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はてなキーワード: コスパとは

2024-08-21

猫を飼ってYouTubeに流すのが一番コスパいい商売なのでは

anond:20240821173519

そりゃあ1時間でも2時間でもしたいけども

そしたら1回の射精コスパ悪い金が飛んでくだろ

20分でいけるというか、20分でいくんだよ

激安ピンサロコスパ良かった

3000円20分の店だったんだが

普通の感じの30代半ばの人が来てくれて、数をこなしてるからかめちゃくちゃ技術力があって満足出来た

良かったか指名料払ってまた来てもいいかなと思うレベルだったんだが、それだとコスパが良いかからなくなるんだよな

月1ぐらいでふらっとよって抜くのが良きかもしれない

anond:20240821140006

完璧な断熱がないか

都度都度温めたり冷やしたりする方がコスパいか

この辺りかと

anond:20240821131058

それはどうかな

文句つけるやつは「それができたら苦労しねえよ」みたいなこと言いがちだから

信者の方がまだ実現可能性の高そうなこと言ってくれるんじゃないの

コスパダンチすぎる

ベンチャー上場後の企業で、戦い方がぜんぜん違う件

上場後の企業っていうか、そこそこデカい所ね

 

ベンチャーはさ

選択と集中大事なのよ

リソースが100あってタスクが5つあったら、一番効果があるタスクに80とか振り分ける

それによって効率よくコスパよく成長していくんだ

全部に20ずつ振り分けるより、数倍の効果が出たりする

 

でも大きい企業はさ

時間リソースもある程度あったら

タスクが5つあってリソースが500必要なら、500入れるわけよ

そういう組織ベンチャーのやつが行くとどうなるかというと

 

・このタスク効率悪いなあと思いながらやることになる

普段は数倍の効率出してたのが1倍速になるから無能になった気分になり焦る

品質過剰じゃないかモヤモヤする

 

ことになる

これが精神衛生上本当によくない

 

っていうか、もっと大きい企業になってくると

そもそも目的不明確になるから

何に対して効率が良いかとか判断できなくなり、いよいよベンチャーの人はぶっ壊れていくんだよね

そう考えるとベンチャーって戦いやすいだろ?

anond:20240820200255

オトウットが工作できない死角から攻めるやで

相手引きこもりなら身の回りから細工するのがコスパいいやで

食い物にホコリゴミを入れる

個人用の私物、たとえば歯ブラシ便所掃除する

靴や服に傷をつける

布団を濡らす

ギリギリ分かるレベルでやると相手は摩耗していくんやで

ただこれはバレると相手も同じ工作をしてくる可能性があるので工作されない対策は考える必要があるやで

バレて直接対立してくるようなら直接的な嫌がらせに移行していいやで

転んだフリして熱湯をかける、ガラスを撒く、すれ違いざま悪口をいう

オトウットは引きこもりの不満や不安をぶつけられる相手にぶつけてるだけやで

甘えているという認識はオトウットに都合がいいもの増田が舐められているだけやで

引きこもりから脱したら本人はケロッとして謝りもせず忘れるやで

今のうちに反撃する増田は正しい

他、嫌がらせ旦那デスノートが参考になるやで

増田が反撃して最悪暴力沙汰になったら警察通報して前科をつけてやるのがマストやで

増田から直接的な暴力NGやで

2024-08-19

anond:20240819201436

やはり全身にゴワゴワの体毛を纏うのが最強。

勝手に生えてくるからコスパ最高だし。

自動車要らない派がマイカーを持った結果

プロフィール

物心ついたときからずっと首都圏生活してた30歳独身

免許大学合宿免許で取得(見栄を張って頑張ってMTでとった)

運転レンタカーで1-2ヶ月に一回ぐらい運転

経緯

・転勤により西日本中核市引っ越し

職場までは徒歩で10分なので車なくても生きていける

・出かけるときレンタカーバス自転車移動がめんどくさくなった

・安いから前モデルフィット100万ぐらいで買った

感想

運転楽しい

自分パーソナルスペースが動き回ってるようなもんなので長距離でもストレスがない

スピーカー音楽かけたり歌ってもいいので自宅より自由度が高くて開放感がある

・気分が沈んだ時や退屈な時に運転すると気分転換になる

・夜にドライブするといつもと違った街並みと空気感があって好き

・毎月のガソリン代、自動車税車検代はわかっていたが0からいきなり加算されたのでやはり負担に感じる(地方なので駐車場代は大したことがなかった)

・↑逆にこれだけお金かかってるんだからなるべく使おうというよくわからない心境に至った

・気が向いたらいつでもどこでも行けるので行動範囲が広がりとても開放感がある

中古で買ったコンパクトカーだけど初めてのマイカーなのでとても愛着が湧いた

・多分コスパじゃ最悪だけど車を持ってよかったと思う(でも首都圏だとやっぱり金かかりすぎるよなとも思った

anond:20240819100531

中国交通事故したら相手を殺した方がコスパがいいってことでより危険になってるって聞いたけど

行く末はやっぱりそうなるんだろうなって思う

富士山登山料あげて足切りしろって意見は多いけど結局は金で解決できるんだったらそうするよってゴールだと思う

anond:20240819014814

ワイは直接的にお金を払わずタダでヤれたぶん男の価値証明されると思っている小さい人間からプロに金を払いたくないんやろな。結局風俗で金払うなら慰謝料不倫がバレる期待値を掛けた金額勝負することになって、一番コスパが良いのが友達やらと不倫した上でバレずに済むって考えていた。合理的に考えると風俗行くくらいがちょうどええんやろな。

2024-08-18

2024年8月17日京都鉄道博物館

朝、息子にせがまれ行くことに

毎月一度は行く。ウメテツパスポート(年パス)も持ってる

だが既に11時、朝飯もまだダラダラ食い終わっていない、

食い終わり歯磨きやら準備して移動して到着は13時予想

時計を見て計画的に行動するよう叱る

ともかく、出発、到着、13時

 

もはや隅から隅まで知り尽くしたこ施設のなにが魅力なのだろうか、わからん

それにしても昨日の公文強制退会が効いているのか幾分態度がしおらしい。

 

ざっと周って腹が減ったのでレストランに、パフェ990円を食いたいと言い出した。

俺は断った、理由説明した

「高い、この館内レストランコスパが異常に悪い、寡占であり殿様商売、恐らく経営者JR京都市役所幹部の親戚とかだ、ボッタクリ、値段分の価値は無い、100万円の価値あるものは100万円出して買うが、100円のものだろうが10円の価値しか無ければ買わん、パパはプロ吝嗇家なのだ、消費は価値必要性吟味して実行しなさい、そもそもキミは食い切らない、どうせ残す、それを見てパパはイラッとするのだ、わかったか?だから注文してやらん」

 

絶対に食べる、どーしても食べたい」

 

パフェより甘いパパは券売機990円のボタンを押してモバイルSuicaを押し当てる

 

窓際の特等席をゲット、東海道線新幹線が一望できる

だが、やはり食わない、スマホでひみつのおるすばんをやってる

「食え」と指導するたび少し舐める程度にしか進まない。

どんどん溶けるパフェ

俺のイライラは募る、息子でなければスマホを叩きつけてシバキ回すが

 

30分経ちようやく息子が察した、そしていつもの常套句

「パパ半分コしよ」

食いきれない時に繰り出すマジックワード、従前これを認めてしまっていた、が、もう許さな

 

「パパは念入りに確認したよ、でも貴方自分で食べきると宣言した、なら最後まで食べなさい」

 

ようやく空気を察して黙って食い始めた。公文ありがとう

だが半分も食わずギブアップ

 

「いいかい、日本ではこーゆーのは嫌われるんだ、バカの下等人間評価される、自分の食う量も目算できないアホだと見做される、結果社会的不利益を被る、今後食える分だけ注文しなさい、あと人生棒に振りたくなければパパのアドバイスに敬意を持ちなさい」

 

「うーん、でもボクハーフから大丈夫!パパ大好き!」

 

ダメだこりゃ

ちなみにそんな愚かな息子でも母親指導でLとR、SとTHは綺麗に発音できてる

ナンボのもんじゃ

パチスロYouTuberコスパ良すぎだろ

パチスロの画面ひたすら毎日流すだけで登録者数50万人とか。

入店に30秒くらい顔見せがあって、動画字幕コメント入れるだけという。

これで年収1500万とかコスパよすぎだろ。

よくこんな狂った世の中でみんなマジメに生活してるよね

はしたカネでストレス抱えて働くとかメッチャコスパ悪いじゃん。メリット無い。家でゲームでもしてた方が遥かに効率いいわ

夏用の下着コスパがよすぎる

秋冬も夏の下着でよい

ヒートテックなんて着たことない

もこもこの上着で十分

anond:20240726003809

無断に散財する奴は減ったやろうな

投資節税コスパニーサ、そんなんばっかや

金あるのにケチだらけ

2024-08-17

風俗行くモチベもない

コスパ考えちゃうエロ動画で良いやってなっちゃう。

まじ貧困だわ。

国の支援求む

化石破壊する趣味

私は化石破壊するのが趣味である

「膨大な時間をかけてできた重要もの」を破壊する背徳感がたまらない。

この社会に一矢報いた気持ちになる。

詳しく説明しよう。私はもともと化石には興味がなかったが、ふとしたきっかけで、割と素人でも化石を発掘できることがわかった。

少し大型のハンマーとタガネを持って、ノジュールという化石が入っていることが多い石の塊を探し、ノジュールを周囲の石から取り出しハンマー割れ化石発見である

ジュール素人目でも判別やすく、ノジュールが出る地域河川に行けば誰でも発見できる。

(なお化石採取目的ならブラシもあってもよいが、私は持ってない。破壊目的からである)

そのノジュールを探し、割るとアンモナイト恐竜の歯と思われる化石が出てくる。これを破壊するのが、なんとも楽しいである

生痕化石発見した際も念の為破壊しているが、やはり骨の化石破壊がびりびりと脳髄に来る。

長い年月を経て作られたものを、自分の手で破壊する快感。「この化石に関しては永久学者調査することは不可能」という実績を作った快感

「ひょっとしたら新種かもしれない。それを破壊してやった」という快感

私のような弱者男性社会に一矢報いた感覚なのである

この「化石破壊したい」という執念はなかなか強烈で、勉強が苦手な自分も層序学を学び地層を読めるようにし、どれが堆積岩かも一目でわかるようになった。

化石採集系のコミュニティで共有されがちな、化石採集スポットには移動費をかけて行っている。

福井はあまり恐竜が有名になってしまたから、研究されつくされた感があって2度しか行っていないが、それ以外の有名どころを巡っている。

例えば串本町化石スポットと知っている人は少ないのではないだろうか。わざわざ串本まで行って化石破壊することは、単なる旅行ではない喜びがある。

三笠市にも行った。千葉にも行ったが、あれは中新世なのでそこまで興奮しなかった。

話が長くなったが、私が伝えたいことは一つ。化石破壊する趣味は、弱者男性にはうってつけのコスパの良い趣味だと思う。

ぜひ鬱憤が溜まっている皆様におすすめしたい。

補足:趣味より儲かる本屋を残す必要性について

タイトル簡単に言えば「趣味的な本屋販売量だけでは、現在システムを維持出来ず書籍文化崩壊するから」という事になる。

これは他の経済活動でも同じで、趣味で採算度外視、あるいは薄給でもやりがいだけでやっています、と言うようなもの蔓延ってしまうと、後は滅ぶしかない。

一度滅んだ後に残存者利益が出てくると、改めて採算が取れるようになるのだが、その時は今の豊富で豊かな出版文化はなくなっているだろう。

と言うわけで、いただいた反応の中からいくつか補足としてワイの考えを述べておく。

何故客注を大事にする必要があるのか

上客、太客だから

書店顧客は、他の小売店と違い、売上の8割を2割の客が買っている、と言う極端な構造がある。色々な調査でひとりあたりの本の購入量の統計を取ると、左に大きなピーク、右に小さなピークの崩れたM字型になることが知られている。一つ目が年に数冊しか本を買わないライトユーザ。そしてもう一つが欲しい本があれば、後先考えず際限なく本を買ってしま病人である。つまりワイら。

そして、わざわざリアル書店で客注を出すような顧客というのは、大抵後者なのだ

「 客注は最速でも2,3日かかるのならば、ネット書店に勝てないのではないか」という話もあったけれども、こう言う後者顧客は、あえて意識的リアル書店を使っている。そしてお願いした本を仕入れてくれるという体験を求めている。

客注は儲からないのではないか

かに単体では儲からないが、その先にある最も儲かる「コンスタントに本を買ってくれる客」を育てる事に繋がるから


客注というのは今も昔も単体で儲かる仕事ではない。しかし、顧客サービスとしてはコスパが良いのだ。

日本書店委託販売という仕組みであり返品が自由在庫リスクがない一方で、利益率がかなり低くなっている。概ね売価の7割から8割ぐらいが仕入原価で、20%~30% ぐらいが小売店の取り分になる。ここから店の運営経費を賄うことになり、概ね原価率は9割を超える。一般食品スーパー利益目標が2割以上を指向することを考えると、利益率は低い。

そのため、一冊売る程度では全然からない。文庫本1冊注文されても仕入原価-売価が100円であり、客注対応の為に店員をひとり増やしたりすると赤字、と言うレベルである

が、当然ながら、人件費固定費に近い性質を持つのでこんなにシンプルではない。例えばコンビニ郵便はがきを売る・宅急便サービスをするのは、それらを利用するお客はついで利用を促すことが主だが、似たような性質と言えばイメージやすいだろうか。


さて、ネットの方が早いし面倒がない、と考える方の意見が多く見られており、これは事実である増田をみる様なユーザであれば尚更だろう。しかし、ネットリアル書店の間の配送期間というハンデがほぼ同じになる瞬間がある。

それが「新刊である新刊の発売日は統制が進み、現在ではネット書店ではフライング発売はほとんどない。

習慣的に本屋に行き、あるいは新刊が出ると、とりあえず自店で購入してくれる顧客をどれだけ確保できるかが店の成否に繋がるのである

そして、たくさんある書店の中から自店を選んでもらうには、価格統制がされている書籍では「体験」を育てるしかなく、客注とはそのための重要な機会なのだネットで買えばすぐに届くし、そうでなくてもコンビニコピー機で注文すれば早い事を知りながら、あえて書店を使う顧客を捕まえるチャンスなのだ

物流ではネット書店に勝てないのだからイベントやフェアを重視するべきだ

これはほとんどの場合間違っている。利益はでない。と言うのは、以下の様な性質があるためだ

この状況で、店頭型のフェアを増やす

  • 「本」という括りでは指向が広すぎて「フェア」などを開いても販売数量はほとんど増えない
  • 特定作家激推しフェアなどを開いても、その店に来る顧客の数は決まっているため、全体の販売額に繋がらない。
  • しかし、物流には負担をかける。例えば○○フェアをするからそのフェアに関する本を集めてくれ、というような依頼になるのだが、上記の通り販売量は期待できない中で結局返品になるからである。そして、データ的に今までフェアをやるからとたくさん仕入れても返品されていると言う実績が積み重なると、発注拒否されることが起きる。
    • こういった状況を「フェアをやろうと思ったのに取次が入荷させなかったからできなかった」と言うように言われがち。しかし、まずはその前に売上げの実績を立ててください、と言う事になる。今の取次は出版社はシビアデータを見て、返本やロスが出ないように配本するためこういうミスマッチが増えている。さら書店ちゃんデータを見て自店が持つ強みを伸ばすフェアをやるならば入荷されると思われるのだが。

またイベントを開くと

しかし、これらを承知の上で、上客を得るために実施するのは悪い事ではない。

が、それはいつもちゃんと本が買える、要望に応えてくれるという基礎があってこそであるので、そこを蔑ろにしたままやってもよくない。


さらに言うと、いつもちゃんと本が買える、と言う事に対して、イベントを開催するというと言うことは対立してしまうことがある。

本屋とは、ものすごい指向に幅があることを扱っているのが通常だから指向に合わないイベントをやっていると邪魔に感じることすらあるので結構気をつけなければならない。イベント顧客をゲットと繰り返したら、そのイベント指向自分にあわないと、居心地が悪く感じて顧客が離れてしまうと言うとは、残念ながらよくある話なのだ

大手書店が専用のスペースを設けるなどして、かなり気を遣っているのはこのためである

出版社や書店がフェアやイベント消極的だ、という事ではない。売れない事が問題なのだ。売れずにやりがいだけを消費してしまって持続性がないことが問題なのだ

Amazon楽天ヨドバシがあるから書店はいらないだろ

これはそう。

でも、Amazonの一番早い便でも半日であることに比べると、本屋店頭で買うのは見てすぐ実物を手に取れるので最速だし、本を読みたい欲を一瞬で満たしてくれるのはメリット

ん?電子書籍?  んん?ヨドの店頭受け取りだと30分でいける?  まぁそれはそう。

即配サービス使っても2,3日かかるの時間かかりすぎじゃね?

Amazonやヨドと比べられるとそれはそうなんだが、これでも他の小売業界向けの卸としてはめっちゃ早い。

Amazonやヨド、紀伊國屋などが取次在庫ありの場合、即配サービスより早いのは、彼らは自社で取次の倉庫まで取りにいっているからです。そこまでの出荷は一緒です。

それから大都市圏だと、午前中に出した客注が当日出荷になって翌日に届くことも仕組み上あります

パターン配本うんぬんかんうん

新刊の配本のうち8割以上が既にパターン配本でなくなっているので、認識がだいぶ古い。

パターン配本の批判が強まり出版社が指定した配本が行われるようになった。

が、結果から言うと、返本率が増加し出版社も在庫を抱える事になった。

そこで現在、取次は出版社や書店積極的データを開示し、配本を支援するシステムを用意して提供するようになった。取次のパターン配本だけに頼るのではなく、自分たちでも判断してもらおうと言う事である

これによって、中小出版社側もその注文に乗っかって大丈夫かと言うことをシステム的に判断するようになりつつある。


この状況で本が来ないと言うのは、出版社が数を減らしていると言う事だ。

結局は自分の店で売れるものは入荷するが、売りたいだけで売れそうにない本は入荷しないというだけ。出版社はベストセラー倒産などしたくはないのです。


ただ、最近買い切りの条件で注文数そのまま出荷する取り組みをやっている所も無いわけではないが、広がってはいない模様。

取次各社が、生き残らせる書店の取捨選択をやっている可能

これはもう間違い無い。

一般小売で考えると、趣味でやっていてきちんと経営していない店相手であると、卸売業者普通ここまで付き合わないが、取次という業態、あるいはその出自から考えて、半公共団体のようになっている面があるから今まで付き合ってたわけだが、それが限界に達しているのが今だ。


利益率という点では、実は取次の取り分(仕入原価-卸売価格)は書店よりもさらに低く、5~10%程度だと言われている。ここから経費が引かれて利益率になるとすると、一般卸売業者利益率の半額程度になってしまうと言う状況だ。

統計に寄れば、書店販売額は立地と坪数でほぼ決まると言われている。好立地の所では、ひと坪あたりの月商が13万円だという。仮にこれで15坪の小規模書店とすると、約200万円の売上げになる。さて、この書店から取次が得られる粗利(諸経費を一切含まない)は20万円が最大と言う計算になる。アルバイトひとりも雇えない金額だ。ここから人件費運送費、配達比、様々なリスク費用システム費用などを支払って利益になる訳がない。


取次が利益を上げるには、仕組み的に規模の商売を追求する一方で、流通コスト削減(これには返本率を下げる、と言った活動も含む)ぐらいしかやりようがない。小さな書店商売できる様に支えるのはほとんどボランティアである

儲かっていたころは良かったが、限界が近付く中、少なくとも黒字になること、自社が用意したサービス(即配や、データリブ経営を行うシステム提供など)をきちんと使いこなしてくれる事を条件に、それ以外の自然淘汰を止むなしと考えているのはそうなのだろうと思われる。


この取次の利益率が固定されている中で、一般流通流通スピードを上げろと言うのは無理だ。物流コストが上がりすぎているからだ。中小書店への配送を維持しつつコストをどう下げるか、そのためにはサービス水準を下げることもやむを得ないだろう。

そのような状況下で、その代わりに用意した早く配達するサービスも、追加で送料を負担せよと言うことも難しいと言われ、さらに即配サービスについて暴利を貪っているかのように言われるなどの状況で、手の打ちようがないことも理解してほしいところだ。

取次は多くの書店親会社でもないし、経済的合理性を考えた時には付き合う必要は全く無いのだから純粋に儲けるだけなら小規模書店を全部捨てた方がよいぐらいの状況だ。

電子書籍になるから印刷書籍はいらない

そう考えている人は少数派でかもしれない。市場の動きは違うようだ。

まず、ユーザー数、習慣的に有料の電子書籍を購入するユーザは30%~40%ぐらいが限度で、これ以上は伸びないことが知られている。

日本統計も、アメリカヨーロッパなど先に普及した統計などを見てもこの傾向で、電子書籍市場はほぼこれで大きな変動なく推移すると言われる。

また、販売量としても、雑誌を除く印刷書籍販売量はじわりと減っているが大幅な減少がみられない。特にコミックスを除くと、ここ10年ほどは横這い程度だ。

電子書籍が増えている、好調だ、という事の正体は、雑誌の減少と、それを補う電子コミックの伸びによるもの電子書籍印刷書籍を置き換えると言う動きにはなっていないのだ。もちろん数十年単位ではわからないが、ワイは現在の話をしているつもり。

志がある書店に対してこのような言い草は失礼ではないか

具体的にどこの書店のことを言っているのか分からないのだけれど(少なくともワイの文章特定書店念頭に置いたものではない)

勝手にどこかの書店を想定して、事実説明に対して、勝手に怒る方がよほど失礼では?

結局取次が問題だ・取次こそが癌だ

おそらくはちゃんと内容を読んでいないし、構造理解できてないからこういった結論になるのだろうと思うのであまり説明しても仕方が無いのかなと思いながら、なのだけれど、以下は一応認識しておいていただきたい。

趣味でやっている・やってないにかかわらず、取次が消えたのに、中小書店が残ると言うことはない。

同時に出版社の多くも吹っ飛びますこちらは中堅どころまで存在できなくなる。

Amazonヨドバシ紀伊國屋も維持できなくなります特にAmazonは取次を通さなイメージを持っている人も多いようだが、実際には取次在庫への依存度は高いまま。

もちろん数十年単位での緩やかな変化の先にはありうると思うが、この話は現在の話をしているつもり。

出版業界なんて残さなくていい、町の書店なんていらない、滅ぼしてしまえばいいと言うなら、Not for youですね。それこそ客じゃないのでお呼びじゃないです。客目線で話をしているので。自分が客じゃないと言う認識をしてほしい。

取次を挟まず、委託販売を外して買い切りで買えばいいじゃない

それは、そう。

ただその場合でも- 出版社側にそれに対応するリソースがないので

  • 物流コスト、送料が無茶かかって利益が飛んでしまう(取次の物流コストは徹底的に下げられている)
  • 出版社側が想定していない動きである為、結局売価が一緒になったりする
  • 小規模書店がやる程度の規模では、結局出版社側で行動を変える要員にならない。

と言う事で、基本は大手に頑張ってもらうしかないと思っています

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