「World wide web」を含む日記 RSS

はてなキーワード: World wide webとは

2023-09-28

三大昔のWorld Wide Webにあったもの

2023-09-26

anond:20230926031524

むかしのネットがお行儀よかったというのはWorld Wide Webwww)の初期の頃であって、それ以前のニュースグループの頃はいまと大差なかったような記憶があります。でもまあ言わんとしていることはわかります

2022-12-07

anond:20221206105752

22は、空の下なるFTPに、

 25は、岩の館のSMTPに、

70は、死すべき運命Gopherに、

 80は、暗き御座のHTTPのため

影横たわるWorld Wide Webの国に。

 HTTPは、すべてを統べ、

 HTTPは、すべてを見つけ、

 HTTPは、すべてを捕らえて、

 くらやみのなかにつなぎとめる。

影横たわるWorld Wide Webの国に。

2022-12-06

The Lord of the Internet

Twenty two for the FTP under the sky,

 Twenty five for the SMTP in their halls of stone,

Seventy for Gopher doomed to die,

 Eighty for the HTTP on his dark throne

In the Land of World Wide Web where the Shadows lie.

 HTTP to rule them all, HTTP to find them,

 HTTP to bring them all and in the darkness bind them

In the Land of World Wide Web where the Shadows lie.

2022-01-31

anond:20220125192916

World Wide Web一般 (研究者技術者以外) に広まってきたときに、「Web身分立場、年齢の関係ない自由言論空間!」とか、考え事と議論好きな人たちが騒いでたなぁ。

2020-09-23

あのー

そもそもWWW

World wide webというのは学術ネットからまり

ワールドとつくように、全世界対応からスタートしています

当然のようにアメリカ日本で、学術的な話をしたり

ぶっちゃけ、これは仕込んでいるネタですが

シリコンバレー仕事をして、できあがったら日本に送る

日本仕事をして できあがったら シリコンバレーに送る

ということをやると

時差の関係で1日24時間を12時間づつ フルに昼で作業できる

ということがあり・・・

 

なんていっていいのかな

日本シリコンバレーでそういうふうに作業をするって、

割と業界では (君が生まれる前から)よくやられています

ちょっと、近場だった?学生

2019-12-06

[]サーフェスウェブ

World Wide Webのなかで検索エンジンクロールできないサイト群を指す「ディープウェブ」の対義語で、検索エンジン検索できる領域を指す。

ジブウェブなどとも呼ばれる。

ちなみにディープウェブのなかでさらに閲覧するために専用のソフトウェア必要領域のことを「ダークウェブ」と呼ぶ。

こちらの対義語の「ライトウェブ」は…無いようだ。

2019-04-06

図書館文化資本が無い件について

先週、コインハイブ事件無罪判決が出た。

コインハイブは少なくとも法律上ウイルスには該当しないそうだ。

法律上」と言うのなら実際どう書かれてあるんだろうと調べていたら

どうやらその解説は『大コンメンタール刑法』に書いてあるらしい。

なんだその魔道書みたいな名前

amazonで調べてみたら1冊1万円する本の13冊セットだった。高い。

とても個人で買えるようなものではないので図書館コピーを取ることにした。

地元(人口15万人の市)の図書館検索する。無い。コンメンタールと名の付くものは全くない。

相談窓口で「刑法解説書ありますか?」と訊いたら『刑法判例百選』と言う本を勧められた。

出版1997年。当時ウイルス頒布罪なんてねぇよ。

(最新版2014年に出ているそうだがそんなもの地元図書館には無い)

しょうがないので他の図書館でその「大コンメンタール」を探してみたが隣街(人口35万人)の図書館

あったのは1990年出版のものだった。world wide webすら存在しない時代じゃねぇか。

東京都に入って清瀬市で探しても無い。23区に入って練馬区にも無い。豊島区にも無い。

そこで気付く。法律書なら法学部のある大学に置いてあるんじゃないか?調べる。

立教大学学習院大学にあった。だがどちらも私立大なので一般人は閲覧すらできない。ふざけんな。

国立大で探すと家から一番近い所蔵館は東京大学だった。

と言う訳で本一冊を見るために埼玉の端からはるばる東大まで行かなければならないようだ。

なぁ。公立図書館って国民知る権利のためにあるんじゃなかったのか。

それで何で法律一つ満足に調べられないんだ。

2019-01-18

anond:20190117204843

阪神淡路大震災1995年1月

日本でのウィンドウズ95発売が1995年11月

WWWWorld Wide Web自体はそれ以前からあったんだけど

日本での本格的なネット普及はWin95の発売後(ほぼ96年以降)なのね

よって阪神淡路大震災ニュースが本当にホットだった95年中は

インターネット利用者はまだごく少数で(今よりずっと数が少ないIT関連企業従事者、理工系大学生、少数の裕福なオタクなど)ぎりぎり話題に乗り損ねた

95年5月に発生したオウム真理教サリン事件の方は

まだ未逮捕者とか判明してない謎とかあったから翌年以降もネットで」話題になったけど

2018-12-27

anond:20181227123759

携帯はともかく、地獄でもなきゃworld wide webwebと略すなってパターンは発生しないんじゃねえか…?

~と略すな

World Wide WebWebと略すな、携帯電話携帯と略すな、という人は

まり見かけないけど(皆無とはいわない)、

WikipediaWiki と略すな、は今でも結構みかける。

~と略すな派が頑張ってる言葉(物)って他にどんながある?

2018-09-10

はてなハイクはActivityPubに対応してはどうか?

ActivityPub は非中央集権型の分散 SNSオープン標準であるPump.io の ActivityPump プロトコルベース設計されている。クライアント/サーバ API を通してコンテンツの「作成」「更新」「削除」を行い、連携するサーバAPI を通して通知およびコンテンツを届ける。

 

ActivityPub

https://ja.wikipedia.org/wiki/ActivityPub

特に注目すべきはココ。

A server to server federation protocol (so decentralized websites can share information)

 

ActivityPub - World Wide Web Consortium

https://www.w3.org/TR/activitypub/

はてなハイクは公開されている投稿が一覧として表示され、これは言わばTwitterでは廃止されたpublic_timelineや、ActivityPubで言うLocalTimelineとFederatedTimelineに相当する。

まり今のままActivityPubへ対応しても大幅に何かが変わるわけではなく、単に現在ActivityPubへ対応する他の分散SNSから閲覧しやすくなるだけだ。

はてなハイクがActivityPubの機能を取り込めば取り込むほど、はてなハイクでできることは増えていくのではてなハイカーとしてもデメリットは少ない(非公開投稿とかしたいって意見は常々出るよね)。

はてなハイクがActivityPubを取り込めば、真の意味はてなーのためのTwitterみたいなのが完成するので、どうだろうか?

2017-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20170320001230

自分html,pdf,csv等々は拡張子変数名でみかけるので小文字を使いがち

文章中のWWWが草生やしているようにみえて、それがWorld Wide Webの略であることに数秒を要した。

WEBと打ったのはCapsLockキーがそうさせたのではと推測した。普段まりCapsLockキー使わないからね。

2016-02-13

wwwネタでおもいだした

21は、空の下なるFTPに、
 25は、岩の館のSMTPに、
 23は、死すべき運命telnetに、
 80は、暗き御座のHTTPのため。
影横たわるWorld Wide Webの国に。

HTTPは全てを統べ、
 HTTPは全てを見つけ、
 HTTPは全てを捕らえて、
 暗闇の中につなぎとめる。
影横たわるWorld Wide Webの国に。

2013-05-14

リンクは「張る」もの

3 その理由は,

 動詞意味を見ると、「貼る」は物を(広げ)他の物に糊や鋲などで付着させることで、「張る」は、一点から伸びたものの先が広がる、糸・紐・綱・針金などを一直線に伸ばし、渡したりすることです。(中略)

 Webとはもともと英語で「クモの巣」の意味で、クモの巣のように世界に張り巡らされた情報網のことをインターネットWorld Wide Webと言いますクモが巣を作るとき、いきなり網状の巣を貼り付けるのではなく、まずはある一点から別の一点に糸を渡し、それを繰り返しながら巣を編んでいきますリンクもそのイメージで作られていると解釈すれば分かり易いと思います

とあって,インターネットWorld Wide Webワールド ワイド ウェブ、略名:WWWシステムとの関係から説き起こし,極めて説得的である

http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/JTLink/JTLink999_01.html

http://anond.hatelabo.jp/20130514072351

2009-11-28

HTMLを体系的に理解するための7仕様

はじめに

最近マークアップエンジニア志望の若者と話す機会が多いのだけれど、そこで気づかされるのは、彼らの中に過去HTML(特に90年代以前の仕様)を読んだことのあるという人が、驚くほど少ないことだ。

例えば「マーク・アンドリーセンをどう思う?」と聞くと、「アンドリーセンって誰ですか?」という答えが返ってくる。「ヨスケの独自要素で何が一番好き?」と聞くと、「見たことがありません」と言われてしまう。「ではきみは、昔のHTMLを見たことがあるの?」と聞くと、たいていが「とほほでやっていたものくらいなら……」という答えしか返ってこない。

今の若い人の間では、HTMLを体系的にとらえようという人は少ないようだ。見るのは専ら近年の話題仕様ばかりで、歴史を辿ってみたり、系譜をひもといて標準化団体ごと理解しようとする人はほとんどいない。

これは、ちょっと由々しき問題だと思わされた。HTMLは、もう長いこと(90年代の早い時期から)インターネット王者としてあらゆるWeb関連技術の上に君臨してきた。だから、Webを作ることを仕事にしたいなら、何をするにせよ避けて通ることはできない。

HTMLは、表・画像・フォーム・音楽デザインフレーム動画など、さまざまな分野においてその時代々々に達成された最新の成果を持ち寄るようにして作られてきたところがある。だから、HTMLを読まずして現代のインターネットは語れないと言ってもいいくらいだ。

もし何かクリエイティブなことをしたいのなら、HTMLを読むことは欠かせない。また、単に読むだけではなく、それを包括的・体系的にとらえることも必要だ。なぜなら、HTML包括的・体系的にとらえることによって、現代のインターネットそのものを、包括的・体系的にとらえられるようになるからだ。そしてそうなれば、Webを作ることの道理や筋道が理解でき、何かクリエイティブなことをする上で、大きな助けとなるからである。

そこでここでは、昔のHTMLをほとんど見たことがないという人や、あるいはHTMLそのものもあまり見ないという人のために、これを見ればHTMLを体系的に理解でき、現代インターネットの成り立ちや実相までをも包括的にとらえることができるようになる、7本の仕様を紹介する。

ここで紹介するHTMLは、いずれも後のWeb業界に決定的な影響を与えたものばかりだ。これらが、HTMLという標準のありようや方向性を決定づけた。この7本を見れば、HTMLというのはどのようなきっかけで生まれ、どのような変遷を辿って、どのような足跡を残してきたかというのが、体系的に理解できるようになる。そしてそれが、世界インターネット利用シーンにどのような影響を及ぼしてきたかということも、知ることができるようになるのだ。

HTMLを体系的に理解するための7本の仕様

1本目『HTML 3.0』(1995年

まず最初は、ちょっと強引かも知れないけれど、第一次ブラウザ戦争前のHTMLをひとまとめにするところから始める。

80年代末にティムバナーズ=リーの発明したHTMLというメディアは、その後『HTML 1.0』(1993年)『HTML+』(1994年)『HTML 2.0』(1995年)などの仕様で次第にそのスタイル確立していき、マーク・アンドリーセンが一大産業として発展させた後、『HTML 3.0』に行き着く。そして幸運なことに、ここに集大成されるのだ。

ブラウザ戦争前のHTMLは、これ1本だけ読めば良い。このHTMLに、戦前HTMLの全ての要素(属性)が詰まっている。このHTMLを見れば、HTMLインターネット王者としての風格、スターという存在の大きさ、作者以上にブラウザが重視される「産業」としての側面、お尻Pから終了タグ省略可へ・文字情報から画像付きへと移り変わった技術革新の変遷など、戦前HTML史やWeb業界のありようが全て分かるのだ。

このHTMLの魅力は、説明し始めるといくら紙幅があっても足りないので、ここではその一端を紹介するにとどめておく……といっても、気の利いたことを言えるわけではない。『HTML 3.0』の魅力を知るには、まずは読んでもらうこと――これに尽きるからだ。そして、もし一度でも読めば、その魅力はたちどころに理解できるだろう。

HTML 3.0』を見て驚かされるのは、現在HTMLと比べても全く遜色ないところである。破棄されてから14年の時が経過しているが、現代人の読解にも当たり前のように堪えうるのだ。それは、逆にいえばHTMLというものは、今から14年前、つまりこの『HTML 3.0』が作られた時点で、様式として一つの完成を見たということでもある。

HTML 3.0』は、HTMLという標準が到達しようとした一つの極みである。それゆえ、HTML史というものは、『HTML 3.0』以前と以降とで分けられるようになった。これ以降に作られたHTMLで、『HTML 3.0』の影響を免れたものはないからである。

2本目『Compact HTML』(1998年

iモード世界HTML史に与えた影響というのは、一般に理解されているよりもはるかに小さなものである。日本人というのは、「日本技術世界に影響を与えた」というと、なぜか鼻高々と聞いてしまうところがある。「日本ガラパゴス」という言葉は聞いたことがあっても、「それって日本人過小評価しているだけじゃないの?」と、眉に唾をしてとらえるところがある。

しかしiモードは、真に日本HTML史を塗り替えたサービスの一つである。特に、このサービスの後世に与えた影響には、本当に計り知れない大きさがある。

iモードは、ドコモメインストリームだったポケットベルが、それまでの栄華の反動で深刻な低迷期に陥っていたPHS流行後すぐの時期、そんなポケットベルに取って代わって、日本で最も輝いていた携帯サービスであった。それゆえ、広末に見蕩れ世界HTMLファンたちは、iモードWebサイトを見ることによって、失われかけていたWeb制作の魅力を再発見することにもなったのである。

iモードは、没落したHDMLに変わってモバイルWebの命脈をつなぎ止めた、言うならば救世主のような存在であった。海外モバイル陣営が営々と築きあげてきたそれまでの栄光を切り捨て、日本の後代へと引き継いだ重要リレー第一走者としての役割を、HTML史において担ったのである。

そして、そのバトンを受け取った日本の若きWebデザイナーたちが、2000年代に入って雨後の竹の子のように現れたことで、モバイルWebは鮮やかな発展を遂げる。だから、もしiモードが存在しなければ、HTMLの様相は今とは違ったものになっていたかもしれないのだ。

そんなiモードHTMLバージョンはいくつもあるのだが、中でも特に多くのHTMLファンを――取り分け日本の若きWebデザイナーたちを魅了したのが、この『Compact HTML』である。この仕様の一番の魅力は、なんといってもその大胆に構築されたW3C Noteであろう。HTML史において、これほど拡張多く適当ディテールで構成されたNoteは他にない。そのためこのNoteは、これ以降無数に手本とされ、真似され、拡張されることとなるのである。

3本目『HTML 4.0』(1997年

正字仮名の影響を受けた日本の若き日記書きたち――言うなれば「CSSコミュニティ」――が頭角を現す直前のW3Cで、HTML史に乾坤一擲の巨大な爪痕を残した1本の仕様誕生する。

この時期、情報技術進歩によって、HTMLにもさまざまな新しいテクノロジーがもらたされていたのだが、それらを十全に取り入れたばかりではなく、縦横に駆使することによって、これまでとは全く違った国際化、全く違ったアクセシビリティ体験を生み出すことに成功したのが、この仕様HTML 4.0』を勧告したWorld Wide Web Consortiumである。

HTML 4.0』は、HTML史において最も革新的な仕様の一つとなった。この仕様に初めて触れた当時のWebデザイナーたちは、そのあまりの目新しさに度肝を抜かれた。そこでは、これまで全く見たことのないマークアップがくり広げられていた。そのため、これまで想像さえしたことのなかった全く新しいHTML体験を、そこで味わうことになったからである。

W3Cの果たした一番の功績は、テクノロジーHTMLを見事な調和をもって融合させたことだろう。例えばそこでは、「スタイルシート」という新しい技術デザインと、それでレイアウトされたページが閲覧者に与える独特の感覚というものを、双方ともに熟知していた。だから、それらを効果的に融合させることによって、全く新しいHTML体験を生み出すことができたのである。

この仕様HTML 4.0』には、そうしたテクノロジーHTMLとの融合が、至るところに散見できる。その数の多さとクオリティの高さによって、HTMLはここに、新しい時代の幕開けを迎えるに至ったのである。

4本目『ISO/IEC 15445:2000』(2000年

先に述べた「CSSコミュニティ」がWeb日記業界に論争をもたらすのは、2000年代に入ってからのことである。そして、そのきっかけとなったできごとの一つが、1947年生まれの非政府組織で、IECとも協力した生粋工業標準化団体であった国際標準化機構が、この仕様ISO/IEC 15445:2000 (ISO-HTML)』によって成功を収めたことである。

このHTMLは、単にJIS的に標準化しただけではなく、文化的な意味においても、フラットリニア構造の力を広く世界に知らしめることとなった。この仕様の成功によって、世界の人々は、レベル付けされた見出しの魅力の大きさを知る。そしてそれが、やがて見出しレベル分けが世界スタンダードとなり、誰もが当たり前のように使う状況を育んでいくのである。

またこの仕様は、CSSコミュニティそのものにも大きな影響を与えた。この仕様の成功に刺激を受けた才能ある若きコミュニティ住人たちが、その後立て続けに台頭し、いくつもの名サイトを生み出していくからである。

それらが相まって、やがてCSSコミュニティは空前の黄金時代を迎えることになる。その端緒となり、道筋を切り開いたのが、他ならぬこの『ISO-HTML』なのだ。

5本目『XHTML 1.0』(2000年

HTML 4.0』で繁栄の足がかりを築いたW3Cは、この仕様XHTML 1.0』によって、ついにその栄華の頂点に達する。そして、それを成し遂げたメタ言語も、W3C勧告のの一つであり、また『HTML 4.0』を作ったSGMLの改良でもあった、Extensible Markup Languageであった。

この勧告は、史上最も商業的に成功した仕様となる。そのためこれ以降、この勧告にならって商業バズワードを盛り込んだ仕様が数多く作られるようになり、しかもそれらが、実際に大きな商業的話題を集めていくのだ。すると、そこで生み出された多くの意見は、やがて再びW3C還元され、さらなる発展をもたらすことにもつながった。

そんなふうに、この仕様がきっかけとなってW3Cにもたらされた意見は、HTMLという言語を変革させていくことになるのだが、それに伴って、HTMLそのものにも大きな革新をもたらすことになる。

その変革も、他ならぬW3Cの手によってなされた。ここで『XHTML 1.0』の成功によって手にしたメンバーをもとに創設した文書マークアップの開発集団「HTML Working Group」が、より魅力的な拡張性を追求していく中で、やがてM12n(モジュール化)という技術の開発に至るのである。するとそれが、これまでのHTMLを一変させたのだ。

M12nは、HTMLに魅力的かつ効果的な特殊語彙を、DTDでしかも複雑怪奇にもたらすことに成功した。おかげでそれは、あっという間に世界から見捨てられていった。そのため今では、M12nの使われているHTMLを探す方が難しくなったくらいだ。それくらい、この『XHTML 1.0』がWeb業界にもたらした変革には、大きなものがあったのである。

6本目『XHTML 2.0』(2009年

2000年代以降、繁栄を謳歌したW3Cは、しかしその栄華の大きさゆえ、00年代中盤に入るとそれを存続させることに力をそがれてしまい、革新的な仕様はなかなか生まれてこなくなった。

しかし、そんな時代が5年は続いた00年代の後半になって、今度はその栄華のただ中で育った新しい世代のHTML WGメンバーたちが台頭してくることにより、再び変革の時を迎えることとなる。

その新しい世代のHTML WGメンバーとは、マイクロソフトモジラファンデーションオペラらに代表される「ブラウザベンダ」と、無関係な編集者たちであった。

彼らに共通するのは、文書構造に不必要なものなら全て――とるに足らないガジェット的なものまで含めて――残らず切り離そうとする「オタク的な性質」を持っていたことだ。

彼らは、それまで見過ごされがちだったHTMLの些末な要素にスポットを当て、それを別仕様に押し出すことで、従前とは一風変わった、新たな魅力を持った草案を生み出していった。そして、その真打ち的な存在として00年代の後半に登場したのが、XHTML2 Working Groupだ。

XHTML2 WGは、特に99年に最後の草案が作られたこの仕様XHTML 2.0』によって、オタク的なHTMLの楽しみ方が、一部のマニアだけにとどまり、それ以外の多くの人たちには受け入れられないことを証明してみせた。この失敗が、デ・ファクト的な新生HTML WGにさらなる脚光を浴びせることになったのはもちろん、それに影響を受けたWeb WorkersやDOM Level 3 Eventsといった、次世代のWeb標準たちの誕生にもつながっていったのである。

7本目『HTML5』(2022年?)

最後は、第二次ブラウザ戦争集大成ともいえるこの仕様である。

HTML5』は、HTML史においては『HTML 3.0』と同じような意味を持つ。つまり、それまでのHTMLの要素が全て詰まっているのだ。この仕様を見れば、それ以前のHTML歴史というものが全部分かる。

HTML5』には、HTMLのあらゆる要素が詰まっている。ここには、『HTML 3.0』のような歴史的な仕様としての「総合性」があり、『Compact HTML』のような「実装の実在さ」がある。『HTML 4.0』のような「マルチメディアアクセシビリティの融合」があり、『ISO-HTML』のように「セクション構造の魅力を全世界に知らしめ」た。また、『XHTML 1.0』のように「バズワード的に成功」したのはもちろん、『XHTML 2.0』が別仕様押し出した「オタクガジェット」にも満ちている。

全て詰まっているのだ。なんでもあるのである。つまりこのHTMLは、『HTML 3.0』と全く同じ意味合いを持っているのだ。HTML史というものは、『HTML5』以前と以降とで分けられる。これ以降に作られるHTMLで、『HTML5』の影響を免れるものはないであろうからである。

まとめ

以上、これさえ読めばHTML包括的・体系的にとらえることができる7本の仕様を、制作された年代順に紹介した。

こうして見ると面白いのは、歴史的に重要仕様は、必ずしも定期的に現れるのではなく、あるところでは連続しているし、あるところでは長らくなかったりすることだ。それはまるで「素数分布」のようだ。一見規則性はないように見えるものの、何かしらの法則が隠されているようでもあり、興味深い。

それから、ここに挙げた仕様は、いずれも「読むことによって他の仕様にも興味が移行する」ということを念頭に選んだ。

例えば、『HTML 3.0』を読んだならば、ブラウザ戦争前夜の独自HTML拡張自然と興味がいくだろうし、『Compact HTML』を読んだなら、iモードのそれ以外のバージョンHTMLも見たくなるだろう。CSSコミュニティについてもそれは言えるし、『ISO-HTML』を読んだなら、このHTML流行らす土壌ともなった「フラットリニア構造」というムーブメントにも自然と興味がわくはずだ。さらには、『XHTML 1.0』はXMLオタクになるきっかけになるだろうし、『XHTML 2.0』はその他の「オタク的なXML EventsやXForms」の仕様も見たくなるという効果を持っている。

ただし、最後に選んだ『HTML5』だけは、こうした例とは別に考えなければならないかも知れない。なぜならこのHTMLは、完成度があまりにも高いために、これを見た後に他のHTMLを読むと、どうしても物足りなく感じてしまうからだ。

しかしいずれにしろ、これらの仕様を読むことによって、HTMLをさらに愛さずにいられなくなるのは疑いない。そしてまた、これらの仕様を読むことによって、HTML包括的・体系的に見る目を養ってもらえれば、その後のクリエィティブな活動にも、大きな助けとなるはずだ。

おまけ(参考文献)

上に挙げた仕様への理解は、以下に紹介する著作を読むことによって、さらに深まる。これらを読むことによって、ぼくは「HTMLを体系的に見るとはどういうことか」を学んできた。

高校時代に読んだこのサイトによって、「リソースとは何か」ということを、ぼくはを知った。

HTMLSGMLの応用だ」ということが、このサイトを読むことでよく分かる。何気なく見ていた省略記法でも、その裏には、実にさまざまな技術や、それを開発してきた歴史というものが隠されていた。

世界CSSコミュニティの何に驚かされたかといえば、それはやっぱり精緻に書き込まれた正字仮名にだ。ノジタン日記には、HTML本質が詰まっている。だからこそ、あれだけ多くの日記で多くのコミュニティ住人に、言及されたり模倣されたりしたのだ。

ここでは取りあげられなかったのだが、とほほ氏がHTMLというジャンルに及ぼした影響にも、本当に大きなものがある。そして、ぼくが上に挙げた感想のいくつかは、このサイトに書かれていたばけらさんとの「スタイルシート論争」を参考にしたものなのだ。

これらのサイトを読めば、どんなHTMLが素晴らしく、どんなHTMLがそうではないというのが、よく分かる。その判定基準を知ることができ、審美眼を養うことができるのだ。なにしろ、あのCSSコミュニティ住人の言うことなのだ。これにまさる教科書は、他にはない。


元ネタ

2009-06-12

普段あまり怒らないひろゆきはまちちゃんが今回怒っているのは

彼らが「混沌」も含めてweb全体を愛しているから。

整理されていない、雑然とした、善も悪もすべてを許容して今も活気あふれている、このWorld Wide Webが好きだから。

2008-07-27

ブラウザオタが非オタ彼女ブラウザ世界を軽く紹介するための10本


まあ、どのくらいの数のブラウザオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、

 その上で全く知らないブラウザ世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ブラウザのことを紹介するために

見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女ブラウザ布教するのではなく

 相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、インストールに過大な負担を伴うCUI用、音声出力のブラウザは避けたい。

できればプリインストール、入ってなくてもGUIインストーラ付きのブラウザにとどめたい。

あと、いくらブラウザ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

Sun好きが『HotJava』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

ブラウザ知識はいわゆる「青いE」的なものを除けば、フォクすけ程度は見ている

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

Internet Explorer 4(Microsoft

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ブラウザ戦争以前」を濃縮しきっていて、「ブラウザ戦争以後」を決定づけたという点では

外せないんだよなあ。機能もOSと一体だし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女

伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいいタスクだろうと思う。

iCab 3(Alexander Clauss)、OmniWeb 4(Omni Group

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなブラウザ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには

一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

ブラウザオタとしてはこの二つは“独自エンジン”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

Camino 1.6(Camino Project)

ある種のMac OS Xオタが持ってるCocoaへの憧憬と、元Dave Hyatt監修のオタ的な考証へのこだわりを

彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもMac OS X

「容量的なださカッコよさ」を体現するユニバーサルバイナリ

「視覚的に好みソフト」を体現するAquaインターフェース

の二つをはじめとして、オタ好きのする機能を世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

Mac OS XFirefox 3(Mozilla Foundation

たぶんこれを見た彼女は「Safariだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

この系譜のUIがその後続くかわからないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、

日本ならFlash上でIMが使えなくて、それがブログで非難されてもおかしくはなさそうなのに、

アメリカでそういうのが後回しにされること、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

Safari RSSApple Inc.)

「やっぱりブラウザWebサーフィンのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「Konqueror

でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるAppleの思いが好きだから。

断腸の思いで削りに削ってそれでも「RSS」を付ける、っていうネーミングセンスが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、

その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。

Safari RSSという名前を俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが

MozillaOperaだったらきっちりSafari 2と名付けてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて「RSS」を名前に付けてしまう、というあたり、どうしても

「自分のソフトウェアを形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえAppleがそういうキャラでなかったとしても、

親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

Netscape Navigator 2(Netscape Communications

今の若年層でNN2見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

NN4よりも前の段階で、ネスケ哲学とか独自拡張路線とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、

こういうクオリティの作品がパッケージでこの時代に売っていたんだよ、というのは、

別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくブラウザ好きとしては不思議に誇らしいし、

いわゆる火狐でしかMozillaを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

Opera 7 Bork Edition(Opera Software)

Operaの「タブ」あるいは「マウスジェスチャ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

「終わらない標準議論を毎日続ける」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、

だからこそもじら組版『和ジラ』最終リリース日本語パック抜き以外ではあり得なかったとも思う。

「祝祭化したIE専用サイトdisる」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の

源はBork Editionにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、

単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

Amaya 10(World Wide Web Consortium)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういうTim Berners-Lee風味の妄想をこういうかたちでブラウザ化して、それが非オタに受け入れられるか

気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

lolifox(Altimit Development)

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にロリ狐を選んだ。

IE4から始まってロリ狐で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、ふぉくす子以降のブラウザ擬人化キャラの影響を

受けた作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら

教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

2008-01-31

web混沌を愛せないかな

キーワード検索のやり方も知らず、リンクアンカーで彷徨った末に胡散臭い情報商材に引っかかる初心者

・数万通のメールを送信して金持ちになるスパマー

・自サイトのスペースをドット単位で販売して100万ドルを手に入れた男。

スネオの髪型を洒落でニセ立体化してみたらニュースに載るほどの騒ぎに。

アダルトサイト迷宮のようなリンクアンカー

mixi犯罪自慢して人生オワタする若い人。

・その人を個人情報保護なんて糞喰らえな勢いで「祭る」匿名の人たち。

・例え裁判所から命令されてもお金を出す気は全くないどっかの管理人さん。

ウイルスを作ってもそれを罰する規則が存在しないので別件逮捕

リミックスされまくって、もはや元ネタの追跡すら難しいMAD動画

・自サイトローカルルールを絶対化するサイト管理人

無断リンク禁止サイト押しかけて正義を気取るモヒカンさん。

・新しいwebサービスには恐ろしいスピードで飛びつくが、意外と普通の人がよく使うページを知らなかったりするGeekたち。

これらの全てを許容する、今のこのWorld Wide Webが大好きだ。

web混沌を常にはらんでいる。

多様性は混沌も生むが、進化も生む。

多様性の結果として混沌と大量のゴミが生まれたとしても、その中から進化が1個でも生まれればそれは進化としては正しい。

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すべてを整えようとするのは理系技術屋の性なのかな。

技術屋ができるのはあくまで情報の生成から整理までであって、管理はできない気がする。

Googleがやっているのは整理。ティム・バーナーズ・リーがやろうとしたのは管理に近い。(ただし強制力はない。web情報機械意味を持たせて整理しようとしたXHTML(XML)規格は、BlogをはじめとしたCMSのおかげである程度普及したが、Webを席巻する程には至らなかった)

※しかも、Geekから見ると整理されているように見えるものでも、同じものが初心者からは複雑怪奇(というか超難解)に見えたりもするので、事態がますますややこしくなっているように見える。

2007-06-22

今日も気付いた凄いこと

2chとかでよく見かけるwwwwwwって文字列は、それ自体にwww(World Wide Web)を内包している

2007-03-26

書くご

「書いたら消すな。消すなら書くな。

今のWorld Wide Webに文章をUploadするというのは、人のまばらな街頭でラジカセマイクぶち込んで叫ぶことに相当する。芸が無いなら黙ってろ。芸があるなら全てを賭けろ。真面目なことはきっちりやれ。馬鹿をやるなら笑える馬鹿を全力でやれ。だから後で消すような覚悟で文章をあげるな。消していいのは消さないと無実の人に被害が出る時だけだ。

その覚悟が無いならただ見ていろ。覚悟のある者をほめたたえろ。賞賛と言う報酬を与えてさらに創造させろ。それができないならば部屋に帰って布団の中でくだらないベストセラーでも読んでいるが良い。」

テキストサイト流行する前。師匠はそういいました。そして、フレームを起こして相手をただ罵倒する私に言いました。

「それでどこから笑いに持って行くつもりなんだ?」

「笑いじゃないなら泣きか。お前議論の最後に自殺でもする気か?それとも涙を誘うとっときの負け方でも準備してんのか?」

目的とする終了状態を決めずに他人に向けて文章を書くのは、よほどの芸を備えていなければ観客に失礼だと、フレームの内容に全く触れずに叱られました。

師匠、今ではもう人がまばらではなくて、渋谷の街頭のようになってしまっています。みんなみんなわいわいと拡声器で叫んでいます。

私は自分の芸がつまらないことを自覚して、小さな声で本や音楽ブログをほめることを続けています。私は日記を書いているのだと言い訳をしながら。

でも師匠、私は師匠の教えを守って、自分の書いた文章を自分の都合が悪くなったという理由で消すことは決してしなかったよ。

師匠更新を長期停止しているウェブサイトの封印を解いてまたネットに戻ってきませんか。寂しいです。もう責任ある立場だそうなので、お時間がないかもしれませんが。

それとももう別名で戻ってきているのですか。

 
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