2024-08-17

化石破壊する趣味

私は化石破壊するのが趣味である

「膨大な時間をかけてできた重要もの」を破壊する背徳感がたまらない。

この社会に一矢報いた気持ちになる。

詳しく説明しよう。私はもともと化石には興味がなかったが、ふとしたきっかけで、割と素人でも化石を発掘できることがわかった。

少し大型のハンマーとタガネを持って、ノジュールという化石が入っていることが多い石の塊を探し、ノジュールを周囲の石から取り出しハンマー割れ化石発見である

ジュール素人目でも判別やすく、ノジュールが出る地域河川に行けば誰でも発見できる。

(なお化石採取目的ならブラシもあってもよいが、私は持ってない。破壊目的からである)

そのノジュールを探し、割るとアンモナイト恐竜の歯と思われる化石が出てくる。これを破壊するのが、なんとも楽しいである

生痕化石発見した際も念の為破壊しているが、やはり骨の化石破壊がびりびりと脳髄に来る。

長い年月を経て作られたものを、自分の手で破壊する快感。「この化石に関しては永久学者調査することは不可能」という実績を作った快感

「ひょっとしたら新種かもしれない。それを破壊してやった」という快感

私のような弱者男性社会に一矢報いた感覚なのである

この「化石破壊したい」という執念はなかなか強烈で、勉強が苦手な自分も層序学を学び地層を読めるようにし、どれが堆積岩かも一目でわかるようになった。

化石採集系のコミュニティで共有されがちな、化石採集スポットには移動費をかけて行っている。

福井はあまり恐竜が有名になってしまたから、研究されつくされた感があって2度しか行っていないが、それ以外の有名どころを巡っている。

例えば串本町化石スポットと知っている人は少ないのではないだろうか。わざわざ串本まで行って化石破壊することは、単なる旅行ではない喜びがある。

三笠市にも行った。千葉にも行ったが、あれは中新世なのでそこまで興奮しなかった。

話が長くなったが、私が伝えたいことは一つ。化石破壊する趣味は、弱者男性にはうってつけのコスパの良い趣味だと思う。

ぜひ鬱憤が溜まっている皆様におすすめしたい。

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