいらしくてめっちゃ重宝してる。
ちゃんと伸ばせばシワ取れる!当てるだけじゃなくて「シワを伸ばしながら蒸気を当てる」のがポイント……なので良いハンガーにかけなきゃならないのとプレスできっちりピシッとはできないのだけがネック あとついでに、加湿器にもなる……らしい。説明書によると……でも加湿器としては短時間すぎてあとスチームの勢いが強すぎて使いどころがいまいち分からんぜよ。会社の絨毯のダニ退治してえ~!!
毛布出す時に付属の服ブラシみたいなのでベランダで擦りまくったけどまー取れる取れるホコリが取れる!そして繊維が蒸気でシワ伸びしてフワッフワ、20念ものの毛布とは思えないぜ!というか20年前のだから頑丈なのかも知らんけど。あと和布団がふっかふかになった(多分やれるのは乾燥してる冬季限定。ワタが固まる前に解してミストが一瞬で乾くから)
Tシャツとかもホコリついてることが分かったから着る直前に何もかもに使ってるし洗濯直後に使えば乾きも早くなるしシワ伸ばしスプレーと併用すればなんでも伸びるしああ……ほんとマジで中学高校の時に欲しかったわ……雪虫のこびりついた制服毎日開きなおって着なくて良かったのに。
押し入れから出した時の謎臭も取れたのに!
まあ一番は予想外だけど冬期のダニ被害が無くなったことだよね!ホコリバイバイ!花粉もばいばい!なんか熱でアレルギー反応の原因のタンパクが変質するんだと。何故アイロンで死なないかは知らん。
https://www.nagoyatv.com/news/?id=192410
3日午後11時半ごろ三重県鈴鹿市稲生町のアパートに住む男性(23)から「全裸の男が窓を叩いてきます」と警察に通報がありました。警察官が駆けつけると通報した男性宅のベランダに20代から30代とみられる全裸の男がいるのを確認、住居侵入の疑いで現行犯逮捕しました。
警察によりますと男がいたのは3階のベランダで、男のものとみられる服と携帯電話が一台置かれていて連行の際には服を着せたということです。
取り調べに対して男は自分の名前や職業など何も話していないということで警察は身元の特定や侵入の経緯を調べています。気象庁によりますと津市では午後11時45分にこの日最低の3.4度を観測しています。
謎多き全裸。
ずっとやりたいと思ってたこと、年内に終わらなかったけど今日やれたよ
スッキリしたー
ただ窓際の本棚にWi-Fiルーター用の棚板を取り付けて本棚の後ろからコード回して固定するのと、ついでに本棚の下に高さ調節用(床が歪んでるから)に挟んでた段ボールが見栄え悪いから専用の透明のに交換するってだけだけどね
でも時間かかったなー
まずベランダに通じる掃き出し窓のすぐ横にその本棚を置いてるから、動かすの面倒でその場で棚板つけようとしたらネジの角度が上手くいかなくてナメちゃうし
結局掃き出し窓を開けて雪降る中ベランダに出てベランダからネジつけたよ
寒かった〜
しかもそのあと勢いで下に敷いてた段ボールも外して専用の家具傾ける透明なシートに替えたから結局本全部だいたい出して動かしたし
それなら最初からそうして方向変えてネジつければ寒い中やる必要なかったのに!
馬鹿だねぇ
元日の夜中にそんなことしてるやついないよね
でも見た目スッキリしたし、ルーターを今まで机に置いてたから広くなったし、段ボールも外せて嬉しいな
まだまだ家の中で改善したいところあるから今年もちょっとずつ進めていこう
がんばるぞ
僕が煙草を吸っているとよく聞かれることがある。
「なんで煙草を吸ってるの?」
単なる会話の糸口として聞かれる場合もあるし、疑問の提示の場合もある。ともかく上記の疑問の後に続く文は経験上多くの場合共通していた。
「体に悪いよ」である。
この呼びかけに対する返答に僕はひどく困るのだ。
ただ、こんな返答をすれば今度は相手が困る番だ。それは僕の望むところでは無いので当たり障りのない嘘を返すことになる。
嘘をつくのはどういうものであれ、僕にとっては蟠りとなる。なので、ここでは何故僕はそのような理由で煙草を吸っているのか、吐き出すことにした。
本来であれば墓まで持っていくかチラシの裏にでも書くべきなのだが、僕は墓まで持っていける程の思慮も持ち合わせておらず、最近のチラシはツルツルした紙に両面印刷されているので書きにくいのだ。
前提として僕は特徴のある生き方はしていない。
普通の両親から生まれ、地元の公立小中高校と進み、地元の国公立大学を4年で卒業し、東京の企業へ就職した。年齢は30代が見えてきた辺り。履歴書の経歴欄は2,3行で埋まり、「特徴ねえな」と思ったものである。
だがこんな人生の中でふと思ってしまったのだ。あと何年も生きることになるのか。と。そんな思考に至ったのは記憶が正しければ高校生時代に進路を考えていた頃だった。
この思いは一種のひらめきに似たもので、どのように導き出されたのか自分にもわからない。ただ分かるのは、この漠然としたひらめきは僕にとっては恐怖として解釈されたということだ。
生きることに恐怖を抱いた場合、自明な解決手段がある。死ねばよいのだ。
ただし人間はそれほど明瞭な思考回路をしていない。人は、パンによってのみ生きるのではなく、必要なものはまだまだあるのだ。そして生きるために必要だったそれらの多くは、死ぬときにはしがらみとなるのだ。
僕にとってそれは家族と自分自身であった。家族に迷惑をかけたくないし、自殺者の家族という不名誉を負わせたくない。この思考は理解が容易だと思う。
問題は自分自身だ。あくまで僕は僕の保身の為に一定の名誉を保ったまま死にたかったのだ。
改めて文字にしたためてみると途轍もなく独善的であることを認識させられるが、これは僕自身をどう殺生するかの問題だ。独善と詰られようと知ったことではない。
まず思いつくのが自殺であるが、実行後の障壁が多すぎて諦めた。車や電車に身を投げようが高所から飛び降りようが樹海に行こうが、最終的に家族に多大な迷惑がかかる。
なので病気になって死ぬことにした。次善手である。この方法では僕は"不幸にも"病気にかかって死ぬことになるため名誉を失わず死ねるのだ。病気の合間は苦しむことになるだろうが、周囲の同情を買ってくれるのではと打算的に考えている。
病気になる方法は色々あるだろうが、摂取する毒が広く売られているのでそれを利用した。それで行き着いたのが煙草である。
死ぬには数年から数十年かかるだろうが寿命が縮むのは間違いないだろう。またその期間で両親が他界し、兄弟姉妹が結婚していれば言うことがない。
結果として僕は病気で死ぬため、ひいては自殺と悟られないよう大手を振って死ねるよう煙草を吸っているのだ。
体に悪い事を知りながら。むしろその悪性を利用して。
僕は結婚はしないだろう。子供を持つことに興味を覚えることはあれ、現実感はないし人の親になる器ではない。
何よりしらがみが増える事を良しとしない。親戚の子とゲームで遊ぶくらいがちょうどいい。
会社の昇進にも興味がない。死のうと思っている人間には煙草を買える分の金さえあればいい。煙草が一箱1000円になれば考えるかもしれない。
覚えてる人も少しはいるかもしれない(一応はてブのトップにはなった)ので、この話のその後を書いておく。
https://anond.hatelabo.jp/20171009132802
娘は母乳もミルクもよく飲むし、よく寝るし、よく泣くし、まとめると健康そのものだ。
彼女(今は妻)も会陰切開の後が痛そうなのを除けば、順調に体力を回復していっていると言って良い。
今まで妻には、喫煙を疑っていることや、ベランダにライターが置いてあるのに気づいたことは一度も言っていない。
せいぜい、先の増田でも挙げたような「健康に気をつけようね」というような遠回しなことを言うだけだった。
で、これはブコメでみんなに相当叩かれた。
「キモい」とか「お前と付き合ってることからくるストレスじゃねえの」とか「別れてあげなよ」とか「喫煙者差別すんなよ」とか。
最後のやつは未だに俺もよく分からんのだが(他の喫煙者はどうでもよくて自分の彼女にだけたばこをやめてほしいと願うのは差別なのか?)、
確かに俺の行動や発言は第三者から見たらキモいかもしれんし、そんな男と付き合えばストレスだって溜まるだろうし、
これ以上彼女を俺のこだわりや執着で追い詰めるくらいなら解放してあげたほうがいいのかも、とも思ったりした。
ただ、その後なんだかんだで彼女に給料3ヶ月分の指輪を渡してプロポーズしたら喜んでくれたし、
妊娠が分かったときは「好きな人の子どもを産めるなんて本当に幸せ」と何度も言っていたし、
今は娘を抱っこしながらずっとあやしている俺の親バカぶりを、目を細めて眺めている。
あのときのブコメたちを真に受けて、はっきりたばこ疑惑のことを告げるか、もしくは別れようと彼女に言っていたら、
今のこの幸せな生活はなかった、俺も彼女も娘に会えなかった、そう思う。
妊娠発覚後、ベランダでライターを見る日はなくなった。大好きだったお酒は一滴も飲まなくなったし、
刺し身やローストビーフなど火を通していないものも一切手を付けなかった。
悪阻で気分が悪いときは無理をせずずっと横になっていたし、妊娠後期はヨガやウォーキングなどの運動をしたりして、
それはもう模範的な妊婦だったと思う。俺はそんな彼女をずっと見てきた。
俺は彼女のことをとても尊敬しているし、信頼しているし、また彼女も俺のことを信じてくれている。
そこに多少の疑惑はあるかもしれない。自分が相手に相応しくないという自己嫌悪もあるかもしれない。
そこをお互い全部吐き出してすっきりさせないことには、完璧な信頼関係はないのかもしれない。
でも、それを大げさに考えずにちょっと目をつぶるだけで手に入れられる大きな幸せがあるならそちらをとる、という選択肢もあっていいと思う。
あのときはてブで俺を叩いた人の中には納得しない人もいるかもしれない。ただ、今の俺にとって、妻にとって、娘にとってはこれが正解だと思っている。
ともあれ、あの増田を書いたことでいろんな気付きがあったと思う。そういう意味であのときのブコメには感謝しています。
皆様、よいお年を。
生きるってめんどくさい
起きて、ひとり暮らしだから腹が減ればなにか食べて、身支度して仕事に行く。
もうこの流れがめんどくさい。
休みの日ですらめんどくさいけど、仕事の日はせらに仕事に向かわなければならずことさらめんどくさい。
仕事は好きなことを仕事にしてるわけでもないから、基本めんどくさい。上司の機嫌を見て、同僚のしょーもない話に愛想を振りまいて、他部署からの塩対応に何も言わずに社交辞令して、めんどくさい。
人と関わるのがめんどくさい。
コンビニのやり取りすらめんどくさい。
早くAmazonで頼んだものをベランダにドローンが運んでくれるサービスを日本でも導入してほしい。
それでもまぁ、片手で数えられるぐらいの友達がいたりもするけど、その関係も波長が合えばそうでもないが、基本的にはめんどくさい。
思春期の多感な時期には、この「めんどくさい」気持ちを持ってる自分がいけないのだ。と思い悩んだりもした。すべてがめんどくさいから死ねばいいのだ。とも思ったりしたが、自殺するのその準備がめんどくさくてしなかった。
毎朝起きるとめんどくさいと思う。
で、めんどくさいな。と思って寝る。
母上様お元気ですか?
イエナリエが点灯よ!
ひっそりと輝く小さなクリスマスツリーが置いてあるベランダが可愛いのよ。
それにもうみかんの花咲く丘公園駅前の広場なんか装飾もクリスマスチックな感じで
なんかイスラム圏のお友だちに
なんだ!普通にクリスマスムード賑わい祭り開催中じゃないって。
KFCだとか竹内まりやさんの曲が流れてそうなイキフンなのよ。
イスラムの人たちもクリスマスには寛容なのかな?と思ったりもするけど、
実際はどうなのかしらね。
ピリついてる人たちもいるかも。
分からないけど、
でさ
酷いのよ!
今年もその来年の手帳を今年のうちに買おうと探したんだけどお店に置いてないの!
おちこむわー!
サンタさんに同じ手帳をちょうだい!ってNORADにお願いしたいわ。
うふふ。
朝乳製品取り忘れたのでヨーグルト飲むタイプのやつもグビっと行きました。
乳製品は摂った方がいいわよ。
ヨーグルトとかそういうの。
梅ホッツウォーラー。
もうちょっと今朝は早く起きて優雅に余裕ぶっこきたかったわね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
仕事に就いても長らくの借家住まいで、結局今も家を持たない。これはこれで何も不満はないのだけど、昔はマイホームなるものへの幻想を抱いていたこともあった。
最初の職場の秘書さんが結構な庭のある家にお住まいで、よく庭で育てたハーブを持ってきてはハーブティーを淹れてくれた。カモミールとかレモンバームが多かったのだけど、彼女に、
「ハーブっていうとミントみたいなイメージがあるんですけどね」
と言うと、吐き捨てるように、
「ミント? あれは駄目ですよ。うちの庭にもあるけど、欲しけりゃ来てくださいな。ありったけあげますから」
このとき、私はまだ知らなかったのだ。ミントが実は相当な繁殖力があるということを。
ミントは多年草である。越冬できる地下茎と根を残し、そこから更に茎を伸ばして拡大していく。そしてミントには花が咲き、種子をつける。ミントの種子をご覧になったことのある方が多いか少ないか知らないのだが、1 mm にも満たない芥子粒程のサイズの代物である。風が吹けば呆気なく辺りに飛び散って、そこで発芽し、繁殖する。一度ある程度の大きさになるとなかなか枯れない強さもある。
こういうわけで、庭にミントを植えるとどんどん繁殖する。拡大する。しかもミント同士は交雑し易い。セイヨウハッカ(ペパーミント)、スペアミント、アップルミントなどを近くに植えていると、程なく交雑がおこり、交雑したミントはしばしば芳香を失う。こうなるともうたちの悪い雑草に過ぎない。ミントはその芳香から防虫効果があるとされるが、芳香を失ったミントは虫の繁殖場所になってしまう。除去しようと刈り取っても増殖はやまない。根ごと除去したつもりでも、土壌にわずかに根、茎、種子が残っているとまた発芽する。根絶するためには、土壌ごと除去したり、除草剤を散布したりしなければ難しい……ということで、ミントはガーデニングで簡単に手を出すべきでないものらしい。
はーなるほどー一軒家の庭ってのも楽じゃないんだなー……と、そのときはそういう話で終わっていた。しかし、私が個人的にミントが好きで、料理に使うこともあるので、栽培したいなあ、とずっと思っていたのだった。そのうち、私は職場を移籍することになり、ある地方都市に引っ越すことになった。
その町はある大企業の城下町で、その企業の工場と社員の住む住宅街で構成されているようなところだった。大企業の正社員なら、収入も安定しているし、銀行だって容易くローンを組ませてくれるのだろう、そこの町の持ち家率は、そりゃあもう高い高いものであった。私は相変わらずコンパクトな賃貸物件に居を構えたが、職場までの道はもう家、家、家……その家の中に、私が「ミント屋敷」と名付けた家があった。
ミント屋敷は、先に書いたようなミントの典型的な犠牲者の家である。角地の瀟洒な一戸建てで庭も広いのだけど、その庭一面が草叢……ならぬミント叢になっている。ミントの勢いは庭に留まらず、家の周囲にも飛び火していて、角地なので家の角の外側に電柱が立っていたのだが、その電柱の根本にまでミントが生えている。私はこれを面白がって「野良ミント」と呼んでいたのだけど、前職の秘書さんの言葉を、私はここで初めて映像として目の当たりにすることになったわけだ。
今の私の住まいは、この町から少し離れた大きな地方都市にあるのだが、ここに住むようになって、プランターや植木鉢で普段使いのハーブを栽培するようになった。私がよく使うのは、肉料理にローズマリーとセージ、魚料理にタイム位なので、まずはそこから栽培を始めたのだけど、これが安定してくると、他にも何か……ということで、ミントのことを思い出したのだった。私の住まいはマンションで、このハーブ栽培もベランダでやっている。だから、先に書いたようなミントの犠牲になることもないんじゃないか。そう、そのときはまだ軽く考えていたのだった。
最初は園芸店の通販でニホンハッカを買ってみたのだが、なんとこれを枯らしてしまった。やはり、枯れない強さのある株を栽培した方がいいんじゃないか、と考えていて思い出したのがミント屋敷である。電車に乗れば、今でも行くのにそう苦になる程でもない。私は引っ越してから久しぶりにその町を訪れ、ミント屋敷で家の方に事情を話し、何本か生えている株を採取させてもらった。これを家で挿穂すると、呆気なく根が出、ミントの植木鉢が出来上がった。
とにかくこのミント、繁殖力が強いのだ。どんどん拡大しようとする。摘んで使うのだけど、ミントの使用量なんてたかが知れているわけで、やがて余ってくる。シソも栽培していたので、シソとミントの交雑というのは聞いたことがないのだが、ミントだけ少々離れたベランダの隅に置くことにした。
それから、1週間程経った頃だろうか。掃除しようとミントの鉢の辺りに行くと、鉢から根のような茎のようなものが伸び、ベランダの床の上を這い始めていた。これは……いわゆる匍匐茎というやつだ。これが地面と触れているところから根が出る。そうすれば茎が切れても、そこで根を張って繁殖することになる。要するに自分自身で挿穂をするようなかたちでの繁殖だ。いや、さすがは野良ミントである。そうか、こうやって拡大していくわけか。しかしベランダの床はモルタルだから、根の伸ばしようがない。私はしばらく放っておくことにしたのだ。
日毎に匍匐茎は伸びていくのだが……日が経つ度に、私は気味が悪くなってきた。その匍匐茎は、他のハーブのプランターや鉢のある一角に向けて、真っ直ぐに伸びていくのだ。ミントに目がある訳もないし、どちらの方に他の植物が、そしてその植物が生きている土壌があるか、なんて、知ることができるとは思われない。しかし、野良ミントの匍匐茎は、確実にその方向に、曲がることなく一直線に伸びていくのだ。こいつは……本当にただの植物なのか? 実は宇宙のどこかから飛来した謎の生物で、己の繁殖の為に最適な行動を、我々の想像を超えた生物的機能を以て為しているのではあるまいか。そう思うと、その匍匐茎がまるで触手か何かのように見えてきて、どうしようもなく恐ろしくなったのである。
私は結局、そのミントを捨てた。鉢の土ごと、燃えるゴミの袋に密閉して。植物とはいえ、自分の勝手な印象や都合で、結果的に弄ぶような育て方をしてしまったことが悔いとして残ったので、私はそれ以来ミントを栽培したことがない。これからも、きっと栽培することはないと思う。